トップ :: A 生活必需品 :: A63 スポ−ツ;ゲ−ム;娯楽




【発明の名称】 遊技機
【発明者】 【氏名】有留 範親

【要約】 【課題】遊技機の遊技盤側に位置する役物の一部を、できるだけ簡単に変更ができるように構成することにより、遊技者に対し、遊技機全体が新しい遊技機であるとの印象を与えることができる遊技機を提供すること。

【解決手段】遊技盤2には、始動始動口14Aへパチンコ球が入賞することにより動作する可動入賞装置7が設けられている。可動入賞装置7内に入ったパチンコ球が、可動入賞装置7内の作動部27が作動した状態で、可動入賞装置7内のパチンコ球通路24からVゾーン用収納部20bへ、入賞することにより特別遊技状態を発生する。その可動入賞装置7は、遊技盤2前面に主に位置する前側ユニット3と、遊技盤2裏面側に主に位置する、作動部27を作動させるための作動用ソレノイドH1を備えた後側ユニット4とに分離することができる構成からなる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】遊技球が、遊技盤に設けられた始動口へ入賞し、役物内の作動部が作動し、役物内に設けられた特定入賞口へ、遊技球が入賞することにより特別遊技状態を発生する遊技機において、前記役物が、遊技盤前面に主に位置する装飾用構造部と、遊技盤裏面側に主に位置する、前記作動部を作動させるための役物用機構部とに分離することができる構成からなることを特徴とする遊技機。
【請求項2】 請求項1に記載された遊技機において、前記装飾用構造部及び前記役物用機構部は、前記遊技盤に着脱可能に取り付けられていることを特徴とする遊技機。
【請求項3】 請求項1または請求項2に記載された遊技機において、前記装飾用構造部は、前記役物内に遊技球を入れるための開口部と、入った遊技球を前記役物用機構部内に導く通路とを備えることを特徴とする遊技機。
【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか一に記載された遊技機において、前記役物用機構部は、前記作動部と、この作動部を駆動する駆動源とを備えることを特徴とする遊技機。
【請求項5】 請求項1乃至請求項3のいずれか一に記載された遊技機において、前記役物用機構部は、遊技球を貯留できる貯留部を備えることを特徴とする遊技機。
【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれか一に記載された遊技機において、前記装飾用構造部の前面側は、前記装飾用構造部の後方側を収納するため遊技盤に設けられた開口より、大きな形状からなることを特徴とする遊技機。
【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれか一に記載された遊技機において、前記役物用機構部は、遊技球を貯留できる貯留部を回転させる回転駆動手段と、前記役物内で貯留部を上下動させる上下動駆動手段と、前記役物内の貯留部が上方へ移動した場合、その貯留部による遊技球の貯留状態を解除する解除部とを備えることを特徴とする遊技機。
【請求項8】 請求項1乃至請求項7のいずれか一に記載された遊技機において、前記役物内の構造物を金属性の表面を有するように形成し、その表面に光を当てる発光手段を備えたことを特徴とする遊技機。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばパチンコ遊技機等の遊技機に関し、特に、遊技盤に設けられた始動口へ遊技球が入賞することにより、役物内の作動部が作動する特別な役物を有する遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ遊技機の一例として、第二種特別電動役物を備える第2種のパチンコ遊技機がある。その第2種のパチンコ遊技機の遊技盤上には、例えば役物用羽根が閉じた状態である遊技者にとって不利な第1状態と、役物用羽根が開いた状態である遊技者にとって有利な第2状態に変化可能な変動入賞装置と、その変動入賞装置を始動させるための始動口とが配設されている。そして、パチンコ球が遊技盤上の始動口に入賞すると、変動入賞装置が遊技者に不利な第1状態から、遊技者に有利な第2状態に変化し、この第2状態において、変動入賞装置内の作動物が作動して、遊技球が変動入賞装置内の特定領域に入賞すると、遊技者にとって特に有利な特別遊技状態(大当たり状態)に変化する。特に有利な特別遊技状態(大当たり状態)になると、第1状態と第2状態との間の変化が、30秒間に15回程度生じるように、役物用羽根が開閉するので、役物用羽根が開いた状態で、多数の遊技球が入賞可能となって、遊技者の興趣を増大させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかるパチンコ遊技機の場合、遊技者の人気の移り変わりによって、流行の隆盛下降が激しく、人気が無くなって商品価値が少なくなったパチンコ遊技機については、遊技店等は、新しい別種類のパチンコ遊技機にできるだけ早く替えたいとの要請がある。