| 【発明の名称】 |
バッテリフォークリフトの充電安全装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】八木 陽介
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| 【要約】 |
【課題】コンセント等の接触部の温度を検知し、所定以上の温度になった場合には、充電装置への電源を遮断して充電中での発火を未然に防止すること。
【解決手段】バッテリ1を充電する充電装置2と電源を受けるコンセント6との間にコンタクタ3を介装する。コンセント6の表面、あるいはコンセント6内の端子に温度センサ5を配設し、この温度センサ5の検出温度信号を制御部4に送る。充電中にコンセント6の温度が予め設定した温度より高くなった場合に、制御部4がコンタクタ3の接点をオフし、充電装置2への電源を遮断する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】駆動源となるバッテリと、このバッテリを充電する充電装置と、電源供給用のプラグが接続されるコンセントと、このコンセントと前記充電装置との間に介装されたコンタクタと、前記コンセント及びプラグからなる接触部の温度検出用で該接触部に配設された温度センサと、この温度センサからの検出温度が予め設定した温度より高い場合に前記コンタクタをオフする制御部とを備えていることを特徴とするバッテリフォークリフトの充電安全装置。 【請求項2】前記温度センサを、コンセントの表面に取り付けていることを特徴とする請求項1記載のバッテリフォークリフトの充電安全装置。 【請求項3】前記コンセントの内部の金属製の端子部は、両側に貫通した貫通口及びこの貫通口に連通したねじ穴を設けた端子と、この端子のねじ穴に螺着することで貫通口に挿通した電線を端子に接続するネジとで構成され、前記温度センサは、取付穴が穿孔された金属製の取付用プレートを備えて構成されており、ナットを螺進自在に装着した前記ネジを温度センサの取付穴に挿通し、前記ナットを締め付けて温度センサの取付用プレートを該ナットと端子の上面とで挟持していることを特徴とする請求項1記載のバッテリフォークリフトの充電安全装置。 【請求項4】前記コンセントの内部の金属製の端子部は、両側に貫通した貫通口及びこの貫通口に連通したねじ穴を設けた端子と、この端子のねじ穴にネジ部を螺着することで貫通口に挿通した電線を端子に接続するアダプターと、このアダプターに設けられたネジ穴に螺着するネジとで構成され、前記温度センサは、取付穴が穿孔された金属製の取付用プレートを備えて構成されており、端子のねじ穴に螺着して電線を接続したアダプターのネジ穴に、温度センサの取付用プレートの取付穴に挿通したネジを螺着し、アダプターを介して温度センサを端子に取り付けていることを特徴とする請求項1記載のバッテリフォークリフトの充電安全装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、バッテリを駆動源としたバッテリフォークリフトに関するものであり、詳しくはバッテリを充電する際の充電安全装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】バッテリを駆動源としたバッテリフォークリフトは、朝から夕方まで通常の勤務時間帯で荷役作業を行ない、使用しない夜間においてフォークリフトのバッテリを充電するようにしている。フォークリフトにはバッテリを充電するための充電装置が設けられており、この充電装置への電源は構内の交流電源から供給される。そして、フォークリフトの車体には充電装置と接続されているコンセントが配設され、このコンセントに構内から導出したプラグを差し込むことで、充電装置に電源が供給されて、該充電装置が充電されるようになっている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来充電装置を充電する場合、タイマーにより一定の時間だけ充電したり、あるいはバッテリの満充電を検知して充電を停止するようにしている。しかしながら、従来のフォークリフトの充電中においては、上記プラグやコンセントからなる接触部の温度を検知していないため、プラグやコンセント内の端子の劣化や接触不良により接触部の温度が上昇して、発火するという危険性があった。すなわち、プラグやコンセントの筐体はプラスチックで構成されており、この筐体内に金属製の端子を配設して、プラグの端子とコンセントの端子とを挿入接続して通電を図っていた。 【0004】フォークリフトのバッテリ容量は大容量であり、バッテリを充電する電流も大きいものである。