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【発明の名称】 擬似接着シート及び擬似接着シートの製造方法
【発明者】 【氏名】吉田 卓司

【要約】 【課題】擬似接着シートの製造において溶融加熱工程を必要とせずに擬似接着して製造できる擬似接着シートを提供することにあり、擬似接着シートの製造における製造効率の向上を図り、製造コストを低減することにある。

【解決手段】第1シート11の片面に積層接着した紫外線硬化型の擬似接着樹脂層12上に透明な第2シート13が剥離可能に擬似接着し、前記第1シート11又は前記第2シート13のいずれか一方が適宜パターン状に打ち抜き形成されている擬似接着シートと、その製造方法。
【特許請求の範囲】
【請求項1】第1シート11の片面に積層接着した紫外線硬化型の擬似接着樹脂層12上に透明な第2シート13が剥離可能に擬似接着していることを特徴とする擬似接着シート。
【請求項2】前記第1シート11が透明乃至不透明シートである請求項1記載の擬似接着シート。
【請求項3】前記擬似接着樹脂層12が透明乃至不透明樹脂層である請求項1又は請求項2記載の擬似接着シート。
【請求項4】前記透明な第2シート13がその表面に隠蔽性層を備える請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の擬似接着シート。
【請求項5】前記第1シート11と擬似接着樹脂層12との層間又は/及び擬似接着樹脂層12と第2シート13との層間に印刷層15を備える請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の擬似接着シート。
【請求項6】請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載の擬似接着シートであって、前記第1シート11又は前記第2シート13のいずれか一方が、適宜パータン状に打ち抜き形成されていることを特徴とする擬似接着シート。
【請求項7】請求項6記載の擬似接着シートであって、前記第1シート11又は前記第2シート13のいずれか一方の前記適宜パータン状に打ち抜き形成された紫外線硬化型の擬似接着樹脂層12の領域に、擬似接着樹脂層12の無い非擬似接着領域12aが形成されていることを特徴とする擬似接着シート。
【請求項8】第1シート11の片面に積層接着した紫外線硬化型の第1擬似接着樹脂層12上に、第2シート13の片面に積層接着した紫外線硬化型の第2擬似接着樹脂層14が剥離可能に擬似接着していることを特徴とする擬似接着シート。
【請求項9】前記第1シート11と第2シート13のいずれか一方又は両方が透明乃至不透明シートである請求項8記載の擬似接着シート。
【請求項10】前記第1擬似接着樹脂層12と第2擬似接着樹脂層14のいずれか一方又は両方が透明乃至不透明樹脂層である請求項8又は請求項9記載の擬似接着シート。
【請求項11】前記第1シート11と第1擬似接着樹脂層12との層間又は/及び第1擬似接着樹脂層12と第2擬似接着樹脂層14との層間又は/及び第2擬似接着樹脂層14と第2シート13との層間に印刷層15を備える請求項8乃至請求項10のいずれか1項記載の擬似接着シート。
【請求項12】請求項8乃至請求項11のいずれか1項記載の擬似接着シートであって、前記第1シート11又は第2シート13のいずれか一方が、適宜パータン状に打ち抜き形成されていることを特徴とする擬似接着シート。
【請求項13】請求項12記載の擬似接着シートであって、前記第1シート11の前記適宜パータン状に打ち抜き形成された第1擬似接着樹脂層12の領域に、擬似接着樹脂層12の無い非擬似接着領域12aが形成されていることを特徴とする擬似接着シート。
【請求項14】請求項12記載の擬似接着シートであって、前記第2シート13の前記適宜パータン状に打ち抜き形成された第2擬似接着樹脂層14の領域に、擬似接着樹脂層14の無い非擬似接着領域14aが形成されていることを特徴とする擬似接着シート。
【請求項15】第1シート供給手段21にてウエブ状の第1シート11を供給するシート供給工程と、供給される第1シート11の片面に塗布手段26にて紫外線硬化型の擬似接着樹脂を塗布して擬似接着樹脂層12を形成する擬似接着樹脂層形成工程と、第2シート供給手段29にてウエブ状の透明な第2シート13を供給する第2シート供給工程と、供給される第2シート13を第1シート11の擬似接着樹脂層12が形成された面にロールラミネート手段28にて重ね合わせラミネートするフイルムラミネート工程と、ラミネートされた第1シート11と第2シート13との層間にある前記擬似接着樹脂層12を紫外線照射手段31にて紫外線照射して硬化させる擬似接着樹脂硬化工程と、第1シート11又は第2シート13のいずれか一方面を打抜手段34にて所定パターン状に打ち抜き形成する打ち抜き工程とにより製造することを特徴とする擬似接着シートの製造方法。
【請求項16】前記シート供給手段21と塗布手段26との間に印刷手段23を配置して、供給される第1シート11の片面若しくは両面に印刷層15を施す請求項15記載の擬似接着シートの製造方法。
【請求項17】前記紫外線照射手段31と打抜手段34との間に印刷手段32を配置して、第2シート13の表面に印刷層15を施す請求項15又は請求項16記載の擬似接着シートの製造方法。
【請求項18】前記第1シート11に透明乃至不透明シートを用いる請求項15乃至請求項17のいずれか1項記載の擬似接着シートの製造方法。
