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【発明の名称】 ポリオレフィンを製造するための触媒組成物
【発明者】 【氏名】蔡 敬誠

【氏名】呉 銘源

【氏名】謝 東穎

【氏名】魏 玉媛

【要約】 【課題】ガラス転移温度の高いポリオレフィンを高転化率で製造する。

【解決手段】オレフィン重合触媒にメタロセン化合物(I)と特定の活性化助触媒とを含む触媒組成物を用いる。R1、R2は、H、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アリール、C7〜20アルキルアリール、C7〜20アリールアルキル基、2つのR1、2つのR2がC4〜20の環を形成し;Xは、C、Si、Ge、Sn;nは2〜12;R3、R4は、H、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アリール、C7〜20アルキルアリール基、C7〜20アリールアルキル基;MはIVB族金属;Yはアニオン配位子。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 (a)化学式(I)
【化1】

(R1は、同一または異なり、水素、ハロゲン、アルキル基、アルケニル基、アリール基、7〜20個の炭素原子を有するアルキルアリール基および7〜20個の炭素原子を有するアリールアルキル基からなる群より選ばれるか、または、隣接する2つのR1が付随する炭素原子によって結合して4〜20個の炭素原子を有する飽和環または不飽和環を形成し;R2は、同一または異なり、水素、ハロゲン、アルキル基、アルケニル基、アリール基、7〜20個の炭素原子を有するアルキルアリール基および7〜20個の炭素原子を有するアリールアルキル基からなる群より選ばれるか、または、隣接する2つのR2が付随する炭素原子によって結合して4〜20個の炭素原子を有する飽和環または不飽和環を形成し;Xは、炭素、ケイ素、ゲルマニウムおよびスズからなる群より選ばれ;nは2〜12であり;R3およびR4は、同一または異なり、水素、ハロゲン、アルキル基、アルケニル基、アリール基、7〜20個の炭素原子を有するアルキルアリール基および7〜20個の炭素原子を有するアリールアルキル基からなる群より選ばれ;Mは、酸化状態が+4であるIVB族の遷移金属であり;Yは、同一または異なり、それぞれ原子価が−1であるアニオン配位子である)で表わされるメタロセン化合物と、(b)(1)アルミノキサン、(2)AlR111213とホウ酸塩との混合物および(3)AlR111213とアルミノキサンとの混合物からなる群より選ばれた活性化助触媒(R11、R12、およびR13は1〜20個の炭素原子を有する脂肪族基または6〜10個の炭素原子を有する芳香族基である)とを含むことを特徴とするポリオレフィンを製造するための触媒組成物。
【請求項2】 R1およびR2が、それぞれ、水素、1〜10個の炭素原子を有するアルキル基、1〜10個の炭素原子を有するアルケニル基、6〜10個の炭素原子を有するアリール基、7〜10個の炭素原子を有するアルキルアリール基および7〜10個の炭素原子を有するアリールアルキル基からなる群より選ばれる請求項1記載の触媒組成物。
【請求項3】 R1およびR2が、それぞれ、水素、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソブチル基、ペンチル基、イソペンチル基、ヘキシル基、2−エチルヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ビニル基、アリル基、イソプロペニル基、フェニル基およびトリル基からなる群より選ばれる請求項2記載の触媒組成物。
【請求項4】 隣接する2つのR1が付随する炭素原子によって結合して4〜20個の炭素原子を有する環を形成する請求項1記載の触媒組成物。
