| 【発明の名称】 |
車両用ホイール |
| 【発明者】 |
【氏名】竹内 一郎
【氏名】斉藤 猛
【氏名】今村 正
【氏名】児玉 庄一郎
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| 【要約】 |
【課題】部品点数の削減をはかることができ、構造の単純化をはかることができる車両用ホイールの提供。
【解決手段】ベアリングハウジング部11とディスク12とブレーキドラム13とを一体形成してハウジング・ブレーキドラムインテグラルディスク10とし、リム20をリム本体21に着脱可能なサイドリング22付き構造とし、ハウジング・ブレーキドラムインテグラルディスク10とリム本体21とを溶接した車両用ホイール。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ベアリングハウジング部とディスクとブレーキドラムとを一体形成してハウジング・ブレーキドラムインテグラルディスクとし、リムをリム本体に着脱可能なサイドリング付き構造とし、前記ハウジング・ブレーキドラムインテグラルディスクと前記リム本体とを溶接した車両用ホイール。 【請求項2】 後輪では前記リムに単一の幅広タイヤが装着される請求項1記載の車両用ホイール。 【請求項3】 前輪では前記リムに単一の通常幅タイヤが装着される請求項1記載の車両用ホイール。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、車両用ホイールに関する。 【0002】 【従来の技術】従来の車両用ホイールのうち大・中型の車両用ホイールの後輪は、図4に示すように、複輪であり、リム1とディスク2からなる。リム1は、図示略のタイヤの脱着を容易にできるように、サイドリング1aがリム本体1bに着脱可能に取り付けられている。ディスク2は、外周部でリム1と溶接される。ディスク2は、ハブボルト4とハブナット5を用いて、別体に形成されたベアリングハウジング部3の、半径方向外周部にフランジ状に形成されたハブ3aに取り付けられる。ベアリングハウジング部3のハブ3aは、ハブボルト4とハブナット5を用いて、ディスク2およびベアリングハウジング部3と別体に形成されたブレーキドラム6と固定されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の車両用ホイールにはつぎの問題がある。 ■ ディスク2とベアリングハウジング部3とブレーキドラム6とが、それぞれ別体に形成されているので、部品点数が多く、構造が複雑である。また、複輪とされているので、その分さらに、部品点数が多く、構造が複雑である。 ■ ハブボルト4、ハブナット5の締め付けトルク管理が必要である。 ■ ホイールの取付け面の平面度の問題でブレーキジャダ(制動時振動)等が生じるおそれがある。 本発明の目的は、部品点数の削減をはかることができ、構造の単純化をはかることができる車両用ホイールを提供することにある。本発明のもう一つの目的は、上記の目的に加え、ハブボルト・ハブナットの締め付けトルク管理が不要な車両用ホイールを提供することにある。本発明のさらにもう一つの目的は、上記の目的に加え、ホイール取付け面の平面度の問題を防ぐことができる車両用ホイールを提供することにある。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。 (1) ベアリングハウジング部とディスクとブレーキドラムとを一体形成してハウジング・ブレーキドラムインテグラルディスクとし、リムをリム本体に着脱可能なサイドリング付き構造とし、前記ハウジング・ブレーキドラムインテグラルディスクと前記リム本体とを溶接した車両用ホイール。 (2) 後輪では前記リムに単一の幅広タイヤが装着される(1)記載の車両用ホイール。 (3) 前輪では前記リムに単一の通常幅タイヤが装着される(1)記載の車両用ホイール。 【0005】上記(1)〜(3)の車両用ホイールでは、ベアリングハウジング部とディスクとブレーキドラムとが一体に形成されているので、以下の■〜■の作用が得られる。 ■ ディスクとベアリングハウジング部とブレーキドラムとが別体に形成されている場合に比べて、部品点数を削減することができる。そのため、構造の単純化をはかることができる。 ■ ディスクをベアリングハウジング部に固定するのに使用するハブボルトとハブナットが不要となる。そのため、ハブボルトとハブナットの締め付けトルク管理は不要となる。 ■ ホイールの取付け面の平面度の問題がなくなる。そのため、ホイールの取付け面の平面度の問題により発生するブレーキジャダの発生はなくなる。 上記(2)の車両用ホイールでは、後輪ではリムに単一の幅広タイヤが装着されるので、従来の複輪の場合に比べて、部品点数を削減することができ、構造の単純化をはかることができる。 【0006】 【発明の実施の形態】本発明実施例では、本発明の車両用ホイールが、大・中型の車両用ホイールの後輪に使用される場合を例にとって、図1を参照して、説明する。ただし、本発明の車両用ホイールは、図2、図3に示すように、大・中型の車両用ホイールの前輪に使用されてもよく、また、乗用車のホイールの前後輪に使用されてもよい。本発明実施例の車両用ホイールは、ハウジング・ブレーキドラムインテグラルディスク(以下、インテグラルディスクという)10と、リム20と、からなる。 【0007】インテグラルディスク10は、たとえば鋳鋼製であり、ベアリングハウジング部11と、ディスク12と、ブレーキドラム13と、からなる。ベアリングハウジング部11は円筒形状である。ベアリングハウジング部11の軸芯は、ホイール半径方向中心を通り、ホイール軸方向と平行である。ベアリングハウジング部11はアクスルシャフトハウジング30の外周に配置されるベアリング31の外周部に設けられる。 【0008】ディスク12は、ベアリングハウジング部11と一体に形成される。ディスク12は、ベアリングハウジング部11の外周面11aから、リム20のリム本体21の裏側面20aまで、ホイール半径方向に延びる。ただし、ディスク12は、ベアリングハウジング部11からリム20まで直線状に延びていなくてもよい。ディスク12は、ホイール半径方向中心側端部12aでベアリングハウジング部11と連なっている。ディスク12は、ホイール半径方向外側端部12bでリム20の裏側面20aに溶接される。 【0009】ブレーキドラム13は、ベアリングハウジング部11およびディスク12と一体に形成される。