【請求項19】前記擬似接着樹脂層12に透明乃至不透明樹脂層を用いる請求項15乃至請求項18のいずれか1項記載の擬似接着シートの製造方法。
【請求項20】前記打抜手段34にて第1シート11又は前記第2シート13のいずれか一方が適宜パータン状に打ち抜き形成される請求項15乃至請求項19のいずれか1項記載の擬似接着シートの製造方法。
【請求項21】請求項20記載の擬似接着シートの製造方法であって、前記第1シート11又は前記第2シート13のいずれか一方の前記適宜パータン状に打ち抜き形成される領域相当部に、前記擬似接着樹脂層形成工程の塗布手段26にて紫外線硬化型の擬似接着樹脂をパターン状に塗布して擬似接着樹脂層12の無い非擬似接着領域12aを形成することを特徴とする擬似接着シートの製造方法。
【請求項22】第1シート供給手段21にてウエブ状の第1シート11を供給する第1シート供給工程と、供給される第1シート11の片面に第1塗布手段26にて紫外線硬化型の擬似接着樹脂を塗布して第1擬似接着樹脂層12を形成する第1擬似接着樹脂層形成工程と、該第1擬似接着樹脂層12を紫外線照射手段27にて半硬化させる第1擬似接着樹脂半硬化工程と、第2シート供給手段29にてウエブ状の第2シート13を供給する第2シート供給工程と、供給される第2シート13の片面に第2塗布手段37にて紫外線硬化型の擬似接着樹脂を塗布して第2擬似接着樹脂層14を形成する第2擬似接着樹脂層形成工程と、該第2擬似接着樹脂層14を紫外線照射手段38にて半硬化させる第2擬似接着樹脂半硬化工程と、前記第1シート11の擬似接着樹脂層12が形成された面にロールラミネート手段28にて前記第2シート13の擬似接着樹脂層14が形成された面を重ね合わせラミネートするラミネート工程と、ラミネートされた第1シート11と第2シート13との層間にある半硬化状態の前記擬似接着樹脂層12、14を紫外線照射手段31にて紫外線照射して硬化させる擬似接着樹脂硬化工程と、第1シート11又は第2シート13のいずれか一方面を打抜手段34にて所定パターン状に打ち抜き形成する打ち抜き工程とにより製造することを特徴とする擬似接着シートの製造方法。
【請求項23】前記第1シート供給手段21と第1塗布手段26との間に印刷手段23を配置して、供給される第1シート11の片面若しくは両面に印刷層15を施す請求項22記載の擬似接着シートの製造方法。
【請求項24】前記紫外線照射手段31と打抜手段34との間に印刷手段32を配置して、第2シート13の表面に印刷層15を施す請求項22又は請求項23記載の擬似接着シートの製造方法。
【請求項25】前記第1シート11と第2シート13のいずれか一方又は両方に透明乃至不透明シートを用いる請求項22乃至請求項24のいずれか1項記載の擬似接着シートの製造方法。
【請求項26】前記第1擬似接着樹脂層12と第2擬似接着樹脂層15のいずれか一方又は両方に透明乃至不透明な擬似接着樹脂層を用いる請求項22乃至請求項25のいずれか1項記載の擬似接着シートの製造方法。
【請求項27】前記打抜手段34にて第1シート11又は第2シート13のいずれか一方が適宜パータン状に打ち抜き形成される請求項22乃至請求項26のいずれか1項記載の擬似接着シートの製造方法。
【請求項28】請求項27記載の擬似接着シートの製造方法であって、前記第1シート11の前記適宜パータン状に打ち抜き形成される領域相当部に、前記第1擬似接着樹脂層形成工程の第1塗布手段26にて紫外線硬化型の擬似接着樹脂をパターン状に塗布して第1擬似接着樹脂層12と擬似接着樹脂層の無い非擬似接着領域12aを形成することを特徴とする擬似接着シートの製造方法。
【請求項29】請求項27記載の擬似接着シートの製造方法であって、前記第2シート13の前記適宜パータン状に打ち抜き形成される領域相当部に、前記2擬似接着樹脂層形成工程の第2塗布手段27にて紫外線硬化型の擬似接着樹脂をパターン状に塗布して第2擬似接着樹脂層14と擬似接着樹脂層の無い非擬似接着領域14aを形成することを特徴とする擬似接着シートの製造方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商品やイベントや催物などの展示、広告、宣伝、表示用のラベル類や、出荷発送用など各種用途の伝票類、あるいは玩具用カードや会員カードなど各種カード類、あるいは書籍、雑誌等の綴じ込みシート類などに使用する擬似接着シートに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に擬似接着シートは、少なくとも二枚のシートを重ね合わせ積層した積層界面において易剥離可能に擬似的に接着しているものである。
【0003】例えば図8(a)は、基材シート1と粘着剤層2と合成樹脂フィルム層3(ポリエチレンテレフタレートフィルム)とからなるシートと、基材シート4と粘着剤層5と合成樹脂フィルム層3とは異質の合成樹脂フィルム層6(ポリエチレンフィルム)とからなるシートとを、合成樹脂フィルム層3、6にて重ね合わせ積層したもので、互いに融点の異なる異質の合成樹脂フィルム層3、6は加熱溶融状態で加圧することにより接着しており、その接着界面は易剥離可能に擬似的に接着しているものであり、図8(b)に示すように基材シート1、4は合成樹脂フィルム層3、6の接着界面にて容易に剥離するようになっている。
