| 【発明の名称】 |
印刷されたシートに散粉する散粉装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】ライナー・ハース
|
| 【要約】 |
【課題】本発明は印刷されたシートに散粉する方法及び装置に関する。
【解決手段】散粉装置は、粉末(3)用の貯蔵容器(2)と、この貯蔵容器(2)に後置されており、粉末(3)を送る空気流に通じている適量配分機構(1)とを有する。前記適量配分機構は、回転対称の物体、例えば、錐体、球体であって、特に水平に設けられた回転軸(7)を有する適量配分用ロール(6)、あるいは、適量配分用ベルト、あるいは、垂直回転軸を有する適量配分用ディスクを有する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 粉末(3)用の貯蔵容器(2)と、この貯蔵容器(2)に後置されており、粉末(3)を送る空気流に通じている適量配分機構(1)とを具備し、印刷されたシートに散粉する散粉装置において、前記適量配分機構は、回転対称の物体、例えば、錐体、球体であって、特に水平に設けられた回転軸(7)を有する適量配分用ロール(6)、あるいは、適量配分用ベルト、あるいは、垂直回転軸を有する適量配分用ディスクを有することを特徴とする装置。 【請求項2】 前記物体、特にロール(6)は、周面に設けられた複数の溝(10)を有することを特徴とする請求項1に記載の装置。 【請求項3】 前記適量配分機構(1)は、この適量配分機構(1)から粉末(3)を剥がす装置を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の装置。 【請求項4】 前記剥がす装置は、ドクターブレード(13)、ブラシ、噴射空気用ノズル等であることを特徴とする請求項3に記載の装置。 【請求項5】 前記適量配分機構(1)は、粉末に好都合な表面を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1に記載の装置。 【請求項6】 前記適量配分機構(1)用の駆動装置(18)として、ステップモーター(19)が設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1に記載の装置。 【請求項7】 前記適量配分機構(1)は、入口開口部(8)に対して180°より大きく回転方向(12)にずれて設けられている出口開口部(11)を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1に記載の装置。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は,更に、粉末用の貯蔵容器と、この貯蔵容器に後置されており、粉末を送る空気流に通じている適量配分機構とを具備し、印刷されたシートに散粉する散粉装置に関する。 【0002】 【従来の技術】まだ湿っている印刷インクが紙積みの取出しの際に汚れないように、紙積みの取出し前に、印刷されたシートに散粉することは、周知である。通常は、散粉装置によってシートに散粉される。この散粉装置では、粉末が空気流と混合され、粉末が空気流によって運び出され、シートに塗布される。こうした散粉装置は、通常、貯蔵容器を有し、この貯蔵容器から粉末が粉末容器に注入される。この粉末容器へは空気流が吹き込まれて、粉末が吹き上げられ、流出する空気によって運び出される。次に、この空気はシートに吹き掛けられる。これらの散粉装置では、運び出される粉末の量が、粉末容器に入っている粉末の量と、空気流の流速とに非常に強く依存していること、及び、更に、粉末の種類が大きな役割を演じていることが明らかとなった。更に、散粉周波数が空気流の共振範囲に達するとき、脈動する空気流は大きな問題を生じる。 【0003】印刷されたシートに、より正確にかつ著しく容易に及び僅かな粉末損失で散粉することができる散粉装置を提供するという課題が、本発明の基礎になっている。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記課題は、粉末用の貯蔵容器と、この貯蔵容器に後置されており、粉末を送る空気流に通じている適量配分機構とを具備し、印刷されたシートに散粉する散粉装置において、前記適量配分機構は、回転対称の物体、例えば、錐体、球体であって、特に水平に設けられた回転軸を有する適量配分用ロール、あるいは、適量配分用ベルト、あるいは、垂直回転軸を有する適量配分用ディスクを有することを特徴とする装置により解決される。 【0005】この装置において、適量配分機構が、印刷されるシートの存在に対応して、同期的に駆動可能である。印刷されたシートに散粉する必要があるときは何時でも、適量配分機構によって空気流に粉末が混入される。このことは、継続的な空気流を、既述のように、準備することができ、これにより、脈動するか振動する空気柱(Luftsaeule)を防止することができるという本質的な利点を有する。しかし、この空気流に粉末が供給されるのは、このことが必要であるとき、すなわち、シートが運ばれて散粉装置の脇を通って行くときのみである。 【0006】本発明に係われば、適量配分機構は、回転対称の物体、例えば、錐体、球体、特に水平に設けられた回転軸を有する適量配分用ロール、あるいは、適量配分用ベルトを有する。これらの搬送装置によって、粉末が貯蔵容器から空気流に運ばれ、これらの搬送要素は周期的に駆動される。適量配分機構がロールとして形成されている実施の形態では、ロールは、搬送方向に延びている凹凸、例えば、周面に設けられ周方向に延びている溝を有する。これらの溝は、ロールの、粉末を収容する表面が、著しく増大されて、このことにより、粉末をロールに保つ付着力が、平滑な表面を有する適量配分要素よりも著しく高い、という本質的な利点を有する。この場合、粉末は、溝を有するロールに良好に付着していて、重力によって溝から決して落ちることはない。 【0007】US 4,867,063からは、表面に複数の小室を有するロールが公知である。小室を有するこの搬送装置によって、同様に、容易に、注入可能な材料を運びことができるが、粉末の搬送の際に、小室が次第に塞がって、運ばれる容量が時とともに減るという問題が生じる。小室を有するこのタイプの搬送装置では、長時間に亘っての容量の一定の運搬に対する保証がない。 【0008】本発明は、或る実施の形態の構成では、適量配分機構が、この適量配分機構から粉末を剥がす装置を有すること、を規定している。