| 【発明の名称】 |
昇降装置及びこれを用いた車載計量方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】島田 好昭
【氏名】真鍋 逸夫
【氏名】長尾 公夫
【氏名】竹川 克鵄
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| 【要約】 |
【課題】車体フレームとこれに搭載される容器とを堅牢に固定し得ながら、必要時に容器を車体フレームから上昇させることができる昇降装置の提供。
【解決手段】容器側支持部材7に固定されたブラケット23の水平板部23aに対し、リンク機構10のピンP3、P4及びP5がそれぞれ同一直線上に位置する状態で緊締用ボルト21の端部を押し付ける。この状態でリンク機構10は死点を構成するので、ブラケット23がフレーム側支持部材8から分離する力が働いてもリンク機構10は駆動しない。これにより容器3と車体フレーム5の一体化状態が強固に保持される。また、昇降機9の駆動により、必要時に上記リンク機構10を駆動して上記死点を解除し、容器3を上昇させることができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 車両の車体フレームに対し、該車体フレームに搭載され運搬物が収容される容器を昇降する昇降装置であって、前記車体フレーム側又は前記容器の底部側に配置され前記容器を前記車体フレームに対して昇降する昇降機と、前記車体フレームと前記容器との間を緊締する緊締手段と、前記容器が下降位置にあるとき前記緊締手段による緊締状態を保持し、前記昇降機による前記容器の上昇動作に伴って前記緊締状態を解除するリンク機構とを備えたことを特徴とする昇降装置。 【請求項2】 前記緊締手段が前記昇降機に隣接して配設され、前記リンク機構が、前記昇降機の駆動に連動して駆動されることを特徴とする請求項1に記載の昇降装置。 【請求項3】 前記リンク機構が、前記昇降機とは異なる駆動源により駆動されることを特徴とする請求項1に記載の昇降装置。 【請求項4】 前記リンク機構が、前記車体フレームに固定される固定レバーと、この固定レバーの両端に各々、一端が回動可能に支持される第1,第2従動レバーと、これら第1,第2従動レバーの各々の他端に両端が回動可能に支持され、前記昇降機の被駆動部に結合された原動レバーが連結される連接レバーとからなるとともに、前記緊締手段が、前記第2従動レバーに設けられ、前記容器の底部に固定されたブラケット下端の水平板部を上方から前記車体フレームの上面へ押圧する押圧部を備え、前記容器が下降位置にあるときは、前記リンク機構を、前記固定レバーに対する前記第1従動レバーの回動中心と、前記第1従動レバーに対する前記連接レバーの回動中心と、前記連接レバーに対する前記第2従動レバーの回動中心との3点がそれぞれほぼ同一直線上に位置する状態とすることにより、前記押圧部でもって前記水平板部と前記車体フレームとの間の緊締を保持し、前記容器の上昇時は、前記原動レバーを介して前記リンク機構を駆動し、前記押圧部による緊締作用を解除することを特徴とする請求項2に記載の昇降装置。 【請求項5】 前記押圧部は、前記第2従動レバーに螺合するボルト部材の端部であることを特徴とする請求項4に記載の昇降装置。 【請求項6】 前記押圧部の端部と当接する前記水平板部の部位が、前記押圧部の押圧作用により弾性変形可能に形成されることを特徴とする請求項4に記載の昇降装置。 【請求項7】 前記水平板部と前記車体フレームとの間には、前記容器が下降位置にあるときに、前記車体フレームの上面に沿った前記水平板部の移動を規制する規制部が設けられることを特徴とする請求項4に記載の昇降装置。 【請求項8】 前記緊締手段が、前記容器の底部に固定されるブラケット下端の水平板部と前記車体フレームとを鉛直方向に貫通し、上端の拡径部と前記水平板部との間に弾性部材を介して前記水平板部を上方から前記車体フレームの上面へ押圧する押圧部材を備えるとともに、前記リンク機構が、前記車体フレームに対して一端が回動可能に支持される第1従動レバーと、該第1従動レバーの他端に一端が回動可能に支持され他端が前記押圧部材の下部に対して回動可能に支持される第2従動レバーと、これら第1,第2従動レバーの連結点に一端が回動可能に支持され前記昇降機の被駆動部に連絡する原動レバーとからなり、前記容器が下降位置にあるときは、前記リンク機構を、前記車体フレームに対する前記第1従動レバーの回動中心と、前記押圧部材に対する前記第2従動レバーの回動中心と、前記第1、第2従動レバーの間の回動中心との3点がそれぞれほぼ同一直線上に位置する状態とすることにより、前記押圧部材でもって前記水平板部と前記車体フレームとの間の緊締を保持し、前記容器の上昇時は、前記原動レバーを介して前記リンク機構を駆動し、前記押圧部材による緊締作用を解除することを特徴とする請求項2に記載の昇降装置。 【請求項9】 前記拡径部が、前記押圧部材の上端に螺合されたナット部材であり、前記弾性部材が、少なくとも1つの皿ばねからなることを特徴とする請求項8に記載の昇降装置。 【請求項10】 前記弾性部材が、前記車両の前後方向に複数個配置されることを特徴とする請求項9に記載の昇降装置。 【請求項11】 前記押圧部材が貫通する前記車体フレームの開口周縁部には、前記容器が下降位置にあるとき、前記押圧部材が貫通する前記水平板部の開口内に嵌挿される筒状の位置決め部材が設けられることを特徴とする請求項8に記載の昇降装置。 【請求項12】 前記緊締手段が、前記容器の底部に固定されるブラケット下端の水平板部と前記車体フレームとを鉛直方向に貫通し、上端の拡径部と前記水平板部との間に弾性部材を介して前記水平板部を上方から前記車体フレームの上面へ押圧する押圧部材を備えるとともに、前記リンク機構が、前記車体フレームに対して一端が回動可能に支持される第1従動レバーと、該第1従動レバーの他端に一端が回動可能に支持され他端が前記押圧部材の下部に対して回動可能に支持される第2従動レバーと、前記第1従動レバーに連結され前記駆動源の被駆動部に連絡する原動レバーとからなり、前記容器が下降位置にあるときは、前記駆動源を駆動して、前記リンク機構を、前記車体フレームに対する前記第1従動レバーの回動中心と、前記押圧部材に対する前記第2従動レバーの回動中心と、前記第1,第2従動レバーの間の回動中心との3点がそれぞれほぼ同一直線上に位置する状態とすることにより、前記押圧部材でもって前記水平板部と前記車体フレームとの間の緊締を保持し、前記容器の上昇時は、前記駆動源を駆動して、前記原動レバーを介して前記リンク機構を駆動し、前記押圧部材による緊締作用を解除することを特徴とする請求項3に記載の昇降装置。 【請求項13】 前記拡径部が、前記押圧部材の上端に螺合されたナット部材であり、前記弾性部材が、少なくとも1つの皿ばねからなることを特徴とする請求項12に記載の昇降装置。 【請求項14】 前記弾性部材が、前記車両の前後方向に複数個配置されることを特徴とする請求項13に記載の昇降装置。 【請求項15】 前記押圧部材が貫通する前記車体フレームの開口周縁部には、前記容器が下降位置にあるとき、前記押圧部材が貫通する前記水平板部の開口内に嵌挿される筒状の位置決め部材が設けられることを特徴とする請求項12に記載の昇降装置。 【請求項16】 前記昇降機と前記駆動源とが、同一の油圧源により駆動される油圧シリンダからなり、前記昇降機と前記駆動源のうち、一方の駆動が他方の駆動に連動して駆動されることを特徴とする請求項3又は請求項12に記載の昇降装置。 【請求項17】 請求項1から請求項16のいずれかに記載の昇降装置を備え、前記容器を前記車体フレームから上昇させた状態で、前記容器の底部に対向する前記車体フレーム上の複数箇所にそれぞれ計量器を配置した後、前記容器を下降させ当該容器を前記複数の計量器によって支持させたときの各計量器の出力から、前記容器又は前記容器内に収容される運搬物の重量を計量することを特徴とする車載計量方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、車両の車体フレームに搭載されたタンクやコンテナ等の運搬物収容用の容器を、車体フレームに対して昇降する昇降装置に関する。 