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【発明の名称】 |
タンデム型オフセットカラー印刷方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】田阪 範文 【氏名】加地 誠 |
【課題】本発明は、各色の印刷ステーション毎にファンアウト量が異なる場合にも、各印刷ステーション毎で印刷された各色の絵柄を、夫々のファンアウトに対応させて容易に色間見当を一致させることの出来るタンデム型オフセットカラー印刷方法を提供する。
【解決手段】本発明は、圧胴と中間胴からなる各色の印刷ステーションを通過させながら、ウエブ状若しくは枚葉の印刷用紙にカラー印刷を行うタンデム型オフセットカラー印刷方法において、各印刷ステーション毎の予想ファンアウト量を算出する工程と、該予想ファンアウト量に対応させてラスターデータの色間見当を異ならせた版を製版する工程と、前記製版した版を各印刷ステーション夫々取り付けて所定の印刷を行う工程とからなることを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 圧胴と中間胴からなる各色の印刷ステーションを通過させながら、ウエブ状若しくは枚葉の印刷用紙にカラー印刷を行うタンデム型オフセットカラー印刷方法において、各印刷ステーション毎の予想ファンアウト量を算出する工程と、該予想ファンアウト量と対応させてラスターデータの色間見当を異ならせた版を製版する工程と、前記製版した版を各印刷ステーション夫々取り付けて所定の印刷を行う工程とからなることを特徴とするタンデム型オフセットカラー印刷方法。 【請求項2】 圧胴と中間胴からなる各色の印刷ステーションを通過させながら、ウエブ状若しくは枚葉の印刷用紙にカラー印刷を行うタンデム型オフセットカラー印刷方法において、各印刷ステーション毎の予想ファンアウト量を算出する工程と、該予想ファンアウト量と対応させてラスターデータの色間見当を異ならせた版を機上にて作成する工程と、前記製版した版にて所定の印刷を行う工程と、からなることを特徴とするタンデム型オフセットカラー印刷方法。 【請求項3】 前記予想ファンアウト量の算出が、複数種の紙種毎にテスト印刷した実測値のデータベースにより行われることを特徴とする請求項1記載のタンデム型オフセットカラー印刷方法。 【請求項4】 前記データベースが各印刷ステーション、紙種、画線率毎に項目分けしてなるデータベースであることを特徴とする請求項1記載のタンデム型オフセットカラー印刷方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、圧胴と中間胴からなる各色の印刷ステーションを通過させながら、ウエブ状若しくは枚葉の印刷用紙にカラー印刷を行うタンデム型オフセットカラー印刷方法に関する。 【0002】 【従来の技術】従来より圧胴と中間胴からなる各色の印刷ステーションを通過させながら、ウエブ状若しくは枚葉の印刷用紙にシアン、マゼンダ、イエロー若しくはブラックの対応するインキを転移させるオフセットカラー印刷機械は公知であり、かかる印刷機械には、シアン、マゼンダ、イエロー及びブラックの各色毎に、版胴と圧胴を含む4つの印刷ステーションを具え、前記各色を順次転移するタンデム型ステーション型印刷機が(特表平6−507353等)が主流である。 【0003】そしてこのような印刷機の内、特にオフセット印刷機においては、湿し水を使用するために、印刷用紙の含有水分や表面性の不均一により、一般に用紙のくわえじりの印刷画像が扇状に拡がるファンアウト現象が生じる。然も多印刷ステーション型の印刷機においては、給紙部より供給された印刷用紙の先端を圧胴の爪で保持しながら中間胴を介して順次、次の印刷ステーションに受け渡しさせながら搬送するものであるために、各ステーション毎でファンアウト量が異なる。 【0004】より具体的には図2に示すように、第1印刷ステーション1C(例えばシアン)、第2印刷ステーション1M(例えばマゼンダ)、第3印刷ステーション1Y(例えばイエロー)及び第4印刷ステーション1B(例えばブラック)に進むにつれ用紙の尻が順に徐々に拡がる。(図1の(A)は枚葉式印刷用紙のファンアウト現象、(B)はウエブ式印刷用紙のファンアウト現象を夫々示す。) 