| 【発明の名称】 |
ダイス方向表示機能付き伸線機 |
| 【発明者】 |
【氏名】中村 良治
【氏名】小林 喜一
【氏名】輿水 幸比古
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| 【要約】 |
【課題】ダイスの調整方向や調整量を視覚的に認識できるようにする。
【解決手段】ダイス方向表示機能付き伸線機100において、ダイス10を保持するダイス保持プレート11の傾きをマイクロメータ12A,12B,13A,13Bで調整すると、レーザーポインタ2が発射するレーザービームBの出射角がダイス保持プレート11の動きに追従して変化し、ターゲットパネル3上の光点Pが移動する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ワイヤーを挿通し得るダイスと、前記ダイスを保持するダイス保持手段と、前記ダイスおよび前記ダイス保持手段の3次元方向を操作者が調整するための調整手段と、前記ダイス保持手段または該ダイス保持手段に突設されたアームに取り付けられたレーザーポインタと、前記レーザーポインタから一定の距離を隔てた位置で該レーザーポインタからのレーザービームが当てられるターゲットパネルとを具備したことを特徴とするダイス方向表示機能付き伸線機。 【請求項2】 請求項1に記載のダイス方向表示機能付き伸線機において、前記レーザーポインタと前記ターゲットパネルとの距離は、1m以上5m以下であることを特徴とするダイス方向表示機能付き伸線機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ダイス方向表示機能付き伸線機に関し、さらに詳しくは、ダイスの調整方向や調整量を視覚的に認識できるようにしたダイス方向表示機能付き伸線機に関する。 【0002】 【従来の技術】図6は、従来の伸線機の一例を模式的に示す斜視図である。この伸線機501は、ワイヤーWを中心方向に縮径して仕上がりワイヤーW’に加工する挿通孔Hを穿設されたダイス10と、そのダイス10を保持するダイス保持プレート11と、そのダイス保持プレート11の第1方向の傾きを微調整するためのマイクロメータ12A,12Bと、前記ダイス保持プレート11の第2方向の傾きを微調整するためのマイクロメータ13A,13Bと、前記マイクロメータ12A,12B,13A,13Bのネジ部が螺入されることで移動し得る可動プレート14と、筐体に固定されたベースプレート15とを具備して構成されている。前記ダイス保持プレート11の微調整が必要な理由は、前記ダイス10の方向(傾き)が前記ワイヤーWの走行方向に合致していないと、前記仕上がりワイヤーW’の線径誤差が増大したり,曲がり癖が付いたりするなどの不都合を生じるためである。この微調整の際、操作者は、マイクロメータ12A,12B,13A,13Bの目盛りの指示値を読み取って、以前の指示値からの変化に基づいて前記ダイス10の調整方向を推定する必要がある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記従来の伸線機501では、ダイス10の方向が適正に収束するまで、マイクロメータ12A,12B,13A,13Bの操作状況と,目盛りの指示値の遷移を逐次記憶しながら調整方向を推定することを反復しなければならず、熟練を要すると共に、調整に長時間を要する問題点がある。そこで、本発明の目的は、ダイスの調整方向や調整量を視覚的に認識できるダイス方向表示機能付き伸線機を提供することにある。 【0004】 【課題を解決するための手段】第1の観点では、本発明は、ワイヤーを挿通し得るダイスと、前記ダイスを保持するダイス保持手段と、前記ダイスおよび前記ダイス保持手段の3次元方向を操作者が調整するための調整手段と、前記ダイス保持手段または該ダイス保持手段に突設されたアームに取り付けられたレーザーポインタと、前記レーザーポインタから一定の距離を隔てた位置で該レーザーポインタからのレーザービームが当てられるターゲットパネルとを具備したことを特徴とするダイス方向表示機能付き伸線機を提供する。上記第1の観点によるダイス方向表示機能付き伸線機では、調整手段によりダイス保持手段の3次元方向を調整すると、レーザーポインタが発射するレーザービームの出射角がダイス保持手段の動きに追従して変化するので、ダイス保持手段の変位を拡大した移動量で、ターゲットパネル上の光点が移動することとなる。なお、前記拡大の倍率は、レーザーポインタとターゲットパネルとの距離に比例する。したがって、操作者は、マイクロメータ等の目盛りの指示値をいちいち記憶しなくても、調整手段を操作したときの光点の移動方向と移動量から、ダイスの調整方向や調整量を視覚的に認識できるようになり、ダイスが適正な方向に収束するまでの調整時間を短縮することが出来る。 