| 【発明の名称】 |
電気を動力源とする車両の充電サービスシステム |
| 【発明者】 |
【氏名】渡辺 恭衛
【氏名】今泉 勝美
【氏名】浅倉 誠
【氏名】遊佐 茂
【氏名】本橋 卓
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| 【要約】 |
【課題】電気を動力源とする車両を有する利用者が外出先で該車両を充電することができるサービスを提供すると共に、余剰電力を有効に活用するシステムを提供する。
【解決手段】電気を動力源とする車両を有する利用者が、電力販売者によって電力が販売される位置を携帯電話を介して検索することができるサービスを提供する充電サービスシステムが提供される。該システムは、携帯電話との通信のためネットワークに接続する接続手段と、電力販売者によって登録された電力の販売位置の情報を格納する記憶装置と、格納された電力の販売位置情報を、利用者の携帯電話を介した要求に応じて、ネットワークを介して該携帯電話のブラウザに表示する表示手段とを備える。利用者は、携帯電話のブラウザに表示された電力の販売位置で、前記車両を充電することができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】電気を動力源とする車両を有する利用者が、電力販売者によって電力が販売される位置を携帯電話を介して検索することができるサービスを提供する充電サービスシステムであって、前記携帯電話との通信のためネットワークに接続する接続手段と、前記電力販売者によって登録された前記電力の販売位置の情報を格納する記憶装置と、前記格納された電力の販売位置情報を、前記利用者の前記携帯電話を介した要求に応じて、前記ネットワークを介して該携帯電話のブラウザに表示する表示手段とを備え、前記利用者が、前記携帯電話のブラウザに表示された電力の販売位置で、前記車両を充電することができるようにする充電サービスシステム。 【請求項2】前記利用者の要求は、該利用者の現在の位置情報を含み、前記携帯電話のブラウザに表示される電力の販売位置は、該利用者の現在の位置情報の近傍に存在する電力の販売位置の一覧である、請求項1に記載の充電サービスシステム。 【請求項3】前記ネットワークはインターネットであり、前記利用者は、前記充電サービスシステムが該インターネットを介して提供するページ上で前記検索のサービスを受けるための登録を行った者である、請求項1に記載の充電サービスシステム。 【請求項4】前記ネットワークはインターネットであり、前記電力販売者は、前記充電サービスシステムが該インターネットを介して提供するページ上で前記電力の販売位置を登録する、請求項1に記載の充電サービスシステム。 【請求項5】前記電力販売者によって登録される電力の販売位置情報は、さらに、前記電力の販売単価を含む、請求項1に記載の充電サービスシステム。 【請求項6】前記表示手段は、さらに、前記電力の販売位置における該電力の販売単価を前記携帯電話のブラウザに表示する、請求項1に記載の充電サービスシステム。 【請求項7】前記利用者が前記電力の販売位置において購入した電力に対応する代金を、該利用者から前記電力販売者に支払う決済手段をさらに有しており、前記利用者は、前記電力の販売位置において、前記携帯電話を介して前記決済手段を起動することができる、請求項1に記載の充電サービスシステム。 【請求項8】前記車両は、電動アシスト付き自転車および電動車椅子を含む、請求項1に記載の充電サービスシステム。 【請求項9】前記電力販売者によって販売される電力は、任意の自己発電装置で生成された電力を含む、請求項1に記載の充電サービスシステム。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、電気を動力源とする車両を有する利用者が、電力販売者によって販売される電力で該車両を様々な場所で充電することのできるサービスをネットワークを介して提供するシステムに関する。 【0002】 【従来の技術】最近、電気アシスト付き自転車および電動車椅子のような、電気を動力源とする環境にやさしい乗り物が開発され利用されている。これらの乗り物は、定期的な充電を必要とする。たとえば、電気アシスト付き自転車は、専用の充電器を100V電源に接続することによって充電する。 【0003】このような電気を動力源とする乗り物は手軽に乗り回すことができて便利であるが、一回の充電で走行することができる距離に限りがある。また、走行途中に電気が不足すると、電力による走行ができなくなり、手で押すなどして乗り物を移動させなければならない。 【0004】一方、最近、太陽光および風力を利用して自家発電を行っている家庭および店舗が増えてきている。しかし、このような家庭および店舗において余剰に発電された電力を有効に活用する手段は確立されていない。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上記のように、電気を動力源とする乗り物は手軽に乗ることができるが、一旦外出すると、外出先において簡単に充電することのできる場所が無い。