| 【発明の名称】 |
シート金属を曲げるためのプレスと関連づけられたシートメタルフォロア |
| 【発明者】 |
【氏名】モリカツ マツダ
【氏名】ジェラール ケスネル
|
| 【要約】 |
【課題】駆動中にホイールの歯における弛みを生じさせないシートメタルフォロアを提供する。
【解決手段】金属シート2を曲げるためのプレス3と関連づけられた、フォロアテーブル1を傾けさせることができるピボット機構を含むタイプのシートメタルフォロアであり、回転を防止された第1歯付きホイール31が第2歯付きホイール33にコグベルト36により連結されており、かつ、第2歯付きホイールがコグベルト内側で枢動し、それによりフォロアテーブルを、回転シャフト29を中心として枢動させ、かつ、フォロアテーブルの上下移動がフォロアテーブルの枢動と、前記テーブルの支持上面が配置される平面21が曲げプレスの鋳型5の前端5aを常に含むように同期することを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 金属シートを曲げるためのプレスと関連づけられた、ギャップフレームと、三角形の断面を有する水平鋳型を支持する固定下部テーブルと、曲げパンチを有する鉛直方向に移動する上部テーブルとを含むタイプのシートメタルフォロアであって、曲げプレスの下部テーブルに沿って水平方向にガイドされる鉛直なベースプレートと、前記ベースプレートの少なくとも1つの鉛直レール上で鉛直方向にスライドするように取り付けられたスライド支持体と、ウォームスクリューおよびナットを含む鉛直方向駆動機構であって、鉛直ナットが第1サーボモータと協働し、かつ、前記スライド支持体に固定されたナットのタッピングと噛み合う駆動機構と、水平なシャフトを中心として傾くことが可能であるように丁番付けされたフォロアテーブルと、前記スライド支持体に取り付けられ、かつ、前記フォロアテーブルを、前記スライド支持体の鉛直方向の移動と同期して、前記フォロアテーブルの上面が配置される平面が鋳型の前上端部を含むように傾けさせることができるピボット機構とを含み、前記ピボット機構が、第2サーボモータ、および前記スライド支持体に取り付けられたギヤリングにより枢動されるピボットシャフトと、一端が前記ピボットシャフトにキー締めされ、かつ他端が、自由に回転するように取り付けられた回転シャフトを支持するピボットアームと、前記ピボットシャフトに、前記シャフトが枢動しているときに不動状態を維持できるように取り付けられた少なくとも1つの第1歯付きホイールと、回転シャフトに固定されかつ前記第1歯付きホイールと協働する少なくとも1つの第2歯付きホイールと、前記第2歯付きホイールおよびフォロアテーブルに固定された少なくとも1つの連結アームとを含み、回転を防止された第1歯付きホイール(31)が第2歯付きホイール(33)に、第1歯付きホイールおよび第2歯付きホイール(31,33)にぴったりと係合するコグベルト(36)により連結されており、かつ、第2歯付きホイール(33)は回転し、回転シャフト(29)および第2歯付きホイール(33)を円弧に沿って移動させるピボットアーム(28)の動作下にてコグベルト(36)の内側で枢動し、かつ、フォロアテーブル(1)に固定された第2歯付きホイール(33)の枢動が前記テーブルを回転シャフト(29)を中心として枢動させ、かつ、フォロアテーブル(1)の上下移動がフォロアテーブルの枢動と、前記テーブル(1)の支持上面が配置される平面(21)が曲げプレスの鋳型(5)の前端(5a)を常に含むように同期することを特徴とするシート金属を曲げるためのプレスと関連づけられたシートメタルフォロア。 【請求項2】 前記ピボットシャフト(23)が、前記スライド支持体(10)の鉛直端部の一方または他方の上部に固定されかつ前記フォロアテーブル(1)の方向に向けられた側部支持アーム(22)内に各々取り付けられた2つのベアリング(24)に支持されており、かつ、ピボットシャフト(23)が、ピボットアーム(28)のいずれかの側に、ピボットアーム(28)に対して自由に回転するように取り付けられた第1歯付きホイール(31)を支持し、かつ、フォロアテーブル(1)に隣接して配置されたピボットアーム(28)の前端のいずれかの側に回転シャフト(29)が、対応する第1歯付きホイール(31)と同一平面上にある第2歯付きホイール(33)に固定され、かつ、各第2歯付きホイール(33)が、フォロアテーブル(1)の後端に設けられた半径方向連結アーム(34)に固定され、かつ、コグベルト(36)が第1歯付きホイール(31)と、第1歯付きホイール(31)の前記一方と同一平面上にある第2歯付きホイール(33)とを相互連結することを特徴とする請求項1に記載のシート金属を曲げるためのプレスと関連づけられたシートメタルフォロア。 