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【発明の名称】 画像形成装置
【発明者】 【氏名】相田 和憲

【氏名】関野 秀樹

【氏名】五味 政幸

【氏名】加藤 竹博

【氏名】中島 範智

【要約】 【課題】無線機能を有する画像形成装置において、それを用いるユーザへの利便性を向上する。

【解決手段】情報信号に基づいて画像を印刷できる複合機1を省電力モードと待機モードとを有して設ける。情報信号を無線にて発信できる端末装置3から発信される情報信号を検出可能な受信装置2を複合機1に設ける。複合機1が省電力モード中に端末装置3からの情報信号を受信装置2が受信したとき、複合機1を省電力モードから待機モードに移行させる制御部100を設ける。
【特許請求の範囲】
【請求項1】情報信号に基づいて画像を印刷できる印刷機能を少なくとも有する複合機が省電力モードと待機モードとを有して設けられ、情報信号を無線にて発信できる端末装置から発信される情報信号を検出可能な受信部が設けられ、複合機が省電力モード中に端末装置からの情報信号を受信部が受信したとき、複合機を省電力モードから待機モードに移行させる制御部が設けられていることを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】複合機は、待機モードへの移行に伴い、複合機の各プロセスの初期化と、印刷のための定着部の昇温とを実行するようになっていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】複合機は、さらに画像読取部を備え、待機モードへの移行に伴い、画像読取部のスキャナー部で、光学ユニットのホームポジションヘの復帰、原稿への照射光源の点灯、および照射光源が所定光量となったときのシェーディング補正を実行するようになっていることを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
【請求項4】複合機は、FAX機能を備え、待機モードへの移行に伴い、FAX機能の回線接続準備モードを実行するようになっていることを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の画像形成装置。
【請求項5】複合機は、複合機に配置される排紙トレイと、複合機における各状況を示すための表示パネルとを備え、複合機は、待機モードへの移行に伴い、端末装置から受信部にて受信した情報信号に基づく印刷用紙を形成して排紙トレイ上に排出し、上記印刷用紙の存在を示すために、上記排紙トレイを動作させる、および上記排紙トレイの位置を表示パネルに表示するの、少なくとも一方を実行するようになっていることを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載の画像形成装置。
【請求項6】複合機は、待機モードへの移行に伴い、複合機が有する各処理モードの内の、コピアモードを最優先し、表示するようになっていることを特徴とする請求項1ないし5の何れかに記載の画像形成装置。
【請求項7】複合機は、情報信号を受信すると、複合機にストックされている複数の印刷ジョブから、上記情報信号に該当する端末装置からの印刷ジョブを最優先して印刷するようになっていることを特徴とする請求項1ないし6の何れかに記載の画像形成装置。
【請求項8】制御部は、端末装置からの情報信号を受信できなくなったとき、複合機を待機モードから省電力モードに移行させるようになっていることを特徴とする請求項1ないし7の何れかに記載の画像形成装置。
【請求項9】複合機の動作中に、端末装置からの情報信号を受信部が受信できなくなった場合、複合機の動作が終了したときに、制御部は、複合機を待機モードから省電力モードに移行させるようになっていることを特徴とする請求項1ないし8の何れかに記載の画像形成装置。
【請求項10】複合機の動作中に、端末装置からの情報信号を受信部が受信できなくなった場合、複合機の動作が終了したときに、複合機は、プリンタモード、ならびにFAXの受信モードに切り替わるようになっていることを特徴とする請求項1ないし9の何れかに記載の画像形成装置。
【請求項11】複合機は、受信部が情報信号を受信できなくなったとき、複合機の動作中に送信されてきた端末装置からの印刷要求を処理するようになっていることを特徴とする請求項1ないし10の何れかに記載の画像形成装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ機能やコピア機能やFAX機能等を有し、ユーザに対する操作性を向上できる画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置においては不特定多数のユーザが、許可なく装置を使用する事を防止するために、装置に暗証番号を登録し、装置を使用したいユーザはその暗証番号を入力する事で、装置の動作が許可されて、使用する事が可能となる手法が用いられている。前述の手法は、課金制度の一環としても利用され、例えば近年、コンビニエンスストア等に画像形成装置(複写機)を設置する際に多く用いられている。
【0003】他の手法として、例えば特開平5−336323号公報では、暗証番号に相当するものとしてバーコードを画像形成装置が認識・判断することで、コピア機能の許可/非許可を制御可能とし、ユーザの利便性を高めている。
