| 【発明の名称】 |
プリンタ |
| 【発明者】 |
【氏名】小原 健
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| 【要約】 |
【課題】簡便な操作で蓋体の開閉を行い、かつ、簡便な構成によって前述した機能を得ることのできるプリンタを提供することを目的とする。
【解決手段】記録紙が収納されるプリンタ本体5と、このプリンタ本体の一端部近傍に回動可能に装着された蓋体6とからなり、この蓋体と前記プリンタ本体との連結部には、一端が前記プリンタ本体に回動自在に連結され、かつ、他端が前記蓋体に回動自在に連結されたリンク片12が設けられ、前記蓋体を、前記プリンタ本体を閉塞する位置に位置させた状態において、前記リンク片の、前記蓋体との連結部が、前記プリンタ本体との連結部よりも、前記プリンタ本体の内側へ位置させられるようになされている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 記録紙が収納されるプリンタ本体と、このプリンタ本体の一端部近傍に回動可能に装着された蓋体とからなり、この蓋体と前記プリンタ本体との連結部には、一端が前記プリンタ本体に回動自在に連結され、かつ、他端が前記蓋体に回動自在に連結されたリンク片が設けられ、前記蓋体を、前記プリンタ本体を閉塞する位置に位置させた状態において、前記リンク片の、前記蓋体との連結部が、前記プリンタ本体との連結部よりも、前記プリンタ本体の内側へ位置させられるようになされていることを特徴とするプリンタ。 【請求項2】 前記プリンタ本体には、前記記録紙へ印字を行う印字ヘッドが設けられ、前記蓋体には、前記記録紙を前記印字ヘッドとの間で挟持するプラテンローラが設けられ、かつ、前記印字ヘッドには、この印字ヘッドを前記プラテンローラへ向けて弾性的に押圧する付勢部材が装着されており、前記蓋体が前記プリンタ本体を閉塞する位置に位置させられた状態において、前記付勢部材により、前記プラテンローラを介して押圧されることにより、前記リンク片の、前記蓋体との連結部が前記プリンタ本体の内側へ向けて押圧係止されるようになされていることを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタに係わり、特に、携帯型のサーマルプリンタに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、たとえば、携帯型のサーマルプリンタとして、ロール状に巻回された記録紙が収納されるとともに、この記録紙に印字を行うサーマルヘッドが設けられたプリンタ本体と、このプリンタ本体に回動可能に装着され、このプリンタ本体の開閉をなす蓋体とを備え、この蓋体に、この蓋体を閉塞位置に位置させた状態において、前記記録紙を、前記サーマルヘッドととの間で挟み込むとともに、前記記録紙の搬送を行うプラテンローラが設けられた構成のものが知られている。そして、前記蓋体は、前記プリンタ本体に設けられた係止機構によって閉塞位置に係止されるようになされ、また、この係止機構を操作して、前記蓋体の係止を解除することによって、前記蓋体の開放を許容するようになっている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、このような従来のサーマルプリンタにあっては、つぎのような改善すべき問題点が残されている。すなわち、たとえば、前記記録紙を交換する等の目的で、前記蓋体を開放する場合、プリンタ本体を保持した状態で係止機構を操作して蓋体の係止を解除し、しかる後に、前記蓋体を回動させるといった操作を行わなければならないから、前記蓋体の開閉操作に両手を使う必要があり、このために、携帯状態で蓋体を開閉操作することが困難であるといった問題点である。したがって、従来では、プリンタを、一旦、机等に置き、前述した開閉操作を行うようにしている。しかしながら、作業現場においては、プリンタを載置する場所がない場合も多くあり、その際には、使用者の膝を利用して前述した操作を行わなければならないが、その度毎に、使用者は屈まなければならず、作業が繁雑である。 【0004】また、係止機構を設けることにより、プリンタの構成が煩雑化し、コストが高騰するといった問題点もある。 