| 【発明の名称】 |
印刷装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】鈴木 克典
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| 【要約】 |
【課題】印刷媒体の重送を印刷前に確実に検出して排出することで印刷媒体が無駄に印刷されるのを防止する。
【解決手段】媒体収納トレイ4から印刷媒体31を分離ローラ33の回転により搬送路へ自動的に送り出し、搬送ローラ39,40により印刷部32に搬送する印刷装置において、印刷部に、印刷に先立って予め設定した基準位置からプラテン41上に位置する印刷媒体表面までの距離を検出するオートギャップ検出手段を設け、このオートギャップ検出手段が検出した距離と基準位置からプラテンまでの距離の差が、指定した印刷媒体の厚さの許容範囲外のときには印刷を禁止して印刷媒体の排出を行う。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 オートシートフィーダにより印刷媒体を搬送路に送り出して印刷部に搬送する印刷装置において、印刷に先立って予め設定した前記印刷部の基準位置からプラテン上に位置する印刷媒体表面までの距離を検出するオートギャップ検出手段を設け、このオートギャップ検出手段が検出した距離と基準位置からプラテンまでの距離の差が、指定した印刷媒体の厚さの許容範囲外のときには印刷を禁止して印刷媒体の排出を行うことを特徴とする印刷装置。 【請求項2】 オートシートフィーダにより印刷媒体を搬送路に送り出して印刷部に搬送する印刷装置において、前記搬送路の途中に搬送される印刷用紙の長さを測定する長さ測定手段を設けるとともに印刷に先立って予め設定した前記印刷部の基準位置からプラテン上に位置する印刷媒体表面までの距離を検出するオートギャップ検出手段を設け、前記長さ測定手段が測定した印刷用紙の長さが指定した印刷媒体の長さの許容範囲外のとき、あるいは、前記オートギャップ検出手段が検出した距離と基準位置からプラテンまでの距離の差が、指定した印刷媒体の厚さの許容範囲外のときには印刷を禁止して印刷媒体の排出を行うことを特徴とする印刷装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、オートシートフィーダにより印刷媒体を搬送路に送り出して印刷部に搬送する印刷装置に関する。 【0002】 【従来の技術】この種の印刷装置は、用紙トレイに印刷媒体を積層して収納し、この用紙トレイから印刷媒体を分離ローラによって1枚ずつ搬送路に送り出して印刷部で印刷するようになっている。しかしながら、用紙トレイに収納されている印刷媒体の状態、すなわち、湿度、温度、硬さ、重さ、形状等の状態によって、また、分離ローラ等の状態、すなわち、ローラの摩耗、温度、湿度やメカ位置のガタ、あるいは、ほこり等の状態によって、同時に2枚、あるいは3枚の印刷媒体がずれた状態で重なって搬送路に送り出されるという問題が生じると印刷部においてずれた状態の複数の印刷媒体に跨って印刷が行われ、印刷ミスとなって印刷媒体が無駄になるという不具合が生じた。 【0003】このような不具合の発生を防止するために用紙トレイから印刷部に至る搬送路の途中に用紙センサを設け、この用紙センサで搬送される印刷媒体の長さを検出し、予め設定した印刷媒体の長さと比較することで印刷媒体の重送を検出するものが知られている。すなわち、印刷媒体がずれた状態で重なって搬送されると用紙センサで検出される印刷媒体の長さが長くなるのでそれにより重送を検出するようにしている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、印刷媒体の搬送量誤差等を考慮して実際には設定する印刷媒体の長さにはある程度の許容範囲を持たせている。このため、印刷媒体が重なって搬送されても利用者のずれ量が少ない場合には用紙センサで検出される印刷媒体の長さが許容範囲の長さに入ってしまい重送検出できないという問題があった。また、搬送路が短く、このため用紙センサの設置位置から印刷部までの距離も短く、このようなものにおいて印刷媒体として長さの長い印刷媒体を搬送すると、用紙センサが印刷媒体の長さを検出している最中に印刷媒体が印刷部に到達して印刷が開始されるという事態が生じ、この場合には用紙センサが印刷媒体の長さが許容範囲よりも長く重送であることを検出してもそのときにはすでに印刷が開始されており、印刷媒体が無駄になるという不都合が生じた。 