| 【発明の名称】 |
板紙のリサイクル方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】音羽 敬雄
|
| 【要約】 |
【課題】使用して凸凹状態となった板紙を、効率よく修正するものである。
【解決手段】次の工程をもって行う。再使用することができるか否かを検査する。次に板紙のライナーの両面を、特抄芯紙内にしみ込まない程度に加湿する。次に板紙のライナーの両面をスポンジ状の部材を用いて擦り、汚れを拭き取る。次に板紙を両面から、表面温度60℃以上100℃以下で加熱しつつ1平方メートル当たり60t以下の圧力で加圧する。最後に板紙を冷却すると共に除湿する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 次の工程からなることを特徴とする板紙のリサイクル方法。 a.板紙のライナーの両面に、特抄芯紙内にしみ込まない程度に加湿する工程。 b.板紙のライナーの両面をスポンジ状の部材を用いて擦り、汚れを拭き取る工程。 c.板紙を両面から、表面温度60℃以上100℃以下で加熱しつつ、1平方メートル当たり60t以下の圧力で加圧する工程。 d.板紙を冷却すると共に除湿する工程。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は板紙のリサイクル方法に関し、更に詳細には緩衝材として用いる板紙を、使用した後再び使用することができるようになすための方法に係わる。 【0002】 【従来の技術】壜の緩衝材としては、一般的に板紙が使用されている。斯かる板紙を使用する理由は、安価であると共に、緩衝材として優れていることによるものである。 【0003】特殊な樹脂製品を使用しているメーカーもあるが、樹脂製品の場合は硬いと緩衝材としては適さず、柔らかさを持たせると凸凹ができ、壜の移動の時に倒れる。そしてまた、柔らかさを持たせると凸凹がでるためリサイクルが難しくなる。壜を数多く並べて梱包するには、樹脂製品よりも板紙の方が滑りと緩衝性の点で優れていることから、一般的には板紙が使用されている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記の如く板紙は壜の緩衝材として優れた特性を有するが、反面弾力性を有するがために多数の壜を何段かに重ね積みしたとき、製品重量及び梱包方法により凸凹状態になる。 【0005】そして、このように凸凹状態になった板紙をそのまま再使用しようとすると、次の如き問題点が起こる。 ■ 壜は生産ラインにおいて自動的に生産され、機械上に並ぶ。そして並んだ多数の壜は所定の本数に達すると、梱包するため板紙の上を滑らせながら移動させ、載せる。このとき板紙が凸凹状態になっていると壜がスムーズに移動せず、転倒する事態が起こる。そして、これにより生産ラインが止まり、また大量の壜が不良品となる。 ■ 梱包後の移動中にガタツキが起こり、また各ユーザーでの開梱時に壜が倒れたりすることがある。そしてこの場合にはロット毎に不良になる。 以上のことから、板紙の凸凹を修正する必要がある。 【0006】本発明は上記の点に鑑みなされたものであって、使用した板紙の凸凹を効率よく修正し、よって再使用を可能となした板紙のリサイクル方法を提供せんとするものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】而して、本発明に係る板紙のリサイクル方法は、次の工程からなることを特徴とするものである。 a.板紙のライナーの両面に、特抄芯紙内にしみ込まない程度に加湿する工程。 b.板紙のライナーの両面をスポンジ状の部材を用いて擦り、汚れを拭き取る工程。 c.板紙を両面から、表面温度60℃以上100℃以下で加熱しつつ、1平方メートル当たり60t以下の圧力で加圧する工程。 d.板紙を冷却すると共に除湿する工程。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について説明する。本実施形態は、先ず再利用することができるか否かを検査する。これはCCDカメラ若しくは目視で、変形、傷、汚れの程度などを判別して検査する。次に板紙のライナーの両面をブラッシングすると共に圧力エアーで吹き飛ばし、ゴミと汚れを取る。 【0009】次に、板紙のライナー両面を特抄芯紙内にしみ込まない程度に加湿する。これは水を霧状にして板紙のライナーの両面に均等に吹き付けることによって行う。 【0010】次に、板紙のライナーの両面をスポンジ状の部材を用いて擦り、汚れを拭き取る。尚、汚れたスポンジ状の部材は洗浄し水分を取る。 【0011】次に、板紙を両面から、表面温度60℃以上100℃以下で加熱しつつ1平方メートル当たり60t以下の圧力で加圧する。また、これは金型を用い、両面の金型の表面温度を同じにして行う。そしてまた、加圧時間は3秒から20秒以下で行う。これらの条件は、板紙が4〜7枚の重ね板であって糊を使用していることから、糊が耐えることができ且つ凸凹を修正できる最低の温度と圧力で行おうとすることによるものである。 【0012】最後に、板紙を冷却すると共に除湿する。これは前記加圧、加熱後速やかに移動させ、移動後コーナーに加圧し、冷風又は風を吹き付けることにより冷却すると共に除湿する。 【0013】 【発明の効果】本発明によれば、使用して凸凹状態となった板紙を、効率よく修正して再使用を可能とするものである。而も、ゴミや汚れも取ると共に加熱によって滅菌処理も行うものであり、再使用する上で最適である。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】591104963 【氏名又は名称】株式会社トスコ 【識別番号】500429480 【氏名又は名称】有限会社ホーワパッケージ
|
| 【出願日】 |
平成12年9月13日(2000.9.13) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100073324 【弁理士】 【氏名又は名称】杉山 一夫
|
| 【公開番号】 |
特開2002−86123(P2002−86123A) |
| 【公開日】 |
平成14年3月26日(2002.3.26) |
| 【出願番号】 |
特願2000−277459(P2000−277459) |
|