ブレーキドラム13は、図示略のブレーキシューの外周に隙間を隔てて設けられている。ブレーキドラム13は、ディスク12の、ホイール半径方向中心側端部12aとホイール半径方向外側端部12bとの間の部位から、ホイール軸方向と平行な方向に延びる円筒形状となっている。ブレーキドラム13の軸芯は、ホイール半径方向中心を通り、ホイール軸方向と平行である。ブレーキドラム13の内周面13aは、ベアリングハウジング部11およびディスク12と一体に形成された後、精度向上のために切削加工を施すことが望ましい。 【0010】リム20には、単一の幅広タイヤが装着される。幅広タイヤはチューブレスタイヤである。ここで幅広タイヤとは、従来の複輪(図4参照)に相当する幅を有するタイヤであり、従来の複輪に相当する幅を有する単一のリムに装着されるタイヤである。リム20は、リム本体21と、リム本体21に着脱可能とされたサイドリング22が取り付けられる多片からなる構造となっている。リム本体21は、軸方向中央部が平底形状部21aとなっている。平底形状部21aの一方の外周端からリム本体ビードシート部21bがリム軸方向(ホイール軸方向)外側に向って延びている。平底形状部21aの他方の外周端にガター部21cが設けられている。リム本体ビードシート部21bは、リム20の軸芯から5°または15°傾斜して構成されている(図示例では15°傾斜して構成されている場合を示している)。リム本体ビードシート部21bのリム軸方向外周端に、リム本体フランジ部21dが連なって形成されている。 【0011】サイドリング22は、リム本体21のガター部21cに着脱可能に取り付けられている。サイドリング22は、ガター部21cに取り付けられている時、ロックリング23によりリム本体21から外れないようになっている。サイドリング22とリム本体21との間には、サイドリング22とリム本体21とのシール性を高めるために、Oリング24が設けられている。 【0012】サイドリング22は、サイドリングビードシート部22aと、サイドリングフランジ部22bとを、有する。サイドリングビードシート部22aは、平底形状部21aの他方の外周端からリム軸方向外側に向って延びる。サイドリングビードシート部22aは、リム20の軸芯から5°または15°傾斜して構成されている。サイドリングビードシート部22aは、リム中心線に対して、リム本体ビードシート部21bと対称形状となっている。サイドリングフランジ部22bは、サイドリングビードシート部22aのリム軸方向外周端に連なって形成されている。サイドリングフランジ部22bは、リム中心線に対して、リム本体フランジ部21dと対称形状となっている。 【0013】つぎに、本発明実施例の車両用ホイールの作用を説明する。ベアリングハウジング部11とディスク12とブレーキドラム13とが一体に形成されてインテグラルディスク10を形成しているので、以下の■〜■の作用が得られる。 ■ ベアリングハウジング部11とディスク12とブレーキドラム13とが別体に形成されている場合(図4参照)に比べて、部品点数を削減することができる。そのため、車両用ホイールの構造の単純化をはかることができ、組付工数を減らすことができる。 ■ ディスク12をベアリングハウジング部11に固定するのにハブボルトとハブナットが不要であるので、従来必要であった、ハブボルトとハブナットの締め付けトルク管理は不要となる。 ■ ホイールの取付け面の平面度の問題がなくなる。そのため、ホイールの取付け面の平面度の問題により発生するブレーキジャダの発生はなくなる。 また、リム20に単一の幅広タイヤが装着されるので、複輪の場合(図4参照)に比べて、部品点数を削減することができ、構造の単純化をはかることができる。また、リム20はリム本体21に着脱可能なサイドリング22付き構造となっているので、タイヤの脱着(交換)がホイールを外すことなくタイヤのみでできる。 【0014】本発明実施例では、本発明の車両用ホイールが大・中型の車両用ホイールの後輪に使用される場合を例にとって説明したが、本発明の車両用ホイールが大・中型の車両用ホイールの前輪に使用される場合、リム20に装着されるタイヤは単一の通常幅のタイヤである。また、本発明の車両用ホイールが大・中型の車両用ホイールの前輪に使用される場合、リム20は、図2に示すように、チューブレスタイヤ装着用のリムであってもよく、また、図3に示すように、チューブ付きタイヤ装着用のリムであってもよい。 【0015】 【発明の効果】請求項1または請求項2または請求項3記載の車両用ホイールによれば、ベアリングハウジング部とディスクとブレーキドラムとが一体に形成されているので、以下の■〜■の作用が得られる。 ■ ディスクとベアリングハウジング部とブレーキドラムとが別体に形成されている場合に比べて、部品点数を削減することができる。そのため、構造の単純化をはかることができる。 ■ ディスクをベアリングハウジング部に固定するのに使用するハブボルトとハブナットが不要となる。そのため、ハブボルトとハブナットの締め付けトルク管理は不要となる。 ■ ホイールの取付け面の平面度の問題がなくなる。そのため、ホイールの取付け面の平面度の問題により発生するブレーキジャダの発生はなくなる。 請求項2記載の車両用ホイールによれば、後輪ではリムに単一の幅広タイヤが装着されるので、従来の複輪の場合に比べて、部品点数を削減することができ、構造の単純化をはかることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000110251 【氏名又は名称】トピー工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年7月31日(2000.7.31) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100083091 【弁理士】 【氏名又は名称】田渕 経雄
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| 【公開番号】 |
特開2002−36801(P2002−36801A) |
| 【公開日】 |
平成14年2月6日(2002.2.6) |
| 【出願番号】 |
特願2000−230852(P2000−230852) |
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