トップ :: B 処理操作 運輸 :: B25 手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレ−タ

【発明の名称】 電動手工具装置
【発明者】 【氏名】ウト プランク

【要約】 【課題】前方の工具収容部の近傍の操作グリップと、後方領域に腕当て面を設けることによって、操作する手で電動手工具装置の重量を支持することができ、また、工具を正確に当てがうことができる片手操作用電動手工具装置を得る。更に、両手作業にも適用できる電動手工具装置を得る。

【解決手段】工具収容部3に収容した工具を少なくとも部分的に回転させるため、ハウジング2と、ユーザーの操作する手11が掴むための操作グリップ4とを具える電動手工具装置において、操作グリップ4をハウジング2の工具収容部3を設ける領域に配置し、ハウジング2の工具収容部3側とは反対側の領域に、操作する手11の下腕10に電動手工具装置1をあてがうための、好適には、下腕10を部分的に包囲する凹状の窪みを有する腕当て面8を設け、更に、側方グリップ6を前方領域に設ける。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 工具収容部(3)に収容した工具を少なくとも部分的に回転させるため、ハウジング(2)と、ユーザーの操作する手(11)が掴むための操作グリップ(4)とを具える電動手工具装置において、前記操作グリップ(4)をハウジング(2)の工具収容部(3)を設ける領域に配置し、ハウジング(2)の工具収容部(3)側とは反対側の領域に、操作する手(11)の下腕(10)に電動手工具装置(1)をあてがうための腕当て面(8)を設けたことを特徴とする電動手工具装置。
【請求項2】 前記操作グリップ(4)に制御スイッチ(5)を設けた請求項1記載の電動手工具装置。
【請求項3】 前記ハウジング(2)の前記工具収容部(3)側とは反対側に下腕(10)を部分的に包囲する凹状の窪みを設けた請求項1又は2記載の電動手工具装置。
【請求項4】 工具の回転モーメントに関連して工具収容部を駆動装置から分離する安全クラッチを設けた請求項1乃至3のうちのいずれか一項に記載の電動手工具装置。
【請求項5】 側方グリップ(6)を前方領域に設けた請求項1乃至4のうちのいずれか一項に記載の電動手工具装置。
【請求項6】 前記側方グリップ(6)に、安全クラッチの限界モーメントの切り替えるための拘束することができない切替キー(7)を設けた請求項5記載の電動手工具装置。
【請求項7】 バッテリ(12)を設けた請求項1乃至6のうちのいずれか一項に記載の電動手工具装置。
【請求項8】 前記バッテリ(12)をハウジング(2)の工具収容部(2)側とは反対側の領域に設けた請求項7記載の電動手工具装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドリル装置又は少なくとも部分的に回転するよう収容した工具のためのハンマードリルのような電動手工具装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】このような市販のドリルハンマー及び他のドリル装置は、両手操作の仕様になっている。しかし、片手操作の作業をしなければならない場合がよくある。特に、組立作業では、自由な手は対象物をしっかりと保持したり、他の工具や、型紙や、だぼや、ねじを持ったりするのに必要となる。
【0003】両手操作仕様のドリル装置では操作グリップは装置の重心から遠く離れた位置にあり、従って、片手作業を行なうと手首の間接及び腕の筋肉に大きな負担がかかる。たとえ、操作する手から加工材料までの距離が大きく、前方に収容した工具を充てがうのが困難になり、手首を僅かに傾けても工具の先端が大きくぶれることになる。
【0004】米国特許第5,445,479号には、片手操作工具軸線に沿って後方に駆動装置を配置し、この工具軸線にほぼ直交する方向に指向する操作グリップ並びに後方に突出して操作する手の下腕を固定することができるカフス状の当接部を設けたドリル装置が記載されている。
【0005】ドイツ国特許第19,930,008号には、駆動装置を後方に配置し、この駆動装置からほぼ垂直方向に指向する操作グリップ、並びに後方に突出して操作する手の下腕を部分的に包囲する凹面状の当接部を設けたドリル装置が記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の双方の従来技術においては、手工具装置の重量全体を操作する手で支持し、従って、腕当ては、単に、グリップに関連してこの装置重量により駆動装置部分から生ずる回転モーメントを受け止めるだけの作用を行なう。駆動装置の後方に配置した操作グリップは、工具の正確なあてがいを困難にする。また両手作業での使用には不向きである。
【0007】本発明の目的は、操作する手で電動手工具装置の重量を支持することができ、また、工具を正確に当てがうことができる片手操作用電動手工具装置を得るにある。更に、両手作業にも適用できる電動手工具装置を得るにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため、本発明は、工具収容部に収容した工具を少なくとも部分的に回転させるため、ハウジングと、ユーザーの操作する手が掴むための操作グリップとを具える電動手工具装置において、前記操作グリップをハウジングの工具収容部を設ける領域に配置し、ハウジングの工具収容部側とは反対側の領域に、操作する手の下腕に電動手工具装置をあてがうための腕当て面を設けたことを特徴とする。
【0009】本発明電動手工具装置によれば、操作グリップはほぼ重心に存在し、使用目的に応じてハウジングの後方端部の下側に少なくとも部分的に水平方向に延びて操作する手の下腕のための腕当て面を設け、装置重量を少なくとも部分的にこの下腕で支持するようにする。
【0010】好適には、操作グリップに電動手工具装置を制御するためのスイッチを組み込む。
【0011】更に、好適な実施例においては、電動手工具装置のハウジングの後方端部に下腕を包囲するよう工具軸線に角度をなす凹状の窪みを設ける。
【0012】更に、好適な実施例においては、工具の回転モーメントに関連して工具収容部を駆動装置から分離する安全クラッチを設け、下腕における回転モーメントの反作用に関して比較的低い回転モーメントに制限することができるようにし、工具のかみつきによりユーザーに深刻なダメージを与えないようにする。これにより、電動手工具装置は、工具のかみつきを起こす可能性のある大直径の工具でも、片手作業を不安なく行なうことができるようになる。
【0013】更に、本発明の好適な実施例においては、前方に側方グリップを付加することによって、大きな工具直径又は重労働となる加工材料での両手操作も行なうことができるようにする。
【0014】
【発明の実施の形態】次に図面につき本発明の好適な実施の形態を説明する。
【0015】図1に示すように、本発明による電動手工具装置1は、ハウジング2の前方領域で少なくとも軸線Aの周りに回転する工具を収容する工具収容部3と、このハウジング2の前方領域における工具収容部3の近傍でハウジング2の下方に軸線Aにほぼ直交して電動手工具装置1の重心を通過するよう通常の使用の際に垂直に指向して制御スイッチ5を有する操作グリップ4と、この操作グリップ4及び軸線Aに直交する方向に突出して切替キー7を有する側方グリップ6と、ハウジング2の後方領域に配置し、通常の使用時にはほぼ水平方向に指向して操作グリップ4を握って操作する手11の下腕10に当接する腕当て面8と、下腕10に当接して電動手工具装置1の側方に案内するため腕当て面とともに凹状の窪みを構成するよう腕当て面8から垂下する案内面9と、ハウジングの後方領域でハウジング2の内部に配置したバッテリ12とを有する。
【出願人】 【識別番号】591010170
【氏名又は名称】ヒルティ アクチエンゲゼルシャフト
【出願日】 平成13年7月13日(2001.7.13)
【代理人】 【識別番号】100072051
【弁理士】
【氏名又は名称】杉村 興作 (外1名)
【公開番号】 特開2002−79478(P2002−79478A)
【公開日】 平成14年3月19日(2002.3.19)
【出願番号】 特願2001−213101(P2001−213101)