| 【発明の名称】 |
タイヤとホイールの位相合わせ組付方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】高木 久光
【氏名】一瀬 英美
【氏名】柏井 幹雄
【氏名】佐藤 志郎
【氏名】渡辺 進一
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| 【要約】 |
【課題】タイヤホイールアセンブリの静的バランスおよび動的バランスを簡便に整合させることを目的とする。
【解決手段】タイヤ2とホイール3のそれぞれの静的アンバランス量TS、WSを測定し、それぞれの遠心力TDU、WDU、ならびに、偶力モーメントMT、MWを求め、タイヤ2をホイール3に組み付けた際の静的アンバランス量ASが所定範囲内に入る条件下で、タイヤホイールアセンブリ1の偶力モーメントMAをゼロに近づける組付方法とした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ホイールにタイヤを組み付ける際に回転軸回りの位相を合わせて組み付ける組付方法であって、前記タイヤと前記ホイールの静的アンバランス量を測定する工程と、前記タイヤの静的アンバランス量に基づく遠心力および偶力モーメントと、前記ホイールの静的アンバランス量に基づく遠心力および偶力モーメントを演算する工程と、前記ホイールに前記タイヤを組み付けた際のタイヤホイールアセンブリの静的アンバランス量および偶力モーメントを演算する工程と、前記タイヤホイールアセンブリの静的アンバランス量を所定の範囲内に固定した上で、前記タイヤホイールアセンブリの偶力モーメントを最小とする前記タイヤと前記ホイールの組付位相を取得する工程と、を含んでなるタイヤとホイールの位相合わせ組付方法。 【請求項2】 前記ホイールに働く遠心力、および、前記タイヤに働く遠心力、ならびに、前記回転軸が同一平面にない場合に、前記ホイールの遠心力、または、前記タイヤの遠心力の前記平面上の成分を演算する工程と、前記平面上の成分を用いて演算した偶力モーメントを前記タイヤ、または、前記ホイールの偶力モーメントとする工程と、を含んでなる請求項1に記載のタイヤとホイールの位置合わせ組付方法。 【請求項3】 ホイールにタイヤを組み付ける際に回転軸回りの位相を合わせて組み付ける組付方法であって、前記タイヤと前記ホイールの静的アンバランス量を測定する工程と、前記タイヤの静的アンバランス量に基づく遠心力および偶力モーメントと、前記ホイールの静的アンバランス量に基づく遠心力および偶力モーメントを演算する工程と、前記ホイールに前記タイヤの静的アンバランスが最小になるように組み付けた際のタイヤホイールアセンブリの偶力モーメントを演算する工程と、前記ホイールと前記タイヤの組付位相をずらして前記タイヤホイールアセンブリの偶力モーメントを最小とする組付位相を演算し、前記組付位相における前記タイヤホイールアセンブリの静的アンバランスを測定する工程と、を含んでなるタイヤとホイールの位置合わせ組付方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、タイヤとホイールを位相合わせして組み付ける組付方法に関する。 【0002】 【従来の技術】自動車等の車輪(タイヤホイールアセンブリ)は、タイヤとホイールを組み立てた状態でのバランスを取る必要がある。このバランスは、タイヤホイールアセンブリの非回転時の重量バランスである静的バランスと、回転時に生じる力のバランスである動的バランスがあり、この静的バランスや動的バランスが取れていない、つまり、静的アンバランスや動的アンバランスがあると、走行時の振動の原因となる。 【0003】このため、従来、タイヤとホイールは、静的アンバランスや動的アンバランスを打ち消すようにして組み付けられている。このようなタイヤとホイールの組付方法としては、特開平2000−19050号公報に記載のものがある。このタイヤとホイールの組付方法は、まず、タイヤの半径方向の強度の高い部分であるラジアルフォースバリエーション(RFV)および動的アンバランスと、ホイールの周方向において最も径の小さいラジアルランアウト(RRO)および動的アンバランスを測定する。そして、これらの情報に基づいて組付状態におけるRFVと動的アンバランスを導き出す。