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【発明の名称】 画像形成装置
【発明者】 【氏名】武田 健一

【要約】 【課題】本発明は印刷性能を判別する各種印刷性能情報を印刷処理を行う毎に測定して記憶し簡単かつ速やかに印刷性能を判別できる画像形成装置を提供する。

【解決手段】プリンタは、プロッタ部に印刷処理を開始させると、タイマによる時間計測を開始し、画像処理主制御部がプロッタ部からエラー発生通知等がない状態で排紙通知があると、タイマの測定時間であるファーストプリントタイムを取得して、性能情報用メモリに一時記憶させ、プロッタ部から最終ページ排紙通知があると、タイマの測定時間であるトータルプリントタイムを取得して、性能情報用メモリに一時記憶させる。画像処理主制御部は、性能情報用メモリに一時記憶したファーストプリントタイムとトータルプリントタイムから印刷性能速度を計算して、性能情報用メモリに格納し、一時記憶した測定時間を性能情報用メモリから削除して性能測定処理を終了する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】画像データに基づいて印刷手段で所定の印刷方式で画像を記録媒体に印刷出力する画像形成装置において、前記印刷手段での印刷処理におけるファーストプリントタイム等の各種所要時間を計時する計時手段と、前記計時手段の計時した各種所要時間から連続印刷速度等の各種印刷性能を算出する印刷性能算出手段と、前記計時手段の計時した前記各種所要時間及び印刷性能算出手段の算出した各種印刷性能等を各種印刷性能情報として記憶する記憶手段と、前記印刷手段で印刷処理を行うに際して、前記計時手段に前記印刷処理における各種所要時間を計時させて当該計時結果に基づいて前記印刷性能算出手段に前記各種印刷性能を算出させて前記各種所要時間及び前記各種印刷性能を前記印刷性能情報として前記記憶手段に記憶させる制御手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】前記制御手段は、前記印刷手段での印刷処理における各種印刷設定を判別して、当該印刷設定毎に前記印刷性能情報を分類して前記記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】前記制御手段は、前記計時手段で前記各種所要時間を計時しつつ前記印刷手段で印刷処理を行っている途中で、前記記録媒体のジャム等のエラー、あるいは、予め設定された時間の経過によるタイムアウトが発生すると、前記計時手段による計時処理及び当該計時手段の計時結果に基づく前記印刷性能算出手段による前記各種印刷性能の算出処理を中止させて、当該印刷処理に係る前記印刷性能情報の前記記憶手段への記憶を中止することを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像形成装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に関し、詳細には、印刷性能を判別する各種印刷性能情報を印刷処理を行う毎に記憶手段に記憶して、簡単かつ速やかに印刷性能を判別することのできる画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリンタ及び複写装置等の画像形成装置は、広く普及するに伴って、ネットワーク環境下で使用されるようになってきており、ネットワークに接続された複数のユーザの端末で共有して使用されることが多くなってきている。
【0003】このような環境下においては、画像形成装置は、印刷性能に対する重要度、すなわち、ユーザの要求度が高くなってきており、ユーザが現状の性能に不満を持っている場合、当該画像形成装置の機能が他のメーカの画像形成装置と比較して、本当に機能が劣っているのかどうか、ユーザの感覚によるものであるのか、を適切に判断することが必要である。
【0004】そのために、従来、ユーザから不満が画像形成装置のメーカに届けられると、ユーザの現状の性能への不満に対する画像形成装置の評価を行うために、ユーザ先で、画像形成装置の様々な状態に対する性能測定を行うことが行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような従来の画像形成装置の評価にあっては、ユーザの不満に対する画像形成装置の評価を行うために、種々の性能評価を行っているが、様々なケースを測定することは長時間になるため、ユーザ先で多種類の性能測定を行うことは、困難であり、また、ユーザが使用する典型的なファイルをもらってきて、測定することも行われるが、ユーザと全く同じ使用環境にすることは不可能であるだけでなく、企業秘密等によりファイルをもらえない場合も多い。さらに、印刷性能は使用環境、例えば、ネットワーク環境で画像形成装置が使用されている場合には、コンピュータや印刷ファイルなどによって印刷性能が影響を受けることが多い。