【0005】一方上記印刷機に用いる刷版の版面上に書き込まれる絵柄は原画に基づいて製作されるラスターデータを可能な限り忠実に再現する事を原則としているために、原稿元データと同一縮尺となる。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】即ち、各印刷ステーション毎にファンアウト量が異なるにも拘わらず、同一縮尺で版面が作成されるために、各印刷ステーション毎で印刷された各色の絵柄は、夫々のファンアウト分だけ色間見当がずれる結果になる。 【0007】かかる色間見当のずれを補正するために、従来はファンアウト万力を用いて前記刷板の尻側を引き延ばし、色間見当を合せるようにしているが、前記ファンアウト量に対応する尻拡げ量は版胴左右幅が900mmの場合、その拡げ量が最大200μm前後と極めて少ないために、その調整に熟練を要す。 【0008】本発明はかかる技術的課題に鑑み、シアン、マゼンダ、イエロー及びブラック等の各色の印刷ステーション毎にファンアウト量が異なる場合にも、各印刷ステーション毎で印刷された各色の絵柄を、夫々のファンアウトに対応させて容易に色間見当を一致させることの出来るタンデム型オフセットカラー印刷方法を提供することを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明はかかる課題を解決するために、請求項1記載の発明は、圧胴と中間胴からなる各色の印刷ステーションを通過させながら、ウエブ状若しくは枚葉の印刷用紙にカラー印刷を行うタンデム型オフセットカラー印刷方法において、各印刷ステーション毎の予想ファンアウト量を算出する工程と、該予想ファンアウト量に対応させてラスターデータの色間見当を異ならせた版を製版する工程と、前記製版した版を各印刷ステーション夫々取り付けて所定の印刷を行う工程とからなることを特徴とする。 【0010】請求項2記載の発明は特に機上製版機に適用させたタンデム型オフセットカラー印刷方法において、各印刷ステーション毎の予想ファンアウト量を算出する工程と、該予想ファンアウト量と対応させてラスターデータの色間見当を異ならせた版を機上にて作成する工程と、前記製版した版にて所定の印刷を行う工程と、からなることを特徴とする。 【0011】これら場合、前記ファンアウト量の算出は、必ずしも一次関数で算出できるものとは限らず、複次関数若しくは、補間、関数近似、ファージ、ニュートラルネットワーク等で算出したテーブルを用いてファンアウト量を決定しても良く、特に前記予想ファンアウト量の算出が、複数種の紙種毎にテスト印刷した実測値のデータベース、具体的にはデータベースが各印刷ステーション、紙種、画線率毎に項目分けしてなるデータベースに基づいて行うのがよい。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示した実施例を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載される構成部品の寸法、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく単なる説明例に過ぎない。 【0013】図1は本発明の基本構成図で、予め準備したテスト用絵柄にて数種類の紙種で印刷を行い、各印刷ステーション1C…毎に紙種及び画線率毎のファンアウト量を実測してデータベース29を作成する。このとき紙種は、「コート紙」などのカテゴリの中で比重、紙厚などで細分化する。実測結果はデータベース29に蓄積する。 【0014】前記データベース29作成後、通常のジョブの製版時には、データベース29中よりジョブで使用する紙種から選択された補正マップ29A(表)より原稿画線率や紙厚等の項目別に振り分けられた各印刷ステーション毎の予想ファンアウト量を演算回路28で算出する。前記データベース29には、全ての紙種のマップや紙厚/画線率毎のファンアウトデータが入っている訳でないので、データベースのマップや項目の空白部については、補間、関数近似、ファジ、ニュートラルネットワーク等を用いて演算を行う。前記ファンアウト量に基づいて版書込み装置21により色間見当を補正した刷版130を作成し、該刷版130を版胴13に巻き付けて所定の印刷を行う。 