そのため、充電は、外出時の走行距離を考慮して、外出前に行わなければならない。その一方で、前述したように、家庭、店舗および会社などにおいて余剰電力が発生している。 【0006】したがって、電気を動力源とする乗り物を利用する者が外出先でも手軽に充電することができるシステムが望まれている。さらに、家庭、店舗および会社などにおける余剰電力を有効に活用することのできるシステムが望まれている。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するため、請求項1に記載の発明の充電サービスシステムは、電気を動力源とする車両を有する利用者が、電力販売者によって電力が販売される位置を携帯電話を介して検索することができるサービスを提供し、携帯電話との通信のためネットワークに接続する接続手段と、電力販売者によって登録された電力の販売位置の情報を格納する記憶装置と、格納された電力の販売位置情報を、利用者の携帯電話を介した要求に応じて、ネットワークを介して該携帯電話のブラウザに表示する表示手段とを備え、利用者が、携帯電話のブラウザに表示された電力の販売位置で、前記車両を充電することができるようにする。 【0008】この発明によると、電気を動力源とする車両を有する利用者は、電力販売位置を携帯電話を介して検索し、該電力販売位置にて該車両を充電することができるので、外出先において該車両が充電不足になる事態を回避することができ、該車両の利便性が向上する。 【0009】請求項2の発明は、請求項1の発明の充電サービスシステムにおいて、利用者の要求は、該利用者の現在の位置情報を含み、携帯電話のブラウザに表示される電力の販売位置は、該利用者の現在の位置情報の近傍に存在する電力の販売位置の一覧である、という構成をとる。 【0010】この発明によると、利用者の現在位置の近くに存在する電力販売位置を簡単に見つけて、車両を充電することができる。 【0011】請求項3の発明は、請求項1の発明の充電サービスシステムにおいて、ネットワークはインターネットであり、利用者は、充電サービスシステムが該インターネットを介して提供するページ上で前記検索のサービスを受けるための登録を行った者である、という構成をとる。 【0012】この発明によると、利用者は、充電サービスシステムに登録された者であるので、安心して電力販売位置の検索サービスを受けることができる。 【0013】請求項4の発明は、請求項1の発明の充電サービスシステムにおいて、電力販売者は、充電サービスシステムが該インターネットを介して提供するページ上で電力の販売位置を登録する、という構成をとる。 【0014】この発明によると、電力を販売しようとする者は、簡単に電力の販売位置を登録して、利用者に電力を販売することができる。 【0015】請求項5の発明は、請求項1の発明の充電サービスシステムにおいて、電力販売者によって登録される電力の販売位置情報は、さらに、電力の販売単価を含む、という構成をとる。 【0016】この発明によると、電力の販売単価が電力の販売位置に関連づけて登録されるので、電力販売者は、異なる電力販売位置において異なる販売単価を設定することができる。 【0017】請求項6の発明は、請求項1の発明の充電サービスシステムにおいて、表示手段は、さらに、前記電力の販売位置における該電力の販売単価を前記携帯電話のブラウザに表示する、という構成をとる。 【0018】この発明によると、利用者は、電力の販売位置における販売単価を携帯電話を介して知ることができる。 【0019】請求項7の発明は、請求項1の発明の充電サービスシステムにおいて、利用者が電力の販売位置において購入した電力に対応する代金を、該利用者から前記電力販売者に支払う決済手段をさらに有しており、利用者は、電力の販売位置において、携帯電話を介して前記決済手段を起動することができる、という構成をとる。 【0020】この発明によると、利用者は、車両を充電した場所で、購入した電力料金の支払いを済ませることができる。 【0021】請求項8の発明は、請求項1の発明の充電サービスシステムにおいて、車両は、電動アシスト付き自転車および電動車椅子を含む、という構成をとる。 【0022】この発明によると、電動アシスト付き自転車および電動車椅子を有する利用者は、携帯電話を介して検索した電力販売位置にてこれらを充電することができる。 【0023】請求項9の発明は、請求項1の発明の充電サービスシステムにおいて、電力販売者によって販売される電力は、任意の自己発電装置で生成された電力を含む、という構成をとる。 【0024】この発明によると、任意の自己発電装置で生成された電力を利用者に販売することができるので、家庭、店舗および会社などにおいて発電された余剰電力を手軽に販売することができる。 【0025】 【発明の実施の形態】図1は、この発明に従う充電サービスシステムを備えるネットワークの接続形態の全体図を示す。