【0002】 【従来の技術】例えばタンクローリやコンテナ車などの車両は、車両後方部に液化ガスや貨物等の運搬物を収容するための容器が搭載されている。この容器は、走行中に車両から脱落しないように車両の車体フレーム上に堅牢に固定される必要がある。そのために、容器の下面と車体フレームの上面との間を、ボルト及びナット等からなる公知の固着手段を用いて一体化する構成が一般的である。 【0003】したがって、上記構成の車両では、例えばトラックスケールで車両全体の重量を計量しないと、上記容器又は当該容器内の収容物の重量を測定するのが不可能である。よって、上記収容物等の計量が必要な場合、トラックスケールがある場所を捜さなければならず、また、その場所が遠方にある場合や交通渋滞が激しい場合等は移動に要する時間的負担が大となる。 【0004】一方、上記容器に損傷等が生じて交換の必要性が生じた場合、従来の車両の構成では通常、上記容器と車体フレームとの間に当該容器引上げ用のロープや、フォークリフトのフォーク部分を挿入できるだけの隙間がないので、容器の交換作業に困難を伴うといった問題がある。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の問題に鑑みてなされ、車両走行時においては容器と車体フレームとの間の必要な緊締力を得ながら、必要時に容器を車体フレームから上昇させて容器の重量測定や容器の交換作業を容易に行うことができる昇降装置を提供することを課題とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するにあたり、本発明に係る昇降装置は、車両の車体フレームに対し、該車体フレームに搭載され運搬物が収容される容器を昇降する昇降装置であって、前記車体フレーム側又は前記容器の底部側に配置され前記容器を前記車体フレームに対して昇降する昇降機と、前記車体フレームと前記容器との間を緊締する緊締手段と、前記容器が下降位置にあるとき前記緊締手段による緊締状態を保持し、前記昇降機による前記容器の上昇動作に伴って前記緊締状態を解除するリンク機構とを備えたことを特徴としている。この構成により、車両の走行時など上記容器を下降させた状態においては、リンク機構により緊締状態が保持された緊締手段により容器側と車体フレーム側とが必要な緊締力でもって一体化される。また、容器の重量測定時や容器の交換作業時には、昇降機による容器の上昇動作に伴ってリンク機構を駆動することにより、緊締手段による上記緊締状態を解除して容器側を車体フレーム側から解放し、もって昇降機による容器の上昇作用を容易に行うことが可能となる。 【0007】そこで、請求項2に係る発明では、緊締手段を昇降機に隣接して配設し、リンク機構を昇降機の駆動に連動させて駆動することを特徴としており、これによりリンク機構の駆動を昇降機の駆動でもって制御できることから、昇降機とリンク機構との間の駆動タイミングを常に適正化でき、かつ駆動制御が容易となる。 【0008】また、請求項3に係る発明では、リンク機構を昇降機とは異なる駆動源により駆動することを特徴としており、これにより昇降機と緊締手段を相離隔した位置に配置できるので、車体フレーム又は容器に対する取付自由度を高くすることができる。 【0009】請求項2に係る発明におけるリンク機構および緊締手段の構成態様として、請求項4に係る発明では、前記リンク機構が、前記車体フレームに固定される固定レバーと、この固定レバーの両端に各々、一端が回動可能に支持される第1、第2従動レバーと、これら第1、第2従動レバーの各々の他端に両端が回動可能に支持され、前記昇降機の被駆動部に結合された原動レバーが連結される連接レバーとからなるとともに、前記緊締手段が、前記第2従動レバーに設けられ、前記容器の底部に固定されたブラケット下端の水平板部を上方から前記車体フレームの上面へ押圧する押圧部を備え、前記容器が下降位置にあるときは、前記リンク機構を、前記固定レバーに対する前記第1従動レバーの回動中心と、前記第1従動レバーに対する前記連接レバーの回動中心と、前記連接レバーに対する前記第2従動レバーの回動中心との3点がそれぞれほぼ同一直線上に位置する状態とすることにより、前記押圧部でもって前記水平板部と前記車体フレームとの間の緊締を保持し、前記容器の上昇時は、前記原動レバーを介して前記リンク機構を駆動し、前記押圧部による緊締作用を解除することを特徴とする。 【0010】当該請求項4に係る発明は、上記構成のリンク機構を用いて容器と車体フレームとを一体化するようにしており、リンク機構を、固定レバーに対する第1従動レバーの回動中心と、第1従動レバーに対する連接レバーの回動中心と、連接レバーに対する第2従動レバーの回動中心との3点がそれぞれ同一直線上にある状態、すなわち当該リンク機構の死点(デッドポイント)に位置させることにより、押圧部を介しての当該リンク機構の駆動を不可能とし、もって、如何に大きな分離力が容器に作用したとしても、当該容器と車体フレームとの一体化状態を保持することが可能となる。 【0011】また、リンク機構の連接レバーを昇降機の被駆動部に連結される原動レバーに連結しているので、当該昇降機を駆動することによりリンク機構の死点が解除され、これにより容器と車体フレームとの間の一体化状態が解除されるとともに、車体フレームに対して容器を上昇させることが可能となる。 【0012】請求項5に係る発明は、上記押圧部をリンク機構の第2従動レバーに螺合するボルト部材の端部としたことを特徴としており、これにより、当該ボルト部材の締付け量に応じて容器と車体フレームとの間の緊締力を調整することができる。また、上記押圧部の端部が当接する上記ブラケットの水平板部の部位を、押圧部の押圧作用により弾性変形可能に形成するようにした請求項6の構成により、容器側と車体フレーム側との間のガタツキを防止できるとともに、当該押圧部を上記ボルト部材の端部として構成した場合、ボルト部材の締付け力の反作用が得られ、締付け作業の適正化が図られる。 【0013】請求項7に係る発明は、上記ブラケットの水平板部と車体フレームとの間に、容器が下降位置にあるときに、車体フレームの上面に沿った水平板部の移動を規制する規制部を設けたことを特徴としており、これにより、緊締時、水平面内における容器と車体フレームとの間の相対移動の防止が図られる。 【0014】一方、請求項2に係る発明におけるリンク機構および緊締手段の構成態様として請求項8に係る発明では、前記緊締手段が、前記容器の底部に固定されるブラケット下端の水平板部と前記車体フレームとを鉛直方向に貫通し、上端の拡径部と前記水平板部との間に弾性部材を介して前記水平板部を上方から前記車体フレームの上面へ押圧する押圧部材を備えるとともに、前記リンク機構が、前記車体フレームに対して一端が回動可能に支持される第1従動レバーと、該第1従動レバーの他端に一端が回動可能に支持され他端が前記押圧部材の下部に対して回動可能に支持される第2従動レバーと、これら第1、第2従動レバーの連結点に一端が回動可能に支持され前記昇降機の被駆動部に連絡する原動レバーとからなり、前記容器が下降位置にあるときは、前記リンク機構を、前記車体フレームに対する前記第1従動レバーの回動中心と、前記押圧部材に対する前記第2従動レバーの回動中心と、前記第1、第2従動レバーの間の回動中心との3点がそれぞれほぼ同一直線上に位置する状態とすることにより、前記押圧部材でもって前記水平板部と前記車体フレームとの間の緊締を保持し、前記容器の上昇時は、前記原動レバーを介して前記リンク機構を駆動し、前記押圧部材による緊締作用を解除することを特徴とする。 