そのため、プラグとコンセントの端子に流れる電流が大きく、上述したように端子の劣化や接続不良により金属製の端子自体が加熱され、この熱がさらにプラスチック製の筐体に伝わって該筐体が発火するというものである。 【0005】本発明は上述の点に鑑みて提供したものであって、コンセント等の接触部の温度を検知し、所定以上の温度になった場合には、充電装置への電源を遮断して充電中での発火を未然に防止することを目的としたバッテリフォークリフトの充電安全装置を提供するものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】そこで、本発明の請求項1記載のバッテリフォークリフトの充電安全装置では、駆動源となるバッテリと、このバッテリを充電する充電装置と、電源供給用のプラグが接続されるコンセントと、このコンセントと前記充電装置との間に介装されたコンタクタと、前記コンセント及びプラグからなる接触部の温度検出用で該接触部に配設された温度センサと、この温度センサからの検出温度が予め設定した温度より高い場合に前記コンタクタをオフする制御部とを備えていることを特徴としている。 【0007】かかる構成とすることで、接触部の温度を温度センサにより検出して、温度センサからの検出温度が予め設定した温度より高い場合にコンタクタをオフして、充電装置への電源を遮断しているので、接触部の端子の劣化や接触不良があっても、接触部での発火を未然に防止することができる。 【0008】請求項2記載のバッテリフォークリフトの充電安全装置では、前記温度センサを、コンセントの表面に取り付けていることを特徴としている。 【0009】これにより、温度センサを容易に取り付けることができる。 【0010】また、請求項3記載のバッテリフォークリフトの充電安全装置では、前記コンセントの内部の金属製の端子部は、両側に貫通した貫通口及びこの貫通口に連通したねじ穴を設けた端子と、この端子のねじ穴に螺着することで貫通口に挿通した電線を端子に接続するネジとで構成され、前記温度センサは、取付穴が穿孔された金属製の取付用プレートを備えて構成されており、ナットを螺進自在に装着した前記ネジを温度センサの取付穴に挿通し、前記ナットを締め付けて温度センサの取付用プレートを該ナットと端子の上面とで挟持していることを特徴としている。 【0011】かかる構成とすることで、ナットにより温度センサを端子に直接に取り付けることができ、そのため、端子自体の温度を検出でき、検出温度の精度を向上させることができる。また、温度センサ取り付け用の穴をコンセントなどにあける必要がなく、組立作業性を向上させることができる。 【0012】請求項4記載のバッテリフォークリフトの充電安全装置では、前記コンセントの内部の金属製の端子部は、両側に貫通した貫通口及びこの貫通口に連通したねじ穴を設けた端子と、この端子のねじ穴にネジ部を螺着することで貫通口に挿通した電線を端子に接続するアダプターと、このアダプターに設けられたネジ穴に螺着するネジとで構成され、前記温度センサは、取付穴が穿孔された金属製の取付用プレートを備えて構成されており、端子のねじ穴に螺着して電線を接続したアダプターのネジ穴に、温度センサの取付用プレートの取付穴に挿通したネジを螺着し、アダプターを介して温度センサを端子に取り付けていることを特徴としている。 【0013】かかる構成とすることで、端子にアダプターを螺着して電線を端子に接続し、次いでアダプターのネジ穴にネジを螺着することで温度センサをアダプターを介して取り付けることができ、温度センサの取り付け作業が簡素化される。また、温度センサを端子にアダプターを介して取り付けているので、端子自体の温度を検出でき、検出温度の精度を向上させることができ、また、温度センサ取り付け用の穴をコンセントなどにあける必要がなく、組立作業性を向上させることができる。 【0014】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図1はバッテリの充電経路のブロック図を示し、フォークリフトの車体側には、走行用、荷役用の駆動源となるバッテリ1と、このバッテリ1を充電する充電装置2と、この充電装置2への電源のオン、オフを行なうコンタクタ3と、このコンタクタ3のオン、オフの制御を行なうマイクロコンピュータからなる制御部4と、車体側に配設したコンセント6の外面に取り付けられて、コンセント6の温度を制御部4に送る温度センサ5等で構成されている。 【0015】一方、建物の壁面等には構内コンセント10に差し込まれる電源プラグ11から延出された電源ケーブル12の端末にはプラグ13が設けられている。そして、充電を行なう場合には、プラグ13を車体側のコンセント6に差し込むことで、充電装置2側に電源が供給されて後述するようにバッテリ1が充電されるようになっている。 