| 【発明の名称】 |
横送り搬送装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】能田 清一
|
| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 搬送方向に長く形成した機筐1の始端部上方位置に供給口4を有する供給部2を、少なくとも機筐1の終端に落口5を有する排出部6を夫々設け、前記供給部2と排出部6の間に前記供給口4より供給された搬送物を搬送する搬送コンベア7を設けた横送り搬送装置において、前記供給部2には搬送物の投入または流れを検出する搬送物検出装置30を設けた横送り搬送装置。 【請求項2】 請求項1において、前記搬送物検出装置30は、任意の場所に設けた表示装置と接続した横送り搬送装置。 【請求項3】 請求項1または請求項2において、前記搬送物検出装置30は、前記供給部2に先端が搬送物の流路に臨み供給搬送物により回動するように設けた搬送物検知体31と、該搬送物検知体31の回動を検出する検出部材40により構成した横送り搬送装置。 【請求項4】 請求項3において、前記搬送物検出装置30の前記検出部材40は、前記供給部2の外部に設けた横送り搬送装置。 【請求項5】 請求項1または請求項2または請求項3または請求項4において、前記供給部2と前記排出部6の間に1個または複数の開閉自在の落口5を設けた横送り搬送装置。 【請求項6】 請求項1または請求項2または請求項3または請求項4または請求項5において、前記搬送物検出装置30は、前記搬送コンベア7のモーター46とタイマーを介して接続し、前記搬送物検出装置30が搬送物の供給終了検出後所定時間経過すると、前記モーター46を自動停止するように構成した横送り搬送装置。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明が属する技術分野】本発明は、穀粒等の搬送物の搬送する横送り搬送装置の、特に搬送物の搬送を検出する装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、横送り搬送装置が高い位置に設置されていたり、大型設備のように何台もの横送り搬送装置が設置されている場合には、現在どの搬送ラインが搬送作業中であり、また、どの搬送ラインが搬送作業を終了しているというのを直接作業者が確認するのは、極めて労力を要していた。そこで、従来のこの種の横送り搬送装置には、横送り搬送装置の落口内に搬送物を検知するセンサーを取付けたもの、及び横送り搬送装置の機筐内に搬送物の搬送を検知する検知板を搬送方向に揺動自在に軸架して垂下させたものがある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、前記公知例のうち、前者の落口内にセンサーを取付けたものは、粉塵が多い搬送物の場合に、粉塵の付着や粉塵物が固まった粉塵塊によって誤動作が発生したりするという課題がある。また、後者の機筐内に検知体を垂下させたものは、機筐内を搬送コンベアの搬送体が機筐の底板上を移動するので、搬送体の移動に干渉させないため、必然的に、搬送体の上端の移動軌跡より上方にセンサ等の検知体を設ける構成となって、搬送体の上端の移動軌跡に達しない底板上に薄く搬送される搬送物は、検知体に接触せず、検知ができないという課題があり、少ない搬送量のときは役に立たないのである。また、従来公知ではないが、先願の特願平11−282015号において、落口に流れ検知体を設けた構成について提案されているが、該先行技術では、供給が一時的に途切れると、すぐに、搬送終了と検出してしまうという課題があり、また、複数の落口を設けた場合、各落口に流れ検知体を設けなければならないという課題がある。 【0004】 【発明の目的】搬送状態の検出の確実化、複数の排出部を有する搬送装置における搬送状態の検出の確実化、コストの削減、搬送量の多少に影響されない搬送状態の検出の確実化。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、搬送方向に長く形成した機筐1の始端部上方位置に供給口4を有する供給部2を、少なくとも機筐1の終端に落口5を有する排出部6を夫々設け、前記供給部2と排出部6の間に前記供給口4より供給された搬送物を搬送する搬送コンベア7を設けた横送り搬送装置において、前記供給部2には搬送物の投入または流れを検出する搬送物検出装置30を設けた横送り搬送装置としたものである。本発明は、前記搬送物検出装置30は、任意の場所に設けた表示装置と接続した横送り搬送装置としたものである。