【0005】そこで、各請求項記載の発明は、印刷媒体の重送を印刷前に確実に検出して排出でき、印刷媒体が無駄に印刷されるのを確実に防止できる印刷装置を提供する。また、請求項2記載の発明は、さらに、印刷媒体の重送を検出して排出する動作がより速くできる印刷装置を提供する。 【0006】 【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、オートシートフィーダにより印刷媒体を搬送路に送り出して印刷部に搬送する印刷装置において、印刷に先立って予め設定した印刷部の基準位置からプラテン上に位置する印刷媒体表面までの距離を検出するオートギャップ検出手段を設け、このオートギャップ検出手段が検出した距離と基準位置からプラテンまでの距離の差が、指定した印刷媒体の厚さの許容範囲外のときには印刷を禁止して印刷媒体の排出を行うことにある。 【0007】請求項2記載の発明は、オートシートフィーダにより印刷媒体を搬送路に送り出して印刷部に搬送する印刷装置において、搬送路の途中に搬送される印刷用紙の長さを測定する長さ測定手段を設けるとともに印刷に先立って予め設定した印刷部の基準位置からプラテン上に位置する印刷媒体表面までの距離を検出するオートギャップ検出手段を設け、長さ測定手段が測定した印刷用紙の長さが指定した印刷媒体の長さの許容範囲外のとき、あるいは、オートギャップ検出手段が検出した距離と基準位置からプラテンまでの距離の差が、指定した印刷媒体の厚さの許容範囲外のときには印刷を禁止して印刷媒体の排出を行うことにある。 【0008】 【発明の実施の形態】図1は印刷装置を組み込んだ情報処理装置の外観を示す斜視図で、装置本体1の前面には液晶ディスプレイ等の表示器2が角度調整可能に配置されるとともにフロッピディスク等の記憶媒体の挿入口3が配置され、後部には印刷媒体を収納した媒体収納トレイ4及び印刷された印刷媒体の排出トレイ5が配置されている。また、前記装置本体1の前方に装置本体とは別体のキーボード6が配置されている。 【0009】図2は制御部の構成を示すブロック図で、制御部本体を構成するCPU(中央処理装置)11、このCPU11が各部を制御するための基本のプログラムデータ等を格納したROM(リード・オンリー・メモリ)12、データ処理に使用する各種メモリや外部から取り込んだアプリケーションプログラムデータを格納するメモリ等を設けたRAM(ランダム・アクセス・メモリ)13、データを保存するハードディスク等の外部メモリ14、前記キーボード2を接続しこのキーボード2からのキー信号の取り込みを行うキーボードインターフェース15、前記表示器2を接続しこの表示器2に表示データを出力する表示インターフェース16、前記挿入口3に挿入された各種のアプリケーションプログラムデータ等を記憶したフロッピディスク等の記憶媒体17に対してデータの書込み、読出しを行う記憶媒体インターフェース18、前記媒体収納トレイ4から供給される印刷媒体にデータを印字する印刷装置19を接続し、この印刷装置19とデータや信号の通信を行う印刷インターフェース20等を設けている。 【0010】前記CPU11、ROM12、RAM13、外部メモリ14、キーボードインターフェース15、表示コントローラ16、記憶媒体インターフェース18及び印刷インターフェース20はシステムバスライン21によって互いに電気的に接続している。 【0011】図3は前記印刷装置19の概略構成図で、搬送路の途中に印刷部32を配置している。前記媒体収納トレイ4には印刷媒体31が積層して収納され、常に上方に押し上げられ一番上の印刷媒体31の表面が分離ローラ33に接触するようになっている。前記分離ローラ33は図中矢印で示す方向に回転し前記媒体収納トレイ4に収納されている印刷媒体31を上から順番に搬送路に送り出すようになっている。前記媒体収納トレイ4及び分離ローラ33はオートシートフィーダを構成している。 【0012】前記媒体収納トレイ4の前方近傍にはこのトレイ4から送り出される印刷媒体31が1枚ずつに分離されるように上下動する分離部材34を設け、この分離部材34を駆動ローラ35の回転により上下動させるようになっている。前記媒体収納トレイ4に連結した部材36と前記分離部材34には発光素子37と受光素子38を設け、受光素子38が発光素子37からの光を受光することで前記分離部材34の先端が分離ローラ33と印刷媒体31との接触面に設定された基準面に位置するように設定されている。 