| 【発明の名称】 |
多層複合材料および成形材料 |
| 【発明者】 |
【氏名】ヴィルフリート バルツ
【氏名】ハンス リース
【氏名】ギド シュミッツ
【氏名】ハラルト ヘーガー
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| 【要約】 |
【課題】良好な層の付着を有する多層複合材料を提供する。
【解決手段】多層複合材料は以下の層Iおよび層IIを含有し、層Iは以下の成分:a) PA6、PA66、PA6/66およびこれらの混合物から選択されるポリアミド0〜80質量部、b)ポリアミン−ポリアミドコポリマー0〜100質量部およびc)PA11、PA12、PA612、PA1012、PA1212およびこれらの混合物から選択されるポリアミド0〜80質量部を含有する成形材料からなり、層IIはエチレン−ビニルアルコールコポリマーを含有する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 以下の層Iおよび層IIを含有する多層複合材料であり、層Iは以下の成分:a) PA6、PA66、PA6/66およびこれらの混合物から選択されるポリアミド0〜80質量部、b)以下のモノマー:α)少なくとも4個の窒素原子および数平均分子量Mn少なくとも146g/モルを有するポリアミン、ポリアミン−ポリアミドコポリマーに対して0.5〜25質量%およびβ)ラクタム、ω−アミノカルボン酸および/またはジアミンおよびジカルボン酸の等モルの組み合わせ物から選択されるポリアミド形成モノマーを使用して製造されるポリアミン−ポリアミドコポリマー0〜100質量部、c)PA11、PA12、PA612、PA1012、PA1212およびこれらの混合物から選択されるポリアミド0〜80質量部を含有する成形材料からなり、その際a)による成分、b)による成分およびc)による成分の質量部の合計は100であり、その際付加的に成分a)およびb)の合計中の少なくとも20質量部はカプロラクタムおよび/またはヘキサメチレンジアミン/アジピン酸の組み合わせ物から誘導されるモノマー単位からなり、および成分b)およびc)の合計中の少なくとも20質量部はω−アミノウンデンカン酸、ラウリンラクタム、ヘキサメチレンジアミン/1、12−ドデカン二酸の組み合わせ物、1、10−デカンジアミン/1、12−ドデカン二酸の組み合わせ物および/または1、12−ドデカンジアミン/1、12−ドデカン二酸の組み合わせ物から誘導されるモノマー単位からなり、層IIはエチレン−ビニルアルコールコポリマーを含有する成形材料からなる多層複合材料。 【請求項2】 層Iの成形材料がa)による成分少なくとも0.5質量部および/またはb)による成分少なくとも0.5質量部および/またはc)による成分少なくとも0.5質量部を含有する、請求項1記載の多層複合材料。 【請求項3】 層Iの成形材料がa)による成分少なくとも10質量部および/またはb)による成分少なくとも2質量部および/またはc)による成分少なくとも10質量部を含有する、請求項1または2記載の多層複合材料。 【請求項4】 層Iの成形材料がa)による成分少なくとも20質量部および/またはb)による成分少なくとも5質量部および/またはc)による成分少なくとも20質量部を含有する、請求項1から3までのいずれか1項記載の多層複合材料。 【請求項5】 層Iの成形材料がa)による成分少なくとも30質量部および/またはb)による成分少なくとも10質量部および/またはc)による成分少なくとも30質量部を含有する、請求項1から4までのいずれか1項記載の多層複合材料。 【請求項6】 層Iの成形材料がa)による成分最高で70質量部またはb)による成分最高で80質量部またはc)による成分最高で70質量部を含有する、請求項1から5までのいずれか1項記載の多層複合材料。 【請求項7】 層Iの成形材料がa)による成分最高で60質量部またはb)による成分最高で60質量部またはc)による成分最高で60質量部を含有する、請求項1から6までのいずれか1項記載の多層複合材料。 【請求項8】 層Iの成形材料がb)による成分最高で40質量部を含有する請求項1から7までのいずれか1項記載の多層複合材料。 【請求項9】 ポリアミン1〜20質量%を使用してポリアミン−ポリアミドコポリマーが製造される請求項1から8までのいずれか1項記載の多層複合材料。 【請求項10】 ポリアミン1.5〜16質量%を使用してポリアミン−ポリアミドコポリマーが製造される請求項1から9までのいずれか1項記載の多層複合材料。 【請求項11】 ポリアミンが少なくとも8個の窒素原子を含有する請求項1から10までのいずれか1項記載の多層複合材料。 【請求項12】 ポリアミンが少なくとも11個の窒素原子を含有する請求項1から11までのいずれか1項記載の多層複合材料。 【請求項13】 ポリアミンが少なくとも500g/モルの数平均分子量Mnを有する請求項1から12までのいずれか1項記載の多層複合材料。 【請求項14】 ポリアミンが少なくとも800g/モルの数平均分子量Mnを有する請求項1から13までのいずれか1項記載の多層複合材料。 【請求項15】 ポリアミン−ポリアミドコポリマーのアミノ基濃度が100〜2500ミリモル/kgの範囲内にある請求項1から14までのいずれか1項記載の多層複合材料。 【請求項16】 層Iの成形材料がa)による成分およびc)による成分から形成されたブロックコポリマーを含有する請求項1から15までのいずれか1項記載の多層複合材料。 