| 【発明の名称】 |
自動車用ウエザストリップ |
| 【発明者】 |
【氏名】水谷 安志
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| 【要約】 |
【課題】中空状のシール部をつぶし加工したウエザストリップの端末の見栄えを良好にすること。
【解決手段】断面U字形のトリム部1と、トリム部1の側壁11から膨出し幅方向の両端部211,212が上記側壁11に接続するシール壁21からなる中空状のシール部2を備えたウエザストリップWにおいて、その端末W1 には、上記端部211、212に沿ってシール壁21と上記側壁11とを分離させる切欠き31,32を設けて、切欠き31,32間に舌片状で平面状とした幅が側壁11の幅と合致する幅の端末シール壁213を形成し、端末シール壁213を側壁11の外面に重ね合わせ接着せしめる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 自動車の車体側面のドア開口縁に沿って取付けられるウエザストリップであって、上記ドア開口縁のフランジに覆嵌される断面U字形のトリム部と、トリム部の車外側の側壁外面から断面ほぼ円弧状に膨出し、幅方向の両端が上記側壁に接続するシール壁からなる中空状のシール部を一体に備え、長さ方向の端末で上記シール部の開口を閉鎖せしめたウエザストリップにおいて、ウエザストリップの端末には、上記側壁に接続する上記シール壁の両端に沿い上記側壁とシール壁とを分離する溝状の切欠きを設けて、両切欠き間に、断面形状を平面状とした幅が上記側壁の幅と合致する舌片状の端末シール壁を形成し、該端末シール壁を上記側壁の外面に重ね合せ接着して上記シール壁の端末開口を閉鎖せしめた自動車用ウエザストリップ。 【請求項2】 請求項1記載のウエザストリップにおいて、上記ドア開口縁の縦縁を構成する車体のセンタピラーにはその上半部のみにウエザストリップを取付けてウエザストリップの端末をセンタピラーの中間部に位置せしめ、センタピラーの下半部を覆うピラーガーニッシュの上端とセンタピラーとの間の隙間に、シール部が閉鎖された上記端末を挿入せしめた自動車用ウエザストリップ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の車体側面のドア開口縁に沿って取付けられるウエザストリップ、特にその端末構造に関するものである。 【0002】 【従来の技術】自動車の車体側面のドア開口縁には、これに沿って、ドアが閉じられたときにドアの外周と車体のドア開口縁との間をシールするウエザストリップが取付けられている。 【0003】従来、この種のウエザストリップは一般にドア開口縁のほぼ全周に取付けられていたが、車種によっては図2に示すウエザストリップWのように、センタピラーに沿う縦方向の下半部W0 を省略したものがある。これは、ドアの外周には、上記ウエザストリップよりも外側位置でドアの外周と車体のドア開口縁との間をシールするドアウエザストリップが取付けられてウエザストリップWとで二重シールをしており、センタピラーに沿うドア開口の縦縁部では、水はセンタピラーやドアウエザストリップに沿って流下するので、ドアウエザストリップのみでシール性は充分に確保されるからである。 【0004】図3は、センタピラーに沿うウエザストリップの端末部付近の構造を示すもので、センタピラー5の上半部の室内面はピラーガーニッシュ6Aで被覆しており、下半部はセンタピラー5の室内面から前後面にかけてピラーガーニッシュ6Bで被覆している。ピラーガーニッシュ6Bの上端はドアベルトラインの高さ位置にあり、ピラーガーニッシュ6Aの下端とラップし、該下端を僅かな間隙をおいて囲んでいる。 【0005】センタピラー5は内板51および外板52からなり、前部フランジ53にはフロントドアの後端と対向するウエザストリップWが取付けてある。図示は省略したが、後部フランジ54にもリヤドアの前端と対向する同様のウエザストリップが取付けてある。 【0006】ウエザストリップWは、フランジ53に嵌着する断面U字形のトリム部1と、その車外側の側面から膨出する中空状のシール部2を一体に備えている。ウエザストリップWの下端の端末W1 はピラーガーニッシュ6Bの上端よりも若干下方に位置し、ピラーガーニッシュ6Bの上端内部に端末先端が挿置されている。なお、図3において7はシートベルトで、その下部はセンタピラー5に沿ってピラーガーニッシュ6B内を下方へ延び、下端が固定されている。 【0007】ウエザストリップWの端末W1 は、これを切断したままでは側面から中空状のシール部2が膨出しているので、ガーニッシュ6A,6Bのラップ隙間に挿置しにくいことから、シール部2の端末開口をつぶし加工している。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】つぶし加工は一般に、シール部2の端末開口の内面に接着剤を塗布してシール部2をトリム部1の側面に押付けてつぶし状として接着せしめている。しかしながら、かかる加工によると、図4に示すように、断面円弧状のシール壁21は押しつぶした状態では幅がトリム部1の側壁11の幅よりも大きくなり、幅方向の両側がトリム部1の側端からはみ出してしまい、このはみ出し部分215が、シール部2の端末をこれとほぼ接するように囲むガーニッシュ26Bの上端の組付作業性を悪くするとともに、組付後の見栄えもよくない。 【0009】そこで、シール壁21の両側のトリム部1からのはみ出し部分を切除する手段もとられ得るが、はみ出し部分はシール壁21が2枚重ねになっており、分厚い切除面が目立ってやはり見栄えがよくない。 【0010】そこで本発明は、簡易な加工で見栄えのよいウエザストリップの端末構造を提供することを課題としてなされたものである。 【0011】 【課題を解決するための手段】本発明は、自動車の車体側面のドア開口縁に沿って取付けられるウエザストリップであって、上記ドア開口縁のフランジに覆嵌される断面U字形のトリム部と、トリム部の車外側の側壁外面から断面ほぼ円弧状に膨出し、幅方向の両端が上記側壁に接続するシール壁からなる中空状のシール部を一体に備え、長さ方向の端末で上記シール部の開口を閉鎖せしめたウエザストリップにおいて、ウエザストリップの端末には、上記側壁に接続する上記シール壁の両端に沿い上記側壁とシール壁とを分離する溝状の切欠きを設けて、両切欠き間に、断面形状を平面状とした幅が上記側壁の幅と合致する舌片状の端末シール壁を形成し、該端末シール壁を上記側壁の外面に重ね合せ接着して上記シール壁の端末開口を閉鎖せしめたことを特徴とする(請求項1)。 