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電動工具 - 特開2002−187077 | j-tokkyo
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【発明の名称】 電動工具
【発明者】 【氏名】柴田 美徳

【氏名】樋口 寿史

【要約】 【課題】他の電気機器への電源供給に利用することにより、作業現場等でのコードの這い回しを簡素化することのできる電動工具を提供する。

【解決手段】電動工具1における電動工具本体10に電源コンセント20を備える。電動工具本体10のメインスイッチ16を含む電気回路に電源コンセント20が組込まれる。電気回路には、切換スイッチ25が組込まれる。切換スイッチ25は、メインスイッチ16のオン・オフに連動して電源コンセント20が有効・無効状態に切換えられる連動状態と、前記メインスイッチ16のオン・オフに関係なく前記電源コンセント20が有効状態になる通過状態とに切換可能に設けられる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 電動工具本体に、他の電気機器に電源を供給するための電源コンセントを備えたことを特徴とする電動工具。
【請求項2】 請求項1記載の電動工具であって、前記電動工具本体のメインスイッチを含む電気回路に前記電源コンセントが組込まれ、前記電源コンセントは、前記メインスイッチのオン・オフに連動して有効・無効状態に切換えられることを特徴とする電動工具。
【請求項3】 請求項2記載の電動工具であって、前記電気回路には、切換スイッチが組込まれ、前記切換スイッチは、前記メインスイッチのオン・オフに連動して前記電源コンセントが有効・無効状態に切換えられる連動状態と、前記メインスイッチのオン・オフに関係なく前記電源コンセントが有効状態になる通過状態とに切換可能に設けたことを特徴とする電動工具。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動工具、例えば、卓上式の丸鋸盤やスライド丸鋸盤、カンナ盤等、携帯式の電気ドリル、グラインダ等のように、通常、持ち運んで使用する可搬式の電動工具に関する。したがって、本発明が対象とする電動工具には、通常、持ち運んで使用することを予定してない大型の電動工具や据置き式(定置式)の電動工具を含まない。また、本発明が対象とする電動工具は加工を行うものであり、集塵機、照明器具、掃除機等の加工を行わない電気機器を含まない。
【0002】
【従来の技術】この種の電動工具、例えば卓上式の丸鋸盤(卓上丸鋸盤という)では、その丸鋸盤の使用によって発生した粉塵や切削屑を集塵する集塵機が併用されている。このような場合、従来では、電動工具の電源コードの差込プラグと、集塵機の電源コードの差込プラグとが作業現場等にある既存の電源コンセントやその電源コンセントに接続された延長コードの電源コンセント(総称して、「元電源コンセント」という)等に接続される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の電動工具は、集塵機への電源供給に利用できるものでないため、集塵機の電源コードを電動工具の電源コードと並列をなすようにして作業現場の元電源コンセントに接続しなければならず、コードの這い回しが煩雑になっていた。また、作業現場の元電源コンセントが1口の場合では、通常、マルチタップやテーブルタップ等を使用する必要があり、これまた作業現場等でのコードの這い回しの煩雑さを増大することになっていた。
【0004】本発明は上記した問題点を解決するためになされたものであって、本発明が解決しようとする課題は、他の電気機器への電源供給に利用することにより、作業現場等でのコードの這い回しを簡素化することのできる電動工具を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題は、特許請求の範囲の欄に記載された構成を要旨とする電動工具により解決することができる。すなわち、請求項1に記載された電動工具によると、電動工具本体に備えた電源コンセントに他の電気機器の差込プラグを接続することにより、他の電気機器への電源供給に利用することができる。このため、作業現場等でのコードの這い回しを簡素化することができる。なお、電動工具の差込プラグは、作業現場の元電源コンセント等に接続される。また、「他の電気機器」とは、集塵機、照明器具、掃除機、他の電動工具等、本発明の電動工具の電源コンセントに差込プラグを接続可能な電気機器をいう。
