| 【発明の名称】 |
ラップフィルム用芯材とそのリサイクルシステム |
| 【発明者】 |
【氏名】寺川 秀治
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| 【要約】 |
【課題】本発明は、例えば、食品等を包む業務用又は家庭用のラップフィルムを巻き取るラップフィルム用芯材のリサイクルシステムに関し、該芯材の有効利用を可能にすることが課題である。
【解決手段】ラップフィルム用芯材を合成樹脂で形成し、該合成樹脂製のラップ芯材にラップフィルムを巻装して市場に流通させ、その使用後に当該ラップフィルム用芯材を前記市場から回収して再利用可能品と不良品とに選別し、前記再利用可能品にラップフィルムを巻装して市場に流通させるとともに、不良品を粉砕してラップフィルム用芯材の再生原料とするラップフィルム用芯材のリサイクルシステムである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】ラップフィルム用芯材を合成樹脂で形成し、該合成樹脂製のラップ芯材にラップフィルムを巻装して市場に流通させ、その使用後に当該ラップフィルム用芯材を前記市場から回収して再利用可能品と不良品とに選別し、前記再利用可能品にラップフィルムを巻装して市場に流通させるとともに、不良品を粉砕してラップフィルム用芯材の再生原料とすること、を特徴とするラップフィルム用芯材のリサイクルシステム。 【請求項2】ラップフィルム用芯材が、硬質合成樹脂による内層と、軟質合成樹脂による外層との2層から成ること、を特徴とする請求項1に記載のラップフィルム用芯材のリサイクルシステム。 【請求項3】ラップフィルム用芯材の表面に、レンタルレコードが付与されていること、を特徴とする請求項1に記載のラップフィルム用芯材のリサイクルシステム。 【請求項4】ラップフィルム用芯材が、硬質合成樹脂による内層と、軟質合成樹脂による外層との2層から成ること、を特徴とするラップフィルム用芯材。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、食品等を包む業務用又は家庭用のラップフィルムを巻き取るラップフィルム用芯材のリサイクルシステムと、そのシステムに使用されるラップフィルム用芯材に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、スーパーマーケット等において、いわゆるバックヤードと称される作業場において、魚介類や野菜などの生鮮食品、揚げ物などの加工食品などの各種食品を衛生的に包装するためにラップフィルムが使用され、更に、コンビニエンスストアなどにおける持帰り弁当などを包装するためにもラップフィルムが使用されており、これらラップフィルムの芯材としてほとんど紙管の芯材を使用している。そして、該紙管に透明なラップフィルムを、例えば、業務用であれば500m〜1000m程度巻装し、家庭用や贈答品用であれば10m〜50m程度巻装して、販売され使用されている。 【0003】前記ラップ作業においてラップフィルムを使い切った後には、芯材の紙管は可燃ゴミとして廃棄されているのが現状である。ところで、近年、産業廃棄物の最終処分量は年々増加の一途をたどり、処分場の不足も相俟って、ゴミの量を減らすこと自体が重要な課題となっている。 【0004】また、この種のゴミは末端のユーザが有料で処理しなければならず、そのためにその処理費が商品コストに跳ね返って商品を低コストにできないという問題点も有する。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ラップフィルム用芯材は紙管であることから、ほとんどが焼却処分、若しくは廃棄処分されており、産業廃棄物処理対策において後れをとっているばかりでなく、廃棄処理費が掛かることから商品の低コスト化にブレーキをかけることになっている。本発明に係るラップフィルム用芯材とそのリサイクルシステムは、このような課題を解消するために提案されるものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明に係るラップフィルム用芯材のリサイクルシステムの上記課題を解決するための要旨は、ラップフィルム用芯材を合成樹脂で形成し、該合成樹脂製のラップ芯材にラップフィルムを巻装して市場に流通させ、その使用後に当該ラップフィルム用芯材を前記市場から回収して再利用可能品と不良品とに選別し、前記再利用可能品にラップフィルムを巻装して市場に流通させるとともに、不良品を粉砕してラップフィルム用芯材の再生原料とすることである。 【0007】前記ラップフィルム用芯材が、硬質合成樹脂による内層と、軟質合成樹脂による外層との2層から成ること、;ラップフィルム用芯材の表面に、レンタルレコードが付与されていることを含むものである。 【0008】本発明のラップフィルム用芯材の要旨は、ラップフィルム用芯材が、硬質合成樹脂による内層と、軟質合成樹脂による外層との2層から成ることである。 【0009】本発明に係るラップフィルム用芯材のリサイクルシステムによれば、ラップ芯材が合成樹脂製であるので廃棄することなく再利用が可能となり、廃棄処理費用が掛からず、効果的なリサイクルシステムを構築することが出来る。また、レンタルレコード(例えば、バーコード、刻印、スタンプ印等)を前記合成樹脂製のラップフィルム用芯材に付与することで、当該ラップフィルム用芯材がどの流通ルートから回収されたかを把握することができる。本発明のラップフィルム用芯材により、リサイクルが可能となると共に、外層の軟質合成樹脂によって適度な粘性によりラップフィルムをスムーズに巻き付けることが出来るようになる。 【0010】 【発明の実施の形態】次に、本発明に係るラップフィルム用芯材とそのリサイクルシステムについて図面を参照して説明する。ラップフィルム用芯材のメーカーにおいて、図1に示すように、合成樹脂製のラップフィルム用芯材1を形成する。 