| 【発明の名称】 |
車両用シート |
| 【発明者】 |
【氏名】内 田 裕 久
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| 【要約】 |
【課題】チャイルドシートを簡易迅速に取付ける。チャイルドシートの不使用時にアンカーやストッパーが着座者に異物感や当たり感を与えるのを防止する。左右方向の強度を向上させる。シートクッションの組付け作業を簡易迅速に行う。
【解決手段】サイドフレーム22に回動自在に横杆23を設ける。横杆23に略U字状に形成された左右一対のアンカー25を設ける。横杆23の端部23aにロックプレート26を固着する。ロックプレート26のロック溝28に挿入係止されるラッチ爪32を有するラッチ31をサイドフレーム22に取付ける。ラッチ31をロックスプリング33によりロック方向に付勢する。ロックプレート26を反転用のスプリング47によりアンカー25が下方に収納される方向に付勢する。アンカーに引き上げストラップ41を取付ける。ラッチ31に解除ノブ37を取付ける。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 シートフレームの後部にチャイルドシートを固定するアンカーが突出して設けられ、該アンカーにチャイルドシートに設けられたロック部材が係止されてチャイルドシートが固定されるようになされた車両用シートにおいて、前記シートフレームのサイドフレームの後部に回動自在に横杆が設けられ、該横杆にアンカーが前方に突出して設けられ、前記横杆の端部にロックプレートが固着され、該ロックプレートのロック溝に挿入係止されるラッチがサイドフレームに取付けられ、該ラッチのラッチ爪はロックスプリングにより通常時ロック方向に付勢されていることを特徴とする車両用シート。 【請求項2】 前記ロックプレートは反転用のスプリングにより前記アンカーが下方に収納される方向に付勢されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。 【請求項3】 前記ロックプレートは補強プレートを兼ねていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用シート。 【請求項4】 前記アンカーに引き上げストラップが取付けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用シート。 【請求項5】 前記ラッチに解除ノブが取付けられ、該解除ノブを前記ロックスプリングの付勢に抗して回動させることによりラッチのラッチ爪とロックプレートのロック溝との係止状態が解除されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用シート。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は車両用シートに関し、更に詳細に説明すると、シートフレームの後部にチャイルドシートを固定するアンカーが突出して設けられ、該アンカーにチャイルドシートに設けられたロック部材が係止されてチャイルドシートが固定されるようになされた車両用シートに関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、車両用シートのシートクッション上にチャイルドシートを取付ける場合には、車両用シートのシートバックを起こした状態で、シートベルトをチャイルドシートの下部に設けた挿通孔に挿通させ、チャイルドシートを固定していた。また近時、チャイルドシートを簡易迅速に取付け固着させるために、図4及び図5に示す如く、シートフレーム1のサイドフレーム2,2間に両端部を固着した補強フレームや横杆3に、チャイルドシート7を固定する左右一対のアンカー5を上方に突出させて溶着等により固着し、このアンカー5に、図5に示す如く、チャイルドシート7に設けられたロック部材9のロック爪9aを係止させ、または係止解除させる構成のものが提案されている。またアンカー5を回動式とするものが提案されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、従来のシートクッションのシートフレーム1の補強フレームや横杆3に左右一対のアンカー5を上方に突出させて溶着等により固着した場合には、チャイルドシート7の不使用時にアンカー5が着座者に異物感や当たり感を与え、アンカー5をシートクッションの下方に設けた場合にはチャイルドシート7を簡易迅速に取付けることができなくなる欠点を有していた。