【0004】また、特開平6−233046号公報では、前述の暗証番号に相当するものとしてIDカードにて管理し、また画像形成装置側ではIDカード毎に割り振られたIDコードに対して、過去の要求ジョブ内容等を含む来歴データを管理することで、IDカードが指定されれば、過去の要求ジョブを参考に、画像形成装置側より要求ジョブを推定し、該要求ジョブを装置に設定するようになっている。
【0005】従って、ユーザはIDカードを示すことで、画像形成装置の操作部に触れることなく、印刷処理等に関わる諸条件が自動的に設定され、即座に装置を稼動させることができる。
【0006】近年、複写機能(コピア機能)やFAX機能やプリンタ機能等の複合機能を備えた画像形成装置(複合機)においては、電話回線等の通した1つのネットワーク上に連結された端末装置からの印刷、電話回線からの印刷、ならびにコピア機能としての印刷を要求されると共に、画像形成装置の省電力化のために「待機モード」から「省電力モード」(省エネモード)へのモード切り替えが速くなっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来では、動作していない、通常時には省電力モードとなっている画像形成装置をユーザを使用とするとき、省電力モードから待機モードにユーザが操作指示(手動)にて切り替えるため、省電力モードから待機モードに移行するまでウォーミングアップのために待つ必要があり、複合機の使用において利便性に欠けるという問題を生じている。
【0008】すなわち、このような複合機において、ユーザが複合機に近づく目的は、明確であって、■:コピア機能としての使用■:FAX機能としての送信■:各端末装置等からの情報信号に基づいて印刷した印刷用紙の取り出し、等の以上の3点に絞られることが多い。
【0009】このような目的をユーザが持って複合機に近づいても、従来のように複合機に暗証番号を入力した後に、複合機が「省電力モード」から「待機モード」に移行するために、通常のウォームアップ動作を行なうと、ユーザが複合機の前で待機するウォームアップ時間が無駄となる。
【0010】また、特開平5−336323号公報や特開平6−233046号公報に記載の各画像形成装置おいては、共に「省電力モード」を意識していない構成となっている。
【0011】よって、本発明では、「省電力モード」等の省電力機能が作用する複合機において、ユーザが複合機を使用する状況のときには、予め省電力状態を解除させて、待機モードに上記複合機を設定しておくことで、複合機の利便性を高めることを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の画像形成装置は、以上の課題を解決するために、情報信号に基づいて画像を印刷できる印刷機能を少なくとも有する複合機が省電力モードと待機モードとを有して設けられ、情報信号を無線にて発信できる端末装置から発信される情報信号を検出可能な受信部が設けられ、複合機が省電力モード中に端末装置からの情報信号を受信部が受信したとき、複合機を省電力モードから待機モードに移行させる制御部が設けられていることを特徴としている。
【0013】上記構成によれば、端末装置からの情報信号を受信部が受信することで、複合機の省電力モードが待機モードに解除可能であることにより、ユーザが端末装置を持ち歩いて複合機に接近、または複合機からの所定距離範囲内で端末装置の源伝をONすれば、事前に複合機の省電力モードが解除されて、上記複合機は待機モードに設定することができる。
【0014】このため、上記構成では、複合機が省電力モードであるか否かに関わらず、ユーザが上記複合機を使用する際には、即時に使用可能な待機モードに複合機が予め遷移(移行)しているため、ユーザは複合機の省電力モードが待機モードに解除されるのを待つ時間を軽減でき、ユーザに対する利便性を向上できる。
【0015】上記画像形成装置では、さらに、複合機は、待機モードへの移行に伴い、複合機の各プロセスの初期化と、印刷のための定着部の昇温とを実行するようになっていることが好ましい。
【0016】上記構成によれば、さらに、省電力モードが解除される際、複合機の各プロセスの初期化と、定着部の昇温が行われるため、印刷に伴う複合機の前準備が事前に行われ、記録媒体の印刷不良や、トナーの定着不良を防止することができると共に、画像の印刷機能を即時利用することもできる。
【0017】上記画像形成装置においては、さらに、複合機は、さらに画像読取部を備え、待機モードへの移行に伴い、画像読取部のスキャナー部で、光学ユニットのホームポジションヘの復帰、原稿への照射光源の点灯、ならびに照射光源が所定光量となったときのシェーディング補正を実行するようになっていてもよい。
【0018】上記構成によれば、さらに、省電力モードが解除される際、画像読取部のスキャナー部の初期化等が行われるため、原稿読み取りに伴う複合機の前準備が事前に行われ、原稿画像の読み取り不良を防止することができると共に、画像の読取機能の即時利用も可能となる。
【0019】上記画像形成装置では、さらに、複合機は、FAX機能を備え、待機モードへの移行に伴い、FAX機能の回線接続準備モードを実行するようになっていてもよい。