【0015】すなわち請求項8に係る発明では、上記構成のリンク機構を、車体フレームに対する第1従動レバーの回動中心と、押圧部材に対する第2従動レバーの回動中心と、第1,第2従動レバーの間の回動中心との3点がそれぞれほぼ同一直線上に位置する状態、すなわち当該リンク機構の死点に位置させることにより、上記押圧部材を介しての当該リンク機構の駆動を不可能とし、もって、如何に大きな分離力が上記容器に作用したとしても、当該容器と車体フレームとの一体化状態を保持することが可能となる。 【0016】また、上記押圧部材によるブラケット水平板部の車体フレーム上への押圧作用を弾性部材を介して行っているので、緊締状態において上記水平板部と車体フレームとの間のガタツキを防止することができる。 【0017】請求項9に係る発明は、上記押圧部材の上端に設けられる拡径部を押圧部材の上端部に螺合されたナット部材で構成し、当該ナット部材の締め付け量で緊締力を調整可能とする。また、当該ナット部材とブラケットの水平板部との間に介装される弾性部材を少なくとも1つの皿ばねで構成することにより、緊締に必要な押圧部材のストローク量を小さくできる。 【0018】請求項10に係る発明は、上記弾性部材として構成される皿ばねが、車両の前後方向に複数個配置されることを特徴としており、これにより、比較的小径の皿ばねを上記弾性部材として用いた場合でも、これを複数個配置することによって緊締に必要な弾性力を確保しながら、車両の幅方向において当該昇降装置の厚さを小さくすることができ、もって、車体フレームと車輪との間など狭小なスペースにも十分に対応して、当該昇降装置を設置することが可能となる。 【0019】請求項11に係る発明は、上記押圧部材が貫通する車体フレームの開口周縁部に、上記容器が下降位置にあるときに押圧部材が貫通するブラケット水平板部の開口内に嵌挿される位置決め部材が設けられることを特徴としており、これにより、緊締状態において水平面内での容器と車体フレームとの間の相対移動の防止が図られる。更に、当該位置決め部材が上記緊締手段による緊締部の直下方に配置されることにより、装置のコンパクト化が図られる。 【0020】次に、請求項3に係る発明におけるリンク機構および緊締手段の構成態様として請求項12に係る発明では、前記緊締手段が、前記容器の底部に固定されるブラケット下端の水平板部と前記車体フレームとを鉛直方向に貫通し、上端の拡径部と前記水平板部との間に弾性部材を介して前記水平板部を上方から前記車体フレームの上面へ押圧する押圧部材を備えるとともに、前記リンク機構が、前記車体フレームに対して一端が回動可能に支持される第1従動レバーと、該第1従動レバーの他端に一端が回動可能に支持され他端が前記押圧部材の下部に対して回動可能に支持される第2従動レバーと、前記第1従動レバーに連結され前記駆動源の被駆動部に連絡する原動レバーとからなり、前記容器が下降位置にあるときは、前記駆動源を駆動して、前記リンク機構を、前記車体フレームに対する前記第1従動レバーの回動中心と、前記押圧部材に対する前記第2従動レバーの回動中心と、前記第1,第2従動レバーの間の回動中心との3点がそれぞれほぼ同一直線上に位置する状態とすることにより、前記押圧部材でもって前記水平板部と前記車体フレームとの間の緊締を保持し、前記容器の上昇時は、前記駆動源を駆動して、前記原動レバーを介して前記リンク機構を駆動し、前記押圧部材による緊締作用を解除することを特徴とする。 【0021】すなわち請求項12に係る発明は、上記構成のリンク機構を用いて容器と車体フレームとを一体化するようにしており、上記リンク機構を、車体フレームに対する第1従動レバーの回動中心と、押圧部材に対する第2従動レバーの回動中心と、第1,第2従動レバーの間の回動中心との3点がそれぞれ同一直線上にある状態、すなわち当該リンク機構の死点(デッドポイント)に位置させることにより、押圧部材を介しての当該リンク機構の駆動を不可能とし、もって、如何に大きな分離力が容器に作用したとしても、当該容器と車体フレームとの一体化状態を保持することが可能となる。 【0022】また、上記リンク機構の第1従動レバーを上記駆動源の被駆動部に連結される原動レバーに連結しているので、昇降機は、上記駆動源によってリンク機構の死点が解除された後に、容器を上昇させるように構成される。これにより、リンク機構の構成を簡素化して装置のコンパクト化、軽量化が図られ、更に、昇降機と緊締手段とを相離隔して配置することも可能となる。 【0023】請求項13に係る発明は、上記押圧部材の上端に設けられる拡径部を押圧部材の上端部に螺合されたナット部材で構成し、当該ナット部材の締め付け量で緊締力を調整可能とする。また、当該ナット部材と上記ブラケットの水平板部との間に介装される弾性部材を少なくとも1つの皿ばねで構成することにより、緊締に必要な押圧部材のストローク量を小さくできる。 【0024】請求項14に係る発明は、上記弾性部材として構成される皿ばねが、車両の前後方向に複数個配置されることを特徴としており、これにより、比較的小径の皿ばねを上記弾性部材として用いた場合でも、これを複数個配置することによって緊締に必要な弾性力を確保しながら、車両の幅方向において当該昇降装置の厚さを小さくすることができ、もって、車体フレームとタイヤとの間など狭小なスペースにも十分に対応して、当該昇降装置を設置することが可能となる。 【0025】請求項15に係る発明は、上記押圧部材が貫通する車体フレームの開口周縁部に、容器が下降位置にあるときに押圧部材が貫通するブラケット水平板部の開口内に嵌挿される位置決め部材が設けられることを特徴としており、これにより、緊締状態において水平面内での上記容器と車体フレームとの間の相対移動の防止が図られる。更に、当該位置決め部材が上記緊締手段による緊締部の直下方に配置されることにより、装置のコンパクト化が図られる。 【0026】請求項16に係る発明は、上記昇降機と駆動源とが、同一の油圧源により駆動される油圧シリンダからなり、昇降機と駆動源のうち、一方の駆動が他方の駆動に連動して駆動されることを特徴とするもので、例えば、駆動源の被駆動部のストローク長を検知する例えばリミットスイッチ等の検知手段の出力に基づいて上記油圧源からの油圧の供給先を上記駆動源から上記昇降機へ切り換える弁を設置するようにして、上記昇降機および駆動源の適正な作動を確保する。 【0027】以上のような構成の昇降装置を用いて上記容器又は容器内に収容された運搬物を計量する方法として、本発明の請求項17は、上記容器を上記車体フレームから上昇させた状態で、上記容器に対向する上記車体フレーム上の複数箇所にそれぞれ計量器を配置した後、上記容器を下降させ当該容器を上記複数の計量器によって支持させたときの各計量器の出力から、上記容器又は容器内に収容される運搬物の重量を計量するようにしている。これにより、トラックスケール等を必要とせずに、容易に容器又はこれに収容される運搬物の計量作業を行うことが可能となる。 【0028】 【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態について図面を参照して説明する。 【0029】図1は、本発明の第1の実施の形態による昇降装置を備えた車両1全体の概略側面図を、図2はその要部の背面図をそれぞれ示している。 【0030】車両1は、車体の前部に運転室2を、後部に貨物等の運搬物を収容する容器3を備えている。容器3の下部には基台4が一体的に固定され、その下面が車体フレーム5の上面に当接している。これら基台4及び車体フレーム5の外側には、後述する昇降装置6が取り付けられている。 【0031】本発明に係る昇降装置6は、車両1の前後左右の4カ所に設けられている。前側の2つの昇降装置6は前輪FWと後輪RWとの間に、後側の2つの昇降装置6は後輪RWのすぐ後に設けられている。 【0032】次に、図2、図3A及び図3Bを参照して、本発明に係る昇降装置6の詳細について説明する。 