【0005】本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、簡便な操作で蓋体の開閉を行い、かつ、簡便な構成によって前述した機能を得ることのできるプリンタを提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載のプリンタは、前述した目的を達成するために、記録紙が収納されるプリンタ本体と、このプリンタ本体の一端部近傍に回動可能に装着された蓋体とからなり、この蓋体と前記プリンタ本体との連結部には、一端が前記プリンタ本体に回動自在に連結され、かつ、他端が前記蓋体に回動自在に連結されたリンク片が設けられ、前記蓋体を、前記プリンタ本体を閉塞する位置に位置させた状態において、前記リンク片の、前記蓋体との連結部が、前記プリンタ本体との連結部よりも、前記プリンタ本体の内側へ位置させられるようになされていることを特徴とする。本発明の請求項2に記載のプリンタは、請求項1に記載の前記プリンタ本体には、前記記録紙へ印字を行う印字ヘッドが設けられ、前記蓋体には、前記記録紙を前記印字ヘッドとの間で挟持するプラテンローラが設けられ、かつ、前記印字ヘッドには、この印字ヘッドを前記プラテンローラへ向けて弾性的に押圧する付勢部材が装着されており、前記蓋体が前記プリンタ本体を閉塞する位置に位置させられた状態において、前記付勢部材により、前記プラテンローラを介して押圧されることにより、前記リンク片の、前記蓋体との連結部が前記プリンタ本体の内側へ向けて押圧係止されるようになされていることを特徴とする。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。図1中、符号1は、本実施形態に係わるプリンタを示し、ロール状に巻回された台紙2に多数のラベル3を等間隔に仮着して形成された記録紙4が収納されるプリンタ本体5と、このプリンタ本体5の一端部に回動可能に装着され、このプリンタ本体5の開閉をなす蓋体6とを備えている。 【0008】さらに詳述すれば、前記プリンタ本体5の、前記蓋体6が取り付けられた側と反対側には、印字ヘッド7が装着されているとともに、この印字ヘッド7と前記プリンタ本体5との間には、この印字ヘッド7を、前記プリンタ本体5と蓋体6との合わせ面Fに沿って、前記プリンタ本体5と蓋体6との連結部へ向けて弾性的に押圧する付勢部材8が介装されている。 【0009】前記蓋体6には、この蓋体6が前記プリンタ本体5を閉塞する位置に位置させられた状態において、前記印字ヘッド7が、前記付勢部材8の弾性によって押圧されるとともに、前記印字ヘッド7との間で、前記記録紙4を挟持するプラテンローラ9が設けられ、また、このプラテンローラ9を回転駆動することにより、前記記録紙4の送りを行うモータ10と、このモータ10の回転を前記プラテンローラ9へ伝達するギア群11とが設けられている。 【0010】そして、本実施形態においては、前記プリンタ本体5の、前記蓋体6との連結部には、プリンタ本体5の底部へ向かう凹部5aが形成されており、この凹部5aの側壁と、前記蓋体6との間に、これらのプリンタ本体5と蓋体6とを連結するリンク片12が設けられている。 【0011】このリンク片12の一端部には、前記プリンタ本体5との連結をなす第1枢軸13が取り付けられているとともに、他端部には、前記蓋体6との連結をなす第2枢軸14が取り付けられている。 【0012】そして、前記第2枢軸14は、前記蓋体6を、プリンタ本体5を閉塞する位置に位置させた状態において、前記第1枢軸13よりもプリンタ本体5の底部側へ位置するようになされている。 【0013】さらに、本実施形態においては、前記蓋体6の、前記プラテンローラ9が装着された近傍には、印字処理が行われたラベル3の発行形態を変更する発行切換部材15が設けられている。 【0014】この発行切換部材15は、前記蓋体6に、前記印字ヘッド7の印字面とほぼ直交する方向に沿って摺動可能に設けられ、その摺動方向の略中間部に、ラベル挿通孔15aが形成された構成となっている。そして、図1に示すように、前記発行切換部材15を、プラテンローラ9から離間する方向に摺動させた際に、前記記録紙4の通過を許容するようになされ、また、図2に示すように、前記発行切換部材15をプラテンローラ9側へ摺動させた状態において、その端部によって前記記録紙4の台紙2を、前記プラテンローラ9に所定角度巻き付けるように屈曲させるとともに、前記ラベル挿通孔15aを、前記印字ヘッド7とプラテンローラ9との当接部に対向させるようになされている。 【0015】したがって、図1に示す状態においては、印字されたラベル3は、台紙2とともに排出され、また、図2に示す状態においては、印字後において、前記台紙2が、前記発行切換部材15によって強制的に湾曲させられることによって前記ラベル3が剥離され、この剥離されたラベル3が、前記発行切換部材15のラベル挿通孔15aから排出されるようになっている。 【0016】また、図1および図2において符号16は、前記プリンタ1を使用者のベルト等に固定するためのクリップを示す。 