【請求項3】 金属シートを曲げるためのプレスと関連づけられた、ギャップフレームと、三角形の断面を有する水平鋳型を支持する固定下部テーブルと、曲げパンチを有する鉛直方向に移動する上部テーブルとを含むタイプのシートメタルフォロアであって、曲げプレスの下部テーブルに沿って水平方向にガイドされる鉛直なベースプレートと、前記ベースプレートの少なくとも1つの鉛直レール上で鉛直方向にスライドするように取り付けられたスライド支持体と、ウォームスクリューおよびナットを含む鉛直方向駆動機構であって、鉛直ナットが第1サーボモータと協働し、かつ、前記スライド支持体に固定されたナットのタッピングと噛み合う駆動機構と、水平なシャフトを中心として傾くことが可能であるように丁番付けされたフォロアテーブルと、前記スライド支持体に取り付けられ、かつ、前記フォロアテーブルを、前記スライド支持体の鉛直方向の移動と同期して、前記フォロアテーブルの上面が配置される平面が鋳型の前上端部を含むように傾けさせることができるピボット機構とを含み、前記ピボット機構が、第2サーボモータ、および前記スライド支持体に取り付けられたギヤリングにより枢動されるピボットシャフトと、一端がピボットシャフトにキー締めされ、かつ他端が、自由に回転するように取り付けられた回転シャフトを支持するピボットアームと、前記ピボットシャフトに、前記シャフトが枢動しているときに不動状態を維持できるように取り付けられた少なくとも1つの第1歯付きホイールと、回転シャフトに固定されかつ前記第1歯付きホイールと協働する少なくとも1つの第2歯付きホイールと、第2歯付きホイールおよびフォロアテーブルに固定された少なくとも1つの連結アームとを含み、前記ピボットシャフト(23)が、スライド支持体(10)の鉛直端部の一方または他方の上部に固定されかつフォロアテーブル(1)の方向に向けられた側部支持アーム(22)内に各々取り付けられた2つのベアリング(24)に支持されており、かつ、ピボットシャフト(23)が、ピボットアーム(28)のいずれかの側に、ピボットアーム(28)に対して自由に回転するように取り付けられた第1歯付きホイール(31)を支持し、かつ、フォロアテーブル(1)に隣接して配置されたピボットアーム(28)の前端のいずれかの側に、回転シャフト(29)が、対応する第1歯付きホイール(31)と同一平面上にある第2歯付きホイール(33)に固定され、かつ、各第2歯付きホイール(33)が、フォロアテーブル(1)の後端に設けられた半径方向連結アーム(34)に固定され、かつ、第1および第2のローラチェーン状のもの(40,40a,40b)が同一平面上の第1歯付きホイールおよび第2歯付きホイール(31,33)のそれぞれの対を取り囲み、かつ、各第1歯付きホイール(31)が引張および反発手段(41)と関連づけられており、第1チェーン(40,40a)と協働する第1歯付きホイール(31)と関連づけられた引張および反発手段が前記チェーンの上部ストランド(43)に、時計回り方向に相当する第1の方向に作用し、それにより第1のチェーンのローラ(42)が、対応する第1歯付きホイール(31)の歯(31b)の後側フランク(31a)に押し付けられ、第2チェーン(40,40b)と協働する他方の第1歯付きホイール(31)と関連する引張および反発手段がチェーンの下部ストランド(45)に、反時計回り方向に相当する方向に作用し、それにより第2チェーン(40,40b)のローラ(42)が、対応する他方の第1歯付きホイールの歯(31b)の他方のフランク(31c)に押し付けられることを特徴とするシート金属を曲げるためのプレスと関連づけられたシートメタルフォロア。 