【0033】昇降装置6は、基台4の側部に一体的に形成された容器側支持部材7と、車体フレーム5の側部に一体的に形成されたフレーム側支持部材8との間に設けられ、概して、フレーム側支持部材8上に配置された昇降機9とリンク機構10とから成る。リンク機構10の側方に、容器側支持部材7に固定されたブラケット23の水平板部23aとフレーム側支持部材8の上面との間を緊締する緊締部29が構成され、本発明に係る緊締手段を構成する。 【0034】昇降機9は例えば油圧シリンダ等からなり、容器3を車体フレーム5に対して昇降する機能を有する。昇降機9の駆動ロッド9aの先端は、容器側支持部材7の下面にボルト11及びナット12を介して固定される受け部材13の凹所13aに対向しており、駆動時に図3Bに示すように上記凹所13aと当接し、かつ当該受け部材13を介して容器側支持部材7を上方へ突き上げるように構成される。 【0035】次に、リンク機構10について説明する。 【0036】昇降機9の駆動ロッド9aには固定部材14を介して原動レバー15が取り付けられている。この原動レバー15はピンP1を介して第1連接レバー16に対し回動可能に連結されている。また、第1連接レバー16はピンP2を介して本発明に係る連接レバーとしての第2連接レバー17に対し回動可能に連結されている。 【0037】第2連接レバー17はピンP4を介して第1従動レバー(従節:follower)18に対し回動可能に連結されるとともに、ピンP5を介して第2従動レバー19に対し回動可能に連結されている。これら第1,第2従動レバー18,19はそれぞれピンP3,P6を介してフレーム側支持部材8上に固定された固定レバー20に対し回動可能に連結されている。 【0038】第2従動レバー19には緊締用ボルト21が、第2従動レバー19の水平部19aを垂直方向に貫いて螺着されている。図中符号22はロックナットである。この緊締用ボルト21の端部が、本発明に係る押圧部として構成される。 【0039】容器側支持部材7の下面には、上記受け部材13と隣接して、断面コの字形状のブラケット23の上面がボルト24及びナット25により固定されている。このブラケット23の下端には、上記緊締用ボルト21の端部とフレーム側支持部材8の上面との間に挟持され得る水平板部23aが一体的に形成されている。 【0040】ブラケット23は、その水平板部23aの下面とフレーム側支持部材8の上面との間に約1mm〜2mm程度の間隙が形成されるようにして位置決めされる。水平板部23aの、上記緊締用ボルト21の端部が当接する部位は、図において上下方向に弾性を有する板ばね状に形成されている。そして、緊締用ボルト21を締め付けることにより、この板ばね部分を下方へと押圧して変形させて、フレーム側支持部材8の上面との間の間隙を埋めて、水平板部23aをフレーム側支持部材23の上面に密着させる。 【0041】フレーム側支持部材8には、ブラケット23の水平板部23aを貫通し容器側支持部材7に向けて突出する規制ピン26が溶接で固定されている。水平板部23aの上記規制ピン26が貫通する部位には規制リング27が形成され、その底部内壁面27aを規制ピン26の底部外壁面26aに当接させて、規制リング27内での規制ピン26の水平方向の相対移動を規制している。 【0042】本実施の形態による昇降装置6は以上のように構成され、次にこの作用について説明する。 【0043】昇降装置6は先ず図1、図2及び図3Aで示される状態にあるとする。すなわち、例えば車両の走行中など通常の状態であり、容器3はその下部に固定された基台4を介して車体フレーム5に支持されている。このとき、容器3は、車体フレーム5の全体にわたって分布荷重で作用しており、走行中の安全が確保される。 【0044】図3Aに示されるように、このとき昇降機9の駆動ロッド9aは最も下の位置まで下降しており、リンク機構10は図示の状態にある。すなわち、固定レバー20に対する第1従動レバー18の回動中心であるピンP3、第1従動レバー18に対する第2連接レバー(本発明に係る連接レバー)17の回動中心であるピンP4及び、第2連接レバー17に対する第2従動レバー19の回動中心であるピンP5が、それぞれほぼ同一直線上にある状態であり、リンク機構10の死点(デッドポイント)を構成する。この状態では、容器3側のブラケット23を介して緊締用ボルト21の端部に上向きの力が作用して第2従動レバー19にピンP6を支点に時計回りに回動しようとする力が作用しても、第1従動レバー18をピンP3の周りに回動させる力は発生しない。よって、緊締用ボルト21はこの位置で固定され、ブラケット23の水平板部23aの上方向への動きが規制され、水平板部23aをフレーム側支持部材8に一体化させた緊締状態が保持される。 【0045】更に、上述した初期位置決めにより、緊締用ボルト21はこの状態で下方へと締め込まれて水平板部23aの板ばね部分をフレーム側支持部材8に向けて押圧しているので、当該板ばね部分とフレーム側支持部材8との間の間隙をなくし密着性を良くして、より強固に水平板部23aをフレーム側支持部材8に対して固定させている。つまり、当該板ばね部分の弾性力をも利用して緊締力を得るようにしており、緊締時における容器3側のガタツキを抑制する。 【0046】また、水平板部23aに設けられた規制リング27の底部内壁面27aに、フレーム側支持部材8上に突出して設けられた規制ピン26の底部外壁面26aが当接して嵌り込んでいるので、水平板部23とフレーム側支持部材8との間の相対向する面内、すなわち水平方向の相対移動が規制される。 【0047】以上述べたように、車両1が走行しているときは、容器3は車体フレーム5に支持されるとともに、緊締部29において、容器側支持部材7に取り付けられたブラケット23の水平板部23aが、車体フレーム5に取り付けられたフレーム側支持部材8に対して緊締用ボルト21や規制リング27及び規制ピン26により水平及び垂直方向の動きを規制されて緊締状態が保持される。 【0048】次に、車体フレーム5に対する容器3の上昇作用について説明する。図3Aに示す状態から昇降機9の駆動により駆動ロッド9aが上昇すると、図3Bに示すように駆動ロッド9aに固定されている原動レバー15も上昇する。原動レバー15の上昇によりこれとピンP1で連結されている第1連接レバー16が上方へ引っ張られる。そして、ピンP2により第1連接レバー16と第2連接レバー17が図において右上方へと引っ張られる。この第2連接レバー17の動きにより、ピンP4により第1従動レバー18はピンP3を支点に時計方向に回動し、第2従動レバー19はピンP6を支点に時計方向に回動する。これにより、第2従動レバー19に取り付けられている緊締用ボルト21もピンP6を支点に時計方向に回動して、ブラケット23の水平板部23aの板ばね部分から離れる。これによりフレーム側支持部材8側への押圧が解除され、容器3側と車体フレーム5側との緊締が解除される。 【0049】また、駆動ロッド9aの上昇により、その端部が受け部材13の凹所13aに当接する。更に、駆動ロッド9aは上昇して容器側支持部材7を上昇させる。このとき、上述したように緊締部29における緊締作用は解除されているので、容器側支持部材7の上昇の妨げにはならない。また、規制リング27も上昇することにより、その底部内壁面27aと規制ピン26の底部外壁面26aとの当接も解除される。更に、容器側支持部材7の上昇によりこれが取り付けられている基台4も上昇し、車体フレーム5の支持から外れる。従って、基台4が固定されている容器3も上昇し、容器3は車両の前後左右4カ所に設けられた昇降装置6(更に詳しくは、昇降機9)によって支持される。以上のようにして、容器3と車体フレーム5との間の一体化状態が解除される。なお、図示せずとも駆動ロッド9aの上限位置を決定するリミットスイッチが設けられており、このスイッチの作動により駆動ロッド9aの上昇が停止される。 