| 【発明の名称】 |
多軸巻取軸駆動装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】上山 實
【氏名】三好 利明
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| 【要約】 |
【課題】多軸巻取方式において、2軸の駆動系だけで切り替えて使用することにより、構造を単純化し、大巾なコストダウンをはかる。
【解決手段】6軸等、多軸巻取軸を具備したターレット式巻取機において、巻取中の巻取軸C1を駆動する駆動モータAと巻替える新巻芯側巻取軸C2を駆動する他の駆動モータBの2台の駆動モータを設置し、これら駆動モータA,Bによりターレット回転する多軸のうち、巻取りに必要な2つの巻取軸を順次交互に連続的に切り替え、駆動可能ならしめる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】6軸等、多軸巻取軸を具備したターレット式巻取機において、巻取中の巻取軸を駆動する駆動モータと、巻替える新巻芯側巻取軸を駆動する他の駆動モータの2台の駆動モータを設置し、これら駆動モータにより夫々ターレット回転する多軸のうち、巻取りに必要な2つの巻取軸を交互に連続的に切り替え、駆動可能ならしめたことを特徴とする多軸巻取軸駆動装置。 【請求項2】各駆動モータから各巻取軸への伝動系にベルトテンションプーリを含む無端駆動ベルトを使用する請求項1記載の多軸巻取軸駆動装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は巻取軸駆動装置、特に6軸等、多軸巻取方式に有効な多軸巻取軸駆動装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】前工程より連続して流れてくるフィルムをロール状に巻取る巻取機は通常、巻取中の巻取軸と、次に巻替える新巻芯側の巻取軸との最低、2軸を必要とするが、この2軸は巻取中から新巻芯に巻替える動作も含め、常に独立した駆動であり、それぞれに必要な駆動制御をするためモータを備えている。 【0003】図4及び図5は上記従来の巻取機の駆動装置例であり、ターレット盤T1,T2に亘設され各軸受3,4に支持されているシャフトSの図の上方には巻芯軸C1に巻取られるロールRが配置され、図の下方には巻替えられる新巻芯軸C2が待機位置にある。 【0004】この状態において、ターレット盤T1,T2は図示なき駆動源よりの動力を受けたターレット旋回ウォームギヤ8によって駆動されると共に、巻芯軸C1はモータM1よりプーリ5を介して機枠1内側のプーリ6に伝動される動力によって中間軸受7を介して回転が伝達される一方、新巻芯軸C2側に対しては他のモータM2が使用され、同様に機枠2を通りプーリ5′,プーリ6′,中間軸受7′を経て新巻芯軸に必要な駆動が与えられるようになっている。 【0005】 【発明が解決使用とする課題】ところで、巻取軸が従来の如く2軸の場合は、一巻取軸,一モータ方式であっても構造上、特に問題はないが、3軸から6軸など、多軸の場合、巻軸と巻取モータ間に電磁クラッチ等を数多く使用する必要があり、構造が極めて複雑になると共に、大幅なコストアップとなり、実質上、一巻取軸,一モータ方式は不可能である。 【0006】本発明は上述の如き実状に鑑み、これに対処すべく多軸巻取方式でありながら、巻取に必要な2軸を2台のモータで交互に連続的に切替えることにより2台のモータを含む駆動系だけで駆動を可能ならしめ、構造を単純化すると共に大幅なコストダウンを達成することを目的とするものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】即ち、上記目的に適合する本発明は6軸等、多軸巻取軸を具備したターレット式巻取機の巻取軸駆動において、巻取中側の巻取軸を駆動する駆動モータと、巻替える新巻芯側巻取軸を駆動する他の駆動モータの2台の駆動モータを設置し、これら駆動モータにより夫々ターレット回転する多軸のうち、巻取りに必要な2つの巻取軸を交互に連続的に切り替え、駆動可能ならしめることを特徴とする。なお、各駆動モータから各巻取軸への伝動系には、ベルトテンションプーリを含む無端駆動ベルトを用いることがトルク制御を精度よく維持する制御に有効であり、好適である。 【0008】 【作用】各駆動モータより巻取中の巻取軸と、隣接した巻替える新巻芯側の巻取軸とを駆動し、巻芯にロール状にフィルムを巻取ると共に、新巻芯側巻取軸は巻き替えに備え、そしてロール状巻取りが満巻ロールとなってターレットの回転により次の位置に移行すると、新巻芯軸は巻取位置に移行して巻取り駆動のモータによりフィルム巻取りを開始する。一方、満巻ロールは移行位置において、満巻ロールの取り出し、新巻芯管の供給を行い、次のターレット回転に備える。 