| 【発明の名称】 |
電気的な走行用原動機と、別の電気エネルギー消費装置とを有する車両、該車両を作動させる方法および該方法の使用方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】ウド ヘルマン
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| 【要約】 |
【課題】わずかなコストで、エネルギー源の故障の際にも、安全に関連する消費装置に電気エネルギーが供給できるようにすること。
【解決手段】少なくとも1つの電気的な走行用原動機と、少なくとも1つの別の電気エネルギー消費装置と、走行制御部および電気エネルギー源とを有する車両において、この走行用原動機(4)と走行制御部(6)とは作用結合されており、これによって電気エネルギー源(トラクションバッテリ1)の故障の際にこの車両が強制的に制御されて発電機的に制動され、電気エネルギー消費装置(5)には、発電機的に作動する走行用原動機(4)によって電気エネルギーが供給されるようにする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 少なくとも1つの電気的な走行用原動機と、少なくとも1つの別の電気エネルギー消費装置と、走行制御部および電気エネルギー源とを有する車両において、前記の走行用原動機(4)と走行制御部(6)とが作用結合されており、これによって電気エネルギー源(トラクションバッテリ1)の故障の際に前記車両は強制的に制御されて発電機的に制動され、前記電気エネルギー消費装置(5)には、発電機的に作動する走行用原動機(4)によって電気エネルギーが供給されることを特徴とする、少なくとも1つの電気的な走行用原動機と、少なくとも1つの別の電気エネルギー消費装置と、走行制御部および電気エネルギー源とを有する車両。 【請求項2】 前記の走行制御部(6)によって、車両が発電機的に少なくともつぎのような強さで制動される、すなわち前記走行原動機(4)によって形成される電気エネルギーが安全関連のすべての電気エネルギー消費装置(5)を作動するのに十分である強さで制動される、請求項1に記載の車両。 【請求項3】 前記電気エネルギー消費装置(5)は、電気的な操舵装置として構成されている、請求項1または2に記載の車両。 【請求項4】 前記電気エネルギー消費装置(5)は、電気的な制動装置として構成されている、請求項1から3までのいずれか1項に記載の車両。 【請求項5】 前記車両は、トラクションバッテリ(1)を有するフロア搬送手段、例えば電気フォークリフトとして構成されている、請求項1から4までのいずれか1項に記載の車両。 【請求項6】 車両を作動する方法であって、走行動作中に走行制御部によって電気エネルギーがエネルギー源から少なくとも1つの電気的な走行用原動機と、少なくとも1つの別の消費装置とに供給される形式の、車両を作動する方法において、走行動作中の電気エネルギー源(トラクションバッテリ1)の故障の際に、前記車両を強制的に制御して発電機的に制動し、電気エネルギーを発電機的に動作する前記走行用原動機(4)から前記消費装置(5)に供給することを特徴とする、車両を作動する方法。 【請求項7】 前記走行制御部(6)によって、前記車両を発電機的に少なくともつぎのような強さで制動する、すなわち前記走行用原動機(4)によって形成される電気エネルギーが安全関連のすべての消費装置(5)を作動させるのに十分である強さで制動する、請求項6に記載の方法。 【請求項8】 前記走行用原動機(4)により発電機的な動作にて形成される電気エネルギーを電気的に作動される制動器に供給する、請求項6または7に記載の方法。 【請求項9】 前記走行用原動機(4)により発電機的な動作にて形成される電気エネルギーを電気的な操舵部に供給する、請求項6から8までのいずれか1項に記載の方法。 【請求項10】 トラクションバッテリ(1)を有するフロア搬送手段、例えば電気フォークリフトに使用される、請求項6から9までのいずれか1項に記載の方法の使用方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも1つの電気的な走行用原動機と、少なくとも1つの別の電気エネルギー消費装置と、走行制御部および電気エネルギー源とを有する車両に関する。また本発明は、電気モータの走行駆動部を有する車両を作動する方法にも関しており、ここでは走行制御部により、走行動作中に電気エネルギーがエネルギー源から少なくとも1つの電気的な走行用原動機および少なくとも1つの別の消費装置に供給される。さらに本発明は、この方法の使用方法に関する。 【0002】 【従来の技術】電気モータによる走行駆動部を有する車両において、電気エネルギー源が故障すると、走行用原動機にも、電気的な消費装置にももはや電気エネルギーが供給されなくなってしまう。したがってこの消費装置が安全技術に関連する消費装置、例えば電気ハイドロリック操舵部の電気モータである場合、このような緊急時に対する手段を講じ、かつ車両が停止するまで操舵できるようにする必要がある。 【0003】実践的にはこれはつぎのようにすることによって達成される。すなわち、固有のエネルギー蓄積器を有する第2のエネルギー供給システムからエネルギーを取り出し、この消費装置に供給することによって達成されるのである。これにより、例えば電気ハイドリック操舵装置に対して、ハイドロリックアキュムレータによるハイドリックの緊急時供給を行うことができ、たとえ操舵力が大きくなったとしても、これを用いることによってこの車両を所定の時間さらに操舵することができる。