本発明は、前記搬送物検出装置30は、前記供給部2に先端が搬送物の流路に臨み供給搬送物により回動するように設けた搬送物検知体31と、該搬送物検知体31の回動を検出する検出部材40により構成した横送り搬送装置としたものである。本発明は、前記搬送物検出装置30の前記検出部材40は、前記供給部2の外部に設けた横送り搬送装置としたものである。本発明は、前記供給部2と前記排出部6の間に1個または複数の開閉自在の落口5を設けた横送り搬送装置としたものである。本発明は、前記搬送物検出装置30は、前記搬送コンベア7のモーター46とタイマーを介して接続し、前記搬送物検出装置30が搬送物の供給終了検出後所定時間経過すると、前記モーター46を自動停止するように構成した横送り搬送装置としたものである。 【0006】 【実施例】図面は、本発明の一実施態様を示し、その構成を図面について説明すると、1は横送り搬送装置の機筐で、搬送方向に長く形成し、該機筐1の始端部上方位置に供給部2を設け、供給部2は上部に投入口3を、下部に供給口4を夫々設けて構成する。また、機筐1の終端には落口5を有する排出部6を設ける。この場合、終端の排出部6以外にも前記供給口4より搬送方向の下手側との間に1個または複数の排出部6を設けてもよく、中間の排出部6には落口5を開閉させるシャッター(図示省略)を設ける。 【0007】前記供給口4と終端排出部6の間の機筐1内には、搬送コンベア7を設ける。この場合、前記搬送コンベア7の搬送方向を前後方向と表現し、搬送コンベア7は、前記供給口4の後部の機筐1内に従動スプロケット8を従動軸9により軸装し、前記終端の排出部6の前側の機筐1内に駆動スプロケット10を駆動軸11により軸装し、前記従動スプロケット8と従動軸9の間に搬送体12を有するチェン13を掛け回して構成する。即ち、搬送体12は供給口4の手前側より終端落口5の先側まで移動して穀粒等の搬送物を搬送する。 【0008】前記チェン13は、図5のように、前後方向の両側リンク15をピン16により連結して無端状に形成し、前記両側リンク15のうち所定のものの左右両側には進行方向に対して交差方向に突出する突出部17を設け、突出部17により前記搬送体12を構成する。前記搬送体12のうち所定個数を置いて特定の搬送体12の各突出部17には、ウレタンゴム等より形成した弾性掻落し体18を取付ける。 【0009】前記図5は上下反転させて表現しており、前記弾性掻落し体18は、前記突出部17に対応する掻落し部19を細い連結部20により連結し、掻落し部19には左右方向に3個の透孔21を形成する。掻落し部19の3個の透孔21のうち左右両側の2個は前記突出部17に形成した嵌合突起22に嵌合させ、突出部17の嵌合突起22の中間には螺子溝を有する取付孔22aを形成し、取付孔22aに取付体23の透孔を合致させて螺子等の止着具24を螺合させて取付ける。 【0010】前記弾性掻落し体18は、連結部20の部分が突出部17の下方にはみ出るように形成して、掻落し部19と共に底板26の上面に摺接して移動するように構成して残留物を搬送し、また、図3は過剰に表現しているが、掻落し部19の両側は夫々突出部17より側方にはみ出るように形成して、機筐1の左右側板25近接または摺接させて移動するように構成する。 【0011】しかして、前記供給部2には搬送物の搬送(流れ)を検出する搬送物検出装置30の搬送物検知体31を設ける。即ち、前記供給部2の上部後側に投入口3を形成し、該投入口3の前側下方に前記供給口4を位置させ、前記搬送物検知体31は前記投入口3の下方に位置させることにより、搬送物が投入される流路に臨ませて、横軸32により供給部2の側板33に回動自在に設ける。したがって、投入口3から投入された搬送物が落下すると、搬送物検知体31の基部側に落下して流下し、この重量で搬送物検知体31は回動し、搬送物の投入を検出することにより、搬送物の搬送(流れ)を検出する。 【0012】実施例では、搬送物検知体31は、後方が広幅で前方が狭幅の台形板の両側縁部を上方へ屈曲させ、搬送物が先端側に集まりながら流下するようにして、搬送初期や終期あるいは投入量が少ない場合でも搬送物検知体31の先端が下方回動するようにしている。したがって、搬送物検知体31の先端は細幅であるが、搬送物検知体31の基部は投入口3の左右幅と略同一の広幅にして投入口3から落下する搬送物を広く受け止めるようにしている。なお、投入中のみならず大量に搬送物が投入されたときは、搬送物が搬送物検知体31の狭幅の先端に集まりながら流下する以前に、重量により回動し、そのまま退避した状態になるので、搬送物の供給の障害にならない。 【0013】前記横軸32の一端は側板33より側方に突出させ、該突出部には前記搬送物検出装置30の一部を構成するアーム35の基部を固定する。アーム35の先端には一端を供給部2の固定部に係止したバネ36を係止し、バネ36の弾力により前記搬送物検知体31が常時搬送物が投入される流路に臨むように付勢する。