【請求項4】 前記引張および反発手段(41)が、各第1歯付きホイール(31)の本体内に形成された少なくとも1つの長方形のスロット(47)と、支持アーム(22)の横断ハウジング(49)内に固定されかつ自由端が前記スロット(47)内に嵌め込まれた少なくとも1つのベアリングペッグ(48)と、前記スロット(47)内にてスロットの端面とペッグ(48)との間に差し挟まれた圧縮ばね(50)とを含むことを特徴とする請求項3に記載のシート金属を曲げるためのプレスと関連づけられたシートメタルフォロア。 【請求項5】 前記引張および反発手段(41)が、各支持アーム(22)内に形成された少なくとも1つの長方形のスロット(47)と、各第1歯付きホイール(31)上に固定されかつ自由端が前記スロット(47)内に嵌め込まれた少なくとも1つのベアリングペッグ(48)と、前記スロット(47)内にてスロットの端面とペッグ(48)との間に差し挟まれた少なくとも1つの圧縮ばね(50)とを含むことを特徴とする請求項3に記載のシート金属を曲げるためのプレスと関連づけられたシートメタルフォロア。 【請求項6】 前記引張および反発手段が、第1歯付きホイール(31)の各々または支持アーム(22)の各々に形成された複数のスロット(47a〜47d)と、対応する複数のペッグ(48)であって、支持アーム(22)の各々または第1歯付きホイール(31)の各々の対応するハウジング(49)に固定され、かつ自由端が、対応するスロット(47a〜47d)に嵌め込まれた複数のペッグ(48)と、対応するスロット(47a〜47d)内にて、各々、スロットの端面とペッグ(48)との間に差し挟まれた複数の圧縮ばね(50)とを含むことを特徴とする請求項4に記載のシート金属を曲げるためのプレスと関連づけられたシートメタルフォロア。 【請求項7】 前記スロット(47a〜47d)および横断ハウジング(49)がピボットシャフト(23)の周囲に均一に配置されていることを特徴とする請求項5または6に記載のシート金属を曲げるためのプレスと関連づけられたシートメタルフォロア。 【請求項8】 前記フォロアテーブル(1)が、フォロアテーブルの上端に着脱可能に取り付けられた延長支持体(62)と関連付けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のシート金属を曲げるためのプレスと関連づけられたシートメタルフォロア。 【請求項9】 前記延長支持体(62)がほぼH字状であることを特徴とする請求項8に記載のシート金属を曲げるためのプレスと関連づけられたシートメタルフォロア。 【請求項10】 前記延長支持体が、曲げプレス(3)の前面(64)に対して平行なクロスバー(63)、および、前記前面(64)に対して垂直な2つのサイドバー(65)を含み、かつ、フォロアテーブル(1)が、延長支持体(62)のクロスバー(63)がその上に固定ボルト(67)により取り付けられる中間固定プレート(56)が設けられる横断リセス(55)を有し、固定ボルト(67)はクロスバー(63)内の穴(66)と中間プレート(56)の長円形スロット内を通過して、前記プレート(56)の底面に押し付けられるナットにねじ込まれることを特徴とする請求項8または9に記載のシート金属を曲げるためのプレスと関連づけられたシートメタルフォロア。 【請求項11】 前記横断リセス(55)が、また、固定ジョー(57)、リセス(55)の底部(59)上をスライドする2つの移動ジョー(58)、および後部隣接ブロック(61)を含み、延長支持体(62)のクロスバー(63)が、中間プレート(56)上に固定されることに加えて、固定ジョー(57)と移動ジョー(58)との間で締め付けられることを特徴とする請求項10に記載のシート金属を曲げるためのプレスと関連づけられたシートメタルフォロア。 【請求項12】 前記延長支持体(62)の上面に、曲げられるメタルシートの支持を補助するボールベアリング(69)が設けられていることを特徴とする請求項8〜11のいずれか一項に記載のシート金属を曲げるためのプレスと関連づけられたシートメタルフォロア。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、金属シートを曲げるためのプレスと関連づけられたシートメタルフォロアに関する。 