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電動工具 - 特開2002−28879 | j-tokkyo
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【発明の名称】 電動工具
【発明者】 【氏名】奥村 道男

【氏名】畔柳 貴勇

【要約】 【課題】切断作業と穿孔作業とを良好な使い勝手で実行可能とする。

【解決手段】充電式ストレートシャー1において、本体ハウジング2の先端には、ブレードユニット26が設けられる。このブレードユニット26は、本体ハウジング2の先端に突出するスピンドル10のネジ部12を残して着脱可能となっており、このネジ部12に、六角穴付ボルト13を利用してドリルチャックも装着可能となっている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ハウジングから突出するスピンドルの先端に、ビットを装着可能なドリルチャックと、前記スピンドルの回転をブレードの開閉動作に変換可能なブレードユニットとを夫々着脱可能として、前記ドリルチャックとブレードユニットとの取付の選択により、回転工具と切断工具とに夫々使い分け可能としてなる電動工具。
【請求項2】 ドリルチャックが、スピンドルの先端部に同軸で螺合される取付ネジによって装着されるものであり、ブレードユニットが、前記スピンドルの先端部外周に螺合された偏心スリーブに、揺動可能なブレードの後端を遊嵌し、前記スピンドルの回転に伴う前記偏心スリーブの偏心運動を前記ブレードの揺動に変換させるものにあっては、前記取付ネジを前記スピンドルへの前記偏心スリーブの着脱時の回り止めに兼用した請求項1に記載の電動工具。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板金加工の切断や穿孔作業等に使用される電動工具に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば板金加工においては、切断作業を行う際にはストレートシャー等の切断工具を用いるが、追って穿孔が必要となることが多いため、この切断作業の際には電動ドリル等の回転工具を用いるといったように、作業に応じて電動工具の使い分けがなされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、切断作業と穿孔作業とで2つの電動工具を夫々別個に使い分けているため、使い勝手が悪く、又、2つの電動工具を用意する必要が生じ、運搬や収納等にも面倒となる。
【0004】そこで、請求項1に記載の発明は、切断作業と穿孔作業とを良好な使い勝手で行うことができる電動工具を提供することを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ハウジングから突出するスピンドルの先端に、ビットを装着可能なドリルチャックと、スピンドルの回転をブレードの開閉動作に変換可能なブレードユニットとを夫々着脱可能として、ドリルチャックとブレードユニットとの取付の選択により、回転工具と切断工具とに夫々使い分け可能としたものである。請求項2に記載の発明は、請求項1の目的に加えて、使い分けに係る構成をより合理化するために、ドリルチャックが、スピンドルの先端部に同軸で螺合される取付ネジによって装着されるものであり、ブレードユニットが、スピンドルの先端部外周に螺合された偏心スリーブに、揺動可能なブレードの後端を遊嵌し、スピンドルの回転に伴う偏心スリーブの偏心運動をブレードの揺動に変換させるものにあっては、取付ネジをスピンドルへの偏心スリーブの着脱時の回り止めに兼用したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、切断工具としての充電式ストレートシャー1の断面説明図で、充電式ストレートシャー1は、本体ハウジング2に直流モータ4を内蔵し、本体ハウジング2に連設されたハンドル3の下端に装着されるバッテリーパック6を電源として駆動する。7はスイッチ、8はスイッチレバーである。又、直流モータ4の出力軸5の前方(図1の右側)には、遊星歯車減速機構9を介してスピンドル10が出力軸5と同軸で軸支されている。このスピンドル10は、本体ハウジング2の前端でボールベアリング11に軸支されて本体ハウジング2の前方へ突出し、先端外周には、図2にも示すように、ネジ部12が形成されると共に、前方から同軸で取付ネジとしての六角穴付ボルト13が左ネジで螺合している。
【0007】又、スピンドル10のネジ部12には、前端に六角形のフランジ15を延設した偏心スリーブ14が装着されている。即ち、偏心位置に穿設されたネジ孔16をネジ部12に右ネジで螺合させることで、前方へ向かって右回転するスピンドル10と一体回転するものとなる。更に、偏心スリーブ14には、ニードルベアリング17を介してローラ18が回動可能に外装されて、偏心スリーブ14の装着状態で、ローラ18は、偏心スリーブ14の後方でネジ部12に貫通されるワッシャー19と、偏心スリーブ14のフランジ15との間で軸方向への移動を規制されている。