【請求項17】 付加的にPA11、PA12、PA612、PA1012および/またはPA1212を基礎とする成形材料からなる少なくとも1個の層を含有する請求項1から16までのいずれか1項記載の多層複合材料。 【請求項18】 付加的にPA6、PA66および/またはPA6/66を基礎とする成形材料からなる少なくとも1個の層を含有する請求項1から17までのいずれか1項記載の多層複合材料。 【請求項19】 2個の層Iを含有する請求項1から18までのいずれか1項記載の多層複合材料。 【請求項20】 付加的に再生剤層を含有する請求項1から19までのいずれか1項記載の多層複合材料。 【請求項21】 層順序I/II/Iを含有する請求項1から20までのいずれか1項記載の多層複合材料。 【請求項22】 以下の層順序:a)PA11、PA12、PA612、PA1012および/またはPA1212を基礎とする成形材料からなる層、b)層I、c)層II、d)PA6、PA66および/またはPA6/66を基礎とする成形材料からなる層を含有する請求項1から18または20のいずれか1項記載の多層複合材料。 【請求項23】 外層がPA11、PA12、PA612、PA1012および/またはPA1212を基礎とする成形材料からなる請求項1から22までのいずれか1項記載の多層複合材料。 【請求項24】 層の1つが導電性に調整されている請求項1から23までのいずれか1項記載の多層複合材料。 【請求項25】 最も内側の層になお付加的な導電性の層が接続されている請求項1から23までのいずれか1項記載の多層複合材料。 【請求項26】 使用されるポリアミド成形材料が添加剤最高で50質量%を含有する請求項1から25までのいずれか1項記載の多層複合材料。 【請求項27】 管である請求項1から26までのいずれか1項記載の多層複合材料。 【請求項28】 全部がまたは部分的に波形である請求項27記載の多層複合材料。 【請求項29】 中空体である請求項1から26までのいずれか1項記載の多層複合材料。 【請求項30】 最も外側の層がなおエラストマー層に接続されている請求項1から29までのいずれか1項記載の多層複合材料。 【請求項31】 燃料パイプ、ブレーキオイルパイプ、冷却液パイプ、圧媒液パイプ、ガソリンスタンドパイプ、エアコンパイプまたは蒸気ラインである請求項1から28または30のいずれか1項記載の多層複合材料。 【請求項32】 容器、特に燃料容器または注入用キャップ、特にタンク注入用キャップである請求項29または30記載の多層複合材料。 【請求項33】 フィルムである請求項1から24までのいずれか1項記載の多層複合材料。 【請求項34】 多成分射出成形、同時押し出しまたは同時押し出し吹き込み成形により製造される請求項1から33までのいずれか1項記載の多層複合材料。 【請求項35】 以下の成分:a)PA6、PA66、PA6/66およびこれらの混合物から選択されるポリアミド0〜80質量部b)以下のモノマー:α)少なくとも4個の窒素原子および数平均分子量Mn少なくとも146g/モルを有するポリアミン、ポリアミン−ポリアミドコポリマーに対して0.5〜25質量%およびβ)ラクタム、ω−アミノカルボン酸および/またはジアミンおよびジカルボン酸の等モルの組み合わせ物から選択されるポリアミド形成モノマーを使用して製造されるポリアミン−ポリアミドコポリマー0.5〜100質量部c)PA11、PA12、PA612、PA1012、PA1212およびこれらの混合物から選択されるポリアミド0〜80質量部を含有する成形材料であり、その際a)による成分、b)による成分およびc)による成分の質量部の合計は100であり、かつ付加的に成分a)およびb)の合計中の少なくとも20質量部はカプロラクタムおよび/またはヘキサメチレンジアミン/アジピン酸の組み合わせ物から誘導されるモノマー単位からなり、成分b)およびc)の合計中の少なくとも20質量部はω−アミノウンデカン酸、ラウリンラクタム、ヘキサメチレンジアミン/1、12−ドデカン二酸の組み合わせ物、1、10−デカンジアミン/1、12−ドデカン二酸の組み合わせ物および/または1、12−ドデカンジアミン/1、12−ドデカン二酸の組み合わせ物から誘導されるモノマー単位からなる成形材料。 【請求項36】 以下の成分:a)PA6、PA66、PA6/66およびこれらの混合物から選択されるポリアミド0〜80質量部b)以下のモノマー:α)少なくとも4個の窒素原子および数平均分子量Mn少なくとも146g/モルを有するポリアミン、ポリアミン−ポリアミドコポリマーに対して0.5〜25質量%およびβ)ラクタム、ω−アミノカルボン酸および/またはジアミンおよびジカルボン酸の等モルの組み合わせ物から選択されるポリアミド形成モノマーを使用して製造されるポリアミン−ポリアミドコポリマー0〜100質量部c)PA11、PA12、PA612、PA1012、PA1212およびこれらの混合物から選択されるポリアミド0〜80質量部を含有する成形材料であり、その際a)による成分、b)による成分およびc)による成分の質量部の合計は100であり、かつ付加的に成分a)および成分b)の合計中の少なくとも20質量部はカプロラクタムおよび/またはヘキサメチレンジアミン/アジピン酸の組み合わせ物から誘導されるモノマー単位からなり、成分b)およびc)の合計中の少なくとも20質量部はω−アミノウンデカン酸、ラウリンラクタム、ヘキサメチレンジアミン/1、12−ドデカン二酸の組み合わせ物、1、10−デカンジアミン/1、12−ドデカン二酸の組み合わせ物および/または1、12−ドデカンジアミン/1、12−ドデカン二酸の組み合わせ物から誘導されるモノマー単位からなり、成形材料がa)およびc)による成分から形成されるブロックコポリマーを含有する成形材料。