【0002】 【従来の技術】このシートメタルフォロアは、ギャップフレームと、三角形の断面を有する水平鋳型を支持する固定下部テーブルと、曲げパンチを有する鉛直方向に移動する上部テーブルとを含むタイプのシートメタルフォロアであり、曲げプレスの下部テーブルに沿って水平方向にガイドされる鉛直なベースプレートと、ベースプレートの少なくとも1つの鉛直レール上で鉛直方向にスライドするように取り付けられたスライド支持体と、ウォームスクリューおよびナットを含む鉛直方向駆動機構であって、鉛直ナットが第1サーボモータと協働し、かつ、スライド支持体に固定されたナットのタッピングと噛み合う駆動機構と、水平なシャフトを中心として傾くことが可能であるように丁番付けされたフォロアテーブルと、スライド支持体に取り付けられ、かつ、フォロアテーブルを、スライド支持体の鉛直方向の移動と同期して、前記フォロアテーブルの上面が配置される平面が鋳型の前上端部を含むように傾けさせることができるピボット機構とを含み、前記ピボット機構は、第2サーボモータ、およびスライド支持体に取り付けられたギヤリングにより枢動されるピボットシャフトと、一端がピボットシャフトにキー締めされ、かつ他端が、自由に回転するように取り付けられた回転シャフトを支持するピボットアームと、ピボットシャフトに、前記シャフトが枢動しているときに不動状態を維持できるように取り付けられた少なくとも1つの第1歯付きホイールと、回転シャフトに固定されかつ前記第1歯付きホイールと協働する少なくとも1つの第2歯付きホイールと、第2歯付きホイールおよびフォロアテーブルに固定された少なくとも1つの連結アームとを含む。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、このタイプのフォロアは、1999年7月13日に出願された未公開の日本国出願特願平11−199185号の主題を構成し、幾つかの欠点、特に、多数の歯付きホイールまたはギアホイールを用いることによる欠点を提示している。歯付け加工をする際に特に注意深く行っても、互いに噛み合う2つの歯付きホイール間に多少の弛みが常に生じることは避けられず、前記弛みはシートメタル(金属薄板)フォロアを使用し続けるにしたがって増大する。 【0004】本発明の目的は、上記の欠点を減じまたは排除することを可能にするシート金属を曲げるためのプレスと関連づけられたシートメタルフォロアを提示することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、この問題に対する第1の解決手段、より詳細には、重量が80kg以下の金属シートに適用される手段において、本発明は、回転を防止された第1歯付きホイールが第2歯付きホイールに、第1歯付きホイールおよび第2歯付きホイールの歯とぴったりと係合するコグベルトにより連結されること、第2歯付きホイールが回転し、コグベルトの内側で、回転シャフトおよび第2歯付きホイールを円弧に沿って移動させるピボットアームの動作下にて枢動すること、フォロアテーブルに固定された第2歯付きホイールの枢動が前記テーブルを、回転シャフトを中心として枢動させること、および、フォロアテーブルの上下移動がフォロアテーブルの枢動と、前記テーブルの面が配置される平面が曲げプレスの鋳型の前端部を常に含むように同期していることを要旨とする。この配置により、各々が歯の間の弛みと精密性の欠如の原因となる多数の歯付きホイールを省くことができ、また、ピボット機構の構造が大幅に単純化される。 【0006】フォロアテーブルが厚い金属シート、詳細には重量が約100kg以上の重いシートを支持するような場合には、前記テーブルの反力により、コグベルトが伸張されて、テーブルと、テーブル上に載せられた金属シートとが正確に配置されない危険性が生じる。この欠点をなくすために、例えば自転車に用いるタイプの歯付きホイールおよびリンクチェーンを用いた伝導装置を用いることも可能であろう。しかし、これらの状況において、1対の歯と、チェーン内のリンクのサイドプレートを相互連結する横断ローラとの間に弛みが常に存在する。