| 【発明の名称】 |
圧力晶析装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】副島 宗矩
【氏名】卜部 克文
【氏名】元行 正浩
【氏名】吉田 紳吾
【氏名】植村 朋紀
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| 【要約】 |
【課題】加圧装置の下面への栓体の取り付け取り外しを容易とし、取り外した別位置でシール材の交換を行うようにして、シール材の交換を容易とした圧力晶析装置を提供すること。
【解決手段】上端部が開口し内部が処理室9とされた筒状の高圧容器8の上端開口部が栓体16により開閉自在に施蓋され、該栓体16は上下動自在なスライド15の下面に取り付けられ、該スライド15の移動により前記処理室9に軸方向力を付与して、該処理室9内の被処理物を晶析させる圧力晶析装置において、前記スライド15には、前記栓体16を着脱自在に取り付ける取付装置17が設けられている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 上端部が開口し内部が処理室とされた筒状の高圧容器の上端開口部が栓体により開閉自在に施蓋され、該栓体は上下動自在なスライドの下面に取り付けられ、該スライドの移動により前記処理室に軸方向力を付与して、該処理室内の被処理物を晶析させる圧力晶析装置において、前記スライドには、前記栓体を着脱自在に取り付ける取付装置が設けられたことを特徴とする圧力晶析装置。 【請求項2】 前記取付装置は、前記栓体をスライド下面に着脱自在に固定するロック装置と、前記栓体をスライドの下面において横方向に移動させる移動装置とを有することを特徴とする請求項1記載の圧力晶析装置。 【請求項3】 前記栓体は、前記高圧容器の開口部に挿入されるピストン部と、該ピストン部を取り付けるボルスタとを有し、前記ボルスタが前記スライド下面に固定され、該ボルスタに排液制御用のストップ弁が設けられていることを特徴とする請求項2記載の圧力晶析装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、圧力晶析装置に関する。 【0002】 【従来の技術】この種の圧力晶析装置として、例えば、特公昭61−34845号公報、特公平2−10682号公報、特公平4−6401号公報、特公平4−6402号公報等に記載のものが公知である。前記従来のものは、両端が開口し内部が処理室とされた筒状の高圧容器の両端開口部より、栓体を挿入して前記処理室に軸方向力を付与し、処理室内の被処理物(複数成分からなる液相または固・液混合物からなる原料(流動相混合物))を加圧して晶析させ(以下、「晶析工程」という)、その後、両栓体を相対接近させて液相成分を処理室外へ排出し、残った固相を圧搾しながら固液を分離し(以下、「分離工程」という)、その後、処理室から晶析物(固相)を取り出す(以下、「取出工程」という)ものであった。 【0003】そして、従来のものは、高圧容器が縦軸心に配置され、該容器の上方に加圧装置が配置され、該加圧装置の下面に栓体が取り付けられるよう構成されていた。また、前記栓体には、高圧容器との密封を行うためにOリングなどのシール材が取り付けられており、該シール材は消耗品であり、定期的な取り替えが必要であった。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】前記加圧装置の下面に取り付ける栓体は重量物であり、その取り付け取り外し作業は困難であった。また、栓体を加圧装置の下面に取り付けたままで、シール材の交換を行うことは、下面作業となり、作業性が悪かった。そこで、本発明は、加圧装置の下面への栓体の取り付け取り外しを容易とし、取り外した別位置でシール材の交換を行うようにして、シール材の交換を容易とした圧力晶析装置を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため、本発明は、次の手段を講じた。すなわち、本発明の特徴とするところは、上端部が開口し内部が処理室とされた筒状の高圧容器の上端開口部が栓体により開閉自在に施蓋され、該栓体は上下動自在なスライドの下面に取り付けられ、該スライドの移動により前記処理室に軸方向力を付与して、該処理室内の被処理物を晶析させる圧力晶析装置において、前記スライドには、前記栓体を着脱自在に取り付ける取付装置が設けられた点にある。 【0006】前記取付装置は、前記栓体をスライド下面に着脱自在に固定するロック装置と、前記栓体をスライドの下面において横方向に移動させる移動装置とを有するのが好ましい。前記栓体は、高圧容器の開口部に挿入されるピストン部と、該ピストン部を取り付けるボルスタとを有し、前記ボルスタが前記スライド下面に固定され、該ボルスタに排液制御用のストップ弁が設けられているのが好ましい。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。図1に示すものは、圧力晶析装置の全体図である。この圧力晶析装置は、下部のベース1と、上部のヘッド2とをタイロッド3で連結固定したフレーム4を有する。前記ベース1上には、栓体5であるピストンが縦軸姿勢で固定されている。このピストン5の両側に、高圧容器駆動用シリンダ6が立設されている。 【0008】前記高圧容器駆動用シリンダ6には、ピストンロッド7が上方に突出し、該ピストンロッド7の上端部に高圧容器8が固定され、該高圧容器8は、前記シリンダ6により上下方向移動自在とされている。前記高圧容器8は、上下端部が開口しその内部に処理室9を有した筒状に形成されている。この高圧容器8の下端開口部より、前記ピストン5の上端部が挿入されている。