【0005】第2の観点では、本発明は、上記構成のダイス方向表示機能付き伸線機において、前記レーザーポインタと前記ターゲットパネルとの距離は、1m以上5m以下であることを特徴とするダイス方向表示機能付き伸線機を提供する。上記第2の観点によるダイス方向表示機能付き伸線機では、レーザーポインタとターゲットパネルとの距離を1m以上としたので、ターゲットパネル上の光点の移動量を、ダイス保持手段の変位に対して大きくし、ダイスの調整方向や調整量を正確に認識できるようになる。また、レーザーポインタとターゲットパネルとの距離を5m以下としたので、操作者が調整手段の操作位置から離れずとも、光点の存在をハッキリと視認できるようになる。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、図に示す実施の形態により本発明をさらに詳細に説明する。なお、これにより本発明が限定されるものではない。 【0007】図1は、本発明の一実施形態にかかるダイス方向表示機能付き伸線機を模式的に示す斜視図である。図2は、図1の縦断面図である。このダイス方向表示機能付き伸線機100において、伸線機本体101は、ワイヤーWを中心方向に縮径して仕上がりワイヤーW’に加工する挿通孔Hを穿設されたダイス10と、そのダイス10を保持するダイス保持プレート11と、そのダイス保持プレート11の第1方向の傾きを微調整するためのマイクロメータ12A,12Bと、前記ダイス保持プレート11の第2方向の傾きを微調整するためのマイクロメータ13A,13Bと、前記マイクロメータ12A,12B,13A,13Bのネジ部が螺入されることで移動し得る可動プレート14と、筐体に固定されたベースプレート15と、前記ダイス保持プレート11に突設されたアーム1と、そのアーム1の先端に取り付けられ且つ可視域のレーザービームBを発射するレーザーポインタ2とを具備して構成されている。前記アーム1の全長は、例えば5cm程度である。なお、前記アーム1を設けることなく、前記ダイス保持プレート11に前記レーザーポインタ2を直接取り付けてもよい。 【0008】図2に示すように、前記ダイス10の前段には、前記ワイヤーWに潤滑油を塗布するための油槽20が設けられている。前記ダイス保持プレート11の前記油槽20端側には、その端側の動きにわずかな自由度を与えるゴムパッキン(gumpacking)21が嵌め込まれている。 【0009】前記レーザーポインタ2から一定の距離Lを隔てた位置には、例えば縦横500mm程度のターゲットパネル3が設けられている。前記距離Lは、ターゲットパネル3に前記レーザービームBが当たって生じる光点Pを操作者が視認する見地から、1m以上5m以下が好ましく、3m程度が特に好ましい。図3に示すように、前記ターゲットパネル3の表面は、碁盤目状の升目(例えば9×9)に仕切られている。各升目には、前記ダイス10および前記ダイス保持プレート11の3次元方向を記憶しやすくするために数字(例えば「1」〜「81」)が表示されている。なお、前記ターゲットパネル3として、建物の壁面を利用してもよい。 【0010】図4に示すように、前記マイクロメータ12A,12B,13A,13Bを操作して前記ダイス保持プレート11の方向を角度θだけ変化させると、前記レーザービームBの光路軸も角度θだけ変化し、光点がP→P’に移動する。この結果、例えば、図5に示すように、光点がポイントする数字が「3」→「5」に変わる。 【0011】以上のダイス方向表示機能付き伸線機100によれば、操作者は、ターゲットパネル3上の光点の移動状況からダイス10の調整方向と調整量を視覚的に認識することが可能なので、ダイス10が適正な方向に収束するまでの調整時間を従来よりも短縮することが出来る。 【0012】 【発明の効果】本発明のダイス方向表示機能付き伸線機によれば、表示パネル上の光点の移動状況からダイスの調整方向や調整量を認識することが可能となるので、調整に熟練していない初心者でも、ダイスを適正方向に調整できるようになり、調整の効率化を図れる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003414 【氏名又は名称】東京特殊電線株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年4月27日(2001.4.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100095511 【弁理士】 【氏名又は名称】有近 紳志郎
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| 【公開番号】 |
特開2002−321008(P2002−321008A) |
| 【公開日】 |
平成14年11月5日(2002.11.5) |
| 【出願番号】 |
特願2001−130831(P2001−130831) |
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