| 【発明の名称】 |
ポリイソシアネート組成物およびこれから製造された低湿潤老化圧縮永久歪を有する低密度軟質フォームおよびこれらの製造方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】ヨアヒム・ヴェルナー
【氏名】ロナルド・ジバート
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| 【要約】 |
【課題】高い引裂き強度、高い伸びおよび低い圧縮永久歪を示す軟質フォーム。
【解決手段】上記フォームための新規ポリイソシアネート組成物。該組成物は、約15%より多いNCO基含有量を有し、(1)NCO基含有量約30〜約33%およびジフェニルメタンジイソシアネートモノマー含有量約40〜約90質量%を有するポリメチレンポリ(フェニルイソシアネート)約70〜99質量%、および(2)NCO基含有量約2〜約20%を有するジフェニルメタンジイソシアネートプレポリマー約1〜約30質量%を含む。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 約15%より多いNCO基含有量を有し、(1)NCO基含有量約30〜約33%およびモノマー含有量約40〜約90質量%を有するポリメチレンポリ(フェニルイソシアネート)を(1)および(2)100質量%を基準に約70〜99質量%(ここで、該モノマーは、約8質量%未満の2,2'-ジフェニルメタンジイソシアネート、約10〜約50質量%の2,4'-ジフェニルメタンジイソシアネートおよび約50〜約90質量%の4,4'-ジフェニルメタンジイソシアネートを含み、ジフェニルメタンジイソシアネートの2,2'-異性体、2,4'-異性体および4,4'-異性体の質量%合計が、モノマー含有量の100質量%である)、および(2)NCO基含有量約2〜約20%を有するジフェニルメタンジイソシアネートプレポリマーを(1)および(2)100質量%を基準に約1〜約30質量%(ここで、該ジフェニルメタンジイソシアネートプレポリマーは(a)約3質量%以下の2,2'-異性体、約0.1〜約60質量%の2,4'-異性体および約40〜約99.9質量%の4,4'-異性体を含み、2,2'-異性体、2,4'-異性体および4,4'-異性体の質量%合計が100質量%であるジフェニルメタンジイソシアネートと(b)少なくとも2の官能価、500〜10,000の分子量および10〜400のOH価を有し、適当な開始剤化合物とエチレンオキシド(EO)およびプロピレンオキシド(PO)とをEO:PO質量比50:50〜90:10で反応させることにより製造されたポリエーテルポリオールとの反応生成物を含む)を含むポリイソシアネート組成物。 【請求項2】 NCO基含有量が約20%〜約33%未満であり、(1)NCO基含有量約31〜約33%およびモノマー含有量約60〜約90質量%を有するポリメチレンポリ(フェニルイソシアネート)を(1)および(2)100質量%を基準に約85〜95質量%(ここで、該モノマーは、約2質量%未満の2,2'-ジフェニルメタンジイソシアネート、約15〜約35質量%の2,4'-ジフェニルメタンジイソシアネートおよび約63〜約85質量%の4,4'-ジフェニルメタンジイソシアネートを含み、ジフェニルメタンジイソシアネートの2,2'-異性体、2,4'-異性体および4,4'-異性体の質量%合計が、モノマー含有量の100質量%である)、および(2)NCO基含有量約5〜約15%を有するジフェニルメタンジイソシアネートプレポリマーを(1)および(2)100質量%を基準に約5〜15質量%(ここで、該ジフェニルメタンジイソシアネートプレポリマーは(a)約3質量%以下の2,2'-異性体、約0.1〜約60質量%の2,4'-異性体および約40〜約99.9質量%の4,4'-異性体を含み、2,2'-異性体、2,4'-異性体および4,4'-異性体の質量%合計が100質量%であるジフェニルメタンジイソシアネートと(b)官能価約3〜約6、分子量1,000〜6,000およびOH価20〜200を有し、適当な開始剤化合物とエチレンオキシド(EO)およびプロピレンオキシド(PO)とをEO:PO質量比60:40〜90:10で反応させることにより製造されたポリエーテルポリオールとの反応生成物を含む)を含む請求項1に記載のポリイソシアネート組成物。 【請求項3】 約15%より多いNCO基含有量を有するポリイソシアネート組成物の製造方法であって、(A)(2)NCO基含有量約2〜約20%を有するジフェニルメタンジイソシアネートプレポリマーを(1)および(2)100質量%を基準に約1〜約30質量%(ここで、該ジフェニルメタンジイソシアネートプレポリマーは(a)約3質量%以下の2,2'-異性体、約0.1〜約60質量%の2,4'-異性体および約40〜約99.9質量%の4,4'-異性体を含み、2,2'-異性体、2,4'-異性体および4,4'-異性体の質量%合計が100質量%であるジフェニルメタンジイソシアネートと(b)少なくとも2の官能価、500〜10,000の分子量および10〜400のOH価を有し、適当な開始剤化合物とエチレンオキシド(EO)およびプロピレンオキシド(PO)とをEO:PO質量比50:50〜90:10で反応させることにより製造されたポリエーテルポリオールとの反応生成物を含む)、および(1)NCO基含有量約30〜約33%およびモノマー含有量約40〜約90質量%を有するポリメチレンポリ(フェニルイソシアネート)を(1)および(2)100質量%を基準に約70〜99質量%(ここで、該モノマーは、約8質量%未満の2,2'-ジフェニルメタンジイソシアネート、約10〜約50質量%の2,4'-ジフェニルメタンジイソシアネートおよび約50〜約90質量%の4,4'-ジフェニルメタンジイソシアネートを含み、ジフェニルメタンジイソシアネートの2,2'-異性体、2,4'-異性体および4,4'-異性体の質量%合計が、モノマー含有量の100質量%である)を約30〜60℃の温度、周囲圧力で混合することを含む方法。 【請求項4】 常温硬化軟質成形ポリウレタンフォームの製造方法であって、(I)(A)約15%より多いNCO基含有量を有し、(1)NCO基含有量約30〜約33%およびモノマー含有量約40〜約90質量%を有するポリメチレンポリ(フェニルイソシアネート)を(1)および(2)100質量%を基準に約70〜99質量%(ここで、該モノマーは、約8質量%未満の2,2'-ジフェニルメタンジイソシアネート、約10〜約50質量%の2,4'-ジフェニルメタンジイソシアネートおよび約50〜約90質量%の4,4'-ジフェニルメタンジイソシアネートを含み、ジフェニルメタンジイソシアネートの2,2'-異性体、2,4'-異性体および4,4'-異性体の質量%合計が、モノマー含有量の100質量%である)、および(2)NCO基含有量約2〜約20%を有するジフェニルメタンジイソシアネートプレポリマーを(1)および(2)100質量%を基準に約1〜約30質量%(ここで、該ジフェニルメタンジイソシアネートプレポリマーは(a)約3質量%以下の2,2'-異性体、約0.1〜約60質量%の2,4'-異性体および約40〜約99.9質量%の4,4'-異性体を含み、2,2'-異性体、2,4'-異性体および4,4'-異性体の質量%合計が100質量%であるジフェニルメタンジイソシアネートと(b)少なくとも2の官能価、500〜10,000の分子量および10〜400のOH価を有し、適当な開始剤化合物とエチレンオキシド(EO)およびプロピレンオキシド(PO)とをEO:PO質量比50:50〜90:10で反応させることにより製造されたポリエーテルポリオールとの反応生成物を含む)を含むポリイソシアネート組成物と、(B)(1)分子量400〜14,000および数平均官能価2〜6を有する少なくとも1種のポリエーテルポリオール、および任意に(2)イソシアネート基と反応することができる反応性基2〜6個および分子量32〜399を有する1種またはそれ以上の連鎖延長剤および/または架橋剤を含むイソシアネート反応性成分とを、(C)水を含む発泡剤、および任意に(D)1種またはそれ以上の添加剤の存在下で(ここで、存在する水の総量は(B)(1)の全質量を基準に約1〜約10質量%であり、成分(A)、(B)、(C)および任意の(D)の相対量は、イソシアネートインデックスが70〜120となるような量である)反応させることを含む方法。 