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明の対象は、EVOH(エチレン−ビニルアルコールコポリマー)からなる遮断層および成形材料からなる層を含有し、成形材料が特定のポリアミド配合物である多層複合材料である。本発明の対象は更に特定のポリアミドコポリマーを含有する成形材料である。 【0002】 【従来の技術】例えば自動車に液体または気体の媒体を供給する管として使用される多層複合材料を開発する際に、使用される成形材料は、供給すべき媒体に対して十分な化学的安定性を有していなければならず、これらの管は燃料、油または温度の作用による長時間の負荷の後に設定された機械的要求にすべて耐えなくてはならない。十分な燃料安定性に対する要求とともに、周囲への炭化水素の排出を減少するために、自動車工業により燃料パイプの改良された遮断作用が要求される。これは、例えば遮断層材料としてEVOHを使用する多層管系を開発した。しかしながらEVOHは、良好な機械的特性、少ない吸水能力および周囲の影響に対する強い抵抗性により外層の材料として使用されるPA11、PA12、PA612、PA1012およびPA1212と相容性でない。従って使用するために不可欠である2つの層の付着は得られない。 【0003】しかしながらEVOHはPA6、PA66、PA6/66またはマレイン酸無水物で官能化されているポリオレフィンと相容性である。しかしながらこの種のポリマーを基礎とする成形材料は外層の材料として不適当である。 【0004】ドイツ特許第4001125号には、PA11またはPA12からなる管状の外層、PA6からなる中間層、EVOHからなる遮断層およびPA6からなる内層からなる燃料パイプが記載されている。外層と中間層の間に、マレイン酸無水物で官能化されているポリエチレンまたはポリプロピレンからなる薄い付着媒介層が配置されている、。 【0005】他の系はドイツ特許第4001126号に記載されている。この場合に自動車パイプはPA11またはPA12からなる管状の外層、EVOHからなる遮断層およびこの間に存在する、マレイン酸無水物で官能化されているポリエチレンまたはポリプロピレンからなる付着媒介層からなる。 【0006】しかしながら、しばらくから自動車工業の側から高温での高い安定性に対する要求が提示された。これによりポリオレフィン層を含有する解決はその低い熱成形安定性により排除される。 【0007】更に水性液体またはアルコール含有燃料と、特に熱時にかなり長く接触する際に、官能化ポリオレフィンとポリアミドの層の付着がますます弱くなり、最後には実際にもはや許容できない値に低下することが示される。このための理由としてアルコーリシスもしくは加水分解反応が考慮される。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】従って本発明の課題は、すべての層が十分な熱成形安定性を有するEVOH遮断層を有する多層複合材料を提供することである。 【0009】本発明のもう1つの課題は、EVOH遮断層を、PA11、PA12、PA612、PA1012またはPA1212を基礎とする成形材料からなる層と、このために付着媒介物としてポリオレフィン層を使用せずに強固に結合することである。 【0010】最後に熱時にアルコール含有媒体または水性媒体とかなり長く接触する際に、層の付着が十分に維持されるEVOH層を有する多層複合材料を提供すべきである。 【0011】 【課題を解決するための手段】前記課題は、以下の層Iおよび層IIを含有する多層複合材料により解決され、層Iは以下の成分:a) PA6、PA66、PA6/66およびこれらの混合物から選択されるポリアミド0〜80質量部、b)ポリアミン−ポリアミドコポリマー0〜100質量部およびc)PA11、PA12、PA612、PA1012、PA1212およびこれらの混合物から選択されるポリアミド0〜80質量部を含有する成形材料からなり、その際a)による成分、b)による成分およびc)による成分の質量部の合計は100であり、その際付加的に成分a)およびb)の合計中の少なくとも20質量部はカプロラクタムおよび/またはヘキサメチレンジアミン/アジピン酸の組み合わせ物から誘導されるモノマー単位からなり、および成分b)およびc)の合計中の少なくとも20質量部はω−アミノウンデンカン酸、ラウリンラクタム、ヘキサメチレンジアミン/1、12−ドデカン二酸の組み合わせ物、1、10−デカンジアミン/1、12−ドデカン二酸の組み合わせ物および/または1、12−ドデカンジアミン/1、12−ドデカン二酸の組み合わせ物から誘導されるモノマー単位からなり、層IIはエチレン−ビニルアルコールコポリマー(EVOH)を含有する成形材料からなる。 【0012】a)による成分は、層Iの成形材料に、有利には少なくとも0.5質量部、より有利には少なくとも10質量部、特に少なくとも20質量部、特に有利には少なくとも30質量部含有され、上限は有利には70質量部、特に60質量部である。 【0013】b)による成分は、層Iの成形材料に、有利には少なくとも0.5質量部、より有利には少なくとも2質量部、特に少なくとも5質量部、特に有利には少なくとも10質量部含有され、上限は有利には80質量部、特に60質量部、特に有利には40質量部である。