【0013】前記分離ローラ33の回転によって媒体収納トレイ4から送り出された印刷媒体31はA搬送ローラ39によって搬送され、さらにB搬送ローラ40によって前記印刷部32と対向配置されたプラテン41の上に搬送されるようになっている。そして、前記印刷部32によって印刷された印刷媒体31はC搬送ローラ42によって前記排出トレイ5に排出されるようになっている。 【0014】搬送路のA搬送ローラ39とB搬送ローラ40との間には搬送される印刷媒体31の長さを測定するのに使用する第1の媒体センサ43を配置するとともに印刷部32とC搬送ローラ42との間には排出される印刷媒体31を検出する第2の媒体センサ44を配置している。 【0015】前記印刷部32には、図4に示すように、印刷ヘッド32aの横に位置して先端がその印刷ヘッド32aの先端と同一の同一面上となるように設定されたオートギャップ検出手段45が設けられている。前記印刷部32は印刷動作を開始しない待機状態にあるときには印刷ヘッド32aの先端、すなわち、オートギャップ検出手段45の先端が予め設定した基準位置にあり、この基準位置と前記プラテン41の表面との距離がMmmになるように設定されている。 【0016】そして、前記プラテン41上に印刷媒体31が位置するとCPU11は印刷部32を駆動制御してこの印刷部全体をプラテン41側に移動させオートギャップ検出手段45が適当な圧力で印刷媒体31に接触した状態の移動距離NmmからM−Nの演算を行って印刷媒体31の厚さを検出するようになっている。 【0017】前記印刷装置19を駆動する場合は、図5に示すように、印刷命令をアプリケーションプログラムで指定し、これをオペレーティングシステムに伝え、オペレーティングシステムは印刷装置19のハードウエアを駆動して印刷を行うことになる。前記印刷装置19はESC/Pコマンドや特殊コマンドで送られてきたデータを解析して各搬送ローラ39,40,42の制御や各媒体センサ43,44の制御等を行って印刷動作を行うようになっている。 【0018】前記印刷装置19の制御は、図6に示すように、ST1にて、媒体搬送処理を行う。これは、分離ローラ33や各搬送ローラ39,40,42の駆動等を行って印刷媒体31を媒体収納トレイ4から搬送路に送り出して搬送する。続いて、ST2にて、印刷媒体長の判定を行う。これは、第1の媒体センサ43からの印刷媒体31の検出出力とA、B搬送ローラ39,40による印刷媒体31の搬送量によって印刷媒体31の長さを測定する。(長さ測定手段)そして、測定した長さとその印刷媒体31に対して予め設定された長さの許容範囲を比較し、測定した長さが許容範囲の長さになっていればOKとし、また、測定した長さが許容範囲の長さになっていなければ印刷媒体31が重送されていると判断し印刷媒体31を印刷せずにそのまま排出させる。 【0019】続いて、ST3にて、印刷媒体判定を行う。これは、プラテン41上にきた印刷媒体31に対して印刷部32を移動させてオートギャップ検出手段45の先端が印刷媒体表面を適当な圧力で押圧するようになると印刷部32の移動を停止させ、その時の移動距離Nmmと予め設定された距離Mmmから印刷媒体31の厚さを測定し、その厚さから印刷媒体の種類を外部メモリ14から読み込まれてRAM13に格納されているテーブルのデータから判定する。そして、判定した印刷媒体の種類と印刷するに先立って予め設定した印刷媒体の種類とを比較し、両者が同一であればOKとし、異なっていれば印刷媒体31が重送されていると判断し印刷媒体31を印刷せずにそのまま排出させる。 【0020】前記RAM13に格納されているテーブルには表1に示すように、媒体0から媒体5の6種類の媒体番号とそれぞれの媒体リスト、用紙厚x(mm)、さらには、前記分離部材34の先端を基準面から下げる距離(mm)が格納されている。例えば、媒体0に該当する媒体リストとしては、普通紙、元帳、私製はがきがあり、これの用紙厚は0<x<0.4mmとなっている。また、分離部材34の先端を基準面から下げる距離は0.36mmとなっている。従って、印刷媒体31として普通紙を使用する場合には、印刷に先立って、予め印刷媒体31を媒体0として設定し、また、駆動ローラ35を回転して分離部材34の先端を基準面から0.36mmだけ下げるように設定することになる。 【0021】 【表1】
