| 【発明の名称】 |
車輌の制動力制御装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】丹羽 悟
【氏名】上地 健介
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| 【要約】 |
【課題】ハイブリッドエンジンの運転モードを考慮することにより、車速が所定値以下である場合の回生制動の停止を適切に行う。
【解決手段】前輪が回生制動用の電動発電機を含むハイブリッドエンジン10により駆動される車輌に於いて、少なくとも運転者の制動要求量に基づき前輪の目標制動力Fbftが演算され(S20)、前輪の目標回生制動力FrgftがFbft及び最大回生制動力Frgfmaxの小さい方の値として演算され(S110)、最大回生制動力Frgfmaxは車速Vが所定値以下のときには車速の低下につれて漸次0に減少するよう設定され、これにより低車速域に於いて回生制動が停止されるガード制御が行われ、所定値は回生制動のためにハイブリッドエンジン10のガソリンエンジン12を停止することができない運転モード時には通常運転時に比して大きい値に設定される(S40〜100)。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】回生制動用電動発電機を含むハイブリッドエンジンが搭載された車輌の制動力制御装置であって、車速が所定値以下のときには回生制動を停止するガード制御を行う車輌の制動力制御装置に於いて、前記ハイブリッドエンジンの運転モードに応じて前記所定値を変更することを特徴とする車輌の制動力制御装置。 【請求項2】運転者による制動操作が行われているときには、前記ハイブリッドエンジンの運転モードが変化し前記所定値が小さい値に変化する状況に於いても、変化前の運転モードに対応する大きい所定値にてガード制御を継続することを特徴とする請求項1に記載の車輌の制動力制御装置。 【請求項3】前記大きい所定値にてガード制御が継続されている状況であっても、車速が前記大きい所定値よりも高くなったときには所定値を現在の運転モードに対応する小さい所定値に変更することを特徴とする請求項2に記載の車輌の制動力制御装置。 【請求項4】回生制動が行われている状況に於いて車速が所定値以下になったときには、回生制動力を漸減すると共に、回生制動力が0になるまで前記所定値が大きい値に変化する前記ハイブリッドエンジンの運転モードの変更を禁止することを特徴とする請求項1に記載の車輌の制動力制御装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、車輌の制動力制御装置に係り、更に詳細には回生制動用電動発電機を含むハイブリッドエンジンが搭載された車輌の制動力制御装置に係る。 【0002】 【従来の技術】自動車等の車輌の制動力制御装置の一つとして、例えば特開平11−289608号公報に記載されている如く、ハイブリッドエンジンの電動発電機が回生制動用の電動発電機として使用されるよう構成された制動力制御装置が従来より知られている。 【0003】かかる制動力制御装置によれば、ハイブリッドエンジンの電動発電機が回生制動用の電動発電機として使用されるので、車輌の走行状況に応じて駆動源が適正に使用されると共に回生制動が行われるので、駆動源として内燃機関のみが使用され回生制動が行われない車輌の場合に比して、車輌全体としての燃費を向上させることができる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】一般に、車速が低い領域に於いては回生制動を正確に実行することが不可能であるので、車速が所定値以下であるときには回生制動が停止(ガード制御)されなければならない。特に回生制動用の発電機がハイブリッドエンジンに組み込まれた電動発電機である場合には、ハイブリッドエンジンの運転モードにより回生制動が不可能になる車速の所定値が異なる。しかるに上述の如き従来の制動力制御装置に於いては、このことが考慮されていないため、回生制動の停止がハイブリッドエンジンの運転モードに応じて適切に行われないという問題がある。 【0005】例えば所定値が一定の低い値に設定されると、車速が低い領域に於いても回生制動が実行されるよう制御されるので、ハイブリッドエンジンの運転モードによっては回生制動が適正に行われなくなり、逆に所定値が一定の高い値に設定されると、ハイブリッドエンジンの運転モードによっては適正な回生制動が可能であるにも拘わらず回生制動が実行されず、そのため車輌の回生効率が低くなってしまう。 【0006】本発明は、ハイブリッドエンジンの電動発電機が回生制動用の電動発電機として使用される従来の制動力制御装置に於ける上述の如き問題に鑑みてなされたものであり、本発明の主要な課題は、ハイブリッドエンジンの運転モードを考慮することにより、車速が所定値以下である場合の回生制動の停止を適切に行うことである。 