前記横軸32の上方には、下方に至るに従い前側に位置するように傾斜させた案内板37を設け、案内板37は前記横軸32の軸装部の上方を包囲すると共に、バネ36により付勢した搬送物検知体31の上面に当接して搬送物検知体31を所定角度に待機させる。 【0014】前記アーム35の回動路中にはリミットスイッチ等の検出部材40を設け、搬送物が搬送物検知体31を回動させたことを検出する。実施例の検出部材40はリミットスイッチ41により構成し、リミットスイッチ41の作動杆42を前記アーム35の回動軌跡線上に臨ませて、搬送物検知体31によってアーム35が回動すると、作動杆42に接触する。43は調節ボルトであり、前記バネ36の弾力を調節して搬送物検知体31の回動開始する搬送物の重量を調節設定する。44は供給部2の側板33に設けた開閉自在の点検窓であり、透明部材により形成すると、内部を視認できて好適である。45は前記検出部材40を取付ける取付用ステーである。 【0015】しかして、搬送物検出装置30は、搬送物検知体31と検出部材40により搬送物の流れを検出して、搬送コンベア7が搬送中か否かを判断できるが、機筐1と操作室の一方または両方に設けた表示装置と接続し、搬送物検出装置30の検出結果を表示させる。また、前記駆動スプロケット10を回転させるモーター46と接続して、自動的に入り切り制御する。この場合、搬送物検出装置30が搬送物の供給停止を検出してから、所定時間経過すると、搬送コンベア7により搬送物は全て搬送されるので、タイマーを設けてモーター46を自動停止させても良い。また、複数排出部6を設けた場合、タイマーによる設定時間を使用する排出部6の位置に合わせて変更可能にすると、容易に対応でき、好適である。 【0016】 【作用】次ぎに作用を述べる。モーター46に通電すると、駆動スプロケット10が回転し、駆動スプロケット10はチェン13を回転させて搬送体12を機筐1の始端部より終端部に移動させる。この状態で、供給部2の投入口3に搬送物を供給すると、搬送物は供給口4から機筐1内に入り、移動する搬送体12により底板26上に沿って終端に向けて搬送される。しかし、この状態では、駆動スプロケット10は回転しているが、搬送物が搬送コンベア7により搬送されているか否か、機筐1の外側から判断するのは困難である。 【0017】しかして、供給部2には搬送物検知体31を搬送物が投入される流路に臨むように横軸32により回動自在に設けてあるから、投入口3から投入された搬送物は、搬送物検知体31上に至り、搬送物検知体31上を流下して該搬送物検知体31の前端狭幅部から供給口4内に落下する。 【0018】この搬送物検知体31上を流下する搬送物の重量により、搬送物検知体31はバネ36の弾力に抗して横軸32を中心として下方回動し、これによる横軸32の回転によりアーム35が回動し、アーム35が回動すると、これを検出部材40が検出し、搬送物検出装置30は供給部2に搬送物が投入されたことを検出する。したがって、検出部材40が搬送物の投入を検出している間は、搬送コンベア7は搬送物の搬送中であり、これにより搬送コンベア7の搬送を検出する。 【0019】この場合、搬送物検出装置30により搬送物の投入検出は、搬送物検知体31が回動しうる搬送物の重量であればよいから、僅かな投入量でも搬送物検知体31が回動して検出部材40がこれを検出する。したがって、搬送量が少なくても、搬送コンベア7による搬送を検出する。 【0020】また、粉塵の多い搬送物であっても、検出部材40は供給部2の外側に設けているから、粉塵の影響を受けず、誤作動を防止する。また、供給部2に搬送物検出装置30を設けているから、機筐1の終端に設けるのに比し、粉塵塊による誤作動も少ない。 【0021】また、供給が一時的に途切れて、搬送物検出装置30が非検出状態になって、一旦、搬送終了と検出しても、供給が再開されれば、再び搬送物検出装置30は搬送物の搬送を検出するので、搬送コンベア7の搬送を表示できる。それゆえ、供給が再開されることにより搬送物検出装置30は必ず搬送物を検出するので、モーター46の入り切りの自動制御するのも容易に行える。 【0022】しかして、搬送物検出装置30が搬送物の投入を検出している間は、搬送コンベア7は必ず搬送物を搬送しているから、機筐1の供給部2と終端の落口5との間に複数の排出部6を設けてあって、何れの排出部6から排出されているか仮に不明であっても、搬送コンベア7による搬送を検出できる。したがって、搬送物検出装置30は供給部2に一か所設ければ良く、コストを低くする。 【0023】しかして、搬送物検出装置30は、任意所定場所に設けた表示装置と接続しておくと、機筐1内を搬送物が流れていることを表示する。