| 【発明の名称】 |
インクタンクに取付け可能なエミュレータ |
| 【発明者】 |
【氏名】ジェフリー エム コッフ
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| 【要約】 |
【課題】本来特定のブランドのプリントエンジンに使用するようには設計されていないインクタンクを特定のブランドのプリントエンジンにおいて使用できるようにする。
【解決手段】本発明は、特定のブランドのプリントエンジンが感知できる1つまたはそれ以上のフィーチャを含むエミュレーション要素200を提供する。プリントエンジンが感知するフィーチャとしては、インク識別フィーチャ201、インクレベル観察または指示フィーチャ203、トーフィーチャ205、およびブランド識別フィーチャ207がある。本来プリントエンジンのインクタンク受け器400にはめ込むように設計されていないインクタンク100に、本発明のエミュレーション要素200を取り付けると、そのインクタンク100はそのプリントエンジンにおいて使用できるようになる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 搭載されたインクタンクの少なくとも1つの感知可能なフィーチャを感知するプリントエンジンにおいて使用できるインクタンクに取り付けることができるエミュレータであって、前記インクタンクとは別個であり、少なくとも1つの感知可能なフィーチャを有し、インクタンクに取り付けると、そのインクタンクをプリントエンジンにおいて使用できるようにするエミュレーション要素、より成ることを特徴とするエミュレータ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、プリントエンジン用のインクタンクに関するものである。 【0002】 【従来の技術】プリントエンジンたとえばインクジェットプリンタには、インクタンクが使用されている。一般に、インクジェットプリンタまたはプロッタ用のインクタンクは特有な形状を有する。それらのインクタンクすなわちカートリッジは一般に特定のプリンタまたはプロッタにだけうまくはまるように設計されている。通例、種々のブランドのインクタンクは1つのブランドのプリンタまたはプロッタにだけうまくはまるように設計されており、他のブランドのプリンタまたはプロッタにはうまくはまらないであろう。決められたブランドのプリントエンジン、たとえばプリンタまたはプロッタの中であっても、すべてのインクタンクすなわちカートリッジがそのブランドのプリンタまたはプロッタにうまくはまるとは限らないであろう。多くのプリンタまたはプロッタはユーザが交換できるインクタンクすなわちカートリッジを使用している。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】それらの一部のプリンタまたはプロッタは、正しいインクタンクすなわちカートリッジがプリンタまたはプロッタに挿入されようとしているか否かを感知する機構を備えている。もしユーザが間違ったインクタンクすなわちカートリッジをプリンタまたはプロッタに挿入すれば、たとえインクタンクすなわちカートリッジがプリンタまたはプロッタにうまくはまっても、少なくとも使用すべく設計された正しいカートリッジが挿入されるまで、プリンタまたはプロッタは動作できないという意味で、プリンタまたはプロッタはそのインクタンクすなわちカートリッジを拒絶するであろう。それに加えて、インクタンクすなわちカートリッジのなかには、特定のプリンタまたはプロッタにきちんとはまらないものがあり、正しいインクタンクすなわちカートリッジがプリンタまたはプロッタにきちんとはまるまで、プリンタまたはプロッタは動作しないであろう。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は、プリントエンジンによって感知されるインクタンクのフィーチャをエミュレートする技術を提供する。 【0005】本発明は、別に、プリントエンジンに装備することができ、そしてあたかもエミュレーション要素がプリントエンジンにおいて使用できるインクタンクの一部であるかのように、1つまたはそれ以上のプリントエンジンのセンサによってエミュレーション要素が感知されるように配置できるエミュレーション要素を提供する。 【0006】本発明に係るシステムおよび方法のいろいろな典型的な実施例においては、インクタンクすなわちカートリッジに特定のエミュレーション要素を取り付けることができる。エミュレーション要素が取り付けられたインクタンクすなわちカートリッジは、そのあと、プリンタまたはプロッタにきちんと挿入され、適合インクタンクとして役割を果たすことができる。その結果、プリンタまたはプロッタのインクタンク評価機構は、1つまたはそれ以上のプリントエンジンのセンサに応答してインクタンクとエミュレーション要素を、あたかもそのインクタンクがプリントエンジンに正しく使用するように設計された適合インクタンクすなわちカートリッジであるかのように扱う。 【0007】本発明に係るシステムおよび方法のいろいろな典型的な実施例においては、適合フィーチャをもたないインクタンクを特定のプリンタまたはプロッタにおいて使用できるように、そのインクタンクに1つまたはそれ以上のエミュレーション要素が与えられる。本発明に係るエミュレーション要素は、多種多様なインクタンクを、適合インクタンクすなわちカートリッジがプリンタまたはプロッタにきちんと挿入されたことを感知するまで動作しないように設計されたプリンタまたはプロッタにおいて使用できるようにする。