【0004】また、図9(a)は基材シート1の片面に塗布した剥離ニス層7を介して、基材シート4の片面に塗布又はラミネートした合成樹脂層6を積層接着したものであり、基材シート1、4は、図9(b)に示すように合成樹脂層6と剥離ニス層7の接着界面にて容易に剥離するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の擬似接着シートは、そのシート製造工程において上記のような溶融加熱と加圧工程を必要とするために、その製造における製造効率が悪く、また製造効率の向上を図り難い欠点があり、溶融加熱と加圧工程とによる多大の製造コストが掛かるといった問題があった。
【0006】本発明の課題は、擬似接着シートの製造において溶融加熱工程を必要とせずに製造できる擬似接着シートを提供することにあり、擬似接着シートの製造における製造効率の向上を図り、製造コストを低減することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る発明は、第1シート11の片面に積層接着した紫外線硬化型の擬似接着樹脂層12上に透明な第2シート13が剥離可能に擬似接着していることを特徴とする擬似接着シートである。
【0008】本発明の請求項2に係る発明は、上記請求項1に係る擬似接着シートにおいて前記第1シート11が透明乃至不透明シートである擬似接着シートである。
【0009】本発明の請求項3に係る発明は、上記請求項1又は請求項2に係る擬似接着シートにおいて、前記擬似接着樹脂層12が透明乃至不透明樹脂層である擬似接着シートである。
【0010】本発明の請求項4に係る発明は、上記請求項1乃至請求項3のいずれか1項に係る擬似接着シートにおいて、前記透明な第2シート13がその表面に隠蔽性層を備える擬似接着シートである。
【0011】本発明の請求項5に係る発明は、上記請求項1乃至請求項4のいずれか1項に係る擬似接着シートにおいて、前記第1シート11と擬似接着樹脂層12との層間又は/及び擬似接着樹脂層12と第2シート13との層間に印刷層15を備える擬似接着シートである。
【0012】本発明の請求項6に係る発明は、上記請求項1乃至請求項5のいずれか1項に係る擬似接着シートであって、前記第1シート11又は前記第2シート13のいずれか一方が、適宜パータン状に打ち抜き形成されていることを特徴とする擬似接着シートである。
【0013】本発明の請求項7に係る発明は、上記請求項6に係る擬似接着シートであって前記第1シート11又は前記第2シート13のいずれか一方の前記適宜パータン状に打ち抜き形成された紫外線硬化型の擬似接着樹脂層12の領域に、擬似接着樹脂層12の無い非擬似接着領域12aが形成されていることを特徴とする擬似接着シートである。
【0014】本発明の請求項8に係る発明は、第1シート11の片面に積層接着した紫外線硬化型の第1擬似接着樹脂層12上に、第2シート13の片面に積層接着した紫外線硬化型の第2擬似接着樹脂層14が剥離可能に擬似接着していることを特徴とする擬似接着シートである。
【0015】本発明の請求項9に係る発明は、上記請求項8に係る擬似接着シートにおいて前記第1シート11と第2シート13のいずれか一方又は両方が透明乃至不透明シートである擬似接着シートである。
【0016】本発明の請求項10に係る発明は、上記請求項8又は請求項9に係る擬似接着シートにおいて、前記第1擬似接着樹脂層12と第2擬似接着樹脂層14のいずれか一方又は両方が透明乃至不透明樹脂層である擬似接着シートである。
【0017】本発明の請求項11に係る発明は、上記請求項8乃至請求項10のいずれか1項に係る擬似接着シートにおいて、前記第1シート11と第1擬似接着樹脂層12との層間又は/及び第1擬似接着樹脂層12と第2擬似接着樹脂層14との層間又は/及び第2擬似接着樹脂層14と第2シート13との層間に印刷層15を備える擬似接着シートである。
【0018】本発明の請求項12に係る発明は、上記請求項8乃至請求項11のいずれか1項に係る擬似接着シートであって、前記第1シート11又は第2シート13のいずれか一方が、適宜パータン状に打ち抜き形成されていることを特徴とする擬似接着シートである。
【0019】本発明の請求項13に係る発明は、上記請求項12に係る擬似接着シートであって、前記第1シート11の前記適宜パータン状に打ち抜き形成された第1擬似接着樹脂層12の領域に、擬似接着樹脂層12の無い非擬似接着領域12aが形成されていることを特徴とする擬似接着シートである。
【0020】本発明の請求項14に係る発明は、上記請求項12記載の擬似接着シートであって、前記第2シート13の前記適宜パータン状に打ち抜き形成された第2擬似接着樹脂層14の領域に、擬似接着樹脂層14の無い非擬似接着領域14aが形成されていることを特徴とする擬似接着シートである。
【0021】本発明の請求項15に係る発明は、第1シート供給手段21にてウエブ状の第1シート11を供給するシート供給工程と、供給される第1シート11の片面に塗布手段26にて紫外線硬化型の擬似接着樹脂を塗布して擬似接着樹脂層12を形成する擬似接着樹脂層形成工程と、第2シート供給手段29にてウエブ状の透明な第2シート13を供給する第2シート供給工程と、供給される第2シート13を第1シート11の擬似接着樹脂層12が形成された面にロールラミネート手段28にて重ね合わせラミネートするフイルムラミネート工程と、ラミネートされた第1シート11と第2シート13との層間にある前記擬似接着樹脂層12を紫外線照射手段31にて紫外線照射して硬化させる擬似接着樹脂硬化工程と、第1シート11又は第2シート13のいずれか一方面を打抜手段34にて所定パターン状に打ち抜き形成する打ち抜き工程とにより製造することを特徴とする擬似接着シートの製造方法である。
