| 【発明の名称】 |
遊技機の電飾装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】市原 高明
【氏名】六鹿 真次
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| 【要約】 |
【課題】遊技機の電飾装置において、簡単な構成で、しかも、電飾効果の高い遊技機を提供することである。
【解決手段】光透過性の優れた導光棒(導光体)R1 と、該導光棒R1 の端面2に配置された発光体Bとからなる遊技機の電飾装置であって、前記導光棒R1 の外側面に、その端面2から離れるに従って徐々に深くなる多数のカット溝1が長手方向に沿って設けられた構成とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 光透過性の優れた棒状の導光体と、該導光体の端面に配置された発光体とからなる遊技機の電飾装置であって、前記導光体の外側面に、その端面から離れるに従って徐々に深くなる多数のカット溝が長手方向に沿って設けられていることを特徴とする遊技機の電飾装置。 【請求項2】 前記導光体は、その全長に亘って太さが均一であることを特徴とする請求項1に記載の遊技機の電飾装置。 【請求項3】 前記導光体の両端面にそれぞれ発光体が配置されて、前記導光体の外側面に設けられる多数のカット溝は、該導光体の両端面から中央部に向けて徐々に深くなっていることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機の電飾装置。 【請求項4】 前記導光体は、複数色に発光可能であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の遊技機の電飾装置。 【請求項5】 前記導光体と前記発光体との間に、複数色を備えたフィルター部材が駆動手段により移動可能に配置されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の遊技機の電飾装置。 【請求項6】 前記導光体の背面側に反射板が配置されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の遊技機の電飾装置。 【請求項7】 前記反射板は、曲面又は多面のいずれかで構成されていることを特徴とする請求項6に記載の遊技機の電飾装置。 【請求項8】 前記導光体及び前記反射板のいずれか一方は、所定範囲内で移動する構成であることを特徴とする請求項6又は7に記載の遊技機の電飾装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、光の屈折を利用して、電飾効果を高めた遊技機の電飾装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】遊技機における従来の電飾装置の大部分は、発光体の点灯、或いは点滅によるものであり、後者の点滅に関しても、多数の発光体の点滅に時間差を設ける等して、電飾効果を幾分高める工夫がされたものもあるが、発光状態そのものに特異性がなく、しかもその変化が乏しいために、電飾効果は、余り高まらない。また、発光体に加わる電圧、或いは電流を変化させれば、その照度を変化させられるが、照度の変化のみでは、電飾効果の向上は、余り期待できず、しかも電圧等を変化させるには、専用の電気回路も必要となる。 【0003】一方、発光体からの光を反射板により遊技者の側に向けて反射させて、電飾効果を高める装置もあるが、単なる光の反射のみでは、電飾効果が乏しいので、殆どの場合には、反射板を回転させたり、往復直線移動させたりして、電飾効果を高めており、実質的には、反射板の移動が不可欠となって、構成部品が増えて、占有面積も増大する問題がある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、遊技機の電飾装置において、簡単な構成で、しかも、電飾効果の高い遊技機を提供することを課題としている。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために請求項1に記載の発明は、光透過性の優れた棒状の導光体と、該導光体の端面に配置された発光体とからなる遊技機の電飾装置であって、前記導光体の外側面に、その端面から離れるに従って徐々に深くなる多数のカット溝が長手方向に沿って設けられていることを特徴としている。 【0006】請求項1の発明によれば、発光体から発光される光のうち、導光体の一端面に対して入射される光は、該導光体の内部において、そのまま他端面に向けて直進し、その途中でカット溝に達した光は、この部分で屈折されるために、該カット溝の部分が恰も発光しているように認識される。そして、前記導光体の外側面には、その端面から離れるに従って徐々に深くなる多数のカット溝が設けられているために、全てのカット溝の部分に光が達して、発光する。