またシートフレーム1に補強フレームを別途取付ける場合には部品点数が増大し、コストアップとなる欠点を有するものであった。またアンカー5を回動式とした場合には左右方向の強い入力により回動軸としての回転シャフトが変形したり、サイドフレーム2,2が変形する虞れを有し、更にアンカー5がフリーでロック状態とならない場合にはチャイルドシート7を簡易迅速に取付けることができず、チャイルドシート7の装着時にガタ付きが発生する虞れを有していた。 【0004】本発明の目的は、チャイルドシートを簡易迅速に取付けることができると共に、チャイルドシートの不使用時にアンカーやストッパーが着座者に異物感や当たり感を与える虞れがなく、また左右方向の強度を向上させることができ、シートクッションの組付け作業を簡易迅速に行うことができ、チャイルドシートの装着時にガタ付きが発生する虞れがなく、部品点数を減少させることができる経済性に優れた車両用シートを提供するものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、請求項1に係る車両用シートは、シートフレームの後部にチャイルドシートを固定するアンカーが突出して設けられ、該アンカーにチャイルドシートに設けられたロック部材が係止されてチャイルドシートが固定されるようになされた車両用シートにおいて、前記シートフレームのサイドフレームの後部に回動自在に横杆が設けられ、該横杆にアンカーが前方に突出して設けられ、前記横杆の端部にロックプレートが固着され、該ロックプレートのロック溝に挿入係止されるラッチがサイドフレームに取付けられ、該ラッチのラッチ爪はロックスプリングにより通常時ロック方向に付勢されていることを特徴とする。 【0006】請求項1の発明においては、シートフレームのサイドフレームの後部に回動自在に横杆が設けられ、該横杆にアンカーが前方に突出して設けられ、前記横杆の端部にロックプレートが固着され、該ロックプレートのロック溝に挿入係止されるラッチがサイドフレームに取付けられ、該ラッチのラッチ爪はロックスプリングにより通常時ロック方向に付勢されているので、チャイルドシートをアンカーが斜め上方に突出する突出状態で簡易迅速に取付けることができると共に、チャイルドシートの装着時にガタ付きが発生する虞れがなく、チャイルドシートの不使用時にアンカーが突出しない収納状態とすることにより、アンカーが着座者に異物感や当たり感を与える虞れがない。 【0007】また、請求項2に係る車両用シートは、前記ロックプレートは反転用のスプリングにより前記アンカーが下方に収納される方向に付勢されていることを特徴とする。 【0008】この請求項2の発明においては、ロックプレートは反転用のスプリングにより前記アンカーが下方に収納される方向に付勢されているので、チャイルドシートの収納時に簡易迅速に左右一対のアンカーが突出しない収納状態とすることができ、左右一対のアンカーが着座者に異物感や当たり感を与える虞れがない。 【0009】また、請求項3に係る車両用シートは、前記ロックプレートは補強プレートを兼ねていることを特徴とする。 【0010】この請求項3の発明においては、ロックプレートはシートフレームに当接して補強プレートを兼ねているので、左右方向の強い入力があっても、左右方向の強度を補強プレートを兼ねるロックプレートが向上させることができ、横杆が変形したり脱落する虞れがなく、チャイルドシートの装着時にガタ付きが発生する虞れがない。 【0011】また、請求項4に係る車両用シートは、前記アンカーに引き上げストラップが取付けられていることを特徴とする。 【0012】この請求項4の発明においては、アンカーに引き上げストラップが取付けられているので、ストラップを引っ張るだけで、ロックプレートのロック溝にラッチのラッチ爪を挿入係止することができ、簡易迅速にロック状態が得られ、チャイルドシートをアンカーが斜め上方に突出する突出状態で簡易迅速に取付けることができる。 【0013】また、請求項5に係る車両用シートは、前記ラッチに解除ノブが取付けられ、該解除ノブを前記ロックスプリングの付勢に抗して回動させることによりラッチのラッチ爪とロックプレートのロック溝との係止状態が解除されることを特徴とする。 