【0008】一方、20は、本体ハウジング2の前端に六角穴付ボルト21,21・・によって着脱可能に固定されるカバーで、カバー20の前端には、スピンドル10の軸線を斜めに横切る格好で固定ブレード22が固定され、固定ブレード22の略中間部位には、支点ボルト23によって揺動ブレード24が揺動可能に軸着されている。この揺動ブレード24の後端には、スピンドル10のネジ部12や偏心スリーブ14等が収まる切欠き25が形成され、この切欠き25にローラ18が嵌入されている。こうしてスピンドル10から前方部分でブレードユニット26が形成され、この組み付け状態でスピンドル10が回転すると、スピンドル10と一体の偏心スリーブ14が偏心運動し、偏心スリーブ14と一体のローラ18の偏心運動に伴い、ローラ18における図2での左右方向の移動量で揺動ブレード24の後端が揺動し、支点ボルト23を中心に前端を揺動させる。この揺動により、固定ブレード22の先端との間が開閉して板金等の切断が可能となるものである。
【0009】一方、図3は回転工具としての充電式ドリル30の一部断面説明図で、本体ハウジング2側の構成は充電式ストレートシャー1と同一であるため、先端側のみ示している。31はドリルチャックで、後端中央にスピンドル10と同軸で形成されたネジ孔32をスピンドル10のネジ部12にねじ込み可能となっており、ドリルチャック31の回転操作でチャック爪33,33・・を開閉させて、先端にドリルビット等を着脱可能となっている。又、ドリルチャック31内には、充電式ストレートシャー1と同じ六角穴付ボルト13が挿脱可能に収納され、この六角穴付ボルト13を前方からスピンドル10のネジ部12にねじ込むことで、ドリルチャック31のネジ部12に対する回転止めが行われ、ドリルチャック31とスピンドル10とが一体化する。
【0010】以上の如く構成された充電式ストレートシャー1と充電式ドリル30とにおいては、本体ハウジング2側はもとより、スピンドル10とその先端に螺合される六角穴付ボルト13までが共通であるから、充電式ストレートシャー1による切断作業の後、穿孔作業を行いたい場合は、図4のように、六角穴付ボルト21,21・・の操作でカバー20を、固定ブレード22と揺動ブレード24ごと取り外した後、スピンドル10から六角穴付ボルト13を緩めると共に、偏心スリーブ14も、フランジ15につけたスパナをハンマーで叩く等して緩めて、六角穴付ボルト13と偏心スリーブ14とを取り外す。そして、図5の如く、ネジ部12にドリルチャック31を螺合し、前方から再び六角穴付ボルト13を挿入してネジ部12にねじ込むと、図3のようにドリルチャック31の装着が完了し、充電式ドリル30として使用可能となる。尚、充電式ドリル30から充電式ストレートシャー1に交換する場合は逆の手順で、六角穴付ボルト13を緩めてドリルチャック31を取り外した後、スピンドル10にワッシャー19を外装してネジ部12に偏心スリーブ14を螺合させ、ネジ部12に六角穴付ボルト13をねじ込み、六角棒レンチで回り止めした状態でスパナ等で偏心スリーブ14を締め付けて、最後にカバー20を装着すれば良い。
【0011】このように上記形態によれば、簡単な手順で先端側のブレードユニット26とドリルチャック31とが任意に着脱可能となるので、1つの工具本体で充電式ストレートシャー1又は充電式ドリル30の何れかを選択可能となる。よって、1つの電動工具で切断作業と穿孔作業との使い分けが可能となり、使い勝手が向上する。又、工具本体は1つで、ブレードユニット26とドリルチャック31とを予め用意しておけば足りるから、運搬や収納に至便となる。又、ここでは、充電式ドリル30としてドリルチャック31を取り付けるための六角穴付ボルト13を、充電式ストレートシャー1において偏心スリーブ14を着脱する際の回り止めとして兼用しているから、より合理的な構成で使い分けが可能となる。
【0012】尚、上記形態では、充電式のストレートシャーとドリルとに本発明を採用した例で説明しているが、交流式のストレートシャーとドリルとであっても本発明は適用可能である。但し、充電式の方が、コードの引き回しによる取扱の不便さやコードの損傷等のおそれがないため、作業性等に優れる。
【0013】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、簡単な手順で先端側のブレードユニットとドリルチャックとが任意に着脱可能となるので、1つの工具本体で切断工具又は回転工具の何れかを選択可能となる。よって、1つの電動工具で切断作業と穿孔作業との使い分けが可能となり、使い勝手が向上する。又、工具本体は1つで、ブレードユニットとドリルチャックとを予め用意しておけば足りるから、運搬や収納にも至便となる。請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、ドリルチャックを装着する取付ネジを、ブレードユニットにおける偏心スリーブのスピンドルへの着脱時の回り止めに兼用したことで、より合理的な構成で使い分けが可能となる。
【出願人】 【識別番号】000137292
【氏名又は名称】株式会社マキタ
【出願日】 平成12年7月13日(2000.7.13)
【代理人】 【識別番号】100078721
【弁理士】
【氏名又は名称】石田 喜樹
【公開番号】 特開2002−28879(P2002−28879A)
【公開日】 平成14年1月29日(2002.1.29)
【出願番号】 特願2000−213355(P2000−213355)