| 【発明の名称】 |
ポリウレタンおよびその製造方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】乗松 洋子
【氏名】八谷 哲男
【氏名】森 浩章
【氏名】笹田 克彦
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| 【要約】 |
【課題】強度および弾性に優れるとともに、耐熱性にも優れるポリウレタン樹脂を提供すること。
【解決手段】主成分としてジオールとジイソシアネートとの反応によって形成されるポリウレタンにおいて、上記ジオールの少なくとも一部が下記式1および/または下記式2で表わされるインダンジオールまたは該インダンジオールを構成単位として含むジオールであることを特徴とするポリウレタン、およびその製造方法。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 主成分としてジオールとジイソシアネートとの反応によって形成されるポリウレタンにおいて、上記ジオールの少なくとも一部が下記式1および/または下記式2で表わされるインダンジオールまたは該インダンジオールを構成単位として含むジオールであることを特徴とするポリウレタン。
【請求項2】 ジオール成分中におけるインダンジオール成分が10重量%以上である請求項1に記載のポリウレタン。 【請求項3】 主成分としてジオールとジイソシアネートとを反応させるポリウレタンの製造方法において、上記ジオールの少なくとも一部が下記式1および/または下記式2で表わされるインダンジオールまたは該インダンジオールを構成単位として含むジオールであることを特徴とするポリウレタンの製造方法。
【請求項4】 ジオール成分が、インダンジオールまたはインダンジオール骨格を少なくとも10重量%以上含む請求項3に記載のポリウレタンの製造方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ポリウレタンおよびその製造方法に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、ポリオールとポリイソシアネートとを反応させることによって種々のポリウレタンが提供されている。これらのポリウレタンのうち、ポリオールとしてジオールを使用し、ポリイソシアネートとしてジイソシアネートを使用する場合には熱可塑性のポリウレタンが得られ、一方、ポリオールとポリイソシアネートの少なくとも一方を3官能以上とした場合には架橋性ポリウレタンが得られる。 【0003】上記の如きポリウレタンは他の樹脂と異なり、優れた強度および弾性を有していることから、各種成形品、フイルム、シート、チューブ、接着剤、塗料のバインダー、人工皮革、擬革、繊維、繊維処理剤、ウレタンフォーム、靴底、手袋、各種医療機器など、多くの分野で使用されている。 【0004】 【発明が解決しようとしている課題】従来のポリウレタンのジオール成分としては、主として脂肪族のポリエステルジオールまたはポリエーテルジオールが広く使用されているが、ポリエステルジオール系ポリウレタンは強度に優れるが、耐加水分解性に劣るという問題があり、一方、ポリエーテル系ポリウレタンは耐加水分解性には優れるものの、強度の面では十分ではない。また、両者に共通する欠点としては、耐熱性の点で他の樹脂に劣るという点が挙げられる。したがって本発明の目的は、強度および弾性に優れるとともに、耐熱性にも優れるポリウレタン樹脂を提供することである。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的は以下の本発明によって達成される。すなわち、本発明は、主成分としてジオールとジイソシアネートとの反応によって形成されるポリウレタンにおいて、上記ジオールの少なくとも一部が下記式1および/または下記式2で表わされるインダンジオールまたは該インダンジオールを構成単位として含むジオールであることを特徴とするポリウレタン、およびその製造方法を提供する。
【0006】 【発明の実施の形態】次に好ましい実施の形態を挙げて本発明をさらに詳しく説明する。本発明で使用する前記式(1)および(2)で表わされるインダンジオールは市場から入手して使用できるとともに、以下の如き方法によって合成して使用してもよい。 【0007】1,2−インダンジオールについては、(1)インデンに過ギ酸を作用させて得られる1,2−インダンジオールモノギ酸エステルをアルカリ加水分解する方法(William Rosen et. al., J. Org. Chem.,29 ,1723(1964))、或いは(2)インデンにベンゾニトリル及び過酸化水素を作用させてインデンオキサイドを得(J. Chem. Soc. Perkin. Trans. 