【0012】本発明のウエザストリップの端末構造によれば、つぶされた中空状のシール部の端末部の幅は、トリム部の側面の幅と合致し、見栄えが良好である。 【0013】請求項1の発明によるウエザストリップの端末構造は、自動車のセンタピラーの下半部を覆うピラーガーニッシュの上端内部に端末を挿置するウエザストリップに適用して好適である(請求項2)。 【0014】 【発明の実施の形態】本発明の実施形態を、従来との相違点を中心に説明する。図1、特に図1(C)に示すようにウエザストリップWは従来のものと基本的に同一構造で、断面U字形のトリム部1と、ウエザストリップ取付状態で車外側となる側壁11の外面から膨出する中空状のシール部2を備えている。 【0015】トリム部1には長手方向に屈曲可能な芯材15が埋設してある。トリム部1の内部対向面からは、車体のドア開口縁のフランジ53(図3)を挟持する保持リップ12,13が延出している。またトリム部1の車内側の底端からカバーリップ14が延出している。 【0016】シール部2のシール壁21はほぼ円弧状の断面形状で、一方の端部211は、トリム部1の車外側の側壁11の外面にトリム部底端寄りの位置で接続し、他方の端部212は上記外面にトリム部開口端寄りの位置で接続している。シール壁21は端部211、212から相互に逆ハ字形に幅方向に開くように延び円弧面をなして上記側壁11の外面を囲んでいる。 【0017】トリム部1はEPDMゴムまたはオレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)のソリッド材から、シール壁21はEPDMゴムまたはTPOのスポンジ材からなり、ウエザストリップWは一体押出成形により得られる。 【0018】図1(A),(B)に示すように、ウエザストリップWの端末W1 はつぶし加工がしてある。このつぶし加工は、先ず図1(A)に示すように切断された端末面からシール壁21のトリム部1と接続する端部211、212(図1(C))に沿って溝状に切欠き31,32を形成する。切欠き31,32の長さはほぼ15mm程度である。これら切欠き31,32によりシール壁21はトリム部1から分離され、これにより切欠き31,32の間に舌片状で幅方向に湾曲する端末シール壁213が形成される。切欠き31,32の幅は、上記端末シール壁213を平面形状としたときの幅がトリム部1の側壁11の幅とほぼ合致する幅となる幅とする。 【0019】そして端末シール壁213の内面に接着剤を塗布し、端末シール壁213を、その幅方向両端を側壁11の幅方向両端に合わせて側壁11の外面に押付け接着せしめる。これにより、図1(B)に示すように、端末シール壁213の一方の端部はトリム部1の底面と、他方の端部は側壁11の開口端側の端面と面一状に接合し、かつ端末シール壁213の端縁の厚さはシール壁1枚分のみで薄いから、シール部2の端末は違和感なく側壁11と一体化した形状となり、見栄えがよい。 【0020】切欠き31,32の形成の最も好ましい態様としては、シール壁21の端部211側の切断線を、図1(C)に示すように、トリム部1の底面の延長線と、シール壁21とが交差する位置P1 とし、これと、端部211のトリム部1との接続端に位置する他方の切断線との間に幅n1 の切欠き31を形成する。なお、シール壁21が底面の延長線位置まで膨出していないウエザストリップでは、上記延長線と最も近接するシール壁2の膨出端位置で切断する。一方、シール壁21の他方の端部212側では、平面形状とした端末シール壁213の切断位置P1からの幅が側壁11の幅mと同じ幅となる位置P2 を切断線とし、これと端部212のトリム部1との接続端との間の幅n2 の切欠き32を形成する。 【0021】このように切欠き31,32を形成することにより、舌片状の端末シール壁213はトリム部1の側壁11と位置合せすることなく、そのまま下方へ側壁11に押し付けることで、その両側縁が側壁11の両端縁に位置合わせされた状態で側壁11に重合し接合され、接着作業性がよい。 【0022】しかしてウエザストリップの端末W1 はシール部2がつぶされているにかかわらず一般部と均一幅であり、また側面視においても、端末シール壁213の薄い一層がその端縁をトリム部1の側壁11の端縁と合致して重合しているから重合端は目立たず、端末全体が一体成形感を与える。従って、センタピラー5(図3)に沿うウエザストリップWの端末W1 の先端をピラーガーニッシュ6Bの上端内部に挿置した場合、ピラーガーニッシュ6Bの直上に現れる端末W1 はウエザストリップWの一般部との間に違和感がなく、見栄えがよい。 【0023】 【発明の効果】本発明によれば、中空状のシール部をつぶし加工したウエザストリップの端末部は一般部と連続感があって目立たず、端末部が車室に現れても違和感を与えず見栄えを損ねない。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000241463 【氏名又は名称】豊田合成株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年7月31日(2000.7.31) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100067596 【弁理士】 【氏名又は名称】伊藤 求馬
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| 【公開番号】 |
特開2002−36885(P2002−36885A) |
| 【公開日】 |
平成14年2月6日(2002.2.6) |
| 【出願番号】 |
特願2000−230188(P2000−230188) |
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