この発明の一実施形態に従う充電サービスシステムは、電気を動力源とする車両(以下、単に電気車両と呼ぶ)を有する利用者(以下、単に利用者と呼ぶ)が、電力販売者によって販売される電力位置において該車両を充電することができるサービスを、インターネットを介して提供する。 【0026】サーバー1はインターネット5に接続されており、この発明に従う充電サービスシステム2を備える。充電サービスシステム2は、記憶装置3および4を有しており、記憶装置3には、該システム2によって充電サービスを実施するのに必要なプログラムおよびデータが格納され、記憶装置4には、インターネット5に接続されたパーソナルコンピュータ9〜11、26、および携帯電話27の装置のブラウザに表示される、充電サービスシステム用に作成されたWEBページが格納されている。これらのWEBページは、具体的にはHTML文書として格納されている。 【0027】図1においては、電力販売者として一般家庭6、店舗7および会社8が示されている。これらの電力販売者は、コンピュータ9〜11を有している。コンピュータ9〜11は、インターネット5への接続機能および該インターネット5を介して送受信されるデータを表示するブラウザ機能を有する任意のコンピュータである。こうして、電力販売者のコンピュータ9〜11は、インターネット5を介して充電サービスシステム2にアクセスすることができる。電力販売者6〜8は、充電サービスシステム2にアクセスして電力販売者として登録し、さらに利用者に電力を販売する位置(以下、電気スタンドと呼ぶ)を登録する。 【0028】利用者25は、コンピュータ26および携帯電話27を有している。コンピュータ26および携帯電話27は、共にインターネット5への接続機能および該インターネット5を介して送受信されるデータを表示するブラウザ機能を有する。こうして、コンピュータ26および携帯電話27は、インターネット5を介して充電サービスシステム2にアクセスすることができる。利用者25は、電力販売者から電力を購入するため、充電サービスシステム26にアクセスし、利用者として登録する。また、利用者は、外出先において、携帯電話を介して、近傍の電気スタンドの位置を検索する。さらに、利用者は、電気スタンドで電力を購入したときは、携帯電話27を介して購入代金を決済する。 【0029】電力販売者6〜8によって電力が販売される電気スタンド12〜15は、図に示されるように、任意の位置に設けることができる。電気スタンド12〜15には、それぞれコンセントパネル16〜19が備えられている。コンセントパネル16〜19のコンセント部分20には電力会社23から電力が供給され、メータ部分21は、対応するコンセントにおいて消費された電力量を表示する。図に示されるように、表示はデジタル表示であるのが好ましいが、アナログ表示であってもよい。 【0030】利用者25は、電気スタンドにおいて、自己が所有する電気車両の充電器をコンセントパネルのコンセント20に接続することにより、該電気車両を充電することができる。充電に要した電力の量はメータ21に表示される。利用者は、メータ21に表示された電力量に対応する代金を、携帯電話27を用いて電力販売者に支払う。 【0031】図1においてはサーバ1に充電サービスシステム2が設けられているが、この実施形態に限定されるものではなく、充電サービスシステム2のWEBページ4のみをサーバー1に設け、その他のプログラムおよびデータ3を、サーバ1とは別個に設けられたシステムに配置するようにしてもよい。 【0032】電気スタンドにおけるメータ表示21は、電気車両の充電器からの接続がコンセント20に差し込まれたときに表示がオンになるよう構成されることができる。または、コンセントパネルにリセットボタンを設けて、該リセットボタンにて表示をリセットした後に充電するようにしてもよい。 【0033】図2は、充電サービスシステム2のより詳細な構成を示す機能ブロック図である。充電サービスシステム2は送受信部28を備え、送受信部28は、図1に示されるコンピュータ9〜11、26、および携帯電話27のブラウザ29と充電サービスシステム2の間のデータの送受信を制御する。 【0034】充電サービスシステム2は、電力販売者データベース41、電気スタンドデータベース42、利用者データベース43、購入取引データベース44および地図情報データベース45を備える。まず、それぞれのデータベースについて、図3〜図6を参照しながら説明する。 【0035】図3は、電力販売者データベース41のレコードの一例を示す。電力販売者データベース41は、充電サービスシステム2に電力販売者として登録した者の情報が格納する。販売者IDおよびパスワードフィールドは、電力販売者を識別するIDおよび対応するパスワードを格納する。販売者名称、フリガナ、住所、電話番号、電子メールアドレスおよび振り込み口座フィールドは、電力販売者の名前、名前のフリガナ、住所、電話番号、電子メールのアドレス、および利用者からの代金の振込先の口座に関する情報(たとえば、銀行名、口座番号など)をそれぞれ格納する。 