1,4,1009(1982))、次いで酸触媒下で加水分解する方法などによって製造することができる。一方、1,3−インダンジオールについては、フタル酸ジエチルを金属ナトリウム存在下で酢酸エチルと反応させ、エチル−1,3−ジオキソインダン−2−カルボン酸ナトリウムエノラートを生成し、これを酸性加水分解して1,3−インダンジオンを得る(W.O. Teeters et. al.,J. Am. Chem. Soc.,55,3026(1933))。これを水素化ほう素ナトリウムなどで還元することにより1,3−インダンジオールを製造することができる。 【0008】上記インダンジオールは、式1のものと式2のものとを分離して使用してもよいし、混合物として使用してもよい。また、上記インダンジオールはそのままジオールの一部の成分または全部の成分として使用してもよい。さらに上記インダンジオールは、アジピン酸、フマル酸、マレイン酸、テレフタル酸、その他の飽和または不飽和のジカルボン酸と適当な当量比で反応させて、ポリエステルジオールとして使用することもできる。また、上記酸に代えてホスゲンを使用してインダンジオール単独または他のジオールと併用してインダンジオール骨格を有するをポリカーボネートジオール(以下これもポリエステルジオールという)として使用することもできる。 【0009】さらに、インダンジオールは、その水酸基を用いてエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイドなどのアルキレンオキサイドを適当なモル数付加させて、ポリエーテルジオールとして使用してもよい。以上のようなインダンジオール単位を含有するポリエステルジオールまたはポリエーテルジオールは、その重量平均分子量が300〜5,000程度にして使用することが好ましい。分子量が低過ぎると得られるポリウレタンの弾性が低く、硬い樹脂となる。一方、分子量が大きすぎると、得られるポリウレタン中のウレタン結合(ハードセグメント)の量が不足し、ポリウレタン特有の物性、特に優れた弾性が得られない。 【0010】以上の如きインダンジオールまたはインダンジオール単位を含有するポリエステルジオールまたはポリエーテルジオールは、単独で使用できるとともに、従来公知の種々のジオールと併用することもできる。これらのジオールとしては、ポリウレタンの製造に従来から使用されているものがいずれも使用でき、特に限定されない。例えば、エチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,4−ブチレングリコール、1,6−ヘキサメチレングリコールなどの低分子グリコール類;アジピン酸、マレイン酸、テレフタル酸などの二塩基酸とグリコール類とから得られるポリエステルジオール類;ラクトン類をグリコール類で開環重合させて得られるポリラクトン類のポリエステルジオール類;ポリカーボネートジオール類;ポリテトラメチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールなどのポリエーテルジオール類などが挙げられる。 【0011】前記インダンジオールまたはインダンジオール単位を含有するポリエステルジオールまたはポリエーテルジオールを単独で使用する場合および併用する場合において、得られるポリウレタンのポリオールセグメント中におけるインダンジオール骨格の含有量はポリオールセグメント中で10重量%以上を占めることが好ましい。含有量が10重量%未満では、強度、耐熱性および弾性の3特性が同時に発揮できない。 【0012】また、本発明にいては、前記インダンジオールまたは上記インダンジオール骨格含有ポリエステルジオールまたはポリエーテルジオールとジイソシアネートとをイソシアネート過剰の当量比で反応させ、両末端イソシアネート基含有のプレポリマーを製造し、該プレポリマーと前記インダンジオール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、エチレンジアミン、プロピレンジアミンなどの鎖伸張剤と反応させる、所謂プレポリマー法でポリウレタンを製造してもよい。 【0013】本発明で使用するジイソシアネートとしては、従来公知のものがいずれも使用でき、特に限定されない。