| 【発明の名称】 |
光源ユニット |
| 【発明者】 |
【氏名】本間 昭広
【氏名】野田 和司
【氏名】伊藤 浩史
【氏名】三沢 明弘
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| 【要約】 |
【課題】高い固定力をもってドアトリム側の支持板に固定でき、かつ、その取り付け位置の調整を容易かつ高い精度で行うことができる光源ユニットを提供する。
【解決手段】光源ユニットを構成する略直方体の筐体に一対の係止脚を形成し、また、当該係止脚の間に押え板を形成する。各係止脚の先端には係止爪が備えられ、これが支持板の係止孔に対して係合する。また、押え板は中央から縁部に向って湾曲する板状であり、当該縁部が支持板に対して当接する。筐体内にはLEDが設置される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 インサイドハンドル部を照明する光源ユニットであって、光源と、前記光源が収納される筐体と、を備え、前記筐体は、少なくとも二つの係止脚と、該係止脚の間に配置される押え板とを有する、ことを特徴とする光源ユニット。 【請求項2】 前記押え板は、中心部から縁部に向かって前記筐体から遠ざかるように湾曲する板状である、ことを特徴とする請求項1に記載の光源ユニット。 【請求項3】 前記光源はLEDからなる、ことを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載の光源ユニット。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、車室内照明装置に関する。詳しくは、インサイドハンドル部を照明する光源ユニットに関する。 【0002】 【従来の技術】車室内照明装置として、インサイドハンドル部の視認性向上を目的とした照明装置が知られている。例えば、特開平11−105547号公報に開示される照明装置では、インサイドハンドルベセル後方に光源ユニットを設置し、かかる光源ユニットからの光をインサイドハンドルベセル前面へと取り出してインサイドハンドル部を照明している。このような照明装置において、光源ユニットは、例えば、次の方法により支持板に固定される。即ち、一対の係止脚を光源ユニットの一側面に設け、他方、支持板には一対の係止孔を設ける。そして、光源ユニットの各係止脚を、対応する支持板の係止孔にそれぞれ差込み、両者を係合させる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】一方、インサイドハンドル部の照明においては、必要十分な光を的確にインサイドハンドルに照射することが要求されるため、光源ユニットを精度良く位置調整してドアトリム側の支持板に取り付ける必要がある。また、走行中に路面から伝わる振動により光源ユニットの位置が変動しないように固定する必要がある。しかしながら、上記の従来の方法では、光源ユニットが支持板上の2点において固定されるため、その固定力は十分とはいえず、取り付け位置の変動が生ずる恐れがある。特に、支持板に垂直な方向について十分に固定することが難しく、当該方向における取り付け位置の変動が生じやすい。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は、以上の課題を解決すべくなされたものであり、以下の構成からなる。即ち、インサイドハンドル部を照明する光源ユニットであって、光源と、前記光源が収納される筐体と、を備え、前記筐体は、少なくとも二つの係止脚と、該係止脚の間に配置される押え板とを有する、ことを特徴とする光源ユニット。 【0005】このような構成によれば、少なくとも二つの係止脚と、押え板とが複合的かつ協同的に作用するため、高い固定力をもって光源ユニットを固定することができる。また、係止脚の間に押え板を配置することから、係止脚による固定力が広い間隔をおいて作用することとなり、その結果、係止脚による固定力が高められる。一方、係止脚と押え板といった簡易な手段により、光源ユニットを取り付けることができるため、光源ユニットの取付位置の調整が容易に行えるものである。また、係止脚と押え板とを組み合わせて光源ユニットを固定することから、光源ユニットの取付位置の調整を高い精度で行うことができる。以上のように、本発明の構成によれば、高い固定力をもって取り付けることができ、かつ、その取り付け位置の調整を容易かつ高い精度で行うことができる光源ユニットが提供される。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について、図を参照しながら具体的に説明する。図1は、本発明の一実施例である光源ユニット1の斜視図である。