【0020】上記構成によれば、さらに、省電力モードが解除される際、複合機の回線接続準備が行われるため、FAX送信に伴う複合機の前準備が事前に行われ、FAX送信の際の回線接続エラー等、エラー要因を抑制することができると共に、FAX送信といったFAX機能の即時利用も可能となる。
【0021】上記画像形成装置においては、さらに、複合機は、複合機に配置される排紙トレイと、複合機における各状況を示すための表示パネルとを備え、複合機は、待機モードへの移行に伴い、端末装置から受信部にて受信した情報信号に基づく印刷用紙を形成して排紙トレイ上に排出し、上記印刷用紙の存在を示すために、上記排紙トレイを動作させる、および上記排紙トレイの位置を表示パネルに表示するの、少なくとも一方を実行するようになっていてもよい。
【0022】上記構成によれば、さらに、省電力モードが解除される際、受信部にて受信した情報信号に該当する端末装置からの情報信号に基づく印刷物が、排紙トレイに収納されている旨をユーザに告知可能であるため、該当ユーザが印刷を行った印刷物を、各排紙トレイの全てをそれぞれ確認する手間を省いて取得でき、また印刷物の取り忘れを防止できる。
【0023】このような上記構成では、ユーザが画像形成装置を操作する内容を推測し、その旨をユーザに通知することができて、ユーザに対する利便性を向上させることができる。
【0024】上記画像形成装置では、さらに、複合機は、待機モードへの移行に伴い、複合機が有する各処理モードの内の、コピアモードを最優先し、表示するようになっていてもよい。
【0025】上記構成によれば、さらに、省電力モードが解除される際、複合機の初期モードがコピアモードであるため、ユーザがコピア(複写操作)を行うにあたって操作する手順が増えず、操作性を悪化させることなく、コピアを実現することができる。このような上記構成では、ユーザが画像形成装置を操作する内容を推測し、その旨をユーザに通知することができて、ユーザに対する利便性を高めることが可能となる。
【0026】上記画像形成装置においては、さらに、複合機は、情報信号を受信すると、複合機にストックされている複数の印刷ジョブから、上記情報信号に該当する端末装置からの印刷ジョブを最優先して印刷するようになっていてもよい。
【0027】上記構成によれば、受信部で受信した端末装置からの情報信号に対応する端末装置からの印刷ジョブが、最優先で印刷されることで、多数の印刷ジョブが複合機に受け付けられている場合でも、複合機に接近したユーザによる印刷物が最優先で出力されるため、ユーザが複合機より印刷物が出力されるのを待つ機会を減少でき、利便性を向上することができる。
【0028】上記画像形成装置では、さらに、制御部は、端末装置からの情報信号を受信できなくなったとき、複合機を待機モードから省電力モードに移行させるようになっていることが好ましい。
【0029】上記構成によれば、端末装置からの情報信号を受信部が受信できなくなった場合、複合機が速やかに待機モードから省電力モードへ復帰するため、ユーザの利便性を悪化させることなく、省エネ対策を行うことができる。
【0030】上記画像形成装置においては、さらに、複合機の動作中に、端末装置からの情報信号を受信部が受信できなくなった場合、複合機の動作が終了したときに、制御部は、複合機を待機モードから省電力モードに移行させるようになっていてもよい。
【0031】上記構成によれば、画像形成装置の省電力モードの状態への遷移は、ユーザの複合機への手動によりアクションではなく、ユーザの動作や移動に依存してできるので、そのような遷移を自動化できて、ユーザに対する利便性および省エネ(省電力化)が確実化できる。
【0032】上記画像形成装置では、さらに、複合機の動作中に、端末装置からの情報信号を受信部が受信できなくなった場合、複合機の動作が終了したときに、複合機は、プリンタモード、ならびにFAXの受信モードに切り替わるようになっていてもよい。
【0033】上記構成によれば、ユーザが画像形成装置に対する処理を終えたと推測できる場合には、プリンタモード、ならびにFAXの受信モードといった、適切な処理モードヘ遷移することができる。
【0034】このことから、上記構成では、複合機と端末装置との間で形成されるネットワークからのプリント要求やFAX受信といった複合機における外部割込み要因発生時に、その割り込み要因に対応するタイムラグを減少でき、複合機の稼働率を高めることができて、ユーザにおける待ち時間の減少というユーザに対する利便性を向上できる。
【0035】上記画像形成装置においては、さらに、複合機は、受信部が情報信号を受信できなくなったとき、複合機の動作中に送信されてきた端末装置からの印刷要求を処理するようになっていてもよい。
【0036】上記構成によれば、ユーザが画像形成装置に対する処理を終えたと推測できる場合には、中断されていた印刷ジョブを自動的に処理、つまり複合機の動作中に受信した他の端末装置からの印刷要求を引き続き処理することで、複合機にて受け付けた印刷要求を滞らせえることがなく、システム内の調和を保つことができて、ユーザに対する利便性を向上できる。
【0037】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図1ないし図7に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、以下、図に示す実施の形態に基づいて、本発明を記述するが、これによって本発明は限定されるものではない。