例えば、好ましいものとして、トルエン−2,4−ジイソシアネート、4−メトキシ−1,3−フェニレンジイソシアネート、4−イソプロピル−1,3−フェニレンジイソシアネート、4−クロル−1,3−フェニレンジイソシアネート、4−ブトキシ−1,3−フェニレンジイソシアネート、2,4−ジイソシアネートジフェニルエーテル、4,4’−メチレンビス(フェニルイソシアネート)(MDI)、ジュリレンジイソシアネート、トリジンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート(XDI)、1,5−ナフタレンジイソシアネート、ベンジジンジイソシアネート、o−ニトロベンジジンジイソシアネート、4,4−ジイソシアネートジベンジルなどの芳香族ジイソシアネート;メチレンジイソシアネート、1,4−テトラメチレンジイソシアネート、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、1,10−デカメチレンジイソシアネートなどの脂肪族ジイソシアネート;1,4−シクロヘキシレンジイソシアネート、4,4−メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)、1,5−テトラヒドロナフタレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、水添MDI、水添XDIなどの脂環式ジイソシアネートなど、あるいはこれらのジイソシアネートと低分子量のポリオールやポリアミンを末端がイソシアネートとなるように反応させて得られるポリウレタンプレポリマーなども当然使用することができる。 【0014】本発明のポリウレタンは、前記インダンジオールまたはインダンジオール単位を含有するジオールと、前記のジイソシアネートと、必要に応じて鎖伸張剤であるジオールおよび/またはジアミンとを反応させることにより得ることができる。鎖伸張剤としては、低分子量ジオールまたはジアミンであり、ポリウレタンの製造に従来から使用されているものがいずれも使用でき、特に限定されない。 【0015】これらの成分を用い、従来公知のポリウレタンの製造方法を用いることによって本発明のポリウレタンが得られる。本発明のポリウレタンの製造方法は、前記のインダンジオールまたはインダンジオール単位を含有するジオールとジイソシアネートと、必要により鎖延長剤とを、必要に応じて従来公知の触媒を使用して反応させる方法であり、製造方法は特に限定されない。また、反応形態も特に限定されず、塊状重合、溶液重合などのいずれの反応形態でもよい。 【0016】 【実施例】次に実施例および比較例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する。なお、以下の実施例および比較例で用いる薬品、その使用量、時間などの数値的条件は、本発明の範囲内の一例にすぎない。したがって、本発明は、以下の実施例に何ら限定されるものではなく、多くの変更または変形を行うことができる。 【0017】実施例1攪拌機、冷却管、および滴下漏斗を備えた三つ口フラスコに1,2−インダンジオール14.8g、トリメチレンジアミン0.112gおよび無水アニソール50mlを仕込み、攪拌下に180℃まで加熱する。ジイソシアネートの一種である4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)25gを無水アニソール50mlに溶かした溶液を、上記の三つ口フラスコに滴下漏斗より急速に加え、そして、180℃〜190℃で6時間反応させた。この反応の後、メタノールを注入して生成物の沈殿を行い、黄土色固体を得た。 【0018】得られた黄土色固体の元素分析を行った結果を以下に示す。 実測値:C;72.55 H;4.38 N;6.97 計算値:C;72.36 H;4.52 N;7.04また、この黄土色固体のIRスペクトルを測定した。その結果、波数1720cm-1にウレタン結合(−NHOOC−)に帰属する吸収が確認された。 【0019】また、この黄土色固体の重量平均分子量は8.852×104であった。重量平均分子量はGPCにより測定した。GPCでは、分析試料としてポリウレタンを濃度0.1重量%のN,N−ジメチルホルムアミド溶液にした後、これをメンブレンフィルター(0.50μm)で濾過したものを使用した。装置として株式会社日立製作所製RI L−3300型、UV L−4000型を、カラムにはGF−7M(Shodex)を、溶解液にはN,N−ジメチルホルムアミド(高速液体クロマトグラフ用)を、検出器には、示差屈折計、紫外線可視検出器(254nm)を使用した。測定温度は40℃とし、測定流量は0.6ml/分とした。分子量標準にはジーエルサイエンス株式会社製ポリスチレンを使用し、注入量は100μlとした。なお、以下の実施例での重量平均分子量の測定もこの実施例1での条件と同様な条件で行った。 【0020】実施例2攪拌機、冷却管、および滴下漏斗を備えた三つ口フラスコに1,2−インダンジオール14.8g、無水アニソール50mlを仕込み、攪拌下に180℃まで加熱する。ジイソシアネートの一種である4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)25gを無水アニソール50mlに溶かした溶液を、上記の三つ口フラスコに滴下漏斗より急速に加え、そして、180℃〜190℃で6時間反応させた。