さらに、タイヤとホイールの組付位相を所定の角度ずつ変更させながら、タイヤホイールアセンブリのRFVおよび偶力が最適になるようなタイヤとホイールの組み付け位置(位相角)を求め、この位置で実際にタイヤとホイールを組み付ける。そして、組み付け後のタイヤホールアセンブリにバランス修正用の錘を取り付けて最終的なバランスを調整している。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、タイヤとホイールのそれぞれの厚さ方向(車軸方向)に重量分布を有していることがあり、このようなタイヤとホイールの組付方法においてRFVを最適化してもタイヤホイールアセンブリの静的バランスが取れないことがあった。また、RFVと動的バランスを共に最適化することは難しく、錘による修正や複雑な計算を複数回に渡って行う必要があり、静的バランスおよび動的バランスを共に満足できる簡便な組付方法の開発が望まれていた。従って、本発明は、タイヤホイールアセンブリの静的バランスおよび動的バランスを簡便に整合させることを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】前記の課題を解決する本発明の請求項1に係る発明は、ホイールにタイヤを組み付ける際に回転軸回りの位相を合わせて組み付ける組付方法であって、タイヤとホイールの静的アンバランス量を測定する工程と、タイヤの静的アンバランス量に基づく遠心力および偶力モーメントと、ホイールの静的アンバランス量に基づく遠心力および偶力モーメントを演算する工程と、ホイールにタイヤを組み付けた際のタイヤホイールアセンブリの静的アンバランス量および偶力モーメントを演算する工程と、タイヤホイールアセンブリの静的アンバランス量を所定の範囲内に固定した上で、タイヤホイールアセンブリの偶力モーメントを最小とするタイヤとホイールの組付位相を取得する工程とを含んでなるタイヤとホイールの位相合わせ組付方法とした。このように位相合わせしてタイヤとホールを組み付けると、静的アンバランス量を最小限に止めた上で、動的アンバランス量を低減させるので、簡単な方法で、タイヤホイールアセンブリの回転時の振動を抑えることができる。 【0006】また、本発明の請求項2に係る発明は、請求項1に記載のタイヤとホイールの位相合わせ組付方法において、ホイールに働く遠心力、および、タイヤに働く遠心力、ならびに、回転軸が同一平面にない場合に、ホイールの遠心力、または、タイヤの遠心力の平面上の成分を演算する工程と、平面上の成分を用いて演算した偶力モーメントをタイヤ、または、ホイールの偶力モーメントとする工程とを含んでなることを特徴とする。このように位相合わせしてタイヤとホールを組み付けると、タイヤ、ホイールのそれぞれの重軽点分布が異なり、これに起因して発生する遠心力の分布が異なる場合であっても、最適な組付角度(位相)を得ることができる。 【0007】さらに、本発明の請求項3に係る発明は、ホイールにタイヤを組み付ける際に回転軸回りの位相を合わせて組み付ける組付方法であって、タイヤとホイールの静的アンバランス量を測定する工程と、タイヤの静的アンバランス量に基づく遠心力および偶力モーメントと、ホイールの静的アンバランス量に基づく遠心力および偶力モーメントを演算する工程と、ホイールにタイヤの静的アンバランスが最小になるように組み付けた際のタイヤホイールアセンブリの偶力モーメントを演算する工程と、ホイールとタイヤの組付位相をずらしてタイヤホイールアセンブリの偶力モーメントを最小とする組付位相を演算し、組付位相におけるタイヤホイールアセンブリの静的アンバランスを測定する工程とを含む方法にした。この方法によれば、タイヤとホイールの組付位相を所定の角度ずつ変更させながら多数回に渡って複雑な計算をしなくても、簡便にバランスの取れたタイヤホイールアセンブリを製作することができる。 【0008】 【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本実施の形態の組付方法により組み付けられたタイヤホイールアセンブリの斜視図、図2(a)および図2(b)はタイヤの正面図および側部断面図であり、図3(a)および図3(b)はホイールの正面図および側部断面図である。図1に示すように、タイヤホイールアセンブリ1は、タイヤ2とホイール3からなり、ホイール3は、図示しない車軸の駆動力を受けるディスク4と、外周にタイヤ2を嵌めるリム5から構成されている。