【請求項5】 (A)約15%より多いNCO基含有量を有し、(1)NCO基含有量約30〜約33%およびモノマー含有量約40〜約90質量%を有するポリメチレンポリ(フェニルイソシアネート)を(1)および(2)100質量%を基準に約70〜99質量%(ここで、該モノマーは、約8質量%未満の2,2'-ジフェニルメタンジイソシアネート、約10〜約50質量%の2,4'-ジフェニルメタンジイソシアネートおよび約50〜約90質量%の4,4'-ジフェニルメタンジイソシアネートを含み、ジフェニルメタンジイソシアネートの2,2'-異性体、2,4'-異性体および4,4'-異性体の質量%合計が、モノマー含有量の100質量%である)、および(2)NCO基含有量約2〜約20%を有するジフェニルメタンジイソシアネートプレポリマーを(1)および(2)100質量%を基準に約1〜約30質量%(ここで、該ジフェニルメタンジイソシアネートプレポリマーは(a)約3質量%以下の2,2'-異性体、約0.1〜約60質量%の2,4'-異性体および約40〜約99.9質量%の4,4'-異性体を含み、2,2'-異性体、2,4'-異性体および4,4'-異性体の質量%合計が100質量%であるジフェニルメタンジイソシアネートと(b)少なくとも2の官能価、500〜10,000の分子量および10〜400のOH価を有し、適当な開始剤化合物とエチレンオキシド(EO)およびプロピレンオキシド(PO)とをEO:PO質量比50:50〜90:10で反応させることにより製造されたポリエーテルポリオールとの反応生成物を含む)を含むポリイソシアネート組成物と、(B)(1)分子量400〜14,000および数平均官能価2〜6を有する少なくとも1種のポリエーテルポリオール、および任意に(2)イソシアネート基と反応することができる反応性基2〜6個および分子量32〜399を有する1種またはそれ以上の連鎖延長剤および/または架橋剤を含むイソシアネート反応性成分との、(C)水を含む発泡剤、および任意に(D)1種またはそれ以上の添加剤の存在下における(ここで、存在する水の総量は(B)(1)の全質量を基準に約1〜約10質量%であり、成分(A)、(B)、(C)および任意の(D)の相対量は、イソシアネートインデックスが70〜120となるような量である)反応生成物を含む常温硬化軟質成形フォーム。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、新規ポリイソシアネート組成物、そのポリイソシアネート組成物の製造方法、イソシアネート成分が本発明のイソシアネート組成物を含む常温硬化軟質成形フォームの製造方法、およびこの方法により製造された常温硬化軟質成形フォームに関する。 【0002】 【従来の技術】ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)とポリメチレンポリ(フェニルイソシアネート)(即ち、ポリマーMDIまたはPMDI)をベースとするジイソシアネート混合物、およびそのような混合物をベースとするプレポリマーは、該技術分野において既知であり記載されている。MDIおよびポリマーMDIまたはPMDIをベースとするこれらのジイソシアネート混合物、およびそのような混合物をベースとするプレポリマーの使用は、軟質ポリウレタンフォームの製造技術においても既知であり、例えば米国特許第4,239,856号、同4,256,849号、同4,261,852号および同4,365,025号に記載されている。 【0003】ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、ポリメチレンポリ(フェニルイソシアネート)およびこれらの混合物をベースとするプレポリマーの混合物を記載する多くの特許が発行されている。例えば、米国特許第3,152,162号、同3,644,457号、同3,701,796号、同4,055,548号、同4,118,411号、同4,154,752号、同4,177,205号、同4,261,852号、同4,442,235号、同4,478,960号、同4,490,302号、同4,910,333号、同5,070,114号、同5,240,635号、同5,246,977号、同5,266,604号、同5,350,778号、同5,399,594号、同5,563,232号、同5,585,452号、同5,877,227号、同6,077,456号および同6,090,864号を参照。 【0004】MDIはカルボジイミド化により容易に液化することは知られている。この典型的な方法は、米国特許第3,152,162号、同3,384,643号、同3,449,256号、同3,640,966号、同3,641,093号、同3,701,796号、同4,014,935号、同4,088,665号、同4,154,752号および同4,177,205号に記載されている方法である。 【0005】あまり一般的ではないが、MDIをN,N-ジ-(2-ヒドロキシプロピル)アニリンと反応させ得ること(米国特許第3,394,165号に記載)およびN,N'-二置換チオ尿素と加熱できること(米国特許第3,674,828号に記載)も知られている【0006】周知で一般的なMDI反応は、種々のヒドロキシル官能性物質との反応である。即ち、先行技術は、いくつかの種類の液状イソシアネートを記載している:1)MDIと分子量134〜700を有するポリ-1,2-プロピレンエーテルグリコールとの反応生成物(U.S. 3,644,457)、2)MDIと少なくとも3個の炭素原子を有するアルキレングリコール混合物との反応生成物(U.S. 3,883,571および同4,229,347)、3)(i)MDI30〜80質量%、(ii)ウレトジオン含有MDI誘導体5〜25質量%、(iii)MDIと175未満の分子量を有するジオールまたはジオール混合物との反応生成物20〜50質量%、および(iv)ポリメチレンポリ(フェニルイソシアネート)0〜10質量%の混合物(U.S. 4,031,026)、4)分子量200〜600のポリオキシエチレングリコールとMDI65〜85質量%(残りは高級同族体である)を含有するポリメチレンポリ(フェニルイソシアネート)との反応生成物(U.S. 4,055,548)、5)MDIと分子量240〜1500および官能価2.7〜3.3を有するポリオールとの反応生成物(U.S. 4,102,833)、6)MDI(種々の2,4'-異性体を含有する)と、プロピレングリコールまたはポリ-1,2-プロピレンエーテルグリコールとの反応生成物(U.S. 4,118,411)またはポリオキシエチレングリコールとの反応生成物(U.S. 4,115,429)、7)(i)MDIと50〜100質量%のポリオキシプロピレンジオールまたはトリオール(当量750〜3000)および0〜50質量%のポリオキシエチレンンジオールまたはトリオール(当量750〜3000)のブレンドとの反応生成物50〜90質量%、および(ii)30〜65%のジフェニルメタンジイソシアネートを含有するポリメチレンポリ(フェニルイソシアネート)10〜50質量%の混合物(U.S. 4,261,852)、8)(i)MDIと少なくとも1000の分子量を有するポリオールおよび115〜300の分子量を有するポリオールのポリオールブレンドとの反応生成物、および(ii)液状MDIの混合物(U.S. 4,321,333)、9)MDIとN-置換エタノールアミンとの反応生成物(U.S. 4,332,742)、10)10〜20質量%の2,4-異性体を含有するMDIと5500の分子量のポリエーテルトリオールとの反応生成物(U.S. 4,448,904)、11)MDIと、フェニル置換アルカンジオールとの反応生成物(U.S. 4,490300)またはトリメチロールプロパンのモノアルキルエーテルとの反応生成物(U.S. 