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【発明の名称】 プログラムリスト表示システム
【発明者】 【氏名】平川 克正

【氏名】木村 真樹

【要約】 【課題】必要なプログラムを容易に選択表示する。

【解決手段】表示装置12に処理対象の画像上にティーチングポイントのマークを表示する。入力装置14によって、マークをクリックすることにより、ポイントプログラム対応マップ18を参照して、対応するプログラムをプログラム記憶部16から読み出し、表示する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 処理対象についての画像上にティーチングポイントを示すマークを表示し、このマークに関連づけてそのティーチングポイントに対応する処理プログラムを記憶しておき、前記マークに関連した入力に応じて、対応する処理プログラムを表示するプログラムリスト表示システム。
【請求項2】 請求項1に記載のシステムにおいて、前記画像は、撮像装置で処理対象を撮った写真であり、その上にマークが表示されるプログラムリスト表示システム。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロボットなどにより加工処理を行う処理対象についての処理プログラムの表示システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、各種の作業にロボットが利用されており、その範囲は拡大してきている。例えば、鋳物のバリとり、ヤスリ掛けなどの作業もロボットによって行われる場合が多い。
【0003】このようなロボットによる作業は、ロボットの動作プログラムを記憶しておき、そのプログラムに応じてロボットの各種アクチュエータを駆動することによって行う。
【0004】しかし、ロボットによる作業は再現性がよく、同一の製品を大量に作る場合には、同一の作業を正確に繰り返すことができ、品質の管理が容易となるというメリットもある。
【0005】ここで、ロボットの動作プログラムは直線的な部分はステップ数が少なく短いが、曲線的な部分ではステップ数が多く長くなる。すなわち、曲線部では、ティーチングポイントを多数配置し、それぞれのティーチングポイントに対応してブロックプログラムを作成する必要がある。そして、完成したプログラムをロボットコントローラにロードして、実行することにより、ロボットに所期の動作を行わせることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】また、ロボットに実際の作業を行わせる際には、微調整が必要になる場合があり、その場合には、必要な場所についてのプログラムを修正する必要がある。さらに、作業を継続していくと、ロボットの動作に徐々にずれが生じる場合があり、このような場合においては修理としてプログラムの修正が必要になる。
【0007】この修正は、作業において修正が必要な場所に対応したブロックプログラムを取り出し、修正することによる。しかし、プログラムは、通常プログラムリストとして提供されるため、そのリストとティーチングポイントの対応を認識するのが難しいという問題があった。特に、修理としてのプログラムの修正は、プログラム作成者が行うとは限らず、プログラムリストとティーチングポイントとの対応を認識するのが非常に難しいという問題があった。
【0008】本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、プログラムリストとティーチングポイントとの対応を容易に認識することができるプログラムリスト表示システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、処理対象についての画像上にティーチングポイントを示すマークを表示し、このマークに関連づけてそのティーチングポイントに対応する処理プログラムを記憶しておき、前記マークに関連した入力に応じて、対応する処理プログラムを表示することを特徴とする。
【0010】このように、画面上のマークをクリックすることで、対応するプログラムが表示されるため、修正したい個所のプログラムをすぐみることができる。そこで、表示されたプログラムを修正することも容易である。
【0011】また、前記画像は、撮像装置で処理対象を撮った写真であり、その上にマークが表示されることが好適である。これによって、正確な処理対象の画像を容易に作成することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について、図面に基づいて説明する。
【0013】図1は、一実施形態の構成を示すブロック図であり、基本的には汎用コンピュータで構成されている。例えば、携帯可能なノートパソコンなどで形成することも好適であるが、実際のロボットを制御しているロボットコントローラ自体でもよいし、入力・表示手段をティーチペンダントで構成してもよい。さらに、ティーチペンダント自体をロボットコントローラと通信可能なコンピュータで構成し、修正したプログラムなどをロボットコントローラに供給してもよい。
【0014】処理部10は、CPU、ROM、RAM、各種インターフェースなどで構成されており、各種データ処理を行う。表示装置12は、CRTやLCDなどで構成され、ここに各種の表示が行われる。入力装置14は、キーボードやマウスなどで構成され、各種のデータ入力が行われる。また、表示装置12の前面にタッチパネルを形成し、表示装置12の画面にタッチすることで、その座標から各種の入力を行うことも好適である。
