Warning: copy(htaccessbak): failed to open stream: No such file or directory in /home/jtokkyo/public_html/header.php on line 10
電動工具装置 - 特開2002−239948 | j-tokkyo
トップ :: B 処理操作 運輸 :: B25 手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレ−タ

【発明の名称】 電動工具装置
【発明者】 【氏名】アンドレアス ディーテルレ

【氏名】シュテファン ニーハウス

【氏名】ウルリッヒ レッスラー

【要約】 【課題】工具なしに手動調整可能とし、正確な案内を可能とする補助グリップを具えた電動工具装置を提案することにある。

【解決手段】ハウジング(1)と、駆動軸(3)を担持させるためのガイド部材(2)とを具える電動工具装置は、正確な案内を目的として、固定リング(4)によって固定可能な補助グリップ(5)を具える。使用者による簡単な調整が確実に可能とするために、固定リング(4)は駆動軸(3)の軸線方向に案内される。更に、補助グリップ(9)をスペード状に形成し、回転軸線を中心として駆動軸(3)に対して平行に旋回可能とすると共に、異なる位置で固定可能となる。作動部材(8)により、固定リング(4)の有効断面を変えることができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ハウジング(1)と、駆動軸(3)を担持するためのガイド部材(2,11,22,28,30,40)と、固定リング(4,10,18,24,34,42)によって固定可能とした補助グリップ(5,14,17,26,38,41)とを具え、固定リング(4,10,18,24,34,42)は駆動軸(3)の軸線方向に案内されると共に、ガイド部材(2,11,22,28,30,40)を包囲する電動工具装置において、補助グリップ(5,14,17,26,38,41)をスペード状に形成し、固定リング(4,10,18,24,34,42)を回転軸線を中心として駆動軸(3)に対して平行に旋回可能とすると共に、異なる位置で固定可能としたことを特徴とする電動工具装置。
【請求項2】 請求項1記載の電動工具装置において、ガイド部材(2,11,22,28.30,40)の貫通に供する固定リング(4,10,18,24,34,42)の有効断面は、作動部材(8,16,19,27,36,43)を介して可変的に調整可能であることを特徴とする電動工具装置。
【請求項3】 請求項2記載の電動工具装置において、作動部材(16,27,36)を、駆動軸(3)の長手方向軸線に対して直角方向に旋回可能として担持させたことを特徴とする電動工具装置。
【請求項4】 請求項2記載の電動工具装置において、作動部材(8,19,43)を、駆動軸(3)に沿って旋回可能として担持させたことを特徴とする電動工具装置。
【請求項5】 請求項3又は4に記載の電動工具装置において、作動部材(8,16,19,27,36,43)は接触素子(13,21,25)を具え、該接触素子は作動部材(8,16,19,27,36,43)の旋回によってガイド部材(2,11,22,28,30,40)と接触可能となることを特徴とする電動工具装置。
【請求項6】 請求項4又は5に記載の電動工具装置において、固定リング(42)は複数個の部材から構成され、はめ歯(45)を具える固定部材は、ガイド部材(40)に配置したインダント(46)と形状結合することを特徴とする電動工具装置。
【請求項7】 請求項6記載の電動工具装置において、固定部材(44b)をばね力に抗して固定可能とすることを特徴とする電動工具装置。
【請求項8】 請求項3記載の電動工具装置において、固定リング(10)は、該固定リングに相対して旋回可能とする同軸的に配置した少なくとも1個のクランプリング(12)を具え、該クランプリングはガイド部材(11)と接触可能な少なくとも1個のクランプ舌片(13)を具えることを特徴とする電動工具装置。
【請求項9】 請求項3記載の電動工具装置において、固定リング(34)とガイド部材(30)との間に引張ベルト(31)を配置し、該引張ベルトは、ガイド部材(30)に対して軸平行とする偏心的に旋回可能な引張ピン(35)によって引張可能とすることを特徴とする電動工具装置。
