| 【発明の名称】 |
計器の照明装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】荒井 和夫
【氏名】小川 周一
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| 【要約】 |
【課題】部品点数を削減して、製造コストの増大を抑制出来ると共に、略均等に各表示部を裏面側から照明できる外観品質の良好な計器の照明装置を提供する。
【解決手段】光源8からの光を、入光部18から入光してメータ指針部6近傍に設けられた反射溝11,11で反射させることにより、指針部本体6bへ導く一体型導光板17を備えてなる計器の照明装置である。一体型導光板17には、指針軸部6aを挟んで光源8と反対側で、反射溝11,11によって光が遮られる部分を照明するための反射面19が設けられている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】光源からの光を、入光部から入光して計器の指針部近傍に設けられた反射溝で反射させることにより、該指針部へ導く導光板を備えてなる計器の照明装置において、前記導光板には、前記指針軸部を挟んで光源と反対側で、前記反射溝によって光が遮られる部分を照明するための反射部が設けられていることを特徴とする計器の照明装置。 【請求項2】前記反射部は、前記入光部の近傍に形成される反射溝或いは反射面であることを特徴とする請求項1記載の計器の照明装置。 【請求項3】前記反射部は、前記導光板の外側面に形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の計器の照明装置。 【請求項4】前記反射部は、前記導光板の外周面に形成される楕円形又は長円形の円弧の一部であることを特徴とする請求項1乃至3記載の計器の照明装置。 【請求項5】前記反射部は、前記導光板の一部を膨出形成した外側面の一部を用いて形成される反射面であることを特徴とする請求項1記載の計器の照明装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、車両の計器の照明装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来のこの種の計器の照明装置としては、図9乃至図12に示すようなものが知られている。 【0003】このようなものでは、車両の運転席前方に位置するダッシュボードに、メータパネル1が設けられている。 【0004】このメータパネル1には、燃料計表示部2、速度計表示部3、回転計表示部4、及び水温計表示部5が設けられている。そして、このメータパネル1の裏面側には、メータ指針部6の指針本体6bを、指針軸6aを介して動かすムーブメント7及び、このメータパネル1の各表示部2〜5及び指針6を照明する光源8が設けられている。 【0005】また、このメータパネル1の裏面側には、速度計及び燃料計に用いられる透明の各導光板9a,9bが設けられている。又、回転計及び水温計部にも同様な導光板が設けられているが説明は省略する。 【0006】これらの各導光板9a,9bには、前記光源8からの光を入光させる入光部10が形成されている。 【0007】また、これらの導光板9a,9bには、入光部10から入光した光を、メータの指針軸6a近傍で指針軸部へ反射させる反射溝11,11が形成されている。 【0008】更に、図11の断面図に示する様に、これらの導光板9a,9bには、前記指針軸6aの周囲に形成されて、略45度傾斜した略円錐形形状を呈する軸部反射面12が設けられている。 【0009】更に、これらの導光板9a,9bの裏面側には、複数のV字状溝又は梨地面13が形成されている。 【0010】次に、この従来例の作用について説明する。 【0011】このように構成された従来のものでは、光源8から発せられた光は、前記入光部10から導光板9a等内に入り、前記V字状溝又は梨地面13によって、略直交方向へ反射されて、前記各表示部2〜5の裏面側が略均等に照明される。 【0012】そして、前記反射溝11,11で、前記軸部反射面12方向に反射された光は、前記軸部反射面11で、略直交する方向へ屈曲されて、前記メータ指針部6方向へ導かれ、指針本体6bが照明される。 【0013】 【発明が解決しようとする課題】尚、図10に示すように、部品点数の削減及び計器の上下方向の寸法を小さくし、計器の小型化を目的として、前記速度計に用いられる導光板9aと、燃料計に用いられる導光板9bとを一体に形成して、一つの光源8で、両表示部3,4を照明する構成の一体型導光板14が考えられる。 【0014】しかしながら、このようなものでは、一体化に伴い、速度計表示部3を照明する光源8が、燃料計表示部2寄りに位置するので、図12に示すように、前記反射溝11,11によって、光が遮られる前記指針軸部6bを挟んで、前記光源8と反対側の略140km/h近辺を表す高速側を表示する部分15が、暗くなってしまうといった問題があった。 【0015】そこで、本発明は、部品点数を削減して、製造コストの増大を抑制出来ると共に、略均等に各表示部を裏面側から照明できる外観品質の良好な計器の照明装置を提供することを課題としている。 【0016】 【課題を解決するための手段】前記課題を解決するために、請求項1に記載された発明では、光源からの光を、入光部から入光して計器の指針部近傍に設けられた反射溝で反射させることにより、該指針部へ導く導光板を備えてなる計器の照明装置において、前記導光板には、前記指針軸部を挟んで光源と反対側で、前記反射溝によって光が遮られる部分を照明するための反射部が設けられている計器の照明装置を特徴としている。 