その一方、新しい別種類のパチンコ遊技機を設計製造するには、大きなコストを要する他に、既存のパチンコ遊技機の処理処分は、ゴミ問題の関係上、社会問題化し、その対策が必要となった。そのため、既に設計されたパチンコ遊技機を、できるだけ簡単に変更できて、そのパチンコ遊技機が、新しいものであるとの印象を遊技者に与えることは、遊技店及び遊技機製造メーカ等にとって、重要な意義がある。また、変動入賞装置等の役物が故障した場合であっても、できるだけ容易に分解して修理できるのが望ましい。本発明は、前記従来の問題点を解消するためになされたものであり、遊技機の遊技盤側に位置する役物の一部を取り外して、できるだけ簡単に変更ができるように構成することにより、遊技者に対して、遊技機全体が新しい遊技機であるとの印象を与えることができる遊技機を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため、請求項1に係る発明によれば、遊技球が、遊技盤に設けられた始動口へ入賞し、役物内の作動部が作動し、役物内に設けられた特定入賞口へ、遊技球が入賞することにより特別遊技状態を発生する遊技機において、前記役物が、遊技盤前面に主に位置する装飾用構造部と、遊技盤裏面側に主に位置する、前記作動部を作動させるための役物用機構部とに分離することができる構成からなることを特徴とする。このように遊技盤前面側の役物の装飾用構造部が、遊技盤裏面側の役物用機構部から分離できるので、遊技盤前面から装飾用構造部を外して、新しい装飾用構造部を取り付けることにより、新しい装飾用構造部及び役物用機構部からなる役物に変更することができ、装飾用構造部の変更によって、遊技者に対しては、遊技機全体が新しい遊技機であるとの印象を与えることができる。また、遊技盤前面の役物が故障等した場合、装飾用構造部と、役物用機構部とを分離することにより、役物を容易に分解して修理できる。尚、役物内の作動部は、役物用機構部に設置されていてもよいし、役物用機構部以外の装飾用構造部その他の部分に設置されていてもよい。そして、作動部は、役物内で何らかの作動をするものであればよく、例えば、パチンコ球をパチンコ球通路上に保持するための作動部であってよいし、それ以外に、回転部材、羽根部材及び可動部材等であってもよい。
【0005】請求項2に係る発明によれば、請求項1に記載の遊技機において、前記装飾用構造部及び役物用機構部は、前記遊技盤に着脱可能に取り付けられていることを特徴とする。それにより、遊技盤前面から装飾用構造部を外して、新しい装飾用構造部を遊技盤に取り付けるとともに、役物用機構部を遊技盤から外して、新しい役物用機構部を遊技盤に取り付けることができる。
【0006】請求項3に係る発明によれば、請求項1または請求項2に記載の遊技機において、前記装飾用構造部は、前記役物内に遊技球を入れるための開口部と、入った遊技球を前記役物用機構部内に導く通路とを備えることを特徴とする。それにより、遊技球を、装飾用構造部の開口部から入れて、役物用機構部内に導くことができるので、遊技球の流れを見ている遊技者の注目を集めることができる。この場合、役物用機構部内に入った遊技球を装飾用構造部側に再び出てくるようにするのが望ましい。このように装飾用構造部が、かかる開口部及び通路を備える場合、装飾用構造部から、役物用機構部へ遊技球を導くことができるので、役物用機構部内において、遊技球を用いた遊技者の関心を引くような演出等が可能となり、遊技球の流れを見ている遊技者の注目を集めることができる。それにより、装飾用構造部において、遊技者の関心を引くような演出等の必要性が乏しくなり、装飾用構造部の設計自由度が高まって、新しい装飾用構造部を容易に取り替えることができる。また、役物用機構部は、装飾用構造部から遊技球を入れる構成を最低限備えており、その他の構成については、任意な設計が可能であるので、その設計自由度が高まって、設計変更が容易になる。そして、遊技球を入れるための開口部等を備える装飾用構造部を、遊技盤前面から取り外して、新しい装飾用構造部を役物用機構部に取り付けることにより、新しい装飾用構造部及び役物用機構部からなる役物に変更することができ、遊技者に対して、新しい遊技機であるとの印象を与えることができる。
【0007】請求項4に係る発明によれば、請求項1乃至請求項3のいずれか一に記載の遊技機において、前記役物用機構部は、前記作動部と、この作動部を駆動する駆動源を備えることを特徴とする。この場合、作動部は例えば回転部材、羽根部材及び可動部材等であってもよいし、それ以外のものであってもよい。そして、作動部の作動としては、回転部材の回転、羽根部材の羽根の揺動、可動部材の移動等であってもよい。それにより、作動部が、駆動源の駆動力を利用して作動することによって、例えば遊技者の関心を引くような演出等が可能となる。そして、このような役物用機構部を用いる場合、装飾用構造部に作動部を設けなくても、遊技者の関心を引くような演出等が可能となるので、装飾用構造部の設計変更が容易になって、新しい装飾用構造部を容易に取り替えることができる。また、役物用機構部は、作動部及びこれを駆動する駆動源を最低限備えており、その他の構成については、任意な設計が可能であるので、その設計自由度が高まって、設計変更が容易になる。