このため、発光体の数は、1又は2個であっても、導光体の外側面のカット溝の部分に、他の部分よりも照度が高くなった多数の発光部が点在するために、電飾効果が著しく高められる。 【0007】また、請求項2の発明は、請求項1に記載の発明において、前記導光体は、その全長に亘って太さが均一であることを特徴としている。 【0008】請求項2の発明によれば、導光体の太さが全長に亘って均一であると、その端面から離れるに従って徐々に深くなるように、その外周面の長手方向に沿って設けられている多数のカット溝の全ての部分に、光が達し易くすることができる。 【0009】また、請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記導光体の両端面にそれぞれ発光体が配置されて、前記導光体の外側面に設けられる多数のカット溝は、該導光体の両端面から中央部に向けて徐々に深くなっていることを特徴としている。 【0010】請求項3の発明によれば、導光体の一端面のみに配置した一つの発光体からの光により、全てのカット溝の部分を発光させる構成であると、光の減衰によって、導光体の入射側の端面から離れた部分の照度が低下してしまうが、該発明によれば、この不具合が防止できて、各カット溝の部分の発光照度の差を少なくできる結果、電飾効果を高めることができる。 【0011】また、請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の発明において、前記導光体は、複数色に発光可能であることを特徴としており、請求項5の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の発明において、前記導光体と前記発光体との間に、複数色を備えたフィルター部材が駆動手段により移動可能に配置されていることを特徴としている。 【0012】請求項4の発明によれば、導光体の各カット溝の部分の発光色が変化するために、電飾効果を高めることができ、請求項5の発明によれば、発光体が単色発光であっても、フィルター部材の移動により、これを通過した光の色が変化させられて、請求項4と同様の効果を得ることができる。 【0013】また、請求項6の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の発明において、前記導光体の背面側に反射板が配置されていることを特徴としており、請求項7の発明は、請求項6に記載の発明において、前記反射板は、曲面又は多面のいずれかで構成されていることを特徴としている。 【0014】請求項6の発明によれば、導光体の各カット溝の部分で屈折されて、外部に出た屈折光、或いは前記カット溝の部分で屈折されずに、内部に一旦反射されて、その後にカット溝以外の側面の部分から屈折して、外部に出た屈折光は、前記導光体の背面に配置された反射板に反射されて、遊技者の側に向けて照射される。これにより、導光体の各カット溝の部分の屈折光による発光と、前記反射板による反射光とが相乗して、電飾効果が高められる。また、請求項7の発明によれば、反射板の各部分における反射角度がそれぞれ異なるために、その反射光によって、発光している導光体の背面のほぼ全域を照射することができ、電飾効果を高めることができる。 【0015】また、請求項8の発明は、請求項6又は7に記載の発明において、前記導光体及び前記反射板のいずれか一方は、所定範囲内で移動する構成であることを特徴としている。 【0016】請求項8の発明によれば、導光体が移動する場合には、各カット溝の部分が発光しながら、その全体が移動すると共に、背面の反射板に入射する光の角度も変化するために、その反射状態も変化して、複雑な電飾が可能となる。一方、反射板が移動する場合には、これに入射する光の角度が変化するため、その反射状態が変化し、上記したのと同様に、複雑な電飾が可能となる。 【0017】 【発明の実施の形態】以下、実施形態を挙げて、本発明を更に詳細に説明する。図1は、本発明に係る電飾装置A1 を備えたパチンコ機Pの正面図である。パチンコ機Pの前面枠61は、基枠(図示せず)にヒンジ連結により開閉可能に取付けられ、該前面枠61にガラス枠62が嵌め込まれている。また、遊技盤63には、レール64が取付けられていて、遊技盤63における前記レール64で囲まれる部分が遊技領域65となっている。 【0018】また、遊技領域65の中央部には、液晶表示による図柄表示装置66が配置され、該図柄表示装置66の直下には、これの作動を開始させるための始動入賞口67が配置され、更に、始動入賞口67の直下には、前記図柄表示装置66の複数の図柄が特定の組み合わせとなって「大当たり」となった場合に作動するアタッカー装置68が配置されている。また、前記図柄表示装置66の下端部の両側方、及びその上端隅部の斜上方には、それぞれ一般入賞口69が配置され、前記図柄表示装置66の下端部と、その側方に配置された前記一般入賞口69との間には、それぞれ風車71が配置されている。なお、図1において72,73は、上下の各球受け皿であって、下球受け皿73の側方には、発射ハンドル74が設けられている。 