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【発明の名称】 パネル養生シート用カッタ
【発明者】 【氏名】御簾納 和雄

【氏名】酒巻 和義

【要約】 【課題】パネル組立時などに、パネル面の保護用に貼付された養生シートの端部を部分的に切断して除去するパネル養生シート用カッタに関する。

【解決手段】パネル養生シート用カッタが、パネル上をスライドさせるスライド用型材と、該スライド用型材の側面部に添着し、刃先をスライド用型材の端面よりも突出させたカッタ刃と、前記スライド用型材に係設し、前記パネルの端面に当てて摺動することで、前記スライド用型材を端面と平行にスライドさせる端面摺動用型材と、を有する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 パネル上をスライドさせるスライド用型材と、該スライド用型材の側面部に添着し、刃先をスライド用型材の端面よりも突出させたカッタ刃と、前記スライド用型材に係設し、前記パネルの端面に当てて摺動することで、前記スライド用型材を端面と平行にスライドさせる端面摺動用型材と、を有し、パネルの端面に当接しながら摺動することで、パネル上の養生シートをパネルの端面に平行に切断できるようにしたことを特徴とするパネル養生シート用カッタ。
【請求項2】 前記端面摺動用型材の摺動面に、厚みを異ならせて取替え自在とした摺動面パッドを貼付してなることを特徴とする請求項1に記載のパネル養生シート用カッタ。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パネル組立時などに、パネル面の保護用に貼付された養生シートの端部をあらかじめ部分的に切断して除去しておくことに用いられるパネル養生シート用カッタに関する。
【0002】
【従来の技術】外壁材、隔壁材等の壁材を始めとする建設部材として平板状のパネルが広く一般的に用いられている。パネルは、その面を保護するため、全面に養生シートが貼付されている。養生シートは、工事中のパネル面保護のため、建設現場でパネルが最終的に組みつけられ、工事が完了する直前まで貼付したままとしておくことが一般的である。
【0003】一方、パネルを組み立てる等の際に、パネルの接合部となるパネル端部の養生シートを部分的に剥離しておき、その剥離した面と各部材との接合を行うことが必要となる。従来、パネル端部の養生シートを部分的に剥離するには、図3に示すように、あらかじめ養生シート2に切断線を引いておき、その養生シートの端部を部分的に剥してパネルの養生シート剥離面22を露出させ、はさみ20で切断線21に沿って切断することが行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、手で養生シートを剥がしてからはさみで切ることから、時間がかかり、また、まっすぐ並行に切断することが難しく、切断の寸法精度も悪いという問題があった。本発明は、簡便に、かつ、高精度に養生シートを切断可能としたパネル養生シート用カッタを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、パネル上をスライドさせるスライド用型材と、該スライド用型材の側面部に添着し、刃先をスライド用型材の端面よりも突出させたカッタ刃と、前記スライド用型材に係設し、前記パネルの端面に当てて摺動することで、前記スライド用型材を端面と平行にスライドさせる端面摺動用型材と、を有し、パネルの端面に当接しながら摺動することで、パネル上の養生シートをパネルの端面に平行に切断できるようにしたことを特徴とするパネル養生シート用カッタによって上記課題を解決した。
【0006】また、本発明は、前記端面摺動用型材の摺動面に、厚みを異ならせて取替え自在とした摺動面パッドを貼付してなることを好適とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のパネル養生シート用カッタの好適な実施の形態を図1と図2に基づき説明する。まず、図2に示すように、本発明のパネル養生シート用カッタ10は、パネル面上を自在にスライドするためのスライド用型材11の側面に、養生シートを切断するためのカッタ刃12と、パネル端面と平行にスライドさせるためにパネル端面に当接して摺動させる端面摺動用型材13を取り付けることで構成される。なお、図2では、各部材間の接合部材としてビス14を用いているが、これに限定するものではない。
【0008】ここで、本発明では、カッタ刃12の刃先を、スライド用型材11の端面部よりもわずかに突出させておくことを特徴とする。また、端面摺動用型材13には、厚みの異なる摺動面パッド16を自在に張替え可能として貼付することを好適とする。そして、この摺動面パッド16の厚みを調整することで、パネル端面からのカッタ刃の位置調整を行い、養生シートの端部切断幅を自在に調整可能としている。
【0009】なお、スライド用型材11と端面摺動用型材13としては、市販のアルミ型材を用いることを好適とする。ただし、これに限定されるものではなく、硬質の樹脂製型材等の成型材を用いるようにしても良いことは言うまでもない。また、カッタ刃12としては、先端に鋭利な刃先のある刃を用いることを好適とする。例えば、市販のカッタナイフ用替え刃等が好適に用いられる。
【0010】摺動面パッド16としては、各種の厚さの板が容易に入手できるアルミ板、樹脂板等が好適に用いられる。次に、図1に基づき、本発明のパネル養生シート用カッタを用いてパネル面上の養生シートを切断する切断方法について説明する。まず、本発明のパネル養生シート用カッタ10を手17で掴み、パネル1の端面に端面摺動用型材13を沿わせるように当接して載置する。ここで、切断の始めには、カッタ刃12の刃先を養生シート2の端に位置させておく。
【0011】次に、養生シート2の端を図示しないもう片方の手で持ち上げ、カッタ刃12の刃先で切れ目をいれる。そして、切れ目をいれた養生シートを図示しない手で持ち上げつつ、パネル養生シート用カッタ10をパネル1の端面に沿って手17でスライドさせる。こうすることで、養生シート2の端部を細い帯状に精度よく切断することができる。また、その切断幅は、摺動面パッド16の厚みを調整することで自在に変更が可能である。
【0012】
【発明の効果】本発明によって、パネル養生シート用カッタをパネルの端面に沿わせて1回スライドするだけで、パネル端部の養生シートを簡単に、かつ、高精度にスリット切断することが可能となった。本発明によって、養生シートの切断作業の能率を大幅に向上することができ、また、一定の幅で精度良く切断できるようになった。
【出願人】 【識別番号】000004422
【氏名又は名称】日本建鐵株式会社
【識別番号】591124695
【氏名又は名称】日本建鉄エンジニアリング株式会社
【出願日】 平成13年3月8日(2001.3.8)
【代理人】 【識別番号】100099531
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 英一
【公開番号】 特開2002−264072(P2002−264072A)
【公開日】 平成14年9月18日(2002.9.18)
【出願番号】 特願2001−64817(P2001−64817)