【0007】 【課題を解決するための手段】上述の主要な課題は、本発明によれば、請求項1の構成、即ち回生制動用電動発電機を含むハイブリッドエンジンが搭載された車輌の制動力制御装置であって、車速が所定値以下のときには回生制動を停止するガード制御を行う車輌の制動力制御装置に於いて、前記ハイブリッドエンジンの運転モードに応じて前記所定値を変更することを特徴とする車輌の制動力制御装置によって達成される。 【0008】上記請求項1の構成によれば、車速が所定値以下のときには回生制動を停止するガード制御を行う車輌の制動力制御装置に於いて、ハイブリッドエンジンの運転モードに応じて所定値が変更されるので、ハイブリッドエンジンの運転モードに応じて所定値が最適に設定され、これによりガード制御がハイブリッドエンジンの運転モードに応じて最適に実行される。 【0009】また本発明によれば、上述の主要な課題を効果的に達成すべく、上記請求項1の構成に於いて、運転者による制動操作が行われているときには、前記ハイブリッドエンジンの運転モードが変化し前記所定値が小さい値に変化する状況に於いても、変化前の運転モードに対応する大きい所定値にてガード制御を継続するよう構成される(請求項2の構成)。 【0010】請求項2の構成によれば、運転者による制動操作が行われているときには、ハイブリッドエンジンの運転モードが変化し所定値が小さい値に変化する状況に於いても、変化前の運転モードに対応する大きい所定値にてガード制御が継続されるので、運転モードの変化に伴って回生制動力が急激に増大することが確実に防止される。 【0011】また本発明によれば、上述の主要な課題を効果的に達成すべく、上記請求項2の構成に於いて、前記大きい所定値にてガード制御が継続されている状況であっても、車速が前記大きい所定値よりも高くなったときには所定値を現在の運転モードに対応する小さい所定値に変更するよう構成される(請求項3の構成)。 【0012】請求項3の構成によれば、大きい所定値にてガード制御が継続されている状況であっても、車速が大きい所定値よりも高くなったときには所定値が現在の運転モードに対応する小さい所定値に変更されるので、回生制動が実行されるようになり、従ってかかる状況に於いても大きい所定値にてガード制御が継続される場合に比して回生効率が向上する。 【0013】また本発明によれば、上述の主要な課題を効果的に達成すべく、上記請求項1の構成に於いて、回生制動が行われている状況に於いて車速が所定値以下になったときには、回生制動力を漸減すると共に、回生制動力が0になるまで前記所定値が大きい値に変化する前記ハイブリッドエンジンの運転モードの変更を禁止するよう構成される(請求項4の構成)。 【0014】請求項4の構成によれば、回生制動が行われている状況に於いて車速が所定値以下になったときには、回生制動力を漸減すると共に、回生制動力が0になるまで所定値が大きい値に変化するハイブリッドエンジンの運転モードの変更が禁止されるので、運転モードの変更に伴って回生制動力が急激に減少することが確実に防止される。 【0015】 【課題解決手段の好ましい態様】本発明の一つの好ましい態様によれば、上記請求項1の構成に於いて、ハイブリッドエンジンは内燃機関を含み、ハイブリッドエンジンの運転モードは回生制動のために内燃機関の運転を停止することが可能な運転モードと内燃機関の運転を停止することが不可能な運転モードとを含むよう構成される(好ましい態様1)。 【0016】本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記好ましい態様1の構成に於いて、制動力制御装置はハイブリッドエンジンの運転モードが内燃機関の運転を停止することが可能な運転モードであるときには所定値を小さい値に設定し、ハイブリッドエンジンの運転モードが内燃機関の運転を停止することが不可能な運転モードであるときには所定値を大きい値に設定するよう構成される(好ましい態様2)。 【0017】本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記好ましい態様1の構成に於いて、制動力制御装置はハイブリッドエンジンの運転モードが内燃機関の運転を停止することが可能な運転モードであるときには所定値を小さい値に設定すると共に、所定値が小さい値である場合の最大回生制動力と車速との関係より車速に基づき最大回生制動力を演算し、ハイブリッドエンジンの運転モードが内燃機関の運転を停止することが不可能な運転モードであるときには所定値を大きい値に設定すると共に、所定値が大きい値である場合の最大回生制動力と車速との関係より車速に基づき最大回生制動力を演算し、最大回生制動力に基づき回生制動用電動発電機を制御するよう構成される(好ましい態様3)。 【0018】本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記請求項1の構成に於いて、ハイブリッドエンジンは前輪及び後輪の一方のみを駆動し、前輪及び後輪の他方にも回生制動用電動発電機が設けられ、制動力制御装置はハイブリッドエンジンに含まれる回生制動用電動発電機についてのみハイブリッドエンジンの運転モードに応じて所定値を変更するよう構成される(好ましい態様4)。 