4,490,301)、12)MDIとモノヒドロキシル化合物、ポリ-1,2-プロピレングリコールおよび低分子量トリオールの混合物との反応生成物(U.S. 4,490,302)、13)MDI(種々の異性体を含有する)と、1,3-ブタンジオールおよびプロピレングリコールとの反応生成物(U.S. 4,539,157)、ネオペンチルグリコールおよびプロピレングリコールとの反応生成物(U.S. 4,539,157)並びに1,3-ブタンジオールおよびネオペンチルグリコールとの反応生成物(U.S. 4,539,158)、14)MDIとアミンおよびトリプロピレングリコールとの反応生成物(U.S.4,883,909)、15)MDIと高分子量ポリオールおよびトリプロピレングリコールとの反応生成物(U.S. 4,442,235および同4,901,333)、16)(i)MDIとポリオール(当量30〜600)との反応生成物、および(ii)ポリメチレンポリ(フェニルイソシアネート)の混合物(U.S. 5,240,635)、並びに17)(i)MDIとポリオキシテトラメチレングリコール(当量250〜1500)との反応生成物、および(ii)30質量%までの第2イソシアネート(該イソシアネートは2,4'-異性体であり得る)またはポリメチレンポリ(フェニルイソシアネート)の混合物(U.S. 5,246,977)。 【0007】他の液状イソシアネート組成物は、米国特許第4,365,025号、同4,525,490号、同4,644,018号、同5,070,114号、同5,266,604号および同5,430,072号に記載されている。米国特許第4,365,025号の液状イソシアネートは、(a)2.0を超える官能価を有するMDIとPMDIとの混合物、並びに(b)2〜3個のヒドロキシル基および少なくとも約50質量%のオキシエチレン基を有する1種またはそれ以上のポリオール(ここで、NCO当量対ヒドロキシル当量の比は1.5:1〜5:1である)から製造されたプレポリマーである。 【0008】米国特許第5,070,114号は、2を超えるNCO官能価および2〜12%のNCO含有量を有する液状イソシアネート含有プレポリマーを記載する。これらは、(i)2〜4の公称官能価および約500〜約5,000の平均当量を有するイソシアネート反応性ポリマーと、(ii)2〜2.3の平均官能価および少なくとも2質量%の2,4'-MDI異性体を有する化学量論量過剰のMDI組成物とを反応させることにより製造される。 【0009】米国特許第5,266,604号は、遊離NCO基含有量2〜15質量%を有する液状ポリイソシアネートプレポリマーを開示する。これらのプレポリマーは、公称官能価2〜6および当量500〜5,000を有するイソシアネート反応性ポリマーと、化学量論量過剰のポリイソシアネートとの反応性生成物を含む。これらのプレポリマーから少なくとも50質量%の水を含むイソシアネート反応性組成物との反応により、軟質ポリウレタンフォームを製造することができる。 【0010】液状イソシアネート末端プレポリマーは、米国特許第5,399,594号にも開示されている。これらは、2またはそれ以上の官能価および2〜15%のNCO含有量により特徴づけられる。該プレポリマーは、官能価2〜6および当量750〜5,000を有するイソシアネート反応性ポリマーと、平均官能価2〜2.3を有する化学量論量過剰のMDIとの反応生成物である。軟質フォームを、これらのプレポリマーからも製造することができる。 【0011】2種類のポリイソシアネートの均一混合物が米国特許第5,430,072号に開示されている。1つのポリイソシアネート成分は、NCO基含有量2〜15質量%を有するプレポリマーであり、公称官能価2〜8および当量500〜5,000を有するイソシアネート反応性化合物と化学量論量過剰のMDI組成物との反応生成物である。均一混合物中のもう1つのイソシアネートは、少なくとも25質量%のNCO基含有量を有する。このイソシアネート均一混合物を、少なくとも40質量%が水であるイソシアネート反応性成分と反応させることにより、軟質ポリウレタンフォームを形成するために使用することができる。 【0012】米国特許第5,877,227号のポリイソシアネート組成物は、過剰のベースイソシアネート配合物と公称官能価2〜4、分子量1,000〜8,000およびEO含有量約0〜30質量%を有する第1ポリオキシプロピレンポリオキシエチレンポリオール5〜50質量%との反応生成物であるセミプレポリマーを含む。ベースイソシアネート配合物は、MDIとPMDIとの混合物を含み、その中でMDIは、21〜35%の2,4'-MDI、63〜79%の4,4'-MDIおよび0〜2%の2,2'-MDIを含む。該ベースイソシアネート配合物は、官能価2.07〜2.12を有する。このポリイソシアネート組成物は、イソシアネート反応成分と単一発泡剤としての水との反応により製造される軟質連続気泡ポリウレタンフォームの製造のために好適であると開示されている。 【0013】米国特許第5,877,227号は、本出願の比較例として使用するプレポリマーを製造するために使用する技術を記載する。このプレポリマーと本発明の請求項に記載のプレポリマーとの違いは、1)ポリオール中のエチレンオキシド(EO)含有量、即ち、本発明は、ポリオール中で50%以上のEOを必要とすること、2)プレポリマー中のNCO基含有量、即ち、本発明は20%以下のNCOを必要とすること、次いでポリマーMDIとのブレンド、即ち、プレポリマーの製造方法が異なることを含む。 【0014】液状ポリイソシアネートプレポリマー組成物はまた、米国特許第6,077,456号に開示されている。これらのプレポリマーは、NCO基含有量10〜31%を有し、有機ポリイソシアネートブレンドとポリオキシアルキレンポリオールとの反応生成物を含む。好適なポリイソシアネートブレンドは、A)50〜95質量%の4,4'-異性体、5〜50質量%の2,4'-異性体および10質量%未満の2,2'-異性体を有するジフェニルメタンジイソシアネート、B)30〜70質量%のMDI(残りはPMDIである)を含み、2を超える官能価を有するポリメチレンポリフェニルポリイソシアネート、およびC)任意に、10〜35質量%のウレトジオン-カルボジイミド種(残りは本質的に純粋4,4'-MDIからなる)を含むウレトジオン-カルボジイミド変性ジイソシアネートを含む。この方法のために好適なポリオキシアルキレンポリオールは、分子量700〜10,000および平均官能価1.6〜3を有するポリオールを含む。 【0015】米国特許第6,090,864号は、ポリマーMDIプレポリマー組成物および軟質フォーム製造におけるそれらの使用を開示する。これらのプレポリマーは、(a)ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネートと(b)少なくとも約700の平均ヒドロキシル当量を有するポリエーテルポリオールとの反応生成物を含み、25℃で400〜7,000cpsの間の平均粘度を有することにより特徴づけられる。 【0016】軟質フォームの製造において典型的なイソシアネート反応性物質は、(1)例えば米国特許第4,239,856号に記載されているような、分子量2,000〜7,000を有するポリエーテルトリオールとジエタノールアミンとの混合物、(2)分子量400〜10,000を有する第1級ヒドロキシル基含有ポリエーテルと、低分子量活性水素含有物質混合物との混合物(米国特許第4,256,849号)、(3)例えば米国特許第4,261,852号に記載されているような、当量700〜2,000を有するポリオキシプロピレンまたはポリ(オキシプロピレン-オキシエチレン)ジオール若しくはトリオール、および(4)水(米国特許第4,365,025号参照)を含む。 【0017】種々の低分子量架橋剤を軟質フォームの製造に使用することも知られている。米国特許第3,067,148号は、エチレンジアミンおよびアルキレンオキシドから誘導された四水酸基化合物の使用を記載する。米国特許第3,948,825号は、メチレンジアニリンとアルキレンオキシドとの反応生成物の使用を開示する。