【請求項10】 請求項3記載の電動工具装置において、作動部材(27)は、ガイド部材(28)に接すると共に、固定リング(24)内を通過する偏心ピン(25)を具えることを特徴とする電動工具装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハウジングと、駆動軸を担持するためのガイド部材と、固定リングによって固定可能とする補助グリップとを具え、固定リングは駆動軸の軸線方向に案内されると共に、ガイド部材を包囲する電動工具装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上述の構成を有する電動工具装置は、使用者による電動工具装置の一層正確かつ安全な案内を可能とするために、補助グリップをハウジングに具える。最適な案内を確実に実現するために、前記の補助グリップを案内のための駆動軸の領域に配置する。
【0003】この種の電動工具装置は、例えば、ヨーロッパ特許第249037号明細書に開示されている。この電動工具装置はロッド形状の補助グリップを具える。補助グリップは、固定リングを介して、電動工具装置のハウジングのガイド部材に堅くクランプ可能となる。ガイド部材は、補助グリップを軸線方向に案内するための環状溝を具え、固定リングに配置したリブが前記環状溝に進入可能となる。回転を固定するために、ガイド部材は外周に配分した複数個の長手方向ノッチを具え、固定リングに配置した環状突部が前記ノッチに進入可能となる。この公知の電動工具装置においては、固定された状態の補助グリップが軸線方向のみならず、半径方向でもガイド部材に対して変位しないように固定されるのが有利である。固定されていない状態の補助グリップが何れの方向にも案内されず、使用者による正確な調整が困難となるのが不利である。更に、固定した状態と固定しない状態との間における補助グリップは、工具なしでは補助グリップの固定を可能としないねじ結合によって調整が実現する。
【0004】更に、同種の電動工具装置はヨーロッパ特許第132593号明細書に開示されている。この電動工具装置は固定リングと、ガイド部材を部分的に包囲する引張ベルトとを具える補助グリップを有する。回転運動を介し、引張ベルトはねじ結合によって引き締まると共に、ロッド形状の補助グリップをガイド部材に摩擦結合によって固定する。工具なしに補助グリップの固定を可能とするのが有利である。しかしながら、使用者にとっては、回して締めるのが時間を費やす不所望な方法となり、既知の電動工具装置における操作性に悪影響を及ぼす。
【0005】
【発明の課題】本発明の課題は、工具なしに手動調整可能とし、正確な案内を可能とする補助グリップを具えた電動工具装置を提案することにある。
【0006】
【課題の解決手段】この課題を解決するため、本発明による電動工具装置は、補助グリップをスペード状に形成し、固定リングを回転軸線を中心として駆動軸に対して平行に旋回可能とすると共に、異なる位置で固定可能としたことを特徴とするものである。
【0007】本発明によれば、補助グリップをスペード状に形成することにより、使用者が電動工具装置を正確かつ容易に操作することができる。スペード形状とは、駆動軸の長手方向軸線に対して垂直に延在する切断面における補助グリップの断面を三角形状とすることであり、角の頂点は結点として供する。補助グリップが回転軸線だけを中心として、駆動軸の長手方向軸線に対して平行に旋回可能とすることにより、使用者は補助グリップを容易に調整することができる。回転運動では、補助グリップの調整運動に関して一自由度しか存在しないからである。
【0008】最適な調整を確実なものとするために、ガイド部材の貫通に供する固定リングの有効断面は、作動部材を介して可変的に調整可能であるのが有利である。固定リングの有効断面を減少させると、ハウジングのガイド部材に対する摩擦結合又は形状結合が可能となる。補助グリップの可能な限り大きな安定性を確保するために、作動部材を固定リングの領域に配置するのが好適である。しかしながら、使用者には補助グリップの保持位置からでも作動部材にアクセス可能としなければならない。このことは、例えば、補助グリップの適正寸法によって実現する。加えて、作動部材の使用により、補助グリップが正しくガイド部材に固定されているか否かを、使用者が容易にチェックすることができる。
【0009】好適な実施形態において、補助グリップの操作性を最適化するため、作動部材を駆動軸の長手方向軸線に対して直角方向に旋回可能として担持させる。特に、使用者が補助グリップを手放さずに、作動部材を手で作動させる場合、作動部材を前記のように配置するのが極めて有利である。
【0010】作動部材を、駆動軸に沿って旋回可能として担持させるのが好適であり、補助グリップを手放すことなく、使用者は作動部材を作動させるのに十分な力を加えることができる。好適な実施形態において、補助グリップに置いた手が、補助グリップの遊端に対向して作動部材を移動できると共に、親指によって再び初期位置へ復帰可能とするように、補助グリップの寸法を決定する。別の好適な実施形態では、作動部材を双安定調整素子として形成する。その結果、使用者にとって、固定位置と調整位置との間の調整が容易になる。