【0019】 【発明の実施の形態】以下に添付の図を参照しつつ、本発明を好ましい実施形態について詳細に説明する。 【0020】図1はハイブリッドエンジンが搭載された前輪駆動式の車輌に適用された本発明による制動力制御装置の一つの実施形態を示す概略構成図である。 【0021】図1に於いて、10は前輪を駆動するハイブリッドエンジンを示しており、ハイブリッドエンジン10はガソリンエンジン12と電動発電機14とを含んでいる。ガソリンエンジン12の出力軸16はクラッチを内蔵する無段変速機18の入力軸に連結されており、無段変速機18の入力軸は電動発電機14の出力軸20にも連結されている。無段変速機18の出力軸19の回転はフロントディファレンシャル22を介して左右前輪用車軸24FL及び24FRへ伝達され、これにより左右の前輪24FL及び24FRが回転駆動される。 【0022】ハイブリッドエンジン10のガソリンエンジン12及び電動発電機14はエンジン制御装置28により運転者による図には示されていないアクセルペダルの踏み込み量及び車輌の走行状況に応じて制御される。また電動発電機14は前輪用回生制動装置30の発電機としても機能し、回生発電機としての機能(回生制動)もエンジン制御装置28により制御される。 【0023】特に図示の実施形態に於いては、ハイブリッドエンジン10は図には示されていないシフトレバーがDレンジにある通常走行時にはガソリンエンジン12又はガソリンエンジン12と電動発電機14とにより駆動力又はエンジンブレーキ力を発生し(通常運転モード)、シフトレバーがDレンジにあるが負荷が低いときには電動発電機14のみにより駆動力を発生し(電気自動車モード)、シフトレバーがBレンジにあるときにもガソリンエンジン12と電動発電機14とにより駆動力又はエンジンブレーキ力を発生するが、その場合のエンジンブレーキ力はDレンジの場合よりも高く(エンジンブレーキモード)、シフトレバーがDレンジにあり運転者によりブレーキペダル32が踏み込まれたときにも電動発電機14は回生発電機として機能する。 【0024】また電動発電機14による回生により発生された電気エネルギはバッテリ15に充電され、バッテリ15の電圧が基準値以下に低下したときにはガソリンエンジン12により電動発電機14が駆動され、これによりバッテリ15が充電される(充電モード)。 【0025】また図1に於いて、従動輪である左右の後輪34RL及び34RRの回転は左右後輪用車軸36RL、36RR及び後輪用ディファレンシャル38を介して後輪用回生制動装置40の電動発電機42へ伝達されるようになっている。電動発電機42による回生制動もエンジン制御装置28により制御され、従ってエンジン制御装置28は回生制動装置用制御装置として機能する。 【0026】左右の前輪26FL、26FR及び左右の後輪34RL、34RRの摩擦制動力は摩擦制動装置44の油圧回路46により対応するホイールシリンダ48FL、48FR、48RL、48RRの制動圧が制御されることによって制御される。図には示されていないが、油圧回路46はリザーバ、オイルポンプ、種々の弁装置等を含み、各ホイールシリンダの制動圧力は通常時には運転者によるブレーキペダル32の踏み込み量及びブレーキペダル32の踏み込みに応じて駆動されるマスタシリンダ50の圧力に応じて摩擦制動装置用制御装置としての制動制御装置52により制御される。 【0027】エンジン制御装置28には車速センサ54より車速Vを示す信号及び電圧センサ56よりバッテリ15の電圧を示す信号が入力され、また図には示されていないがアクセルペダルセンサよりアクセルペダルの踏み込み量を示す信号、シフトポジションセンサより無段変速機18のシフト位置を示す信号等が入力され、更には制動制御装置52より前輪の目標回生制動力Frgft及び後輪の目標回生制動力Frgrtを示す信号が入力される。 【0028】制動制御装置52にはエンジン制御装置28よりハイブリッドエンジン10の運転モードに関する情報、前輪用回生制動装置30による回生制動が可能であるか否かを示す信号、実際の回生制動力を示す信号が入力され、またストロークセンサ58よりブレーキペダル32の踏み込みストロークSpを示す信号、圧力センサ60よりマスタシリンダ50の圧力Pmを示す信号、圧力センサ62fl、62fr、62rl、62rrより左右前輪及び左右後輪のホイールシリンダ48FL、48FR、48RL、48RRの制動圧力Pfl、Pfr、Prl、Prrを示す信号がそれぞれ入力される。 【0029】尚エンジン制御装置28及び制動制御装置52は実際にはそれぞれ例えばCPU、ROM、RAM、入出力装置を含むマイクロコンピュータと駆動回路とを含む一般的な構成のものであってよい。 