さらにディーゼル電気車両においては、ディーゼルエンジンおよび/またはこれによって作動される発電機の故障時に、電気エネルギーをスタータバッテリから取り出すことが可能である。 【0004】つまり結局のところ、エネルギー供給システムを冗長的に設けることによって、エネルギー供給を緊急時にも保証できるのである。しかしながらこれには大きなコストが必要である。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、冒頭に述べた形式の車両および方法を提供して、わずかなコストで、エネルギー源の故障の際にも、安全に関連する消費装置に電気エネルギーが供給できるようにすることである。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記の課題は、冒頭に述べた形式の車両に対して本発明により、走行用原動機と走行制御部とが作用結合されており、これによって電気エネルギー源が故障した際に、この車両が強制的に制御されて発電機的に制動され、かつ消費装置が、発電機的に動作する走行用原動機によって電気エネルギーを供給されるようにすることによって解決される。 【0007】冒頭にのべた形式の方法に対してはこの課題は、本発明により、走行動作中の電気エネルギー源の故障時に、この車両を強制的に制御して発電機的に制動し、ここで電気エネルギーを、発電機として動作する走行用原動機によって消費装置に供給することによって解決される。 【0008】 【発明の実施の形態および利点】本発明の重要なアイデアは、走行する車両の運動エネルギーを電気エネルギーに変換し、これによって消費装置をこの車両の停止まで給電することである。 【0009】これによって可能になるのは、例えばバッテリにより電気的に作動される車両を、トラクションバッテリがなくても(例えばバッテリプラグが意図に反してに外れている)、安全に停止できることである。この際に本発明では、第2のエネルギー蓄積器を省略可能である。 【0010】有利にはこの車両は走行制御部により発電機的に少なくともつぎのような強さで制動される。すなわちこの走行用原動機によって形成された電気エネルギーが、安全に関連するすべての消費装置を作動するの十分である強さで制動される。 【0011】したがって本発明の有利な実施形態では、走行用原動機により発電機動作において形成される電気エネルギーを、電気的に作動されるブレーキとして構成される消費装置(ワイヤーによるブレーキ Brake by wire)に供給することができる。 【0012】択一的または付加的に可能であるのは、走行用原動機により発電機動作において形成される電気エネルギーを、電気操舵部として構成された消費装置に供給することである。 【0013】殊に有利であるのは、トラクションバッテリを有するフロア搬送手段、例えば電気フォークリフトとしてこの車両を構成することである。同じことが本発明の方法を、トラクションバッテリを有するフロア搬送手段、例えば電気フォークリフトに使用することに対しても当てはまる。 【0014】本発明の別の利点および詳細を、図に概略的に示した実施例に基づいて詳しく説明する。 【0015】 【実施例】バッテリによって電気的に作動されるフォークリフトのトラクションバッテリ1により、電気エネルギーが電力モジュール2に供給される。エネルギーの流れはバッテリプラグ3によって遮断することができる。電力モジュール2によって、電気エネルギーが走行駆動部の電気的な走行用原動機4と、別の電気消費装置5、例えば電気操舵装置とに供給される。 【0016】電力モジュール2と、ひいては個々の消費装置との制御とは、電子的な車両制御部6によって行われ、ここで車両制御部6は、電力モジュール2により、電圧変換器7の中間接続の下でエネルギーが供給される。 【0017】トラクションバッテリが故障の際には、例えばバッテリプラグ3が意図に反して外れている際には、車両制御部6によって自動的に制動過程が開始される。この際に走行用原動機4は発電機として作用する。 【0018】走行用原動機4によって形成された電気エネルギー(エネルギーの流れの矢印G)は、電力モジュール2を介して、車両制御部6と、電圧変換器7と、電気的な操舵装置(消費装置5)と、場合によっては別の安全関連の消費装置とに供給される。したがってフォークリフトを操舵する能力は停止まで維持される。 【0019】電気的な操舵装置の他に、別の安全関連の(また安全に関連しない)電気エネルギー消費装置、例えば電気的な制動器を、電力モジュール2ないしは電圧変換器7に接続することも可能である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】391009659 【氏名又は名称】リンデ アクチエンゲゼルシヤフト 【氏名又は名称原語表記】LINDE AKTIENGESELLSCHAFT
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| 【出願日】 |
平成14年2月20日(2002.2.20) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100061815 【弁理士】 【氏名又は名称】矢野 敏雄 (外4名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−271905(P2002−271905A) |
| 【公開日】 |
平成14年9月20日(2002.9.20) |
| 【出願番号】 |
特願2002−43092(P2002−43092) |
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