【0008】また、請求項5に係る発明によれば、請求項1乃至請求項3のいずれか一に記載された遊技機において、前記役物用機構部は、遊技球を貯留できる貯留部を備えるので、貯留部に貯留された遊技球を用いて、遊技者の関心を引くような演出等が可能となる。このような役物用機構部を用いる場合、装飾用構造部に、貯留部を設けなくても、遊技者の関心を引くような演出等が可能となるので、装飾用構造部の設計自由度が高まって、役物用機構部に対して、新しい装飾用構造部を容易に取り付けることができる。そのため装飾用構造部において、遊技者の関心を引くような演出等の必要性が乏しくなり、設計自由度が高まって、役物用機構部に対して、新しい装飾用構造部を容易に取り付けることができる。また、役物用機構部は、貯留部を最低限備えており、その他の構成については、任意な設計が可能であるので、その設計自由度が高まって、設計変更が容易になる。
【0009】また、請求項6に係る発明によれば、請求項1乃至請求項5のいずれか一に記載された遊技機において、前記装飾用構造部の前面側は、前記装飾用構造部の後方側を収納するため遊技盤に設けられた開口より、大きな形状からなることを特徴とする。それにより、装飾用構造部と役物用機構部とを結合した際、装飾用構造部の前面側が、両者を結合させた見栄えのしにくい部分を隠すことができる。
【0010】また、請求項7に係る発明によれば、請求項1乃至請求項6のいずれか一に記載の遊技機において、前記役物用機構部は、遊技球を貯留できる貯留部を回転させる回転駆動手段と、前記役物内で貯留部を上下動させる上下動駆動手段と、前記役物内の貯留部が上方へ移動した場合、その貯留部による遊技球の貯留状態を解除する解除部とを備えることを特徴とする。それにより、遊技球を貯留する貯留部が回転しながら、役物内の貯留部が上方へ移動した場合、貯留部に貯留された状態の遊技球の貯留状態を解除できる。このような役物内の遊技球の転動は、斬新なものであり、遊技者にとって興趣を増大させることができる。この場合、貯留部は、遊技球を貯留できる貯留用凹部を回転部材の周囲に多数備える構成であるのが望ましい。
【0011】請求項8に係る発明によれば、請求項1乃至請求項7のいずれか一に記載の遊技機において、前記役物内の構造物を金属性の表面を有するように形成し、その表面に光を当てる発光手段を備えたことを特徴とする。このように役物内の構造物が金属性の表面を有し、発光手段がその構造物の表面に光を当てるので、金属性の表面で反射された光は、遊技者の視覚に訴えて、興趣を増大させることができる。この場合、発光手段は、役物内の構造物の上方から光を当てるのが望ましいが、必要に応じて、役物内の構造物の内部にも発光手段を設置しても良い。そして、仮に、役物内の構造物に発光手段を設置できない構成であっても、金属性の表面で反射された光でもって、役物内の構造物があたかも発光しているような印象を遊技者に与えるので、遊技者の視覚に訴えることができる。具体的には、役物内の構造物の表面が、メッキされている場合、メッキされた構造物の表面は、光の反射率が高く、また、メッキ内部の構造物の素材は、金属に限定されず、例えば樹脂等の軽量な素材でもって形成することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るパチンコ機について、本発明を具体化した実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は実施形態に係るパチンコ遊技機の遊技盤2を示した正面図である。図2は実施形態に係るパチンコ遊技機の遊技盤2から前側ユニット3及び後側ユニット4を取り外した状態を、前側(遊技者側)ら見た斜視図であり、図3は、遊技盤2から前側ユニット3及び後側ユニット4を取り外した状態を、後側から見た斜視図である。図4は、遊技盤2から前側ユニット3及び後側ユニット4を取り外した状態の側面図である。図5は、遊技盤2に前側ユニット3及び後側ユニット4を組み付けた側面図である。パチンコ遊技機は、いわゆる第二種パチンコ機であって、図1において、パチンコ遊技機の遊技盤2上には、後述する始動口、可動入賞装置等の各種構造物が配設されている。
【0013】この場合、前側ユニット3は、遊技盤2前面の役物の装飾用構造部であり、後側ユニット4が、役物内の作動部を作動させるための役物用機構部である。この遊技盤2には、図2及び図3に示すように、前側ユニット3の後方側を収納するため、やや大きめの開口2Aが形成されているので、前側ユニット3を開口2A内に収納した状態で、後側ユニット4を前側ユニット3に結合することができる。但し、前側ユニット3の前面に位置する装飾板X2は、遊技盤2の開口2Aよりも大きめの構成であるので、前側ユニット3及び後側ユニット4を組み付ける際、装飾板X2が、前側ユニット3及び後側ユニット4を結合させた見栄えのしにくい部分を隠すことができる。そして、図1に示すように、例えば締め付け用のネジ等の締め付け部材X1でもって、遊技盤2の前面側から前側ユニット3を取り付けることができる。また、図3に示すように、後側ユニット4を締め付け用の穿設溝Y1等に、不図示のビス、ネジ等の締め付け部材を用いて、遊技盤2の後面側から取り付けことができる。この場合、必要に応じて、締め付け部材(図示せず)等を用いて、前側ユニット3と後側ユニット4とを相互に固定してもよい。