【0011】作動部材は接触素子を具え、この接触素子が作動部材の旋回によってガイド部材と接触可能となり、依って作動部材を固定するのが有利である。僅かな個数の個別部材しか使用されないため、補助グリップの経済的な作製及び極めて高い信頼性が確実となる。
【0012】固定リングは複数個の部材から構成され、はめ歯を具える固定部材は、ガイド部材に配置した凹部と形状結合するのが有利である。固定リングを複数個の部材から構成することにより、僅かな力を要する操作で確実に固定することができる。更に、このように固定リングを構成するならば、一層大きな領域に歯を具えることが可能となる。固定リングがガイド領域に対して半径方向に案内されるからである。
【0013】固定部材はばね力に抗して固定可能とするのが有利であり、使用者が解除工程に必要とする力は軽減される。
【0014】例えば、補助グリップを容易にガイド部材に固定可能とするために、作動素子を偏心的に補助グリップに担持させるのが有利である。補助グリップに偏心的に担持させることにより、補助グリップのガイド部材における経済的な調整が実現可能となる。レバー素子等の使用により、使用者が調整のために加える力を僅かに保つことができ、補助グリップの操作性にプラスの影響を及ぼす。
【0015】固定リングは、この固定リングに相対して旋回可能とする同軸的に配置した少なくとも1個のクランプリングを具え、クランプリングはガイド部材と接触可能な少なくとも1個のクランプ舌片を具えるのが有利である。クランプ舌片の使用により、補助グリップの経済的な作製が確実に可能となる。更に、両方の素子を同軸的に配置するならば、それらの素子の最適な案内が実現する。結合に生ずる応力に従って、複数個のクランプ舌片を使用することができる。
【0016】固定リングおよびガイド部材との間に引張ベルトを配置し、この引張ベルトはガイド部材に対して軸平行とする偏心的に旋回可能な引張ピンによって引張可能とするのが好適である。偏心的に旋回可能なピンと、ガイド部材を包囲する引張ベルトとを組み合わせることにより、補助グリップの簡便な操作性が確実に実現する。引張ベルトは、偏心ピンを介した僅かな労力によって調整可能となる。
【0017】更に別の好適な実施形態において、作動部材はガイド部材に接すると共に、固定リング内を通過する偏心ピンを具える。偏心ピンは、ガイド部材内に回転可能として担持される。更に、使用者は作動部材を介し、偏心ピンを単に旋回するだけで固定リングを調整することが可能となる。旋回に際し、偏心度は固定リングの有効断面を縮小又は拡大する。それによって、固定リングの調整が実現する。
【0018】固定リングおよびガイド部材はそれぞれ対応する歯型部分を具えるのが好適であり、両者が形状結合によって互いに係合することにより、確実な結合が実現する。歯型部分は、外周に亙り、長手方向ノッチ等によって鋸歯状に形成することができる。
【0019】
【好適な実施形態】以下、本発明を図示の好適な実施形態について更に具体的に説明する。
【0020】図1に示す本発明による電動工具装置は、特にドリル装置とする。この電動工具装置は、ハウジング1と駆動軸3とを担持するためのガイド部材2とを具える。スペード形状の補助グリップ5は、ガイド部材2を包囲するスリーブ形状の固定リング4によって電動工具装置に固定可能となり、固定リング4は駆動軸3の軸線方向に案内される。固定リング4は、回転軸線を中心として、駆動軸に対して平行に旋回可能であると共に、異なる位置で固定可能となる。固定リング4は、スペード形状の補助グリップ5の一角に配置される。
【0021】ガイド部材の駆動軸3に対する軸線方向変位を防止するために、固定リング4はガイド部材2に設けた環状凹所に担持される。
【0022】ハウジング2は、ハンド部材6aと原動機ハウジング6とを包囲する。作動方向Aでは、図示の駆動軸3に連接して工具ホルダ7を配置する。工具ホルダ7は、駆動軸3と協働する。
【0023】固定リング4は、固定リング4の調整に供する平行六面体形状の作動部材8を具える。補助グリップ5は、少なくとも部分的に被覆層9を具え、使用者の手動による不所望の滑落を防止する。被覆層9は、ゴム等から形成することができる。
【0024】図2〜図15は、補助グリップに係る各種の実施形態を示している。