【0017】このように構成された請求項1記載のものでは、前記反射部によって、前記光源の光が反射され、前記指針軸部を挟んで光源と反対側で、前記反射溝によって光が遮られる部分が照明される。 【0018】このため、一体化に伴い光が遮られた部分であっても照明され、製造コストの増大を抑制出来ると共に、略均等に各表示部が裏面側から照明され、外観品質が良好である。 【0019】また、請求項2に記載されたものでは、前記反射部は、前記入光部の近傍に形成される反射溝或いは反射面である請求項1記載の計器の照明装置を特徴としている。 【0020】このように構成された請求項2記載のものでは、前記反射部が、前記入光部の近傍に形成される反射溝或いは反射面であるので、光源の光が、入光部から入光して、該反射部で反射され、前記指針軸部を挟んで光源と反対側で、前記反射溝によって光が遮られる部分が照明される。 【0021】そして、請求項3に記載されたものでは、前記反射部は、前記導光板の外側面に形成されている請求項1又は2記載の計器の照明装置を特徴としている。 【0022】このように構成された請求項3記載のものでは、導光板の外側面を利用して反射部が形成されているので、別途、該導光板に加工を施すことなく、反射部を形成出来、加工工程の増大を抑制できる。 【0023】また、請求項4に記載されたものでは、前記反射部は、前記導光板の外周面に形成される楕円形又は長円形の円弧の一部である請求項1乃至3記載の計器の照明装置を特徴としている。 【0024】このように構成された請求項4記載のものでは、前記反射部が、前記導光板の外周面に形成される楕円形又は長円形の円弧の一部であるので、別途、該導光板に加工を施すことなく、反射部を形成出来、加工工程の増大を抑制できると共に、例えば、一方の焦点に前記光源を位置させる楕円形形状のものでは、他方の焦点近傍を効率よく照明できる。 【0025】更に、請求項5に記載されたものでは、前記反射部は、前記導光板の一部を膨出形成した外側面の一部を用いて形成される反射面である請求項1記載の計器の照明装置を特徴としている。 【0026】このように構成された請求項5記載のものでは、導光板の一部を膨出形成させて前記反射部が該外側面に形成されるので、別途反射鏡等の部品を用いる必要がなく、更に、部品点数を削減して、製造コストの増大を抑制出来る。 【0027】 【発明の実施の形態1】以下、本発明の具体的な実施の形態1について、図示例と共に説明する。 【0028】図1乃至図4は、この発明の実施の形態1を説明するものである。なお、前記従来例と同一乃至均等な部分については同一符号を付して説明する。 【0029】まず、構成を説明すると、この実施の形態1の車両の運転席前方に位置するダッシュボードに、メータパネル16が設けられている。 【0030】このメータパネル16には、燃料計表示部2、速度計表示部3、回転計表示部4、及び水温計表示部5が設けられている。そして、このメータパネル16の裏面側には、メータ指針部6の指針本体6bを、指針軸6aを介して動かすムーブメント7及び、このメータパネル16の各表示部2〜5を照明する光源8が設けられている。 【0031】また、このメータパネル16の裏面側には、速度計及び燃料計に用いられる透明の一体型導光板17が設けられている。 【0032】この一体型導光板17には、前記光源8からの光を入光させる入光部18が形成されている。 【0033】また、この一体型導光板17には、入光部10から入光した光を、メータの指針軸6a近傍で反射させる反射溝11,11が形成されている。 【0034】更に、この一体型導光板17には、前記指針軸6aの周囲に形成されて、略45度傾斜した略円錐形形状を呈する軸部反射面12が設けられている。 【0035】また、この一体型導光板17の裏面側には、複数のV字状溝又は梨地面13が形成されている。 【0036】そして、この一体型導光板17には、反射部としての反射面19が形成されている。 【0037】この反射面19は、前記指針軸部6aを挟んで光源8と反対側で、前記反射溝11,11によって光が遮られる図12中に示す部分15を照明するため、前記一体型導光板17の上側一部を、図1に示すように、上方に膨出形成させた膨出部20を設け、この膨出部20の一外側面20aを用いて、前記入光部18の近傍に位置するように形成されている。 【0038】次に、この実施の形態1の作用について説明する。 【0039】このように構成された実施の形態1の計器の照明装置では、まず、前記光源8から発せられた光は、前記入光部18から前記一体型導光板17内に入る。 【0040】この光の一部は、前記燃料計表示部2方向を照明すると共に、この燃料計表示部2方向への光が、燃料計軸部周縁の反射溝11によって、略直角に反射されて、燃料計の指針が照明される。 【0041】また、この光は、前記速度計表示部3方向を照明する。この速度計表示部3方向への光の一部は、速度計軸部周縁の反射溝11,11によって反射されて、前記軸部反射面12方向に集められて、この軸部反射面12で、速度計指針本体6a方向へ向けて略直角に反射されて、速度計指針本体6aが照明される。 【0042】この際、この光源からの光は、前記軸部反射面12及び反射溝11,11で遮られて、前記指針軸部6aを挟んで光源8と反対側では、速度表示部3の略140km/h近辺を表す高速側を表示する部分が暗くなるが、この実施の形態1では、前記反射溝11,11等によって光が遮られる部分が、前記光源8からの光が、前記反射面19で反射され、この高速側を表示する部分を照明して輝度を向上させる。 【0043】このため、速度計表示部3と、燃料計表示部2との一体化に伴い、光が遮られた部分も照明され、略均等に各表示部が裏面側から照明され、外観品質が良好である。 