| 【発明の名称】 |
車両用収納装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】村上 英広
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| 【要約】 |
【課題】従来に比べて部品点数の削減をはかることができる車両用収納装置の提供。
【解決手段】車両の内装部材40の穴42の一部を覆い車室側に向って開口する収納部10と、収納部10に取り付けられた時に内装部材40の穴42の残りの部分を覆い車室側に向って開口するカバー部20と、収納部10とカバー部20の開口を開閉自在にカバー部20に取り付けられる蓋体30と、からなる車両用収納装置であって、収納部10が車両の内装部材40に一体に形成されている車両用収納装置。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 車両の内装部材の穴の一部を覆い車室側に向って開口する収納部と、前記収納部に取り付けられた時に前記内装部材の前記穴の残りの部分を覆い車室側に向って開口するカバー部と、前記収納部とカバー部の開口を開閉自在に前記カバー部に取り付けられる蓋体と、からなる車両用収納装置であって、前記収納部が車両の内装部材に一体に形成されている車両用収納装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、車両用収納装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の車両用収納装置は、図6、図7に示すように、車両のコンソールパネル等の内装部材1と、内装部材1に取り付けられる収納部2と、収納部2に固定して取り付けられるカバー部3と、収納部2に回動可能に取り付けられる蓋体4と、からなる。内装部材1と収納部2とカバー部3と蓋体4とは、それぞれ別体に形成される。内装部材1は穴1aを有する。収納部2は穴1aを裏面から覆うように内装部材1に取り付けられる。カバー部3は、収納部2に取り付けられた時に収納部2との間に蓋体4を受け入れる空間P1 を形成する。蓋体4は、閉時には、収納部2とカバー部3の上方に向って開口する開口を覆い、開時には、空間P1 に一部が受入れられる。収納部2にカバー部3と蓋体4とが取り付けられた状態で、収納部2は内装部材1に組付けられる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の車両用収納装置にはつぎの問題がある。内装部材1と収納部2とカバー部3と蓋体4とが、それぞれ別体に形成されているので、部品点数が多い。その結果、■ 組付作業がそれだけ大変になる。 ■ 生産工場から組付工場への搬送がそれだけ大変になる。 ■ 組付にねじ等を使用し、さらにそれだけ部品点数が多くなる。 本発明の目的は、従来に比べて部品点数の削減をはかることができる車両用収納装置を提供することにある。 【0004】 【課題を解決するための手段】車両の内装部材の穴の一部を覆い車室側に向って開口する収納部と、前記収納部に取り付けられた時に前記内装部材の前記穴の残りの部分を覆い車室側に向って開口するカバー部と、前記収納部とカバー部の開口を開閉自在に前記カバー部に取り付けられる蓋体と、からなる車両用収納装置であって、前記収納部が車両の内装部材に一体に形成されている車両用収納装置。 【0005】本発明の車両用収納装置では、収納部が車両の内装部材に一体に形成されているので、収納部が車両の内装部材と別体に形成されて内装部材に取り付けられていた場合に比べて、部品点数を削減することができる。 【0006】 【発明の実施の形態】本発明実施例の車両用収納装置は、図1に示すように、収納部10と、カバー部20と、蓋体30と、からなり、車両の内装部材40に設けられている。まず、車両の内装部材40について説明する。車両の内装部材40は、たとえばコンソールパネル、インスツルメントパネル等である。内装部材40は、車室に面する意匠面部41と、意匠面部41を貫通する穴42とを、有する。 【0007】つぎに、本発明実施例の車両用収納装置の構成を説明する。収納部10は、たとえば、カップホルダである。ただし、収納部10はカップホルダ以外であってもよく、小物入れ、コインケース、携帯電話ホルダ等であってもよい。収納部10は、樹脂製である。