【0050】以上のように、本実施の形態によれば、容器3と車体フレーム5との一体化およびその解除を昇降装置6により容易に行うことができる。しかも、容器3と車体フレーム5との間の緊締状態を保持する際、両者に対して大きな保持力を付与することなく確実に固定すなわち緊締することができる。 【0051】また、本実施の形態によれば、本発明に係る押圧部を緊締用ボルト21の端部で構成したので、当該ボルト21の回転により、フレーム側支持部材8側へのブラケット水平板部23aの押圧力を調整できる。更に上記緊締用ボルト21の端部が当接する水平板部23aの部分を弾性変形可能にしたので、ボルト21の締付け時に締付け力に対応した反力が得られ、締付け作業の適正化が図られる。 【0052】さて、以上のようにして容器3を車体フレーム5に対して上昇させることができるので、図4及び図5に示すように容器3又はこれに収容される運搬物の計量を行うことが可能である。すなわち、容器3を車体フレーム5から上昇させた状態で基台4と対向する車体フレーム5上の前後左右4ケ所にロードセル等の計量器32を配置した後、昇降装置6を駆動させて容器3を下降させると、当該容器3が各計量器32で支持されることになり、したがって、これら計量器32の出力を計測装置31にて集計し、その合計値から容器3又はこれに収容された運搬物の重量を計量することが可能となる。 【0053】また、容器3の損傷等が原因で当該容器3の交換する必要が生じた場合は、図6に示すように昇降装置6により容器3を車体フレーム5から上昇させ、容器3と車体フレーム5の間に生じた隙間Gを利用して容器引上げ用のロープ33を通すことが容易にでき、したがって、容器3の交換作業が容易に行える。 【0054】また、ロープ33の代わりに、図示せずともフォークリフトのフォーク部分を上記隙間Gに挿通して、上記フォークリフトによる容器3の交換作業を行うことも可能である。 【0055】次に、図7及び図8を参照して、本発明の第2の実施の形態による昇降装置について説明する。ここで、図7は、容器を車体フレームに緊締した状態を示す昇降装置の側断面図であり、図8は、緊締を解除して容器を上昇させたときの状態を示す昇降装置の側面図である。なお、後述する構成以外の構成は上述の第1の実施の形態と同様であるので、その説明は省略する。 【0056】本実施の形態の昇降装置40は、車体フレーム5の側部に複数のボルト部材42を介して固定されるハウジング43の内部に収容される昇降機44及びリンク機構45を備え、当該リンク機構45の上方位置に、基台4に設けられたブラケット47下端の水平板部47aとハウジング43の上面との間を緊締する緊締部46が構成される。 【0057】昇降機44とリンク機構45とは、ハウジング43の内部に仕切板50を介して配置されている。昇降機44の被駆動部である駆動ロッド44aの上端には、リンク機構45を駆動する一対の第1原動レバー53a,53bの一端を各々ピンP11を介して回動可能に支持する支持部材48が固定され、この支持部材48の上部には、ブラケット47の水平板部47aの下面に固定された受け部材49の凹所49aに進入可能な突部48aが形成されている。 【0058】第1原動レバー53a,53bの各々の他端は、ピンP12を介して一対の第2原動レバー54a,54bの一端に対し回動可能に連結されている。これら第2原動レバー54a,54bは、略くの字形状を呈し、その屈曲部分の位置でピンP13を介してハウジング43に対し回動可能に支持されている。第2原動レバー54a,54bの他端は、各々ピン14を介して一対の第3原動レバー55a,55bの一端に対し回動可能に連結され、これら第3原動レバー55a,55bの他端は、後述する第1、第2従動レバー56,57a,57bに対しピンP15を介して回動可能に連結されている。これら第1、第2及び第3原動レバー53a,53b,54a,54b,55a,55bにより本発明に係る原動レバーが構成される。 【0059】第1従動レバー56の一端は、ハウジング43内で一方の側壁と仕切板50との間に架け渡される一対の橋絡板58a,58bに挟持され、かつ、これら橋絡板58a,58bに対しピンP16を介して回動可能に支持され、その他端は、一対の第2従動レバー57a,57bに対しピンP15を介して回動可能に連結されている。第2従動レバー57a,57bは、本発明に係る緊締手段としての緊締部46を構成する押圧部材51の側板52a,52bに対し、ピンP17を介して回動可能に支持されている。 【0060】以上のように構成されるリンク機構45は、昇降機44の駆動ロッド44aの位置に応じて、図7に示す状態から図8に示す状態へ変移し、図7に示すように駆動ロッド44aが下限位置にあるときにハウジング43に対して押圧部材51を下降させ、ピンP15,P16,P17を各々ほぼ同一直線上に位置させる状態と、図8に示すように駆動ロッド44aが上限位置にあるときにハウジング43に対して押圧部材51を上昇させる位置をとる。なお、図8に明示するように押圧部材51に取り付けられた作動子65が上限スイッチ66又は下限スイッチ67を作動させることにより、昇降機44の駆動が制御され、駆動ロッド44aの上限位置及び下降位置が決定される。 【0061】第1、第2従動レバー56,57a,57bは、押圧部材51の一対の側板52a,52bの間に位置しており、これら一対の側板52a,52b間の間隙はスペーサ59a,59bで保持されている。このうち、上方側に位置するスペーサ59aには、ハウジング43の上面43a及びブラケット47の水平板部47aを貫通するロッド部51aが螺着固定され、下方側に位置するスペーサ59bには、押圧部材51の上下移動をガイドするガイドロッド51bが螺着固定されている。 【0062】押圧部材51のロッド部51aは、板材61及び皿ばね62を順次重ねた積層体63をも貫通し、上端にナット部材60が螺合している。符号70は、ロックナットである。本実施の形態では、このナット部材60が本発明に係る拡径部を構成する。上記ロッド部51aが貫通するハウジング43の上面43aの開口68の周縁部には、上記ロッド部51aが貫通する水平板部47aの開口69内に嵌挿される筒状の位置決め部材64が配置されており、図7に示すように車体フレーム5上に基台4が載置された状態で、これら基台4と車体フレーム5との間の水平面内における相対移動が規制される。 【0063】次に、本実施の形態の作用について説明する。 【0064】昇降装置40は、図7に示す状態にあるとする。すなわち、例えば車両の走行中など通常の状態であり、容器3は基台4を介して車体フレーム5に支持されている。このとき、ブラケット47の水平板部47aとハウジング43との間では上述した構成の位置決め部材64により水平面内における移動規制がなされ、走行中の安全が確保される。 【0065】図7に示されるように、このとき昇降機44の駆動ロッド44aは最も下の位置まで下降しており、リンク機構45は図示の状態にある。すなわち、ピンP15,P16,P17がそれぞれほぼ同一直線上に位置する状態であり、リンク機構45の死点を構成する。この状態では、車体フレーム5に対して基台4に分離力が作用しても、第1従動レバー56をピンP16のまわりに回動させる力は発生せず、図示の状態が保持される。よって、緊締部46においては、押圧部材51の下方への引張力によりナット部材60の下面とブラケット47の水平板部47aとの間に積層体63(更に詳しくは、皿ばね62)による弾性力が作用し、当該弾性力でもって基台4が車体フレーム5上へ押圧され、基台4と車体フレーム5との一体化状態が保持される。 【0066】なお、本実施の形態では、図示するように緊締位置においてリンク機構45の各ピンP15,P16,P17が上記死点を構成する位置を若干越えた位置で停止するように構成され、これにより確実に上記緊締状態を確保するようにしている。 【0067】容器3を上昇させるには、昇降機44を駆動して駆動ロッド44aを上昇させる。