【0006】したがって、ユーザの使用環境における画像形成装置の性能を把握するのは困難である場合が多く、適切にかつ長時間の測定時間を要することなく、画像形成装置を適切に評価することのできる画像形成装置が要望されている。
【0007】そこで、請求項1記載の発明は、画像データに基づいて印刷手段で所定の印刷方式で画像を記録媒体に印刷出力するに際して、印刷処理におけるファーストプリントタイム等の各種所要時間を計時し、当該計時した各種所要時間から連続印刷速度等の各種印刷性能を算出して、計時した各種所要時間及び算出した各種印刷性能を印刷性能情報として記憶手段に記憶することにより、従来のようなテストファイルを使用した性能測定の情報ではなく、ユーザの使用環境における性能情報を計測して記憶し、ユーザに適切な対応を促したり、適切な提案を行うことのできる画像形成装置を提供することを目的としている。
【0008】請求項2記載の発明は、印刷手段での印刷処理における各種印刷設定を判別して、当該印刷設定毎に印刷性能情報を分類して記憶手段に記憶することにより、性能測定に影響を与える各種設定条件毎に印刷性能情報を区別して、性能情報の利用性を向上させ、例えば、使用方法が両面印刷に偏っていたり、A3文書に偏っているユーザ等のあらゆるユーザに適切な対応を促したり、適切な提案を行うことのできる画像形成装置を提供することを目的としている。
【0009】請求項3記載の発明は、計時手段で各種所要時間を計時しつつ印刷手段で印刷処理を行っている途中で、ジャム等のエラー、あるいは、タイムアウトが発生すると、計時手段による計時処理及び当該計時結果に基づく各種印刷性能の算出処理を中止して、当該印刷処理に係る印刷性能情報の記憶手段への記憶を中止することにより、性能測定に失敗した性能情報としては不適切な情報が性能情報として取り込まれることを防止して、性能情報の精度を向上させ、ユーザにより一層適切な対応を促したり、より一層適切な提案を行うことのできる画像形成装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の画像形成装置は、画像データに基づいて印刷手段で所定の印刷方式で画像を記録媒体に印刷出力する画像形成装置において、前記印刷手段での印刷処理におけるファーストプリントタイム等の各種所要時間を計時する計時手段と、前記計時手段の計時した各種所要時間から連続印刷速度等の各種印刷性能を算出する印刷性能算出手段と、前記計時手段の計時した前記各種所要時間及び印刷性能算出手段の算出した各種印刷性能等を各種印刷性能情報として記憶する記憶手段と、前記印刷手段で印刷処理を行うに際して、前記計時手段に前記印刷処理における各種所要時間を計時させて当該計時結果に基づいて前記印刷性能算出手段に前記各種印刷性能を算出させて前記各種所要時間及び前記各種印刷性能を前記印刷性能情報として前記記憶手段に記憶させる制御手段と、を備えたことにより、上記目的を達成している。
【0011】上記構成によれば、画像データに基づいて印刷手段で所定の印刷方式で画像を記録媒体に印刷出力するに際して、印刷処理におけるファーストプリントタイム等の各種所要時間を計時し、当該計時した各種所要時間から連続印刷速度等の各種印刷性能を算出して、計時した各種所要時間及び算出した各種印刷性能を印刷性能情報として記憶手段に記憶するので、従来のようなテストファイルを使用した性能測定の情報ではなく、ユーザの使用環境における性能情報を計測して記憶することができ、ユーザに適切な対応を促したり、適切な提案を行うことができる。
【0012】この場合、例えば、請求項2に記載するように、前記制御手段は、前記印刷手段での印刷処理における各種印刷設定を判別して、当該印刷設定毎に前記印刷性能情報を分類して前記記憶手段に記憶させるものであってもよい。
【0013】上記構成によれば、印刷手段での印刷処理における各種印刷設定を判別して、当該印刷設定毎に印刷性能情報を分類して記憶手段に記憶するので、性能測定に影響を与える各種設定条件毎に印刷性能情報を区別して、性能情報の利用性を向上させることができ、例えば、使用方法が両面印刷に偏っていたり、A3文書に偏っているユーザ等のあらゆるユーザに適切な対応を促したり、適切な提案を行うことができる。