なお、以下の説明の理解のために、タイヤホイールアセンブリ1の回転中心軸をH、回転中心軸Hと直交する軸をVとする。 【0009】ディスク4は、車軸に固定する際にボルトが挿通されるボルト挿通孔6およびホイール3の内部に位置するブレーキを冷却するための通気孔7、ならびに、ホイール1の中心を合わせるためのセンターホール8が設けられている。リム5は、図3(b)に示すように、その内周面5aにおいてディスク4の外周の縁部4aが溶接されている。さらに、リム5の外周面においてタイヤ2が嵌合するリムフランジ5bが設けられている。 【0010】次に、このタイヤホイールアセンブリ1の組付方法について、図2(a)、(b)、図3(a)、(b)および図4のフローチャートを用いて説明する。なお、本実施の形態の組付方法の特徴の一つは、静的アンバランスを最適状態もしくは最適状態に近い状態に保ちつつ、タイヤ2とホイール3のそれぞれの偶力モーメントMT、MWの大きさ、H軸まわりの位相、およびH軸と直交する軸(例えば、V軸)まわりの向きを考慮し、タイヤホイールアセンブリ1全体としての偶力モーメントMAを低減することである。まず、図4のステップS1で組み付け前のタイヤ2の静的アンバランス量TSを測定し、ステップS2で組み付け前のホイール3の静的アンバランス量WSを測定する。なお、ステップS1とステップS2の順序は問わないものとする。さらに、ステップS3において、これらの値TS、WSに基づいて、処理装置がタイヤ2の遠心力TDUおよび偶力モーメントMT、ホイール3の遠心力WDUおよび偶力モーメントMWを演算する。 【0011】タイヤ2の遠心力TDUは、静的アンバランス量TSとタイヤの半径rT、ならびに、タイヤ2の回転時の角速度ωから得られる値である。タイヤ2における静的アンバランス量TSが図2(a)、(b)に示すように、タイヤ2の内側の上部(TS-I)と外側の下部(TS-O)に分布しているとした場合には、タイヤ2の遠心力TDUは、上向きの力TDU-Oと、下向きの力TDU-Iとなる。ここで、TDU-OとTDU-Iは、向きが異なるがその大きさは等しい力である。また、タイヤ2の偶力モーメントMTは、遠心力TDU(=TDU-I=TDU-O)とタイヤ2の幅DTとのベクトル積であるので、図2(b)に示すように時計回りにTDU×DTとなる。 【0012】一方、ホイール3の遠心力WDUは、静的アンバランス量WSとホイールの半径rW、ならびに、ホイール3の角速度ωから得られる値である。ホイール3における静的アンバランス量WSが図3(a)、(b)に示すように、ホイール3の内側の下部(WS-I)と外側の上部(WS-O)に分布しているとした場合には、ホイール3の遠心力WDUは、上向きの力WDU-Oと、下向きの力WDU-Iとなる。ここで、WDU-OとWDU-Iは、向きが異なるがその大きさは等しい力である。また、ホイール3の偶力モーメントMWは、遠心力WDU(=WDU-I=WDU-O)とホイール3の幅DWとのベクトル積であるので、図3(b)に示すように反時計回りにWDU×DTとなる。 【0013】そして、タイヤ2の静的アンバランス量TSとホイール3の静的アンバランス量WSとをH軸方向において打ち消し合うような位相(θ=0)で、つまり、図2(a)、(b)で示す位相のタイヤ2と、図3(a)、(b)で示す位相のホイール3を組み付けた際のタイヤホイールアセンブリ1を想定し、ステップS4でタイヤホイールアセンブリ1の全体としての静的アンバランス量ASおよび偶力モーメントMAを算出する。次にステップS5で静的アンバランス量ASが基準値、例えば10g以内であるか否かを判定する。静的アンバランス量ASは、ゼロであることが望ましいが、10g以下であれば、振動はほとんど発生しないか、発生しても車両の走行特性に悪影響を及ぼさないからである。なお、ここでは、ステップS4でタイヤ2の静的アンバランス量TSとホイール3の静的アンバランス量WSとを打ち消し合うような位相でタイヤ2とホイール3を組み付けた場合を想定しているので静的アンバランス量ASはゼロであり基準値以内となる(Yes)ので、ステップS5に進む。静的アンバランス量ASが基準値よりも大きくなる場合については後に説明する。 【0014】ステップS6では、タイヤホイールアセンブリ1の全体の偶力モーメントMAが予め設定した基準値、例えば4Kg・m以下であるか否かを判断する。