【0014】このように遊技盤2の前面に位置する前側ユニット3を、遊技盤2の裏面側に主に位置する後側ユニット4から分離することができ、遊技盤2の前面から前側ユニット3を容易に外して、新しい別種類の前側ユニット3を取り付けることができる。そのため、前側ユニット3を変更することにより、簡単にモデルチェンジができ、遊技者に対しては、新しい別種類のパチンコ遊技機であるとの印象を与えることができる。また、必要に応じて、前側ユニット3を所定期間だけ使用して老朽化した場合、あるいは、故障が起きた場合、新しい同じ種類の前側ユニット3と取り替えても良い。
【0015】次に、実施形態に係る遊技盤2前方の遊技領域6の全体構成について、図1に基づき説明する。遊技領域6のほぼ中央には、役物としての可動入賞装置7が配置されている。この可動入賞装置7の左右には、電飾ランプ8、9が設けられている。その可動入賞装置7と電飾ランプ8、9との間の上方には、入賞口10、11が設けられており、更に、入賞口10、11の下方であって、電飾ランプ8、9の左右側方には、入賞口12、13が設けられている。その入賞口12、13及び可動入賞装置7の下方には、始動口部材14が設置されており、この始動口部材14の中始動口14A、左始動口14B及び右始動口14Cが設けられている。これら中始動口14A、左始動口14B及び右始動口14Cにパチンコ球が入賞すると、所定数の賞球を払い出すと共に、可動入賞装置7の大入賞口15の開閉扉16を所定回数だけ開閉する。例えば、中始動口14Aにパチンコ球が入賞すると、一定時間のインターバル(例えば1秒間)を置いた後に、開閉扉16が、所定時間(例えば0.5秒間の2回で1秒間)開放する。また、左始動口14B及び右始動口14Cに、パチンコ球が入賞すると、一定時間のインターバル(例えば1秒間)を置いた後に、開閉扉16が、所定時間(例えば0.5秒間)だけ1回開放する。
【0016】これら中始動口14Aと左始動口14Bとの間には、左側の表示用LED14Dが配設されており、また、中始動口14Aと右始動口14Cとの間には、右側の表示用LED14Eが配設されている。そして、表示用LED14D及び表示用LED14Eは、左始動口14B及び右始動口14Cに、パチンコ球が入賞した場合、一定時間のインターバル(例えば1秒間)を置いた後に、開閉扉16が所定時間(例えば0.5秒間)だけ開放するに際し、左始動口14B及び右始動口14Cに、パチンコ球の入賞直後から、所定時間(1.5秒間、すなわち、0.5秒間と1秒間との合計時間分)、点灯するように構成されている。
【0017】また、表示用LED14D及び表示用LED14Eは、中始動口14Aに、パチンコ球が入賞した場合、一定時間のインターバル(例えば1秒間)を置いた後に、開閉扉16が所定時間(例えば0.5秒間の2回で1秒間)だけ開放するに際し、パチンコ球の入賞直後から、所定時間(2秒間、すなわち、1秒間と1秒間との合計時間分)、点灯するように構成されている。
【0018】次に、可動入賞装置7について、図6乃至図19に基づいて説明する。図6乃至図9は、本実施形態に係る可動入賞装置7の拡大斜視図であって、図6乃至図9では、パチンコ球をパチンコ球通路24上に保持するための作動部27の前方側27cが上側へ移動した場合を示す。図10及び図11は、可動入賞装置7の内部を拡大して示す縦断面図である。図12は、可動入賞装置7内の回転部材20等の周囲の部品を拡大して示す斜視図であって、図13は、同じく可動入賞装置7内の回転部材20等の周囲の部品を拡大して示す側面図である。図14は、可動入賞装置7内の駆動モータ33、37の周囲の部品を拡大して示す斜視図であって、図15は、可動入賞装置7内の駆動モータ33、37の周囲の部品を拡大して示す側面図である。図16は、可動入賞装置7を下方から見た拡大底面図である。図17は、可動入賞装置7の内部に設けられた回転部材20及びパチンコ球通路24等を拡大して示す平面図である。図18は、可動入賞装置7の拡大正面図である。図19(a)は、回転部材20のみの拡大正面図であり、図19(b)は、回転部材20のみの拡大平面図である。
【0019】可動入賞装置7の上方には、賞球払い出し用の入賞口17が設けられている。この入賞口17内にパチンコ球が入賞すると、入賞口スイッチ(図示せず)によって、その入賞したパチンコ球が検出されることにより、所定数の賞球が払い出される。可動入賞装置7の入賞口17の下方には、横幅が広くなる大入賞口15が設けられ、この大入賞口15は、ほぼ長四角形状に形成されている。その大入賞口15の前方には、開閉扉16が開閉可能に覆われている。この開閉扉16は、可動入賞装置7の裏面側に配設される開閉用ソレノイド18(図4等参照)の作動に基づいて、開閉扉16の下方基部16a(図10参照)を回転中心として開閉される。その大入賞口15内には、パチンコ球が入賞すると、入賞口スイッチ(図示せず)によって、その入賞したパチンコ球が検出されることにより、所定数の賞球が払い出される。