【0030】後に詳細に説明する如く、制動制御装置52は後述の如く図2及び図3に示されたルーチンに従ってブレーキペダル32の踏み込みストロークSp及びマスタシリンダ圧力Pmに基づき運転者の制動要求量である車輌の最終目標減速度Gtを演算し、最終目標減速度Gt及び所定の前後輪制動力配分比に基づき前輪及び後輪の目標制動力Fbft及びFbrtを演算する。 【0031】また制動制御装置52は、エンジン制御装置28より入力される信号に基づき回生制動装置30による回生制動が可能な状況であるか否かを判定し、回生制動が可能な状況より不可能な状況になったときには前輪の目標回生制動力Frgft及び後輪の目標回生制動力Frgrtを0まで漸減し、回生制動が可能な状況になるまで目標回生制動力を0に維持する。 【0032】また制動制御装置52は、エンジン制御装置28より入力される信号に基づきガソリンエンジン12の運転停止が可能であり通常の回生制動が可能であるか否かを判定し、ガソリンエンジン12の運転停止が可能な状況(通常の状況)に於いては前輪の回生制動装置30の最大回生制動力(ガード値)Frgfmaxを図4に於いて実線にて示された値に設定し、ガソリンエンジン12の運転停止が不可能な状況(例えば充電モード)に於いては前輪の回生制動装置30の最大回生制動力Frgfmaxを図4に於いて破線にて示された値に設定する。 【0033】尚図4に於いて、小さい所定値としてのVnはガソリンエンジン12の運転停止が可能な通常の状況に於いて車速Vがその値以下に低下すると回生制動を適正に行うことができなくなる閾値を示しており、大きい所定値としてのVhはガソリンエンジン12の運転停止が不可能な状況に於いて車速Vがその値以下になると回生制動を適正に行うことができなくなる閾値を示している。 【0034】そして制動制御装置52は目標制動力Fbft及び最大回生制動力Frgfmaxの小さい方の値を前輪の目標回生制動力Frgftとして演算すると共に、後輪の回生制動装置40の最大回生制動力をFrgrmaxとして、目標制動力Fbrt及び最大回生制動力Frgrmaxの小さい方の値を後輪の目標回生制動力Frgrtとして演算し、これらの目標回生制動力を示す信号をエンジン制御装置28へ出力する。 【0035】エンジン制御装置28は前輪の目標回生制動力Frgftを上限として前輪の回生制動装置30の電動発電機14を制御し、その発電電圧及び発電電流に基づき前輪の回生制動装置30による実際の回生制動力Frgfaを演算する。同様にエンジン制御装置28は後輪の目標回生制動力Frgrtを上限として後輪の回生制動装置40の電動発電機42を制御し、その発電電圧及び発電電流に基づき後輪の回生制動装置40による実際の回生制動力Frgraを演算する。更にエンジン制御装置28は実際の回生制動力Frgfa及びFrgraを示す信号を制動制御装置52へ出力する。 【0036】制動制御装置52は、目標制動力Fbftより実際の回生制動力Frgfaを減算した値を前輪の目標摩擦制動力Fbpftとして演算し、また目標制動力Fbrtより実際の回生制動力Frgraを減算した値を後輪の目標摩擦制動力Fbprtとして演算し、前輪の目標摩擦制動力Fbpftに基づき左右前輪の目標制動圧力Pbtfl及びPbtfrを演算し、また後輪の目標摩擦制動力Fbprtに基づき左右後輪の目標制動圧力Pbtrl及びPbtrrを演算し、左右前輪及び左右後輪の制動圧力Pi(i=fl、fr、rl、rr)がそれぞれ対応する目標制動圧力Pbti(i=fl、fr、rl、rr)になるよう各車輪の制動圧力を制御する。 【0037】特に図示の実施形態に於いては、制動制御装置52は運転者による制動操作が行われているときには、ハイブリッドエンジン10の運転モードが変化し所定値がVhよりVnに変化する状況に於いても、Vhを所定値としてガード制御を継続することにより、前輪の回生制動装置30の最大回生制動力を図4に於いて破線にて示されたグラフに対応するマップより演算し、またかくしてVhを所定値としてガード制御を継続している状況であっても、車速VがVhよりも高くなったときには所定値をVnに変更し、前輪の回生制動装置30の最大回生制動力を図4に於いて実線にて示されたグラフに対応するマップより演算する。 【0038】更にガソリンエンジン12の運転停止が可能な運転モードにて回生制動が行われている状況に於いて車速Vが所定値Vn以下になったときには、制動制御装置52は目標回生制動力Frgft及びFrgrtを漸減し、エンジン制御装置28は目標回生制動力が0になるまで所定値がVnよりVhに変化するハイブリッドエンジン10の運転モードの変更を禁止し、目標回生制動力が0になった段階でその運転モードの変更を許可する。 【0039】尚エンジン制御装置28によるハイブリッドエンジン10の運転モードの制御自体及びガソリンエンジン12の制御自体は本発明の要旨をなすものではなく、これらの制御は当技術分野に於いて公知の任意の要領にて実施されてよい。 【0040】次に図2及び図3に示されたフローチャートを参照して図示の実施形態に於ける制動制御装置52による制動力制御ルーチンについて説明する。