例えば、検出部材40を操作室の表示盤と接続しておくと、操作室の横送り搬送装置の表示ランプを点灯させ、機筐1内を搬送物が流れていることを表示できる。 【0024】しかして、供給部2への搬送物の投入が終了すると、バネ36の張力によって自動的に、搬送物検知体31は復帰し、一方、検出部材40は搬送物の投入終了を検出するから、搬送コンベア7による搬送時間を考慮して操作室の表示盤へ信号送出すると、搬送コンベア7の搬送終了を表示できる。 【0025】なお、前記したように、搬送物検出装置30により搬送物の投入の有無を検出するので、これに基づいて、任意の場所でその旨を表示(音声等のあらゆる表示手段を含む)すれば、作業者・操作者は何れの横送り搬送装置が作業しているか、瞬時に判断できる。 【0026】前記の場合、搬送物検出装置30が搬送物の投入を検出している間は、搬送コンベア7は搬送物の搬送中であり、搬送物検出装置30が搬送物を非検出状態になって、搬送コンベア7が搬送に要する所定時間経過すると、搬送は終了するので、搬送物検出装置30が搬送物の供給停止を検出してから、所定時間経過すると、搬送コンベア7を自動停止させる。したがって、操作性を向上させる。 【0027】また、搬送コンベア7を搬送物投入前に始動するようにすると、停止のみならず、開始も含めて、運転の自動化ができ、しかも、確実に搬送状態を検出できるので自動制御も容易になる。 【0028】しかして、前記したように、搬送物検出装置30は供給部2に設ければ良く、コストを低くするが、排出部6に設けることを除く意味ではなく、排出部6に搬送物検出装置30を設けて併用しても良く、併用すると、一層、搬送物の搬送状態を正確に把握でき、また、タイマーを不要にできることもある。 【0029】 【発明の効果】本発明は、搬送方向に長く形成した機筐1の始端部上方位置に供給口4を有する供給部2を、少なくとも機筐1の終端に落口5を有する排出部6を夫々設け、前記供給部2と排出部6の間に前記供給口4より供給された搬送物を搬送する搬送コンベア7を設けた横送り搬送装置において、前記供給部2には搬送物の投入または流れを検出する搬送物検出装置30を設けた横送り搬送装置としたものであるから、搬送物の投入または流れを検出することにより搬送コンベア7の搬送状態を検出でき、また、機筐1の供給部2と終端の落口5との間に複数の排出部6を設けてあっても、搬送状態を検出でき、また、供給部2に一か所設ければ良くコストを低くし、また、搬送物検出装置30は搬送コンベア7と干渉しないので、搬送量が少なくても搬送状態を検出でき、また、供給部2に設けているので、粉塵の多い搬送物であっても、機筐1の終端に設けるのに比し、粉塵塊による誤作動も少ない。本発明は、前記搬送物検出装置30は、任意の場所に設けた表示装置と接続した横送り搬送装置としたものであるから、表示装置により搬送状態を直に認識・把握できる。本発明は、前記搬送物検出装置30は、前記供給部2に先端が搬送物の流路に臨み供給搬送物により回動するように設けた搬送物検知体31と、該搬送物検知体31の回動を検出する検出部材40により構成した横送り搬送装置としたものであるから、搬送量が少なくても搬送状態を検出できる。本発明は、前記搬送物検出装置30の前記検出部材40は、前記供給部2の外部に設けた横送り搬送装置としたものであるから、粉塵の多い搬送物であっても、粉塵による影響を受けず、誤作動はない。本発明は、前記供給部2と前記排出部6の間に1個または複数の開閉自在の落口5を設けた横送り搬送装置としたものであるから、機筐1の供給部2と終端の落口5との間に複数の排出部6を設けてあっても、搬送状態を検出でき、また、供給部2に一か所設ければ良くコストを低くする。本発明は、前記搬送物検出装置30は、前記搬送コンベア7のモーター46とタイマーを介して接続し、前記搬送物検出装置30が搬送物の供給終了検出後所定時間経過すると、前記モーター46を自動停止するように構成した横送り搬送装置としたものであるから、操作性を向上させる。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】300008793 【氏名又は名称】精研工業株式会社
|
| 【出願日】 |
平成12年9月7日(2000.9.7) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100089934 【弁理士】 【氏名又は名称】新関 淳一郎
|
| 【公開番号】 |
特開2002−87579(P2002−87579A) |
| 【公開日】 |
平成14年3月27日(2002.3.27) |
| 【出願番号】 |
特願2000−272170(P2000−272170) |
|