この反応の後、メタノールを注入して生成物の沈殿を行い、黄土色固体を得た。 【0021】得られた黄土色固体の元素分析を行った結果を以下に示す。 実測値:C;72.81 H;4.38 N;6.99 計算値:C;72.36 H;4.52 N;7.04また、この黄土色固体のIRスペクトルを測定した。その結果、波数1720cm-1にウレタンに帰属する吸収が確認された。また、この黄土色固体の重量平均分子量は1.733×104であった。 【0022】実施例3攪拌機、冷却管、および滴下漏斗を備えた三つ口フラスコに1,2−インダンジオール14.8g、トリメチレンジアミン0.112gおよびジエチレングリコールジメチルエーテル50mlを仕込み、攪拌下に180℃まで加熱する。ジイソシアネートの一種である4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)25gをジエチレングリコールジメチルエーテル50mlに溶かした溶液を、上記の三つ口フラスコに滴下漏斗より急速に加え、そして、180℃〜190℃で6時間反応させた。この反応の後、メタノールを注入して生成物の沈殿を行い、黄土色固体を得た。 【0023】得られた黄土色固体の元素分析を行った結果を以下に示す。 実測値:C;72.49 H;4.58 N;6.89 計算値:C;72.36 H;4.52 N;7.04また、この黄土色固体のIRスペクトルを測定した。その結果、波数1720cm-1にウレタンに帰属する吸収が確認された。また、この黄土色固体の重量平均分子量は8.265×104であった。 【0024】実施例4攪拌機、冷却管、および滴下漏斗を備えた三つ口フラスコに1,2−インダンジオール14.8g、トリメチレンジアミン0.112gおよびトリエチレングリコールジメチルエーテル50mlを仕込み、攪拌下に180℃まで加熱する。ジイソシアネートの一種である4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)25gをトリエチレングリコールジメチルエーテル50mlに溶かした溶液を、上記の三つ口フラスコに滴下漏斗より急速に加え、そして、180℃〜190℃で6時間反応させた。この反応の後、メタノールを注入して生成物の沈殿を行い、黄土色固体を得た。 【0025】得られた黄土色固体の元素分析を行った結果を以下に示す。 実測値:C;72.89 H;4.64 N;6.98 計算値:C;72.36 H;4.52 N;7.04また、この黄土色固体のIRスペクトルを測定した。その結果、波数1720cm-1にウレタンに帰属する吸収が確認された。また、この黄土色固体の重量平均分子量は1.886×103であった。 【0026】実施例5攪拌機、冷却管、および滴下漏斗を備えた三つ口フラスコに1,2−インダンジオール14.8g、トリメチレンジアミン0.112gおよび無水アニソール50mlを仕込み、攪拌下に180℃まで加熱する。ジイソシアネートの一種であるヘキサメチレンジイソシアネート(HMDI)16.8gを無水アニソール50mlに溶かした溶液を、上記の三つ口フラスコに滴下漏斗より急速に加え、そして、180℃〜190℃で6時間反応させた。この反応の後、メタノールを注入して生成物の沈殿を行い、黄土色固体を得た。 【0027】得られた黄土色固体の元素分析を行った結果を以下に示す。 実測値:C;64.48 H;6.28 N;8.77 計算値:C;64.56 H;6.33 N;8.86また、この黄土色固体のIRスペクトルを測定した。その結果、波数1720cm-1にウレタンに帰属する吸収が確認された。また、この黄土色固体の重量平均分子量は3.989×104であった。 【0028】実施例6攪拌機、冷却管、および滴下漏斗を備えた三つ口フラスコに1,2−インダンジオール14.8g、トリエチルアミン0.112gおよび無水アニソール50mlを仕込み、攪拌下に180℃まで加熱する。ジイソシアネートの一種であるヘキサメチレンジイソシアネート(HMDI)16.8gを無水アニソール50mlに溶かした溶液を、上記の三つ口フラスコに滴下漏斗より急速に加え、そして、180℃〜190℃で6時間反応させた。この反応の後、メタノールを注入して生成物の沈殿を行い、黄土色固体を得た。 【0029】得られた黄土色固体の元素分析を行った結果を以下に示す。 実測値:C;64.68 H;6.42 N;8.89 計算値:C;64.56 H;6.33 N;8.86また、この黄土色固体のIRスペクトルを測定した。その結果、波数1720cm-1にウレタンに帰属する吸収が確認された。また、この黄土色固体の重量平均分子量は1.686×104であった。 【0030】実施例7攪拌機、冷却管、および滴下漏斗を備えた三つ口フラスコに1,2−インダンジオール14.8g、無水アニソール50mlを仕込み、攪拌下に180℃まで加熱する。