この欠点をなくすために、本発明は、ピボットシャフトが、スライド支持体の鉛直な端部の一方または他方の上部に固定されかつフォロアテーブルに向けられた側部支持アームに各々取り付けられた2つのベアリング内に支持されること、ピボットシャフトがピボットアームのいずれか一方の側に、ピボットアームに対して自由に回転するように取り付けられた第1の歯付きホイールを支持すること、ピボットアームの前端の、フォロアテーブルの付近に位置するいずれかの側に回転シャフトが、対応する第1歯付きホイールと同一平面上にある第2の歯付きホイールに固定されること、各第2歯付きホイールが、フォロアテーブルの後端に設けられた半径方向連結アームに固定されること、第1および第2のローラチェーン状のものが、同一平面上にある第1歯付きホイールと第2歯付きホイールのそれぞれの対を取り囲むこと、そして、各第1歯付きホイールが引張および反発手段と関連づけられており、ここで、第1チェーンと協働する第1歯付きホイールと関連づけられた引張および反発手段は、前記チェーンの上部ストランドに時計回り方向に相当する第1の方向において作用し、それにより第1チェーンのローラが、対応する第1歯付きホイールの歯の後側フランクに押し付けられ、また、第2チェーンと協働する他方の第1歯付きホイールと関連づけられた引張および反発手段が、前記チェーンの下部ストランドに、反時計回り方向に相当する方向において作用し、それにより第2チェーンのローラが、対応する他方の第1歯付きホイールの歯の他方のフランクに押し付けられることを要旨とする。これは、フォロアテーブルが傾かずに正確に移動および配置されることを保証するとともに、ギヤの弛みによる振動を回避する。さらに、フォロアテーブルは大きな騒音を生じずに移動する。 【0007】 【発明の実施の形態】本発明の他の特徴および利点は、以下の2つの実施の形態に関する説明により明らかになるであろう。前記2つの実施の形態の詳細な説明を、添付図面を参照しつつ行う。図1にさらに詳細に見られるように、シートメタルフォロアは、曲げ加工を施される金属シート2を載せるための、ギャップフレーム(図示せず)を含むタイプの慣用の曲げプレス3と関連付けられたフォロアテーブル1、三角形の断面を有する水平の鋳型5を支持する固定下部テーブル4、および、金属シート2の一部を鋳型に押し入れるための曲げパンチ7を運ぶ鉛直方向に移動可能な上部テーブル6を含む。 【0008】前記シートメタルフォロアは、ほぼ鉛直方向に延在するベースプレート8を含む。前記ベースプレート8は、固定下部テーブル4の前面に、固定下部テーブル4の前面に設けられた1対の水平レール9を介して取り付けられており、この水平レール9に沿って前記ベースプレート8はガイドされ、水平方向に移動可能である。 【0009】前記シートメタルフォロアは、また、少なくとも1つ、好ましくは2つの鉛直レール11上をガイドされる、鉛直方向にスライド可能な支持体10を含む。レール11はベースプレート8上に設けられ、かつ、スライド支持体10の後面に固定された2つの側部鉛直ガイド13内の対応する溝12内に嵌め込まれている。シートメタルフォロアは、さらに、スライド支持体10を移動させるための鉛直方向駆動機構14を含む。この駆動機構14は、ウォームスクリューおよびナットを含むタイプの駆動機構であり、ベースプレート8にそのケーシングが固定された第1サーボモータ15を有している。第1サーボモータ15は駆動機構14の鉛直なウォームスクリュー18を、例えば2つのギアホイール16,17を介して駆動し、この鉛直スクリューは、ベースプレート8に固定されたベアリング(図示せず)に保持され、スライド支持体10の後面に固定されたナット19のタッピングと噛み合っている。したがって、第1サーボモータ15をいずれかの側に回転させると、鉛直スクリュー18はそれに対応して回転し、そしてナット19はスライド支持体10と共に、前記エンドレススクリュー(ウォームスクリュー)18の回転方向に応じて上下に移動する。 【0010】前記シートメタルフォロアは、また、スライド支持体10に取り付けられたピボット機構20を含む。ピボット機構20はフォロアテーブル1を、フォロアテーブル1の支持上面が、鋳型5の前上端5aを実質的に横切る平面21内に金属シートの曲げ作業中に存在するように、スライド支持体10の鉛直方向の移動と同期して適切に傾斜または枢動させることができる。 【0011】前記ピボット機構20がどのように動作するかを理解するためには、第1実施の形態と第2実施の形態の間に幾分の違いはあるが、図1〜6を同時に参照することがよいであろう。