【0019】また、前記図柄表示装置66の両側部には、第1実施形態の電飾装置A1 が上下方向に沿ってそれぞれ配置されている。この電飾装置A1 は、光の屈折を利用したものである。 【0020】次に、図2ないし図5を参照にして、前記電飾装置A1 について説明する。図2(イ)は、電飾装置A1 の右側面図であって、同(ロ)は、同じく正面図であり、図3は、電飾装置A1 を構成する棒状の導光棒R1 の上端部の斜視図であり、図4は、導光棒R1 のカット溝1の部分における光の屈折を主体に示す図であり、図5は、導光棒R1 の発光状態を示す図である。電飾装置A1 は、外周面(側面)に多数のカット溝1が長手方向に沿って形成された導光棒R1 と、垂直配置された前記導光棒R1 の両端面に、対向して配置される発光体Bとで構成される。 【0021】前記導光棒R1 は、光透過性の優れたアクリル樹脂で製作され、全長に亘って太さが一定であって、しかも同一断面形状(断面円形)をした細長い円柱状をしていて、その外周面(側面)に多数のカット溝1が一定ピッチQをおいて設けられている。この多数のカット溝1の断面は、いずれもV字状をしているが、導光棒R1 の両端面2から、その中央部Cに向けて、その深さDが徐々に深くなっている。換言すれば、多数のカット溝1の断面は、互いに相似形状になっていて、導光棒R1 の両端面2から、その中央部Cに向けて、徐々に相似大形となっている。この導光棒R1 は、そのカット溝1が前面を向くように、前記図柄表示装置66の両側部に垂直に配置され、該導光棒R1 の直上及び直下には、それぞれ発光体Bが、その端面2と対向して配置されている。なお、カット溝1を構成する各溝面3により構成される角度θ(図2参照)は、導光棒R1 に透過された光が、前記カット溝1の部分において、全反射することなく、その一部が空気中に屈折される角度に定められている。 【0022】次に、図4を参照して、上記導光棒R1 の発光原理について説明する。図4は、上方の端面2から導光棒R1 内に入射された光線Lの経路を示す模式的縦断面図である。導光棒R1 の一方の端面2から、これに対して垂直に入射した光は、導光棒R1 の内部において、そのまま直進して、他方の端面2から空気中に出て行くと共に、前記カット溝1の部分を通過する光線Lは、その溝面3で屈折されて、空気中に出て行く。即ち、図4に示されるように、カット溝1を構成する一方の溝面3で屈折されて、空気中に出た光線Lは、他方の溝面3で反射されて、遊技者が認識可能な方向に進む。 【0023】ここで、多数のカット溝1は、導光棒R1 の端面の側から中央部Cに向けて、その深さDが徐々に深くなるように形成されているので、相隣接するカット溝1の間には、その深さDに関して、所定の差eが生じている。このため、導光棒R1 の各端面2に垂直に入射されて内部に入った光線Lは、全てのカット溝1の部分に達して、その溝面3において光の屈折現象を生ずる。即ち、導光棒R1 の両端面2に最も近い2つのカット溝1に関しては、その溝面3の全面において、上記した光の屈折現象が生ずると共に、他のカット溝1においては、その溝面3における隣接する別のカット溝1との深さDの差eに相当する部分(溝底部)においてのみ、上記した光の屈折現象が生ずる。これにより、全てのカット溝1の部分において、導光棒R1 内を透過する光線Lによる光の屈折現象が生じて、全てのカット溝1の部分が、他の部分よりも照度が高くなって、ほぼ均一な状態で点在的に発光する。なお、図4において、L’は、各カット溝1の溝面3で屈折されずに、導光棒R1 内で反射されて、その後に、屈折により、カット溝1以外の部分から外部(空気中)に出た光線を示す。 【0024】一方、図6に示されるように、導光棒R1 の外周面(側面)に、その長手方向に沿って所定ピッチをおいて設けられる多数のカット溝1’の深さDを全て一定にすると、その端面2に最も近い側のカット溝1’に対しては、その溝面3’に光線Lが達して、上記した光の屈折現象が発生するが、残りのカット溝1’に対しては、その光線Lは、殆ど達しない。よって、多数のカット溝1’の深さDを一定にしたのでは、その両端の2つのカット溝1’を除いて、残りのカット溝1’の部分においては、殆ど発光しない。よって、導光棒R’の外周面(側面)に設ける多数のカット溝1’の深さが一定の場合は、高い電飾効果は期待できない。 【0025】そして、導光棒R1 に設けられた各カット溝1の正面形状は、図2(ロ)に示されるように、楕円形状であり、その大きさは、両端面から中央部に向けて徐々に大きくなっている。よって、図5に示されるように、多数のカット溝1のうち、その両端の2つのカット溝1の発光部4は、その正面形状に近い楕円形状で発光すると共に、残りのカット溝1の発光部4に関しては、その溝底の部分が部分的に発光されるのみであるために、その幅は、ほぼ一定しているが、その長さは、両端から中央部に向けて徐々に長くなった横長の長方形状となる。よって、前面の遊技者から導光棒R1 の全体の発光状態を見ると、多数の発光部4が上下方向に整列された状態で、点在する。このため、電飾効果が大幅に高められる。