【0038】本実施の形態にかかわる画像形成装置である、少なくとも印刷機能を有する小型デジタル複合機(以下、複合機とする)の構成は、図2に示すように、略コの字型の形状の複合機1を有しており、その複合機1にスキャナー部A、転写部B、シート搬送部Cと、これらを制御する制御部としてのCPU100(図1参照)が設けられている。
【0039】まず、スキャナー部Aについて説明する。スキャナー部Aは、上面に透明なガラス等からなる原稿台7を有している。そして、この原稿台7の下方には、スキャナー光学系10が配されている。このスキャナー光学系10には、露光ランプ11、各反射鏡12a、12b、12c、結像レンズ13、光電変換素子(CCD)14とが備えられている。露光ランプ11は、原稿台7上に載置された原稿に対して光を走査するための光源である。各反射鏡12a、12b、12cは、原稿からの反射光を、例えば図中に一点鎖線で示すように、結像レンズ13およびCCD14まで導くものである。
【0040】CCD14は、結像レンズ13によって結像された反射光を受光し、この反射光に応じた電気信号の画像データを生成するものである。この画像データは、CPU100(図1参照)によって所定の画像処理が施された後、後述するレーザースキャニングユニットに伝達される。上記説明は原稿固定方式における原稿中の画像情報の読み取り方法を述べたものであるが、原稿移動方式と原稿固定方式を併設したスキャナー部を前記複合機のスキャナー部Aとして使用してもよい事は明らかである。
【0041】また原稿台7の近辺には、複合機の状態等をユーザヘ通知する表示パネル8と、ユーザとのマンマシンインタフェースを提供する操作キー部9とを有する操作パネル6が設けられており、この操作パネル6に表示された内容に対応する操作キー部9や、個別の機能を有する操作キー部9の操作キーにより、本複合機の稼動条件を設定できるようになっている。
【0042】次に、転写部Bおよびシート搬送部Cについて説明する。図2に示すように転写部Bは、感光体ローラ28、帯電部29、現像部30、転写チャージャー31およびクリーニング装置32と、レーザースキャニングユニット(LSU;図示せず)とを備えている。感光体ローラ28は、ドラム形状の感光体ローラであり、所定のプロセス速度で、シートP(転写紙)の搬送方向に沿った矢印方向に回転駆動されるようになっている。
【0043】帯電部29は、感光体ローラ28の表面を所定の電位に均一に帯電させるものである。LSUは、帯電された感光体ローラ28の表面をレーザー光によって、画像データに基づいて露光することにより、この表面に、スキャナー部Aによって生成された画像データに応じた静電潜像を形成するものである。現像部30は、LSUによって形成された静電潜像を現像ローラ30aから供給されるトナーにより現像することによって、感光体ローラ28上にトナー像を形成するものである。
【0044】転写チャージャー31は、感光体ローラ28上のトナー像をシートPに転写するものである。クリーニング装置32は、トナー像がシートに転写された後、感光体ローラ28の表面に残留したトナーを除去するものである。
【0045】そしてシート搬送部Cは図2に示すように、主搬送路F、給紙搬送路N、副搬送路S、手差し搬送路M、排出搬送路R、固定給紙カセット15、手差しトレイ16、ピックアップローラ18、各給紙ローラ19、21、レジストローラ22、定着ローラ23、排紙ローラ25、排紙口40、排出トレイ39、および各搬送ローラ27a、27b、27cと、図示しないレジスト前検知スイッチ、定着紙検知スイッチおよび排紙検知スイッチとを備えている。
【0046】固定給紙カセット15は、印刷にかかるシートPを収納するためのものであり、手差しトレイ16は、固定給紙カセット15に収納できない、あるいは収納したくない種類のシートPを給紙するためのものである。各ピックアップローラ18は、それぞれ、固定給紙カセット15あるいは手差しトレイ16の、シートPの搬送方向の先端に備えられ、これら固定給紙カセット15、手差しトレイ16からシートPを出紙するための半月状の呼び込みローラである。
【0047】給紙ローラ21は、手差しトレイ16から取り出されたシートPを、手差し搬送路Mを介して主搬送路Fに送り込むための搬送ローラである。また、同様に、給紙ローラ19は、固定給紙カセット15から取り出されたシートPを、給紙搬送路Nを介して主搬送路Fに送り込むためのものである。
【0048】また、固定給紙カセット15および手差しトレイ16には、シートPの排出を補助するための、図示しないシートさばき部が設けられている。このシートさばき部は、ローラと摩擦シート部材あるいは逆転ローラとから構成することが可能である。また、給紙搬送路N、副搬送路Sおよび手差し搬送路Mは、レジストローラ22の上流側(カセット側を上流、排出側を下流とする)で合流している。
【0049】そして、この合流箇所の近傍に、レジスト前検知スイッチが設けられている。このレジスト前検知スイッチは、主搬送路Fに向けて搬送されているシートPが、所定の位置を通過したことを検知し、所定の検知信号を出力するためのものである。