【0036】図4は、電気スタンドデータベース42のレコードの一例を示す。電気スタンドデータベース42は、充電サービスシステム2に登録された電気スタンドに関する情報を格納する。電気スタンドNOフィールドは、電気スタンドを識別する番号を格納する。電気スタンド名称、電気スタンド住所および電気スタンド電話番号フィールドは、電力販売者によって指定された電気スタンドの名称、住所および電話番号をそれぞれ格納する。 【0037】販売者IDフィールドは、電気スタンドで電力を販売する電力販売者のIDを格納し、これは図3に示される販売者IDに関連付けられる。販売単価フィールドは、電気スタンドで販売される電力の販売単価を格納する。セールスポイントフィールドは、電力販売者によって任意に記述される、電気スタンドを利用者にアピールするための説明を格納する。この実施例では、販売単価を電気スタンドごとに設定することができるようにしたが、一律に固定としてもよい。 【0038】図5は、利用者データベース43のレコードの一例を示す。利用者データベース43は、充電サービスシステム2に利用者として登録した者の情報を格納する。言い換えると、この実施例においては、登録した利用者のみが、該充電サービスを享受することができる。 【0039】利用者IDおよびパスワードフィールドは、利用者を識別するIDおよび対応するパスワードを格納する。利用者名称、フリガナ、住所、電話番号、携帯電話番号および電子メールアドレスフィールドは、利用者の名前、該名前のフリガナ、住所、自宅電話番号、携帯電話番号および電子メールのアドレスをそれぞれ格納する。引き落とし口座フィールドは、利用者が電力販売者から電力を購入したとき、該購入した電力に対する代金を引き落とす口座に関する情報(たとえば、銀行名、口座番号など)を格納する。 【0040】図6は、購入取引データベース44のレコードの一例を示す。購入取引データベース44のレコードは、利用者が電力を購入するたびに作成され、購入に関する情報を格納する。取引NOフィールドは、利用者が電力を購入するたびに充電サービスシステム2によって自動的に割り振られる番号であり、利用者と電力販売者の間の電力の購入取引を識別する。日時フィールドは、電力の購入が実施された日時を格納する。 【0041】電気スタンドNOおよび電気スタンド名称フィールドは、利用者が電力を購入した電気スタンドの番号および名称を格納する。販売者IDおよび販売者名称フィールドは、利用者が電力を購入した電気スタンドに対応する販売者のIDおよび名称を格納する。利用者IDおよび利用者名フィールドは、購入を実施した利用者のIDおよび名称を格納する。購入電力量フィールドは、利用者が購入した電力量を格納する。購入代金フィールドは、利用者が電力を購入したときに支払う代金を格納する。 【0042】次に、図2を参照して、充電サービスシステム2の動作の概要を説明する。電力を販売しようとする者は、コンピュータのブラウザからインターネットを介して充電サービスシステム2の「電力販売者の登録」ページにアクセスし、自身の名称、フリガナ、パスワード、住所、電話番号、電子メールアドレスおよび振り込み口座を入力し、送信する。電力販売者登録部31は、入力されたデータを受け取り、新たな販売者IDを割り振って、該受信データを電力販売者データベース41に格納する。 【0043】登録を終えた電力販売者は、次に、充電サービスシステム2の「電気スタンドの登録」ページにアクセスし、電気スタンドの名称、住所、電話番号、販売単価およびセールスポイントを入力し、送信する。電気スタンド登録32は、入力されたデータを受け取り、新たな電気スタンドNOを割り振って、該受信データを電気スタンドデータベース42に格納する。 【0044】一方、利用者は、充電サービスシステム2の「利用者の登録」ページにアクセスし、自身の名称、フリガナ、パスワード、住所、電話番号、携帯電話番号、電子メールアドレスおよび引き落とし口座を入力し、送信する。利用者登録部33は、入力されたデータを受け取り、新たな利用者IDを割り振って、該受信データを利用者データベース43に格納する。こうして、電力を販売する電力販売者とその電気スタンド、および電力を購入する利用者が、充電サービスシステム2に登録される。 【0045】次に、登録を終えた利用者が、電気車両で外出したときに充電を行うと仮定する。利用者は、携帯電話でインターネットに接続し、充電サービスシステム2の携帯電話用の「充電サービス利用」ページのURLを指定して、送信する。認証部34は、ログオン画面を携帯電話に送信し、利用者に、利用者IDおよびパスワードの入力を促す。利用者によって入力された利用者IDおよびパスワードを受け取ると、認証部34は、利用者データベース43にアクセスして、利用者IDおよびパスワードが正規に登録されているかどうか調べる。認証部34は、正規に登録されていると判断したならば、「電気スタンドの検索」画面を、利用者の携帯電話のブラウザに送信する。 