【0015】図4はかかる発明に基づいて製造された本発明の実施例にかかる機上製版装置の概略構成図で、1は、インキ供給装置11より版胴13に巻回されている刷版130の絵柄部分にインキを転移させ、該インキを圧胴14上に搬送されている印刷用紙に転移する印刷機本体で、シアン、マゼンダ、イエロー及びブラックの各色毎の印刷機ステーション1C、1M、1Y、1Bが直列状に並んでおり、中間胴を挟んで次の印刷機本体1の圧胴14に印刷用紙を搬送しながら4色の印刷を行うように構成されている。 【0016】シアン、マゼンダ、イエロー及びブラックの各色毎の印刷機本体1は、対応する色のインキ供給装置11、刷板130を巻装させた版胴13、版胴13に対面配置させた製版装置2、インキ供給装置11より刷版130の絵柄部分に転移させたインキをゴム胴15を介して圧胴14に転移し、供給された印刷用紙を圧胴6上でゴム胴5からインキを受けて印刷が行われる。一方上記刷版12は、版胴13に対面配置させた製版装置2により、版胴13表面、若しくは版胴13表面に取り付けられた未露光の刷板130に前記製版装置2を利用して印刷機上で印刷絵柄を露光・現像するもので、版書込み装置21と、該書込み装置21をコントロールする書き込み装置コントローラ22よりなる。 【0017】版胴13に対面する版書込み装置21はレーザを用いて前記ファンアウト量に基づいて色間補正補正されたドットパターンを書き込みながら刷版130に焼き付けるもので、レーザ露光装置、現像装置、定着装置などで構成され、そして上記製版モードで未露光刷板130に露光する場合、露光信号出力タイミングに合わせて版胴13の同期回転と前記書込み装置21を支持している移動軸23の回転により前記書込み装置21を副走査方向(版胴軸12方向と平行な方向)に移動させながら露光するものである。この時精度の良い版面13Aのドットパターンを得るために、版胴13の回転パルスと前記移動軸23の幅方向位置パルスを書込み装置コントローラ22側で取り込んで、制御装置3内のデータサーバ31よりシリアルに読み出された描画データ(ラスターデータ)と同期をとってその位置補正と出力補正を行いながら前記書込み装置21内の半導体レーザ発信器(不図示)に出力する。 【0018】尚、図3(A)及び図4に示すように、版胴13の回転角パルス(回転位相角)は、版胴軸12に取り付けた版胴駆動モータ25の軸端に設けた版胴エンコーダ12Bからの回転角信号により高精度に取得され、又前記移動軸23の幅方向位置パルス(副走査方向)は前記移動軸23の軸端若しくは移動軸23を駆動するサーボモータ24等の軸端に設けたエンコーダ23Bの回転数と回転位相角により高精度に取得される。 【0019】30は本印刷機の制御装置本体で、描画データ生成部32よりの絵柄情報に基づいてインキ供給装置11のインキキー開度調整と圧胴14や版胴13、移動軸23等の回転を行う駆動モータ25やサーボモータ24の回転制御を行う。より具体的には、制御装置本体30は、図3(A)に示すように、版胴駆動モータ25の速度一定制御部30Bと、移動軸サーボモータ24について、版胴エンコーダ12Bよりの信号を受けて版面部13Aと非版面部13Bで速度切り替えを行う速度切り替え制御部30Aよりなる。そして前記速度切り替え制御部30Aの速度設定は、紙種や版材種類等に基づいて前記データベース29内の補正マップ29Aより得られる補正信号により演算回路28で設定される。 【0020】図4に戻り、描画データ生成部32は、客先上流システム35より対応する各色の画像データ(現像データ)を取り込んで、これをビットマップ状に展開してラスター状の描画データを作成する。そして前記作成された描画データは、データサーバ31に蓄えられる。そしてデータサーバに書き込まれた描画データはデータクロックに基づいてシリアルに書き込み装置コントローラ22側に送信される。 【0021】次にかかる構成に基づく、特に本発明の対応する部分を図3〜図6に基づいて説明する。先ず図5(A)及び図6で示すように、製版を行う「版」には、版面部13Aと非版面部13Bが存在し、版胴13の一回転周期では副走査方向の画素ライン間隔mを一致させる必要があり、このため前記書込み装置21の版胴に対する相対的移動速度を版面13A部側で増加し、非版面部13B側で減少するように、版胴13の回転速度と書込み装置21の副走査方向の移動速度を制御する。(その逆でも良い)更に前記相対的移動速度の増速/減速のバランスは書込み装置21が版胴13の中央位置より主走査方向始端側か主走査方向終端かによって異なる。