【0020】その可動入賞装置7の大入賞口15の下方には、遊技内容を興趣に富むものとするための回転部材20が設けられており、その可動入賞装置7内には、その回転部材20を上下動可能に収納できる大きさの空間部21が形成されている。この回転部材20は、いわゆるUFO型といわれ、上方に向かうほど先細りとなる形状を有し、その下方側に多数の凹部20aを有している(図19参照)。この空間部21に位置する回転部材20の上方には、図10に示すように、発光手段としての複数の発光ダイオードL1が内設されており、この発光ダイオードL1から発せられた光が、空間部21に面する透光性の周囲壁21aを介して、回転部材20に向かって発せられる。この場合、発光ダイオードL1から発する光の色を回転部材20の回転動作及び上下動作に連動させて、変化させるのが望ましい。
【0021】この空間部21には、大入賞口15と連通するパチンコ球通路22(図9参照)の出口23が形成されているので、大入賞口15に入賞したパチンコ球が、パチンコ球通路22の出口23から、空間部21内に出てくることになる。その回転部材20の周囲には、図17に示すように、環状のパチンコ球通路24が設けられており、このパチンコ球通路24上を、パチンコ球通路22の出口23から出てきたパチンコ球が移動する。そのパチンコ球通路24の前側の一部には、切り欠いたパチンコ球排出口25が設けられており、このパチンコ球排出口25の前方の遊技者側には、パチンコ球を受ける球受け部26が設けられているので、パチンコ球通路24上のパチンコ球は、パチンコ球排出口25を介して、球受け部26に導かれる。そして、球受け部26とパチンコ球排出口25との間には、基端部27bを回転中心として回動して、前方側27cを上下動させる作動部27が設けられている。その作動部27の前方側27cは、作動用ソレノイドH1の動作でもって、上側へ移動した場合(図6乃至図10参照)、パチンコ球通路24上をパチンコ球が移動するのを許容するのに対して、その作動部27の前方側27cが下側へ移動した場合、パチンコ球通路24上を移動するパチンコ球が、パチンコ球排出口25に導かれることになる。このようなパチンコ球の転動は、斬新なものであり、遊技者にとって興趣を増大させることができる。
【0022】その作動部27は、図16に示すように、その基端側軸部27bに連結部材27aを取り付けており、この連結部材27aは作動用ソレノイドH1のプランジャH2と連結する。そして、作動用ソレノイドH1が作動して、プランジャH2が伸縮することにより、連結部材27aは回動ピン27cを回転中心として回動させことができる。そして、連結部材27aの先端部27a1が、基端側軸部27bに取り付けられた作動部27b1を移動させるので、基端側軸部27bを回動中心として、作動部27の前方側27cを上下動させる。そして、作動部27の前方側27cが上方に位置する場合、パチンコ球がパチンコ球通路24上で移動して、回転部材20の凹部20aで貯留できるのに対して(図6乃至図9参照)、作動部27の前方側27cが下方に位置する場合、パチンコ球をパチンコ球排出口25を介して下方に落下させることができる。
【0023】この場合、パチンコ球通路24は、回転部材20の凹部20aよりも高い位置にあるので、作動部27の前方側27cが上側へ移動した場合、パチンコ球通路24上をパチンコ球が移動しながら速度が落ち、回転部材20の凹部20aの内のどこかに落下し、回転部材20の周囲の1個の凹部20aには、1個のパチンコ球がパチンコ球通路24から収納される。しかし、その作動部27の前方側27cが下側へ移動した場合、パチンコ球通路24は、図11に示すように、やや前方に傾く斜面となっているので、パチンコ球通路24上を移動するパチンコ球は、パチンコ球通路24の前側における前側ユニット3のパチンコ球排出口25に導かれる。そして、排出口25から作動部27に導かれたパチンコ球は、図10に示すように、球受け部26を介して、下方に導かれるようになっており、その後再び、後側ユニット4に導かれるようになっている。
【0024】この回転部材20の周囲の凹部20aの内のいずれか一箇所(図示の場合一箇所)に、大当たりとなるVゾーン用収納部20b(図17参照)が設けられており、このVゾーン用収納部20bに、パチンコ球が入賞すると、Vゾーン用スイッチ(図示せず)によって、その入賞したパチンコ球が検出されることにより、遊技者にとって有利な特定遊技状態(いわゆる「大当たり」となって多数の賞球が払い出される状態)となって、多くの賞球が払い出される。この場合、回転部材20は、パチンコ球通路24の内側を回転するので、パチンコ球通路24上を移動するパチンコ球が、回転部材20のどの凹部20aに収納するか否かは偶然による。そのためVゾーン用収納部20bに、パチンコ球が収納される確率は、必ずしも高いものではない。しかし、沢山のパチンコ球が回転部材20の多くの凹部20aに収納されて貯留されると、多くの凹部20aがパチンコ球によって塞がれるので、Vゾーン用収納部20bに、パチンコ球が収納する確率は高くなり、遊技者にとって、特に有利な特別遊技状態(大当たり)になるという期待感が高まる。
