| 【発明の名称】 |
インサート金具及びそれを用いた成形方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】細川 武
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| 【要約】 |
【課題】生産性がよく、インサート金具の無駄な部分を少なくすることにより、成形品コストの削減と省資源化を図る。
【解決手段】a、b、cの3列の送り部(b列が中央で、a列とc列が両側)を有し、各列には成形後に成形品のインサートとなるインサート部が一体的に設けられ、a列とc列のインサート部の先端がb列に、b列の左右インサート部の先端がa列とc列にそれぞれつながっている一本の長尺のインサート金具であって、前記a列とc列のインサート部の先端とb列との間、及び前記b列の左右インサート部の先端とa列及びc列との間において、a列、b列、c列を個々に独立したインサート金具として切り離されることを特徴とするインサート金具、及びこのインサート金具を用いたフープ成形方法。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 a、b、cの3列の送り部(b列が中央で、a列とc列が両側)を有し、各列には成形後に成形品のインサートとなるインサート部が一体的に設けられ、a列とc列のインサート部の先端がb列に、b列の左右インサート部の先端がa列とc列にそれぞれつながっている一本の長尺のインサート金具であって、前記a列とc列のインサート部の先端とb列との間、及び前記b列の左右インサート部の先端とa列及びc列との間において、a列、b列、c列を個々に独立したインサート金具として切り離されることを特徴とするインサート金具。 【請求項2】 a、b、cの3列の送り部に、切り離し後金型にセットしたとき個々のインサート金具が金型から浮き上がるのを防止するために、送り穴と切り起こしが設けられている請求項1記載のインサート金具。 【請求項3】 a、b、cの3列の送り部(b列が中央で、a列とc列が両側)を有し、a列とc列のインサート部の先端がb列に、b列の左右インサート部の先端がa列とc列にそれぞれつながっている一本の長尺のインサート金具を巻だし、a列とc列のインサート部の先端とb列との間、及びb列の左右インサート部の先端とa列及びc列との間において切り離し、a列、c列、b列を個々に独立したインサート金具とし、次いで、各列の間隔を所定のインサート成形が行われる間隔に変更するとともに、b列をa列及びc列より進行方向の位置をずらして各インサート金具を位置合わせして、成形金型にセットし、続いてインサート成形することを特徴とする成形方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、インサート金具及びそれを用いた成形方法に関し、フープ成形により連続的に効率よくインサート成形品を成形する方法を提供するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、フープ成形によりインサート成形品を成形する方法において、用いられるインサート金具は、両側に送り部を有し、インサート部が両側の送り部から内側へ突出するように形成された構造である。このインサート金具を金型にセットし、成形(通常は射出成形)することにより、1列のフープ成形品を成形する。かかるインサート金具を用いた成形方法は、通常特に問題なく成形できるものの、成形効率は必ずしもよいとはいえず、また、インサート金具のうち、両側の送り部のように、直接インサートとならない部分が多いという欠点がある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような従来のフープ成形方法の欠点を改良するものであり、生産性がよく、インサート金具の無駄な部分を少なくすることにより、成形品コストの削減と省資源化を達成するものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は、(1)a、b、cの3列の送り部(b列が中央で、a列とc列が両側)を有し、各列には成形後に成形品のインサートとなるインサート部が一体的に設けられ、a列とc列のインサート部の先端がb列に、b列の左右インサート部の先端がa列とc列にそれぞれつながっている一本の長尺のインサート金具であって、前記a列とc列のインサート部の先端とb列との間、及び前記b列の左右インサート部の先端とa列及びc列との間において、a列、b列、c列を個々に独立したインサート金具として切り離されることを特徴とするインサート金具、(2)a、b、cの3列の送り部に、切り離し後金型にセットしたとき個々のインサート金具が金型から浮き上がるのを防止するために、送り穴と切り起こしが設けられている第(1)項記載のインサート金具、(3)a、b、cの3列の送り部(b列が中央で、a列とc列が両側)を有し、a列とc列のインサート部の先端がb列に、b列の左右インサート部の先端がa列とc列にそれぞれつながっている一本の長尺のインサート金具を巻だし、a列とc列のインサート部の先端とb列との間、及びb列の左右インサート部の先端とa列及びc列との間において切り離し、a列、c列、b列を個々に独立したインサート金具とし、次いで、各列の間隔を所定のインサート成形が行われる間隔に変更するとともに、b列をa列及びc列より進行方向の位置をずらして各インサート金具を位置合わせして、成形金型にセットし、続いてインサート成形することを特徴とする成形方法、である。 