| 【発明の名称】 |
遮音性能を有するテープ |
| 【発明者】 |
【氏名】山本 和明
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| 【要約】 |
【課題】特にさや管内に給湯給水用管が挿入されたいわゆるさや管システムによる配管工法において好適に用いられる、巻回された内管のさや管への挿入作業が容易でかつ作業環境を汚染しない、給湯給水管に巻き付けて遮音効果を発揮する遮音性能を有するテープを提供する。
【解決手段】さや管内に内管が挿入される配管において該内管の外周面に巻回して用いられる遮音性能を有するテープであって、弾力性を有するシート又はフィルムの少なくとも片方の面に滑剤層が積層されており、シート又はフィルムに積層された滑剤層の表面にフィルムが積層されている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 さや管内に内管が挿入される配管において該内管の外周面に巻回して用いられる遮音性能を有するテープであって、弾力性を有するシート又はフィルムの少なくとも片方の面が滑剤層とされていることを特徴とする遮音性能を有するテープ。 【請求項2】 シート又はフィルムに積層された滑剤層表面にフィルムが積層されていることを特徴とする請求項1記載の遮音性能を有するテープ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明の遮音性能を有するテープは、さや管内に給湯給水用管が挿入されたいわゆるさや管システムによる配管工法において、給湯給水管に巻き付けて遮音効果を発揮する遮音性能を有するテープに関する。 【0002】 【従来の技術】従来、戸建て住宅やマンション建設の際のさや管ヘッダー式配管システムにおいては、配管中を流れる流体により内管が振動し、内管とさや管とが接触して騒音が発生する現象が起こっていた。これを防ぐために、通常、遮音性能を有するテープを内管に巻き付けてさや管に挿入することが行われるが、該テープとさや管内面との間の摩擦抵抗によって、挿入作業時に内管がさや管内に挿入しづらくなったり該遮音テープが剥がれたりして著しく挿入作業性が損なわれ、挿入延長が長い場合には挿入が不可能になる場合も発生していた。 【0003】また、現場において上記遮音テープの表面に滑剤を塗布し、滑剤面をさや管に接触する側になるように内管に巻回して挿入することもあるが、滑剤の塗布という作業工程が増えて施工性が失われる上、作業時に滑剤が手について作業環境を汚染する恐れがある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来の問題点を解決し、特に、さや管内に給湯給水用管が挿入されたいわゆるさや管システムによる配管工法において好適に用いられる、巻回された内管のさや管への挿入作業が容易でかつ作業環境を汚染しない、給湯給水管に巻き付けて遮音効果を発揮する遮音性能を有するテープを提供する目的でなされたものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するための本発明の遮音性能を有するテープは、さや管内に内管が挿入される配管において該内管の外周面に巻回して用いられる遮音性能を有するテープであって、弾力性を有するシート又はフィルムの少なくとも片方の面が滑剤層とされていることを特徴とする遮音性能を有するテープである。 【0006】このテープは、シート又はフィルムに積層された滑剤層表面にフィルムが積層されていて、使用時に滑剤層の反対面に積層されたフィルムを剥がして使用するようにされていても良い。 【0007】(作用)本発明の遮音性能を有するテープは、内管に巻回された該テープの滑剤層がさや管内面に接触するので、内管挿入時に摩擦抵抗が少なく、挿入がスムースに行える。又、滑剤が積層されるシート又はフィルムが弾力性を有しているので、遮音効果が発揮される。更に、シート又はフィルムに積層された滑剤層の反対面にフィルムが積層されていると、使用時に滑剤層の反対面に積層されたフィルムを剥がして使用することで、作業中に滑剤が作業者の手に付きにくく、管や作業環境の汚れ防止に効果的である。 【0008】 【発明の実施の形態】次に本発明の遮音性能を有するテープ(以降、遮音テープという。)を、図面を参照しながら詳しく説明する。図1(a)はシート又はフィルム(以降、基材という。)