即ち図6に示すように、前記版胴のほぼ中心位置を基準速度(平均速度Av)とした場合、書き込み装置位置が「主走査方向始端側」、「中央」「主走査方向終端側」との夫々の位置において、その増減速変化量は、版面部相対速度側においては、「n−α」、「n」、「n+α」のように変化し、一方非版面部相対速度側においては、「n+β」、「n」、「n−β」、のように変化させるのがよい。又ファンアウト量は各ステーションの上流側より下流側に向け大きくなるために、これに対応させて前記各ステーション毎の書込み装置の版胴に対する相対的移動速度を前記版面部と非版面部間で逆比例的に速度変化させるとともに、その速度変化量を、各ステーションの上流側より下流側に向け順次大きくさせている。 【0022】かかる条件下において、先ず前記版胴軸12側のエンコーダ12Bは版胴13の回転角検出手段に、又、版書込み装置21における移動軸23Aのエンコーダ23Bは、副走査方向の移動速度検出手段に、書き込み装置コントローラ22は版胴一回転周期毎の版面への書込みタイミングを検知するタイミング検知手段に、夫々信号を送る。前記タイミング検知手段の信号に基づいて前記版胴13と書き込み装置21の駆動速度を制御する速度制御手段は、制御装置本体30、サーボモータ24及び版胴の駆動モータ25からなる。 【0023】そして本実施例においては、前記版胴13には版面部13A(ここで版面部とは版胴13に巻回された刷版130の位置若しくは該刷版130にデータが書き込まれる版面位置のいずれか一方を指す。)と非版面部相互間に移行する際に、速度切り替えが行われるが、その速度切り替えはファンアウト量に対応して行われるために、基本的にはデータの描画ライン方向(主走査方向)と直交する方向(副走査方向)のライン間の幅を制御すればよい。そしてこのような副走査方向の制御は、版書込み装置21が移動軸23により副走査方向に移動制御されているために、書込み装置21よりのデータ出力クロックと版胴の回転速度を高精度に一定に維持しつつ、移動軸23に基づく書込み装置21の移動速度を変化させればよいことが理解できる。 【0024】そして前記非版面部13Bから版面部13Aへの速度切り替え、及び前記版面部13Aから非版面部13Bへの移動軸23の回転速度切り替えは前記制御装置本体30内の速度切り替え制御部30Aにより行われるが、この場合、版胴一回転周期毎に書き込みコントローラ22より得られる版面への書込み開始/終期タイミングを検知する垂直同期信号等により行ってもよく、又、版胴エンコーダ12Bの回転角位相パルスのいずれから行っても良い。特に本発明では、版面上における版胴回転周期毎の各書込み開始位置を同一間隔に設定する必要から版面部13Aへの速度切り替えは垂直同期信号に基づいて精度良く行うのがよく、一方、前記版面部13Aから非版面部13Bへの速度切り替えは、ファンアウト量に基づいて版面部13Aで遅延(増速)した遅延量を戻すための速度切り替えであるために、特別な高精度は必要なく、版胴エンコーダ12Bの回転角位相パルスにより速度切り替え行えばよい。 【0025】次に本発明の実施形態の動作を図3〜図6に基づいて具体的に説明する。即ち、各印刷ステーション1C…では、前記版胴の副走査方向始端側より終端側に進むに連れ、前記書込み装置21の版胴に対する相対的移動速度を版面部13A側で増加し、非版面部13B側で減少するように、版胴の回転速度と書込み装置の副走査方向の移動速度を制御する。例として夫々の版胴軸と平行な移動軸23を10mm/secの速度(副走査方向の速度)で移動しながらデータを書き込む版書込み装置21がシアン、マゼンダ、イエロー及びブラックの各色毎の印刷ステーション(1C、1M、1Y、1B)に配置されている場合、前記各ステーション毎の版書込み装置21の版胴に対する相対的移動速度を版面部13Aと非版面部13B間で逆比例的に速度変化させるとともに、その速度変化量を、各ステーションの上流側より下流側に向け順次大きくさせた補正を行うことによりファンアウトに対応して、色間見当を合せることができる。 【0026】そして図3(B)に示すように、加減速度を無視すれば、「版面部13A」と、「非版面部13B」における移動速度は、副走査方向書き始めライン側では、「版面部13A」=M−(αn/2)mm/sec「非版面部13B」=M+(αn)mm/sec副走査方向中央ライン位置では、「版面部13A」=Mmm/sec「非版面部13B」=Mmm/sec副走査方向最終ライン側では、「版面部13A」=M+(αn/2)mm/sec「非版面部13B」=M−(αn)mm/secとなる。 