【0046】利用者は、「電気スタンドの検索」画面にて現在位置を入力し、送信する。電気スタンド検索部35は、受け取った現在位置に基づいて地図情報45をアクセスし、該現在位置を中心として所定範囲内にある住所の一覧を抽出する。さらに、電気スタンド検索部34は、該所定範囲内にある住所に含まれる電気スタンドを、電気スタンドデータベース42から抽出する。電気スタンド検索部35は、抽出した電気スタンドの一覧を、携帯電話のブラウザに送信する。こうして、利用者は、現在位置の近傍にある電気スタンドを知ることができる。利用者は、電気スタンドの一覧から好みの電気スタンドを選択し、電気車両を移動させて、該電気車両を充電することができる。 【0047】充電を終えた利用者は、携帯電話でインターネットに接続し、充電サービスシステム2の「電気スタンドの利用」ページにアクセスする。利用者は、電力を購入した電気スタンドNOと、購入した電力の量を入力し、送信する。前述したように、利用者は、コンセントパネルに設けられたメータ表示において、購入した電力量を知ることができる。 【0048】購入取引データ作成部36は、受け取った電気スタンドNOに基づいて電気スタンドデータベース42にアクセスし、該電気スタンドにおける販売単価を抽出する。購入取引データ作成部36は、抽出した販売単価および購入電力量に基づいて、購入代金を計算する。購入取引データ作成部36は、利用者データベース43から利用者の引き落とし口座を検索し、さらに電力販売者データベース41から電力販売者の振り込み口座を検索する。購入取引データ作成部36は、検索した引き落とし口座から購入代金の引き落とし処理を行い、検索した振り込み口座に該購入代金の振り込み処理を行う。具体的には、引き落とし処理および振り込み処理は、対応する銀行へのトランザクションデータを作成することにより実施される。購入取引データ作成部36は、新たな取引NOを割り振り、該電力購入の日時、該電力購入に関連する電気スタンドNOおよび名称、電力販売者のIDおよび名称、利用者のIDおよび名称、購入した電力量および購入代金を、購入取引データベース44に格納する。 【0049】このように、利用者は、携帯電話により、近傍の電気スタンドを検索することができる。さらに、携帯電話により、購入した電力に対する代金を決済することができる。 【0050】図2に示される各機能ブロックは、典型的には、磁気ディスク、光ディスク、不揮発性メモリのような任意の記憶デバイスに格納されたコンピュータプログラムにより実現される。代替的に、各機能ブロックの機能を実行するよう構成された任意のハードウェアによって実現されることもできる。各データベースは、磁気ディスク、光ディスク、不揮発性メモリのような任意の記憶デバイスに設けられることができる。 【0051】また、上記のデータベースに含まれるデータ項目の種類は単なる例であり、他のデータ項目を含めることができる。また、上記のデータベースの設け方、データベースにおけるデータ項目の配置の仕方は単なる例であり、他の形態で実現することができる。 【0052】図8〜図10は、図2に示される充電サービスシステム2の各種の登録機能のより詳細な動作フローを示し、図7、図11〜14は、充電サービスシステム2の登録機能によって提供される画面例を示す。以下、これらの図面を参照して、各登録機能を詳細に説明する。 【0053】メインメニューの表示図7は、図1に示されるコンピュータ9〜11および26のブラウザ上で充電サービスシステム2のURLが指定されたときに、該ブラウザに表示されるメインメニュー200の画面例を示す。メインメニューには、「電力販売者の登録」、「電気スタンドの登録」、「利用者の登録」および「電気スタンドの照会」メニューが用意されている。 【0054】電力販売者の登録図8は、電力販売者の登録の動作を示すフローである。前述したように、電力を利用者に販売しようとする者は、まず電力販売者として充電サービスシステムに登録する。図7に示されるメインメニューから「電力販売者の登録」が選択されたとき(101)、このルーチンに入る。 【0055】ステップ102において、「電力販売者の登録」画面がブラウザに返信される。図12に、登録画面の一例を示す。電力販売者として登録しようとする者は、登録画面210に示される入力フィールド211のそれぞれにデータを入力する。振り込み口座フィールド212には、電力を販売したときに、利用者からの代金が振り込まれる口座に関する情報を入力する。 【0056】ステップ103において、送信ボタン213がクリックされたならば、登録画面210に入力されたデータを受け取る(104)。ステップ105に進み、登録確認画面(図示せず)をブラウザに送信し、受信したデータを表示して、電力販売者の確認を促す。確認画面において登録ボタンがクリックされたならば(106)、新たな販売者IDを割り振り(107)、該販売者IDおよび受信データを、図3を参照して前述した電力販売者データベース41に格納する(108)。 