相当する成形材料は同様に本発明の対象である。 【0014】c)による成分は、層Iの成形材料に、有利には少なくとも0.5質量部、より有利には少なくとも10質量部、特に少なくとも20質量部、特に有利には少なくとも30質量部含有され、上限は有利には70質量部、特に60質量部である。 【0015】有利な第1の実施態様において、多層複合材料はこれらの2個の層からなる。 【0016】他の有利な第2の実施態様において、層IにPA11、PA12、PA612、PA1012および/またはPA1212を基礎とする成形材料からなる層が接続されている。 【0017】第3の有利な実施態様において、層Iと層IIの間にPA6、PA66および/またはPA6/66を基礎とする成形材料からなる層が存在する。複合材料の他の面に、すなわち層IIに続いて、所望の場合は、層IIに付着するそれぞれ任意の成形材料からなる1個以上の層が配置されていてもよい。 【0018】第4の有利な実施態様において、複合材料の他の面に、同様に層Iが存在し、付加的になおPA11、PA12、PA612、PA1012および/またはPA1212を基礎とする成形材料からなる1個の層が続いていてもよい。 【0019】第5の有利な実施態様において、複合材料の他の面に、すなわち層IIに、PA6、PA66および/またはPA6/66を基礎とする成形材料からなる1個の層が接続される。 【0020】第6の有利な実施態様において、複合材料層の少なくとも1個が導電性に調整され、これにより移動する媒体により引き起こされる静電負荷が排出される。これは有利には移動する媒体と直接接触する層である。 【0021】第7の有利な実施態様において、複合材料に他の付着の強固な層が接続され、この層は導電性に調整されている。 【0022】第8の有利な実施態様において、多層複合材料は付加的に再生剤層を有する。本発明の複合材料を製造する際に、例えば押し出し装置の開始工程からまたは押し出し吹き込み成形の際に芯の形でまたは管の大量生産の際に常にごみが生じる。このごみからなる再生剤層は、例えば層IとPA11、PA12、PA612、PA1012またはPA1212を基礎とする成形材料からなる外層の間に組み込まれていてもよい。基本的には再生剤層を、ポリアミドを基礎とする成形材料からなる2個の層の間に組み込むことが有利であり、それというのもこれにより場合による再生剤配合物の脆性を補償できるからである。 【0023】これおよび他の実施態様は任意に互いに組み合わせることができる。 【0024】可能な層の配置の例を以下に記載する。 【0025】 【表1】
【0026】 【表2】
【0027】これらのすべての場合に強固な層の付着が達成される。 【0028】多層複合材料が中空体または中空成型品である場合は、層IIは層Iに対して内側に配置されている。 【0029】層Iは最も簡単な場合はa)による成分およびc)による成分からなる配合物である。これらのポリマーは互いに広い範囲で相容性でないので、物理的混合を生じる通常の加工温度下で配合物を製造する際に、かなり狭い組成範囲でのみ十分な付着媒介作用を達成する。一定の規模で2つのポリアミドが末端基を介してまたはアミド形成反応を介して互いに反応してブロックポリマーを形成する条件下でポリアミド配合物を製造する場合は、良好な結果が得られる。このために一般に250℃より高い温度、有利には280℃より高い温度、特に有利には300℃より高い温度および場合により次亜燐酸、ジブチルスズオキシド、トリフェニルホスフィンまたは燐酸のような触媒の存在が必要である。最初に通常の加工条件下で製造されるポリアミド配合物から出発することができ、これを引き続きポリアミドで一般的である条件下で固相後縮合させる。これは一般に140℃から結晶子溶融温度Tmより約5K低い温度まで、有利には150℃から結晶子溶融温度Tmより10K低い温度までの温度で、反応時間2〜48時間、有利には4〜36時間、特に有利には6〜24時間である。特に有利には一方のポリアミドは過剰のアミノ末端基を有し、他方のポリアミドは過剰のカルボキシル末端基を有する。最後にa)による成分およびc)による成分の結合は、有利にはポリアミド末端基が互いに結合する反応性化合物、例えばビスオキサゾリン、ビスカルボジイミド、ビス無水物、ジイソシアネートまたは3個以上の官能基を有する相当する化合物の添加により達成することができる。 【0030】a)による成分およびc)による成分を互いに相容性にする他の方法は、有効な量のb)による成分の添加である。 【0031】個々の成分を以下に詳細に説明する。 【0032】PA6はカプロラクタムの開環重合により製造する。 【0033】PA66はヘキサメチレンジアミンおよびアジピン酸の重縮合により製造する。PA6と同様に多数の種類が市販されている。 【0034】PA6/66はカプロラクタム、ヘキサメチレンジアミンおよびアジピン酸のモノマーから出発する共重縮合物である。 【0035】ポリアミン−ポリアミドコポリマーは以下のモノマーを使用して製造する。 【0036】α)少なくとも4個、有利には少なくとも8個および特に有利には少なくとも11個の窒素原子および数平均分子量Mn少なくとも146g/モル、有利には少なくとも500g/モルおよび特に有利には少なくとも800g/モルを有するポリアミン、ポリアミン−ポリアミドコポリマーに対して0.5〜25質量%、有利には1〜20質量%、特に1.5〜16質量%およびβ)ラクタム、ω−アミノカルボン酸および/またはジアミンおよびジカルボン酸の等モルの組み合わせ物から選択されるポリアミド形成モノマー。 