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【発明の名称】 中空管体成型装置及びその製品
【発明者】 【氏名】鍾 清旗

【要約】 【課題】優れた強度を具有して変形が起きにくく、軽量で製造工程の簡単な中空管体製造装置及びその製品を提供する。

【解決手段】材料送り装置より金属帯41が該固定架42を経て該伝動装置20の内型23上に至るようにし、該伝動機21で該内型23を回転させて該金属帯41を巻いて管状にし、該溶接装置30の溶接ガン31で該金属帯41の隣接する個所に対して溶接を行うことによって中空管体50を形成する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】伝動装置、溶接装置、材料送り装置等より構成される中空管体装置及びその製品において、外径が製造される管体の内径に等しい円柱状を呈して伝動機の出力端と組み立てられている内型を有する伝動装置と、一般の溶接機と同様の装置であり、溶接ガンを有する溶接装置と、設置された金属帯が、送り出された後に引っ張りの作用を提供する固定架を経て伝動装置の内型にまで至らせるべくするもので、また該内型に至ったときには該金属帯と該内型の間が一定の角度を有するようにしている材料送り装置と、を有し、よって該金属帯は適度な角度で該伝動装置の内型にまで至り、該伝動機を起動させて該内型を回転させ、該金属帯が管状に巻かれ、該金属帯の側面は相互に隣接し合い、該溶接装置の溶接ガンによって該金属帯の隣接する個所を溶接し、完全な中空管体が形成されることを特徴とする中空管体成型装置及びその製品。
【請求項2】該伝動装置の内型上には螺旋状の凹溝が設けられており、また材料送り装置の帯状材料においては延性と展性に優れた金属帯であり、且つ片側が下向に湾曲した折辺が設けられており、よって該帯状材料が送り出されて該伝動装置の内型に至った際、該折辺が該内型の凹溝に対応し、該帯状材料を巻いて溶接して中空管体を形成し、且つ該溶接個所下方に螺旋状の折辺を延伸させることを特徴とする請求項1記載の中空管体成型装置及びその製品。
【請求項3】該伝動装置の内型先端には、溶接後の管体が内型より外すのに便利なように、適当な傾斜のついたガイドが設けられていることを特徴とする請求項1記載の中空管体成型装置及びその製品。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は中空管体成型装置及びその製品に係り、特に管体に優れた強度をもたらし、また変形し難く且つ該管体が液体等を通す際に流れる液体の速度を増加させるべく、回転させて螺旋状に金属板材を巻きつけ、中空管状の管体を形成するものに関わる。
【0002】
【従来の技術】図1,2に示すように一般の溶接によって製造される中空管体10(継ぎ目有り)では、主に金属板11がローラによってプレスされて平面であった金属板11が管状となるものであり、該プレスを経て円形となった金属板11の隣合う両端が溶接によって完全な中空管体10となるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】公知の技術では、上述の方式によって中空管体が製造されるのであるが、溶接個所は一直線であるため、該中空管体は容易に該溶接個所で変形する状況が発生しやすく、特に比較的長いものを形成する際においては、更に頻繁に発生しやすくなってしまい、よって該中空管体を液体移送用の管として使用する場合等では特に、その液体の流速が制限を受けている。そこで上述の欠点を解決すべく、本発明の中空管体成型装置及び製品を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】金属材料の材料帯を巻くことにより、溶接個所を螺旋状にして管体の強度が充分で変形し難くし、完成した管体中に液体を流した場合は、流れる液体の流速を従来のものよりも増加させることのできる中空管体を製造する。
【0005】
【発明実施の形態】図3に示すように、本発明は主に伝動装置20,溶接装置30,材料送り装置40を含む。該伝動装置20(図3参照)においては、伝動機21の出力端22が円柱状の内型23と連結されており、該内型23は異なる規格に合わせて各サイズのものに交換することができ、また該内型23には先端に適度当な傾斜のついたガイド24を有する。該溶接装置30(図3参照)は一般の溶接機であり、溶接ガン31を有する。該材料送り装置40(図3参照)においては金属帯41が設置され、該金属帯41は材料が送り出された後に固定架42を経て該伝動装置20の内型23にまで至り、該固定架42が該金属帯41に対して引っ張る作用を提供している。また該金属帯41が該内形23にまで至るとき一定の角度が生じるが、その際該金属帯41と該内形23との間の角度は45度がベストとなっている。
【0006】図5,6に示すように、上述の伝動装置20の内型23上には適当な深さの螺旋状凹溝25が設けられ、材料送り装置40の金属帯41は延性と展性に優れた金属であり、その片側には適宜のローラ或いはプレス機などの治具により下方に湾曲した状態に形成された折辺43が設けられている。図7に示すように、該折辺43の金属帯41が固定架42を経て伝動装置20内の内型23に至った際、該折辺43は該伝動装置20の内型23の螺旋状凹溝25に対応し、該伝動機21が該内型23を再び起動させ、該金属帯41を中空管体60状に巻いた状態に形成する。よって該中空管体60の溶接個所61は螺旋状を呈しており、且つ該折辺43は該溶接個所61より内側に向かって螺旋状に延伸しており、即ち該中空管体60に補強の作用が提供され、また応力を均等にして強度を増強し、変形の量を低減させている。また該折辺43は該中空管体60内にて螺旋状の凸架を形成していることより該中空管体60内にて液体を流す場合、管内の折辺43によって螺旋状の流水道を形成しており、よって液体が管内にて流れる際に螺旋状に流れて、液体の流速が自然に速められる。更に該金属帯41は略L字型を呈した片体であり、該内型23の回転を受けて成型される際に抗力が生じ、また該金属帯41は延性と展性に優れた金属材質であることより、溶接作業による高温で金属組織を変化させて変形することなくスムーズに該金属帯41を巻くことができる。
【0007】
【発明の効果】本発明によると、金属材質による材料帯を巻きつけることにより、溶接個所が螺旋状で均等に管体の周囲に該材料を巻きつけるため、中空管体の強度を増加すると同時に変形率を低減し、中空管体が理想的な円形状を保つようになり、また完成した中空管体内に液体を流した際はその流速が加速される目的が達成された。
【出願人】 【識別番号】501270667
【氏名又は名称】鍾 清旗
【出願日】 平成13年7月6日(2001.7.6)
【代理人】 【識別番号】100107962
【弁理士】
【氏名又は名称】入交 孝雄
【公開番号】 特開2002−321010(P2002−321010A)
【公開日】 平成14年11月5日(2002.11.5)
【出願番号】 特願2001−207107(P2001−207107)