米国特許第4,569,952号は、アルキレンオキシドと芳香族ジアミンとの付加生成物および該付加生成物とアルカノールアミンとの混合物の使用を記載する。 【0018】例えば、2-メチルペンタメチレンジアミンとして一般に記載される Dytek Aのようなアミンも知られており、ポリウレタン軟質フォームのために好適な連鎖延長剤として開示されている。 【0019】 【発明が解決しようとする課題】MDIおよびPMDIをベースとする多くのフォーム配合物は多くの適用に対し十分な性能を提供するが、幅広いイソシアネートインデックスに対して良好な加工性を有することは一般に困難である。さらに、自動車シートおよびヘッドレスト並びに非自動車シートへの適用のために高い引裂き強度、高い伸びおよび低い圧縮永久歪を示す軟質フォームの開発が望まれている。 【0020】比較のMDI異性体組成物を有する先端技術のプレポリマーに対する本発明のポリイソシアネート組成物の利点は、本発明のポリイソシアネート組成物を改良された(即ち、減少した)圧縮永久歪および湿潤老化圧縮永久歪の特性並びに改良された(即ち、向上した)引裂き強度を示し、一方で十分に高い硬度を維持する軟質フォームの製造のために使用できるという事実を含む。低NCOプレポリマーとモノマー-ポリマーMDIをブレンドするという考えから、請求項中に示されている本発明のA(1)およびA(2)の混合比を変化させることによりこれらの特性を最適化させることができる。 【0021】本発明は、新規ポリイソシアネート組成物、これらのポリイソシアネート組成物の製造方法、軟質フォームおよび常温硬化軟質成形フォームの製造方法並びに合成軟質フォームおよび常温硬化軟質成形フォームに関する。 【0022】 【課題を解決するための手段】本発明のポリイソシアネート組成物は、約15%より多い、好ましくは約20%〜約33%未満、最も好ましくは約25〜約32%のNCO基含有量により特徴づけられる。これらの組成物は、(1)NCO基含有量約30〜約33%およびモノマー含有量約40〜約90質量%を有するポリメチレンポリ(フェニルイソシアネート)を成分(1)および(2)100質量%を基準に約70〜99質量%(ここで、該モノマーは、約8質量%未満の2,2'-ジフェニルメタンジイソシアネート、約10〜約50質量%の2,4'-ジフェニルメタンジイソシアネートおよび約50〜約90質量%の4,4'-ジフェニルメタンジイソシアネートを含み、ジフェニルメタンジイソシアネートの2,2'-異性体、2,4'-異性体および4,4'-異性体の質量%合計が、モノマー含有量の100質量%である)、および(2)NCO基含有量約2〜約20%を有するジフェニルメタンジイソシアネートプレポリマーを(1)および(2)100質量%を基準に約1〜約30質量%(ここで、該ジフェニルメタンジイソシアネートプレポリマーは(a)約3質量%以下の2,2'-異性体、約0.1〜約60質量%の2,4'-異性体および約40〜約99.9質量%の4,4'-異性体を含み、2,2'-異性体、2,4'-異性体および4,4'-異性体の質量%合計が100質量%であるジフェニルメタンジイソシアネートと(b)少なくとも2の官能価、500〜10,000の分子量および10〜400のOH価を有し、適当な開始剤化合物とエチレンオキシド(EO)およびプロピレンオキシド(PO)とをEO:PO質量比50:50〜90:10で反応させることにより製造されたポリエーテルポリオールとの反応生成物を含む)を含む。 【0023】本発明のポリイソシアネート組成物の製造方法は、(A)(2)NCO基含有量約2〜約20質量%を有するジフェニルメタンジイソシアネートプレポリマー約1〜約30質量%、および(1)NCO基含有量約30〜約33質量%およびモノマー含有量約40〜約90質量%を有するポリメチレンポリ(フェニルイソシアネート)約70〜99質量%を混合することを含む。該ジフェニルメタンジイソシアネートプレポリマーは、(a)ジフェニルメタンジイソシアネートと(b)上記のような少なくとも1種のポリエーテルポリオールとの反応生成物である。成分(1)であるポリメチレンポリ(フェニルイソシアネート)のモノマー含分は、約8質量%未満の2,2'-MDI異性体、約10〜約50質量%の2,4'-MDI異性体、および約50〜約90質量%の4,4'-MDI異性体を含み、ジフェニルメタンジイソシアネートの2,2'-異性体、2,4'-異性体および4,4'-異性体の質量%合計がモノマー含有量の100質量%である。 【0024】本発明はまた、常温硬化軟質成形フォームの製造方法に関する。この方法は(I)(A)約15%より多いNCO基含有量を有し、(1)NCO基含有量約30〜約33%およびモノマー含有量約40〜約90質量%を有するポリメチレンポリ(フェニルイソシアネート)約70〜99質量%、および(2)NCO基含有量約2〜約20%を有するジフェニルメタンジイソシアネートプレポリマー約1〜約30質量%(ここで、該ジフェニルメタンジイソシアネートプレポリマーは(a)ジフェニルメタンジイソシアネートおよび(b)少なくとも1種のポリエーテルポリオールの反応生成物を含む)を含むポリイソシアネート組成物と、(B)(1)分子量400〜14,000、数平均官能価2〜6およびOH価約10〜約850を有する少なくとも1種のポリエーテルポリオール、および任意に(2)連鎖延長および/または架橋することができ、イソシアネート基と反応することができる反応性基2〜6個および分子量32〜399を有する低分子量イソシアネート反応性成分を含むイソシアネート反応性成分とを、(C)水を含む少なくとも1種の発泡剤、および任意に(D)1種またはそれ以上の添加剤の存在下で反応させることを含む。この方法において、存在する水の総量は、成分(B)(1)の全質量を基準に約1〜約10質量%、好ましくは約2〜約6質量%である。好適なポリイソシアネート組成物(A)は、上記のようなものである。本発明はまた、上記方法により製造された常温硬化軟質成形フォームに向けられている。 【0025】 【発明の実施の形態】本発明のポリイソシアネート組成物は、約15%より多い、好ましくは約20%〜約33%未満、最も好ましくは約25〜約32%のNCO基含有量により特徴づけられる。これらのポリイソシアネート組成物は、(1)NCO基含有量約30〜約33%およびモノマー含有量約40〜約90質量%を有するポリメチレンポリ(フェニルイソシアネート)を成分(1)および(2)100質量%を基準に約70〜約99質量%、好ましくは約85〜約95質量%、および(2)NCO基含有量約2〜約20%、好ましくは約5〜約15%を有するジフェニルメタンジイソシアネートプレポリマーを成分(1)および(2)100質量%を基準に約1〜約30質量%、好ましくは約5〜約15質量%を含む。 【0026】本発明のポリイソシアネート組成物の成分(1)のために好適なポリメチレンポリ(フェニルイソシアネート)は、NCO基含有量約30〜約33%、好ましくは約31〜約33%、およびモノマー含有量約40〜約90質量%、好ましくは約60〜約90質量%、最も好ましくは約70〜約85質量%を有するものを含む。モノマーは、約8質量%未満の2,2'-ジフェニルメタンジイソシアネート、約10〜約50質量%の2,4'-ジフェニルメタンジイソシアネートおよび約50〜約90質量%の4,4'-ジフェニルメタンジイソシアネートを含み、ジフェニルメタンジイソシアネートの2,2'-異性体、2,4'-異性体および4,4'-異性体の質量%合計が、モノマー含有量の100質量%である。好ましくは、モノマー含分は約2質量%未満の2,2'-MDI異性体、約15〜約35質量%の2,4'-MDI異性体および約63〜約85質量%の4,4'-MDI異性体を含み、2,2'-異性体、2,4'-異性体および4,4'-異性体の質量%合計が、モノマー含有量の100質量%である。 【0027】この成分のポリマーMDI含有量は、約10〜約60質量%、好ましくは約10〜約40質量%、最も好ましくは約15〜約30質量%である。本明細書中で使用する際、用語「ポリマーMDI(PMDI)」は、MDI系列の高級環状化合物、即ち、アニリン-ホルムアルデヒド縮合生成物のホスゲン化により誘導された三環またはより高級の環状生成物を示す。 