【0014】この請求項5の発明においては、解除ノブを前記ロックスプリングの付勢に抗して回動させることによりラッチのラッチ爪とロックプレートのロック溝との係止状態が解除されるので、チャイルドシートの使用時に解除ノブを操作することにより簡易迅速にロック状態を解除することができ、アンカーが突出しない収納状態とすることができる。 【0015】 【発明の実施の形態】以下、本発明に係る車両用シートを図面を参照して説明する。図1乃至図3は本発明に係る車両用シートの実施の形態を夫々示すもので、図1はシートクッションのシートフレームの一部分解斜視図、図2は車両用シートの側面図、図3はチャイルドシートの使用時の車両用シートの側面図である。 【0016】図2及び図3に示す如く、車両用シート11はシートクッション12とシートバック(図示せず)とを備え、シートクッション12のシートフレーム21は、図1に示す如く、左右一対のサイドフレーム22,22とパイプフレームから形成された横杆23と、前部フレームとを備えている。尚、横杆23は後部フレームであってもよく、または後部フレームとは別体であってもよい。また、図5に示すチャイルドシート7及びロック部材9の構成は本発明において援用する。 【0017】図2及び図3に示す如く、横杆23は、丸形状のパイプフレームから形成され、この横杆23の左右両端部23a,23bは左右一対のサイドフレーム22,22に形成された透孔22a,22bに挿通され、回動可能に枢支されている。前記左右一対のサイドフレーム22,22の内側の横杆23にはチャイルドシート7のロック部材9を簡易迅速に取付けるための複数のアンカー25が、本実施の形態では左右一対のアンカー25が前方に突出するように溶着等により固着されている。 【0018】図1に示す如く、前記左右一対のアンカー25は略逆U字状に屈折させて形成され、両端部が夫々横杆23に固着されている。このアンカー25は、約6mm径の棒鋼を屈折させて形成されている。尚、アンカー25の中央部の水平部の長さ及びアンカー25の両側部の長さは適宜設定することができる。前記シートクッション12の後部の表皮材及びパッド材には左右一対のアンカー25を回動させるための切欠部が形成されている。 【0019】前記横杆23の両端23a,23bには補強プレート26,27が固着され、一方の補強プレート26がロックプレート26に形成されている。このロックプレート26にはロック溝28が形成されている。ロックプレート26はシートフレーム21のサイドフレーム22に当接して補強プレート26を兼ねているので、左右方向の強い入力があっても、左右方向の強度を補強プレート26,27が向上させることができ、横杆23が変形したり脱落する虞れがない。尚、本実施の形態ではロック溝28が1個形成されているが複数設けることもできる。 【0020】前記ロックプレート26のロック溝28に挿入係止されるラッチ31がサイドフレーム22に取付けられている。このラッチ31のラッチ爪32はロックスプリング33により通常時ロック方向であるロックプレート26のロック溝28方向に付勢されている。尚、符号34,35はロックスプリング33の係止用のピンである。 【0021】また、ラッチ31の回動軸31aはサイドフレーム22の透孔22cに挿通され、サイドフレーム22の外側に突出する部分に解除ノブ37が取付けられ、この解除ノブ37を前記ロックスプリング33の付勢に抗して回動させることによりラッチ31のラッチ爪32とロックプレート26のロック溝28との係止状態が解除される。 【0022】前記ロックプレート26とラッチ31及びロックスプリング33はサイドフレーム22の一側に設けるものであればよいが、両側に設けることもできる。また前記アンカー25の側部に外部から操作可能な操作部材としてのストラップ41が連結されている。尚、このストラップ41は、シートクッション12の上端に導かれる。また操作部材としてのストラップ41に代えて、操作レバーを前記横杆23の端部に設けることもできる。 【0023】また、前記ロックプレート26には突出部43が形成され、この突出部43に係止用のピン45が設けられている。この係止用のピン45に一端が係止され、他端が前記係止用のピン35に係止されて反転用のスプリング47が取付けられている。この反転用のスプリング47により前記アンカー25が下方に収納される方向に付勢されている。 【0024】従って、図3に示す如く、前記ロックスプリング33によりラッチ31のラッチ爪32がロックプレート26のロック溝28に係止される方向に付勢されたロック状態でアンカー25が前方の斜め上方に突出する突出状態が得られ、解除ノブ37を操作してラッチ31のラッチ爪32がロックプレート26のロック溝28から引き出されると、図2に示す如く、アンカー25が前方の斜め下方に収納される収納状態に反転用のスプリング47により付勢される。 