偶力モーメントMAは、ゼロであることが最も好ましいが、4Kg・m以下であれば、振動はほとんど発生しないか、発生しても車両の走行特性に悪影響を及ぼさないからである。ここで、タイヤ2とホイール3が図2(b)および図3(b)に示すようにバランス状態で組み付けられた場合は、タイヤ2の偶力モーメントMTと、ホイール3の偶力モーメントMWは、その向きが逆であるため、打ち消し合うので小さくなり、結果として、偶力モーメントMAが基準値以内である場合(YES)には、ステップS7に進み、実際に、この位相でタイヤ2とホイール3を嵌合させてタイヤホイールアセンブリ1を組み立てる。 【0015】一方、ステップS6において偶力モーメントMAが基準値よりも大きくなった場合(NO)は、ステップS8に進み、組付位相θに修正値αを加える。ステップS8における修正は、タイヤ2を固定して、ホイール2の組付位相をαだけ増加させて、以降はθ+αを新しいθとして活用する。αの値は、5°や10°などの小さい角度や、90°、180°など大きな角度等、任意の値を取り得る。組み付け位相の修正例を図5に示す。このときの組付位相はで20°程度である。なお、組み付け位相θの値の選択は、修正作業の効率の観点から、偶力モーメントMAが基準値よりも大きく異なる場合には、90°、180°等の大きな角度を採用し、偶力モーメントMAと基準値との差が小さい場合には、5°や10°等の小さい角度を採ることが望ましい。特に、タイヤ2の偶力モーメントMTと、ホイール3の偶力モーメントMWの向きが同じ場合には、位相角度を180°ずらすと、タイヤホイールアセンブリ1の偶力モーメントMAが小さくすることができる。 【0016】また、ステップS9において、図5に示すような位相θで組み付けたタイヤホイールアセンブリ1を想定した場合のホイール3の遠心力WDUおよび偶力モーメントMWを演算する。つまり、図5に示す位相θを採ることで、タイヤ2の静的アンバランス量TSとホイールのアンバランス量WSならびにタイヤホイールアセンブリ1の中心Cが同一平面上に分布しないので、ホイール3の静的アンバランス量WSによる遠心力WDU(図4中ではWDU-O)の軸V上の成分であるWDU-O′を演算し、この遠心力成分WDU-O′を用いて、ステップS4の偶力モーメントMAを演算する。そして、ステップS4に戻り、この遠心力成分WDU-O′を用いた場合のタイヤホイールアセンブリ1の静的アンバランス量ASおよび偶力モーメントMAを演算する。 【0017】この場合は、タイヤホイールアセンブリ1としての静的アンバランス量ASはゼロでないことが想定されるので、ステップS5の静的アンバランス量ASのチェックを行い、静的アンバランス量が基準値よりも大きい場合には、一旦、処理を終了し、タイヤ2とホイール3の組み合わせを変えたり、ホイール3にバランスウエイトを付ける等してから図4のステップS1からの処理を再度行う。そして、静的アンバランス量ASが基準値以内であり(ステップS5でYes)、偶力モーメントMAも基準値以内である場合(ステップS6でYes)は、ステップS7に進み、この位相θでタイヤ2とホイール3を嵌合させる。しかし、ステップS6において、位相θを持ってしても偶力モーメントMAが基準値以内にないとき(No)は、ステップS8で別の位相θ′を規定し、ステップS3に戻り、前記の処理(ステップS4〜S6、S8、S9)を繰り返す。 【0018】このように本実施の形態におけるタイヤホイール偶力モーメントMAを考慮して、タイヤ2とホイール3の組み付け位相を決定することで、タイヤ2やホイール3のそれぞれに、円周方向や幅方向のアンバランスがあったとしても、簡単に、かつ、適確にバランス調整を行うことができる。特に、タイヤホイールアセンブリ1の静的アンバランス量ASを主とし、偶力モーメントMAを従として組み付け位相θを決定することで、静的アンバランスASによる振動を確実に防止しながらも、静的なバランスのみでは解消できない振動をも有効に低減することができう。 【0019】次に、本発明の第二の実施の形態について説明する。なお、第一の実施の形態と同一の構成要素については、その説明を省略するものとする。本実施の形態は、図5のフローチャートに示す手順に従ってタイヤホイールアセンブリ1の組み付けを行うものである。まず、ステップS11およびステップS12において、タイヤ2の静的アンバランス量Ts、ホイール3の静的アンバランス量Wsを測定し、ステップS13で、タイヤ2、ホイール3それぞれの遠心力TDU、WDU、ならびに、偶力モーメントMT、MWを演算する。