この剥がす装置はドクターブレード、ブラシ、噴射空気用ノズル等である。このタイプの装置は、比較的容易に、ロールの、周方向に延びている溝に係合して、粉末を剥がすことができる。小室を有する搬送装置では、このことは不可能である。何故ならば、例えばドクターブレードが、個々の小室に係合することができないからである。 【0009】或る実施の形態は、適量配分機構が粉末に好都合な表面を有すること、を規定している。他の実施の形態では、適量配分機構は、同軸の複数のリングを有する円板(Kreisscheibe)であって、この円板の領域には貯蔵容器の開口部が載っているので、この開口部から、同軸のリングを通って粉末が運び出される。この粉末は、ドクターブレードによって,同軸のリングから取り除かれる。場合によっては、適切な装置を用いて、噴射空気用ノズルによっても粉末をリングから吹き出すことができる。適量配分機構の同期的な駆動を可能にするために、適量配分機構は駆動装置としてステップモーターを有する。可変の回転数及び周波数を有するこのステップモーターは、印刷されたシート用の搬送装置(シート送出し装置)によって制御される。ステップモーターの駆動速度の変化は、体積流量の変化を引き起こす。クロック周波数の変化によって、適量配分機構をシートの寸法及び速度に適合させることができる。粉末が貯蔵容器から流れ出ることを防ぐために、適量配分機構は、入口開口部に対して180°より大きく回転方向にずれて設けられている出口開口部を有する。かくして、粉末は入口開口部から適量配分機構のロールの溝を伝って出口開口部へと直に流れ、そこで、制御なしに、空気流に混入されることが防止される。本発明の他の利点、特徴及び詳細は、以下の記述から明らかである。この場合、図面に示され、明細書及び請求項に記述された特徴は、個々別々に単独か任意の組合せで、本発明にとって本質的である。 【0010】 【発明の実施の形態】図面を参照して、特に好ましい実施の形態を詳述する。 図1では、参照符号1は適量配分機構を示している。この適量配分機構は貯蔵容器2として用いられかつ粉末3が貯蔵されているホッパーを有する。貯蔵容器2は出口開口部4を有し、この出口開口部はロールハウジング5に載置されている。このロールハウジング5には、水平軸7を中心に回転自在に取り付けられている適量配分用ロール6が設けられている。この適量配分用ロール6は実質的にシリンダ状の形状を有し、ロールハウジング5に形成された対応の孔の中にほぼ遊びなしにある。出口開口部4はロールハウジング5の上方領域に設けられた入口開口部8に通じており、この入口開口部を通って、貯蔵容器2に貯蔵された粉末3はロールハウジング5に入りことができる。図2には、入口開口部8がロール6の表面9に直接通じていることが認められる。適量配分用ロール6の表面9は、周方向に、多数の溝10を有し、これらの溝は適量配分用ロール6の両側で入口開口部8を越えて延びている。この領域では、粉末は最早、溝10に達しないので、溝はそこではラビリンスシールとして作用する。粉末が詰められる溝10によって、粉末は出口開口部11の方向に運ばれる。この出口開口部は入口開口部8の直下に位置しているのではなく、入口開口部8に対して回転方向(矢印12)に180°よりも大きくずれた位置にある(図1)。この出口開口部11には、更に、適量配分用ロール6の溝10に係合するドクターブレード13がある。このドクターブレードによって、溝10にある粉末3が拭われるので、粉末は出口開口部11を通って、下に、ロールハウジング5から集合ホッパー14に落下することができる。ドクターブレード13は、溝10が完全に空にされ、入口開口部8で再度粉末3の収容のために使われること、を保証する。 【0011】図2には、ロールハウジング5の下側15で、適量配分用ロール6の、先の両端の領域に2つの孔16が設けられていることが、更に認められる。漏れる粉末は、ラビリンスシールを通り抜けて、これらの孔を通って集合ホッパー14へと除去されるので、粉末が軸7の軸受に達することはない。図2には、更に、適量配分用ロール6が片持ちにされており、保持台17の一側には、駆動装置として用いられるステップモーター19があり、保持台17の他側には、ステップモーター19のシャフトに装着されている適量配分用ロール6を有するロールハウジング5がある。適量配分用ロール6の片持ちはメンテナンスの目的及び/又は修理目的のための迅速で容易な交換を可能にする。保持台17はボルト27及びゴム緩衝器28によって台29に取着されている。 【0012】ステップモーター19によって、特にステップモーターの回転数によって、運ばれる容量が調節される。ステップモーター19の周波数によって、サイクル時間はシートの速度に従ってまたサイクル時間に適合される。 【0013】適量配分用ロール6によって運ばれる粉末は、既述のように、集合ホッパー14に落下する。集合ホッパー自体は噴射装置20に通じている。この噴射装置は接続部21を有し、この接続部を通って空気が矢印22の方向に吹き込まれる。この空気は,ノズル23を通って、混合流路24に入る。このとき、ホッパーのネック25には低圧が生じる。低圧によって粉末は集合ホッパー14から吸収され、混合流路24の方向に運ばれ、そこで、粉末は空気流と混合され、矢印26の方向に、適切な分配プラントへ更に運ばれる。集合ホッパー14の全領域に低圧が生じることによって、粉末は適量配分機構全体から外に出ない。このことによって、シート出し装置の及び特に印刷機の汚染が防止される。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】500000740 【氏名又は名称】ヴァイトマン ウント コンラート ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディトゲゼルシャフト
|
| 【出願日】 |
平成11年7月10日(1999.7.10) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100058479 【弁理士】 【氏名又は名称】鈴江 武彦 (外4名)
|
| 【公開番号】 |
特開2002−178483(P2002−178483A) |
| 【公開日】 |
平成14年6月26日(2002.6.26) |
| 【出願番号】 |
特願2001−325037(P2001−325037) |
|