【請求項5】 隣接する2つのR1が結合して、付随するシクロペンタジエニル環とともに飽和または不飽和の多環式シクロペンタジエニル配位子を形成する請求項4記載の触媒組成物。
【請求項6】 隣接する2つのR1が結合して、付随するシクロペンタジエニル環とともにインデニル基、テトラヒドロインデニル基、フルオレニル基またはオクタヒドロフルオレニル基を形成する請求項5記載の触媒組成物。
【請求項7】 隣接する2つのR2が付随する炭素原子によって結合して4〜20個の炭素原子を有する環を形成する請求項1記載の触媒組成物。
【請求項8】 隣接する2つのR2が結合して、付随するシクロペンタジエニル環とともに飽和または不飽和の多環式シクロペンタジエニル配位子を形成する請求項7記載の触媒組成物。
【請求項9】 隣接する2つのR2が結合して、付随するシクロペンタジエニル環とともにインデニル基、テトラヒドロインデニル基、フルオレニル基またはオクタヒドロフルオレニル基を形成する請求項8記載の触媒組成物。
【請求項10】 Xが炭素である請求項1記載の触媒組成物。
【請求項11】 Yが、水素、1〜20個の炭素原子を有する炭化水素基、ハロゲン、6〜20個の炭素原子を有するアリール基、7〜20個の炭素原子を有するアルキルアリール基、7〜20個の炭素原子を有するアリールアルキル基、1〜20個の炭素原子を有するアルコキシ基、1〜20個の炭素原子を有するアリールオキシ基、−NH2、−NHR7、−NR78、−(C=O)NH2、−(C=O)NHR9および−(C=O)NR910からなる群より選ばれ、R7、R8、R9、およびR10がそれぞれ1〜20個の炭素原子を有するアルキル基である請求項1記載の触媒組成物。
【請求項12】 Yが−N(CH32である請求項1記載の触媒組成物。
【請求項13】 重合条件下で触媒としての効果を奏する量の請求項1記載の触媒組成物が存在する中、(a)1種のオレフィンを重合する工程、または(b)少なくとも2種のオレフィンを重合する工程からなることを特徴とするポリオレフィンの製造方法。
【請求項14】 (a)1種のオレフィンを重合する工程からなり、前記オレフィンがシクロオレフィンである請求項13記載の方法。
【請求項15】 (b)少なくとも2種のオレフィンを重合する工程からなり、前記オレフィンが少なくとも1種のシクロオレフィンおよび少なくとも1種の非環式オレフィンである請求項13記載の方法。
【請求項16】 前記シクロオレフィンが、ビシクロヘプタン、トリシクロデセン、トリシクロウンデセン、テトラシクロドデセン、ペンタシクロペンタデセン、ペンタシクロペンタデカジエン、ペンタシクロヘキサデセン、ヘキサシクロヘプタデセン、ヘプタシクロエイコセン、ヘプタシクロヘンエイコセン、オクタシクロドコセン、ノナシクロペンタコセンおよびノナシクロヘキサコセンからなる群より選ばれる請求項15記載の方法。
【請求項17】 前記非環式オレフィンが、エチレンまたは3〜12個の炭素原子を有するα−オレフィンである請求項15記載の方法。
【請求項18】 前記α−オレフィンが、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセンおよび1−オクテンからなる群より選ばれる請求項17記載の方法。
【請求項19】 前記シクロオレフィンがノルボルネンであり、前記非環式オレフィンがエチレンである請求項15記載の方法。
【請求項20】 得られる前記ポリオレフィンのガラス転移温度が60〜300℃の範囲内である請求項15記載の方法。
【請求項21】 得られる前記ポリオレフィンのガラス転移温度が120〜300℃の範囲内である請求項15記載の方法。
【請求項22】 得られる前記ポリオレフィンのガラス転移温度が250〜300℃の範囲内である請求項15記載の方法。
【請求項23】 化学式(II)
【化2】