【0022】本発明の請求項16に係る発明は、上記請求項15に係る擬似接着シートにおいて、前記シート供給手段21と塗布手段26との間に印刷手段23を配置して供給される第1シート11の片面若しくは両面に印刷層15を施す擬似接着シートの製造方法である。
【0023】本発明の請求項17に係る発明は、上記請求項15又は請求項16に係る擬似接着シートの製造方法において、前記紫外線照射手段31と打抜手段34との間に印刷手段32を配置して、第2シート13の表面に印刷層15を施す擬似接着シートの製造方法である。
【0024】本発明の請求項18に係る発明は、上記請求項15乃至請求項17のいずれか1項に係る擬似接着シートの製造方法において、前記第1シート11に透明乃至不透明シートを用いる擬似接着シートの製造方法である。
【0025】本発明の請求項19に係る発明は、上記請求項15乃至請求項18のいずれか1項に係る擬似接着シートの製造方法において、前記擬似接着樹脂層12に透明乃至不透明樹脂層を用いる擬似接着シートの製造方法である。
【0026】本発明の請求項20に係る発明は、上記請求項15乃至請求項19のいずれか1項に係る擬似接着シートの製造方法において、前記打抜手段34にて第1シート11又は前記第2シート13のいずれか一方が適宜パータン状に打ち抜き形成される擬似接着シートの製造方法である。
【0027】本発明の請求項21に係る発明は、上記請求項20に係る擬似接着シートの製造方法であって、前記第1シート11又は前記第2シート13のいずれか一方の前記適宜パータン状に打ち抜き形成される領域相当部に、前記擬似接着樹脂層形成工程の塗布手段26にて紫外線硬化型の擬似接着樹脂をパターン状に塗布して擬似接着樹脂層12の無い非擬似接着領域12aを形成することを特徴とする擬似接着シートの製造方法である。
【0028】本発明の請求項22に係る発明は、第1シート供給手段21にてウエブ状の第1シート11を供給する第1シート供給工程と、供給される第1シート11の片面に第1塗布手段26にて紫外線硬化型の擬似接着樹脂を塗布して第1擬似接着樹脂層12を形成する第1擬似接着樹脂層形成工程と、該第1擬似接着樹脂層12を紫外線照射手段27にて半硬化させる第1擬似接着樹脂半硬化工程と、第2シート供給手段29にてウエブ状の第2シート13を供給する第2シート供給工程と、供給される第2シート13の片面に第2塗布手段37にて紫外線硬化型の擬似接着樹脂を塗布して第2擬似接着樹脂層14を形成する第2擬似接着樹脂層形成工程と、該第2擬似接着樹脂層14を紫外線照射手段38にて半硬化させる第2擬似接着樹脂半硬化工程と、前記第1シート11の擬似接着樹脂層12が形成された面にロールラミネート手段28にて前記第2シート13の擬似接着樹脂層14が形成された面を重ね合わせラミネートするラミネート工程と、ラミネートされた第1シート11と第2シート13との層間にある半硬化状態の前記擬似接着樹脂層12、14を紫外線照射手段31にて紫外線照射して硬化させる擬似接着樹脂硬化工程と、第1シート11又は第2シート13のいずれか一方面を打抜手段34にて所定パターン状に打ち抜き形成する打ち抜き工程とにより製造することを特徴とする擬似接着シートの製造方法である。
【0029】本発明の請求項23に係る発明は、上記請求項22に係る擬似接着シートの製造方法において、前記第1シート供給手段21と第1塗布手段26との間に印刷手段23を配置して、供給される第1シート11の片面若しくは両面に印刷層15を施す擬似接着シートの製造方法である。
【0030】本発明の請求項24に係る発明は、上記請求項22又は請求項23記載の擬似接着シートの製造方法において、前記紫外線照射手段31と打抜手段34との間に印刷手段32を配置して、第2シート13の表面に印刷層15を施す擬似接着シートの製造方法である。
【0031】本発明の請求項25に係る発明は、上記請求項22乃至請求項24のいずれか1項に係る擬似接着シートの製造方法において、前記第1シート11と第2シート13のいずれか一方又は両方に透明乃至不透明シートを用いる擬似接着シートの製造方法である。
【0032】本発明の請求項26に係る発明は、上記請求項22乃至請求項25のいずれか1項に係る擬似接着シートの製造方法において、前記第1擬似接着樹脂層12と第2擬似接着樹脂層15のいずれか一方又は両方に透明乃至不透明な擬似接着樹脂層を用いる擬似接着シートの製造方法である。
【0033】本発明の請求項27に係る発明は、上記請求項22乃至請求項26のいずれか1項に係る擬似接着シートの製造方法において、前記打抜手段34にて第1シート11又は第2シート13のいずれか一方が適宜パータン状に打ち抜き形成される擬似接着シートの製造方法である。
【0034】本発明の請求項28に係る発明は、上記請求項27に係る擬似接着シートの製造方法であって、前記第1シート11の前記適宜パータン状に打ち抜き形成される領域相当部に、前記第1擬似接着樹脂層形成工程の第1塗布手段26にて紫外線硬化型の擬似接着樹脂をパターン状に塗布して第1擬似接着樹脂層12と擬似接着樹脂層の無い非擬似接着領域12aを形成することを特徴とする擬似接着シートの製造方法である。