【0016】図3は上記温度センサ5を示しており、サーミスタからなるこの温度センサ5は、板状で金属製の取付用プレート20と、この取付用プレート20の基部の円形部分内に挿入配置したセンサ部21と、このセンサ部21の両端から導出したリード線22で構成されている。また、取付用プレート20には温度センサ5自体を取り付けるためのビス挿通用の取付穴23が穿孔してある。 【0017】また、コンセント6及びプラグ13は、外部のプラスチック製の筐体と、この筐体内に配設されている複数本の金属製の端子とで構成されており、コンセント6の筐体の表面に温度センサ5を取り付けるためのねじ穴(図示せず)を設けている。そして、このねじ穴に温度センサ5の取付穴23に挿通したビス(図示せず)を螺着することで、コンセント6の表面に温度センサ5が容易に取り付けられることになる。この温度センサ5により接触部としてのコンセント6の表面の温度を検出し、その検出温度信号を制御部4に送り、例えば、コンセント6の検出温度が110℃〜120℃になった場合に、制御部4によりコンタクタ3の接点を開成し、充電装置2への電源供給を遮断するようにしている。 【0018】次に、図2のフローチャートを用いてバッテリ1を充電する場合の制御動作について説明する。先ず、プラグ13を車体側のコンセント6に接続し、図外の充電開始スイッチのオン操作、あるいは充電予約時間になった時に充電装置2が働いてバッテリ1を充電する。なお、図1に示すコンタクタ3は開成(オフ)しているが、通常は閉成(オン)状態となっている。 【0019】充電が開始されると、ステップS1に示すように温度センサ5は常に接触部(この実施形態ではコンセント6の表面温度)の温度を測定し、その測定した検出温度信号は制御部4に入力されており、制御部4では常時接触部の温度を認識している(ステップS2参照)。そして、制御部4ではステップS3に示すように、温度センサ5による検出温度と予め設定した設定温度とを比較しており、設定温度より検出温度が高くなると、ステップS4に移行して、制御部4がコンタクタ3にオフ信号を出力する。制御部4によりコンタクタ3がオフ制御されると、充電装置2への電源が遮断されて、バッテリ1への充電が停止される。これにより、コンセント6やプラグ13の端子の劣化や接触不良により接触部(コンセント6やプラグ13)の温度が上昇したとしても、設定温度で充電装置2への電源が遮断されるので、発火するということがなくなる。 【0020】なお、コンセント6等の端子の劣化や接触不良がなく、正常にコンセント6等が接続されている場合には、充電装置2側で、タイマーによる時間やバッテリ1の満充電を検出して、自動的にバッテリ1への充電を停止するようになっている。 【0021】(第2の実施の形態)ところで、先の実施形態では、温度センサ5をコンセント6の表面に取り付けるようにしていたので、コンセント6の筐体に温度センサ5の取り付け用の穴をあける必要がある。また、温度センサ5はコンセント6の表面に取り付けていたため、コンセント6の内部の端子自体の温度ではなく、端子の周囲の温度を測定していることになり、検出温度の精度に欠けるおそれがある。 【0022】そこで、本実施形態では、温度センサ5をコンセント6の内部の端子に直接取り付けて、検出温度の精度を向上させるようにしたものである。 【0023】上述のコンセント6の内部の端子部の構造と、該端子部への電線の接続構造は図7及び図8のようになっている。コンセント6内の端子は複数設けられているが、1個の端子について説明する。また、端子全体の構成は周知な事項なので、端子の要部の部分について詳述する。 【0024】金属製の端子30は円柱状に形成されており、その上部には上面を開口したねじ穴31が螺刻してある。このねじ穴31の下部には該ねじ穴31と連通し、端子30の両側に貫通した貫通口32が穿設されており、この貫通口32に電線33の導体34を挿入する。そして、ネジ35を端子30のねじ穴31に螺進していき、ネジ35の下面で導体34を圧接することで、電線33が端子30に接続されるようになっている。なお、ねじ穴31及び貫通口32を備えた端子30と、この端子30に螺着するネジ35とで端子部を構成している。 【0025】上記のような端子30の構造を考慮して、温度センサ5を端子30に直接取り付けるようにしたのが図4に示す構成である。先ず、ナット36を上記ネジ35に螺着しておき、さらにこのネジ35に取付用プレート20の取付穴23を介して温度センサ5を装着する。そして、ネジ35を端子30のねじ穴31に螺進していって該ネジ35により貫通口32内に挿通している電線33の導体34を圧接することで、電線33を端子30に接続する。次に、ナット36を端子30の上面側に締め付けていくことで、温度センサ5の取付用プレート20がナット36の下面と端子30の上面とで挟持されることになる。