(Rは1〜20個の炭素原子を有するヒドロカルビル基である)で表わされる構造を有することを特徴とするメタロセン触媒。
【請求項24】 化学式(III)
【化3】

(Rは1〜20個の炭素原子を有するヒドロカルビル基である)で表わされる構造を有することを特徴とするメタロセン触媒。
【請求項25】 化学式(IV)
【化4】

(Rは1〜20個の炭素原子を有するヒドロカルビル基である)で表わされる構造を有することを特徴とするメタロセン触媒。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリオレフィンを製造するための触媒組成物、ポリオレフィンの製造方法およびメタロセン触媒、とくに、高いシクロオレフィン転化率と高いガラス転移温度とを有するシクロオレフィン共重合体を製造するために有用な触媒組成物、ポリオレフィンの製造方法およびメタロセン触媒に関するものである。本発明の触媒組成物は高温の反応条件下で高い活性を維持することができる。
【0002】
【従来の技術】従来、オレフィン系ポリマーは幅広く利用されており、そのうち、一般に用いられるオレフィン系ポリマーは、ポリオレフィン、すなわち、1種のオレフィンのモノポリマーまたは少なくとも2種のオレフィンの共重合体である。通常、これらのポリオレフィンは、ブロー成形、射出成形、押出しコーティング、フィルム、シート、パイプ、ワイヤー、およびケーブルなどの用途に用いられる。
【0003】ポリオレフィンの例としてエチレンプロピレンエラストマー(エチレンプロピレンゴム[EPR])があるが、これは耐候性、優れた熱老化特性および大量の充てん剤や可塑剤との混合が可能であることにより、最終的な用途に普遍的に使用されている。典型的な自動車用途は、ラジエータ、加熱ホース、真空管、ウエザ・ストリップ、スポンジ・ドアシールなどである。典型的な工業用途は、スポンジ部品、ガスケット、およびシールである。
【0004】一般に用いられる別のポリオレフィンは、シクロオレフィン共重合体(COC)である。このうち、シクロオレフィンおよびエチレンの共重合体は、透明度が高く、耐熱性、耐熱老化、耐薬品性、耐溶剤性、誘電特性、および剛性のバランスがよい。このため、エチレン/シクロオレフィン共重合体は、光メモリディスク(optical memory disk)および光ファイバーなどの光学材料(optical material)の分野での使用に適している。
【0005】米国特許第5,559,119号(アベ(Abe)ら)および第5,602,219号(アウルバチ(Aulbach)ら)に記載されるように、エチレン/シクロオレフィン共重合体は、通常、メタロセン/アルミノキサン触媒システムの存在下で製造される。米国特許第5,559,199号では、イソプロピリデン(シクロペンタジエニルメチルシクロペンタジエニル)ジルコニウム二塩化物(isopropylidene(cyclopentadienylmethylcyclopentadienyl)zirconium dichloride)のようなメタロセンが開示されている。米国特許第5,602,219号では、ジメチルシリル−(1−インデニル)−シクロペンタジエニルジルコニウム二塩化物(dimethylsilyl-(1-indenyl)-cyclopentadienylzirconium dichloride)のようなメタロセンが開示されている。
【0006】しかしながら、エチレン−シクロオレフィン共重合体を製造する従来の方法にはいくつか問題がある。まず、シクロオレフィンの転化率(シクロオレフィンの取込量)が低すぎることである。第2に、エチレンの高い取込量によって、共重合体のガラス転移温度(Tg)が低くなりすぎる。
【0007】シクロオレフィンの転化率を上昇させるため、一般に用いられる技術は反応温度と圧力とを上昇させることである。この技術により、シクロオレフィンとエチレンの転化率が共に上昇して、得られる共重合体のガラス転移温度が低下する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ポリオレフィン、とくに、高いシクロオレフィン取込量および高いガラス転移温度を有するエチレン/シクロオレフィン共重合体を製造するための触媒組成物を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のポリオレフィンを製造するための触媒組成物は、(a)化学式(I)で表わされるメタロセン化合物と、(b)(1)アルミノキサン、(2)AlR111213とホウ酸塩との混合物および(3)AlR111213とアルミノキサンとの混合物からなる群より選ばれた活性化助触媒とを含むことによって、前記の目的を達成する。
【0010】
【化5】

【0011】R1は、同一または異なり、水素、ハロゲン、アルキル基、アルケニル基、アリール基、7〜20個の炭素原子を有するアルキルアリール基および7〜20個の炭素原子を有するアリールアルキル基からなる群より選ばれるか、または、隣接する2つのR1が付随する炭素原子によって結合して4〜20個の炭素原子を有する飽和環(saturated ring system)または不飽和環(unsaturated ring system)を形成する。R2は、同一または異なり、水素、ハロゲン、アルキル基、アルケニル基、アリール基、7〜20個の炭素原子を有するアルキルアリール基および7〜20個の炭素原子を有するアリールアルキル基からなる群より選ばれるか、または、隣接する2つのR2が付随する炭素原子によって結合して4〜20個の炭素原子を有する飽和環または不飽和環を形成する。
【0012】Xは、炭素、ケイ素、ゲルマニウムおよびスズからなる選ばれたIVA族元素である。nは2〜12である。R3およびR4は、同一または異なり、水素、ハロゲン、アルキル基、アルケニル基、アリール基、7〜20個の炭素原子を有するアルキルアリール基および7〜20個の炭素原子を有するアリールアルキル基からなる群より選ばれる。Mは、酸化状態が+4であるIVB族遷移金属である。Yは、同一または異なり、それぞれ原子価が−1であるアニオン配位子である。R11、R12、およびR13は1〜20個の炭素原子を有する脂肪族基または6〜10個の炭素原子を有する芳香族基である。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の触媒組成物は、化学式(I)で表わされるメタロセン化合物(複合体)と活性化助触媒とを含む。本発明の触媒組成物は、ポリオレフィンを製造するために有用である。本発明の触媒組成物は、化学式(I)中のX(C、Si、Ge、SnなどのようなIVA族元素)が−(CR34n−と橋架けして環状構造を形成したメタロセン化合物を含むことを特徴の一つとする。
【0014】前記米国特許第5,559,199号および第5,602,219号におけるシクロオレフィン共重合体を製造するための従来のメタロセン、たとえば、イソプロピリデン(シクロペンタジエニルメチルシクロペンタジエニル)ジルコニウム二塩化物およびジメチルシリル−(1−インデニル)−シクロペンタジエニルジルコニウム二塩化物は、2つのメチル基がメタロセンの炭素原子またはケイ素原子に結合している。メタロセンの化学構造を、分かりやすいように、以下の表に示す。そのうち、Cpは未置換のまたは置換したシクロペンタジエニルを示しており、θ1、θ2、およびθ3は、一方のCp、IVA族元素、および他方のCpで形成された角度(Cp−IVA−Cp)を示しており、バイト角度(biteangle)と称する。
【0015】
【外1】