【0057】ステップ109に進み、電力販売者として正規に登録されたことを通知するメッセージをブラウザに送信する。メッセージには、ステップ107で割り振られた販売者IDが含まれる。通知は、代替的に電子メールによって行っても良い。こうして、電力を販売しようとする者は、充電サービスシステム2に電力販売者として登録される。 【0058】電気スタンドの登録電力販売者としての登録が完了したならば、電力販売者は、自己の電力を販売する位置、すなわち電気スタンドを登録する。図9は、電気スタンドの登録の動作を示すフローである。メインメニューに戻り、「電気スタンドの登録」メニューが選択されたとき(111)、このルーチンに入る。 【0059】ステップ112において、認証処理が行われる。具体的には、販売者IDおよびパスワードの入力を促すログオン画面を表示する。該ログオン画面において入力された販売者IDおよびパスワードが、電力販売者データベース41に格納されたものと一致したならば、正規の電力販売者であると判断し、ステップ113に進む。 【0060】ステップ113において、「電気スタンドの登録」画面をブラウザに返信する。図12に、電気スタンドの登録画面220の例を示す。電力販売者は、電気スタンドの住所、電話番号および名称を入力する。電気スタンドの名称は、たとえば「○○宅」、「○○店」のように任意に指定することができる。さらに、電力販売者は、販売単価フィールドに、この電気スタンドで販売する電力のキロワット当たりの単価を入力する。セールスポイントフィールドは、電気スタンドの利点をアピールするために任意に入力することのできる欄である。 【0061】ステップ114で送信ボタン225がクリックされたならば、登録画面220に入力されたデータを受け取る(115)。ステップ116に進み、地図情報データベース45を参照して、ステップ115において受信した電気スタンドの住所を中心とした所定範囲(たとえば、電気スタンドの中心に周囲2キロメートルの範囲)に含まれる住所を抽出する。ステップ117に進み、ステップ116で抽出した住所に含まれる電気スタンドを、電気スタンドデータベース42から抽出する。 【0062】ステップ118に進み、電気スタンド登録確認画面を送信する。図13に、電気スタンド登録確認画面230の一例を示す。登録画面の表示フィールド231には、登録画面220において入力された電気スタンドに関する情報が表示される。さらに、表示フィールド233には、ステップ117で抽出された電気スタンドの一覧が表示される。こうして、電力販売者は、登録しようとしている電気スタンドの近傍にすでに存在する電気スタンドを知ることができる。 【0063】電力販売者は、表示フィールド231に表示された情報によって、登録する電気スタンドの情報に間違いがないかどうかを確認することができる。間違いがあったなどの理由で、電気スタンドの登録をやり直す場合には、「戻る」ボタン235をクリックして、登録画面220に戻ることができる。また、表示フィールド233の情報を参照して、近傍に既にいくつかの電気スタンドが存在する場合には、「戻る」ボタン235をクリックして登録作業を中止することができる。 【0064】ステップ119において、表示フィールド233に表示された電気スタンドが選択されたならば、選択された電気スタンドに関する詳細な情報(販売者、販売単価など)を電気スタンドデータベース42から抽出し、ブラウザに表示する(120)。こうして、電力販売者は、既存の電気スタンドの情報を参照して、電気スタンドを実際に登録するかどうかを判断することができる。 【0065】ステップ121で登録ボタン237がクリックされたならば、新たな電気スタンドNOを割り振る(122)。ステップ123に進み、ステップ115で受信したデータを、ステップ122で割り振った電気スタンドNOと共に、電気スタンドデータベース42に格納する。ステップ124に進み、電気スタンドが登録されたことを電力販売者に通知するメッセージを送信する。メッセージには、電気スタンドNOが含まれる。 【0066】利用者の登録図10は、電気を動力源として車両を有する者が、充電サービスシステム2を介して外出先で充電サービスを受けるために、該システムに利用者として登録する動作を示すフローである。メインメニュー(図7)において「利用者の登録」メニューが選択されたとき(131)、このフローに入る。ステップ132において、「利用者の登録画面」を利用者のコンピュータのブラウザに返信する。図14は、利用者の登録画面240の一例を示す。利用者として登録しようとする者は、フィールド241のそれぞれにデータを入力する。振り込み口座フィールド242には、電力を購入したときに購入代金が引き落とされる口座に関する情報を入力する。 【0067】ステップ133において、送信ボタン243がクリックされたならば、登録画面240に入力されたデータを受け取る(134)。