【0037】有利な実施態様においてポリアミン−ポリアミドコポリマーのアミノ基濃度は100〜2500ミリモル/kgの範囲内にある。 【0038】ポリアミンとして、例えば以下の種類の物質を使用することができる。 【0039】ポリビニルアミン(Roempp Chemie Lexikon 第9版、6巻、4921頁、Georg Thieme Verlag シュトットガルト、1992) 交互性ポリケトンから製造されるポリアミン(ドイツ特許第19654058号) デンドリマー、例えば((H2N−(CH2)3)2N−(CH2)3−N(CH2)2−N((CH2)2−N((CH2)3−NH2)2)2(ドイツ特許第19654179号)またはトリス(2−アミノエチル)アミン、N,N−ビス(2−アミノエチル)−N´,N´−ビス[2−[ビス(2−アミノエチル)アミノ]−エチル]−1、2−エタンジアミン、3、15−ビス(2−アミノエチル)−6、12−ビス[2−[ビス(2−アミノエチル)アミノ]エチル]−9−[ビス[2−ビス(2−アミノエチル)アミノ]エチル]アミノ]エチル]3、6、9、12、15−ペンタアザヘプタデカン−1、17−ジアミン(J.M.Warakomski Chem.Mat.1992、4、1000−1004)、4、5−ジヒドロ−1、3−オキサゾレンの重合および引き続く加水分解により製造することができる線状ポリエチレンイミン(Houben−Weyl Methoden der Organischen Chemie E20 1482〜1487頁、Georg Thieme Verlag シュトットガルト、1987)、アジリジンの重合により得られ( Houben−Weyl Methodender Organischen Chemie E20 1482〜1487頁、Georg Thieme Verlag シュトットガルト、1987)、一般に以下のアミノ基分布:第一級アミノ基25〜46%、第二級アミノ基30〜45%および第三級アミノ基16〜40%を有する分枝状ポリエチレンイミン。 【0040】ポリアミンは有利な場合は数平均分子量Mn最高で2000g/モル、より有利には最高で10000g/モル、特に有利には最高で5000g/モルを有する。 【0041】ポリアミド形成モノマーとして使用されるラクタムもしくはω−アミノカルボン酸は4〜19個、特に6〜12個の炭素原子を有する。特に有利にはε−カプロラクタム、ε−アミノカプロン酸、カプリルラクタム、ω−アミノカプリル酸、ラウリンラクタム、ω−アミノドデカン酸および/またはω−アミノウンデカン酸を使用する。 【0042】ジアミンとジカルボン酸の組み合わせ物は、例えばヘキサメチレンジアミン/アジピン酸、ヘキサメチレンジアミン/ドデカン酸、オクタメチレンジアミン/セバシン酸、デカメチレンジアミン/セバシン酸、デカメチレンジアミン/ドデカン二酸、ドデカメチレンジアミン/ドデカン二酸、およびドデカメチレンジアミン/2、6−ナフタリンジカルボン酸である。これのほかに、デカメチレンジアミン/ドデカン二酸/テレフタル酸、ヘキサメチレンジアミン/アジピン酸/テレフタル酸、ヘキサメチレンジアミン/アジピン酸/カプロラクタム、デカメチレンジアミン/ドデカン二酸/ω−アミノウンデンカン酸、デカメチレンジアミン/ドデカン二酸/ラウリンラクタム、デカメチレンジアミン/テレフタル酸/ラウリンラクタム、またはドデカメチレンジアミン/2、6−ナフタリンジカルボン酸/ラウリンラクタムのようなすべての他の組み合わせ物を使用することもできる。 【0043】有利な実施態様において、ポリアミン−ポリアミドコポリマーは付加的に、それぞれ残りのポリアミド形成モノマーの合計に対してジカルボン酸0.015〜約3モル%およびトリカルボン酸0.01〜約1.2モル%から選択されるオリゴカルボン酸を使用して製造する。この関係においてジアミンとジカルボン酸の当量の組み合わせ物の場合はこれらのモノマーのそれぞれを個々に考慮する。ジカルボン酸を使用する場合は、有利には0.03〜2.2モル%、より有利には0.05〜1.5モル%、特に0.1〜1モル%、特に有利には0.15〜0.65モル%を添加する。トリカルボン酸を使用する場合は、有利には0.02〜0.9モル%、より有利には0.025〜0.6モル%、特に0.03〜0.4モル%、特に有利には0.04〜0.25モル%を添加する。オリゴカルボン酸の併用により溶剤安定性および燃料安定性、特に加水分解安定性およびアルコーリシス安定性が明らかに改良される。 【0044】オリゴカルボン酸として6〜24個の炭素原子を有するすべての任意のジカルボン酸またはトリカルボン酸、例えばアジピン酸、コルク酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカン二酸、イソフタル酸、2、6−ナフタリンジカルボン酸、シクロヘキサン−1、4−ジカルボン酸、トリメシン酸および/またはトリメリット酸を使用することができる。 【0045】付加的に、所望の場合は、調節剤として3〜50個の炭素原子を有する脂肪族、脂環式、芳香族、アラルキルおよび/またはアルキルアリール置換モノカルボン酸、例えばラウリン酸、不飽和脂肪酸、アクリル酸または安息香酸を使用することができる。この調節剤を使用して、分子の形状を変化せずにアミノ基の濃度を変動することができる。