【0028】本発明のポリイソシアネート組成物中の成分(2)として使用するために好適なプレポリマーは、NCO基含有量約2〜約20%、好ましくは約5〜約15%により特徴づけられる。この成分は50〜60℃またはそれ以下で液状および注入可能であるべきである。これらのプレポリマーは、(a)約3質量%以下、好ましくは約1質量%以下の2,2'-異性体、約0.1〜約60質量%、好ましくは約0.1〜約2質量%の2,4'-異性体および約40〜約99.9質量%、好ましくは約97〜約99質量%の4,4'-異性体を含み、2,2'-異性体、2,4'-異性体および4,4'-異性体の質量%合計が100質量%であるジフェニルメタンジイソシアネートと、(b)少なくとも2、好ましくは約3〜約6の官能価、500〜10,000、好ましくは1,000〜6,000の分子量および10〜400、好ましくは20〜200のOH価を有し、適当な開始剤化合物とエチレンオキシド(EO)およびプロピレンオキシド(PO)とをEO:PO質量比50:50〜90:10、好ましくは60:40〜90:10、より好ましくは約65:35〜約85:15で反応させることにより製造された少なくとも1種のポリエーテルポリオールとの反応生成物を含む。 【0029】本発明のポリイソシアネート組成物の製造方法は、(A) (1)NCO基含有量約30〜約33%およびモノマー含有量約40〜約90質量%を有するポリメチレンポリ(フェニルイソシアネート)約70〜99質量%、好ましくは約85〜約95質量%、および(2)NCO基含有量約2〜約20質量%を有するジフェニルメタンジイソシアネートプレポリマー約1〜約30質量%、好ましくは約5〜約15質量%を約30〜60℃の温度、周囲圧力で混合することを含む。プレポリマー(即ち成分(A)(2))とポリイソシアネート成分(即ち成分(A)(1))とを混合する前に、プレポリマーの粘度が室温で混合するには高すぎる場合、プレポリマーを窒素下で約50〜60℃に加熱すべきである。 【0030】好適なジフェニルメタンジイソシアネートプレポリマーおよび好適なポリメチレンポリ(フェニルイソシアネート)は上記のようなものである。プレポリマー(即ち上記成分(2))を、ポリウレタン化学分野において既知の技術および方法を使用してイソシアネートとポリオール成分とをプレポリマー化することにより製造する。 【0031】本発明はまた、常温硬化軟質成形フォームの製造方法に関する。この方法は、(I) (A)約15%より多いNCO基含有量を有し、(1)NCO基含有量約30〜約33%およびモノマー含有量約40〜約90質量%を有するポリメチレンポリ(フェニルイソシアネート)約70〜99質量%、および(2)NCO基含有量約2〜約20%を有するジフェニルメタンジイソシアネートプレポリマー約1〜約30質量%(ここで、該ジフェニルメタンジイソシアネートプレポリマーは(a)ジフェニルメタンジイソシアネートと、(b)少なくとも1種のポリエーテルポリオールとの反応生成物を含む)を含むポリイソシアネート組成物と、(B) (1)分子量400〜14,000、数平均官能価2〜6およびOH価約10〜約850を有する少なくとも1種のポリエーテルポリオール、および任意に(2)連鎖延長および/または架橋することができ、イソシアネート基と反応することができる反応性基2〜6個および分子量32〜399を有する低分子量イソシアネート反応性成分を含むイソシアネート反応性成分とを、(C)水を含む少なくとも1種の発泡剤、および任意に(D)1種またはそれ以上の添加剤の存在下で反応させることを含む。 【0032】この方法において存在する水の総量は、成分(B)(1)の全質量を基準に約1〜約10質量%、好ましくは約2〜約6質量%である。ポリイソシアネート組成物(A)の相対量、イソシアネート反応性成分(B)、発泡剤(C)およびあらゆる添加剤(D)の組合せ量は、この方法のイソシアネートインデックス(NCOインデックス)が70〜120、好ましくは80〜110、最も好ましくは90〜105となるような量である。 【0033】常温硬化軟質成形フォームの製造方法およびこの方法より製造された合成フォームにおいて、以下の成分が好適である。ポリイソシアネート組成物は上記のようなものである。 【0034】この方法において成分(B)として使用するために好適なイソシアネート反応性成分は、(1)分子量400〜14,000、数平均官能価2〜6およびOH価約10〜約850を有する1種またはそれ以上のポリエーテルポリオール、並びに(2)イソシアネート反応性基を有し、連鎖延長および/または架橋することができる1種またはそれ以上の低分子量有機化合物を含む。これらの低分子量化合物は、一般にイソシアネート反応性基2〜6個および分子量32〜399を有する。 【0035】本発明において成分(B)(1)として使用するために好適なポリエーテルポリオールは、例えば既知の高分子量ポリエーテルを含み、該ポリエーテルは、例えば、エポキシド、例えばエチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド、テトラヒドロフラン、スチレンオキシドまたはエピクロロヒドリンを、例えばBF3、KOH、複金属シアン化物または他の適当なアルコキシル化触媒の存在下で重合させることにより、あるいはこれらのエポキシド、好ましくはエチレンオキシドおよびプロピレンオキシドを混合してまたは連続的に、反応性水素原子含有成分、例えば水、アルコールまたはアミンに化学的に付加することにより得ることができる。アルコールおよびアミンの例は、エチレングリコール、1,3-および1,2-プロピレングリコール、トリメチロールプロパン、グリセロールなどを含む。また好適なものは、微分散または溶解形態の高分子量重付加物および重縮合物またはポリマーを含有するポリエーテルである。そのようなポリエーテルは、上記ポリエーテル中インサイチューでの重付加反応(例えば、ポリイソシアネートとアミノ官能性化合物との間の反応)および重縮合反応(例えば、ホルムアルデヒドおよびフェノールおよび/またはアミンとの間の反応)により得ることができ、そのような方法は、ドイツ公告公報第1,168,075号および同1,260,142号並びにドイツ公開公報第2,324,134号、同2,423,984号、同2,512,385号、同2,513,815号、同2,550,796号、同2,550,797号、同2,550,833号、同2,550,862号、同2,633,293号および同2,639,254号に記載されている。また、米国特許第3,325,421号、同4,042,537号、同4,089,835号、同4,293,470号、同4,296,213号および同4,374,209号参照(該開示を、参照して本明細書中に組込む)。また有用なものは、1種またはそれ以上のエチレン性不飽和モノマーのポリエーテル中での重合により得られるいわゆるポリマーポリオールである。そのようなポリマーポリオールは、例えば、米国特許第3,383,351号、同3,304,273号、同3,523,093号、同3,110,685号並びに RE 28,715 および 同 29,118 に記載されている(該開示を、参照して本明細書中に組込む)。ポリマーポリオールは、Bayer AG、BASF および Union Carbide から市販されている。ここで用いる具体的ポリエーテルにかかわらず、第1級ヒドロキシル基含有ポリエーテルを使用することが一般に好ましい。 【0036】以下で示すあらゆる低分子量連鎖延長剤および架橋剤(但し、これらは上記の分子量、官能価およびOH価の限定に該当する)を高分子量ポリエーテルポリオール成分(B)(1)のために適当な開始剤として使用することもできる。これらのいくつかの例は、4,4'-ジヒドロキシジフェニルプロパン、ショ糖、アニリン、アンモニア、エタノールアミン、エチレンジアミン、プロピレングリコール、エチレングリコール、グリセリンなどのような化合物を含む。また好適なものは、OH基含有ポリブタジエンである。 