【0035】本発明の請求項29に係る発明は、上記請求項27に係る擬似接着シートの製造方法であって、前記第2シート13の前記適宜パータン状に打ち抜き形成される領域相当部に、前記2擬似接着樹脂層形成工程の第2塗布手段27にて紫外線硬化型の擬似接着樹脂をパターン状に塗布して第2擬似接着樹脂層14と擬似接着樹脂層の無い非擬似接着領域14aを形成することを特徴とする擬似接着シートの製造方法である。
【0036】
【発明の実施の形態】本発明の擬似接着シートの実施の形態を以下に詳細に説明すれば、図1(a)は、請求項1〜請求項7に係る本発明の擬似接着シートの一例を示す側断面図であり、紙製、合成樹脂フィルム製、アルミ箔製の第1シート11(例えばラベル用基材シート、カード用基材シートなど)の片面に、該基材シート11に対して又は該基材シート11の片面に塗布したアンカー層に対して、強い接着力のある紫外線硬化型の擬似接着樹脂層12が積層され、この擬似接着樹脂層12の表面には、この擬似接着樹脂層12に対して弱い接着力のある透明な合成樹脂フィルムによる第2シート13が積層している。
【0037】第1シート11と第2シート13により挟まれた擬似接着樹脂層12は、第1シート11に対しては強い接着作用があり、第2シート13に対しては弱い接着作用がある樹脂材料を使用しており、第1シート11と第2シート13により挟まれた状態で紫外線の照射により硬化させてあるため、第1シート11に対しては強固な接着状態で積層し、第2シート13に対しては擬似接着状態(易剥離可能状態)で積層している。そのため、図1(b)に示すように上記擬似接着シートの第1シート11側の擬似接着樹脂層12は第2シート13から容易に剥離でき、例えば第1、第2シート11、13のいずれか一方のシートを、他方のシートを保護シートとして剥離して使用することができ、剥離した後の第2シート13と第1シート11側の硬化した擬似接着樹脂層12との剥離界面は非接着性(ノンタック)表面を呈して再接着しない。
【0038】上記第1シート11と擬似接着樹脂層12は、透明、不透明のいずれであってもよく、無色又は適宜色調に着色された透明乃至半透明又は適宜色調に着色された不透明であってもよい。また、第2シート13には紫外線を充分に透過する合成樹脂フィルム材料が使用され、例えば透明フィルムが使用される。
【0039】上記第1シート11の片面(表面若しくは裏面)又は両面には、ラベルやシールあるいはカードなどに必要な印刷表示としての印刷層15(文字、絵柄、彩色など)が施されている。また、第2シート13の表面にも、擬似接着樹脂層12を紫外線照射により硬化させた後においては、必要に応じて適宜に印刷層が施されていてもよく、例えば基材シート11の表面に施された印刷層15を不可視とするような隠蔽性の印刷層(例えば、筆記が可能なホワイトインキ層など)が全面若しくは部分的に施されていてもよい。
【0040】図2(a)は、請求項8〜請求項14に係る本発明の擬似接着シートの一例を示す側断面図であり、紙製、合成樹脂フィルム製、アルミ箔製の第1シート11(例えばラベル用基材シート、カード用基材シートなど)の片面に、この第1シート11に対して強い接着力のある紫外線硬化型の第1擬似接着樹脂層12が積層している。
【0041】また、紙製、合成樹脂フィルム製、アルミ箔製の第2シート13(例えばラベル用基材シート、カード用基材シートなど)の片面に、この第2シート13に対して強い接着力のある紫外線硬化型の第2擬似接着樹脂層14が積層している。
【0042】そして、上記第1擬似接着樹脂層12の面と第2擬似接着樹脂層14の面が互いに重ね合わせられて積層している。
【0043】第1シート11と第2シート13により挟まれた第1、第2擬似接着樹脂層12、14は、第1、第2シート11、13に対しては強い接着作用がある樹脂材料を使用しているが、第1、第2擬似接着樹脂層12、14の積層界面は、第1擬似接着樹脂層12の面と第1擬似接着樹脂層14の面とを各々紫外線照射により半硬化状態にした後に重ね合わせ積層して、紫外線照射により半硬化状態を完全硬化状態にしたものである。
【0044】そのため、上記第1、第2擬似接着樹脂層12、14は、第1、第2シート11、13に対しては強固な接着状態で積層し、第1、第2擬似接着樹脂層12、14同士の接着界面は擬似接着状態(易剥離可能状態)で積層している。
【0045】そのため、図2(b)に示すように、上記擬似接着シートの第1シート11と第2シート13は、硬化した状態の第1擬似接着樹脂層12と第2擬似接着樹脂層14との接着界面で容易に剥離でき、例えば第1、第2シート11、13のいずれか一方のシートを、他方のシートを保護シートとして剥離して使用することができ、剥離した後の硬化した状態の第1、第2擬似接着樹脂層12、14の剥離界面は非接着性(ノンタック)表面を呈して再接着しない。
【0046】上記第1シート11及び第1擬似接着樹脂層12と、第2シート13及び第2擬似接着樹脂層14とにおいて、そのいずれか一方のシート及び擬似接着樹脂層には紫外線を充分に透過する合成樹脂フィルムや擬似接着樹脂材料が使用され、例えば透明な合成樹脂フィルムや樹脂材料が使用される。また、無色又は適宜色調に着色された透明であってもよい。また、他方のシート及び擬似接着樹脂層には無色又は適宜色調に着色された透明乃至半透明又は不透明な合成樹脂フィルムや樹脂材料が使用できる。