付加的にこのやり方で二重結合もしくは三重結合等のような官能基を導入することができる。しかしポリアミン−ポリアミドコポリマーがアミノ基の実質的な部分を有することが好ましい。コポリマーのアミノ基濃度は有利には150〜1500ミリモル/kgの範囲,特に250〜1300ミリモル/kgの範囲,特に有利には300〜1100ミリモル/kgの範囲にある。この場合および以下にアミノ基とはアミノ末端基だけでなく、場合により存在するポリアミンの第二級もしくは第三級アミン官能基であると理解される。 【0046】ポリアミン−ポリアミドコポリマーにおいてポリアミド部分の組成はきわめて広い範囲で変動することができる、それというのもa)による成分およびc)による成分のポリアミドとの相容性は明らかに他の要因により決定され、一般に付与されるからである。 【0047】ポリアミン−ポリアミドコポリマーは種々の方法により製造することができる。 【0048】1つの可能性は、ポリアミド形成モノマーおよびポリアミンを一緒に予め添加し、重合もしくは重縮合を実施することにある。オリゴカルボン酸は最初にまたは反応の経過中に添加することができる。 【0049】しかしながら有利な方法は、二段階の工程で、最初に場合によりラクタムを分解し、水の存在でプレ重合を実施し(選択的に相当するω−アミノカルボン酸もしくはジアミンおよびジカルボン酸を直接装入し、プレ重合し)、第二段階でポリアミンを添加し、一方場合により併用されるオリゴカルボン酸はプレ重合の前、間または後に供給することにある。その後200〜290℃で減圧し、窒素流中または真空で重縮合する。 【0050】他の有利な方法は、ポリアミドを加水分解し、プレポリマーを形成し、同時にまたは引き続きポリアミンと反応させることにある。有利には末端基の差がほぼ0であるか、または場合により併用されるオリゴカルボン酸がすでに重縮合しているポリアミドを使用する。オリゴカルボン酸は最初にまたは分解反応の経過中に添加することもできる。 【0051】この方法により40ミリモル/kg未満、有利には20ミリモル/kg未満、特に10ミリモル/kg未満の酸価を有するきわめて高度に分枝したポリアミドを製造することができる。200〜290℃の温度での1時間から5時間の反応時間の後にすでにほぼ完全な変換が達成される。 【0052】所望の場合は、他の処理工程で多段階の真空段階に接続することができる。これは200〜290℃で少なくとも4時間、有利には少なくとも6時間、特に少なくとも8時間かかる。2時間以上の誘導時間後に溶融粘度の上昇が観察され、これはアミノ末端基が互いに反応し、アンモニアを分離し、鎖の結合が行われることに帰因する。これにより分子量が更に高くなり、これは特に押し出し成形材料に有利である。 【0053】反応を溶融状態で終了しない場合は、ポリアミン−ポリアミドコポリマーを技術水準により固相で後縮合することができる。 【0054】PA11はω−アミノウンデカン酸の重縮合により製造され、一方PA12はラウリンラクタムの開環重合により得られる。両方のポリマーは多数の種類が市販されている。 【0055】PA612は公知方法でヘキサメチレンジアミンと1、12−ドデカン二酸の当量の混合物の重縮合により製造される。これは、本発明の範囲内で、特に高い熱成形安定性が必要な場合、例えば自動車のエンジン室に使用する場合に特に使用される。 【0056】PA1012は1、10−デカンジアミンと1、12−ドデカン二酸の当量の混合物の重縮合により製造され、PA1212は1、12−ドデカンジアミンと1、12−ドデカン二酸から同様の方法で得られる。 【0057】この場合に有利に種々のポリアミドの混合物、例えばPA12/PA1012またはPA12/PA1212を使用することができる。この種の混合物は、例えば欧州特許第0388583号に記載されるように、特に高い低温衝撃強さにより優れている。 【0058】特に多層複合材料を食品包装品として使用する場合に、融点の低下により層をヒートシール可能にするために、外層にホモポリアミドの代わりにコポリアミドを使用することが有利である。適当なコモノマーは当業者には広い選択範囲で使用され、例えばカプロラクタム、ラウリンラクタムまたはC6〜C12−ジアミンとC6〜C12−ジカルボン酸の等モルの組み合わせ物である。 【0059】使用されるポリアミド成形材料は、耐衝撃性のゴムおよび/または通常の助剤もしくは混和剤から選択される添加剤、最高で約50質量%を含有することができる。 【0060】ポリアミド成形材料の耐衝撃性ゴムは技術水準のものである。これは、主鎖に共重合するかまたは主鎖にグラフトした不飽和官能性化合物に由来する官能基を含有する。最も一般的なものはマレイン酸無水物でラジカルにグラフトしたEPMゴムまたはEPDMゴムである。この種のゴムは、欧州特許第0683210号に記載されるように、非官能性ポリオレフィン、たとえばアイソタクチックポリプロピレンと一緒に使用することができる。 【0061】このほかに、成形材料は、なお少量の、所定の特性に調整するために必要である助剤もしくは混和剤を含有することができる。このための例は、可塑剤、顔料もしくは充填剤、例えばカーボンブラック、二酸化チタン、硫化亜鉛、珪酸塩または炭酸塩、加工助剤、例えばワックス、ステアリン酸亜鉛またはステアリン酸カルシウム、難燃剤、例えば水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウムまたはメラミンシアヌレート、ガラス繊維、酸化防止剤、UV安定剤、および生成物に帯電防止特性または導電性を付与する添加剤、例えば炭素繊維、グラファイトフィブリル、ステンレス鋼もしくは導電性カーボンブラックからなる繊維である。 