本発明に係るエミュレーション要素は、さらに、インクタンクの感知に関して存在する制約に制限されずに、インクタンクの幾何学的形状およびインクタンクで支援された機能を修正できるようにする。 【0008】本発明に係るシステムおよび方法に使用できるインクタンクのいろいろな典型的な実施例は、同じインクタンクすなわちカートリッジの中に複数の独立容器に複数の異なる色が入っている単一インクタンクすなわちカートリッジを含むが、それには限定されない。複数の色は、たとえばフォトリアル・マーキング、または他の既知の、またはもっと後に開発されたカラーインク用の三原色、ハイライト色、淡色であってもよい。本発明に係るシステムおよび方法に使用できるインクタンクの他の典型的な実施例は、複数のインクタンク用に一般に設計されたプリントヘッド内で使用できる大容量のインクタンクすなわちカートリッジと、ユーザが指定したオーダーメイドの単色の使用を含む。 【0009】本発明に係るシステム及び方法の他の典型的な実施例は、異なるブランドのインクタンクを別のブランドのプリントエンジンにおいて使用できるようにする。 【0010】本発明の以上および他の特徴と利点は、本発明のシステムおよび方法のいろいろな典型的な実施例の以下の詳細な説明を読まれれば明らかになるであろう。次に図面を参照して、本発明のいろいろな典型的な実施例を詳細に説明する。 【0011】 【発明の実施の形態】図1は、プリントヘッドの特定のインクタンク受け器(図示せず)にはめ込むように設計されたインクタンク300を示す。インクタンク300は、プリントヘッド(図示せず)のこの特定のインクタンク受け器の溝穴にぴったりはまるように設計されたトー305と、特定のインクタンク受け器を有するプリントエンジンの感知装置によって検出されるように設計されたインク識別要素301と、オプションとして、インクレベル観察および/または指示要素303を有している。インクタンク300は、さらに、インクタンク受け器のラッチ要素409とかみ合うテーパー部分309を有する(図3参照)。プリントエンジン(たとえばインクジェットプリンタまたはプロッタ)に挿入されると、プリンタまたはプロッタの感知装置は信号をプリントエンジンのコントローラへ出力する。この信号はインクタンク300がこのプリントエンジンに適合するインクタンクであることを指示する。その結果、コントローラはプリントエンジンにインクタンク300からインクを使用して動作することを許す。もしコントローラが、感知装置からの信号に基づいて、インクタンク300はこのプリントエンジンに適合しないと決定すれば、コントローラはプリントエンジンにそのインクタンク300を使用して動作することを許さないであろう。 【0012】他のかみ合いおよび/または施錠構造と同様に、「適合」インクタンクは対応するかみ合いおよび/またはキー構造を持っていなければならないので、トー305がはまる溝穴は本発明の原理に係る別形式のセンサである。さもなければ、対応するかみ合いおよび/または施錠構造を欠く「不適合」インクタンクはインクタンク受け器にきちんとはまらないであろう。したがって、受け器のかみ合いおよび/または施錠構造は、ユーザがその受け器に挿入しようとしているインクタンクが対応するかみ合いおよび/または施錠構造を有するか否かを「感知」する。同様に、かみ合いおよび/または施錠構造は、対応するかみ合いおよび/またはキー構造を欠く「不適合」インクタンクがインクタンク受け器の中に完全にはめ込まれるのを防止することによって、その不適合インクタンクの他の感知可能な構造がインクタンク受け器の他のセンサに対して適切に置かれないことを保証できる。その結果、それらの他のセンサは他の感知可能な構造を感知しないので、「不適合」インクタンクが真に不適合であることがわかる。 【0013】図2は、インクタンク300の1つまたはそれ以上の感知可能なフィーチャを欠くインクタンク100を示す。たとえば、インクタンク100はインクタンク300のインク識別要素301を含んでいない。インクタンク100はインクタンク受け器ラッチ要素409とかみ合うテーパー部分109を有する(図3参照)。インクタンク100は、さらに、インクレベル観察および/または指示要素303を有していない。インクタンク100は、さらに、フィーチャを有するインクタンクたとえばインクタンク300用に設計されたインクタンク受け器の中にインクタンク100をきちんと挿入できるようにするトー部分205を有していない。図2は、そのほかに、本発明に係るエミュレーション要素200の典型的な一実施例を示す。図2に示すように、この典型的な実施例においては、エミュレーション要素200は、インク識別フィーチャ201、インクレベル観察または指示フィーチャ203、トーフィーチャ205、およびブランド識別フィーチャ207を含んでいる。決められたインクタンク受け器および正しい操作基準のために「適合」インクタンクが有するであろう一組のフィーチャに従って、エミュレーション要素200はインク識別フィーチャ201、インクレベル観察または指示フィーチャ203、トーフィーチャ205、およびブランド識別フィーチャ207のどれか1つ、またはそれ以上を含むことができることを理解されたい。したがって、たとえば、もし特定のインクタンク受け器がトー305とブランド識別フィーチャ302をもつ特定ブランドのインクタンク100を受け入れるように設計されていれば、それらのフィーチャを欠くインクタンク100を「適合させる」ため、エミュレーション要素200は特定のブランド識別フィーチャ207とトーフィーチャ205を有する必要があるだけである。