駆動ロッド44aの上昇作用により第1、第2及び第3原動レバー53a,53b,54a,54b,55a,55bを介してリンク機構45が駆動される。すなわち、第2原動レバー54a,54bがピンP13を中心として図7において時計方向に回動することにより第3原動レバー55a,55b及びピンP15を介して、第1、第2従動レバー56,57a,57bを各々ピンP16,P17を中心として反時計方向、時計方向に回動させる。これにより、緊締部46において緊締作用を行っていた押圧部材51はハウジング43に対して上昇し、上記緊締作用を解除する。 【0068】駆動ロッド44aの更なる上昇により、図8に示すように支持部材48の突部48aが受け部材49の凹所49aの底部に当接し、ブラケット47を介して基台4及びこれに支持される容器3が車体フレーム5に対して上昇する。駆動ロッド44aの上昇駆動は、上記構成の作動子65が上限スイッチ66を作動させることにより停止され、図8に示す状態が維持される。 【0069】以上のように、本実施の形態によっても上述の第1の実施の形態と同様な効果が得られ、容器3又は容器3の収容物の計量作業や、容器3の交換作業が上述と同様な方法で容易に行うことが可能となる。 【0070】また、本実施の形態によれば、緊締部46における緊締力を、積層体63を構成する皿ばね62の弾性力でもって得るようにしているので、緊締状態における車体フレーム5側(ハウジング43側)と容器3側(ブラケット47側)との間のガタツキを防止し、また、ナット部材60の締め付け量を調整することにより容易に緊締力の調整を行うことが可能である。 【0071】更に、本実施の形態では、緊締位置において容器3側と車体フレーム5側との間の位置決めを行う位置決め部材64を、上記のように構成したことにより、昇降装置40の全体の幅(車両前後方向の長さ)を上述の第1の実施の形態よりも小さくすることが可能である。 【0072】次に、図9及び図10を参照して、本発明の第3の実施の形態による昇降装置について説明する。ここで、図9は、容器を車体フレームに緊締した状態を示す昇降装置の側断面図であり、図10は、緊締を解除して容器を上昇させたときの状態を示す昇降装置の側断面図である。なお、上述の第1の実施の形態と対応する部分については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略するものとする。 【0073】本実施の形態の昇降装置71は、容器3を車体フレーム5に対して昇降させる昇降機74、容器3側と車体フレーム5側との間を緊締する緊締部77、緊締部77による緊締状態/非緊締状態を切り換えるためのリンク機構75および、リンク機構75を駆動する駆動源76を備え、車体フレーム5の側部に複数のボルト部材72で固定されるハウジング73の内部に収容配置されている。 【0074】昇降機74は、油圧ポンプ等の油圧源により駆動可能な油圧シリンダで構成され、その被駆動部である駆動ロッド74aの上端には、容器3を支持する基台4の側部と一体的なブラケット78下端の水平板部78a下面に設けられた受け部材79に対向して、ブロック部材80が四角形状の取付台81を介して固定されている。ブロック部材80の上部には、受け部材79の凹所79aに進入可能な突部80aが形成され、容器3の上昇時に当該突部80aが上記凹所79aの底部に当接してブラケット78を持ち上げる。 【0075】取付台81の一方の辺部には下方に垂下する支持ロッド98が取り付けられ、支持ロッド98の下端部には、昇降機74の下方位置に固定された一対のリミットスイッチ100a,100bを作動させる作動子99が取り付けられている。リミットスイッチ100a,100bは、昇降機74を支持するハウジング73の水平板部110aから垂下する取付板部111の表裏面に、それぞれ昇降機74の駆動ロッド74aの上限位置および下限位置に対応する作動子99の上限位置および下限位置に配置されている。他方、取付台81の他方の辺部には、ハウジング73の垂直板部110bと摺接するガイド板81aが設けられ、昇降機74の駆動時に取付台81の揺動を防止して、作動子99の適正な機能を確保するようにしている。 【0076】駆動源76は、昇降機74と同一の油圧源により駆動される油圧シリンダで構成され、その被駆動部である駆動ロッド76aには第1原動レバー90が固定されている。この第1原動レバー90にはピンP21を介して第2原動レバー91の一端が回動可能に連結され、第2原動レバー91の他端には、ピンP22を介して略くの字形状の第1従動レバー92の一端張出し部92aが回動可能に連結されている。なお、上記第1,第2原動レバー90,91により、本発明に係る原動レバーが構成される。 【0077】第1従動レバー92の一端側には、ハウジング73に両端が固定されたピンP23が貫通し、これにより第1従動レバー92がピンP23のまわりに回動可能とされる。第1従動レバー92の他端側には、ピンP24を介して回動可能に第2従動レバー93の一端が連結され、この第2従動レバー93の他端は、押圧部材83に両端が固定されたピンP25に対し回動可能に連結されている。 【0078】以上のように構成されるリンク機構75は、図9に示すように駆動源76の駆動ロッド76aが上限位置にあるときにハウジング73に対して押圧部材83を下降させ、ピンP23,P24,P25を各々ほぼ同一直線上に位置させる状態と、図10に示すように駆動ロッド76aが下限位置にあるときにハウジング73に対して押圧部材83を上昇させる位置をとる。駆動ロッド76aの上限位置および下限位置は、ハウジング73に取り付けられた一対のリミットスイッチ105a,105bにより検出される。 【0079】リンク機構75の駆動により上下動される押圧部材83の上方部には、車両の容器3側と車体フレーム5側との緊締/非緊締を行う緊締部77が位置している。緊締部77は、本発明に係る緊締手段として構成されるが、この構成は、上述の第2の実施の形態における緊締部46と同様な構成を有している。すなわち、ブラケット78の水平板部78aと、リンク機構75が収容配置されるハウジング73の筐体部82上壁とを貫通するロッド部83aを備えた押圧部材83を有し、ブラケット水平板部78aよりも上方に突出するロッド部83aの部位にスリーブ84を介して2枚の皿ばね(弾性部材)85と板材86とを順次重ねた積層体87を組み付け、ロッド部83aの上端部に拡径部としてナット部材88を螺着している。したがって、当該押圧部材83を下方へ移動させると、積層体87(更に詳しくは、皿ばね85)の弾性力を介してブラケット下端部78aが筐体部82上壁へ引き寄せられ、これにより、基台4と車体フレーム5との間に緊締力が生ずる。 【0080】なお、押圧部材83のロッド部83aが貫通する筐体部82の上壁開口95の周縁部には、ロッド部83aが貫通する水平板部78aの開口96内に、上記積層体87を支持する座部材94を介して嵌挿される筒状の位置決め部材97が配置されている点は、上述の第2の実施の形態の構成と同様であり、これにより、図9に示すように車体フレーム5上に基台4が載置された状態で、これら基台4と車体フレーム5との間の水平面内における相対移動が規制される。又、押圧部材83は全体としてハウジング73と一体的な断面コの字形状のカバー112内にて上下移動するように構成されるが、押圧部材83の下端に設けたガイドロッド83bをカバー112の底部を覆う底板113の孔113aに嵌入させることによって、押圧部材83の上下移動をガイドするようにしている。 【0081】昇降機74と駆動源76とは、図11に模式的に示すように、同一の油圧ポンプ(油圧源)106にて駆動され得るように構成されるとともに、本実施の形態では、これら昇降機74及び駆動源76と油圧ポンプ106との間に、油圧の供給先を昇降機74と駆動源76との間で切り換える供給弁としての電磁切換弁107が設けられる。