尚図2及び図3に示されたフローチャートによる制御は図には示されていないイグニッションスイッチの閉成により開始され、所定の時間毎に繰返し実行される。 【0041】まずステップ10に於いてはストロークセンサ58により検出されたブレーキペダル32の踏み込みストロークSpを示す信号及び圧力センサ60により検出されたマスタシリンダ50の圧力Pmを示す信号の読み込みが行われ、ステップ20に於いては図3に示されたルーチンに従って前輪の目標制動力Fbft及び後輪の目標制動力Fbrtが演算される。 【0042】ステップ40に於いては前輪の回生制動装置30及び後輪の回生制動装置40の回生制動が可能であるか否かの判別が行われ、肯定判別が行われたときにはステップ60へ進み、否定判別、即ち回生制動装置30若しくは40の回生制動が不可能である旨の判別が行われたときにはステップ50に於いて前輪の目標回生制動力Frgft及び後輪の目標回生制動力Frgrtがそれぞれ予め設定された所定値ΔFrgf及びΔFrgr減算されることにより漸減され、しかる後ステップ120へ進む。 【0043】ステップ60に於いては前輪の回生制動を行わせるべくガソリンエンジン12の運転を停止させることが可能であるか否かの判別が行われ、肯定判別が行われたときにはステップ80へ進み、否定判別が行われたときにはステップ70に於いて前輪の目標回生制動力のガード値Frgfmaxが図4に於いて破線にて示されたグラフに対応するマップより演算され、しかる後ステップ110へ進む。 【0044】ステップ80に於いては例えば踏み込みストロークSp及びマスタシリンダ圧力Pmがそれぞれ基準値未満であるか否かの判別により運転者による制動操作が行われてはいないか否かの判別が行われ、肯定判別が行われたときにはそのままステップ100へ進み、否定判別、即ち運転者による制動操作が行われている旨の判別が行われたときにはステップ90へ進む。 【0045】ステップ90に於いては車速Vが図4に示された大きい方の所定値Vhを超えているか否かの判別が行われ、否定判別が行われたときにはそのままステップ110へ進み、肯定判別が行われたときにはステップ100に於いて前輪の目標回生制動力のガード値Frgfmaxが図4に於いて実線にて示されたグラフに対応するマップより演算され、しかる後ステップ110へ進む。 【0046】ステップ110に於いては車速Vに基づき図4に於いて実線にて示されたグラフに対応するマップと同様のマップより後輪の回生制動装置40の最大回生制動力(ガード値)Frgrmaxが演算されると共に、前輪の目標回生制動力Frgft及び後輪の目標回生制動力Frgrtがそれぞれ下記の式1及び2に従って演算される。尚下記の式1及び2に於けるMINは( )内の数値の小さい方を選択することを意味する。 Frgft=MIN(Fbft,Frgfmax) ……(1) Frgrt=MIN(Fbrt,Frgrmax) ……(2) 【0047】ステップ120に於いては目標回生制動力Frgft及びFrgrtを示す信号がエンジン制御装置28へ出力され、ステップ130に於いては後述の如くエンジン制御装置28による回生制動制御により達成された実際の前輪の回生制動力Frgfa及び実際の後輪の回生制動力Frgraを示す信号がエンジン制御装置28より読み込まれる。 【0048】ステップ140に於いては前輪の目標摩擦制動力Fbpft及び後輪の目標摩擦制動力Fbprtがそれぞれ下記の式3及び4に従って演算される。 Fbpft=Fbft−Frgfa ……(3) Fbprt=Fbrt−Frgra ……(4) 【0049】ステップ150に於いては前輪の目標摩擦制動力Fbpftに基づき左右前輪の目標制動圧力Pbtfl及びPbtfrが演算され、後輪の目標摩擦制動力Fbprtに基づき左右後輪の目標制動圧力Pbtrl及びPbtrrが演算されると共に、左右前輪及び左右後輪の制動圧力Piがそれぞれ対応する目標制動圧力Pbtiになるよう各車輪の制動圧力が圧力フィードバックにより制御され、しかる後ステップ10へ戻る。 【0050】また図3に示されている如く、上述のステップ20に於ける目標回生制動力演算ルーチンのステップ22に於いては、図7に示されたグラフに対応するマップより踏み込みストロークSpに基づく目標減速度Gstが演算され、ステップ24に於いては図8に示されたグラフに対応するマップよりマスタシリンダ圧力Pmに基づく目標減速度Gptが演算される。 【0051】ステップ26に於いては前サイクルに於いて演算された最終目標減速度Gtに基づき図9に示されたグラフに対応するマップよりマスタシリンダ圧力Pmに基づく目標減速度Gptに対する重みα(0≦α≦1)が演算され、ステップ28に於いては下記の式5に従って目標減速度Gpt及び目標減速度Gstの重み付け和として最終目標減速度Gtが演算される。 