【0011】このラップフィルム用芯材1は、筒状の管であり、内層3が硬質合成樹脂(例えば、ポリエチレンなど)であり、外層2が軟質合成樹脂(例えば、ポリオレフィンなど)の2層の合成樹脂層に積層して形成されている。 【0012】前記外層2は、その肉厚が約0.1mm〜0.5mm程度である。この外層2があることで、ラップフィルム用芯材1の外周面に適度な粘着性が得られて、薄いラップフィルムをラップフィルム用芯材の外周面において滑ることなく、スムーズに能率的に巻装することができるものである。 【0013】このラップフィルム用芯材1を形成するのは、図2に示すように、硬質合成樹脂を押し出す成型機4と、軟質合成樹脂を押し出す成型機5とで、前記成型機4,5から長い筒状の芯材を押し出すと共に2層に積層し、引き取機6aで引き出しながら、途中の真空水槽6bで冷却・固化して一体にし、その後に切断装置(図示せず)によって所要長さの寸法に切断することにより、形成するものである。 【0014】次に、前記合成樹脂製のラップフィルム用芯材1によるリサイクルシステムの概要を、図3を参照して説明する。まず、2層の合成樹脂製ラップフィルム用芯材1を合成樹脂メーカー7にて形成する。そのラップフィルム用芯材1をラップメーカー8に卸す。該ラップメーカー8にて透明なラップフィルムを、所要の長さにして巻装する。その際に、ラップフィルム用芯材1の表面に、即ち外部から肉眼若しくは電気的・機械的センサー等で視認できる範囲において、ラップフィルム巻装前にレンタルレコードラベルを貼着しておく。 【0015】前記ラップフィルムをラップフィルム用芯材1に巻装し、このラップを製品箱に収納して各地の卸し問屋等の代理店9に搬送する。更に、この代理店9を経由して各地のスーパーマーケットやコンビニエンスストア10等に納品される。スーパマーケットなどにおいて、一例としてラップフィルムが生鮮食品または揚げ物等の加工食品の包装に使用された後、残ったラップフィルム用芯材1は、予め用意された返却用の容器に収納される。 【0016】前記返却用の容器に収納されたラップフィルム用芯材1は、ある程度の量が貯まると再び合成樹脂メーカ7に回収される。そして、回収されたラップフィルム用芯材1は、単にゴミなどが付着しただけで洗浄・殺菌等すれば使用できる良品と、破損したり傷つき・打痕が付いていたりして、そのまま使用できない不良品7bとに選別する。 【0017】この選別の際には、読み取機(図示せず)等の手段で、回収されたラップフィルム用芯材1の表面のレンタルレコードを読み取り、どの流通ルートを通って回収されたものであるかを把握する。これにより、例えば、再利用回数がある所定回数になったらそのままの再利用を止めて、不良品として原料再生メーカー11に引き取らせるようにしたり、回収率の良いルートと悪いルートを把握し、回収率を向上させる対策を立てたりするものである。 【0018】前記選別工程7aにおいて良品と判断されたラップフィルム用芯材1は、同工程で洗浄・殺菌処理されて、次のラップメーカー8に卸される。こうして、ラップフィルム用芯材1を使用後にゴミとして廃棄することなく、リサイクルするものである。 【0019】他方、前記選別工程7aにおいて判断された不良品7bは、原料再生メーカ11に引き取られて、そこで、必要ならばラップフィルム用芯材1の表面をバイトで切削して、細かく粉砕してペレットにして、それを再び合成樹脂メーカー7にて搬送して、ラップフィルム用芯材1の原料にするものである。こうして、市場から回収されたラップフィルム用芯材のうち不良品も無駄なく再利用できるものである。 【0020】 【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るラップフィルム用芯材のリサイクルシステムは、ラップフィルム用芯材を合成樹脂で形成し、該合成樹脂製のラップフィルム用芯材にラップフィルムを巻装して市場に流通させ、その使用後に当該ラップフィルム用芯材を前記市場から回収して再利用可能品と不良品とに選別し、前記再利用可能品にラップフィルムを巻装して市場に流通させるとともに、不良品を粉砕して再生原料とするので、ラップフィルム用芯材のリサイクルが可能となって、産業廃棄物の発生を抑制すると共に、末端側ユーザにおいて廃棄処理費用の負担がなく、その分商品を低コストにすることができて経済的効果を上げることができる。また、プラスチック製品に係る資源の有効利用に貢献するという優れた効果を奏するものである。 【0021】前記ラップフィルム用芯材の外周面に、レンタルレコードが付与されているので、ラップフィルム用芯材がどのようなルートで回収されたものかが判り、そのデータの処理により回収対策等の迅速対処が可能となる。 【0022】本発明のラップフィルム用芯材が、硬質合成樹脂による内層と、軟質合成樹脂による外層との2層から成るので、外側の軟質樹脂でラップフィルムを巻き付けるために必要な粘性が得られるという優れた効果を奏するものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】595144466 【氏名又は名称】稲畑産業株式会社 【識別番号】300060584 【氏名又は名称】サカエ樹脂工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年8月2日(2000.8.2) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100063174 【弁理士】 【氏名又は名称】佐々木 功 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−46944(P2002−46944A) |
| 【公開日】 |
平成14年2月12日(2002.2.12) |
| 【出願番号】 |
特願2000−234488(P2000−234488) |
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