【0047】図1(a)に示すように上記第1、第2シート11、13のいずれか一方のシートの片面(表面若しくは裏面)又は両面には、ラベルやシールあるいはカードなどに必要な印刷表示としての印刷層15(文字、絵柄、彩色など)が施されている。また第1、第2擬似接着樹脂層12、14を紫外線照射により半硬化及び完全硬化させた後における他方のシートの表面にも、必要に応じて適宜に印刷層15が施されていてもよく、例えば第2シート13の外表面には、第1シート11の片面に施された印刷層15を不可視とするような隠蔽性の印刷層(例えば、筆記が可能なホワイトインキ層など)が全面若しくは部分的に施されていてもよい。
【0048】図3は、請求項6に係る本発明の擬似接着シートSの一例を説明する斜視図であり、図1(a)に示した上記請求項1乃至請求項5のいずれか1項に係る擬似接着シートSの第1シート11又は第2シート13のいずれか一方のシートが適宜パータン状に打ち抜き形成されているものであり、例えば、図3に示すように擬似接着シートSを、その第1シート11側から擬似接着樹脂層12まで打抜手段(打抜刃)にて打ち抜き加工して、1個所乃至複数個所に適宜パターン(例えばカード、ラベル、シール形状)の打抜部16を刻切したものである。
【0049】これにより、適宜パターンに擬似接着樹脂層12まで打ち抜かれた第1シート11を打抜部16に沿って第2シート13から剥離することにより、基材シート11を基材とし、硬化した擬似接着樹脂層12を表面保護層とするシート類Lとしてカード、ラベル、シールなどの多くの用途に展開できる。
【0050】また上記擬似接着シートSは、保護フィルム13をシート類Lの支持体として1乃至複数枚のシート類Lをその保護フィルム13に剥離可能に接着して、ダイレクトメールなどとして郵送したりサービス提供したりする場合に使用することができる。
【0051】図4は、請求項6に係る本発明の擬似接着シートSの他の例を説明する斜視図であり、図1(a)に示した上記請求項1乃至請求項5のいずれか1項に係る擬似接着シートSにおいて、第2シート13が擬似接着樹脂層12を介して基材シート11の一部領域に擬似接着している擬似接着シートSの基材シート11側から第2シート13の手前まで打抜手段(打抜刃)にて打ち抜き加工して、適宜パターン(例えばカード、ラベル、シール形状のシート類L)の打抜部16を刻切したものである。なお上記擬似接着シートSも同様に、保護フィルム13をシート類Lの支持体として1乃至複数枚のシート類Lをその保護フィルム13に剥離可能に接着して、ダイレクトメールなどとして郵送したりサービス提供したりする場合に使用することができる。
【0052】図5(a)は、請求項7に係る本発明の擬似接着シートSの斜視図であり、図3又は図4に示す上記請求項6に係る本発明の擬似接着シートSにおける基材シート11として、その表面又は表裏両面に、鉛筆、シャープペンシル、ボールペン、万年筆、フェルトペンなど筆記用具による良好な筆記適性のある又は筆記適性を付与した基材シート11を使用したものである。
【0053】その基材シート11の片面に塗工積層した紫外線硬化型の擬似接着樹脂層12のうち、型抜き形成されるシート類Lの片面の擬似接着樹脂層12の一部領域には、図5(b)〜(c)の裏面図に示すように、シート類L片面に擬似接着樹脂が塗工されていない非擬似接着領域12aが設けられている。
【0054】シート類L片面の上記非擬似接着領域12a内に露呈する前記筆記適性のある基材シート11面は、硬化滑性化した擬似接着樹脂層12面よりも、鉛筆、シャープペンシル、ボールペン、万年筆などによる良好な筆記適性があり、上記非擬似接着領域12aは筆記用欄17として使用される。
【0055】次に請求項15〜請求項21に係る本発明の擬似接着シートの製造方法の実施の形態を以下に詳細に説明すれば、図6は、その製造方法の一例を示す概要側面図である。
【0056】図6に示すように製造方法の一例として、第1シート供給工程では、第1シート供給手段21(ロールシート巻き出し部)にて、ウエブ状の第1シート11をガイド22に導入して供給する。
【0057】次に擬似接着樹脂層形成工程では、供給される前記第1シート11の片面に塗布手段26(圧胴26a、塗布胴26b)にて紫外線硬化型の擬似接着樹脂を塗布して擬似接着樹脂層12を形成する。
【0058】続いて第2シート供給工程では、第2シート供給手段29(ロールフィルム巻き出し部)にて、透明な第2シート13をガイド30に導入して供給する。
【0059】フイルムラミネート工程では、供給される透明な第2シート13を、前記第1シート11の擬似接着樹脂層12が形成された面にロールラミネート手段28にて重ね合わせラミネートする。
【0060】次に擬似接着樹脂硬化工程では、ラミネートされた第1シート11と透明な第2シート13との層間にある前記擬似接着樹脂層12を、紫外線照射手段31にて紫外線照射して完全硬化させて、本発明の擬似接着シートS(図1(a)参照)が製造される。
【0061】続いて、打ち抜き工程では、製造された擬似接着シートの第1シート11又は第2シート13のいずれか一方面の所定位置を、打抜手段34(ロータリ式:打抜刃胴34a、圧胴34b、又は圧胴34a、打抜刃胴34b)にて所定パターン状に打ち抜き、打抜部16を形成することにより、図3に示すような擬似接着シートSの所定位置に剥離可能なシート類Lが形成される。なお、打抜手段34により所定パターン状に打ち抜き形成される前記シート類Lの下層の擬似接着樹脂層12の領域には、前記第1シート11の片面に塗布手段26(圧胴26a、塗布胴26b)にて紫外線硬化型の擬似接着樹脂をパターン状に塗布することにより擬似接着樹脂が塗布されない非擬似接着領域12a(図5(b)〜(c)参照)を形成するようにしていもよい。