【0044】従って、単一光源8で、しかも、速度計表示部3と、燃料計表示部2とを照明する一体型導光板17を一部品で形成出来、製造コストの増大を抑制出来る。 【0045】また、前記反射面19が、前記入光部18の近傍に形成されるので、光源8の光が、入光部18から入光して、この反射面19で反射され、前記指針軸部6aを挟んで光源8と反対側で、前記反射溝11等によって光が遮られる部分が照明される。 【0046】更に、この実施の形態1では、一体型導光板17の一部を膨出形成させて膨出部20を形成し、前記反射面19が、この膨出部20の一外側面20aに形成されるので、別途反射鏡等の部品を用いる必要がなく、更に、部品点数を削減して、製造コストの増大を抑制出来る。 【0047】 【変形例1】図7は、この発明の実施の形態1の変形例1を示すものである。なお、前記実施の形態1と同一乃至均等な部分については同一符号を付して説明する。 【0048】この変形例1では、一体型導光板117の膨出部20で、前記一外側面20aに長手方向を沿わせて反射溝21が形成されている。 【0049】この変形例1では、光源8の光が、入光部18から入光して、この反射溝21で反射され、前記指針軸部6aを挟んで光源8と反対側で、前記反射溝11等によって光が遮られる部分が照明される。 【0050】他の構成及び作用,効果については前記実施の形態1と略同様であるので説明を省略する。 【0051】 【実施の形態2】図8は、この発明の実施の形態2の計器の照明装置を示すものである。なお、前記実施の形態1と同一乃至均等な部分については同一符号を付して説明する。 【0052】この実施の形態2では、一体型導光板217の外周面に、前記光源8の中心点Q及び、前記指針軸部6aを挟んでこの光源8と反対側で、前記反射溝11によって光が遮られる部分の一点Pを焦点とする楕円形形状22の円弧の一部となる反射部としての外周面23が形成されている。 【0053】このように構成された実施の形態2の計器の照明装置では、前記反射部が、前記一体型導光板217の外周面に形成される楕円形の円弧の一部であるので、別途、この一体型導光板217に加工を施すことなく、反射部を形成出来、加工工程の増大を抑制できる。 【0054】また、例えば、図8に示すように、一方の焦点Qに前記光源8を位置させる楕円形形状のものでは、他方の焦点P近傍を効率よく照明できる。 【0055】他の構成及び作用,効果については前記実施の形態1と略同様であるので説明を省略する。 【0056】上述してきた各実施の形態1,2及び変形例に限らず、例えば、実施の形態2の楕円形形状に代えて、長円形形状の円弧の一部を反射部として用いても、前記反射溝11によって光が遮られる部分を照明するものであるならばよい。 【0057】尚、本願の反射部により照明する範囲は、反射溝11によって遮られる部分の全体を照明するものに限られるものではなく、反射溝11によって遮られる範囲の一部を部分的に照明してもよいことは言うまでもない。 【0058】 【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1の発明によれば、前記反射部によって、前記光源の光が反射され、前記指針軸部を挟んで光源と反対側で、前記反射溝によって光が遮られる部分が照明される。 【0059】このため、一体化に伴い光が遮られた部分であっても照明され、製造コストの増大を抑制出来ると共に、略均等に各表示部が裏面側から照明され、外観品質が良好である。 【0060】また、請求項2に記載されたものでは、前記反射部が、前記入光部の近傍に形成される反射溝或いは反射面であるので、光源の光が、入光部から入光して、該反射部で反射され、前記指針軸部を挟んで光源と反対側で、前記反射溝によって光が遮られる部分が照明される。 【0061】そして、請求項3に記載されたものでは、導光板の外側面を利用して反射部が形成されているので、別途、該導光板に加工を施すことなく、反射部を形成出来、加工工程の増大を抑制できる。 【0062】また、請求項4に記載されたものでは、前記反射部が、前記導光板の外周面に形成される楕円形又は長円形の円弧の一部であるので、別途、該導光板に加工を施すことなく、反射部を形成出来、加工工程の増大を抑制できると共に、例えば、一方の焦点に前記光源を位置させる楕円形形状のものでは、他方の焦点近傍を効率よく照明できる。 【0063】更に、請求項5に記載されたものでは、導光板の一部を膨出形成させて前記反射部が該外側面に形成されるので、別途反射鏡等の部品を用いる必要がなく、更に、部品点数を削減して、製造コストの増大を抑制出来る、という実用上有益な効果を発揮し得る。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000004765 【氏名又は名称】カルソニックカンセイ株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年7月28日(2000.7.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082670 【弁理士】 【氏名又は名称】西脇 民雄
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| 【公開番号】 |
特開2002−36913(P2002−36913A) |
| 【公開日】 |
平成14年2月6日(2002.2.6) |
| 【出願番号】 |
特願2000−228660(P2000−228660) |
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