| 【発明の名称】 |
アガリクスブラゼイ(AgaricusBlazeiMurill)に含まれるβ−D−グルカンを液中に抽出する製法 |
| 【発明者】 |
【氏名】中村 光樹
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| 【要約】 |
【課題】アガリクスブラゼイ(Agaricus Blazei Murill)に含まれるβ−D−グルカンを従来製法より液中に多く抽出すること。
【解決手段】アガリクスブラゼイを粉砕装置で20μから1μの微粒子に粉砕して、加圧し、熱水抽出法でβ−D−グルカンを液中に抽出する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 機械的に20μ〜1μの微粒子に粉砕したアガリクスブラゼイ(Agaricus Blazei Murill)を、圧力釜を使用し、100℃から140℃で1気圧から20気圧で5分から90分、加圧加熱してアガリクスブラゼイの成分に含まれるβ−D−グルカンを液中に抽出する製法に関する。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、アガリクスブラゼイに含まれるβ−D−グルカンという免疫賦活作用があると言われる成分を液中に抽出する製法に関する。 【0002】 【従来の技術】漢方式では乾燥した姿そのままのアガリクスブラゼイを開放型容器に水を入れ、100℃以下で煎じることでβ−D−グルカンを液中に抽出していた。また、一部的に、乾燥した姿そのままのアガリクスブラゼイを工場的に熱水抽出、もしくはアルコールを用いてアガリクスブラゼイに含まれるβ−D−グルカンを液中に抽出する方法であった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】アガリクスブラゼイに含まれるβ−D−グルカンとはセルロースと呼ばれる食物繊維の一種である。その特徴として水に溶けにくいという性質を持っている。表1に「1時間煎じたアガリクスブラゼイ(姿そのままの乾燥したもの)20g」を100℃で60分熱を加えて成分を液中に抽出したものを示す。乾燥した姿そのままのアガリクスブラゼイを熱水抽出にて100℃で60分熱を加えても、液中のβ−D−グルカン量は0.05g/100gしか抽出されない。また、表3に工場的に生産された「アガリクス抽出エキス」(乾燥した姿そのままのアガリクスブラゼイ5gを100gの水に入れて120℃で30分圧をかけて成分を液中に抽出したもの)を示す。表2に関しては、β−D−グルカンが0.02g/100g以下であったため検出されなかった。そのため、本発明ではアガリクスブラゼイを機械的に20μから1μの微粒子に粉砕し、アガリクスブラゼイの細胞の細胞壁を破壊してβ−D−グルカンを、圧力を加えた熱水抽出法にて抽出することを検討した。 【0004】 【表1】
【0005】 【表2】
【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は乾燥したアガリクスブラゼイを機械的に20μから1μの微粒子に粉砕したものに水に加え、圧力釜で加圧加熱してβ−D−グルカンを液中に抽出する製法である。乾燥したアガリクスブラゼイを粉砕装置により20μから1μの微粒子に粉砕する。容器内に粉砕した微粒子のアガリクスブラゼイを2gから15gに対して水50gから200gを加える。圧力釜を使用して5分から90分、1気圧から20気圧の圧力をかけて100℃から140℃の熱を加えて微粒子化したアガリクスブラゼイからβ−D−グルカンを抽出する。 【0007】 【発明の実施の形態】以下実施例に基づいて本発明を説明する。表3にあるように、アガリクスブラゼイを粉砕装置で平均7.625μの微粒子に粉砕した。容器に水95gと粉砕したアガリクスブラゼイ微粒子5gを入れ、容器の口を閉じて完全密封した。完全密封した容器を業務用圧力釜に入れて120℃で31分間、2気圧の圧力をかけて熱水抽出した。 【0008】本発明を上記の実施形態で実施した結果、表4が示すように、β−D−グルカンは液中に0.47g/100g抽出している。これは表1の「1時間煎じたアガリクス20g」の数値0.05g/100gと単純に比較して9.4倍のβ−D−グルカンを液中に抽出していることとなる。しかしながら、「1時間煎じたアガリクス」は20gのアガリクスブラゼイを使用しているので、5g使用していると換算すると、検出結果の4分の1の数値であることから0.0125/100gとなる。その結果、同じ条件時での比較となると、本発明の実施例は約37.6倍、「1時間煎じたアガリクス」より液中にβ−D−グルカンを抽出していることになる。 【0009】表2にある「アガリクス抽出エキス」の分析試験結果は、乾燥したアガリクスブラゼイ5gを120℃で30分熱水抽出したにもかかわらず、液中に抽出されているβ−D−グルカン量が0.02g/100g以下であったため「検出せず」となってしまった。そのため、表4にある本発明の実施例の分析試験結果と細かく比較することが出来ない。 【0010】分析試験結果の比較により、本発明の実施形態は、従来方式のβ−D−グルカンを液中に抽出する製法より、アガリクスブラゼイに含まれるβ−D−グルカンをより多く液中に抽出することを実証した。 【0011】 【表3】
【0012】 【表4】
【0013】 【発明の効果】本発明により、アガリクスブラゼイに含まれるβ−D−グルカンを、従来方式の抽出方法より多く抽出できる製法を確立した。結果、本発明を利用したアガリクスブラゼイのエキス製品は、一般的な抽出方法でアガリクスブラゼイからβ−D−グルカンを抽出した製品よりもβ−D−グルカンの液中の含有量はより多くなり、消費者の摂取量を減らして、結果的に消費者の出費を抑えることが出来る。
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| 【出願人】 |
【識別番号】500097843 【氏名又は名称】株式会社クレモナ
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| 【出願日】 |
平成12年7月17日(2000.7.17) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2002−30101(P2002−30101A) |
| 【公開日】 |
平成14年1月31日(2002.1.31) |
| 【出願番号】 |
特願2000−248985(P2000−248985) |
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