【0022】そして、ST2の印刷媒体長判定においてもST3の印刷媒体判定においても重送判定が行われなかったときに、ST4にて、印刷媒体に対する印刷処理を行うことになる。 【0023】図8は印刷媒体31を搬送する時の制御を詳細に示す流れ図で、先ず、ST11にて、第1の媒体センサ43、第2の媒体センサ44が共にOFFになっているか否かをチェックし、共にOFFになっていなければ、搬送路の途中に印刷媒体31が残っていると判断し、ST12にて、A、B、Cの各搬送ローラ39,40,42を搬送路の搬送距離Ymm分回転させる。例えば、各搬送ローラ39,40,42の1回転による搬送距離がymmであったとするとY/yに誤差分を考慮して(Y/y+α)回転させる。 【0024】また、第1の媒体センサ43、第2の媒体センサ44が共にOFFになっていれば、続いて、ST13にて、駆動ローラ35を回転して分離部材34の先端を印刷する印刷媒体31に合わせて基準面より下げる。例えば、印刷媒体が媒体1であれば0.45mmだけ下げる。 【0025】続いて、ST14にて、分離ローラ33を回転して媒体収納トレイ4から印刷媒体31を搬送路に送り出す。そして、ST15にて、A搬送ローラ39を1回転させ、ST16にて、第1の媒体センサ43がONになったか否かを判定する。第1の媒体センサ43がONになっていなければ再度ST15にてA搬送ローラ39を1回転させる。こうして、第1の媒体センサ43がONになるまでA搬送ローラ39を回転させることになる。 【0026】ST16にて、第1の媒体センサ43がONになれば、ST17にて、分離ローラ33の回転を停止させる。そして、ST18にて、RAM13に設けた用紙長をカウントするカウンタをインクリメントし、ST19にて、A、Bの搬送ローラ39,40を1回転する。 【0027】続いて、ST20にて、第2の媒体センサ44がONか否かを判定し、ST21にて、第1の媒体センサ43がOFFか否かを判定する。そして、第2の媒体センサ44がON、第1の媒体センサ43がOFFにならない限り、ST18の用紙長カウンタのインクリメント、ST19のA、Bの搬送ローラ39,40の1回転制御を繰り返す。 【0028】そして、第1の媒体センサ43が先にOFFになると、ST22にて、B搬送ローラ40を1回転し、ST23にて、第2の媒体センサ44がONになったかを判定し、第2の媒体センサ44がONになるまでB搬送ローラ40の1回転制御を繰り返す。こうして第2の媒体センサ44がONになると、ST24にて、B搬送ローラ40の回転を停止させる。また、ST20にて、第2の媒体センサ44が先にONになると、ST24にて、B搬送ローラ40の回転を停止させる。 【0029】このような構成においては、先ず、印刷媒体31を媒体収納トレイ4から送り出して印刷を行う前に、アプリケーションプログラムによって使用する印刷媒体31の用紙長と印刷媒体31の種類を指定する。印刷媒体31の種類についてはテーブルに格納されている媒体リストを参照し媒体番号で指定する。例えば、用紙長240mmの指定はESC/Pコマンドに置き換え印刷装置19に出力される。また、媒体3の印刷媒体31を使用する場合は用紙厚0.6≦x<0.7、分離部材34を下げる距離0.63mmのデータを含んだ特殊コマンドが印刷装置19に出力される。なお、このときには媒体収納トレイ4には媒体3の印刷媒体31が収納されている。 【0030】そして、印刷装置19に用紙吸入コマンドが送信されると、先ず、駆動ローラ35を回転させて分離部材34の先端を分離ローラ33と印刷媒体31との接触面に設定された基準面から0.63mmだけ下げる。この状態で分離ローラ33を回転させると、媒体収納トレイ4から印刷媒体31が送り出され、この印刷媒体31が分離部材34の先端に当接することで搬送路には通常は1枚の印刷媒体31が送り出される。しかし、周囲の環境が高温多湿状態になって印刷媒体間の表面張力が上がり2枚の印刷媒体が重なって送り出され、1枚目と2枚目のずれ量が図7に示すように10mm程度あったとすると、2枚の印刷媒体31はこのずれ量で重なったまま搬送されることになる。 【0031】印刷媒体31はA搬送ローラ39及びB搬送ローラ40の回転により搬送される。そして、この途中で第1の媒体センサ43が印刷媒体31を検出してONとなり、これによりA、Bの各搬送ローラ39,40の回転数をカウントして印刷媒体31の長さを測定することになる。理論上搬送ローラが1回転して送られる印刷媒体の送り量が10mmであったとすると、第1の媒体センサ43がONしている間の各搬送ローラ39,40の回転数×10mmによって印刷媒体31の長さを測定することになる。 【0032】今、第1の媒体センサ43がONしている間の各搬送ローラ39,40の回転数が26回転だったとすると、印刷媒体の長さは、26×10mm=260mmとして測定される。