【0050】レジストローラ22は、主搬送路Fより搬送されているシートPをいったん保持するものであり、感光体ローラ28上のトナー像をシートPに良好に転写できるように、感光体ローラ28の回転にあわせて、シートPを転写チャージャー31にタイミングよく搬送する機能を有するものである。すなわち、レジストローラ22は、レジスト前検知スイッチが出力した検知信号に基づいて、感光体ローラ28上のトナー画像の先端が、シートPにおける印刷範囲の先端に押し付けられるように、シートPを搬送するようになっている。
【0051】定着ローラ23は、感光体ローラ28からトナー像が転写された後のシートPにおけるトナー像を、高温、高圧で押し潰すことにより、シートP上に熱定着させて、印刷を完了するためのものである。定着紙検知スイッチは、シートPが定着ローラ23を通過したことを検知するためのものである。定着ローラ23の下流側では、主搬送路Fと副搬送路Sとの分岐点(合流点)が設けられている。
【0052】また、この分岐点には、シートPの搬送路を設定するための、断面くさび形状のガイド部材41が備えられている。さらに、排出搬送路Rの終端に位置する排紙口40の近傍には、シートPを排出トレイ39上に排出するための排紙ローラ25が設けられている。
【0053】これら排紙ローラ25およびガイド部材41は、副搬送路Sとともに、両面印刷機構として機能するように設定されている。すなわち、通常の片面印刷では、ガイド部材41の先端部を上側に回動しておくことによって、主搬送路Fと排紙ローラ25との間が開放されるようになっている。これにより、定着ローラ23を抜けたシートPは、排出搬送路Rに搬送された後、排紙ローラ25によって排出トレイ39に載置される。
【0054】一方、シートPの双方の面に印刷を行う場合、シートPの一方の面に対する印刷が終了し、シートPが主搬送路Fから排出搬送路Rに搬送されたときに、ガイド部材41の先端部が下側に回動され、副搬送路Sと排紙ローラ25との間が開放されるように設定されている。その後、排紙ローラ25は、シートPの後端部がガイド部材41を通過するまで順方向(排紙方向)に回転した後、シートPを保持したまま、逆方向に回転する。これにより、シートPは、後端部から副搬送路Sに運ばれ、各搬送ローラ27a〜27cを介して再びレジストローラ22まで搬送され、裏面に印刷されるようになっている。なお、ガイド部材41の近傍には、シートPがガイド部材41を通過したことを検知するための検知スイッチ(図示せず)が設けられている。
【0055】そして後処理部Dは図2に示すように、後処理搬送路Tや後処理装置34、搬送路切り換えゲート36、及び後処理搬送ローラ37とを備えている。後処理搬送路Tは、搬送路切り換えゲート36や後処理搬送ローラ37がCPU100(図1参照)により制御されることで、通常、画像形成後に搬送されるシートPを、排出トレイ39ではなく後述の各可動式排紙トレイ35−1 〜35−n へ排出するための搬送路となるものである。
【0056】また後処理装置34は、CPU100(図1参照)による制御により上下可動を行う各可動式排紙トレイ35−1 〜35−n を有し、ユーザの指示、或いは印刷要求毎等により各可動式排紙トレイ35−1 〜35−n を移動することで、排出されるシートPを異なる各可動式排紙トレイ35−1 〜35−n の何れかへ排出できるようになっている。
【0057】本実施の形態では、「省電力モード(スリープモード)」等の省電力機能が作用する画像形成装置において、ユーザが画像形成装置を使用する状況を得る手法に無線技術を用い、この無線技術として近年注目されているBluetooth を用いた場合を説明する。よって以下にBluetooth における通信規格等についてを説明する。
【0058】Bluetooth で使用する周波数帯は、日本では中速の無線LANとして割り当てられている2.4GHz帯である。この周波数帯域は、国際的には電子レンジや医療機器などのISMバンド(産業科学医療用帯域:2400MHz〜2483.5MHz)として使われている周波数帯域である。
【0059】この周波数帯域に、無線免許の不要な微小電力の無線機器としてBluetooth も参入した。別の見方をすれぱこの周波数帯域は、無秩序で干渉・雑音の多い周波数環境といえる。ISM帯を通信に利用する場合は、スペクトラム拡散方式を用いることが日欧米で義務付けられている。Bluetooth では、周波数ホッピング・スペクトラム拡散通信方式(SSFH:Spread Spectrum Frequency Hopping )が採用されている。上記SSFHは、一定時間ごとに搬送波の周波数を変え(周波数ホッピング)、伝送する方式であり、他のシステムの通信に対しても、また他からの妨害も受けにくいものである。
【0060】Bluetooth の搬送波周波数はISM(Industrial Scientific Medial)帯であるが、日本では2471MHz〜2497MHzとなっている。変調方式は2値周波数シフトキーイング方式(0.5BTガウシアンフィルタ2FSKlMシンボル/秒。変調指数0.28〜0.35)である。ホッピングは通常動作時で1600ホップ/秒(1MHz間隔)で、5種類の異なるホッピングシーケンスがある。