フィーチャの数と弁別性はいろいろである。 【0014】図3は、本発明に係るエミュレーション要素200が取り付けられたインクタンク100を示す。図3に示すように、インクタンク100とエミュレーション要素200は、図1に示したインク識別フィーチャ201、インクレベル観察または指示フィーチャ203、トーフィーチャ205、およびブランド識別フィーチャ207を有するインクタンク300を収容するように設計されたインクタンク受け器400にきちんと挿入されている。エミュレーション要素200は、インクタンク受け器400にはめ込むように本来設計されていないインクタンク100に取り付けられている。しかし、エミュレーション要素200がインクタンク100に取り付けられたので、インクタンク受け器400をもつプリントエンジンが、搭載されたインクタンクが適合インクタンク300でなく、「不適合」インクタンク100であることを検出しないように、エミュレーション要素200を有するインクタンク100はインクタンク受け器400および/またはプリントエンジンのいろいろなフィーチャおよびセンサと相互に作用する。 【0015】エミュレーション要素200は、適当な、既知の、またはもっと後に開発されたデバイス、構造、または材料を使用して、インクタンク100に取り付けることができる。たとえば、エミュレーション要素200は、接着剤、Velcro(登録商標)要素、磁石、ねじ、またはテープによって、インクタンク100に取り付けることができる。さらに、エミュレーション要素200は、インクタンク100を横断するスリップフィットによって、あるいはインクタンク100に設けられた雄要素および/または雌要素をもつフィット(スナップフィットを含む)によって、インクタンク100に取り付けることができる。さらに、エミュレーション要素200は、他の適当な、既知の、またはもっと後に開発された取付け具、材料、または機構によって、インクタンク100に取付けることができる。 【0016】図4は、エミュレーション要素200をもつ、またはもたないインクタンク100または300を受け入れるように設計されたインクタンク受け器400を示し、エミュレーション要素200はプリントヘッド400に挿入されるところである。インクタンク受け器400は、さらに、インクタンク100または300をもつ、またはもたないエミュレーション要素200を受け入れるように設計されている。図4は、インクタンク受け器400とエミュレーション要素200の相対的寸法を示すと共に、インクタンク100から切り離されて、インクタンク受け器に挿入されたエミュレーション要素200を示す。エミュレーション要素200を単独でインクタンク受け器400に挿入することによって、エミュレーション要素200を試験することができる。また、フィーチャ203、フィーチャ205、およびフィーチャ207に対する望ましい変更または調整を行うことができる。たとえば、インク識別インジケータ207(たとえば、ラベル)を変更し、試験することができる。もちろん、上記の試験は、エミュレーション200をインクタンク100に取り付けるときに行うことができる。 【0017】図5と図6は、それぞれ、横に並べて置かれた3個のエミュレーション要素200の構造細部の正面図と下方から見た斜視図である。それらのエミュレーション要素200は互いに離して置くこともできるし、接合することもできる。各エミュレーション要素200は、トー部分205、インク識別フィーチャ201、インクレベル観察インジケータ203、およびインクタンクブランドインジケータ207のうちの1つまたはそれ以上を含むことができる。インクタンク受け器によっては、それらのフィーチャが1個だけのほうが望ましいかもしれないし、1個またはそれ以上の複数のほうが望ましいかもしれない。 【0018】本発明に係るエミュレーション要素は、任意のインクタンクをプリントエンジンの決められたインクタンク受け器に本来挿入することになっている形式のインクタンクであるように見せることができる。さらに、本発明に係るエミュレーション要素は、あるデバイス、すなわちエミュレーション要素をもつインクタンクを、あたかもそのデバイスが別のデバイス、たとえば特定のプリントエンジンの特定のインクタンク受け器に使用するように設計された適合インクタンクであるように見せることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】590000798 【氏名又は名称】ゼロックス・コーポレーション
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| 【出願日】 |
平成13年12月21日(2001.12.21) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100059959 【弁理士】 【氏名又は名称】中村 稔 (外9名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−211000(P2002−211000A) |
| 【公開日】 |
平成14年7月31日(2002.7.31) |
| 【出願番号】 |
特願2001−388703(P2001−388703) |
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