【0016】米国特許第5,559,199号および第5,602,219号のメタロセンと異なり、本発明では、炭素などのIVA族元素が−(CR34n−と橋架けして環状構造を形成する。この橋架けの結果、Cp−IVA−Cpによって形成される角度が拡大する。すなわち、角度θ3はθ1およびθ2よりも大きくなる。
【0017】方程式PM3(半経験(semi-empirical))より計算すると、米国特許第5,559,199号で用いるイソプロピリデン(シクロペンタジエニルメチルシクロペンタジエニル)ジルコニウム二塩化物のバイト角度(θ1)は101.9°であり、米国特許第5,602,219号で用いるジメチルシリル−(1−インデニル)−シクロペンタジエニルジルコニウム二塩化物のバイト角度(θ2)は98.7°である。
【0018】本発明で用いるシクロブチリデン(1−η5−シクロペンタジエニル)(1−η5−インデニル)−ビス(ジメチルアミノ)ジルコニウム(cyclobutylidene(1−η5−cyclopentadienyl)(1−η5−indenyl)−bis(dimethylamino)zirconium)のバイト角度(θ3)は104.13°であって、θ1およびθ2よりもはるかに大きい。このため、理論的に、本発明で用いるメタロセン化合物は、大型のモノマー(シクロオレフィンなど)に反応的である。以下に示す本発明の実験データは、この理論的結果に符合している。
【0019】従来のメタロセン化合物を触媒として用いて、シクロオレフィンおよび非環式オレフィン(エチレンなど)の共重合体を製造する場合、バイト角度が小さいので、エチレンより大型のシクロオレフィンがメタロセンの活性点に接触することが困難である。このため、生成する共重合体のシクロオレフィン取込量(incorporation amount)が低下してしまう。しかし、本発明のメタロセン化合物を触媒として用いた場合、バイト角度が大きいため、シクロオレフィンがメタロセン化合物に接触する機会が高くなり、それによってシクロオレフィン取込量を上昇させることができる。
【0020】以下、科学的根拠について説明する。橋架けしたメタロセンにおいては、2つのCp環のあいだのバイト角度が開くと、金属の活性中心が外側に移動する。これにより、非環式オレフィンに対するシクロオレフィンの触媒の活性中心に対する配位速度比が、他の触媒と比較して上昇し、これにともなって、得られる共重合体に含まれる非環式オレフィンに対するシクロオレフィンの比率が上昇する。したがって、共重合体のガラス転移温度が上昇し、重合活性(polymerization activity)も増加する。
【0021】橋架けしたメタロセン触媒において、炭素架橋(carbon bridge)により生じたバイト角度はケイ素架橋(silicon bridge)により生じたものより明らかに大きい。理由の一つは、炭素の元素半径(0.77Å)がケイ素の元素半径(1.11Å)よりも小さいことである。他の理由は、炭素の電気陰性度(2.5)がケイ素の電気陰性度(1.8)よりも大きいことである。したがって、炭素−炭素の結合エネルギーは炭素−ケイ素よりもはるかに大きいため、CpがIVA族元素と橋架けする場合、ケイ素架橋は炭素よりも変形の程度が大きく、その結果バイト角度が小さくなる。
【0022】化学式(I)において、R1およびR2が、アルキル基、アルケニル基、アリール基、7〜20個(好ましくは1〜15個)の炭素原子を有するアルキルアリール基および7〜20個(好ましくは7〜15個)の炭素原子を有するアリールアルキル基からなる群より選ばれる場合、1〜10個の炭素原子を有するアルキル基、1〜10個の炭素原子を有するアルケニル基、6〜10個の炭素原子を有するアリール基、7〜10個の炭素原子を有するアルキルアリール基、7〜10個の炭素原子を有するアリールアルキル基であることが好ましい。
【0023】R1およびR2の代表例には、水素、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソブチル基、ペンチル基、イソペンチル基、ヘキシル基、2−エチルヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ビニル基、アリル基、イソプロペニル基、フェニル基、トリル基などが含まれる。
【0024】隣接する2つのR1または2つのR2が付随する炭素原子によって結合して4〜20個(好ましくは4〜6個)の炭素原子を有する環を形成する場合、R1またはR2は、付随するシクロペンタジエニル環とともに、インデニル基、テトラヒドロインデニル基、フルオレニル基、オクタヒドロフルオレニル基などの飽和または不飽和の多環式シクロペンタジエニル環を形成することができる。
【0025】このような環の代表例には、η5−シクロペンタジエニル基、η5−メチルシクロペンタジエニル基、η5−エチルシクロペンタジエニル基、η5−プロピルシクロペンタジエニル基、η5−テトラメチルシクロペンタジエニル基、η5−ペンタメチルシクロペンタジエニル基、η5−n−ブチルシクロペンタジエニル基、インデニル基、テトラヒドロインデニル基、フルオレニル基、オクタヒドロフルオレニル基などが含まれる。
【0026】Yは、水素、1〜20個の炭素原子を有する炭化水素基、ハロゲン、6〜20個の炭素原子を有するアリール基、7〜20個の炭素原子を有するアルキルアリール基、7〜20個の炭素原子を有するアリールアルキル基、1〜20個の炭素原子を有するアルコキシ基、6〜20個の炭素原子を有するアリールオキシ基(aryloxy)、NH2、NHR7、NR78、−(C=O)NH2、−(C=O)NHR9、−(C=O)NR910であることができる。R7、R8、R9、およびR10はそれぞれ1〜20個の炭素原子を有するアルキル基である。好適なY基は、メチル基、エチル基、フェニル基、塩素、臭素、メトキシ基、エトキシ基、−NH2、−NH(CH3)、−N(CH32、−N(C252、−N(C372などが含まれる。