【0061】Bluetooth チャネルはそれぞれ1MHzの帯域を有する。周波数ホッピングは79チャネル(日本では23チャネル)に渡って行われる。変調方式が2FSKなので、搬送波が「1」と「0」をあらわす2つの周波数の間でシフトする。この変調方式では振幅と位相は大きな意味をもたない。
【0062】送信電力はクラス(1)が1mW〜100mW、クラス(2)が0.25mW〜2.5mW、クラス(3)が1mW(最大伝送距離が10m)である。データ転送速度は、非同期チャネルでは非対称リンクの最大721kビット/秒(戻り方向57.6kビット/秒)と、対称リンクの432.6kビット/秒(データ転送速度が1Mシンボル/秒よりも低いのはプロトコル特有のオーバヘッドがあるため)である。
【0063】リンク制御ユニット(リンク・コントローラ)は、ネットワーク接続の確立やパワーセーブ、誤り訂正(FEC:Forward Error Correction)、認証、暗号化などを受けもつようになっている。
【0064】Bluetooth 無線機(送受信機)は、マスタユニットとスレーブユニットのどちらかとして働くものである。リンクマネージャがマスタユニットとスレーブユニットとの間の接続を確立するようになっている。マスタユニットは最大7台のスレーブと同時に通信でき、ほかに200台以上のスレーブを登録することもできる。この制御エリアは「ピコネット」として定義されている。
【0065】あるピコネットのマスタユニットは、別のピコネットのマスタユニットに対するスレーブユニットとして機能することもできる。ピコネットのネットワークを「スキャッタネット」と呼ぶ。これらピコネットおよびスキャッタネットのスレーブユニットは多くの場合、スタンバイモード(省電力モード)になっており、上記スレーブユニットにおいて消費電力を低減している。
【0066】Bluetooth の帯域は、タイムスロットに分割されており(TDD:Time Division Duplexing 、時分割双方向)、各スロットが1つのRFホップ周波数に対応するように設定されている。マスタユニットは偶数番号のタイムスロットで、スレーブユニットは奇数番号のタイムスロットで送信するように設定されている。ピコネット内部のデータ(音声や画像を含む)のビット列は、パケットで送信される。パケット長は1タイムスロット、3タイムスロット、5タイムスロットがある。1パケットはアクセス・コード、ヘッダ、ペイロードからなる。
【0067】上述のBluetooth を無線技術に用いた、画像形成装置に関わるシステム構成例(画像形成装置の無線リンクシステム)は、図1に示すように、LAN等のネットワーク上に有線により、もしくは、より好ましく形態である無線により互いに連結された、発信装置4を備えた各端末装置3と、後述する受信装置2を備えた複合機1とからなるものである。
【0068】各端末装置3としては、ザウルス等の各携帯端末3−1、3−2、デスクトップ端末3−3の、ノート端末3−4、及び携帯電話3−5のような、様々な端末種別が挙げられる。しかしながら、特定の端末種別のみにより上記システムを構成しても、何ら問題はない。
【0069】各端末装置3には、情報信号を無線にて、例えば上記Bluetooth の規格に準じて発信できる発信装置4が、発信装置4−1、4−2、4−3、4−4として、それぞれ脱着可能/固定の何れかで接続されている。携帯電話3−5に関しては、携帯電話3−5の内部に予め同様な発信装置が組み込まれている。上記情報信号には、各発信装置4を識別するための識別コード(後述では、各周波数)や画像情報や印刷要求が含まれる。
【0070】このような発信装置4では、その存在を常時示すために、電源ONの状態において、識別コードを含む情報信号を携帯電話3−5と同様に所定間隔にて外部に無線にて発信するようになっている。
【0071】そして、複合機1には、各端末装置の発信装置4に対応して、上記発信装置4からの情報信号を無線にて受信できる受信装置(受信部)2が取り付けられている。図1の受信装置2のブロック図を図3に示す。受信装置2の基本構成はベースバンド部とRF(高周波)送/受信機部とで構成され、内部のフィルタや変調器については、Bluetooth の規格と同等であるため、本実施の形態ではそれらの詳細な説明を省略する。複合機1では受信装置2の入出力も、複合機1のCPU100へ送受信されるようになっている。
【0072】図1の発信装置4は他の発信装置4と区別するために、発信する情報信号の周波数がそれぞれ表1に示すように互いに異なるように設定されているため、受信装置2は、受信した情報信号から表1の各周波数を時分割処理にて認識して各端末装置3をそれぞれ特定する。
【0073】
【表1】

【0074】そして、複合機1側では受信装置2にて認識された情報信号の各周波数により、発信先の端末装置3を特定することで複合機1側へ接近した、または複合機1に対し、例えば印刷指示を送信した上記端末装置3を携帯もくしは操作しているユーザを限定して、複合機1において、省電力モードから待機モードに、いち早く移行することができる。以下にその移行の手順についてを説明する。
【0075】本実施の形態では、図1のシステム構成において、複合機1にユーザが近づくことで、そのユーザに対する処理を優先的に行う処理手順について、図1のシステム図と図4のフローチャートを用いて以下に説明する。