【0062】本発明の擬似接着シートS(図1(a)参照)の上記製造方法においては、必要に応じて前記シート供給手段21と塗布手段26との間に印刷手段23(圧胴23a、版胴23b、及び必要に応じて紫外線硬化型印刷インキ乾燥用紫外線照射手段25)を配置して、供給される第1シート11の片面若しくは両面に、印刷層15を施すことができる。
【0063】また上記製造方法においては、必要に応じて前記紫外線照射手段31と打抜手段34との間に印刷手段32(圧胴32a、版胴32b、及び必要に応じて紫外線硬化型印刷インキ乾燥用紫外線照射手段33)を配置して、透明な第2シート13の表面に全面若しくは部分的に印刷層15を施すことができる。そして、その第2シート13の表面の印刷層15は、例えばラベルやシールあるいはカードなどに必要な印刷表示としての印刷層15(文字、絵柄、彩色など)、あるいは透明な第2シート13を透して見える第1シート11側の印刷層15を隠蔽するための隠蔽性印刷層15であってもよい。
【0064】上記製造方法においては、前記第1シート11の材料として透明乃至不透明シートを用いることができ、また前記擬似接着樹脂層12の材料として透明乃至不透明樹脂層を用いることができる。
【0065】次に請求項22〜請求項29に係る本発明の擬似接着シートの製造方法の実施の形態を以下に詳細に説明すれば、図7は、その製造方法の一例を示す概要側面図である。
【0066】図7に示すように製造方法の一例として、第1シート供給工程では、第1シート供給手段21(ロールシート巻き出し部)にてウエブ状の第1シート11をガイド22に導入して供給する。
【0067】第1擬似接着樹脂層形成工程では、供給される第1シート11の片面に、第1塗布手段26(圧胴26a、塗布胴26b)にて紫外線硬化型の擬似接着樹脂を塗布して第1擬似接着樹脂層12を形成する。
【0068】続いて、第1擬似接着樹脂半硬化工程では、塗布した前記第1擬似接着樹脂層12を紫外線照射手段28にて半硬化させる。
【0069】次に第2シート供給工程では、第2シート供給手段29(ロールシート巻き出し部)にてウエブ状の第2シート13を供給する。
【0070】続いて、第2擬似接着樹脂層形成工程では、供給される第2シート13の片面に第2塗布手段37(圧胴37a、塗布胴37b)にて紫外線硬化型の擬似接着樹脂を塗布して第2擬似接着樹脂層14を形成する。
【0071】第2擬似接着樹脂半硬化工程では、塗布した第2擬似接着樹脂層14を紫外線照射手段38にて半硬化させる。
【0072】続いてラミネート工程では、前記第1シート11の半硬化状態の第1擬似接着樹脂層12が形成された面に、ロールラミネート手段28にて前記第2シート13の半硬化状態の第2擬似接着樹脂層14が形成された面を重ね合わせ圧着しながらラミネートする。
【0073】擬似接着樹脂硬化工程では、圧着ラミネートされている第1シート11と第2シート14との層間にある半硬化状態の前記擬似接着樹脂層12、14を紫外線照射手段31にて紫外線照射して、前記樹脂層12、14を完全硬化させることにより、その樹脂層12、14の重ね合わせ界面が擬似接着して、本発明の擬似接着シートS(図2(a)参照)が製造される。
【0074】続いて、打ち抜き工程では、製造された擬似接着シートの第1シート11又は第2シート13のいずれか一方面の所定位置を打抜手段34(ロータリ式:打抜刃胴34a、圧胴34b、又は圧胴34a、打抜刃胴34b)にて所定パターン状に打ち抜き、打抜部16を形成することにより、図3に示すような擬似接着シートSの所定位置に剥離可能なシート類Lが形成される。なお、打抜手段34により所定パターン状に打ち抜き形成される前記シート類Lの下層の第1擬似接着樹脂層12の領域には、前記第1シート11の片面に第1塗布手段26(圧胴26a、塗布胴26b)にて紫外線硬化型の擬似接着樹脂をパターン状に塗布することにより擬似接着樹脂が塗布されない非擬似接着領域12a(図5(b)〜(c)参照)を形成するようにしていもよい。
【0075】本発明の擬似接着シートS(図2(a)参照)の上記製造方法においては、前記第1シート供給手段21と第1塗布手段26との間に、印刷手段23(圧胴23a、版胴23b、及び必要に応じて紫外線硬化型印刷インキ乾燥用紫外線照射手段25)を配置して、供給される第1シート11の片面若しくは両面に、全面若しくは部分的に、ラベルやシールあるいはカードなどに必要な印刷表示としての印刷層15(例えば、筆記適性、印刷適性のあるホワイトインキ層、文字、絵柄、彩色)などを施すようにしてもよい。
【0076】また上記製造方法においては、前記紫外線照射手段31と打抜手段34との間に印刷手段32(圧胴32a、版胴32b、及び必要に応じて紫外線硬化型印刷インキ乾燥用紫外線照射手段33)を配置して、第2シート13の表面にも印刷層15を施すことができ、例えば、ラベルやシールあるいはカードなどに必要な印刷表示としての印刷層15(例えば文字、絵柄、彩色など)、あるいは第2シート13に透明な合成樹脂フィルムを使用して製造する場合には、その第2シート13を透して見える第1シート11側の印刷層15を隠蔽するための隠蔽性印刷層15(例えば筆記適性、印刷適性のあるホワイトインキ層など)を全面若しくは部分的に設けることができる。