【0025】このVゾーン用収納部20bは、回転部材20の周囲に設けられたその他の凹部20aと異なって(図12及び図13参照)、底部がなく、下方に落下する構成となっている。そのため、Vゾーン用収納部20bの下方には、図16に示すように、落下するのを防止するための蓋体20cを設け、蓋体20cとプランジャ20dとを作動部材20eでもって連結する。そして、蓋体20cの駆動用ソレノイド20fが作動して、プランジャ20dが伸縮することにより、作動部材20e及び蓋体20cを移動させることができるので、Vゾーン用収納部20bの下方に蓋体20cがある場合、パチンコ球を収納して貯留できるのに対して、Vゾーン用収納部20bの下方から蓋体20cを外した場合、パチンコ球を下方に落下させることができる。そして、Vゾーン用収納部20bから落下したパチンコ球を、パチンコ球検出手段としてのVゾーン用スイッチ(図示せず)が検出することができる。このように蓋体20cを設けた理由は、Vゾーン用収納部20bに、パチンコ球が1個入った場合、蓋体20cを閉じて、連続してパチンコ球が入るのを防止するためである。
【0026】次に、回転部材20の回転動作及び上下動作について、図12乃至図15を参照しながら説明する。その回転部材20の内側下方には、図14及び図15に示すように、回転部材20を装着するため、上下方向に延びる軸部30が設けられており、その軸部30の下方側には、回転部材20の回転動作のため、上下方向に所定の厚さを有するギヤ部31が設けられている。このギヤ部31の側部には、回転部材20及び軸部30を一体的に回転させるための、駆動ギヤ32が設けられており、これらギヤ部31と駆動ギヤ32とが歯合している。そして、駆動ギヤ32の下方には、駆動ギヤ32を回転させるための、回転動作用の第1駆動モータ33が設けられている。
【0027】また、駆動ギヤ32の下方には、エンコーダ用鍔部34が設けられており、エンコーダ用鍔部34の側方には、エンコーダ用検出部35が設けられている。そして、エンコーダ用検出部35は、エンコーダ用鍔部34に基づいて、回転動作用のエンコーダ用信号を出力でき、このエンコーダ用信号は、回転動作用の第1駆動モータ33の制御のために使用することができる。そして、回転動作用の第1駆動モータ33が駆動する場合、エンコーダ用検出部35の検出に基づいて、駆動ギヤ32を回転させ、更にギヤ部31、軸部30及び回転部材20を回転させることになるので、第1駆動モータ33等は、パチンコ球を貯留できる回転部材20(貯留部)を回転させるための回転駆動手段として機能する。
【0028】また、軸部30の側方(図14乃至図16の左側)には、上下動作用の第2駆動モータ37が設けられている。この第2駆動モータ37の下方には、第2駆動モータ37の駆動力を伝達するための、駆動ギヤ38が設けられている。この駆動ギヤ38の側部には、回転部材20及び軸部30を上下動させるための、駆動ギヤ39が設けられており、これら駆動ギヤ39と駆動ギヤ38とが歯合している。この上下動作用の第2駆動モータ37等は、パチンコ球を貯留できる回転部材20(貯留部)を上下動させるための、上下動駆動手段として機能する。
【0029】この駆動ギヤ38の下方には、エンコーダ用鍔部40が設けられており、エンコーダ用鍔部40の側方には、エンコーダ用検出部41が設けられている。そして、エンコーダ用検出部41は、エンコーダ用鍔部40に基づいて、上下動させるための、エンコーダ用信号を出力でき、エンコーダ用信号は、第2駆動モータ37の制御のために使用することができる。そして、駆動ギヤ39の上部には、カム用突起42と、カム用突起42に沿って摺動するカム溝43とが設けられている。そのため、駆動ギヤ39が一方向へ回動すると、カム用突起42がカム溝43内で摺動することにより、回転部材20及び軸部30等を、図12及び図13に示すように、上方向へ移動させることができる。一方、駆動ギヤ39が反対方向へ回動すると、カム用突起42がカム溝43内で摺動することにより、回転部材20及び軸部30等を、図14及び図15に示すように、下方向へ移動させることができる。
【0030】そして、回転部材20及び軸部30等は、図14及び図15に示す位置で停止した状態で、回転部材20が回転する場合、パチンコ球通路24よりも低い位置になるので、回転部材20の凹部20aに、パチンコ球の貯留状態を維持することができる。その後、回転部材20及び軸部30等は、図14及び図15に示す下方位置から、図12及び図13に示す上方位置で移動する。そして、回転部材20がパチンコ球通路24よりも高い位置になると、凹部20aの底面20a1が外側に傾いた傾斜面をなすので、回転部材20の凹部20aに貯留されたパチンコ球が、凹部20aからこぼれ落ちて、パチンコ球通路24に落下して、作動部27の前方側27cが下側へ移動した場合、パチンコ球通路24上を移動するパチンコ球が、パチンコ球排出口25に導かれることになる。