図2(a)、(b)、及び(c)は、それぞれ光源ユニット1の平面図、正面図、及び背面図である。図3(a)、及び(b)は、それぞれ光源ユニット1の左側面図、及び右側面図である。図4には、図1におけるA−A線断面図を示した。 【0007】光源ユニット1は、外形が略直方体の筐体2に、LED光源71及び72が収納されて概略構成されるものである。筐体2は光を透過しない樹脂製の筐体であって、一側面のほぼ中央部に発光面11を備える。発光面11は光透過性の樹脂からなる薄板状の部材であって、図4に示されるように、筐体2の側面に設けられた窓に嵌め込まれる。発光面11を筐体2と一体的に形成することもできる。尚、発光面11のLED光源71、72側の表面には図示しない光拡散層を一様に形成してある。かかる光拡散層によりLED光源71、72からの光が分散され、発光面11全体に渡って均一な光の照射が可能となる。 【0008】筐体2の発光面11が設けられる側面と反対の側面には、後述の支持板90への固定部材である一対の係止脚20及び30、並びに中心部から縁部に向かって外側に湾曲する押え板40が形成されている。図4を参照しながら、これらの固定部材について詳細に説明する。係止脚20及び30は、筐体2の一側面に形成された一対の突起状の脚部であって、両者が、当該側面のほぼ中央の位置に対してそれぞれ対象となるような位置に形成されている。また、係止脚20及び係止脚30は弾性変形する材料で形成される。係止脚20は、筐体2の当該側面に対して垂直に伸びた棒状ないし板状の第1の部分21を有する。また、係止脚20は、そのほぼ中央付近で筐体2の中心から離れる方向に屈曲し、図において斜め左下方に向って伸びる第2の部分22が形成される。この第2の部分22の先端には係止爪23が形成されている。係止脚20と同様に、係止脚30は、垂直に伸びた第1の部分31、及び図において斜め右下方向に向って伸びる第2の部分32を有し、当該第2の部分32の先端には係止爪33が形成されている。 【0009】押え板40は、係止脚20及び30に挟まれる位置に形成される突起部である。押え板40は、中心部41から縁部42又は43に向って湾曲した板状に形成されている。また、当該板状部の縁部42及び43の位置は、係止脚20、30の係止爪23、33が設けられる先端部よりも、図において若干上側になるように設計されている。尚、当該板状部の縁部42及び43の位置は、支持板90の板厚を考慮して、係止脚20、30の係止爪23、33が設けられる先端部との間隔が最適となるように設計してある。押え板40も係止脚20、30と同様に弾性変形する材料により形成される。押え板40は両縁部で筐体2からの間隔が広くなるような板状とすることが好ましい。後述のように、押え板40の両縁部が支持板90に圧縮状態で当接してこれと係止脚20、30とで支持板90を挟持することにより光源ユニット1の固定が行われるため、両縁部の間隔を広くすることにより押え板40の撓みが大きくなり、もってより大きな反発力が生じて押え板40による固定力が高められるからである。 【0010】本実施例の光源ユニット1では係止脚を2つ設けたが、係止脚の数はこれに限定されるものではなく、二つ以上であれば、任意の数の係止脚を設けることができる。また、係止脚の形状も、光源ユニット1に対する固定作用、固定効果が奏されるものであれば、その形状、大きさは特に限定されない。特に係止脚の係止爪については、公知の構成のものを任意に選択して採用することができる。同様に、押え板の数も実施例の一つに限られず、複数の押え板を設けることができる。また、押え板の形状も光源ユニットに対する固定作用、固定効果が奏されるものであれば、その形状、大きさは特に限定されない。 【0011】次に、図4を参照しながら、筐体2、及びその内部構成について説明する。筐体2内部には、その中心部分において空間が形成されており、かかる空間部分に、LED光源71及び72をマウントした基板70が設置される。基板70には、所望の配線がパターニングされる。また、LED光源71及び72の他に抵抗等の素子がマウントされている。基板70には電気的接続部材75が接続される。LED光源としては、汎用的なものを用いることができ、その発光色も任意に選択することができる。例えば、アンバー系の発光色を有するLEDを好適に用いることができる。 【0012】本実施例ではLEDを光源として用いたが、バルブを光源に用いることもできる。LEDを光源として用いることは、小型化、省電力化、及び長寿命化の観点から好ましい。また、LEDは、その放熱量が少ないため、連続的に点灯した場合であっても周囲の部材に与える影響が小さいといった利点もある。さらには、LEDから放出される光は指向性が高く、必要十分な箇所を照明することができる。 