高圧容器8の下方移動限は、ピストン5の上端が高圧容器8の上端から露出する程度とされている。 【0009】前記ヘッド2には、加圧装置10が設けられ、該加圧装置10は、メインシリンダ11と小径の補助シリンダ12とを有する。各シリンダ11,12には下方に突出するピストン13,14を有し、該ピストン13,14の下端にスライド15が固定されている。前記スライド15の下面に栓体16である上蓋が、取付装置17を介して着脱自在に取り付けられている。図2〜4に示すように、前記取付装置17は、前記栓体16をスライド15下面に着脱自在に固定するロック装置18と、前記栓体16をスライド15の下面において横方向に移動させる移動装置19とを有する。 【0010】前記栓体16は、前記高圧容器8の開口部に挿入されるピストン部20と、該ピストン部20を取り付けるボルスタ21とを有する。そして、前記ピストン部20はホルダ22によって前記ボルスタ21に着脱自在に取り付けられている。前記ピストン部20の外周面には、Oリングなどのシール材23と、該シール材23をガイドするブッシュ24が嵌合されている。また、ピストン部20の下端面には、排液孔25が開口し、該開口部はフィルタ26によって施蓋されている。前記排液孔25は、ピストン部20の側面に開口し、ボルスタ21に設けられたストップ弁(高圧弁)27、オリフィスに連通している。この高圧弁27には、排液ライン28が接続されている。 【0011】前記ロック装置18は、スライド15の下面に設けられて、前記ボルスタ21をスライド15下面に固定するものである。このロック装置18は、上下方向揺動自在に枢支されたロックアーム29と、該アーム29の一端を押動する油圧シリンダ30と、該アーム29の戻りを行うスプリング31とを有する。前記油圧シリンダ30でアーム29を押動させることにより、該アーム29の他端側でボルスタ21をスライド15下面に固定する。油圧シリンダ30を非作動とすることにより、スプリング31によりアーム29のロック作用が解除される。 【0012】前記移動装置19は、前記ロック装置18のロック解除において、ボルスタ21が下方に落下しないようにボルスタ21を保持すると共に、該ボルスタ21を横方向に移動可能に保持する左右一対のレール32を有し、該レール32は、スライド15下面に取り付けられている。前記レール32の端部は、スライド15の外方に延出し、上蓋仮受け部33を構成している。この仮受け部33において、栓体16は上方に吊り上げ自在とされている。 【0013】さらに移動装置19には、前記レール32上のボルスタ21を横方向に移動させる横移動用シリンダ34を有し、該シリンダ34は前記スライド15に設けられている。このシリンダ34のピストンロッド35の先端に係合部36が設けられ、該係合部36に上方から着脱自在に係合する被係合部がボルスタ21に設けられている。前記スライド15の下面には、前記横移動用シリンダ34によって移動されてきたボルスタ21を位置決めするためのストッパー37が設けられている。このストッパー37は、前記レール32の端部に左右一対設けられ、左右のストッパー37によってハの字状の傾斜面が構成され、該傾斜面にボルスタ21のコーナ部が当接することにより、左右方向のセンタリングと前後方向の位置決めが行われる。 【0014】尚、ボルスタ21の位置決めを行うために、図3の仮想線で示すようなセンタリングピン38を用いることもできる。図5、6は、前記高圧弁27に接続される排液ライン28の詳細を示すものである。図5は、高圧容器8の処理室9に原料が供給された状態を示す。図6は、加圧装置10でスライド15を下降させて、容器8の上蓋16が閉じられ、晶析工程がスタートした状態を示す。晶析工程での液相は、排液ライン28を介して外部に排出し、容器8内に固相を残す。 【0015】その後、スライド15を上方に移動し、且つ、高圧容器8を下方に移動させて、ピストン5上に晶析物を露出させて、取出工程を行う。上蓋16の交換は、図1〜4に示す如く、ロック装置18のロックを解除し、移動装置19のシリンダ34を伸長させる。これにより、ボルスタ21はレール32上を移動してスライド15の外方の仮受け部33まで移動する。この仮受け部33において、図2の仮想線で示すように栓体16をクレーンにより吊り上げ、別位置に移動して、上蓋16のピストン部20を上方に反転して、シール材23などの取り替えを行う。 【0016】上蓋16の取り付けは、前記取り外しと逆の手順を行う。尚、本発明は、前記実施の形態に示すものに限定されない。例えば、栓体16として上蓋を例示したが、特公平4−6402号公報に示すようなピストンであっても良い。 【0017】 【発明の効果】本発明によれば、加圧装置の下面への栓体の取り付け取り外しが容易になるものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001199 【氏名又は名称】株式会社神戸製鋼所
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| 【出願日】 |
平成12年12月25日(2000.12.25) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100061745 【弁理士】 【氏名又は名称】安田 敏雄
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| 【公開番号】 |
特開2002−191902(P2002−191902A) |
| 【公開日】 |
平成14年7月10日(2002.7.10) |
| 【出願番号】 |
特願2000−393359(P2000−393359) |
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