【0027】化学式(I)で表わされるメタロセン化合物は、活性化助触媒と組み合せることによって、ポリオレフィンの製造に用いることができる触媒組成物を形成することができる。
【0028】本発明で用いる助触媒は、(1)アルミノキサン、(2)AlR111213とホウ酸塩との混合物、および(3)AlR111213とアルミノキサンとの混合物であることができる。R11、R12、およびR13は1〜20個の炭素原子を有する脂肪族基または6〜10個の炭素原子を有する芳香族基である。好ましいアルミノキサンは、メチルアルミノキサンである。AlR111213の代表例には、トリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウム、トリプロピルアルミニウム、トリイソプロピルアルミニウム、トリブチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム(TIBA)などが含まれる。
【0029】ホウ酸塩の代表例には、N,N−ジメチルアニリニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ホウ酸塩(N,N-dimethyl anilinium tetrakis(pentafluorophenyl)borate)、トリフェニルカルベニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ホウ酸塩(triphenyl carbenium tetrakis(pentafluorophenyl)borate)、トリメチルアンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ホウ酸塩(trimethyl ammonium tetrakis(pentafluorophenyl)borate)、フェロセニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ホウ酸塩(ferrocenium tetrakis(pentafluorophenyl)borate)、ジメチルフェロセニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ホウ酸塩(dimethyl ferrocenium tetrakis(pentafluorophenyl)borate)、銀テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ホウ酸塩(silver tetrakis(pentafluorophenyl)borate)などが含まれる。
【0030】本発明の触媒組成物を用いることにより、ポリオレフィンを合成することができる。重合条件下で触媒としての効果を奏する量の本発明の触媒組成物が存在する中、1種のオレフィンに重合(単独重合)が施されるか、または、少なくとも2種のオレフィンに重合(共重合)が施される。
【0031】本発明によると、好ましいオレフィンはシクロオレフィンである。本発明の重合は、シクロオレフィンの単独重合またはシクロオレフィンと非環式オレフィンとの共重合であることが好ましい。
【0032】本発明で使用するために好適なシクロオレフィンには、ビシクロヘプテン、トリシクロデセン、トリシクロウンデセン、テトラシクロドデセン、ペンタシクロペンタデセン、ペンタシクロペンタデカジエン、ペンタシクロヘキサデセン、ヘキサシクロヘプタデセン、ヘプタシクロエイコセン、ヘプタシクロヘンエイコセン、オクタシクロドコセン、ノナシクロペンタコセン、ノナシクロヘキサコセンなどが含まれる。代表例には、ノルボルネン、テトラシクロドデセン、ジシクロペンタジエン、エチリデンノルボルネンなどが含まれる。
【0033】好適な非環式オレフィンは、エチレンまたはα−オレフィンである。α−オレフィンの代表例には、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテンなどの3〜12個の炭素原子を有するオレフィンが含まれる。
【0034】とくに、本発明の触媒組成物は、エチレン/シクロオレフィン共重合体などの非環式オレフィン/シクロオレフィン共重合体の製造に有用である。この特殊な触媒組成物を用いることにより、得られるエチレン/シクロオレフィン共重合体は、シクロオレフィンの転化率が高く、ガラス転移温度も高い。
【0035】本発明の特殊な触媒組成物を用いることにより、生じるポリオレフィンは、60〜300℃、好ましくは120〜300℃、とくに好ましくは250〜300℃の範囲内のガラス転移温度を有することになる。
【0036】本発明で開示される新規な触媒組成物は、スラリー反応(slurry reaction)、気相反応、および溶液重合反応で用いることができる。本発明の実験結果によると、本発明の特殊な触媒組成物はより高い反応温度において優れた活性を有していることが証明された。この優れた活性は、シクロオレフィンの取込量を上昇させ、得られるシクロオレフィン共重合体のガラス転移温度も上昇させる。これは、従来の類似した触媒では達成することができない。
【0037】さらに、本発明は、以下の3つの化学式より選ばれた構造を有する新規なメタロセン触媒を提供する。
【0038】
【化6】