【0037】本発明の(B)(1)のためのこれらのポリエーテルポリオールは、好ましくは公称官能価約2〜約4、分子量約1,000〜約6,000、およびOH価約18〜約225を有する。 【0038】成分(B)(2)として使用するために好適な化合物、即ち、連鎖延長および/または架橋することができる低分子量有機化合物は、例えば、イソシアネート反応性基2〜8個および分子量32〜399を有する化合物を含む。好ましくは、これらの化合物はイソシアネート反応性基2〜6個および分子量60〜350を有する。好適なヒドロキシル基含有連鎖延長剤の例は、エチレングリコール、1,2-および1,3-プロピレンジオール、1,3-および1,4-および2,3-ブタンジオール、1,6-ヘキサンジオール、1,10-デカンジオール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、グリセロール、トリメチロールプロパン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、エチレンジアミンのプロピレンオキシド付加物などを含む。連鎖延長剤および/または架橋剤は、イソシアネート反応性成分の全質量を基準に一般に約0〜10質量%、好ましくは約0〜約3質量%の量で存在する。 【0039】本発明のフォームのために好適な発泡剤は水を含む。発泡剤として使用する水の総量は、成分(B)(1)の全質量を基準に一般に約2〜約6質量%、好ましくは約2〜約4質量%である。水に加えて、他の発泡剤を使用することも可能である。他の適当な発泡剤の例は、ハロゲン化炭化水素、低沸点溶媒(例えば、ペンタン)および他の既知の発泡剤のような化合物を含む。水を、好ましくは、本発明における単独発泡剤として使用する。 【0040】ガス状または液化二酸化炭素を発泡剤として使用することもできる。二酸化炭素を、成分(A)であるポリイソシアネート組成物および/または(B)であるイソシアネート反応性成分に溶解させるか、あるいは混合工程中に(A)と(B)との反応混合物に添加する。 【0041】種々の添加剤および/または助剤を配合物に含めることもできる。そのような添加剤および/または助剤の例は、触媒、界面活性剤(例えば、乳化剤および気泡安定剤)、内部離型剤、顔料、整泡剤、難燃剤、可塑剤、染料、フィラーおよび補強剤(例えば、繊維若しくはフレーク形態のガラスまたは炭素繊維)を含む。 【0042】本発明に従い使用するために好適な触媒は、例えば、種々の有機金属化合物(例えば、スズ(II)カルボン酸塩、ジアルキルスズカルボン酸塩、ジアルキルスズメルカプチド、ジアルキルスズジチオエステルを含む)およびアミン(例えば、ジメチルシクロヘキシルアミン(即ち、Polycat(登録商標) 8)、ペンタメチルジエチレントリアミン(即ち、Polycat(登録商標) 5)、ビス(2-ジメチルアミノエチル)エーテル(Niax A(登録商標)-1)、ジメチルエタノールアミン(DMEA)、Dabco(登録商標) WT、トリエチレンジアミン(Dabco(登録商標) 33LV)、ペンタメチルジプロピレントリアミン(Polycat(登録商標) 77)、ジメチルアミノプロピルアミン(DMAPA)、ビス(ジメチルアミノプロピルアミン)(Polycat(登録商標) 15)などを含む。もちろん、ポリウレタン化学技術の当業者に良く知られているあらゆる触媒を使用することもできる。本発明においてアミンを触媒として使用することが好ましい。 【0043】好適な添加剤のいくつかの例は、界面活性剤、例えば、乳化剤および気泡安定剤を含む。これらの例は、N-ステアリル-N',N'-ビスヒドロキシエチル尿素、オレイルポリオキシエチレンアミド、ステアリルジエタノールアミド、イソステアリルジエタノールアミド、ポリオキシエチレングリコールモノオレエート、ペンタエリスリトール/アジピン酸/オレイン酸エステル、オレイン酸のヒドロキシエチルイミダゾール誘導体、N-ステアリルプロピレンジアミンおよびヒマシ油スルホン酸ナトリウム塩または脂肪酸ナトリウム塩を含む。スルホン酸(例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸またはジナフチルメタンスルホン酸)、また脂肪酸のアルカリ金属塩またはアンモニウム塩を、界面活性添加剤として使用することができる。 【0044】好適な気泡安定剤は、ポリエーテルシロキサンを含む。これらの化合物の構造は、一般にエチレンオキシドとプロピレンオキシドとのコポリマーがポリジメチルシロキサン基に付加しているようなものである。そのような気泡安定剤は、米国特許第2,764,565号に記載されている。わずかな界面活性剤を本発明において、好ましくは約0.3〜約3質量%の量、より好ましくは約0.5〜約2質量%の量(高分子量ポリエーテルポリオール成分の質量を基準)で使用する。好ましい市販界面活性剤は、シリコーン界面活性剤 B-4690 および B-4113(Goldschmidtから入手可能)を含む。 【0045】本発明の組成物を、通例の加工技術を使用してイソシアネートインデックス範囲約70〜120、好ましくは80〜110、最も好ましくは90〜105で成形し得る。用語「イソシアネートインデックス」(一般に「NCOインデックス」とも称される)は、本明細書中において、イソシアネート当量をイソシアネート反応性水素含有物質の全当量で割ったものに100を掛けたものとして定義する。水が一部または全部の発泡剤として存在する際、存在する水の量をイソシアネートインデックスの計算において考慮する。 【0046】米国特許第2,764,565号(該開示を参照して本明細書中に組込む)に記載されているもののような機械装置をしばしば使用する既知の方法によって本発明に従い、成分を一緒に反応させることができる。本発明に従い使用し得る加工装置についての詳細は、Kunststoff-Handbuch、第VII巻、Vieweg および Hochtlen により刊行、Carl-Hanser-Verlag、ミュンヘン、1966年、第121および205頁で見出すことができる。 【0047】本発明に従い、フォーム生成物を製造する発泡反応をしばしば金型内で行う。該プロセスにおいて、発泡性反応混合物を、金属(例えばアルミニウム)またはプラスチック物質(例えばエポキシド樹脂)から製造され得る金型に導入する。反応混合物は金型内で発泡し、造形生成物を製造する。金型内での発泡プロセスを行い、表面上に気泡構造を有する製品を製造する。本発明に従い、ちょうど十分な発泡性反応混合物を導入し、反応完了後に金型をフォームで満たすことにより、望ましい結果を得ることができる。 【0048】該技術において既知のいわゆる外部離型剤(例えば、シリコーンワックスおよびオイル)を、金型内で発泡を行う際にしばしば使用する。プロセスを、所望により外部離型剤と組み合せていわゆる内部離型剤を用いて行うこともでき、該プロセスは、例えば、ドイツ公開公報第2,121,670号および同2,307,589号に記載されている。 【0049】常温硬化フォームを、英国特許第1,162,517号およびドイツ公開公報第2,153,086号に記載されているように製造することもできる。フォームを、もちろん、該技術において既知のブロック発泡法またはラミネーター法により製造することもできる。本発明に従い得ることができる生成物を、例えば、いす張り物質または詰物物質として使用し得る。 【0050】以下、本発明の好ましい態様を記載する。 I. NCO基含有量が約25〜約32%であり、(1)モノマー含有量約70〜約85質量%を有するポリメチレンポリ(フェニルイソシアネート)、および(2) (a)ジフェニルメタンジイソシアネートと、(b)適当な開始剤化合物とエチレンオキシドおよびプロピレンオキシド(質量比65:35〜85:15)とを反応させることにより製造されたポリエーテルポリオールとの反応生成物を含むジフェニルメタンジイソシアネートプレポリマーを含む請求項2に記載のポリイソシアネート組成物。 II. (A)(2)のジフェニルメタンジイソシアネートプレポリマーを、(A)(1)のポリイソシアネート成分と混合する前に、窒素下で約50〜60℃に加熱する請求項3に記載の方法。 