Gt =α・Gpt+(1−α)Gst ……(5) 【0052】ステップ30に於いてはKf及びKrをそれぞれ前輪及び後輪に対する制動力の配分比に対応する係数(正の定数)として、前輪の目標制動力Fbft及び後輪の目標制動力Fbrtがそれぞれ下記の式6及び7に従って演算される。 Fbft=Kf・Gt ……(6) Fbrt=Kr・Gt ……(7) 【0053】次に図5に示されたフローチャートを参照して図示の実施形態に於けるエンジン装置28による回生制動制御ルーチンについて説明する。尚図5に示されたフローチャートによる制御も図には示されていないイグニッションスイッチの閉成により開始され、所定の時間毎に繰返し実行される。 【0054】まずステップ210に於いては制動制御装置52より前輪の目標回生制動力Frgft及び後輪の目標回生制動力Frgrtを示す信号の読み込みが行われ、ステップ220に於いては目標回生制動力Frgftを上限として前輪の回生制動装置30による回生制動が実行され、ステップ230に於いては前輪の回生制動装置40による前輪の実際の回生制動力Frgfaが演算される。 【0055】同様にステップ240に於いては目標回生制動力Frgrtを上限として後輪の電動発電機42による回生制動が実行され、ステップ250に於いては後輪の電動発電機42による後輪の実際の回生制動力Frgraが演算され、ステップ260に於いては前輪の実際の回生制動力Frgfa及び後輪の実際の回生制動力Frgraを示す信号が制動制御装置52へ出力され、しかる後ステップ210へ戻る。 【0056】次に図6に示されたフローチャートを参照して図示の実施形態に於けるエンジン装置28による運転モード変更許可制御ルーチンについて説明する。尚図6に示されたフローチャートによる制御は割り込みにより所定の時間毎に繰返し実行される。 【0057】まずステップ310に於いては車速センサ54により検出された車速Vを示す信号等の読み込みが行われ、ステップ320に於いてはハイブリッドエンジン10の現在の運転モードを示す信号が制動制御装置52へ出力され、ステップ330に於いてはハイブリッドエンジン10の運転モードの変更要求が発生したか否かの判別が行われ、否定判別が行われたときにはステップ310へ戻り、肯定判別が行われたときにはステップ340へ進む。 【0058】ステップ340に於いては要求されている運転モードの変更が所定値をVnよりVhへ変化させる変更であるか否かの判別が行われ、否定判別が行われたときにはそのままステップ370へ進み、肯定判別が行われたときにはステップ350に於いて通常の回生制動が不可能であり目標回生制動力が漸減されるべき状況であることを示す信号が制動制御装置52へ出力される。 【0059】ステップ360に於いては前輪の目標回生制動力Frgftを示す信号の読み込みが行われると共に、前輪の目標回生制動力Frgftが0になったか否かの判別、即ち前輪の回生制動が終了したか否かの判別が行われ、否定判別が行われたときにはステップ350へ戻り、肯定判別が行われたときにはステップ370に於いてハイブリッドエンジン10の運転モードの変更を許可する旨の信号が図には示されていないハイブリッドエンジンの運転モード制御ルーチンへ出力される。 【0060】かくして図示の実施形態によれば、ステップ20に於いて運転者の制動操作量に基づき運転者の制動要求量としての最終目標減速度Gtが演算され、所定の前後輪制動力配分比及び最終目標減速度Gtに基づき前輪の目標制動力Fbft及び後輪の目標制動力Fbrtが演算される。 【0061】そして前輪及び後輪の回生制動が可能な状況にあり、ガソリンエンジン12の運転停止が可能な状況に於いては、ステップ40及び60に於いて肯定判別が行われ、運転者による制動操作が行われていないときにはステップ80に於いて肯定判別が行われ、ステップ100に於いて前輪の回生制動力のガード値が図4に於いて実線にて示された標準値に設定され、その後運転者により制動操作が行われてもガード値は標準値に維持される。従ってかかる状況に於いて回生制動が行われる場合には、運転者の制動操作があるか否かに拘わらず小さい値Vnを所定値としてガード制御が行われる。 【0062】次いで前輪及び後輪の目標制動力Fbft及びFbrtができるだけ回生制動により達成されるよう、ステップ110に於いて前輪の目標回生制動力Frgft及び後輪の目標回生制動力Frgrtがそれぞれ目標制動力Fbft、Fbr及び最大回生制動力Frgfmax、Frgrmaxの小さい方の値として演算され、ステップ120に於いて目標回生制動力を示す信号がエンジン制御装置28へ出力される。 【0063】また図4に示された回生制動ルーチンのステップ220に於いてエンジン制御装置26により前輪の目標回生制動力Frgftを上限として前輪の回生制動装置28の電動発電機14が制御され、ステップ230に於いて電動発電機14の発電電圧及び発電電流に基づき前輪の回生制動装置38による実際の回生制動力Frgfaが演算され、またステップ240に於いてエンジン制御装置26により後輪の目標回生制動力Frgrtを上限として後輪の回生制動装置38の電動発電機40が制御され、ステップ250に於いて電動発電機40の発電電圧及び発電電流に基づき後輪の回生制動装置38による実際の回生制動力Frgraが演算され、ステップ260に於いて実際の回生制動力を示す信号が制動制御装置52へ出力される。 