【0031】そして、パチンコ球を貯留する回転部材20が回転しながら、可動入賞装置7内の空間部21内で回転部材20を上下動させ、回転部材20が上方へ移動してパチンコ球通路24の周囲壁24aを越えた場合(図18参照)、回転部材20の凹部20aに貯留されたパチンコ球の貯留状態を解除できる。従って、回転部材20の凹部20aの底面20a1、パチンコ球通路24の周囲壁24aが、上下動用のモータ33の駆動に伴って、回転部材20のパチンコ球の貯留を解除する解除部として機能する。その回転部材20は、軽量化を図るべく、例えば樹脂等の軽量な素材でもって形成してもよく、その表面は、図19(a)及び図19(b)に示すように、例えば金、銀等の金属メッキK1が施されており(図19の点が多数施された部分)、発光ダイオードL1が透光性の周囲壁21aを介して、回転部材20に向かって発光するため、回転部材20の表面に受けた光は、四方に反射させて、遊技者の注目を集めることができる。そして、可動入賞装置7内の空間部21内の回転部材20の周囲に設けられた壁についても、例えば金、銀等の金属メッキが施された場合、更に、この周囲の壁で反射された反射光が、遊技者に向かって照射するため、遊技者の注目を集めることができる。
【0032】以上説明した通り、この実施形態に係るパチンコ遊技機によれば、遊技盤2に設けられた始動始動口14A等へ入賞することにより、可動入賞装置7内の作動部27が作動して、可動入賞装置7(役物)内に入ったパチンコ球が、可動入賞装置7内に設けられたVゾーン用収納部20b(特定入賞口)へ、入賞することにより特別遊技状態を発生する。その可動入賞装置7(役物)が、遊技盤2の前面主に位置する前側ユニット3(装飾用構造部)と、遊技盤2の裏面側に主に位置する、前記作動部27を作動させるための作動用ソレノイドH1を備えた後側ユニット4(役物用機構部)とに分離することができる構成からなるので、必要に応じて、前側ユニット3(装飾用構造部)を取り外して、新しい前側ユニット3(装飾用構造部)を取り付けるだけで、遊技者に対しては、新しい別種類のパチンコ遊技機であるとの印象を与えることができる。この可動入賞装置7が故障した場合であっても、前側ユニット3及び後側ユニット4を分離することができるので、容易に修理できる。
【0033】特に、前側ユニット3の回転部材20及び大入賞口15等は、遊技盤2の前面に位置して、遊技者の注目を集める装飾用構造部として機能するので、遊技者の興趣を増大させることができるが、人気が無くなって商品価値が少なくなった場合には、前側ユニット3を取り替えて、モデルチェンジするのが望ましい。その際、作動部27等を作動させるためのソレノイドH1等を備える後側ユニット4(役物用機構部)から、前側ユニット3(装飾用構造部)を取り外して、新しい別種類の前側ユニット3(別種類の装飾用構造部)を、後側ユニット4に取り付けた場合でも、ソレノイドH1等を別の目的のために使用できる可能性がある。それにより、ソレノイドH1等をできるだけ使用できるように、そのことを考慮した新しい別種類の前側ユニット3を、後側ユニット4側に装着できるのが望ましい。そして、遊技盤2前面に位置する可動入賞装置7の前側ユニット3を、遊技盤2裏面の後側ユニット4から分離することができる場合、遊技盤2前面から前側ユニット3を容易に外すことができるので、可動入賞装置7内の球詰まり等についても、容易に修理できる。更に、かかる構成の場合、後側ユニット4は、前側ユニット3の大きさに特に制限されずに、自由に設計できるので、設計の際の自由度が増すことになる。
【0034】尚、本発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。遊技機の一例として第2種パチンコ遊技機を例示したが、それ以外の第1種または第3種パチンコ遊技機であってもよいし、それ以外のスロット機等の遊技機であっても良い。また、役物は、必ずしも可動入賞装置に限ったものではなく、役物用羽根が開閉する構成の他、その他のものでも良い。その可動入賞装置内の構造物についても、必ずしも回転部材である必要はなく、その他の移動部材であってもよく、その移動部材の駆動方法として、ソレノイドでもって動作する構成であってもよい。そして、作動部は、役物内で何らかの作動をするものであればよく、例えば、パチンコ球をパチンコ球通路24上に保持するための作動部27としたが、別の実施の形態においては、回転部材、羽根部材及び可動部材等であってもよい。また、可動入賞装置は、遊技球としてのパチンコ球を貯留する構成として、上記回転部材20の凹部20aという構成以外のものであってもよい。更に、装飾用構造部は必ずしも前側ユニット3からなる必要はなく、また、役物用機構部は必ずしも後側ユニット4からなる必要はなく、その構成及び形態は任意に変更できる。
【0035】
【発明の効果】以上説明した通り、請求項1に係る遊技機によれば、遊技球が、遊技盤に設けられた始動口へ入賞して、役物内に設けられた特定入賞口へ、遊技球が入賞することにより特別遊技状態を発生する遊技機において、前記役物が、遊技盤前面に主に位置する装飾用構造部と、遊技盤裏面側に主に位置する、前記作動部を作動させるための役物用機構部とに分離することができる構成からなるので、遊技盤前面から装飾用構造部を外して、例えば新しい装飾用構造部を取り付けることにより、新しい装飾用構造部及び役物用機構部からなる役物に変更することができる。このように遊技盤前面に主に位置する装飾用構造部を変更することによって、遊技者に対して、遊技機全体が新しい遊技機であるとの印象を与えることができる。また、役物が故障した場合、装飾用構造部と、役物用機構部とを分離することにより、容易に役物を分解して修理できる。