【0005】 【発明の実施の態様】以下、本発明のインサート金具及びそれを用いたインサート成形方法について、図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明のインサート金具の一例を示す平面図、図2は図1のインサート金具を所定部位で切り離し、インサート成形されるときの状態を示す平面図。図3は本発明のインサート金具の送り部の断面図、図4は本発明のインサート金具の他例を示す平面図である。各図において、a、b、cはそれぞれ送り部であり、a、cは側部、bは中央である。1、2、3は後に切り離されるインサート部の先端部であり、送り部と接続していて後に切り離される個所である。1はa列のインサート部の先端部で、b列の送り部との接続個所、2はb列のインサート部の先端部で、a列又はc列の送り部との接続個所、3はc列のインサート部の先端部で、b列の送り部との接続個所である。4、5は各列の送り部に設けられた送り穴と切り起こしである。図3において、10は成形品部を示す。 【0006】また、図4は本発明のインサート金具の他の例を示す平面図である。図4において、図1と同様に、a、b、cは送り部であり、11、12、13は後に切り離されるインサート部の先端部であり、送り部と接続し後に切り離される個所である。14、15は各列の送り部に設けられた送り穴と切り起こしである。 7、8は補強部である。この補強部があると金属板からインサート金具を作成する際に、打ち抜きや切り起こしの作成を首尾よく行うことができる。この補強部は、送り部a、b、cが切り離されるときに、その両端16、17で切断され、除かれる。 【0007】本発明のインサート金具を用いた成形方法を具体的に説明する。図1に示すインサート金具は、上記のように、a、b、cの3列の送り部(b列が中央で、a列とc列が両側)を有していて、a列とc列のインサート部の先端1、2がb列に、b列の左右インサート部の先端3がa列とc列にそれぞれつながっている長尺のものである。この長尺のインサート金具を巻きだし、a列とc列のインサート部の先端1、2、及びb列の左右インサート部の先端3において切り離し、a列、c列、b列を個々に独立したインサート金具とする。図4に示すインサート金具の場合も、図1のインサート金具と同様に切り離されるが、補強部7、8は、このときに取り除かれる。 【0008】次いで、各列の間隔を所定のインサート成形が行われるように広げるとともに、b列の位置を、a列及びc列より進行方向半ピッチだけずらして、各列のインサート金具のインサート部先端が横方向に並ぶように位置合わせし、成形金型にセットする。インサート金具がセットされる成形金型には各列の送り穴4と切り起こし5に対応してピンと突起が設けられていて、金型が型閉めさたときインサート金具は、送り穴4とピンで位置あわせされ、切り起こし5と金型の突起で金型に固定される。金型が型閉めされた後、金型内に樹脂が注入される。樹脂が充分に固化したところで、成形品を取り出し、インサート金具の送り部を切り離す等の後処理をすることにより、目的のインサート成形品を得る。 【0009】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明のインサート金具及びそれを用いた成形方法は、フープ成形により連続的に効率よくインサート成形品を成形することができ、インサート金具の送り部等のインサートとならない部分など、無駄な部分が少なくなるので、成形品コストの削減と省資源化を達成するものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002141 【氏名又は名称】住友ベークライト株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年2月19日(2001.2.19) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2002−240076(P2002−240076A) |
| 【公開日】 |
平成14年8月28日(2002.8.28) |
| 【出願番号】 |
特願2001−41804(P2001−41804) |
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