【0017】ついで、このように構成された本実施形態に係わるプリンタ1の作用について説明する。 【0018】まず、図1において、記録紙4を収納した使用状態を示すが、この使用状態において、蓋体6はプリンタ本体5を閉塞する位置に位置させられている。この状態において、前記蓋体6は、前記プリンタ本体5に対して合わせ面Fにおいて面接触させられており、かつ、前記リンク片12に取り付けられている第2枢軸14が、第1枢軸13よりも、前記プリンタ本体5の底部側へ位置させられている。さらに、前記付勢部材8の付勢力によって、前記蓋体6が、全体としてプリンタ本体5の連結部へ向けて付勢されていることから、この付勢力により、前記連結片12に、図1に矢印で示すように、前記第2枢軸14が設けられた側の端部が、プリンタ本体5の底部へ向かうようなモーメントが与えられる。 【0019】したがって、蓋体6が全体としてプリンタ本体5へ押し付けられるように付勢されることとなり、この結果、前記蓋体6が閉塞位置に保持される。 【0020】つぎに、蓋体6を開放する際の手順について図3以降を参照して説明する。まず、図3に示すように、前記蓋体6の、前記プリンタ本体5との連結部を、前記プリンタ本体5から離間させるようにして持ち上げる。このとき、蓋体6は、前記付勢部材8の弾性に抗して、若干前記印字ヘッド7側へ移動可能であることから、前記リンク片12が、第1枢軸13を中心として、図3における反時計回りに回動させられ、この結果、前記第2枢軸14がプリンタ本体5の外側へ位置させられて、前記蓋体6の、前記プリンタ本体5との連結部が、このプリンタ本体5から離間させられる。 【0021】ついで、図4に示すように、前記蓋体6を、前記印字ヘッド7から離間する方向に移動させることにより、前記プラテンローラ9と印字ヘッド7との係合を解除する。 【0022】これよりさらに、図5に示すように、前記蓋体6を、前記第2枢軸14を中心にして、反時計回りに回動させることにより、蓋体6をプリンタ本体5から大きく離間させて、このプリンタ本体5を大きく開放させる。この状態において、収納している記録紙4の交換作業が可能となる。そして、前記蓋体6を閉じる場合には、前述した手順と逆の手順を行えばよい。 【0023】このように、本実施形態に係わるプリンタ1にあっては、蓋体6をプリンタ本体5から引き離すような操作と、その逆の操作によって、前記蓋体6の開閉を行うことができる。したがって、極めて簡便な操作により蓋体6の開閉操作を行うことができる。しかも、蓋体6とプリンタ本体5とをリンク片12と、一対の枢軸13・14によって連結するといった簡素な構成によって前記機能を得ることができ、プリンタ1のコストの高騰を抑制することができる。 【0024】なお、前記実施形態において示した各構成部材の諸形状や寸法等は一例であって、設計要求等に基づき種々変更可能である。たとえば、前記実施形態においては、蓋体6を閉位置に保持するために、印字ヘッド7を押圧する付勢部材8の付勢力を用いた例について示したが、これに代えて、蓋体6の係止のために、別途付勢部材を設けるようにしてもよく、あるいは、プリンタ本体5や蓋体6を低弾性材料によって形成して、その弾性を利用することも可能である。 【0025】 【発明の効果】以上説明したように、本発明に係わるプリンタによれば、前記構成としたことにより、蓋体をプリンタ本体から引き離すような操作とその逆の操作によって、前記蓋体の開閉を行うことができる。したがって、極めて簡便な操作により蓋体の開閉操作を行うことができるとともに、プリンタを携帯した状態での開閉操作を可能にする。しかも、蓋体とプリンタ本体とをリンク片と、一対の枢軸によって連結するといった簡素な構成によって前記機能を得ることができ、プリンタのコストの高騰を抑制することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000130581 【氏名又は名称】株式会社サトー
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| 【出願日】 |
平成12年7月25日(2000.7.25) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2002−36666(P2002−36666A) |
| 【公開日】 |
平成14年2月6日(2002.2.6) |
| 【出願番号】 |
特願2000−223496(P2000−223496) |
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