の片面が滑剤層とされた遮音テープの一例の断面図、図1(b)は基材の両面が滑剤層とされた遮音テープの一例の断面図、図1(c)は滑剤層の上にフィルムが積層された遮音性能を有するテープの一例の断面図である。 【0009】本発明の遮音テープは、さや管内に給湯給水用管(以降、内管という。)が挿入されたいわゆるさや管システムによる配管工法に用いられる内管の外周面に巻回して用いられる。さや管及び内管は、通常のさや管システムに用いられるものであり、最も汎用されているものは、例えば、さや管及び内管としては、塩化ビニル樹脂、ポリエチレン、繊維強化合成樹脂等の合成樹脂類である。 【0010】本発明の遮音テープに用いられる基材としては、シート又はフィルム形状であって、内管に巻回してさや管内に挿入され、内管内に流体が流れた際に内管が振動してさや管と接触して発生する騒音を遮音する性能を発揮するものであれば特に限定されないが、振動を吸収できる弾性を有するものが最も好適に用いられる。例えば一例として、塩化ビニル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂類;天然ゴム、合成ゴム、シリコンゴム、フッ素ゴム等の弾性体類;上記合成樹脂や上記弾性体の発泡体類;紙類;織物、不織布等布類;鉛、半田等の軟質金属類等のシート又はフィルムが挙げられる。 【0011】滑剤は、テープの基材表面に積層されて、内管挿入時に該遮音テープがさや管と接触してその摩擦抵抗を減少させる役割を果たす。滑剤としては、この目的に適合しかつ人体に有害でないものであれば特に限定されず、また基材への固着性は問われない。基材への積層後は、液体であったらテープを巻きほどく際に作業性が悪くなるので、固形若しくは半固形体となるものが好ましい。例えば一例として、シリコン系、フッ素系、脂肪酸系、脂肪酸エステル系、脂肪酸金属塩系等の一般的に粘着テープに用いられる離形剤等が適当である。 【0012】滑剤を基材に積層させる方法は特に限定されず、滑剤の種類によって適宜選択されれば良い。例えば、一般的な粘着テープに離形剤層を設ける方法がそのまま適用可能である。基材両面に滑剤層を設ける場合には、同時に両面に滑剤が積層されても良く、片面ずつ順に積層されても良い。 【0013】滑剤層の基材と反対側の表面上に設けられるフィルムは、作業中や輸送中に滑剤が剥がれないように滑剤層保護のために設けられるものであるが、フィルム自体が滑剤としての作用を有していても構わない。又、このフィルムは滑剤層保護のために設けられた場合には、本遮音テープを内管に巻回する際にはぎ取ってしまうので、軟質でかつ安価な物が好ましい。例えば一例として、軟質塩化ビニル樹脂、ポリエチレン等の軟質フィルムや紙類が最も好適に用いられる。 【0014】本発明の遮音テープの製造方法は、基材シート若しくはフィルムに滑剤を一般的な方法で積層し、これを所定の幅に通常の方法でスリットして巻物状に巻回すれば良い。 【0015】本発明の遮音テープの使用方法は、まず内管の所定の位置外表面に本発明の遮音テープの一端を巻き付け、最初の巻き付け箇所を被覆して次の巻き付けを行って緩みがないように締め、続いて辺縁が重ならないように内管外表面に螺旋状に巻回しつつさや管内に挿入していく。滑剤層保護のためのフィルムが積層されている場合は、フィルムを剥がしつつ作業を行うと、作業中に滑剤が手に付かず又滑剤による作業環境の汚染が起こり難い。 【0016】 【発明の効果】以上の通りであるから、本発明の遮音性能を有するテープは、特にさや管内に給湯給水用管が挿入されたいわゆるさや管システムによる配管工法において好適に用いて効果がある、巻回された内管のさや管への挿入作業が容易でかつ作業環境を汚染しない、給湯給水管に巻き付けて遮音効果を発揮する遮音性能を有するテープとなるのである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002174 【氏名又は名称】積水化学工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年10月13日(2000.10.13) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2002−121507(P2002−121507A) |
| 【公開日】 |
平成14年4月26日(2002.4.26) |
| 【出願番号】 |
特願2000−314016(P2000−314016) |
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