【0039】
【化7】

【0040】
【化8】

【0041】Rは1〜20個の炭素原子を有するヒドロカルビル(hydrocarbyl)基である。
【0042】前記した本発明の目的、特徴、および長所をより一層明瞭にするため、以下に本発明の好ましい実施の形態をあげ、さらに詳しく説明するが、このことは本発明を限定するものではなく、当該技術を熟知する者なら誰でも、本発明の精神と領域を脱しない範囲内で各種の変動や潤色を加えることができる。
【0043】
【実施例】メタロセンの合成実施例1:1−シクロペンタジエニル−1−インデニルシクロブタン(橋架けしたシクロペンタジエン)の合成インデン(5.8g、50ミリモル)をTHF(テトラヒドロフラン)50mlが入った容積250mlの丸底フラスコに入れた。そして、フラスコをアイスバス(ice bath)に入れ、n−ブチルリチウム(n−BuLi)40ml(1.6M、64ミリモル)を加えた。混合液は赤オレンジ色に変わった。フラスコをアイスバスから取り出し、混合液を3時間攪拌した。続いて、反応混合液を真空下でストリップして溶剤を除去し、ペンタン50mlで洗浄して余分なn−BuLiを除去し、ろ過して沈殿物を得た。
【0044】それから、沈殿物をTHF50ml中で溶かし、アイスバス中で、6,6−トリメチレンフルベン(6,6-trimethylenefulvene)(5.9g、50ミリモル)を徐々に溶液に加えた。24時間攪拌したのち、水1mlを混合液に加えて反応を終了させた。そして、反応混合液を真空下でストリップして溶剤を除去し、ヘキサン100mlで溶かし、ろ過してろ液を得た。粗生成物(ろ液など)をカラムクロマトグラフィー(充てん物としてシリカゲル20g、溶離液としてヘキサン100%を使用)によって精製した。そして、減圧下で溶液を濃縮して褪せた黄色の液体(8.2g、収率70%)を得た。
【0045】実施例2:1−メチルシクロペンタジエニル−1−インデニル−シクロブタンの合成インデン(2.9g、25ミリモル)をTHF30mlが入った容積250mlの丸底フラスコに入れた。そして、フラスコをアイスバスに入れ、n−ブチルリチウム(n−BuLi)20ml(1.6M、32ミリモル)を加えた。混合液は赤オレンジ色に変わった。フラスコをアイスバスから取り出し、混合液を3時間攪拌した。続いて、反応混合液を真空下でストリップして溶剤を除去し、ペンタン50mlで洗浄して余分なn−BuLiを除去し、ろ過して沈殿物を得た。
【0046】それから、沈殿物をTHF30ml中で溶かし、アイスバス中に入れて、3−メチル−6,6−トリメチレンフルベン(3-methyl-6,6-trimethylenefulvene)(3.3g、25ミリモル)を徐々に溶液に加えた。24時間攪拌したのち、水1mlを混合液に加えて反応を終了させた。そして、反応混合液を真空下でストリップして溶剤を除去し、ヘキサン50mlで溶かし、ろ過してろ液を得た。粗生成物(ろ液など)をカラムクロマトグラフィー(充てん物としてシリカゲル20g、溶離液としてヘキサン100%を使用)によって精製した。そして、減圧下で溶液を濃縮して褪せた黄色の液体(4.7g、収率75.8%)を得た。
【0047】実施例3:メタロセン触媒の製造シクロブチリデン(1−η5−シクロペンタジエニル)(1−η5−インデニル)ビス(ジメチルアミノ)ジルコニウムの合成実施例1で得た1−シクロペンタジエニル−1−インデニルシクロブタン(0.94g、4ミリモル)とZr(N(CH324(1g、3.7ミリモル)とを容積100mlの丸底フラスコに入れ、トルエン20mlを加えて、室温で15時間混合液の反応を行なった。それから、反応混合液を真空下でストリップして溶剤を除去し、ペンタン50mlを加えて残留物を溶かした。この溶液をろ過してろ液を濃縮することにより黄色の固体(1.45g、収率95%)を得た。
【0048】実施例4:メタロセン触媒の製造シクロブチリデン(1−η5−メチルシクロペンタジエニル)(1−η5−インデニル)ビス(ジメチルアミノ)ジルコニウムの合成実施例2で得た1−メチルシクロペンタジエニル−1−インデニルシクロブタン(0.99g、4ミリモル)を容積100mlの丸底フラスコに入れ、トルエン20mlを加えて、室温で15時間混合液の反応を行なった。それから、反応混合液を真空下でストリップして溶剤を除去し、ペンタン50mlを加えて残留物を溶かした。この溶液をろ過してろ液を濃縮することにより黄色の固体(1.54g、収率98%)を得た。
【0049】ポリマーの合成実施例A:エチレン/ノルボルネン共重合体の合成ナトリウムを加えてトルエンを還流させ、含水量が10ppm以下になるまで水分を除去した。ノルボルネン500gと乾燥トルエン88gとを窒素下で混合して85重量%のノルボルネン溶液を得た。
【0050】容積500mlの反応器を105℃に加熱して1時間排気したのち、窒素で3〜4回浄化して水分と酸素とを完全に除去し、反応器の温度を100℃に調節した。温度が安定したのち、窒素下で85重量%のノルボルネン溶液100gを反応器に入れて速度250rpmで攪拌し、1.49M MAO(メチルアルミノキサン)4mlを注入器で反応器に注入した。
【0051】続いて、エチレンを反応器に導入して窒素を置換、放出させ、前記の手順を再度繰り返した。最後に、圧力15kg/cm2のエチレンを溶液が飽和状態になるまで反応器に導入した。実施例3で得たメタロセン複合体1mgをトルエン1ml中に入れ、グローブボックス内で溶かした。それから、MAO3mlをメタロセン溶液に加えて活性化を5分行なったのち、メタロセン溶液を反応器に注入して重合を行ない、混合液を速度500rpmで攪拌した。反応時間は30分であった。
【0052】重合反応が完了したのち、希塩酸を含むアセトン溶液に反応溶液を注ぎ込み、生成物を沈殿させた。生成物をアセトンで2〜3回洗浄し、ろ過し、80℃の真空オーブン内で12時間乾燥させた。得られた共重合体は43.2gであった。この実施例の結果を表1に示す。
【0053】実施例B〜F反応温度、メタロセン用量、およびMAO用量は変えたほかは、実施例Aで述べた手順を繰り返して多様なシクロオレフィン共重合体を製造した。実施例A〜Fで用いたメタロセンは同一のものである。得られた結果を表1に示す。
【0054】
【表1】