【0064】更に図2に示された制動力制御ルーチンのステップ130に於いて前輪の実際の回生制動力Frgfa及び後輪の実際の回生制動力Frgraを示す信号の読み込みが行われ、ステップ140に於いて前輪の目標摩擦制動力Fbpftが目標制動力Fbftより実際の回生制動力Frgfaを減算した値として演算されると共に、後輪の目標摩擦制動力Fbprtが目標制動力Fbrtより実際の回生制動力Frgraを減算した値として演算され、ステップ150に於いて前輪の目標摩擦制動力Fbpftに基づき左右前輪の目標制動圧力Pbtfl及びPbtfrが演算され、後輪の目標摩擦制動力Fbprtに基づき左右後輪の目標制動圧力Pbtrl及びPbtrrが演算されると共に、左右前輪及び左右後輪の制動圧力Piがそれぞれ対応する目標制動圧力Pbtiになるよう各車輪の制動圧力がフィードバック制御される。 【0065】従って図示の実施形態によれば、エンジン制御装置28と制動制御装置52との間に於いて情報の通信が行われることにより、車輌全体の制動力、即ち前輪及び後輪の摩擦制動装置による制動力と回生制動装置による制動力との合計が最終目標減速度Gtに対応する値になるよう制御されるので、車輌全体の制動力を確実に運転者による制動要求量に応じて制御することができる。 【0066】また前輪及び後輪の摩擦制動装置による制動力と回生制動装置による制動力との合計及び後輪の摩擦制動装置による制動力と回生制動装置による制動力との合計の比が必ず所定の前後輪制動力配分比Kf/Krになるよう制御されるので、摩擦制動装置による制動力と回生制動装置による制動力との割合に拘わらず前後輪の制動力の配分比を確実に所定の前後輪制動力配分比に制御することができ、これにより前後輪の制動力配分比が所定の配分比以外の配分比になることに起因する車輌の安定性の低下やステア特性の変化を確実に防止することができる。 【0067】また前輪の目標制動力Fbftは前輪の回生制動装置による制動力が最大になるよう前輪の回生制動力及び摩擦制動力が制御されることによって達成され、後輪の目標制動力Fbrtも後輪の回生制動装置による制動力が最大になるよう後輪の回生制動力及び摩擦制動力が制御されることによって達成されるので、所定の前後輪制動力配分比を達成しつつ車輌全体の回生効率が最大になるよう回生制動力及び摩擦制動力を制御することができる。 【0068】また図示の実施形態によれば、ステップ60〜100に於いて目標回生制動力のガード制御の所定値がハイブリッドエンジン10の運転モードに応じて変更され、ガソリンエンジン12の運転停止が不可能であるときには所定値が標準値Vnより大きい値Vhに変更されるので、ガソリンエンジン12の運転停止が不可能である状況に於いて車速Vが所定値Vh以下になった場合に、回生制動が不正確に行われること及びこれに起因して車輌の制動力が不正確に制御されることを確実に防止することができる。 【0069】またガソリンエンジン12の運転停止が可能であるときには所定値が標準値Vnに設定されるので、例えばハイブリッドエンジン10の運転モードに拘わらず所定値がVhの如き大きい値に固定的に設定される場合に比して、車速が低い領域に於いても正確な回生制動を実行することができ、これにより回生効率を向上させることができる。 【0070】また図示の実施形態によれば、運転者による制動操作が行われており、ステップ80に於いて否定判別が行われるときには、ハイブリッドエンジン10の運転モードが変化し所定値がVhよりVnに変化する状況に於いても、Vhを所定値としてガード制御が継続され、前輪の回生制動装置30の最大回生制動力は図4に於いて破線にて示されたグラフに対応するマップより演算されるので、ハイブリッドエンジン10の運転モードの変化に伴って前輪の回生制動力が急激に増大すること及びこれに起因して車輌の減速度が急変することを確実に防止することができる。 【0071】また図示の実施形態によれば、上述の如くVhを所定値としてガード制御が継続されている状況であっても、車速VがVhよりも高くなったときには、ステップ90に於いて肯定判別が行われ、所定値がVnに変更され、前輪の回生制動装置30のガード値Frgfmaxが図4に於いて実線にて示されたグラフに対応するマップより演算されるようになるので、車速が比較的低い領域に於いても回生制動を実行することができ、従ってかかる状況に於いても所定値が大きい値Vhに維持される場合に比して回生効率を高くすることができる。 