【0077】また上記製造方法においては、前記第1シート11と第2シート13のいずれか一方又は両方に透明乃至不透明シートを用いて製造することができ、また前記第1擬似接着樹脂層12と第2擬似接着樹脂層14のいずれか一方又は両方に透明乃至不透明な擬似接着樹脂を用いて製造してもよい。
【0078】本発明の上記擬似接着シート及びその製造方法における第1シート11と第2シート13との間に積層形成する擬似接着樹脂層12の擬似接着樹脂には、紫外線照射により硬化乾燥する接着樹脂が使用され、完全硬化後の擬似接着樹脂層12が、第1シート11と第2シート13のいずれか一方のシートに対して強力に接着し、他方のシートに対して易剥離可能に擬似接着するように、それぞれ第1シート11、第2シート13のそれぞれシート材料、及び擬似接着樹脂層12の紫外線硬化型接着樹脂を選定するものである。
【0079】また本発明の上記擬似接着シート及びその製造方法における第1シート11と第2シート13との間に積層形成する第1、第2擬似接着樹脂層12、14の擬似接着樹脂には、紫外線照射により硬化乾燥する接着樹脂が使用され、完全硬化後の第1、第2擬似接着樹脂層12、14が、それぞれ第1シート11と第2シート13に対して強力に接着し、第1、第2擬似接着樹脂層12、14の二層間では易剥離可能に擬似接着するように、それぞれ第1シート11、第2シート13のそれぞれシート材料、及び擬似接着樹脂層12、14の紫外線硬化型接着樹脂を選定するものである。
【0080】本発明の擬似接着シート及びその製造方法のように、互いに接着する二層のうちいずれか一方又は両方の層に紫外線硬化型接着樹脂を使用する場合において、その二層の接着界面における擬似接着性(剥離可能な接着力)を確保する方法としては、融点や溶解度パラメータの異なる異質の材料からなる二層を未硬化時に重ね合わせて紫外線照射により完全硬化させることにより易剥離可能に接着する方法、あるいは融点や溶解度パラメータの異なる異質の材料からなる二層又は同一乃至類似する材料からなる二層をそれぞれ紫外線照射により半硬化させた後に重ね合わせ、さらに紫外線照射により完全硬化させることにより易剥離可能に接着する方法が採用できる。
【0081】異質の二層材料としては、例えば一方にアクリル系樹脂を主体とする第1シート11及び擬似接着樹脂層12、又は第1シート11及び第1擬似接着樹脂層12を選択使用した場合は、他方にポリエチレンテレフタレート樹脂又はポリオレフィン系樹脂(ポリエチレン、ポリプロピレン)を主体とする第2シート13、又は第2シート13及び第2擬似接着樹脂層14を使用することが適当である。
【0082】
【実施例】本発明の擬似接着シート及びその製造における擬似接着樹脂層の形成に使用する紫外線硬化型の擬似接着樹脂は、ウレタン変性アクリルオリゴマー、又はウレタン樹脂(又はポリエステル樹脂、エポキシ樹脂)などのプレポリマーを主体とした樹脂が使用され、例えば、その紫外線硬化型の擬似接着樹脂の組成の一例(その1〜その4)を下記に示す。なお本発明においては、上記擬似接着樹脂の粘度や紫外線による樹脂硬化条件などは特に限定されないが、例えば粘度は、約3000cps/20℃の透明(又は半透明又は不透明)な液状体であり、また紫外線硬化条件は、メタルハライドランプ(照射量310mj/cm2 )による紫外線照射で、照射時のワークのラインスピード8m/分が好適である。
【0083】<紫外線硬化型の擬似接着樹脂その1>プレポリマー;ウレタン変性アクリルオリゴマーモノマー;アクリル酸エステル添加剤;光重合開始剤光重合抑制剤剥離剤(シリコーン樹脂)
商品名:ベストキュアーハクリOPニスUP2;(株)T&K TOKA製バーニッシュ806919M;SICPA社製【0084】<紫外線硬化型の擬似接着樹脂その2>プレポリマー;ウレタン変性アクリルオリゴマーモノマー;アクリル酸エステル添加剤;光重合開始剤光重合抑制剤商品名:ベストキュアーNo.5LカートンメジウムGW;(株)T&K TOKA製ベストキュアー161メジウムS;(株)T&K TOKA製UVFIL000メジウム;帝国インキ製造(株)製TU299FDRSメジウム;東洋インキ製造(株)製【0085】<紫外線硬化型の擬似接着樹脂その3>プレポリマー;ウレタン樹脂(又はポリエステル樹脂、エポキシ樹脂)
モノマー;アクリル酸エステル添加剤;光重合開始剤光重合抑制剤【0086】<紫外線硬化型の擬似接着樹脂その4>プレポリマー;ウレタン樹脂(又はポリエステル樹脂、エポキシ樹脂)
モノマー;アクリル酸エステル添加剤;光重合開始剤光重合抑制剤剥離剤(シリコーン樹脂)
【0087】
【発明の効果】本発明の擬似接着シートは、商品やイベントや催物などの展示、広告、宣伝などのための表示用のラベル類や、出荷発送用など各種用途の伝票類、あるいは玩具用カードや会員カードなど各種カード類、あるいは書籍、雑誌等の綴じ込みシート類などに使用展開でき、また、その製造方法によれば、シート製造工程において溶融加熱操作による接着操作を必要とせずに、紫外線照射と加圧とにより良好な擬似接着シートを製造できるため、その製造工程の省力化と製造効率の向上及び製造コストの低減化が達成でき、比較的に安価に擬似接着シートを提供できる効果がある。
【出願人】 【識別番号】591186888
【氏名又は名称】トッパンレーベル株式会社
【出願日】 平成13年8月23日(2001.8.23)
【代理人】
【公開番号】 特開2002−361771(P2002−361771A)
【公開日】 平成14年12月18日(2002.12.18)
【出願番号】 特願2001−253046(P2001−253046)