ステップ135に進み、登録確認画面(図示せず)をブラウザに送信し、受信したデータを表示して、利用者の確認を促す。確認画面において登録ボタンがクリックされたならば(136)、新たな利用者IDを割り振り(137)、該利用者IDおよび受信データを、図5を参照して前述した利用者データベース43に格納する(138)。 【0068】ステップ139に進み、利用者として正規に登録されたことを通知するメッセージをブラウザに送信する。メッセージには、ステップ137で割り振られた利用者IDが含まれる。通知は、代替的に電子メールによって行っても良い。こうして、電力販売者から外出先で電力を購入しようとする者は、充電サービスシステム2に利用者として登録される。 【0069】この実施例においては、電力販売者の登録、電気スタンドの登録および利用者の登録は、図1に示されるように、コンピュータのブラウザから実施するように説明したが、代わりに携帯電話のブラウザから実施できるようにしてもよい。 【0070】図16および図17は、図2に示される充電サービスシステム2の電気スタンド検索機能および購入取引データ作成機能のより詳細な動作のフローを示し、図15は、該機能によって携帯電話のブラウザに提供される画面例を示す。以下、これらの図面を参照して、上記機能の動作を詳細に説明する。 【0071】携帯電話におけるメインメニューの表示図15の(a)は、図1に示される携帯電話22のブラウザ上で充電サービスシステム2のURLが指定されたときに該携帯電話のブラウザに表示されるメインメニューの画面例を示す。メインメニューには、「電気スタンド検索」および「電気スタンド利用」が用意されている。 【0072】電気スタンドの検索充電サービスシステム2に登録された利用者は、携帯電話によって、現在位置の近傍に存在する電気スタンドを検索することができる。図16は、電気スタンド検索の動作のフローを示す図である。 【0073】図15の(a)に示されるメインメニューにおいて、利用者が「電気スタンド検索」を選択したとき(151)、このフローに入る。ステップ152に進み、図15の(b)に示されるようなログオン画面をブラウザに返信する。ステップ153に進み、利用者によって入力された利用者IDおよびパスワードを受け取り、該利用者IDおよびパスワードが利用者データベース43に登録されているかどうか判断する。登録されていなければ、エラーメッセージをブラウザに送信し(155)、このルーチンを抜ける。登録されていれば、ステップ156に進み、図15の(c)に示されるような、利用者に現在位置の入力を促す画面をブラウザに返信する。 【0074】利用者によって入力される現在位置は、詳細な住所である必要はなく、たとえば「○○区××」または「○○区××1丁目」というように入力してもよい。 【0075】ステップ157に進み、入力された現在位置を受け取り、該現在位置を中心とした所定範囲に含まれる住所を、地図情報データベース45から抽出する。所定範囲は、予め周囲3キロメートルというように固定的に定義しておいてもよく、または入力された現在位置に基づいて動的に決めるようにしてもよい。後者の場合、たとえば入力された住所が「○○区××1丁目」ならば、該1丁目に含まれる範囲を所定範囲とし、入力された住所が「○○区××」ならば、該「○○区××」に含まれる住所を所定範囲とする。 【0076】ステップ158に進み、ステップ157で抽出された住所に含まれる範囲に存在する電気スタンドを、電気スタンドデータベース42から抽出する。ステップ159に進み、該抽出した電気スタンドの一覧をブラウザに送信する。図15の(d)に、電気スタンドの一覧を表示した画面例を示す。図に示されるように、「0021」および「0038」は電気スタンドNOを示し、その横に表示された「○○小学校」および「○○ストア」は電気スタンドの名称を示す。 【0077】ステップ160において、利用者によって、これらの一覧から電気スタンドが選択されたならば、該電気スタンドの住所を電気スタンドデータベース42から抽出し、該抽出した住所を含む周辺地図を地図情報データベース45から抽出する。ステップ161において、抽出した地図情報を携帯電話のブラウザに送信する。図15の(e)は、図15の(d)において「0021:○○小学校」が選択されたときに表示される地図の画面例を示す(簡略化のため、地図そのものは記載していない)。表示される地図には、電気スタンドの位置が明示されるのが好ましい。こうして利用者は、近傍の電気スタンドの場所を、地図で参照することができる。 【0078】電気スタンドの利用利用者は、電気スタンドにおいて自己の電気車両の充電を終えたならば、購入した電力量を充電サービスシステム2に登録し、購入代金を決済することができる。 【0079】図17は、電気スタンドにおいて利用者が購入した電力の量に従って、電力販売者に対し購入代金の決済を行う動作のフローを示す。メインメニューにおいて「電気スタンドの利用」メニューが選択されたとき(171)、このフローに入る。