なお、ステップS11とステップS12の順序を問わないのは前記の第一の実施の形態と同様である。 【0020】そして、タイヤ2の静的アンバランス量TSをホイール3の静的アンバランス量WSを打ち消すような組付位相(θ=0)で組み付けた場合のタイヤホイールアセンブリ1の全体としての静的アンバランス量ASおよび偶力モーメントMAをステップS14で演算する。 【0021】ここで、ステップS15でタイヤホイールアセンブリ1の偶力モーメントMAが基準値以内であれば(Yes)、ステップS16において、この組付位相において実際にタイヤ2をホイール3に組み付ける。なお、偶力モーメントMAの基準値第一の実施の形態と同様であるため、その説明を省略する。一方、基準値外であれば(No)、ステップS17で、タイヤ2とホイール3の組付位相を変更して、偶力モーメントMAが基準値となる組付位相を演算する。 【0022】そして、ステップS17で演算した組付位相で組み付けた場合のタイヤホイールアセンブリ1の静的アンバランス量ASが基準値以内であるか否かをステップS18で判定する。静的アンバランス量ASが基準値以内であれば(Yes)、ステップS16に進み、この組付位相で実際にタイヤ2をホイール3に組み付ける。しかし、静的アンバランス量ASが基準値よりも大きいと(No)、処理を終了し、タイヤ2とホイール3の組み合わせを変更したり、ホイール3にバランスウエイトを取り付けてから前記の処理を再度行う。 【0023】本実施の形態では、タイヤホイールアセンブリ1の偶力モーメントMAを最大二回演算するだけでバランスの取れた、つまり、回転時の振動がほとんど生じないタイヤホイールアセンブリ1を製造することが可能になる。 【0024】なお、本発明は前記の各実施の形態に限定されずに、広く応用することが可能である。例えば、前記の実施の形態においては、静的アンバランス量TS、WSに起因する遠心力TDU、WDUを偶力として取り扱ったが、例えば、タイヤ2のTDU-IとTDU-Oの大きさや位置が異なる等の場合は、個々に中心Cまわりのモーメント、TDU-I×LW(LW:中心Cからタイヤ2の外周までの距離)、TDU-O×LWを求めて、これらの値の和を持ってタイヤ2のモーメントMTや、タイヤホイールアセンブリのモーメントMAを求めても良い。また、ホイール3のWDU-IとWDU-Oの大きさや位置が異なる等の場合は、個々に中心Cまわりのモーメント、TDU-I×LT(LT:中心Cからホイール3の外周までの距離)、TDU-O×Lを求めて、これらの値の和を持ってホイール3のモーメントMWや、タイヤホイールアセンブリ1のモーメントMAを求めても良い。 【0025】 【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、静的アンバランス量を最小限に止めた上で、動的アンバランス量を低減させるので、簡単な方法で、タイヤホイールアセンブリの回転時の振動を抑えることができ、タイヤホイールアセンブリの組付作業の効率を向上することができる。タイヤ、ホイールのそれぞれの重軽点分布が異なり、同一平面上にない場合は、所定の成分を用いて最適な組付角度(位相)を決定すると、タイヤホイールアセンブリの動的アンバランス量を簡単に評価することができるので、作業効率をさらに向上することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005326 【氏名又は名称】本田技研工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年3月23日(2001.3.23) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100064414 【弁理士】 【氏名又は名称】磯野 道造
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| 【公開番号】 |
特開2002−274130(P2002−274130A) |
| 【公開日】 |
平成14年9月25日(2002.9.25) |
| 【出願番号】 |
特願2001−84672(P2001−84672) |
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