【0055】実施例G(実施例Aと比較)
ナトリウムを加えてトルエンを還流させ、含水量が10ppm以下になるまで水分を除去した。ノルボルネン500gと乾燥トルエン88gとを窒素下で混合して85重量%のノルボルネン溶液を得た。
【0056】容積500mlの反応器を105℃に加熱して1時間排気したのち、窒素で3〜4回浄化して水分と酸素とを完全に除去し、反応器の温度を100℃に調節した。温度が安定したのち、窒素下で85重量%のノルボルネン溶液100gを反応器に入れて速度250rpmで攪拌し、1.49M MAO4mlを注入器で反応器に注入した。
【0057】続いて、エチレンを反応器に導入して窒素を置換、放出させ、前記の手順を再度繰り返した。最後に、圧力15kg/cm2のエチレンを溶液が飽和状態になるまで反応器に導入した。ジフェニルメチリデン(シクロペンタジエニル)(9−フルオレニル)ジルコニウム二塩化物(diphenylmethylidene(cyclopentadienyl)(9-fluorenyl)zirconium dichloride)1mgをトルエン1ml中に入れ、グローブボックス内で溶かした。それから、MAO3mlをメタロセン溶液に加えて活性化を5分行なったのち、メタロセン溶液を反応器に注入して重合を行ない、混合液を速度500rpmで攪拌した。反応時間は30分であった。
【0058】重合反応が完了したのち、希塩酸を含むアセトン溶液に反応溶液を注ぎ込み、生成物を沈殿させた。生成物をアセトンで2〜3回洗浄し、ろ過し、80℃の真空オーブン内で12時間乾燥させた。得られた共重合体は26.9gであった。得られた結果を表2に示す。
【0059】実施例H(実施例Eと比較)
反応温度を変えたほかは、実施例Gで記載した手順を繰り返してシクロオレフィン共重合体を製造した。実施例Gと実施例Hで用いたメタロセンは同一のものである。得られた結果を表2に示す。
【0060】
【表2】

【0061】実施例I〜K反応温度は120℃に設定し、反応時間を1時間長くし、エチレン圧力、メタロセン用量、およびMAO用量を変えたほかは、実施例Aで記載した手順を繰り返してガラス転移温度の高い多様なシクロオレフィン共重合体を製造した。実施例I〜Kで用いたメタロセンは実施例Aで用いたものと同一のものである。得られた結果を表3に示す。
【0062】
【表3】