ステップ172において、図15の(f)に示されるようなログオン画面をブラウザに返信する。利用者は、利用者IDおよびパスワードを入力して、送信する。ステップ173に進み、利用者IDおよびパスワードを受け取り、該利用者IDおよびパスワードが利用者データベース43に登録されているかどうか判断する。登録されていなければ、エラーメッセージをブラウザに送信してこのルーチンを抜ける(175)。登録されていれば、ステップ176に進み、利用者に、図15の(g)に示されるような、電力を購入した電気スタンドの番号および購入した電力量の入力を促す画面をブラウザに送信する。 【0080】ステップ177に進み、利用者によって入力された電気スタンドNOおよび購入電力量を受信する。ステップ178に進み、受信した電気スタンドNOに基づいて電気スタンドデータベース42をアクセスし、該電気スタンドNOで販売される電力の販売単価を抽出する。その後、受信した電力量に販売単価を乗算し、購入代金を算出する。ステップ179に進み、購入代金を、利用者の口座から引き落とすため、銀行に渡されるトランザクションデータを作成する。さらに、購入代金を電力販売者の口座に振り込むため、銀行に渡されるトランザクションデータを作成する。これらのトランザクションデータは、所定の銀行に送信されることになる。 【0081】ステップ180に進み、新たな取引NOを割り振る。ステップ181に進み、割り振った取引NOと、ステップ177で受信したデータ、およびステップ178で算出した購入代金を含む購入取引データを、図6を参照して前述した購入取引データベース44に格納する。ステップ182に進み、図15の(h)に示されるような、電気スタンドの利用によって生じた代金の決済が完了したことを示すメッセージを利用者のブラウザに送信する。こうして、利用者は、充電した場所において、充電による電力購入の代金を携帯電話を介して決済することができる。 【0082】代替形態による決済携帯電話を介した決済方法は様々な方法が提案されてきており、任意のものを使用することができる。たとえば、それぞれの電気スタンドにおいて、携帯電話と通信することのできる機能を有する装置を設ける。該装置には、代金を入力することができるキーが設けられており、電気スタンドにおける店員は、利用者が充電した電気量に対応する代金をこの装置に打ち込む。該装置に打ち込まれた代金は、たとえば赤外線通信のような通信を介して携帯電話に送信される。携帯電話は充電サービスシステムに接続され、携帯電話に送信された代金は、充電サービスシステムに登録された口座から自動的に引き落とされる。 【0083】または、携帯電話において、予め支払う代金を充電サービスシステムに登録する。電気スタンドには専用の装置が設けられており、携帯電話からこの装置に所定の信号を送ることにより(無線または有線で)、登録した代金の分だけ電力が供給されるようにする。 【0084】また、銀行口座を使用して決済する代わりに、クレジットカードにおいて決済するようにしてもよい。この場合、利用者は、充電サービスシステムにクレジットカード番号を登録する。 【0085】上記の実施例はいずれも現金を不要とする形態である。現金を使用した形態でも、この発明を適用することができる。たとえば、コンセントから充電すると、充電した電力量が明細としてプリンタから出力され、利用者は、店(または個人宅でもよい)のレジにおいて該代金を支払うようにしてもよい。または、無人の有料駐車場のように、予め現金を投入し、該投入した現金の分だけ充電することができるようにしてもよい。 【0086】 【発明の効果】この発明によると、電気を動力源とした車両を有する利用者が、外出先において近傍の電気スタンドを簡単に検索して、該車両を充電することができる。また、この発明によると、充電した場所において、購入した電気の代金を決済することができる。さらに、この発明によると、電力販売者として充電サービスシステムに登録することにより、簡単に利用者に電力を販売することができ、自家発電などにおける余剰電力を有効に活用することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005326 【氏名又は名称】本田技研工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年5月21日(2001.5.21) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100081721 【弁理士】 【氏名又は名称】岡田 次生 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−354609(P2002−354609A) |
| 【公開日】 |
平成14年12月6日(2002.12.6) |
| 【出願番号】 |
特願2001−151342(P2001−151342) |
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