【0014】また、例えば、請求項3に記載するように、前記制御手段は、前記計時手段で前記各種所要時間を計時しつつ前記印刷手段で印刷処理を行っている途中で、前記記録媒体のジャム等のエラー、あるいは、予め設定された時間の経過によるタイムアウトが発生すると、前記計時手段による計時処理及び当該計時手段の計時結果に基づく前記印刷性能算出手段による前記各種印刷性能の算出処理を中止させて、当該印刷処理に係る前記印刷性能情報の前記記憶手段への記憶を中止するものであってもよい。
【0015】上記構成によれば、計時手段で各種所要時間を計時しつつ印刷手段で印刷処理を行っている途中で、ジャム等のエラー、あるいは、タイムアウトが発生すると、計時手段による計時処理及び当該計時結果に基づく各種印刷性能の算出処理を中止して、当該印刷処理に係る印刷性能情報の記憶手段への記憶を中止するので、性能測定に失敗した性能情報としては不適切な情報が性能情報として取り込まれることを防止して、性能情報の精度を向上させることができ、ユーザにより一層適切な対応を促したり、より一層適切な提案を行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0017】図1〜図4は、本発明の画像形成装置の一実施の形態を示す図であり、図1は、本発明の画像形成装置の一実施の形態を適用したプリンタ1とホストコンピュータ2との接続状態を示すシステム構成図である。
【0018】図1において、プリンタ1は、ホストコンピュータ2に、ネットワークあるいはシリアル回線等の通信回線3で接続されており、ホストコンピュータ2からの印刷要求に応じて印刷処理を行う。
【0019】プリンタ1は、その内部に、電子写真方式等の記録方式で記録紙に画像を記録するプロッタ部(印刷手段)10(図2参照)を備えているとともに、図2に示すようなプリンタコントローラ20を備えており、プロッタ部10は、プリンタコントローラ20で展開解釈された印刷データを印字処理し、また、状態変化をプリンタコントローラ20に通知する。
【0020】プリンタコントローラ20は、プロッタ部I/F21、画像作成部22、ホストI/F23、タイマ24、性能情報用メモリ25及び画像処理主制御部26等を備えており、各部は、バス27で接続されている。
【0021】プロッタ部I/F21は、上記プロッタ部10に接続されており、プロッタ部10との間でデータの授受を行って、プロッタ部10の状態を受信し、また、プリンタコントローラ20で展開解釈された印刷データをプロッタ部10に送信する。
【0022】ホストI/F23は、上記ホストコンピュータ2に通信回線3で接続されており、ホストコンピュータ2との間で各種データの授受を行い、特に、ホストコンピュータ2から印刷データを受け取る。
【0023】画像作成部22はホストI/F23の受けと取った印刷データ(通常は、印刷データコマンド)を解釈して、電子画像データに展開する。
【0024】タイマ(計時手段)24は、発振器及び分周回路等を備え、時刻の計時、特に、画像処理主制御部26の制御下で印刷時間等の印刷処理における各種所要時間の計時を行う。
【0025】性能情報用メモリ(記憶手段)25は、RAM(Random Access Memory)等で構成され、後述するプリンタ1の性能測定処理で取得した性能測定結果を印刷性能情報として記憶する。
【0026】画像処理主制御部(印刷性能算出手段、制御手段)26は、プリンタ1の各部を制御して印刷開始から印刷終了まで、すなわち、給紙から排紙まで、また、ステープル処理を行う場合には、給紙からステープル処理までを制御を行うとともに、後述するプリンタ1の性能測定処理を行う。
【0027】次に、本実施の形態の作用を説明する。本実施の形態のプリンタ1は、印刷処理を行う際に、当該印刷処理でのプリンタ1の性能測定を行って、性能情報用メモリ25に格納して、プリンタ1の性能の実証を可能とするところにその特徴がある。
【0028】まず、プリンタ1の印刷処理について、図3に基づいて、説明する。プリンタ1は、図3に示すように、ホストコンピュータ2から印刷要求と印刷データが通信回線3を介して転送されてくると、ホストI/F23が、当該印刷データを受信し(ステップS101)、画像処理主制御部26が当該印刷データを解釈するとともに、タイマ24に計時を開始させる(ステップS102)。
【0029】画像処理主制御部26は、印刷データを解釈すると、画像作成部22に当該印刷データを展開させ(ステップS103)、展開した印刷データをプロッタ部I/F21を介してプロッタ部10に送信して、プロッタ部10で印刷を開始させる(ステップS104)。画像処理主制御部26は、プロッタ部10に印刷データを送信して印刷を開始させると、性能測定処理を開始する(ステップS105)。