【0063】実施例L(実施例Jと比較)
ナトリウムを加えてトルエンを還流させ、含水量が10ppm以下になるまで水分を除去した。ノルボルネン500gと乾燥トルエン88gとを窒素下で混合して85重量%のノルボルネン溶液を得た。
【0064】容積500mlの反応器を105℃に加熱して1時間排気したのち、窒素で3〜4回浄化して水分と酸素とを完全に除去した。反応器の温度は100℃に調節した。温度が安定したのち、窒素下で85重量%のノルボルネン溶液100gを反応器に入れて速度250rpmで攪拌し、1.49M MAO4mlを注入器で反応器に注入した。
【0065】続いて、エチレンを反応器に導入して窒素を置換し放出させ、前記の手順を再度繰り返した。最後に、圧力5kg/cm2のエチレンを溶液が飽和状態になるまで反応器に導入した。ジフェニルメチリデン(シクロペンタジエニル)(9−フルオレニル)ジルコニウム二塩化物(diphenylmethylidene(cyclopentadienyl)(9-fluorenyl)zirconium dichloride)1mgをトルエン1ml中に入れ、グローブボックス内で溶かした。それから、MAO3mlをメタロセン溶液に加えて活性化を5分行なったのち、メタロセン溶液を反応器に注入して重合を行ない、混合液を速度500rpmで攪拌した。反応時間は60分であった。
【0066】重合反応が完了したのち、希塩酸を含むアセトン溶液に反応溶液を注ぎ込み、生成物を沈殿させた。生成物をアセトンで2〜3回洗浄し、ろ過し、80℃の真空オーブン内で12時間乾燥させた。得られた共重合体は15.3gであった。得られた結果を表4に示す。
【0067】
【表4】

【0068】実施例M〜O反応温度を120℃に設定し、エチレン圧力、メタロセン用量、およびMAO用量を変えたほかは、実施例Aで記載した手順を繰り返して多様なシクロオレフィン共重合体を製造した。実施例M〜Oで用いたメタロセンは実施例Aで用いたものと同一のものである。得られた結果を表5に示す。
【0069】
【表5】

【0070】実施例P〜S反応温度、エチレン圧力、メタロセン用量、およびMAO用量を変えたほかは、実施例Aで記載した手順を繰り返して多様なシクロオレフィン共重合体を製造した。実施例P〜Sで用いたメタロセンは実施例Aで用いたものと同一のものである。これらの実施例では、濃度の異なるノルボルネンを用いた。得られた結果を表6に示す。
【0071】
【表6】

【0072】実施例Tナトリウムを加えてトルエンを還流させ、含水量が10ppm以下になるまで水分を除去した。ノルボルネン500gと乾燥トルエン88gとを窒素下で混合して85重量%のノルボルネン溶液を得た。
【0073】容積500mlの反応器を105℃に加熱して1時間排気したのち、窒素で3〜4回浄化して水分と酸素とを完全に除去した。反応器の温度は100℃に調節した。温度が安定したのち、窒素下で85重量%のノルボルネン溶液100gを反応器に入れて速度250rpmで攪拌し、1.49M MAO4mlを注入器で反応器に注入した。
【0074】続いて、エチレンを反応器に導入して窒素を置換して放出させ、前記の手順を再度繰り返した。最後に、圧力15kg/cm2のエチレンを溶液が飽和状態になるまで反応器に導入した。実施例4で得たメタロセン複合体1mgをトルエン1ml中に入れ、グローブボックス内で溶かした。それから、MAO3mlをメタロセン溶液に加えて活性化を5分行なったのち、メタロセン溶液を反応器に注入して重合を行ない、混合液を速度500rpmで攪拌した。反応時間は30分であった。
【0075】重合反応が完了したのち、希塩酸を含むアセトン溶液に反応溶液を注ぎ込み、生成物を沈殿させた。生成物をアセトンで2〜3回洗浄し、ろ過し、80℃の真空オーブン内で12時間乾燥させた。得られた共重合体は27.9gであった。得られた結果を表7に示す。
【0076】
【表7】

【0077】本発明の好ましい実施例を前記のとおり開示したが、これらは決して本発明を限定するものではなく、当該技術を熟知する者なら誰でも、本発明の精神と領域を脱しない範囲内で各種の変動や潤色を加えることができ、したがって本発明の保護範囲は、特許請求の範囲で指定した内容を基準とする。
【0078】
【発明の効果】本発明の触媒組成物(メタロセン触媒)によれば、高いオレフィン転化率で高いガラス転移温度を有するポリオレフィンを製造することができる。本発明の触媒組成物は、高温の反応条件下で高い活性を維持することができる。
【出願人】 【識別番号】390023582
【氏名又は名称】財団法人工業技術研究院
【出願日】 平成12年11月21日(2000.11.21)
【代理人】 【識別番号】100065226
【弁理士】
【氏名又は名称】朝日奈 宗太 (外1名)
【公開番号】 特開2002−30108(P2002−30108A)
【公開日】 平成14年1月31日(2002.1.31)
【出願番号】 特願2000−354693(P2000−354693)