前記ピボット機構20は、スライド支持体10の上部の前面に固定された少なくとも1つ、好ましくは2つの支持アーム22を含む。2つの支持アーム22が存在する場合には、それらの各々がスライド支持体10の一方または他方の鉛直端部に固定され、該端部の前面からその前面に対して垂直方向に前方に向けて配置される。ピボットシャフト23が各側部支持アーム22のベアリング24に受けられており、シャフトの自由端の一方にてギアホイール25を支持している。ギアホイール25は前記シャフト23にキー締めされており、かつ、スライド支持体10にそのケーシングが取り付けられた第2サーボモータ27の出力シャフトと共に回転するように拘束されたギアホイール26と噛み合っている。ピボットアーム28がその後端にてピボットシャフト23にキー締めされており、他端すなわち前端が回転シャフト29を支持し、回転シャフト29は、前記回転シャフト29の前記前端に設けられたボールベアリング30にて自由に回転するように取り付けられている。 【0012】前記支持アーム22とピボットアーム28の後端との間の、前記支持アーム22の付近に、「第1」歯付きホイール31がピボットシャフト23に取り付けられており、前記シャフト23はホイール31に対して、ベアリングにより、例えば、シャフト23と第1歯付きホイール31のハブとの間に介在するボールベアリングタイプのベアリング32により自由に回転することができる。図2,3および6に見られるように、別の第1歯付きホイール31が、他方の支持アームとピボットアーム28との間にてピボットシャフト23上に設けられている。 【0013】一実施の形態(図1を参照)において、第1歯付きホイール31は回転を防止されており、好ましくは、隣接する支持アーム22にロックされている。条件に応じて、ピボット機構は、1つまたは2つの支持アーム22、1つまたは2つの第1歯付きホイール31、1つまたは2つの第2歯付きホイール33、および、対応するベアリング24,30および32を有することができる。 【0014】既に述べたように、ピボットアーム28の前端は回転シャフト29を有し、回転シャフト29は、前記ピボットアーム28の前端にて適切なハウジング内に取り付けられたボールベアリングタイプのベアリング30において自由に回転する。ピボットアーム28の外側にて、回転シャフト29に、少なくとも1つの第2歯付きホイール33が、前記シャフト29上にキー締めされて、対応する第1歯付きホイール31と同一平面の位置にて設けられている。好ましい実施の形態において、回転シャフト29は2つの第2歯付きホイールをピボットアームの両側に備える。好ましくは第2歯付きホイール33の直径面に延在する連結アーム34が、ボルト35によりホイール33に固定され、また、フォロアテーブル1に固定されている。 【0015】約80kg以下の重量の金属シートのために用いられる第1実施の形態において、第1歯付きホイール31は第2歯付きホイール33にコグ(はめ歯)ベルト36により連結されている。コグベルト36のはめ歯は、同一平面上にある第1歯付きホイール31と第2歯付きホイール33における連続する歯の間のギャップにぴったりと係合する(図1を参照のこと)。2つの第1歯付きホイール31と2つの第2歯付きホイール33が存在する場合、コグベルト36もまた2つ存在し、各第1歯付きホイール31は、対応する第2歯付きホイールと同一平面上にある。 【0016】動作は以下のとおりである。曲げ作業において、第1サーボモータ15がスライド支持体10を、テーブル1の支持面が鋳型5の端部5aと同一の高さになるレベルまで上方に駆動し、そのとき前記テーブルは実質的に水平である。第2サーボモータ27が作動されるとすぐに、ピボットアーム28が、アーム28が固定されているシャフト23の軸を中心として枢動し、回転シャフト29を第2歯付きホイール33と共に、シャフト23の中央の円弧に沿って上方に移動させる。第1歯付きホイール31は回転しないため、コグベルト36のストランドは縦手方向に移動できない。したがって、ピボットアーム28および第2歯付きホイール33を上方に枢動させることを可能にするためには、歯付きホイール33がコグベルト36の内側で反時計回りに(図1の曲線矢印38により示されるように)回転する。その結果、第2歯付きホイール33が上昇しているときに、テーブル1の自由端は、テーブルが曲線矢印39に沿ってほぼ上方に移動する間に僅かに下方に傾く(図1の曲線矢印38を参照のこと)。