【0030】画像処理主制御部26は、この性能測定処理を、図4に示すように行うが、印刷性能としては、典型的な条件の組み合わせについてのみ行う。すなわち、印刷性能に影響を与える各種設定としては、用紙サイズ、解像度、給紙トレイ、排紙トレイ、片面印刷または両面印刷等の様々な設定が考えられるが、性能情報用メモリ25のメモリ容量を節約するために、各種設定の全ての組み合わせに関して性能測定処理を行うのではなく、典型的な条件の組み合わせ、例えば、用紙サイズとしては、A4サイズとレターサイズについて、解像度としては、300DPIと600DPIについて、給紙トレイとしては、1つのトレイについて、排紙トレイとしては、スタンダードについて、片面/両面印刷としては、片面印刷について等を組み合わせて何種類かについて、性能測定を行って保存する。また、性能情報用メモリ25のメモリ容量の節約及び性能測定結果をわかりやすくするために、性能情報は、平均を算出してから、性能情報用メモリ25に保存することが好ましい。そして、画像処理主制御部26は、上記印刷処理における各種設定の組み合わせ毎に分類して、後述する性能測定結果である印刷性能情報を性能情報用メモリ25に記憶させる。
【0031】そして、画像処理主制御部26は、図4に示すように、印刷データをプロッタ部10に送信して印刷を開始させると、プロッタ部I/F21を介してプロッタ部10からエラー発生通知あるいはタイムアウト通知があるかチェックし(ステップS201)、エラー発生通知あるいはタイムアウト通知があると、性能測定処理を終了して、当該エラー発生通知あるいはタイムアウト通知に対応する処理を行う。
【0032】ステップS201で、エラー発生通知あるいはタイムアウト通知があると、画像処理主制御部26は、プロッタ部10から排紙通知があるかチェックし(ステップS202)、排紙通知がないときには、ステップS201に戻って、エラー発生通知あるいはタイムアウト通知があるかのチェックから上記同様に処理する(ステップS201、S202)。
【0033】ステップS202で、プロッタ部10から排紙通知があると、画像処理主制御部26は、タイマ24の測定時間であるファーストプリントタイムを取得して、性能情報用メモリ25に一時記憶させる(ステップS203)。なお、ファーストプリントタイムは、1ページ目のみを印刷した時の印刷開始実行から排紙完了までの時間であり、プリンタ1の印刷性能項目である。
【0034】次に、画像処理主制御部26は、プロッタ部I/F21を介してプロッタ部10からエラー発生通知あるいはタイムアウト通知があるかチェックし、エラー発生通知あるいはタイムアウト通知がないときには、プロッタ部10から最終ページ排紙通知があるかチェックする(ステップS205)。すなわち、画像処理主制御部26は、プロッタ部10から最終ページ排紙通知があるまでの間に、エラー発生通知あるいはタイムアウト通知があるかチェックする(ステップS204、S205)。
【0035】ステップS204で、プロッタ部10からエラー発生通知あるいはタイムアウト通知があると、画像処理主制御部26は、性能測定処理を終了して、当該エラー発生通知あるいはタイムアウト通知に対応する処理を行い、ステップS205で、最終ページ排紙通知があると、タイマ24の測定時間であるトータルプリントタイムを取得して、性能情報用メモリ25に一時記憶させる(ステップS206)。なお、このトータルプリントタイムは、印刷実行開始から全てのページの排紙を完了するまでの時間であり、複数ページの画像データを印刷処理するときにのみ測定可能な印刷性能項目である。
【0036】次に、画像処理主制御部26は、性能情報用メモリ25に一時記憶したファーストプリントタイムとトータルプリントタイムから実効PPM値(Pages Per Minute)である印刷性能速度を計算し(ステップS207)、当該算出した印刷性能速度、ファーストプリントタイム及びトータルプリントタイムを性能情報用メモリ25に格納する(ステップS208)。そして、画像処理主制御部26は、これらの印刷性能速度や測定時間(ファーストプリントタイム及びトータルプリントタイム等)を印刷設定毎に分類して性能情報用メモリ25に記憶させる。なお、この実効PPM値は、1分で印刷可能なページ数であり、次式(1)で算出される。
【0037】
実効PPM=((トータル頁数−1)/(トータル印刷時間〈秒〉−ファースト印刷時間〈秒〉))*60・・・(1)
画像処理主制御部26は、上記一時記憶した測定時間であるファーストプリントタイム及びトータルプリントタイムを性能情報用メモリ25から削除して性能測定処理を終了する(ステップS209)。