【0062】可能な実施態様において、成形材料は可塑剤1〜25質量%、有利には2〜20質量%、特に3〜15質量%を含有する。 【0063】可塑剤およびポリアミドにおけるその使用は知られている。ポリアミドに適している可塑剤に関する一般的な見解は、Gaechter/Mueller、Kunststoffaditive、C.Hanser Verlag 第2版、296頁に見出すことができる。 【0064】可塑剤として適当な一般的な化合物は、例えばアルコール成分中に2〜20個の炭素原子を有するp−ヒドロキシ安息香酸のエステルまたはアミン成分中に2〜12個の炭素原子を有するアリールスルホン酸のアミドであり、有利にはベンゼンスルホン酸のアミドである。 【0065】可塑剤として、特にp−ヒドロキシ安息香酸エチルエステル、p−ヒドロキシ安息香酸オクチルエステル、p−ヒドロキシ安息香酸−イソヘキサデシルエステル、トルエンスルホン酸−n−オクチルアミド、ベンゼンスルホン酸−n−ブチルアミド、またはベンゼンスルホン酸−2−エチルヘキシルアミドが該当する。 【0066】EVOHはかなり前から知られている。これはエチレンおよびビニルアルコールのコポリマーであり、EVALと記載することもある。コポリマー中のエチレン含量は一般に25〜60モル%であり、特に28〜45モル%である。多数の種類が市販されている。例えばFirmenschrift Introduction to Kuraray EVAL(TM)Resines Version 1.2/9810 der Firma Kuraray Europeに示されている。 【0067】本発明の多層複合材料は1つの実施態様において、管、注入キャップまたは特に液体または気体を導入または貯蔵するための容器である。この種の管は直線または波形の形に形成されているかまたは部分的にのみ波形である。波形の管は技術水準(例えば米国特許第5460771号)であり、従ってこれに関する詳しい構成は不要である。これらの多層複合材料の重要な使用目的は燃料パイプとして、タンク注入キャップとして、蒸気ライン(すなわち燃料蒸気中に導かれるパイプ、例えば排気管)として、ガソリンスタンド管として、冷却液パイプとして、エアコン管としてまたは燃料容器としての使用である。 【0068】本発明の多層複合材料は、平面の複合材料として、例えばフィルムとして、例えば食品の包装フィルムとして存在してもよく、ここでガス、例えば酸素および二酸化炭素に対するEVOHの遮断作用が利用される。 【0069】燃焼可能な液体、気体またはダスト、例えば燃料または燃料蒸気を導入または貯蔵するために本発明の多層複合材料を使用する場合に、複合材料に属する層の1つまたは付加的な内層を導電性に加工することが好ましい。これは技術水準のすべての方法により導電性添加剤を配合することにより行われる。導電性添加剤として、例えばカーボンブラック、金属フリット、金属粉末、金属被覆したガラス球、金属被覆したガラス繊維、金属繊維(例えばステンレス鋼)、金属被覆したホイスカー、炭素繊維(金属被覆したものも含む)、内在的導電性ポリマーまたはグラファイトフィブリルを使用することができる。種々の導電性添加剤の混合物を使用することもできる。 【0070】有利な場合は、導電性層は供給または貯蔵する媒体に直接接触して存在し、最大109Ω/平方の表面抵抗を有する。多層管の抵抗を測定する測定法はSAEJ2260(1996年、11月、パラグラフ7.9)に記載されている。 【0071】本発明の多層複合材料を中空体または中空成型品(例えば管)として形成する場合に、複合材料は付加的なエラストマー層でなお被覆されていてもよい。被覆のために、架橋ゴム材料および熱可塑性エラストマーが適している。被覆は付加的な付着媒介物を使用してまたは使用せずに多層複合材料に、例えば横向きの噴射ヘッドを介して押し出しによりまたは予め製造したエラストマー管を、製造し、押し出された多層管に押し出すことにより被覆することができる。被覆は一般に0.1〜4mm、有利には0.2〜3mmの厚さを有する。 【0072】適当なエラストマーは、例えばクロロプレンゴム、エチレン/プロピレンゴム(EPM)、エチレン/プロピレン/ジエンゴム(EPDM)、エピクロロヒドリンゴム(ECO)、塩素化ポリエチレン、アクリレートゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、シリコーンゴム、可塑化PVC、ポリエーテルエステルアミド、またはポリエーテルアミドである。 【0073】多層複合材料の製造は一段階または多段階で、例えば一段階法により、多成分射出成形、同時押し出し、同時押し出し吹き込み成形(例えば3D吹き込み成形、開放した成形半体での押し出し成形、3D押し出し操作、真空吹き込み成形、3D真空吹き込み成形、逐次的吹き込み成形)法により、または、例えば米国特許第5554425号に記載されるような多段階法で行うことができる。 【0074】 【実施例】本発明を以下の実施例により説明する。 【0075】実施例において以下の成分もしくは成形材料を使用した。 