これにより、温度センサ5により充電中における端子30の温度を測定でき、精度を向上させることができる。すなわち、端子周辺の温度ではなく、端子30自体の温度を測定できるので、検出温度の精度が向上する。また、端子30自体に温度センサ5をナット36を利用して取り付けているので、先の実施形態のように別途取り付け用の穴をあける必要がなく、温度センサ取付用の穴の追加工程ないし追加作業が不要となる。 【0026】また、図5及び図6は、温度センサ5を端子30に直接取り付ける場合の他の実施形態を示すものである。この実施形態では温度センサ5をアダプター40を介して端子30に取り付けるようにしたものである。このアダプター40は金属製で、円柱状あるいは断面を六角形状とし、下部には端子30のねじ穴31に螺着するネジ部41が一体に垂設され、また、上部にはネジ35が螺着されるネジ穴42が螺刻されている。 【0027】先ず、端子30の貫通口32に電線33の導体34を挿通し、端子30のねじ穴31にアダプター40のネジ部41を螺進していき、このネジ部41の下面で導体34を圧接して電線33を端子30に接続する。次に、ネジ35を温度センサ5の取付用プレート20の取付穴23に挿通して、ネジ35をアダプター40のネジ穴42に螺着することで、温度センサ5がアダプター40に取り付けられる。これにより、温度センサ5はアダプター40を介して端子30に取り付けられることになる。このようにこの実施形態では、端子30にアダプター40を螺着し、次いでネジ35をアダプター40に螺着することで、温度センサ5を端子30側に容易に取り付けることができる。このため、ナット36を用いていた先の実施形態と比べて温度センサ5の取り付けが一層簡単化することができる。 【0028】温度センサ5を端子30に直接取り付けた場合の、図2のフローチャートのステップS3に示す設定温度は、先の実施形態と比べて当然低く設定され、例えば、70〜80℃である。もちろん、この設定温度は任意に設定できる。また、充電を行なう場合のフローも図2と同様であるので、説明は省略する。 【0029】なお、上記各実施形態において、温度センサ5をコンセント6の表面や、コンセント6の内部の端子30に取り付けた場合について説明したが、プラグ13の表面や、プラグ13の内部に端子に直接取り付けるようにしても良い。 【0030】 【発明の効果】本発明の請求項1記載のバッテリフォークリフトの充電安全装置によれば、接触部の温度を温度センサにより検出して、温度センサからの検出温度が予め設定した温度より高い場合にコンタクタをオフして、充電装置への電源を遮断しているので、接触部の端子の劣化や接触不良があっても、接触部での発火を未然に防止することができる。 【0031】請求項2記載のバッテリフォークリフトの充電安全装置によれば、温度センサをコンセントの表面に取り付けているので、温度センサを容易に取り付けることができる。 【0032】また、請求項3記載のバッテリフォークリフトの充電安全装置によれば、ナットを締め付けて温度センサの取付用プレートを該ナットと端子の上面とで挟持しているので、ナットにより温度センサを端子に直接に取り付けることができ、そのため、端子自体の温度を検出でき、検出温度の精度を向上させることができる。また、温度センサ取り付け用の穴をコンセントなどにあける必要がなく、組立作業性を向上させることができる。 【0033】請求項4記載のバッテリフォークリフトの充電安全装置によれば、端子にアダプターを螺着して電線を端子に接続し、次いでアダプターのネジ穴にネジを螺着することで温度センサをアダプターを介して取り付けることができ、温度センサの取り付け作業が簡素化される。また、温度センサを端子にアダプターを介して取り付けているので、端子自体の温度を検出でき、検出温度の精度を向上させることができ、また、温度センサ取り付け用の穴をコンセントなどにあける必要がなく、組立作業性を向上させることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000232807 【氏名又は名称】日本輸送機株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年7月5日(2000.7.5) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2002−27604(P2002−27604A) |
| 【公開日】 |
平成14年1月25日(2002.1.25) |
| 【出願番号】 |
特願2000−204407(P2000−204407) |
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