【0013】筐体2には、図において左側部分にも空間が設けられており、ここには、ハーネスとの結合を形成するための係止爪60が筐体内側に備えられる。係止爪60を用いてハーネスを接続することにより、電気的接続部材75を介して基板70上の各素子に電力が供給される。 【0014】以上のような筐体2は、例えば、ポリプロピレン、ナイロン66、PBT、POM等のばね弾性を有する合成樹脂を材料として、例えば射出成型により作製することができる。 【0015】次に、光源ユニット1の取付態様について説明する。図5は、乗用車のドアの車室側に取り付けられたインサイドハンドル部80を示すものである。インサイドハンドル部80の収納ベセル83の一部には光を透過可能な窓85が形成されている。本実施例では、窓85を光透過性の樹脂を用いて、収納ベセル83と一体的に形成した。窓85の裏面側(ドア内部)においては、後述のように、光源ユニット1が支持板90に固定される。そして、光源ユニット1からの光は当該窓85を介してインサイドハンドル部80前面へと取り出され、インサイドハンドル81を照明する。 【0016】図5におけるB−B線断面図を図6に示す。収納ベセル83はドア壁面100に取り付けられる。ドア100の内側には支持板90が備えられている。支持板90には、収納ベセル83の窓85に対応する位置に二つの貫通口91及び92が形成されている。かかる貫通口を用いて光源ユニット1が支持板90に取り付けられる。具体的な取付態様について、光源ユニット1を支持板90に取り付ける過程を順に示した図7を用いて説明する。尚、図7は光源ユニット1の取付位置部分を拡大したものである。 【0017】まず、貫通口91及び92に、光源ユニット1の係止脚20及び30の屈曲部25及び35がそれぞれ差し込まれる(図7(a))。続いて、光源ユニット1を支持板90方向に移動させることにより、係止脚20及び係止脚30は、それぞれ貫通口91及び92の周壁に沿うようにして奥へと導入される。この際、係止脚20の第2の部分22及び係止脚30の第2の部分33は貫通口91及び92の周壁にそれぞれ押されて弾性変形し、撓む(図7(a))。さらに光源ユニット1を支持板90方向に移動させることにより、係止脚20の第2の部分22、及び係止脚30の第2の部分32はさらに撓み、他方、押え板40の縁部42及び43は支持板90に当接し、その後、図中下方向の力を受けて弾性変形し、撓む(図7(b))。そして、最終的に係止脚20及び30の係止爪23及び33と貫通口91及び92の周縁とがそれぞれ係合する(図7(c))。この状態で、各係止脚20及び30は貫通口91及び92の各周縁で圧縮された状態にある。従って、係止脚20及び30は支持板90に対してこれと平行な方向(図で左右方向)へガタつかなくなる。更には、図7の係止状態において圧縮された状態の押え板40と係止脚20、30の各段差部分とで支持板90を挟持している。よって、支持板90の垂直方向(図の上下方向)に対しても光源ユニットはガタつかなくなる。このようにして、光源ユニット1は、その発光面11が、収納ベセル83の窓85の位置にくるように位置調整されて支持板90に安定して固定される。 【0018】光源ユニット1では、係止脚20と係止脚30との間に押え板40を配置する構成としたため、両係止脚間隔を筐体2の幅いっぱいにとることができ、もって両係止脚の間隔を可及的に広くすることができる。これにより、光源ユニット1の取り付けが安定する。また、押え板40をその両縁部で筐体2からの間隔が広くなるようにしたことにより、押え板40の撓みによって生ずる反発力が増大し、もって光源ユニット1の取り付けが安定する。 【0019】この発明は、上記発明の実施の形態の説明に何ら限定されるものではない。特許請求の範囲の記載を逸脱せず、当業者が容易に想到できる範囲で種々の変形態様もこの発明に含まれる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000241463 【氏名又は名称】豊田合成株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年7月26日(2000.7.26) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100095577 【弁理士】 【氏名又は名称】小西 富雅 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−36950(P2002−36950A) |
| 【公開日】 |
平成14年2月6日(2002.2.6) |
| 【出願番号】 |
特願2000−225922(P2000−225922) |
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