【0015】そして、プログラム記憶部16には、ロボット動作のためのプログラムが記憶されている。このプログラムは、ティーチポイント毎のブロックプログラムの集合体として構成されている。このプログラムは、ロボットが実際に使用しているプログラムを修正する場合には、ロボットコントローラからロードするとよい。
【0016】ポイントプログラム対応マップ18は、実際の処理対象についての画面表示におけるティーチングポイントのマークとプログラム(プログラムナンバー)の関係が記憶されている。
【0017】例えば、デジタルカメラで撮影し、得られた画像上に実際にブロックプログラム作成したティーチングポイントについてのマークを形成しておく。そして、このマークは、入力ボタンにしておく。これによって、入力装置14によって、画面上の黒丸をクリックすることによって、その黒丸についての選択が処理部10に取り込まれる。処理部10は、ポイントプログラム対応マップ18を参照することで、選択されたティーチングポイントに対応するプログラムナンバーを知ることができる。なお、このマップは、表示する画像に応じて対応するものに変更される。通常は、画像データと一緒に記憶されており、表示されているものに対応するマップがロードされる。
【0018】なお、プログラム記憶部16、ポイントプログラム対応マップ18は、ハードディスクなどの記憶媒体内に形成される。
【0019】次に、実際のプログラムを修正するときの手順について説明する。まず、ロボットの動きなどが適性でなく、修理が必要である場合には、ロボットのどの動きについて修正が必要かを判断する。
【0020】この際に、表示装置12にティーチングポイントを重畳表示した処理対象についての画面を表示しておく。図2は、表示の一例を示すもので、アルミダイキャストで形成されたオイルパンについてのバリとりにおけるティーチングポイントの位置を黒丸で示してある。なお、図2は、模式的に示した図であり、またティーチングポイントもその一部のみを示している。
【0021】修正が必要なティーチングを画面上で判断し、その黒丸をクリックする。処理部10は、この黒丸の選択に応じて、選択された黒丸(ティーチングポイント)に対応するプログラムナンバーをポイントプログラム対応マップ18を参照して、ピックアップする。
【0022】次に、ピックアップしたプログラムナンバーのプログラムリストをプログラム記憶部16から読み出して表示装置12に表示する。
【0023】すなわち、図3に示すように、ティーチングポイントが表示された処理対象の図とプログラムリストが並んで表示される。そこで、プログラムの修正を容易に行うことができる。
【0024】また、この表示において、ティーチングポイントの移動も行える。例えば、リスト中のポイントデータを変更することで、ティーチングポイントを移動できる。この場合、ティーチングポイントの表示は、データの修正に応じて移動することが好適である。さらに、ティーチングポイントを画面上でつかんで移動することで、データが連動して補正されることも好適である。
【0025】なお、対応するプログラムリストが一度に表示できない場合には、スクロールにより順次表示可能とすればよい。また、その場所からスクロールして前後に移動することで、隣のティーチングポイントのプログラムのチェックも容易に行える。
【0026】また、本実施形態では、このプログラムは表示されている状態で、修正可能になっている。そこで、必要なプログラムについての修正を行い、プログラム記憶部16に記憶されているプログラムを書き換える。プログラム記憶部16がロボットコントローラ内になければ、ロボットコントローラに修正後のプログラムをロードし、修正の作業を終了する。
【0027】ここで、図2のような画面は、デジカメで得た画像データ上に、ティーチングポイントについてのマークを書き込むことで作成することが好適である。また、ティーチングポイントのマークは、ポインタで選択されたときに色が変わり、クリックすることで選択が確定することが好ましい。なお、画像はすべてアニメーションで構成してもよいし、両者を組み合わせてもよい。
【0028】また、タッチパネルを利用する場合には、ティーチングポイントのマークへのタッチを取り込めばよい。
【0029】さらに、ロボットの作業についてのアニメーションを作成しておき、各ティーチングポイントをクリックすることによって、それぞれに対応するアニメーションを表示することも好適である。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、画面上のマークをクリックすることで、対応するプログラムが表示されるため、修正したい個所のプログラムをすぐみることができる。また、前記画像は、撮像装置で処理対象を撮った写真として、その上にマークを表示することで、正確な処理対象の画像を容易に作成することができる。
【出願人】 【識別番号】599118447
【氏名又は名称】株式会社フジエ
【出願日】 平成13年3月22日(2001.3.22)
【代理人】 【識別番号】100075258
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 研二 (外2名)
【公開番号】 特開2002−283258(P2002−283258A)
【公開日】 平成14年10月3日(2002.10.3)
【出願番号】 特願2001−82286(P2001−82286)