ジイソシアネートの一種であるヘキサメチレンジイソシアネート(HMDI)16.8gを無水アニソール50mlに溶かした溶液を、上記の三つ口フラスコに滴下漏斗より急速に加え、そして、180℃〜190℃で6時間反応させた。この反応の後、メタノールを注入して生成物の沈殿を行い、黄土色固体を得た。 【0031】得られた黄土色固体の元素分析を行った結果を以下に示す。 実測値:C;64.51 H;6.25 N;8.76 計算値:C;64.56 H;6.33 N;8.86また、この黄土色固体のIRスペクトルを測定した。その結果、波数1720cm-1にウレタンに帰属する吸収が確認された。また、この黄土色固体の重量平均分子量は2.031×104であった。 【0032】実施例8攪拌機、冷却管、および滴下漏斗を備えた三つ口フラスコに1,2−インダンジオール14.8g、トリメチレンジアミン0.112gおよび無水アニソール50mlを仕込み、攪拌下に180℃まで加熱する。ジイソシアネートの一種であるm−キシリレンジイソシアネート(XDI)25gを無水アニソール50mlに溶かした溶液を、上記の三つ口フラスコに滴下漏斗より急速に加え、そして、180℃〜190℃で6時間反応させた。この反応の後、メタノールを注入して生成物の沈殿を行い、黄土色固体を得た。 【0033】得られた黄土色固体の元素分析を行った結果を以下に示す。 実測値:C;67.59 H;4.53 N;8.47 計算値:C;67.86 H;4.76 N;8.28また、この黄土色固体のIRスペクトルを測定した。その結果、波数1720cm-1にウレタンに帰属する吸収が確認された。また、この黄土色固体の重量平均分子量は2.078×104であった。 【0034】実施例9攪拌機、冷却管、および滴下漏斗を備えた三つ口フラスコに1,3−インダンジオール14.8g、トリメチレンジアミン0.112gおよびジエチレングリコールジメチルエーテル50mlを仕込み、攪拌下に180℃まで加熱する。ジイソシアネートの一種である4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)25gをジエチレングリコールジメチルエーテル50mlに溶かした溶液を、上記の三つ口フラスコに滴下漏斗より急速に加え、そして、180℃〜190℃で6時間反応させた。この反応の後、メタノールを注入して生成物の沈殿を行い、黄土色固体を得た。 【0035】得られた黄土色固体の元素分析を行った結果を以下に示す。 実測値:C;72.88 H;4.59 N;7.05 計算値:C ;72.36 H ;4.52 N ;7.04また、この黄土色固体のIRスペクトルを測定した。その結果、波数1720cm-1にウレタンに帰属する吸収が確認された。また、この黄土色固体の重量平均分子量は4.437×104であった。 【0036】実施例10攪拌機、冷却管、および滴下漏斗を備えた三つ口フラスコに1,3−インダンジオール14.8g、トリメチレンジアミン0.112gおよび無水アニソール50mlを仕込み、攪拌下に180℃まで加熱する。ジイソシアネートの一種である4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)25gを無水アニソール50mlに溶かした溶液を、上記の三つ口フラスコに滴下漏斗より急速に加え、そして、180℃〜190℃で6時間反応させた。この反応の後、メタノールを注入して生成物の沈殿を行い、黄土色固体を得た。 【0037】得られた黄土色固体の元素分析を行った結果を以下に示す。 実測値:C;72.54 H;4.62 N;7.11 計算値:C;72.36 H;4.52 N;7.04また、この黄土色固体のIRスペクトルを測定した。その結果、波数1720cm-1にウレタンに帰属する吸収が確認された。また、この黄土色固体の重量平均分子量は6.577×104であった。 【0038】実施例11攪拌機、冷却管、および滴下漏斗を備えた三つ口フラスコに1,2−インダンジオール7.4g、1,4−ブタンジオール4.5g、トリメチレンジアミン0.112g およびジエチレングリコールジメチルエーテル50mlを仕込み、攪拌下に180℃まで加熱する。ジイソシアネートの一種である4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)25gをジエチレングリコールジメチルエーテル50mlに溶かした溶液を、上記の三つ口フラスコに滴下漏斗より急速に加え、そして、180℃〜190℃で6時間反応させた。この反応の後、メタノールを注入して生成物の沈殿を行い、黄土色固体を得た。 【0039】得られた黄土色固体の元素分析を行った結果を以下に示す。 