【0036】また、請求項2に係る遊技機によれば、装飾用構造部及び役物用機構部は、前記遊技盤に着脱可能に取り付けられているので、遊技盤前面から装飾用構造部を容易に外して、新しい装飾用構造部を遊技盤に取り付けることができるとともに、役物用機構部を遊技盤から容易に外して、新しい役物用機構部を遊技盤に取り付けることができる。
【0037】また、請求項3に係る遊技機によれば、装飾用構造部は、前記役物内に遊技球を入れるための開口部と、入った遊技球を前記役物内に導く通路とを備えるので、その開口部等を備える装飾用構造部を遊技盤前面から取り外して、新しい装飾用構造部を取り付けることができる。このように装飾用構造部が、かかる開口部及び通路を備える場合、装飾用構造部から役物用機構部へ遊技球を導くことができるので、役物用機構部内において、遊技球を用いた遊技者の関心を引くような演出等が可能となり、遊技球の流れを見ている遊技者の注目を集めることができる。それにより、装飾用構造部において、遊技者の関心を引くような演出等の必要性が乏しくなり、装飾用構造部の設計自由度が高まって、新しい装飾用構造部を容易に取り替えることができる。また、役物用機構部は、装飾用構造部から遊技球を入れる構成を最低限備えており、その他の構成については、任意な設計が可能であるので、その設計自由度が高まって、設計変更が容易になる。
【0038】また、請求項4に係る遊技機によれば、前記役物用機構部は、前記作動部と、この作動部を駆動する駆動源とを備えるので、作動部が駆動源の駆動力を利用して作動することにより、例えば遊技者の関心を引くような演出等が可能となる。このような役物用機構部を用いる場合、装飾用構造部に、作動部を設けなくても、遊技者の関心を引くような演出等が可能となるので、装飾用構造部において、遊技者の関心を引くような演出等の必要性が乏しくなる。そのため装飾用構造部の設計自由度が高まって、役物用機構部に対して、新しい装飾用構造部を容易に取り付けることができる。また、役物用機構部は、作動部及びこれを駆動する駆動源を最低限備えており、その他の構成については、任意な設計が可能であるので、その設計自由度が高まって、設計変更が容易になる。
【0039】また、請求項5に係る遊技機によれば、前記役物用機構部は、遊技球を貯留できる貯留部を備えるので、貯留部に貯留された遊技球を用いて、遊技者の関心を引くような演出等が可能となる。このような役物用機構部を用いる場合、装飾用構造部に、貯留部を設けなくても、遊技者の関心を引くような演出等が可能となるので、装飾用構造部において、遊技者の関心を引くような演出等の必要性が乏しくなる。そのため装飾用構造部の設計自由度が高まって、役物用機構部に対して、新しい装飾用構造部を容易に取り付けることができる。また、役物用機構部は、貯留部を最低限備えており、その他の構成については、任意な設計が可能であるので、その設計自由度が高まって、設計変更が容易になる。
【0040】また、請求項6に係る遊技機によれば、前記装飾用構造部の前面側は、前記装飾用構造部の後方側を収納するため遊技盤に設けられた開口より、大きな形状からなるので、装飾用構造部と役物用機構部とを結合した際、装飾用構造部の前面側が、両者を結合させた見栄えのしにくい部分を隠すことができる。
【0041】また、請求項7に係る遊技機によれば、役物用機構部は、遊技球を貯留できる貯留部を回転させる回転駆動手段と、前記役物内で貯留部を上下動させる上下動駆動手段と、前記役物内の貯留部が上方へ移動した場合、その貯留部による遊技球の貯留状態を解除する解除部とを備えるので、遊技球を貯留する貯留部が回転しながら、役物内で貯留部を上下動させ、役物内の貯留部が上方へ移動した場合、貯留部に貯留された状態の遊技球の貯留状態を解除できる。このような役物内の遊技球の転動は、斬新なものであり、遊技者にとって興趣を増大させることができる。
【0042】また、請求項8に係る遊技機によれば、役物内の構造物を金属性の表面を有するように形成し、その表面に光を当てる発光手段を備えたので、発光手段がその構造物の金属性の表面に光を当てて、当てた光を反射させる。それにより、金属性の表面で反射された光は、遊技者の視覚に訴えて、興趣を増大させることができる。
【出願人】 【識別番号】000121693
【氏名又は名称】奥村遊機株式會社
【出願日】 平成13年5月31日(2001.5.31)
【代理人】 【識別番号】100098431
【弁理士】
【氏名又は名称】山中 郁生 (外2名)
【公開番号】 特開2002−355396(P2002−355396A)
【公開日】 平成14年12月10日(2002.12.10)
【出願番号】 特願2001−164415(P2001−164415)