【0006】また、請求項2に記載された電動工具によると、電動工具本体のメインスイッチを含む電気回路に組込まれた電源コンセントが、メインスイッチのオン・オフに連動して有効・無効状態に切換えられる。したがって、例えば、電動工具本体の電源コンセントに他の電気機器の差込プラグを接続した状態で、その他の電気機器のメインスイッチをオンしておけば、電動工具本体のメインスイッチのオン・オフに連動して他の電気機器がオン・オフされる。すなわち、電動工具を使うときのみ他の電気機器も使うことができるため、他の電気機器のメインスイッチを頻繁にオン・オフ操作しなくて済むとともに、その操作中に要する無駄な電気を消費しなくて済む。このことは、電動工具本体のメインスイッチと他の電気機器のメインスイッチとをほぼ同期的にオン・オフする場合、例えば、電動工具としての卓上丸鋸盤等の電動工具と、他の電気機器としての集塵機とを併用する場合等に非常に便利である。
【0007】また、請求項3に記載された電動工具によると、電気回路に組込まれた切換スイッチを連動状態に切換えたときには、メインスイッチのオン・オフに連動して電源コンセントが有効・無効状態に切換えられるため、請求項2に記載された電動工具と同等の作用効果が得られる。また、切換スイッチを通過状態に切換えたときには、メインスイッチのオン・オフに関係なく電源コンセントが有効状態になる。このため、電動工具本体のメインスイッチのオン・オフに関係なく、他の電気機器のメインスイッチを単独でオン・オフさせたい場合、例えば照明器具等の他の電気機器への電源供給に電動工具を利用する場合に便利である。
【0008】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]本発明の実施の形態1を図面に基づいて説明する。本実施の形態では、電動工具として周知の卓上丸鋸盤を例示する。なお、卓上丸鋸盤の基本的構成は周知のものと同様であるから、その詳細な説明については省略する。
【0009】卓上丸鋸盤の側面図を示した図1において、卓上丸鋸盤1のベース体2上には、テーブル3が支持されている。テーブル3上には、切断材である被加工材Wを位置決めするためのフェンス4が設けられている。前記テーブル3の後端部(図1において右端部)には、可動アーム6が水平軸回りに回動可能に支持されている。可動アーム6は、前記ベース体2に対し所望の傾動位置(図1では垂直位置)においてレバー付き固止ボルト7の締着により固定されている。可動アーム6の上端部には、丸鋸盤本体10が支軸9を介して水平軸回りに回動可能すなわち往復動に支持されている。なお、丸鋸盤本体10のハウジング11は、左右方向(図1において紙面表裏方向)に関しほぼ半割り状に形成された左右一対をなすハウジング半体(符号省略)の組み合わせによって構成されている。
【0010】前記ハウジング11には、減速機構付きの駆動モーター12が設けられている。なお、駆動モーター12の出力軸(図示省略)には、丸鋸13が交換可能に取り付けられている。丸鋸13のほぼ上半部は、前記丸鋸盤本体10に設けたブレードケース14で覆われている。ブレードケース14には、前記ブレードケース14から露出する前記丸鋸13のほぼ下半部を覆うほぼ扇形状のブレードカバー15が回動により開閉可能に取り付けられている。
【0011】前記ハウジング11の前端部(図1において左端部)には、ほぼD字状の操作用ハンドル11Aが形成されている。操作用ハンドル11Aの前半部(図1において左半部)内には、前記駆動モーター12をオン(ON)・オフ(OFF)するメインスイッチ16、そのメインスイッチ16を作動させるためのスイッチレバー16A、そのスイッチレバー16Aのオン状態をロック及びロック解除可能なロックボタン17が設けられている。
【0012】図2に示すように、前記ハウジング11の後端壁(図1において右端壁)11aの上端部には、電源コード18の端末部18aが前記ハウジング11の両ハウジング半体(符号省略)の組み合わせによって挟み込まれている。電源コード18は、周知のとおり、前記駆動モーター12に対し電気的に接続されている。また、電源コード18の他端部の差込みプラグ(図示省略)は、周知のように、作業現場の元電源コンセント(図示省略)等に接続される。
【0013】続いて、上記した卓上丸鋸盤1による切断作業について説明する。図1に示すように、切断すべき被加工材Wをテーブル3上に載置してフェンス4で位置決めする。そして、作業者による操作用ハンドル11Aの押し下げ操作により、丸鋸盤本体10を所定量だけ下動した状態で、丸鋸13に対し被加工材Wのすみ線が合うように被加工材Wの位置調整を行なう。続いて、スイッチレバー16Aを操作して、メインスイッチ16をオンすることにより、駆動モーター12を起動(駆動)するとともに、操作用ハンドル11Aにより丸鋸盤本体10をさらに下動する。すると、駆動モーター12により回転中の丸鋸13によって被加工材Wが切断される。