実測値:C;69.88 H;5.00 N;7.37 計算値:C;69.92 H;5.15 N;7.59また、この黄土色固体のIRスペクトルを測定した。その結果、波数1720cm-1にウレタンに帰属する吸収が確認された。また、この黄土色固体の重量平均分子量は6.365×104であった。 【0040】実施例12攪拌機、冷却管、および滴下漏斗を備えた三つ口フラスコに1,2−インダンジオール7.4g、1,6−ヘキサンジオール5.9g、トリメチレンジアミン0.112gおよびジエチレングリコールジメチルエーテル50mlを仕込み、攪拌下に180℃まで加熱する。ジイソシアネートの一種である4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)25gをジエチレングリコールジメチルエーテル50mlに溶かした溶液を、上記の三つ口フラスコに滴下漏斗より急速に加え、そして、180℃〜190℃で6時間反応させた。この反応の後、メタノールを注入して生成物の沈殿を行い、黄土色固体を得た。 【0041】得られた黄土色固体の元素分析を行った結果を以下に示す。 実測値:C;70.37 H;5.64 N;7.22 計算値:C;70.50 H;5.74 N;7.31また、この黄土色固体のIRスペクトルを測定した。その結果、波数1720cm-1にウレタンに帰属する吸収が確認された。また、この黄土色固体の重量平均分子量は5.342×104であった。 【0042】実施例13攪拌機、冷却管、および滴下漏斗を備えた三つ口フラスコに1,2−インダンジオール13.32g、ポリブチレンアジペート(分子量2000)20g、トリメチレンジアミン0.112gおよびジエチレングリコールジメチルエーテル50mlを仕込み、攪拌下に180℃まで加熱する。ジイソシアネートの一種である4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)25gをジエチレングリコールジメチルエーテル50mlに溶かした溶液を、上記の三つ口フラスコに滴下漏斗より急速に加え、そして、180℃〜190℃で6時間反応させた。この反応の後、メタノールを注入して生成物の沈殿を行い、黄土色固体を得た。 【0043】得られた黄土色固体のIRスペクトルを測定した。その結果、波数1720cm-1にウレタンに帰属する吸収が確認された。また、この黄土色固体の重量平均分子量は1.232×105であった。 【0044】実施例14攪拌機、冷却管、および滴下漏斗を備えた三つ口フラスコに1,2−インダンジオール13.32g、ポリテトラメチレンエーテルグリコール(分子量1000)10g、トリメチレンジアミン0.112gおよびジエチレングリコールジメチルエーテル50mlを仕込み、攪拌下に180℃まで加熱する。ジイソシアネートの一種である4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)25gをジエチレングリコールジメチルエーテル50mlに溶かした溶液を、上記の三つ口フラスコに滴下漏斗より急速に加え、そして、180℃〜190℃で6時間反応させた。この反応の後、メタノールを注入して生成物の沈殿を行い、黄土色固体を得た。 【0045】得られた黄土色固体のIRスペクトルを測定した。その結果、波数1720cm-1にウレタンに帰属する吸収が確認された。また、この黄土色固体の重量平均分子量は1.095×105であった。以上の実施例を纏めると下記表1の通りである。 【0046】
【0047】
なお、表1において比較例1〜4は、インダンジオールを含まない他のジオールを使用し、他は実施例14と同様にしてポリウレタンを製造した例である。 【0048】 【発明の効果】本発明により、ポリマー鎖中または末端にインダンジオール骨格を有し、強度、耐熱性および弾性に優れた新規ポリウレタンを供することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】591067794 【氏名又は名称】アドケムコ株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年2月27日(2001.2.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100077698 【弁理士】 【氏名又は名称】吉田 勝広 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−249536(P2002−249536A) |
| 【公開日】 |
平成14年9月6日(2002.9.6) |
| 【出願番号】 |
特願2001−52305(P2001−52305) |
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