【0038】このように、本実施の形態のプリンタ1は、画像データに基づいてプロッタ部10で画像を記録紙に印刷出力するに際して、印刷処理におけるファーストプリントタイム等の各種所要時間をタイマ24で計時し、当該計時した各種所要時間から連続印刷速度等の各種印刷性能を画像処理主制御部26で算出して、計時した各種所要時間及び算出した各種印刷性能、特に、算出した印刷性能を印刷性能情報として性能情報用メモリ25に記憶している。
【0039】したがって、従来のようなテストファイルを使用した性能測定の情報ではなく、ユーザの使用環境における性能情報を計測して記憶することができ、ユーザに適切な対応を促したり、適切な提案を行うことができる。例えば、プリンタ1の性能に不満を持っているユーザがいた場合、性能情報用メモリ25に記憶されている印刷性能情報により、その印刷性能情報がプリンタ1としての製品仕様を満たしていた場合には、現在ユーザが使用している機種より上位機種を提案し、逆に、その印刷性能情報が製品仕様を下回っていた場合には、プリンタ1の使用上の関する注意点のチェックを行って、ユーザが推奨できない方法で使用していた時には、適切な使用方法での使用を促す等の提案を行うことができる。例えば、具体的には、ユーザが主に画像等の重たいデータを印刷している場合には、メモリの増設を促し、また、用紙(記録紙)のセット方法として適切なセット方法を提案することができる。
【0040】また、本実施の形態のプリンタ1は、プロッタ部10での印刷処理における各種印刷設定を判別して、当該印刷設定毎に印刷性能情報を分類して性能情報用メモリ25に記憶している。
【0041】したがって、性能測定に影響を与える各種設定条件毎に印刷性能情報を区別して、性能情報の利用性を向上させることができ、例えば、使用方法が両面印刷に偏っていたり、A3文書に偏っているユーザ等のあらゆるユーザに適切な対応を促したり、適切な提案を行うことができる。
【0042】さらに、本実施の形態のプリンタ1は、タイマ24で各種所要時間を計時しつつプロッタ部10で印刷処理を行っている途中で、ジャム等のエラー、あるいは、タイムアウトが発生すると、タイマ24による計時処理及び当該計時結果に基づく各種印刷性能の算出処理を中止して、当該印刷処理に係る印刷性能情報の性能情報用メモリ25への記憶を中止している。
【0043】したがって、性能測定に失敗した性能情報としては不適切な情報が性能情報として取り込まれることを防止して、性能情報の精度を向上させることができ、ユーザにより一層適切な対応を促したり、より一層適切な提案を行うことができる。
【0044】以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0045】
【発明の効果】請求項1記載の発明の画像形成装置によれば、画像データに基づいて印刷手段で所定の印刷方式で画像を記録媒体に印刷出力するに際して、印刷処理におけるファーストプリントタイム等の各種所要時間を計時し、当該計時した各種所要時間から連続印刷速度等の各種印刷性能を算出して、計時した各種所要時間及び算出した各種印刷性能を印刷性能情報として記憶手段に記憶するので、従来のようなテストファイルを使用した性能測定の情報ではなく、ユーザの使用環境における性能情報を計測して記憶することができ、ユーザに適切な対応を促したり、適切な提案を行うことができる。
【0046】請求項2記載の発明の画像形成装置によれば、印刷手段での印刷処理における各種印刷設定を判別して、当該印刷設定毎に印刷性能情報を分類して記憶手段に記憶するので、性能測定に影響を与える各種設定条件毎に印刷性能情報を区別して、性能情報の利用性を向上させることができ、例えば、使用方法が両面印刷に偏っていたり、A3文書に偏っているユーザ等のあらゆるユーザに適切な対応を促したり、適切な提案を行うことができる。
【0047】請求項3記載の発明の画像形成装置によれば、計時手段で各種所要時間を計時しつつ印刷手段で印刷処理を行っている途中で、ジャム等のエラー、あるいは、タイムアウトが発生すると、計時手段による計時処理及び当該計時結果に基づく各種印刷性能の算出処理を中止して、当該印刷処理に係る印刷性能情報の記憶手段への記憶を中止するので、性能測定に失敗した性能情報としては不適切な情報が性能情報として取り込まれることを防止して、性能情報の精度を向上させることができ、ユーザにより一層適切な対応を促したり、より一層適切な提案を行うことができる。
【出願人】 【識別番号】000006747
【氏名又は名称】株式会社リコー
【出願日】 平成12年7月12日(2000.7.12)
【代理人】
【公開番号】 特開2002−19240(P2002−19240A)
【公開日】 平成14年1月23日(2002.1.23)
【出願番号】 特願2000−211309(P2000−211309)