III. (A)(2)のジフェニルメタンジイソシアネートプレポリマーを、乾燥窒素下で加熱する前記第 II 項に記載の方法。 IV. ポリイソシアネート組成物が約20%〜約33%未満のNCO基含有量を有し、(A) (2)NCO基含有量約5〜約15%を有するジフェニルメタンジイソシアネートプレポリマーを(1)および(2)100質量%を基準に約5〜15質量%(ここで、該ジフェニルメタンジイソシアネートプレポリマーは(a)約3質量%以下の2,2'-異性体、約0.1〜約60質量%の2,4'-異性体および約40〜約99.9質量%の4,4'-異性体を含み、2,2'-異性体、2,4'-異性体および4,4'-異性体の質量%合計が100質量%であるジフェニルメタンジイソシアネートと(b)官能価約3〜約6、分子量1,000〜6,000およびOH価20〜200を有し、適当な開始剤化合物とエチレンオキシド(EO)およびプロピレンオキシド(PO)とをEO:PO質量比60:40〜90:10で反応させることにより製造されたポリエーテルポリオールとの反応生成物を含む)、および(1)NCO基含有量約31〜約33%およびモノマー含有量約60〜約90質量%を有するポリメチレンポリ(フェニルイソシアネート)を(1)および(2)100質量%を基準に約85〜95質量%(ここで、該モノマーは、約2質量%未満の2,2'-ジフェニルメタンジイソシアネート、約15〜約35質量%の2,4'-ジフェニルメタンジイソシアネートおよび約63〜約85質量%の4,4'-ジフェニルメタンジイソシアネートを含み、ジフェニルメタンジイソシアネートの2,2'-異性体、2,4'-異性体および4,4'-異性体の質量%合計が、モノマー含有量の100質量%である)を混合することを含む請求項3に記載の方法。 V. NCO基含有量が約25〜約32%であり、(A)(2) (a)ジフェニルメタンジイソシアネートと、(b)適当な開始剤化合物とエチレンオキシドおよびプロピレンオキシド(質量比65:35〜85:15)とを反応させることにより製造されたポリエーテルポリオールとの反応生成物を含むジフェニルメタンジイソシアネートプレポリマーを混合することを含む前記第 IV 項に記載の方法。 VI. (A)のポリイソシアネート組成物が、約20%〜約33%未満のNCO基含有量を有し、(1)NCO基含有量約31〜約33%およびモノマー含有量約60〜約90質量%を有するポリメチレンポリ(フェニルイソシアネート)を(1)および(2)100質量%を基準に約85〜95質量%(ここで、該モノマーは、約2質量%未満の2,2'-ジフェニルメタンジイソシアネート、約15〜約35質量%の2,4'-ジフェニルメタンジイソシアネートおよび約63〜約85質量%の4,4'-ジフェニルメタンジイソシアネートを含み、ジフェニルメタンジイソシアネートの2,2'-異性体、2,4'-異性体および4,4'-異性体の質量%合計が、モノマー含有量の100質量%である)、および(2)NCO基含有量約5〜約15%を有するジフェニルメタンジイソシアネートプレポリマーを(1)および(2)100質量%を基準に約5〜15質量%(ここで、該ジフェニルメタンジイソシアネートプレポリマーは(a)約3質量%以下の2,2'-異性体、約0.1〜約60質量%の2,4'-異性体および約40〜約99.9質量%の4,4'-異性体を含み、2,2'-異性体、2,4'-異性体および4,4'-異性体の質量%合計が100質量%であるジフェニルメタンジイソシアネートと(b)官能価約3〜約6、分子量1,000〜6,000およびOH価20〜200を有し、適当な開始剤化合物とエチレンオキシド(EO)およびプロピレンオキシド(PO)とをEO:PO質量比60:40〜90:10で反応させることにより製造されたポリエーテルポリオールとの反応生成物を含む)、を含む請求項4に記載の方法。 VII. (A)のポリイソシアネート組成物が、NCO基含有量約25〜約32%を有し、(1)モノマー含有量約70〜約85質量%を有するポリメチレンポリ(フェニルイソシアネート)、および(2) (a)ジフェニルメタンジイソシアネートと、(b)適当な開始剤化合物とエチレンオキシドおよびプロピレンオキシド(質量比65:35〜85:15)とを反応させることにより製造されたポリエーテルポリオールとの反応生成物を含むジフェニルメタンジイソシアネートプレポリマーを含む前記第 VI 項に記載の方法。 VIII. (B)のイソシアネート反応性成分が、(1)分子量1,000〜6,000および数平均官能価2〜4を有する少なくとも1種のポリエーテルポリオール、および任意に(2)イソシアネート基と反応することができる反応性基2〜4個および分子量32〜399を有する1種またはそれ以上の連鎖延長剤および/または架橋剤を含む請求項4に記載の方法。 XI. 存在する水の総量が、(B)(1)の全質量を基準に約2〜約6質量%である請求項4に記載の方法。 X. 成分(A)、(B)、(C)および(D)の相対量が、イソシアネートインデックスが80〜110となるような量である請求項4に記載の方法。 XI. 成分(A)、(B)、(C)および(D)の相対量が、イソシアネートインデックスが90〜105となるような量である請求項4に記載の方法。 XII. (A)のポリイソシアネート組成物が、約20%〜約33%未満のNCO基含有量を有し、(1)NCO基含有量約31〜約33%およびモノマー含有量約60〜約90質量%を有するポリメチレンポリ(フェニルイソシアネート)を(1)および(2)100質量%を基準に約85〜95質量%(ここで、該モノマーは、約2質量%未満の2,2'-ジフェニルメタンジイソシアネート、約15〜約35質量%の2,4'-ジフェニルメタンジイソシアネートおよび約63〜約85質量%の4,4'-ジフェニルメタンジイソシアネートを含み、ジフェニルメタンジイソシアネートの2,2'-異性体、2,4'-異性体および4,4'-異性体の質量%合計が、モノマー含有量の100質量%である)、および(2)NCO基含有量約5〜約15%を有するジフェニルメタンジイソシアネートプレポリマーを(1)および(2)100質量%を基準に約5〜15質量%(ここで、該ジフェニルメタンジイソシアネートプレポリマーは(a)約3質量%以下の2,2'-異性体、約0.1〜約60質量%の2,4'-異性体および約40〜約99.9質量%の4,4'-異性体を含み、2,2'-異性体、2,4'-異性体および4,4'-異性体の質量%合計が100質量%であるジフェニルメタンジイソシアネートと(b)官能価約3〜約6、分子量1,000〜6,000およびOH価20〜200を有し、適当な開始剤化合物とエチレンオキシド(EO)およびプロピレンオキシド(PO)とをEO:PO質量比60:40〜90:10で反応させることにより製造されたポリエーテルポリオールとの反応生成物を含む)、を含む請求項5に記載の常温硬化軟質成形フォーム。 XIII. (A)のポリイソシアネート組成物が、NCO基含有量約25%〜約32%を有し、(1)モノマー含有量約70〜約85質量%を有するポリメチレンポリ(フェニルイソシアネート)、および(2) (a)ジフェニルメタンジイソシアネートと、(b)適当な開始剤化合物とエチレンオキシドおよびプロピレンオキシド(質量比65:35〜85:15)とを反応させることにより製造されたポリエーテルポリオールとの反応生成物を含むジフェニルメタンジイソシアネートプレポリマーを含む前記第 XII 項に記載の常温硬化軟質成形フォーム。 XIV. (B)のイソシアネート反応性成分が、(1)分子量1,000〜6,000および数平均官能価2〜4を有する少なくとも1種のポリエーテルポリオール、および任意に(2)イソシアネート基と反応することができる反応性基2〜4個および分子量32〜399を有する1種またはそれ以上の連鎖延長剤および/または架橋剤を含む請求項5に記載の常温硬化軟質成形フォーム。 XV. 存在する水の総量が、(B)(1)の全質量を基準に約2〜約6質量%である請求項5に記載の常温硬化軟質成形フォーム。 XVI. 