【0009】かくて、ターレットの回転により前工程より流れてくるフィルムを連続的に満巻ロールから新巻芯軸に巻替え、多軸巻取りであっても巻取りに必要な2軸を2台の駆動モータで交互に連続的に切り替えが可能となる。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、更に添付図面を参照し、本発明の具体的態様を説明する。 【0011】図1は本発明に係る巻取軸駆動装置の1例であり、図において、1,2は機枠、3,4はターレット盤T1,,T2間に亘設されたシャフトSを保持する軸受部であり、シャフトSの一端側に図示なき駆動源からのウォームに係合してターレット旋回用ウォームギヤ8が設けられていることは図4に示す従前の装置構成と同様であるが、本実施例においては2台の巻取軸駆動モータA,Bがターレット盤の一側に巾方向に位置をずらして設置されている。そして、その1つの駆動モータAはプーリ11,12に張設された駆動ベルト13を介して巻取中の巻芯軸C1側で巻取ロールRの巻取軸を駆動するように設定されており、他方の駆動モータBはプーリ14,15に張設された駆動ベルト16を介して新巻芯管C2側の巻取軸を駆動するように設定されている。 【0012】図2及び図3は上記の如き設定された本発明駆動装置の各駆動モータA,Bによる駆動態様を示し、a〜fの6軸ターレット方式について図示している。図2において、巻取軸bはテンションプーリ17を含む前記プーリ間に張設された駆動ベルト13に接して駆動モータAにより駆動され、巻取軸cはテンションプーリ18を含む駆動ベルト16に接して駆動モータBにより駆動されていて、巻取軸bは次の巻替準備のため新巻芯の状態で助走運転が駆動モータAにより行われ、巻取軸cはフィルム巻取中で駆動モータBにより駆動されている。一方。巻取軸dは巻取りを終了して駆動モータAの駆動ベルトから離れて停止し満巻ロールの取り出し、新巻芯に巻替える動作を含め、一連の動作が行われる。このとき、巻取軸a,d,e,fでは駆動モータA,Bによる駆動はなされていない。 【0013】次に図3は上記図2の状態よりターレット盤が60°旋回した状態であり、このときは巻取軸cは巻取りを終了して駆動モータAの駆動ベルトより外れ、巻取軸aは駆動モータBにより助走運転駆動され、巻取軸bは駆動モータAにより巻取り駆動されて、各巻取軸c,d,e,fは駆動されていない。即ち、ターレット盤の旋回と共に各巻取軸は順次、交互に連続的に切り替えられ、2台の駆動モータで6軸が2軸宛、連続して切り替えられて駆動される。従って、駆動モータにより駆動される位置において、巻取りに必要な2軸が順次駆動されることになり、多軸巻取方式でありながら、2台の駆動モータを含む駆動系だけで済むことになる。 【0014】なお、本実施例ではターレット盤に設けられている巻取軸をターレット盤の外側に固定されたフレーム側から直接駆動することから巻取軸を回転させるメカロスが低く、特に低巻取張力等、トルク制御を高精度に維持する制御には有効である。 【0015】以上は6軸のターレット式巻取機について説明して来たが、6軸に限らず、少なくとも3軸以上においては同様に2台の駆動モータのみの使用で済まされる。 【0016】 【発明の効果】本発明は以上のように6軸等、多軸巻取軸を具備したターレット式巻取軸を駆動する駆動モータと、巻替える新巻芯側巻取軸を駆動する他の駆動モータの2台の駆動モータを設置し、これら2台の駆動モータにより夫々ターレット回転する多軸のうち、巻取りに必要な2つの巻取軸を交互に連続的に切り替え、駆動可能ならしめたものであり、多軸でありながら2軸の駆動系を有効的に切り替えて使用できるため、電磁クラッチ等を数多く使用する等の複雑な機構は必要がなく、構造が極めて単純化されると共に、2台のモータを含む駆動系だけで済むため大幅なコストダウンとなる顕著な効果が期待される。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000154130 【氏名又は名称】株式会社不二鉄工所
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| 【出願日】 |
平成12年8月21日(2000.8.21) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100066496 【弁理士】 【氏名又は名称】宮本 泰一
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| 【公開番号】 |
特開2002−60099(P2002−60099A) |
| 【公開日】 |
平成14年2月26日(2002.2.26) |
| 【出願番号】 |
特願2000−249243(P2000−249243) |
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