【0014】ところで、上記卓上丸鋸盤1(図1参照)には、電源コンセント20及び切換スイッチ25が次に述べるように装備されている。まず、電源コンセント20を説明する。図3に示すように、電源コンセント20は、前記ハウジング11の後端壁11aに、差込口側の面20aを後方(図3において右方)に露出させた状態で、前記ハウジング11の両ハウジング半体(符号省略)の組み合わせによって挟み込まれている。
【0015】前記ハウジング11の後端壁11aには、電源コンセント20の上方に位置する軸21を介して、蓋体22が回動可能に設けられている。蓋体22は、回動によって電源コンセント20の差込口側の面20aを開閉可能である。なお、蓋体22の閉止状態が図2に実線22で示されているとともに、その蓋体22の開放状態が図2に二点鎖線22でまた図3に実線22で示されている。
【0016】前記蓋体22の軸21には、トーションスプリング23が設けられている。トーションスプリング23の一端部がハウジング11に掛止されているとともに、その他端部が蓋体22に掛止されている。トーションスプリング23は、蓋体22を常には閉止方向(図3において右回り方向)へ付勢している。
【0017】次に、切換スイッチ25を説明する。図2に示すように、切換スイッチ25は、前記丸鋸盤本体10の操作用ハンドル11Aの上端部に対し、前記ハウジング11の両ハウジング半体(符号省略)の組み合わせによって挟み込まれている。切換スイッチ25は、その上面にその切換スイッチ25を作動するためのシーソータイプの切換部材25Aを有している。
【0018】上記した丸鋸盤本体10の電気回路の概略図が図4に示されている。図4の電気回路Sには、前記メインスイッチ16が電源27と駆動モーター12の間に直列に接続されている。また、リレー28のコイル28aは、駆動モーター12と並列にして、電源27とメインスイッチ16とに直列に接続されている。
【0019】前記切換スイッチ25は、一方の端子25aを閉じて他方の端子25bを開く状態(図4の実線25参照)と、その逆に、一方の端子25aを開いて他方の端子25bを閉じる状態(図4の二点鎖線25参照)とに選択的に切換え可能になっている。切換スイッチ25を一方の端子25aに接続した状態では、前記リレー28のスイッチコンタクト28bが、駆動モーター12及びメインスイッチ16と並列にして、電源27と電源コンセント20に直列に接続される。なお、この状態が本明細書でいう「連動状態」に相当する。また、切換スイッチ25を他方の端子25bに接続した状態では、電源27と電源コンセント20とが直列に接続される。なお、この状態が本明細書でいう「通過状態」に相当する。
【0020】上記電気回路S(図4参照)において、切換スイッチ25を一方の端子25aに接続した連動状態で、メインスイッチ16がオフ状態にあるときには、駆動モーター12に電力が供給されない。これとともに、リレー28のコイル28aが励磁されないため、リレー28のスイッチコンタクト28bがオフのままで、電源コンセント20にも電力が供給されない。よって、駆動モーター12が停止していると同時に、電源コンセント20が無効状態(すなわち電源供給が不能な状態)にある。
【0021】この状態において、メインスイッチ16がスイッチレバー16A(図2参照)の操作によりオンされると、駆動モーター12に電力が供給される。これとともに、リレー28のコイル28aが励磁されるため、リレー28のスイッチコンタクト28bがオンし、電源コンセント20に電力が供給される。よって、駆動モーター12が駆動されると同時に、電源コンセント20が有効状態(すなわち電源供給が可能な状態)になる。続いて、メインスイッチ16がスイッチレバー16A(図2参照)の操作によってオフされると、前に述べたように、駆動モーター12が停止すると同時に、電源コンセント20が無効状態になる。
【0022】また、切換スイッチ25を切換部材25A(図2参照)の操作により他方の端子25bに接続された通過状態では、スイッチレバー16A(図2参照)の操作によるメインスイッチ16のオン・オフに関係なく、電源コンセント20に電力が供給されるため、電源コンセント20が有効状態になる。