成分(A)、(B)、(C)および(D)の相対量が、イソシアネートインデックスが80〜110となるような量である請求項5に記載の常温硬化軟質成形フォーム。 XVII. 成分(A)、(B)、(C)および(D)の相対量が、イソシアネートインデックスが90〜105となるような量である請求項5に記載の常温硬化軟質成形フォーム。 【0051】以下の実施例で、本発明の組成物の製造および使用についての詳細をさらに説明する。上記で開示された本発明は、これら実施例の意図および範囲のいずれにも限定されない。当業者は、以下の製造手順の条件およびプロセスについての既知の変形を、本発明の組成物を製造するために使用できることを容易に理解するであろう。注記がない限り、全ての温度は摂氏であり、全ての部および割合(%)はそれぞれ質量部および質量%である。 【0052】 【実施例】以下の成分を、本発明の実施例において使用した:ポリマーポリオールA:スチレン-アクリロニトリル(SAN)充填プロピレンオキシド-ポリエチレンオキシドポリエーテルポリオール。公称官能価約3、分子量約4,800g/mol、固形分約43質量%。 ポリエーテルポリオールA:プロピレンオキシド-ポリエチレンオキシド-ポリエーテルポリオール。グリセリンから出発。公称官能価3、分子量約6,000g/mol。 架橋剤A:ジエタノールアミン。 界面活性剤A:Tegostab(登録商標) B-4690。Goldschmidt から市販。 界面活性剤B:Tegostab(登録商標) B-8681。Goldschmidt から市販。 界面活性剤C:Tegostab(登録商標) B-4113。Goldschmidt から市販。 触媒A:Dabco(登録商標) 33-LV。ジプロピレングリコール中トリエチレンジアミン33%。Air Products から市販。 触媒B:Dabco(登録商標) 8154。遅延作用ゼラチン触媒。Air Products から市販。 触媒C:NIAX(登録商標) A-1。ビス(ジメチルアミノエチル)エーテル70%およびジプロピレングリコール30%。OSi/Witco から市販。 【0053】ポリオールブレンド1:該ブレンドは、ポリマーポリオールA20pbw、ポリエーテルポリオールA80pbw、架橋剤A0.95pbw、水2.70pbw、界面活性剤A0.5pbw、界面活性剤B0.2pbw、触媒A0.2pbw、触媒B0.2pbwおよび触媒C0.08pbwの混合物を含む。 イソシアネート1:ポリマーMDI。NCO基含有量約32.5%。モノマー含有量約83%(全質量を基準)、該モノマー中、モノマーの全質量を基準に4,4'-MDI異性体約72%、2,4'-MDI異性体約27%、2,2'-MDI異性体約1%。該イソシアネートは、MDIの高級環状オリゴマー約17質量%を含有する。 【0054】プレポリマー1:比較用プレポリマー(即ち、米国特許第5,877,227号に記載されている先端技術)。ポリイソシアネート混合物は、NCO基含有量約28.0%、およびプレポリマー(即ち、下記成分(i)および(ii))の全質量を基準にモノマーMDI約72質量%を有する。該モノマーMDI含分中、モノマー100質量%を基準に4,4'-異性体約76%、2,4'-異性体約24%、2,2'-異性体約0.2%。該ポリイソシアネート混合物を、(i)NCO基含有量約27%を有し、(a)約2質量%未満の2,4'-MDI異性体を有するモノマー4,4'-ジフェニルメタンジイソシアネート30.8pbw、(b)約45質量%の4,4'-MDI異性体、約53質量%の2,4'-MDI異性体および約2質量%の2,2'-MDI異性体を有するモノマーMDI30.8pbw、および(c)グリセリン出発ポリプロピレンオキシド-ポリエチレンオキシドポリエーテルポリオール(公称官能価3、エチレンオキシド含有量約45%)13.6pbwの反応生成物を含むセミプレポリマー、および(ii)NCO基含有量約31.5%およびモノマーMDI含有量約45質量%を有するポリマーMDI25pbw(ここで、ポリマーMDI成分のモノマー含分は、約94.5質量%の4,4'-MDI異性体、約5.5質量%の2,4'-MDI異性体および0.1質量%未満の2,2'-MDI異性体からなる)を反応させることにより製造した。 【0055】プレポリマー2:請求項1に記載の成分(2)に対応するプレポリマー。ポリイソシアネートプレポリマーは、NCO基含有量約9.5%および25℃で粘度約4,000mPa・sを有する。該プレポリマーを、(i)2質量%未満の2,4'-MDI異性体および0.1質量%未満の2,2'-MDI異性体を含有する(残りは4,4'-MDI異性体である)モノマーMDI、および(ii)グリセリン出発ポリプロピレンオキシド-ポリエチレンオキシドブロックコポリエーテルポリオール(公称官能価3、分子量約4,500g/mol、エチレンオキシド含有量約70%(プロピレンオキシドとエチレンオキシドとの合計質量を基準))を重合することにより製造した。 【0056】ポリイソシアネートを、イソシアネート1およびプレポリマー2から以下の手順により製造した。これらのポリイソシアネートは、請求項に記載された本発明の典型例である。まず、適当量のプレポリマー2をフラスコに添加し、次いで該プレポリマーを約50℃に加熱した。適当量の加熱プレポリマーをイソシアネート1に添加し、完全に混合した。該混合物を乾燥窒素下で維持し、室温まで冷却させた。 【0057】以下の表は、イソシアネート1およびプレポリマー2の相対量、並びに本発明に従い製造した合成ポリイソシアネート混合物のNCO含有量を示す。 【表1】
【0058】 【表2】
【0059】実施例2、3および4で製造したフォームは、比較例1で製造したフォームと比べてより低い(即ち、改良された)圧縮永久歪および湿潤老化圧縮永久歪を示した。 【0060】実施例4で製造したフォームはまた、比較例1のフォームと同じイソシアネート成分のNCO%、同レベルの硬度であるが、比較例1で製造したフォームと比べてより高い(即ち、改良された)伸びおよび引裂き強度を示した。 【0061】実施例2および3で製造したフォームは、比較例1で製造したフォームと比べてより低い(即ち、改良された)圧縮永久歪およびより高い硬度(ILD、CFD 40)に加えて、より高い(即ち、改良された)伸び、引裂き強度および引張強度を示した。 【0062】実施例4のフォームと同様に、実施例3のフォームも比較例1のフォームより低い(即ち、改良された)湿潤老化圧縮永久歪を示すが、より高いレベルの硬度(ILD、CFD 40)と改良された伸び、引裂き強度および引張強度を示す。この結果は、より高いNCO%値のイソシアネート成分で達成された。即ち、より少ないイソシアネートを、同じインデックスでフォームを製造するために使用した。 【0063】本発明を説明の目的のために上で詳細に記載したが、そのような詳細は単に説明の目的のためだけであり、特許請求の範囲により制限され得る場合を除いて、本発明の意図および範囲から外れることなく当業者は本発明中の変形をすることができると理解されるべきである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】392010599 【氏名又は名称】バイエル・コーポレーシヨン 【氏名又は名称原語表記】BAYER CORPORATION
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| 【出願日】 |
平成13年12月5日(2001.12.5) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100062144 【弁理士】 【氏名又は名称】青山 葆 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−187926(P2002−187926A) |
| 【公開日】 |
平成14年7月5日(2002.7.5) |
| 【出願番号】 |
特願2001−371000(P2001−371000) |
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