この配置により、この支持面が配置される平面21が鋳型5の端部5aを金属シート2の曲げ作業中に常に実質的に含むようにテーブル1の支持面の傾斜および位置を補正することが可能である。 【0017】前記フォロアテーブル1により支持されるシートの重量が80kgより大きいとき、少なくとも1つ、好ましくは2つのローラチェーンまたは他の適切なタイプのチェーン40を引張および緩衝手段41と組合せて用いることが好ましい。引張および緩衝手段41は、チェーン40の横断ローラ状のもの42の各々を、ローラが第1歯付きホイール31の対応する歯31bのフランク31aに押し付けられるように押し、これによりチェーン40、40aの上部ストランド43は常に引張下にあり、また、チェーンの横断ローラ42は、隣接する2つの歯31bのフランクの間のギャップに前記ローラ42が受け入れられたときに、常に、対応する歯31bのフランク31aに押し付けられる。 【0018】前記フォロアテーブル1が上方にだけでなく下方にも枢動できなければならないのであれば、第1チェーン40aと関連付けられた引張および反発手段41が、前記第1チェーン40aの上部ストランド43がスライド支持体10に向かって矢印44の方向に引っ張られるように配置され、また、第1チェーン40aと平行な第2チェーン40bと関連付けられた引張および反発手段41が、第2チェーン40bの下部ストランド45がスライド支持体10に向かって矢印46の方向に引っ張られるように配置される。かかる状況においては、第2チェーン40bの下部ストランド45のローラ42が、第2チェーン40bと係合している歯付きホイール31の各歯31bの反対のフランク31cに押し付けられる。 【0019】固定第1歯付きホイール31の各々における引張および反発手段41は、周方向に延在する少なくとも1つの長方形スロット47を含む。長方形スロット47は、例えば矩形、環状などの形状の断面を有し、好ましくは、複数のかかるスロット47a,47b,47cおよび47dが、各第1歯付きホイール31の本体に設けられ、かつ、ピボットシャフト23のための円柱状通路の周囲に均一に配置されている。前記引張および反発手段41は、また、スラストペッグ(栓)48を含み、ペッグ48は支持アーム22の横断ハウジング49内に固定され、横方向にかつピボットアーム23と平行に延在し、ペッグ48の自由端は第1歯付きホイール31の長方形スロット47a〜47dの1つに嵌め込まれている。また、圧縮ばね50が、対応する長方形スロット(例えば47a)内に配置され、スロット(例えば47a)の端面とペッグ48との間に、第1に前記スロットの端面を付勢し、第2に前記長方形スロットに受け入れられたペッグ48の自由端を付勢するように差し挟まれており、前記ペッグはその側面が、圧縮ばね50の駆動により前記スロットの他端に付勢されている。 【0020】圧縮ばね50の、ベアリングペッグ48に対する位置によって、第1歯付きホイール31が時計回りまたは反時計回りに移動されることが理解されるであろう(図2を参照のこと)。 【0021】図5において、第1歯付きホイール31のスロット47a〜47d内に取り付けられたペッグ48と圧縮ばね50とが互いに対して、チェーン40、40aのストランド43に、スライド支持体10に向かって矢印44に沿った方向、すなわち時計回り(矢印51を参照のこと)に引張すなわち牽引力をかけるためにどのように配置されているかを明確に見ることができる。 【0022】この場合、スロット47a〜47dの各々が圧縮ばね50を受け入れており、圧縮ばね50は、矢印51の方向に関して、第1に、対応するスロット(47a〜47d)の前端を付勢し、第2に、対応するペッグ48の前側面を付勢し、それによりスロットの後端を該ペッグの後側面に対して押し付けている。 【0023】前記ばね50とペッグ48との相対配置が各スロット47または47a〜47dにおいて逆であれば、ばね50は第1歯付きホイール31を反時計回り方向に移動させ(図2の矢印52を参照のこと)、したがってチェーン40,40bの下部ストランド45はスライド支持体10に向かって同一方向に移動される(矢印46を参照のこと)。これは、テーブル1の上昇時および降下時の両方においてがたつきを回避する。