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【発明の名称】 パージ樹脂処理装置
【発明者】 【氏名】針生 茂輝

【氏名】小山 勉

【要約】 【課題】樹脂成形機の射出ノズルから射出されたパージ樹脂を切断が容易な樹脂ブロックに成形し、樹脂の再利用を可能とすることができるパージ樹脂処理装置を提供することを目的とする。

【解決手段】内面がパージ樹脂6を流し込む受け皿である本体1は、側面3と、底面4と、該底面4に格子状に設けられた断面凸部5とを有し、前記本体1の上部には本体1の上方開口部を開閉自在である板状の蓋8を有し、前記した側面3と底面4と断面凸部5と閉じた蓋8とにより格子状の溝7を有した薄板状の樹脂ブロック6を成形することが可能であることを特徴とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 内面がパージ樹脂を流し込む受け皿である本体は、側面と、底面と、該底面に格子状に設けられた断面凸部とを有し、前記本体の上部には本体の上方開口部を開閉自在である板状の蓋を有し、前記した側面と底面と断面凸部と閉じた蓋とにより格子状の溝を有した薄板状の樹脂ブロックを成形することが可能であることを特徴とする樹脂成形機用のパージ樹脂処理装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、樹脂成形機の射出ノズルから射出されたパージ樹脂を切断が容易な樹脂ブロックに成形し、樹脂の再利用を可能とすることができる樹脂成形機用のパージ樹脂処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のパージ樹脂の処理について説明する。樹脂成形機において、材料替え時には、押し出し機のスクリュー内に残っている樹脂を射出ノズルからパージして外に出し切る必要がある。射出ノズルから出されたパージ樹脂は、一ヶ所に集まって固化し、1個の大きな塊となる。この塊は、パージ樹脂専用の巨大な粉砕機がない場合は粉砕が困難であるため、廃却処分されてしまう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】パージ樹脂は、細かく粉砕することができれば、樹脂を再利用して再度の成形が可能となる。従来、樹脂の大きな塊を細かく粉砕することが困難で樹脂の再利用ができないため、やむを得ず廃却処分にしていた。通常の粉砕機を利用できないのは、パージ樹脂の塊が大き過ぎて粉砕するのが困難なためである。粉砕機に投入できる大きさにコンタマシン(円形鋸)で切断することが困難なのは、樹脂の塊の厚みが大きいためである。
【0004】パージ樹脂が固化した大きな塊は、一定の定まった形状をしていないため、運びにくく、積上げにくく、収納保管しにくく、切断の作業もしにくく、扱いにくい。
【0005】本発明は、上記従来のパージ樹脂処理の問題を解決できる樹脂成形機用のパージ樹脂処理装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のパージ樹脂処理装置は上記目的を達成するために、内面がパージ樹脂を流し込む受け皿である本体は、側面と、底面と、該底面に格子状に設けられた断面凸部とを有し、前記本体の上部には本体の上方開口部を開閉自在である板状の蓋を有し、前記した側面と底面と断面凸部と閉じた蓋とにより格子状の溝を有した薄板状の樹脂ブロックを成形することが可能であることを特徴とする。
【0007】上記した本発明に係るパージ樹脂処理装置によれば、樹脂成形機の射出ノズルから射出されたパージ樹脂を受け皿である本体に流し込み、蓋を閉じて上から樹脂を圧迫して薄板状に成形し、樹脂が固化したら蓋を開けて樹脂ブロックを取り出すという簡便な方法により、簡単に格子状の溝を有した薄板状の樹脂ブロックを成形することができる。この樹脂ブロックは、厚さが薄いうえに溝を有しているため、格子状の溝に沿って実に容易に切断することができる。切断された樹脂ブロックは薄くて小さいため、通常の粉砕機にて容易に粉砕することができる。これにより、従来廃却処分されていたパージ樹脂を再利用可能となり、材料費の低減とリサイクル性の向上を図ることができる。パージ樹脂専用の巨大な粉砕機を必要としないため、購入の投資低減にもつながり経済的である。
【0008】また、パージ樹脂が固化した樹脂ブロックは、四角い薄板状という一定の定まった形状をしているので、運びやすく、積上げやすく、収納保管しやすく、切断の作業もしやすく、扱いやすい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明するが、本発明がこれにのみ限定されるべきでないことはいうまでもない。図中1は、内面がパージ樹脂2を流し込む受け皿となる本体である。該本体1は、側面3と、底面4を有している。該底面4には、格子状に設けられた縦横夫々3本からなる断面凸部5を有している。該断面凸部5の頂上は側面3の高さよりも低くして、樹脂ブロック6の溝7を成形する。本体1の上部には、本体1の上方開口部を開閉自在である板状の蓋8を有している。側面3と底面4と断面凸部5と閉じられた蓋8とにより、樹脂ブロック6を成形する型を構成している。パージ樹脂処理装置9の構造的特徴は以上である。
【0010】樹脂成形機10の射出ノズル11の先に蓋8を開けた状態のパージ樹脂処理装置9を置き、パージ樹脂2を射出して本体1の上方開口部から流し込む(図1、図2参照。)。パージ樹脂2がまだ熱くて流動性を有しているうちに蓋8を閉じ、蓋8で上からパージ樹脂2を圧縮して全体を薄く成形する(図3、図4参照。)。樹脂が固化したら蓋8を開け、樹脂ブロック6を本体1から取り出す。樹脂ブロック6は、格子状の溝7を有した薄板状に成形されている(図5参照。)。その形は、格子状の溝を有した板チョコに似ている。樹脂ブロック6の溝7部分の厚みは薄いため、溝7に沿って切断すれば樹脂ブロックの切断は実に容易である(図6参照。)。樹脂ブロック6を小さく切断すれば、図示しない通常の粉砕機に樹脂ブロック6を投入して粉砕することが可能となるため、樹脂を再利用することができる。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のパージ樹脂処理装置によれば、簡便な方法で簡単に、格子状の溝を有した薄板状の樹脂ブロックを成形することができる。この樹脂ブロックは、格子状の溝に沿って実に容易に切断することができる。切断された樹脂ブロックは、通常の粉砕機にて容易に粉砕することができる。これにより、従来廃却処分されていたパージ樹脂を再利用可能となり、材料費の低減とリサイクル性の向上を図ることができる。パージ樹脂専用の巨大な粉砕機を必要としないため、購入の投資低減にもつながり経済的である。
【0012】また、パージ樹脂が固化した樹脂ブロックは、四角い薄板状という一定の定まった形状をしているので、運びやすく、積上げやすく、収納保管しやすく、切断の作業もしやすく、扱いやすい。
【出願人】 【識別番号】000000170
【氏名又は名称】いすゞ自動車株式会社
【出願日】 平成13年3月26日(2001.3.26)
【代理人】 【識別番号】100095913
【弁理士】
【氏名又は名称】沼形 義彰 (外3名)
【公開番号】 特開2002−283393(P2002−283393A)
【公開日】 平成14年10月3日(2002.10.3)
【出願番号】 特願2001−86643(P2001−86643)