【0025】図2〜図5は、作動部材16を具える固定リング10の第1実施形態を示している。固定リング10は、同軸的かつ相対的に旋回可能として配置したクランプリング12を具える。図4に示すように、クランプリング12は、ガイド部材11と接触する少なくとも1個のクランプ舌片13を具える。図5に示すように、特にクランプリング12とするクランプ舌片13は、補助グリップ14に対して固定方向Fに旋回することにより、ガイド部材11に固定される。クランプ舌片13の半径方向延長領域では、クランプ舌片13と固定部材10とがクランプランプ15を介して協働する。固定方向Fへの旋回により、クランプランプ15は直径対向位置に配置した2個のクランプ舌片13をガイド部材11に押圧すると共に、補助グリップ14を摩擦結合によってガイド部材11に固定する。図3に示すように、固定方向Fとは反対側に旋回することにより、結合は解除可能となる。図4は、作動部材16を具えるクランプリング12を示している。
【0026】図6〜図9は、固定リング18を具える補助グリップ17を示している。作動部材19は、偏心的に旋回可能として、固定リング18に隣接する補助グリップ17の両脚部の間に担持される。作動部材19は接触素子21を具える。この接触素子21は、作動部材19の固定方向Fの旋回により、ガイド部材22の外周形状に接触可能となるため、図6及び図7に示すように、ガイド部材22を摩擦結合によって固定する。作動部材19が固定方向Fとは反対側に旋回することにより、補助グリップ17は、再び、駆動軸(図示せず)の長手方向軸線に対して平行に旋回可能となる。
【0027】図10〜図13は、固定リング24によってガイド部材28に固定可能な補助グリップ26を具える第3実施形態を示している。固定リング24は、偏心的に旋回可能として固定リング24内に担持した偏心ピン25によって貫通されるため、偏心ピンは固定方向Fへの旋回により、ガイド部材28の外周形状に接触可能となる。図12及び図13は、偏心ピン25によって固定した固定リング24を示している。偏心ピン25の外周形状は、ガイド領域25に対する接触領域において、長手方向軸線に対して断面を円形とすると共に、ガイド部材28の外周形状に対して補完的に形成されるが、偏心ピンの長手方向軸線に対して偏心する。作動部材27は、偏心ピン25の遊端において、偏心ピンの長手方向軸線に対して直角に配置される。
【0028】図14は第4実施形態を示している。ガイド部材30は、引張ベルト31により外周の一部に亙って包囲される。引張ベルト31のバックル32は、ガイド部材30と引張ベルト31とを包囲する固定リング34内でスリット33を通過する。引張ベルト31のバックル32には、ガイド部材30に対して軸平行に延在する引張ピン35が貫入する。引張ピン35は、作動部材36の端部37に直角として配置される。この端部37は、引張ピン35に対して偏心的に延在する円形の断面を有すると共に、固定リング34に補完的に形成した凹所内で回転可能として担持される。引張ピン35を偏心的に配置することにより、作動部材36が固定方向Fに旋回すると、ガイド部材30を包囲する引張ベルト31は引き締まると共に、補助グリップ38と堅く結合した固定リング34に対してガイド部材30を固定させる。固定方向Fとは反対側に旋回すると、引張ベルト31は再び緩み、ガイド部材30は再び解放される。
【0029】図15に示した第5実施形態においては、補助グリップ41をガイド部材40に固定する。補助グリップ41は、固定リング42を介し、作動部材43を調整することによってガイド部材40に固定可能となる。スリーブ形状の固定リング42は2個のシェルを具える。第1シェル44aは補助グリップ41と堅く結合し、第2シェル44bはガイド部材40に対して半径方向に移動可能として担持される。固定リング42の第2シェル44は、歯型部分45を具える。この歯型部分45は、ガイド部材40に配置した歯型部分46に係合可能であると共に、弾性素子47によってガイド部材40から半径方向に引き離される。
【0030】作動素子43は、第2実施形態と同様、偏心的に回転可能として補助グリップ41の両脚部の間に担持され、接触面48を介して第2シェル44の外周形状と接触する。
【0031】作動素子43が固定方向Fに旋回すると、第2シェル44は弾性素子47の力に抗してガイド部材40と係合し、その際に歯型部分45が対応する歯形部分46と噛合する。
【出願人】 【識別番号】591010170
【氏名又は名称】ヒルティ アクチエンゲゼルシャフト
【出願日】 平成14年2月12日(2002.2.12)
【代理人】 【識別番号】100072051
【弁理士】
【氏名又は名称】杉村 興作 (外1名)
【公開番号】 特開2002−239948(P2002−239948A)
【公開日】 平成14年8月28日(2002.8.28)
【出願番号】 特願2002−33704(P2002−33704)