また、スロット47,47a〜47dを各支持アーム22内に配置し、ペッグ48を第1歯付きホイール31の各々に固定し、そしてペッグ48の自由端および圧縮ばね50を各支持アーム22内のスロット47、47a〜47d内に収容することも可能である。 【0024】前記シートメタルフォロアは、その幅が、概して、曲げプレス3の幅と比較して狭い。したがって、幅広の金属シートを曲げる必要がある場合には、支持されないシートの一部の重量の作用によりシートが側部に垂れ下がらないように、2つ以上の追加のシートメタルフォロアを有することが必要である。 【0025】本発明は、追加のフォロアを用いずに、その代わりにフォロアテーブル1の上端に着脱可能に取り付けられる支持延長部を用いる簡単な解決方法を提示する。図7および9にさらに明確に見られるように、テーブル1は、中間固定プレート56に嵌め込まれた横断リセス55を有し、適切な場所に、固定ジョー57および2つのサイドジョー58を有する。サイドジョー58は、必要であれば制御アクチュエータ60による駆動下でリセス55の底部上をスライドする。リセス55の後面は、2つの移動ジョー(サイドジョー)58が前記テーブル1の後部に向かって移動されるときに固定ジョーとして用いることができる隣接ブロック61により画定されている。 【0026】延長支持体62は、ほぼH字状であり、曲げプレス3の前面64に対して平行なクロスバー63と、前記前面64に対して垂直な2本のサイドバー65とを含む。延長支持体62の横方向長さは、金属シート2の側端を支持するのに十分な長さ(図7に見られるように)であるが、曲げプレスの作業幅よりはわずかに狭い。 【0027】前記延長支持体62のクロスバー63は、その中央に、固定ボルト67を通すための円柱状穴66を有する。固定ボルト67のねじ付き部分が中間プレート56の長円形スロット(図示せず)を通過して、ボルトを前記プレート56の底面に留め付けるナット(図示せず)内にねじ込まれる。長円形の穴は、曲げプレス3の前面64に対して主に垂直方向に延在する。これが、異なる幅のクロスバー63の位置に適合することを可能にする。さらに、延長支持体62のクロスバー63をボルト67により中間プレート56に固定するために、固定ジョー57と移動ジョー58との間の適切な位置に挿入することができる。 【0028】前記金属シート2の前進を容易にするために、延長支持体62の上面、すなわち、クロスバー63およびサイドバー65の上面、そしてさらに固定ジョー57の上面および隣接ブロック61の上面に、金属シート2の曲げ加工が行われるように金属シート2を支持するボールベアリング69を設けることができる。なお、本発明の主題は、当業者により、特許請求の範囲により定義された保護範囲から逸脱せずに様々に変更されることができる。特に、図面は概略的なものに過ぎず、シートメタルフォロアの種々の構成要素の正確な寸法を示すものでないことが認識されよう。 【0029】 【発明の効果】以上説明したように、本発明は、回転を防止された第1歯付きホイールが第2歯付きホイールにコグベルトにより連結されており、かつ、第2歯付きホイールがコグベルトの内側で枢動し、それによりフォロアテーブルを、回転シャフトを中心として枢動させ、かつ、フォロアテーブルの上下移動がフォロアテーブルの枢動と、前記テーブルの支持上面が配置される平面が曲げプレスの鋳型の前端を常に含むように同期するので、少数の歯付きホイールを用いる、駆動中に歯における弛みを生じさせない。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】500362501 【氏名又は名称】アマダ ヨーロッパ 【氏名又は名称原語表記】AMADA EUROPE
|
| 【出願日】 |
平成14年1月8日(2002.1.8) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100083806 【弁理士】 【氏名又は名称】三好 秀和 (外1名)
|
| 【公開番号】 |
特開2002−248521(P2002−248521A) |
| 【公開日】 |
平成14年9月3日(2002.9.3) |
| 【出願番号】 |
特願2002−1041(P2002−1041) |
|