【0025】前記ロックプレート26の突出部43はサイドフレーム22の上部フランジ22dに当接し、アンカー25が前方の斜め上方に突出する突出状態で回動が規制される。尚、この突出部43とサイドフレーム22の上部フランジ22dの当接面にラバー等の緩衝材49を取付けることにより衝撃音等の発生を防止することができる。 【0026】 【発明の効果】以上が本発明に係わる車両用シートの実施の形態であるが、本発明の請求項1に記載の車両用シートによれば、シートフレームのサイドフレームの後部に回動自在に横杆が設けられ、該横杆にアンカーが前方に突出して設けられ、前記横杆の端部にロックプレートが固着され、該ロックプレートのロック溝に挿入係止されるラッチがサイドフレームに取付けられ、該ラッチのラッチ爪はロックスプリングにより通常時ロック方向に付勢されているのでチャイルドシートをアンカーが斜め上方に突出する突出状態で簡易迅速に取付けることができると共に、チャイルドシートの装着時にガタ付きが発生する虞れがなく、チャイルドシートの不使用時にアンカーが突出しない収納状態とすることにより、アンカーが着座者に異物感や当たり感を与える虞れがない。 【0027】また、本発明の請求項2に記載の車両用シートによれば、前記ロックプレートは反転用のスプリングにより前記アンカーが下方に収納される方向に付勢されているので、チャイルドシートの収納時に簡易迅速に左右一対のアンカーが突出しない収納状態とすることができ、左右一対のアンカーが着座者に異物感や当たり感を与える虞れがない。 【0028】更に、本発明の請求項3に記載の車両用シートによれば、前記ロックプレートは補強プレートを兼ねている左右方向の強い入力があっても、左右方向の強度を補強プレートを兼ねるロックプレートが向上させることができ、横杆が変形したり、サイドフレームが変形するのを防止することができ、チャイルドシートの装着時にガタ付きが発生する虞れがない。 【0029】また、本発明の請求項4に記載の車両用シートによれば、アンカーに引き上げストラップが取付けられているので、ストラップを引っ張るだけで、ロックプレートのロック溝にラッチのラッチ爪を挿入係止することができ、簡易迅速にロック状態が得られ、チャイルドシートをアンカーが斜め上方に突出する突出状態で簡易迅速に取付けることができる。 【0030】更に、本発明の請求項5に記載の車両用シートによれば、前記ラッチに解除ノブが取付けられ、該解除ノブを前記ロックスプリングの付勢に抗して回動させることによりラッチのラッチ爪とロックプレートのロック溝との係止状態が解除されるので、チャイルドシートの使用時に解除ノブを操作することにより簡易迅速にロック状態を解除することができ、アンカーが突出しない収納状態とすることができる。 【0031】本発明によれば、チャイルドシートを簡易迅速に取付けることができると共に、チャイルドシートの不使用時にアンカーやストッパーが着座者に異物感や当たり感を与える虞れがなく、また左右方向の強度を向上させることができ、シートクッションの組付け作業を簡易迅速に行うことができ、チャイルドシートの装着時にガタ付きが発生する虞れがなく、部品点数を減少させることができる経済性に優れた車両用シートを得ることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000210089 【氏名又は名称】ジョンソン コントロールズ オートモーティブ システムズ株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年3月14日(2001.3.14) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100074170 【弁理士】 【氏名又は名称】秋山 修
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| 【公開番号】 |
特開2002−274232(P2002−274232A) |
| 【公開日】 |
平成14年9月25日(2002.9.25) |
| 【出願番号】 |
特願2001−72409(P2001−72409) |
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