【0072】更に図示の実施形態によれば、ガソリンエンジン12の運転停止が可能な運転モードにて回生制動が行われている状況に於いて車速Vが所定値Vn以下になったときには、ステップ40に於いて否定判別が行われ、ステップ50に於いて目標回生制動力Frgft及びFrgrtが漸減されると共に、図6に示された運転モード変更許可制御ルーチンのステップ330〜370に於いて目標回生制動力が0になるまで所定値がVnよりVhに変化するハイブリッドエンジン10の運転モードの変更が禁止され、目標回生制動力が0になった段階でその運転モードの変更が許可されるので、運転モードの変更に伴って回生制動力が急激に減少すること及びこれに起因する車輌の減速度の急変を確実に防止することができる。 【0073】以上に於いては本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかであろう。 【0074】例えば上述の実施形態に於いては、エンジン制御装置28と制動制御装置52との間に於いて目標回生制動力及び実際の回生制動力が通信されるようになっているが、目標回生制動力に基づき目標回生制動トルクが演算され、その目標回生制動トルクを示す信号が制動制御装置52よりエンジン制御装置28へ通信され、エンジン制御装置28により目標回生制動トルクを上限として回生制動が制御され、逆に実際の回生制動トルクを示す信号がエンジン制御装置28より制動制御装置52へ通信され、実際の回生制動トルクに基づき実際の回生制動力が演算されるよう修正されてもよい。 【0075】また上述の実施形態に於いては、ハイブリッドエンジンの運転モードに応じて所定値が標準値Vnと大きい値Vhとの間に変更されるようになっているが、所定値はハイブリッドエンジンの運転モードに応じて三段階以上に変更されるよう修正されてもよい。 【0076】また上述の実施形態に於いては、ブレーキペダル32の踏み込みストロークSp及びマスタシリンダ圧力Pmに基づき車輌の目標減速度Gtが演算され、目標減速度に基づき前輪の目標制動力Fbft及び後輪の目標制動力Fbrtが演算されるようになっているが、前輪及び後輪の目標制動力は踏み込みストロークSp又はマスタシリンダ圧力Pmに基づき演算されてもよい。 【0077】また上述の実施形態に於いては、制動力の前後輪配分比Kf/Krは目標制動力の大小に拘わらず一定であるが、例えば図10に於いて破線にて示されている如く、目標制動力が高くなるにつれて前輪に対する後輪の制動力配分比が小さくなるよう修正されてもよい。 【0078】また上述の実施形態に於いては、車輌を駆動する駆動手段はガソリンエンジン12と電動発電機14とを含むハイブリッドエンジン10であるが、ハイブリッドエンジンの内燃機関はディーゼルエンジンの如き他の内燃機関であってもよく、またハイブリッドエンジンにより駆動される前輪又は後輪に於いてのみ回生制動が行われるよう修正されてもよい。 【0079】また上述の実施形態に於いては、車輌は前輪駆動車であるが、本発明が適用される車輌は後輪駆動車や四輪駆動車であってもよく、また後輪の電動発電機40は回生制動用の発電機としてのみ作動するようになっているが、例えば必要に応じて後輪を駆動する補助的な駆動源として機能するよう修正されてもよい。 【0080】 【発明の効果】以上の説明より明らかである如く、本発明の請求項1の構成によれば、ハイブリッドエンジンの運転モードに応じて所定値を最適に設定し、これによりガード制御をハイブリッドエンジンの運転モードに応じて最適に実行することができ、特に請求項2の構成によれば、運転モードの変化に伴って回生制動力が急激に増大すること及びこれに起因する車輌の減速度の急変を確実に防止することができる。 【0081】また請求項3の構成によれば、大きい所定値にてガード制御が継続されている状況に於いて車速が大きい所定値よりも高くなったときにも大きい所定値にてガード制御が継続される場合に比して回生効率を向上させ、車輌の燃費を向上させることができ、請求項4の構成によれば、回生制動力が0になるまで所定値が大きい値に変化するハイブリッドエンジンの運転モードの変更が禁止されるので、運転モードの変更に伴って回生制動力が急激に減少すること及びこれに起因する車輌の減速度の急変を確実に防止することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003207 【氏名又は名称】トヨタ自動車株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年9月14日(2000.9.14) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100071216 【弁理士】 【氏名又は名称】明石 昌毅
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| 【公開番号】 |
特開2002−95106(P2002−95106A) |
| 【公開日】 |
平成14年3月29日(2002.3.29) |
| 【出願番号】 |
特願2000−280517(P2000−280517) |
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