また、昇降機74及び駆動源76からの油圧の排出を行う排出弁としての電磁切換弁108a,108bと、油圧ポンプ106の上流側に排出された油圧を蓄圧するリザーバ109が設けられている。なお、図11は容器3を車体フレーム5から上昇させるときのみ油圧ポンプ106を運転させる構成例であり、これ以外の構成(例えば駆動ロッド74a,76aの上昇移動及び下降移動を共に油圧で行う構成)を採用することは勿論可能である。 【0082】次に、以上のように構成される本実施の形態の作用について説明する。 【0083】図9を参照して、今、昇降機74の駆動ロッド74aは下限位置にあり、駆動源76の駆動ロッド76aは上限位置にあるものとする。この状態では、容器3を支持する基台4を車体フレーム5上に載置させるともに、押圧部材83を下方位置へ移動させ、更に、リンク機構75は図示するように、ハウジング73(車体フレーム5)に対する第1従動レバー92の回動中心であるピンP23と、第1,第2従動レバー92,93の間の回動中心であるピンP24と、押圧部材83に対する第2従動レバー93の回動中心であるピンP25とがそれぞれほぼ同一直線上に位置し、リンク機構75の死点を構成する。これにより、緊締部77において、皿ばね85の弾性力により必要な緊締力でもって容器3側と車体フレーム5側とが緊締され、かつ、死点を構成するリンク機構75により当該緊締状態が保持される。 【0084】次に、図9に示す緊締状態から図10に示す非緊締状態への移行作用について説明する。図11を参照して、操作者による所定の操作に連動して、排出弁108bが図示する連通位置Fから遮断位置Gに切り換わり、同時に油圧ポンプ106が運転されて駆動源76へ油圧が供給される。これにより駆動源76の駆動ロッド76aがばね76sの付勢に抗して下方へ移動する。駆動ロッド76aの下方移動に伴ってリンク機構75が駆動されることにより死点が解除されると同時に、押圧部材83が上方へ移動し、緊締部77による緊締作用が解除される。駆動ロッド76aが下限位置までくるとリミットスイッチ105bにより発せられる検出信号(電気信号)が供給弁107及び排出弁108aに送られ、供給弁107が図示するA位置からC位置に切り換わり、排出弁108aが図示する連通位置Dから遮断位置Eへ切り換わる。これにより、昇降機74の駆動ロッド74aがばね74sの付勢に抗して上方へ移動してブロック部材80を受け部材79に当接させるとともに、当該受け部材79を介してブラケット78、基台4(容器3)を車体フレーム5に対して上昇させる。駆動ロッド74aの上限位置がリミットスイッチ100aにより検出されると、その検出信号により供給弁107が遮断位置Bへ切り換わるとともに、油圧ポンプ106の運転が停止され、図10に示す状態が保持される。 【0085】以上により、本実施の形態によっても上述の第1,第2の実施の形態と同様な効果を得ることができる。 【0086】なお、図10に示す非緊締状態から図9に示す緊締状態への移行は、以下のようにして行われる。図11を参照して、操作者による所定の操作に連動して、排出弁108aが遮断位置Eから連通位置Dへ復帰し、これにより昇降機74内の油圧がリザーバ106側へ排出されて、駆動ロッド74aが下方へ移動する。これに伴って容器3も下降し、基台4が車体フレーム5上へ載置される。駆動ロッド74aの下限位置がリミットスイッチ100bにより検出されると、供給弁107及び排出弁108bが各々A位置及びF位置へ復帰して駆動源76内の油圧をリザーバ109側へ排出する。これにより駆動ロッド76aが上方へ移動し、リンク機構75を介して押圧部材83を下方へ移動させ、緊締部77でもって容器3側と車体フレーム5側との間に緊締力を生じさせる。なお、リンク機構75が上記死点を構成する位置を若干超えた位置で保持される点は、上述の第2の実施の形態と同様である。 【0087】以上のように本実施の形態によれば、上述の第1,第2の実施の形態と異なり、リンク機構75が昇降機74とは異なる駆動源76により駆動されるように構成されているため、リンク機構75の構成が簡素となり、装置のコンパクト化、軽量化を図ることができる。また、昇降機74と緊締部77(リンク機構75)との間の配置間隔に厳しい寸法精度が要求されないため、両者の配置位置を自由度高く設定することができる。 【0088】一方、昇降機74及び駆動源76を共通の油圧ポンプ106で駆動させ、かつこれら昇降機74及び駆動源76の駆動に連動して切り換わる供給弁107を設置して各々の駆動を制御しているので、昇降機74及び駆動源76の適正な駆動タイミングが確保されるとともに、各々の駆動制御が容易である。 【0089】続いて、図12は、本発明の第4の実施の形態を示している。なお、図において上述の第3の実施の形態と対応する部分については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略するものとする。 【0090】すなわち本実施の形態の昇降装置120においては、リンク機構121の構成は上述の第3の実施の形態におけるリンク機構75と同様な構成を有するが、本発明に係る緊締手段としての緊締部122の構成が、上述の第3の実施の形態における緊締部77と若干異なる構成を有している。なお、図において昇降機の図示を省略しているが、第3の実施の形態と同様な構成を有するものとする。 【0091】本実施の形態における緊締部122の構成について説明する。押圧部材83のロッド部83aが貫通するブラケット水平板部78aの開口96には、位置決め部材97が内挿される孔を備えた座部材94が設けられ、押圧部材83のロッド部83aは、ブラケット水平板部78aよりも上方位置で長方形状の押圧板123および板材125を各々相対移動可能に貫通し、押圧板123と座部材94との間で、弾性部材として2枚の皿ばね124および上記板材125からなる積層体126をロッド部83aに関して車両の前後方向に2組配置している。そして、図において実線で示す緊締状態において、ナット部材88が拡径部として、図示する緊締時に押圧板123を介して各積層体126を圧縮し、緊締力を生じさせる。緊締力は、ナット部材88の締め付け量で調整される。なお、各積層体126,126は、押圧板123の下面に軸部132,132を介して固定されたリング部材131,131により、その水平方向における移動規制がなされる。 【0092】本実施の形態における皿ばね124は、上述の第3の実施の形態における皿ばね85よりも小さな外径で構成されているが、その数を大きくして緊締部1222を構成している。これにより、緊締に必要な弾性力を確保しながら、緊締部122の車両幅方向における大きさ(厚さ)を上述の第2,第3の実施の形態よりも小さくすることが可能となり、したがって、例えば車体フレーム5と車輪RWとの間の狭いスペースにも十分に当該緊締部を設置することが可能となる。 【0093】なお、図12においては容器3側と車体フレーム5側との緊締状態を実線で示し、上記緊締を解除した状態を部分的に一点鎖線で示している。駆動源76の駆動ロッド76aの上限位置および下限位置は、それぞれハウジング73に取り付けられた一対のリミットスイッチ127a,127bにより検出され、リンク機構121の第2従動レバー93の一部がこれらリミットスイッチ127a,127bを作動させる作動子として機能するように構成されている。 【0094】以上、本発明の各実施の形態について説明したが、勿論、本発明はこれらに限定されることなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。 【0095】例えば以上の各実施の形態では、容器3の形状として直方体形状のものを適用して説明したが、勿論、本発明はこれだけに限られることはなく、円筒形状や上面が開放された逆台形状の容器を備えた車両に対しても、本発明は適用可能である。 