【0076】まず、図1の受信装置2にて、受信した信号から、端末装置3より送信された情報信号の周波数の有無を断続的に継続して検知し(ステップ101、以下、ステップをSと略す)、S102にて受信した情報信号の周波数により、送信した端末装置3を特定つまりユーザを限定できるか否かを判断し(S102)、ユーザを限定できないときには、S101に戻り、省電力モードにて待機状態となり、ユーザを限定できるときには、次のS103へと進む。
【0077】S102にて受信装置2が受信した周波数の情報信号は、発信装置4から発信しているので、受信装置2が発信装置4からの所定の周波数(所定のホッピングパターンの信号)の情報信号を受信した場合は、発信装置4が複合機1に接近してきていることを意味し、これは例えばユーザが端末装置3を持ち歩いて、複合機1に接近してきていることを意味する(Bluetooth の無線規格として、通常使用されるクラス(3)では送受信する最大許容範囲は10m程度である)。
【0078】ただし、持ち運びが不便なデスクトップ端末3−3の場合には、デスクトップ端末3−3が受信装置2に対し、上記の許容範囲内に載置されており、その電源がONされたときに、上記デスクトップ端末3−3の発信装置4−3から上記情報信号を前述の所定間隔にて発信するようになっている。よって、上記情報信号を受信装置2が検知したときには、デスクトップ端末3−3から何らかの要求が送信されるものと判断して、複合機1は、予め省電力モードから待機モードに移行することになる。
【0079】S103では、複合機1の稼動状態を判定し、稼動中(待機モードの状態)であれば、後述する図6のS300へ進むが、省電力モードの状態であれば、省電力モードの状態より、待機モードの状態に復帰するための、S104、S105、S106、Sl07と、複合機1に近づいてきたユーザに対する処理として、S113とを並列的に処理する。
【0080】よって、従来、複合機が省電力モードの状態より待機モードの状態に復帰するには、ユーザが複合機に対して手動にて何らかのアクションを起こす必要があったが、本発明によれば上述のようにユーザが複合機1に近づいてきたことを複合機1が自動的に(つまり、ユーザが何らアクションを起こさずに)認識し、事前に、複合機1を省電力モードから待機モードの状態に復帰させることができることで、複合機1の各機能を使用する際のユーザに対する利便性を向上させることができる。
【0081】複合機1が省電力モードの状態より待機モードの状態に復帰する際に行われる処理は前述のように、S104での印刷プロセスの初期化(図2の感光体ローラ28およびその周辺部材をホットスタンバイ状態とする)や、S105での定着装置(定着部)の昇温(図2の定着ローラ23内部のヒータを昇温)、S106での原稿読取部初期化(図2のスキャナ光学系10の初期化や露光ランプ11の昇温)、そしてS107でのFAX回線接続の初期化(図2には図示していないが、FAX機能を有する複合機1にはスキャナー部Aで読み取った画像をFAX送信、および外部より送信されたFAX内容を受信するFAX受信機能が夫々具備され、ここでの初期化とは、受信FAX内容を装置内に記憶する際に使用されるメモリ空間の初期化や、FAX送信を行う回線を制御する部材の初期化を意味する)が並列的に行われる。
【0082】前述の複合機1の復帰処理に加えて並列的に行われるS113では、複合機1に接近したユーザが事前に印刷要求を行った、あるいは該ユーザ宛にFAXが受信されたかを判定し、該ユーザ宛の印刷物がなければS108へ進む。ここで該ユーザによる印刷要求の有無は、複合機1内で印刷要求の度に該印刷要求に対応するユーザを認識しておけばよく、また該ユーザ宛のFAX受信の有無に関しても、例えばFAX番号をダイヤルイン番号として登録しておき、着信番号よりユーザを判別する方法や、ISDN回線におけるユーザユーザ情報の利用、もしくはサブアドレスの利用等様々な手法が考えられるが、既知の技術であるため、詳細については省略する。
【0083】S113にて複合機1に接近したユーザに対する印刷物が存在する場合には、S114にてその旨をユーザに知らせるべく、印刷物が戴置されているトレイを稼動させることで、その旨をユーザに対し伝達することが可能となる。そのようなトレイの稼動とは、図2に示す各可動式排紙トレイ35−1 〜35−n のうち、戴置されている可動式排紙トレイを上下に移動させること等が考えられるが、特に限定しない。
【0084】そして、S115ではさらに、図2の操作パネル6に印刷物が収容されている旨を、図7の例のように表示することで、ユーザが印刷物の収容箇所を探す手間を無くし、利便性を高めることができる。なお、前述のS114でのトレイの稼動とS115による操作パネル6ヘの告知は、装置の低コスト化や多機能化といったニーズにより、少なくとも何れか一方を具備するように決定すればよい。
【0085】以上のS104〜S107と、S113〜S115によるユーザヘの印刷物の告知処理が行われた後では、S108にて複合機1の処理モードをコピアモードとすることで、ユーザが即印刷可能な状態へと複合機1の状態を遷移させる。このようにユーザが操作する初期状態をコピアモードとするのは、複合機1にて行う処理モードとして最もコピアモードの頻度が高いことに起因する。よってユーザが処理モードを手動によりコピアモードにする必要がないことで、利便性を高めることができる。