収納部10は、車両の内装部材40に一体に形成されている。収納部10は、内装部材40の穴42の一部を裏側から覆い、車室側に向って開口する。収納部10は、底壁部11と、底壁部11から車室内側に向って立ち上がる側壁部12と、からなる。 【0008】側壁部12のうち、底壁部11の車両前方側端部から車室内側に向って立ち上がる側壁部(以下、前方側側壁部という)12aは、内装部材40の穴42の車両前方側の縁部42aまで立ち上がっている。側壁部12のうち、底壁11の車両左右方向の各端部から車室内側に向って立ち上がる側壁部(以下、左右方向側側壁部という)12bは、内装部材40の穴42の車両左右方向側の縁部42bまで立ち上がっている。側壁部12のうち、底壁部11の車両後方側端部から車室内側に向って立ち上がる側壁部(以下、後方側側壁部という)12cは、内装部材40の穴42の車両後方側の縁部42cまで立ち上がっていない。後方側側壁部12cの車室内側端と、内装部材40の穴42の車両後方側の縁部42cとの間には、後述の空間Pの開口である開口Sがある。 【0009】カバー部20は、たとえば樹脂製である。カバー部20は、内装部材40と別体に形成されている。カバー部20は、カバー部20が収納部10に取り付けられた時に、内装部材40の穴42のうち収納部10が覆っていない部分を、裏側から覆う。カバー部20は、カバー底壁部21と、カバー底壁部21から車室内側に向って立ち上がるカバー側壁部22とを、有する。カバー部20は、収納部10の後方側側壁部12cとの間に開口Sを開口とする空間Pを形成する。空間Pは、上方に向って開口している。 【0010】カバー底壁部21は、収納部10の底壁部11と平行またはほぼ平行となっている。カバー底壁部21は、収納部10の底壁部11に取り付けられている。カバー側壁部22は、カバー底壁部21の車両後方側端部から車室内側に向って立ち上がるカバー側壁部(以下、カバー後方側側壁部という)23と、カバー底壁部21の車両左右方向の各端部から車室内側に向って立ち上がるカバー側壁部(以下、カバー左右方向側側壁部という)24と、からなる。カバー後方側側壁部23は、蓋体30の回動軸芯32を中心とする円弧状に延びている。カバー後方側側壁部23は、上端部またはその近傍で、内装部材40の意匠面部41の裏側面41aに取り付けられている。カバー後方側側壁部23の車室内側端部で車両左右方向中央部に、蓋体30を閉位置に保持するロック部25が取り付けられる。カバー後方側側壁部23の、収納部10と対向する面26には、蓋体30の回動軸芯32を中心とする円弧状に延びる溝26aが形成されている。溝26aは、カバー後方側側壁部23を貫通していない。溝26aは、面26に複数形成されている。 【0011】カバー左右方向側側壁部24には、ダンパ27がダンパ固定用スクリュ27aにより固定されている。ダンパ27は蓋体30のギヤ31bと係合可能とされている。カバー左右方向側側壁部24には、軸受け部24aが設けられており、軸受け部24aには蓋体30が回動可能に取り付けられる。 【0012】蓋体30は、たとえば樹脂製である。蓋体20は、内装部材40およびカバー部20と別体に形成されている。蓋体30は、カバー部20に回動可能に取り付けられている。蓋体30は、収納部10の開口と空間Pの開口Sを開閉する。蓋体30が閉位置にある時(図3参照)、蓋体30の意匠面部30aは内装部材40の意匠面部41と面一となっている。蓋体30は、閉位置から開位置まで回動し開位置に位置する時(図4参照)、開口Sを通り空間Pに一部が受け入れられる。 【0013】蓋体30は、バネ50により、常時、閉位置から開位置側に回動付勢されている。バネ50は、たとえば一端をカバー部20に当て、他端を蓋体30に当てるコイルスプリングからなる。蓋体30の車両左右方向の片側端または両端に、アーム31が設けられている。アーム31は、蓋体30と一体に形成されるか、または、蓋体30と別体に形成されて蓋体30に固定されている。アーム31は、蓋体30が閉位置にある時、蓋体30から下方に延び、途中部位で屈曲する、ほぼL字状となっている。アーム31の下端(蓋体30と反対側の端部)近傍には、軸部31aが設けられており、軸部31aはカバー部20の軸受け部24aと回動可能に係合する。軸部31aと軸受け部24aとが回動可能に係合することにより、蓋体30は、軸部31a位置を回動軸芯32として、カバー部20に対して回動可能とされている。