【0027】この場合、印刷用紙毎にファンアウト量は異なるために、図3(A)に示すように、前記したデータベースより各印刷ステーションの紙種毎の補正データを納めた補正マップ29より得られた補正データに基づいて演算回路28で、印刷データ書込時に印刷条件から最適な補正量を算出することでファンアウトに起因する見当ずれに対応する版データを得ることが出来る。例えば版面上の絵柄は図5(B)に示すように各色の印刷ステーション(13C、13M、13Y、13B)毎にくわえ尻側だけ順次50μmずつ副走査方向に伸びた形で描画されるとすると、第1印刷ステーション13Cでは50μm、第2印刷ステーション13Mでは100μm、第3印刷ステーション13Yでは150μm、第4印刷ステーション13Bでは200μm広げる必要がある。そして前記各ステーション(13C、13M、13Y、13B)毎の版胴周長は900mmで、そのうち版が存在するのは600mm、版胴は300msec(主走査方向)で1回転すると、版胴中の版面が存在する「版面部13A」と、版胴中の版が存在しない部分にあたる「非版面部13B」との間の主走査方向の時間比が、「200msec/100msec」=2/1であるとする。 【0028】尚、例えば図6に示すように、前記Mが10mm/secの場合、第1ステーションではα1:0.25mm/sec、第2ステーションではα2:0.5mm/sec、第3ステーションではα3:0.75mm/sec、第4ステーションではα4:1mm/secとなるように設定する。より具体的には、例えば、第2ステーションにおける副走査方向書き始めライン側では、「版面部13A」=9.5mm/sec、「非版面部13B」=11mm/sec副走査方向中央ライン位置では、「版面部13A」=10mm/sec、「非版面部13B」=10mm/sec副走査方向最終ライン側では、「版面部13A」=10.5mm/sec、「非版面部13B」=9mm/secとなるように副走査方向の速度制御を徐々に1回転毎に行って製版を行う。これにより前記速度変化にも関わらず、版胴回転毎の書込み開始位置は常に版面上で同じ間隔を維持するように厳密な速度及び位置制御を行う事が出来る。 【0029】これにより図6に示すように、各印刷ステーションの版面の主走査方向始端側の各回転周期毎の副走査方向のライン間隔はmと一定になるように設定し、一方主走査方向終端側の各回転周期毎の副走査方向のライン間隔は、描画開始ラインでは、その傾き量は(n−α:第1ステーション、n−2α:第2ステーション、…)、描画中央ラインでは、その傾き量は(n:第1ステーション、n:第2ステーション、…)、描画最終ラインでは、その傾き量は(n+α:第1ステーション、n+2α:第2ステーション、…)mとなるように設定した版を得ることが出来る。 【0030】尚、本方式では、厳密にはくわえ頭側とくわえ尻側でドットの間隔が一部で異なるが、その量は充分にちいさい(版胴左右幅を900mm、広げ量を200μとすれば、版胴回転毎の描画絵柄の隙間は、(200μmm÷10mm/sec÷300msec)=0.7μとなる。)ために問題とならない。 【0031】 【発明の効果】以上記載のごとく本発明によれば、印刷用紙のファンアウトに対応させて容易にドット見当を一致させることの出来る刷板を得ることが可能であり、各印刷ステーション毎に印刷された各色の絵柄を、夫々のファンアウトに対応させて容易に一致させることが出来る。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006208 【氏名又は名称】三菱重工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年11月30日(2000.11.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100083024 【弁理士】 【氏名又は名称】高橋 昌久 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−166518(P2002−166518A) |
| 【公開日】 |
平成14年6月11日(2002.6.11) |
| 【出願番号】 |
特願2000−366031(P2000−366031) |
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