【0086】S109〜S112にて、ユーザによる印刷処理等の要求処理に対応し、図5に示すように、ユーザによる印刷処理等の処理要求が無くなったときには、S102にて検出した周波数が未だに継続して検出されているかを判定し(S200)、未だに検出されていればS207にて、ユーザにより要求された処理が完了するまでループ処理を行い、要求された処理が完了次第、S203へ進む。
【0087】一方、S200にてS102で検出した周波数の情報信号が検出されないと判断した場合には、ユーザにより要求された処理があるか否かを判定し(S201)、なければS203へ進むが、要求された処理があれば、要求された処理が完了するまで、S201との問でループ処理を行った(S202)後に、S203へ進む。
【0088】続いて、S203では前述の印刷処理中に、図1に示すネットワーク上の他の端末装置3からの印刷要求や、FAX受信による印刷要求があったか否かを判定し、印刷要求があれば、メモリに蓄積された印刷情報の印刷処理を行う(S204、S205)が、なければS206へ進むことで複合機1の処理モードをプリンタモード、もしくはFAX受信モードヘ切り替えて待機する。
【0089】ここで、複合機1をプリンタモードやFAX受信モードとすることで、プリント要求やFAX受信要求といった外部装置からの外部割込み要因に対し、高レスポンスの対応が可能となる。
【0090】前述より複合機1にユーザが印刷要求を出し、印刷物を取り出した後に複合機1より離れた場合でも、速やかに複合機1は省電力モードの状態へ復帰することができる。さらに、複合機1にてユーザが印刷要求を出した後に即離席した場合でも、複合機1にて印刷処理が終了後、速やかに複合機1は省電力モードの状態へ復帰することができる。
【0091】次に前述のS102にて受信した周波数の情報信号により、送信元の端末装置3が特定できた際、既に複合機1が稼動していた場合の各処理(S300〜S306)についてを、図6を参照しながら以下に示す。
【0092】S300〜S301でのループ処理により、現在処理中の、例えば印刷処理が完了すれぱ、S302にて他の印刷要求が存在するかを判定し、他の印刷要求が無ければ、前述のS108へ進むことで、S102にて受信した周波数の情報信号に対するユーザヘの処理を行う。
【0093】続いて、S302にて他の印刷要求がメモリ中にあれば、S303へ進み、他の印刷要求の内にS102にて受信した周波数の情報信号に対する端末装置3からの印刷要求があるか否かを判定し、S102にて受信した周波数に対する端末装置3からの印刷要求が無ければ、前述のS108へ進むことで、S102にて受信した周波数の情報信号を発信した端末装置3を操作しているユーザヘの処理を行う。
【0094】しかし、S303にて前述の印刷要求に該当する印刷要求が存在する場合には、S304にて該当する印刷要求をメモリより取り出し、S305にて該印刷内容を印刷処理を行い、その後、S306で他に該当する印刷要求の有無を判定することで、S102にて受信した周波数の情報信号に対する端末装置3による印刷要求の全てを、優先的に印刷する。よって複合機1に接近するユーザに対する印刷要求が優先的に処理されることで、ユーザの希望する印刷物を早急に印刷することが可能である。
【0095】なお、上記では、ユーザの接近を受信装置2での特定の周波数の情報信号を検出することにより行った例を挙げたが、上記に限定されるものではなく、例えば、上記信号の検出強度を測定する測定手段を設け、所定のしきい値の強度以上となったときに、ユーザの複合機1に対する接近またはユーザからの複合機1への要求処理を検出するように設定してもよく、また、上記測定手段により検出強度の上昇率が所定の割合以上となったときにユーザの複合機1に対する接近またはユーザからの複合機1への要求処理を検出するように設定してもよい。
【0096】
【発明の効果】本発明の画像形成装置は、以上のように、情報信号に基づいて画像を印刷できる印刷機能を少なくとも有する複合機が省電力モードと待機モードとを有して設けられ、情報信号を無線にて発信できる端末装置から発信される情報信号を検出可能な受信部が設けられ、複合機が省電力モード中に端末装置からの情報信号を受信部が受信したとき、複合機を省電力モードから待機モードに移行させる制御部が設けられている構成である。
【0097】それゆえ、上記構成は、端末装置からの情報信号を受信部が受信することで、複合機の省電力モードが解除可能であることにより、ユーザが上記端末装置を持ち歩いて複合機に接近または上記端末装置を複合機に対する所定距離内にて電源をONすれば、事前に複合機の省電力モードが解除されて待機モードとなる。
【0098】このため、上記構成では、ユーザが複合機を操作して、複合機の省電力モードの状態が解除されるのを複合機の前で待つことが低減されるので、ユーザの利便性を向上させることができるという効果を奏する。
【出願人】 【識別番号】000005049
【氏名又は名称】シャープ株式会社
【出願日】 平成12年11月8日(2000.11.8)
【代理人】 【識別番号】100080034
【弁理士】
【氏名又は名称】原 謙三
【公開番号】 特開2002−144676(P2002−144676A)
【公開日】 平成14年5月22日(2002.5.22)
【出願番号】 特願2000−341045(P2000−341045)