アーム31の、蓋体30と反対側の端部に、ギヤ31bが設けられている。ギヤ31bは、ダンパ27と係合する。ギヤ31bがダンパ27と係合することにより、蓋体30の開閉に緩衝性が付与され、高級感が得られる。 【0014】蓋体30の、蓋体30が開閉する時にカバー部の面26と対向する部位に、爪部33が形成されている。爪部33は複数形成されている。爪部33は、カバー部20の面26の溝26aに入り込み、噛み合っている。蓋体30の車両後方側端で車両左右方向中央部に、ロックピン34が取り付けられている。ロックピン34は、カバー部20に取り付けられたロック部25と係脱可能とされている。ロックピン34は、蓋体30が閉位置にある時のみ、ロック部25と係合する。ロックピン34とロック部25との係合を解除すると、蓋体30は開位置までバネ50の付勢力で回動する。 【0015】つぎに、本発明実施例の作用を説明する。収納部10が車両の内装部材40に一体に形成されているので、収納部10が車両の内装部材40と別体に形成されて内装部材40に取り付けられる場合に比べて、部品点数を削減することができる。その結果、部品点数が削減した分だけ、組付作業が容易になる。また、収納部10と内装部材40との組付に使用されるねじ等の分も削減することができる。 【0016】また、従来では、収納部が内装部材と別体に形成されているので、図8に示すように、収納部2とカバー部3と蓋体4とを組み付けた状態で生産工場から組付工場まで搬送しているが、本発明実施例では、収納部10が内装部材40と一体に形成されているので、図5に示すように、カバー部20と蓋体30とを組み付けた状態で搬送することになる。そのため、搬送物がコンパクト化されて搬送が容易となり、かつ、1回で搬送することができる量(図示例では6個)が従来(図示例では4個)よりも増大する。 【0017】また、カバー部20のカバー底壁部21は収納部の底壁部11に取り付けられており、カバー部20のカバー後方側側壁部23は内装部材40の意匠面部41に取り付けられるので、開口Sを通して空間Pにコイン等を落とした場合でも、カバー部20でコイン等を保持することができる。さらに、蓋体30の爪部33がカバー部20の溝26aと噛み合っているので、蓋体30開時に、開口Sを通して空間Pにコイン等を落とした場合でも、コイン等は爪部33と溝26aとで噛み合っている部位よりも奥に落ちることはなく、蓋体30を閉方向に回動させることにより、爪部33で落としたコイン等を開口Sから掻き出すことができる。 【0018】また、蓋体30の回動軸芯32は、アーム31に設けられた軸部31a位置となっているので、蓋体30開時、蓋体30の一部は開口Sを通って空間P内に受入れられる。その結果、蓋体30が開口S内に受け入れられる分だけ、蓋体30の、内装部材40の意匠面部41からの車室内側への突出量を小となる。本発明実施例では、蓋体30はバネ50で開方向に付勢されている場合を示しているが、バネ50を設けず、蓋体30を手動で開閉してもよい。その場合、ロック部23と、ロックピン34と、ダンパ60と、ギヤ部31aとは、不要である。 【0019】 【発明の効果】本発明の車両用収納装置によれば、収納部が車両の内装部材に一体に形成されているので、収納部が車両の内装部材と別体に形成されて内装部材に取り付けられていた場合に比べて、部品点数を削減することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000185617 【氏名又は名称】小島プレス工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年7月25日(2000.7.25) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100083091 【弁理士】 【氏名又は名称】田渕 経雄
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| 【公開番号】 |
特開2002−36958(P2002−36958A) |
| 【公開日】 |
平成14年2月6日(2002.2.6) |
| 【出願番号】 |
特願2000−223238(P2000−223238) |
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