【0096】また、以上の第2の実施の形態では、押圧部材51のロッド部51a上端のナット部材60を本発明に係る拡径部として構成したが、ロッド部上端をフランジ状に形成し、これを拡径部とすることも可能である。この場合、緊締力の調整は、スペーサ59aに対するロッド部51aの締め付け量の調整でなし得る。 【0097】また、以上の第2〜第4の実施の形態では、緊締に必要な弾性力を得るために弾性部材として皿ばねを採用したが、積層する皿ばねの数は2枚に限らず、3枚以上としてもよい。また、皿ばねに代えて、コイルスプリングを採用することも可能である。この場合、皿ばねを用いる構成に比べて押圧部材のストローク量が増大するが、巻き径及び線径の大きなコイルスプリングを用いれば、上記ストローク量の増大を低減しながら、皿ばねと同等なばね定数を得ることができる。 【0098】また、以上の第2の実施の形態において、緊締部46の構成を第4の実施の形態における緊締部122の構成とすることも可能であり、これにより第4の実施の形態と同様な効果を得ることができる。 【0099】また、第3,第4の実施の形態において、図11に示した供給弁107および排出弁108a,108bをリミットスイッチ100a,100b,105a,105bからの電気信号で切り換わる電磁切換弁で構成したが、これに代えて、これらの弁を、作動子との当接により機械的に切り換わる切換弁で構成するようにしても同様な効果を得ることができる。 【0100】また、第4の実施の形態において、皿ばね124を含む積層体126の組を2組配置したが、これを3組以上としてもよい。この場合、緊締に必要なばね力を確保しながら、緊締部122の車両幅方向における大きさ(厚さ)を更に低減することができる。 【0101】また、第2の実施の形態においては、第1、第2従動レバー56,57の連結点P15に一端が回動可能に支持され上記昇降機44の駆動ロッド44aに連絡する原動レバーとして、上記構成に限らず、例えば図13A及び図13Bに示すように構成することも可能である。 【0102】すなわち、図示するように駆動ロッド44aと一体的な支持部材48に対し、両端がハウジング43に軸支された回動軸102のギヤ部102aに噛み合うギヤ溝101aを備えた駆動部材101を取り付けるとともに、この回動軸102上に同じくギヤ102aと噛み合うギヤ溝103aを備えたレバー部材103を上記原動レバーとして配置して、その一端を上記ピン15で第1、第2従動レバー56,57に連結する。この場合、駆動ロッド44aの上下移動に連動して、回動軸102を介してレバー部材103を変位させることができ、これにより第1、第2従動レバー56,57を回動させて緊締の保持、解除を行うことができる。 【0103】最後に、以上の各実施の形態では、昇降装置6,40,71,120を車両1の車体フレーム5側に配置する構成例を説明したが、これに代えて、当該装置を容器3側に配置する構成例を採用することも可能である。この場合、昇降機の駆動ロッドを車体フレーム側に突き合わせ、その反作用で容器3を車体フレーム5から上昇させる形態となる。 【0104】 【発明の効果】以上述べたように、本発明の昇降装置によれば、車体フレームとこれに搭載される容器との堅牢な緊締状態を得ながら、必要時に容易に容器を車体フレームから上昇させることができるので、これにより容器又は容器内に収容される運搬物の計量作業や、容器の交換作業を容易に行うことが可能となる。 【0105】請求項2の発明によれば、リンク機構の駆動を昇降機の駆動でもって制御できるため、昇降機とリンク機構との間の駆動タイミングを常に適正化でき、かつ、これらの駆動制御を容易に行うことができる。 【0106】請求項3の発明によれば、昇降機と緊締手段を相離隔した位置に配置できるので、車体フレーム又は容器に対する装置の取付自由度を高くすることができる。 【0107】請求項4の発明によれば、容器と車体フレームとを分離させるような力が如何に大きくとも、上記緊締状態を保持することができ、しかも、容器の上昇の際には容易に上記緊締状態を解除することができる。 【0108】請求項5の発明によれば、当該ボルト部材の締付け量に応じて車体フレームに対する容器の緊締力を調整することができる。また、請求項6の発明によれば、緊締時において容器側と車体フレーム側との間のガタツキを防止できるとともに、当該押圧部を上記ボルト部材の端部として構成した場合、ボルト部材の締付け力の反作用が得られ、締付け作業の適正化が図られる。更に、請求項7の発明によれば、容器の下降位置において車体フレームとの間の水平面内での相対移動の防止が図られ、走行の安全性が確保される。 【0109】請求項8の発明によれば、請求項4の発明と同様、容器と車体フレームとを分離させるような力が如何に大きくとも、上記緊締状態を保持することができ、しかも、容器の上昇の際には容易に上記緊締状態を解除することができる。 【0110】請求項9の発明によれば、ナット部材の締付け量に応じて車体フレームに対する容器の緊締力を調整することができるとともに、緊締に必要な押圧部材のストローク量を小さくできる。 【0111】請求項10の発明によれば、当該緊締装置の車両幅方向における大きさ(厚さ)を小さくすることが可能となり、車体フレームと車輪との間などの狭小なスペースにも十分に対応して、当該昇降装置を設置することが可能となる。更に、請求項11の発明によれば、装置のコンパクト化を図りながら、容器の下降位置において車体フレームとの間の水平面内での相対移動の防止が図られ、走行の安全性が確保される。 【0112】請求項12の発明によれば、請求項8の発明と同様、容器と車体フレームとを分離させるような力が如何に大きくとも、上記緊締状態を保持することができ、しかも、容器の上昇の際には容易に上記緊締状態を解除することができる。さらに、リンク機構の構成を簡素化して装置のコンパクト化、軽量化が図られるとともに、昇降機と緊締手段とを相離隔して配置することも可能である。 【0113】請求項13の発明によれば、ナット部材の締付け量に応じて車体フレームに対する容器の緊締力を調整することができるとともに、緊締に必要な押圧部材のストローク量を小さくできる。また、請求項14の発明によれば、当該緊締装置の車両幅方向における大きさ(厚さ)を小さくすることが可能となり、車体フレームと車輪との間などの狭小なスペースにも十分に対応して、当該昇降装置を設置することが可能となる。更に、請求項15の発明によれば、装置のコンパクト化を図りながら、容器の下降位置において車体フレームとの間の水平面内での相対移動の防止が図られ、走行の安全性が確保される。 【0114】請求項16の発明によれば、昇降機と駆動源とを相連動して駆動させるようにしているため、両者の間の駆動タイミングを常に適正なものとすることができる。 【0115】一方、本発明の車載計量方法によれば、トラックスケール等を必要とすることなく、容器又はこれに収容される運搬物の計量作業を容易に行うことができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001052 【氏名又は名称】株式会社クボタ
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| 【出願日】 |
平成12年9月4日(2000.9.4) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100072350 【弁理士】 【氏名又は名称】飯阪 泰雄
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| 【公開番号】 |
特開2002−36936(P2002−36936A) |
| 【公開日】 |
平成14年2月6日(2002.2.6) |
| 【出願番号】 |
特願2000−267693(P2000−267693) |
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