そして、搬送ローラの摩擦や埃の影響、あるいは軽い脱調等によってローラに空回りが発生することを考慮して+30mmの誤差を設定していたとすると、指定された用紙長が240mmであるので、240mm〜270mmの範囲はエラー検出を行わない範囲となる。 【0033】従って、第1の媒体センサ43及び搬送ローラ39,40の回転数によって測定した印刷媒体31の長さ260mmは正常と判断され、2枚重なって搬送されているにもかかわらずそのままプラテン41上に搬送され、第2の媒体センサ44が印刷媒体31を検出してONになるとB搬送ローラ40の回転が停止し印刷媒体31はプラテン41上にセットされる。 【0034】しかし、今度はオートギャップ検出手段45によるオートギャップ検出が行われる。すなわち、印刷部32が設定位置からプラテン41に向かって移動し、オートギャップ検出手段45の先端が印刷媒体31の表面に接触して適当な押圧状態になると移動を停止して設定位置からの移動距離Nmmを検出する。 【0035】予め設定してある設定位置からプラテン41の表面までの距離Mmmが20mmであり、移動距離Nmmが18.8mmであったとすると、このときに検出される用紙厚は1.2mmとなる。しかしながら、媒体3の用紙厚xは0.6mm≦x<0.7mmの範囲でなければならないので、1.2mmはこの範囲から外れており、エラー検出されることになる。 【0036】こうして、プラテン41上にセットされた印刷媒体31は印刷されること無くC搬送ローラ42の回転により排出トレイ5に排出されることになる。このように、2枚の印刷媒体がずれ量が少ない状態で重送されることがあっても印刷前に重送を確実に検出して排出することができる。これにより印刷媒体が無駄に印刷されるのを確実に防止できる。 【0037】また、2枚の印刷媒体31が30mmを越えるずれ量をもって搬送されたときには第1の媒体センサ43及び搬送ローラ39,40の回転数によって測定される印刷媒体31の長さが許容範囲の上限である270mmを越えるようになるので、このときには、印刷媒体31が第1の媒体センサ43を通過した時点でエラー検出ができ、オートギャップ検出手段45を動作させること無く印刷媒体を直ちに排出することができる。従って、この場合には印刷媒体の排出動作がより速くできる。 【0038】また、オートギャップ検出手段45を使用して印刷媒体31の用紙厚から印刷時痛いの重送を検出する方式を使用すれば、搬送路が短い場合や印刷媒体31の長さが長い場合など、第1の媒体センサ43がOFFにならないうちに印刷媒体31がプラテン41の上にセットされることがあっても、この印刷媒体への印刷を行うこと無くこの印刷媒体を排出させることができる。なお、このときには第1の媒体センサ43がON状態にあっても第2の媒体センサ44が印刷媒体31を検出してONになることでB搬送ローラ40の回転が停止して印刷媒体31がプラテン41上にセットされることになる。 【0039】なお、ここでは印刷媒体31が2枚重なって搬送される場合について述べたが必ずしもこれに限定するものではなく、ケースは少ないが3枚以上重なって搬送される場合にも同様の動作を行うのは勿論である。 【0040】 【発明の効果】以上詳述したように、各請求項記載の発明によれば、印刷媒体の重送を印刷前に確実に検出して排出でき、印刷媒体が無駄に印刷されるのを確実に防止できる。また、請求項2記載の発明によれば、さらに、印刷媒体の重送を検出して排出する動作がより速くできる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003562 【氏名又は名称】東芝テック株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年6月30日(2000.6.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100058479 【弁理士】 【氏名又は名称】鈴江 武彦 (外6名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−19215(P2002−19215A) |
| 【公開日】 |
平成14年1月23日(2002.1.23) |
| 【出願番号】 |
特願2000−200007(P2000−200007) |
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