【0076】VESTAMID(登録商標)X7293:PA12を基礎とする可塑化した、耐衝撃性の押し出し成形材料、Degussa社、DuesseldorfVESTAMID(登録商標)ZA7295:PA12を基礎とする押し出し成形材料、Degussa社、DuesseldorfULTRAMID(登録商標)B4:PA6、BASF社、LudwigshafenULTRAMID(登録商標)B5W: PA6、BASF社、LudwigshafenVESTAMID(登録商標)D22:高粘性PA612、 Degussa社、DuesseldorfEVAL(登録商標)F101:EVOH、Kuraray社、エチレン32モル%を有する、EXXELOR(登録商標)VA1803:マレイン酸無水物で官能化したエチレン−プロピレンゴム、EXXON社。 【0077】ポリエチレンイミン−PA6コポリマーカプロラクタム4.78kgを加熱容器中で180〜210℃で溶融し、気密の重縮合容器に移した。引き続き水250mlおよび次亜燐酸57ppmを添加した。調節した固有圧下、280℃でカプロラクタムの分解を行った。引き続き3時間以内で残留水蒸気圧3バールに減圧し、ポリエチレンイミン(LUPASOL(登録商標)G100、BASF社、Ludwigshafen)230gを添加した。その後常圧に減圧し、250℃で2時間窒素で覆って重縮合した。透明な溶融物を溶融ポンプを介してストランドとして排出し、水浴中で冷却し、引き続き粒状化した。得られたコポリマーはポリエチレンイミン4.5質量%およびPA6部分95.5質量%を有した。 【0078】例1二軸スクリュー押し出し機Berstoff ZE25を使用して、280℃で、VESTAMID(登録商標)D22 35.3質量%、ULTRAMID(登録商標)B5W 48.1質量%、ポリエチレンイミン−PA6コポリマー10.7質量%およびEXXELOR(登録商標)VA1803 5.4質量%からなる緊密な混合物を製造し、ストランドとして押し出し、粒状化し、乾燥した。 【0079】この混合物を使用して、外径8mmおよび全壁厚1mmを有する多層管を同時押し出しにより製造し、多層管は以下の層配置を有していた。 【0080】外層(0.3mm)可塑化した、耐衝撃性に変性したPA612押し出し成形材料、層2(0.1mm)冒頭で製造した混合物層3(0.15mm)EVAL(登録商標)F101からなる内層(0.45mm)可塑化した、耐衝撃性に変性したPA6成形材料。 【0081】この場合にすべての相界面で分離できない付着が得られた。 【0082】比較例1同時押し出しにより3層管を製造し、この管は、例1の冒頭で製造した混合物からなる層2が省かれ、このために外層の厚さが変化していることにより例1の管と異なっていた。従ってこの管は以下の層配置を有していた。 【0083】外層(0.4mm)可塑化した、耐衝撃性に変性したPA612押し出し成形材料、中間層(0.15mm)EVAL(登録商標)F101からなる内層(0.45mm)可塑化した、耐衝撃性に変性したPA6成形材料。 【0084】この場合に外層と中間層の間に付着が得られなかった。 【0085】例2二軸スクリュー押し出し機Berstoff ZE25を使用して、320℃で、VESTAMID(登録商標)ZA7295 8.1kgおよびULTRAMID(登録商標)B4 9.0kgからなる緊密な混合物を製造し、ストランドとして押し出し、粒状化し、乾燥した。この場合に一定の規模で、ブロックコポリマーを生じるアミド化反応が確認された。 【0086】この混合物を使用して、外径8mmおよび全壁厚1mmを有する多層管を同時押し出しにより製造し、多層管は以下の層配置を有していた。 【0087】外層(0.3mm)VESTAMID(登録商標)X7293からなる、層2(0.1mm)冒頭で製造した混合物からなる層3(0.15mm)EVAL(登録商標)F101からなる内層(0.45mm)可塑化した、耐衝撃性に変性したPA6成形材料からなる。 【0088】この場合にすべての相界面で分離できない付着が得られた。 【0089】比較例2同時押し出しにより3層管を製造し、この管は、例2の冒頭で製造した混合物からなる層2が省かれ、このために外層の厚さが変化していることにより例2の管と異なっていた。従ってこの管は以下の層配置を有していた。 【0090】外層(0.4mm)VESTAMID(登録商標)X7293からなる、中間層(0.15mm)EVAL(登録商標)F101からなる内層(0.45mm)可塑化した、耐衝撃性に変性したPA6成形材料からなる。 【0091】この場合に外層と中間層の間に付着が得られなかった。
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| 【出願人】 |
【識別番号】501073862 【氏名又は名称】デグサ アクチエンゲゼルシャフト
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| 【出願日】 |
平成13年12月18日(2001.12.18) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100061815 【弁理士】 【氏名又は名称】矢野 敏雄 (外4名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−210904(P2002−210904A) |
| 【公開日】 |
平成14年7月31日(2002.7.31) |
| 【出願番号】 |
特願2001−385076(P2001−385076) |
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