【0023】上記した卓上丸鋸盤1によれば、丸鋸盤本体10に備えた電源コンセント20には、図3に示すように、蓋体22を開放した状態で、他の電気機器、例えば集塵機30(図2参照)の電源コード38の差込プラグ39を接続される。これにより、集塵機30への電源供給に利用することができる。なお、卓上丸鋸盤1の差込プラグ(図示省略)は、作業現場の元電源コンセント(図示省略)等に接続される。また、集塵機30のメインスイッチ36はオンしておく。したがって、卓上丸鋸盤1と集塵機30とを併用するような場合において、集塵機30の電源コード38の差込プラグ39を作業現場の元電源コンセント(図示省略)等に接続するとか、マルチタップやテーブルタップ等を使用する必要がなくなるため、作業現場等でのコード18,38の這い回しを簡素化することができる。
【0024】また、丸鋸盤本体10のメインスイッチ16を含む電気回路S(図4参照)において、前にも述べたように、切換スイッチ25を連動状態に切換えたときは、その電気回路Sに組込まれた電源コンセント20がメインスイッチ16のオン・オフに連動して有効・無効状態に切換えられる。したがって、例えば、丸鋸盤本体10の電源コンセント20に集塵機30の差込プラグ39を接続した状態で、その集塵機30のメインスイッチ(図示省略)をオンしておけば、丸鋸盤本体10のメインスイッチ16のオン・オフに連動して集塵機30がオン・オフされる。すなわち、卓上丸鋸盤1を使うときのみ集塵機30も使うことができるため、集塵機30のメインスイッチを頻繁にオン・オフ操作しなくて済むとともに、その操作中に要する無駄な電気を消費しなくて済むので、非常に便利である。
【0025】また、前にも述べたように、前記切換スイッチ25を通過状態に切換えたときには、メインスイッチ16のオン・オフに関係なく電源コンセント20が有効状態になる。このため、丸鋸盤本体10のメインスイッチ16のオン・オフに関係させることなく、他の電気機器のメインスイッチを単独でオン・オフさせたい場合、例えば照明器具(図示省略)への電源供給に卓上丸鋸盤1を利用する場合に便利である。
【0026】また、電源コンセント20の非使用時には、蓋体22を図2に実線22で示すように閉止しておくことにより、電源コンセント20の差込口に対する防塵効果が得られる。
【0027】[実施の形態2]本発明の実施の形態2について図5の説明図を参照して説明する。実施の形態2は、実施の形態1の卓上丸鋸盤1が電気ドリル101、同じく丸鋸盤本体10がドリル本体110にそれぞれ変更され、かつ、複数の電気ドリル101を使用するものであるから、その変更部分について詳述し、実施の形態1と同一もしくは実質的に同一構成と考えられる部位には同一符号を付して重複する説明は省略する。すなわち、電気ドリル101に設けた電源コンセント20に、他の電気ドリル101の電源コード18の差込プラグ18bを接続したもので、3台の電気ドリル101を直列状に連結したものである。この場合、他の電気ドリル101が本明細書でいう「他の電気機器」に相当し、その電気ドリル101の差込プラグ18bが接続される電気ドリル101が本明細書でいう「電動工具」に相当する。
【0028】このようにすると、延長コード(図示省略)がないとか、あっても1つしかないような場所等で、複数の電気ドリル101を使用する場合に、電気ドリル101の電源コード18を延長コードの代わりに流用することができて非常に便利である。
【0029】本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本発明は、卓上丸鋸盤1、電気ドリル101に限定されるものではなく、例えば、スライド丸鋸盤、カンナ盤、グラインダ、ヘッジトリマ、芝刈機、草刈機等、持ち運んで使用する可搬式の電動工具に適用することが可能である。また、電動工具の電源供給を受ける他の電気機器は、集塵機30、電気ドリル101、照明器具に限定されるものではなく、例えば、上記の各種電動工具、掃除機、各種コード類、送風機、コンプレッサ等、差込プラグを有する電気機器であればよい。また、丸鋸盤本体10の電気回路S(図4参照)には、電源コンセント20を、メインスイッチ16のオン・オフに関係なく有効状態になる通過状態のみで組込むこともできる。また、蓋体22は、回動によって開閉するものに限らず、例えばスライドによって開閉するものでも良い。また、電源コンセント20の差込口は、1口に限らず、2口以上でも良い。
【0030】
【発明の効果】本発明の電動工具によれば、他の電気機器への電源供給に利用することができるものであるから、作業現場等でのコードの這い回しを簡素化することができる。
【出願人】 【識別番号】000137292
【氏名又は名称】株式会社マキタ
【出願日】 平成12年12月20日(2000.12.20)
【代理人】 【識別番号】100064344
【弁理士】
【氏名又は名称】岡田 英彦 (外3名)
【公開番号】 特開2002−187077(P2002−187077A)
【公開日】 平成14年7月2日(2002.7.2)
【出願番号】 特願2000−387901(P2000−387901)