なお、図7に示されるように、四角柱状の導光棒R2 の側面に断面V字状のカット溝1を設けた場合には、その発光形状は、同じく長方形状であるが、その長さは、全てのカット溝1の部分において、同一である。 【0026】このため、実際の発光源は、導光棒R1 の上下両端面2に設けられた2つの発光体Bのみであるにもかかわらず、全てのカット溝1の部分において、発光しているように遊技者に認識される。また、導光棒R1 に設けられる多数のカット溝1は、その両端から中央部に向けて徐々に深さDを深くして、その両端面2に対向配置された2つの発光体Bから光を照射しているので、光の減衰によって、光源である発光体Bから大きく離れたカット溝1の部分の照度が低下するのを防止できて、直線状に並んだ状態で点在発光する多数の発光部4の照度の差を少なくすることができる。また、導光棒R1 は、その全長に亘って太さが均一なので、各カット溝1の形が相似形となって、発光部4の形状もこれに対応して一定の規則性をもって変化する形状(上述したように、幅は一定であるが、その長さは、両端から中央部に向けて徐々に長くなった横長の長方形状)となり、美しく効果的に電飾できる。なお、図2において、5は、導光棒R1 の上下両端の前面を覆っているカバー部材を示す。 【0027】また、上記電飾装置A1 において、導光棒R1 の両端面2に対して対向配置された各発光体Bとして、複数色に発光可能なLEDを用いることもできる。そして、同一時間において、2つの発光体Bの発光色を異ならしめると、導光棒R1の両端面2には、それぞれ異なる色の光が照射されて、導光棒R1 の両端部は、各発光体Bの発光色に近い色で発光されると共に、両端部から中央部に近付くに従って、両色が合成された合成色となって、その色が徐々に変化し、導光棒R1の全体については、その発光色が、全長に亘って徐々に変化した特異な発光状態が実現される。このように、点在発光に加えて、各発光部4の発光色が全長に亘って徐々に変化することにより、電飾効果が高められる。 【0028】次に、図8及び図9を参照して、第2実施形態の電飾装置A2 について説明する。図8は、電飾装置A2 の上端部の右側面図であり、図9は、フィルター円板11の平面図である。この電飾装置A2 は、発光体Bとして、単一発光色のLEDを使用していて、導光棒R1 の両端面2と各発光体Bとの間に、それぞれ複数色を備えたフィルター円板11を駆動装置K1 によって回転可能にして配置した構成である。このフィルター円板11は、所定の方法で貼着された透光可能な異なる3色の着色フィルター部12a〜12cが周方向に沿って設けられた構成である。 【0029】また、各着色フィルター部12a〜12cのいずれか一つが、導光棒R1 の端面2と発光体Bとの間に配置可能とするために、前記フィルター円板11の回転軸13は、導光棒R1 の中心からずれて水平配置されて、前記回転軸13は、垂直配置されたモータM1 の回転軸14にカップリング15を介して連結されて、前記フィルター円板11は、モータM1 の回転軸14に吊下げ状態で支持された構成になっている。なお、図7では、図示されていないが、導光棒R1 の下方の端面2と、これに対して対向配置された発光体Bとの間にも、前記フィルター円板11が配置されており、該フィルター円板11は、モータM1 の回転軸14に、その荷重が直接作用する形態となって支持されている。 【0030】そして、モータM1 によって、フィルター円板11は、ゆっくりと連続回転させてもよいし、各着色フィルター部12a〜12cが発光体Bと対向する位置に順次達するように、断続回転させてもよい。これにより、発光体Bからの発光色は単一であっても、導光棒R1 の各発光部4の発光色を周期的に変化させられる。また、導光棒R1 の両端部に配置した各フィルター円板11の各着色フィルター部12a〜12cから選択される色を異ならしめると、上記した複数色に発光可能なLEDを発光体として使用した場合のように、異なる2色が段階的に合成されて、導光棒R1 の各発光部4の発光色を段階的に変化させることも可能となる。 【0031】次に、図10及び図11を参照して、第3実施形態の電飾装置A3 について説明する。図10は、この電飾装置A3 の右側面図であり、図11(イ)〜(ハ)は、電飾装置A3 を構成する導光棒R1 の各カット溝1の発光状態を示す図である。この電飾装置A3 は、前記電飾装置A1 において、駆動装置K2 により前記導光棒R1 を正逆回転させる構成である。導光棒R1 の上下端部は、それぞれ軸受21で回転可能に支持され、その上端部には、歯車22が一体に取付けられている。また、モータM2 は、上方の発光体Bとほぼ同一高さの位置に、その駆動軸23が下方を向いて配置されて、該駆動軸23にカップリング25を介して取付けられた歯車24と、前記歯車22とが噛合している。よって、モータM2 の正逆回転により、導光棒R1 は、同様に正逆回転する。 【0032】このため、導光棒R1 の中立位置では、各カット溝1の発光部4は、図11(ロ)に示されるような形状に認識され、該導光棒R1 の正逆回転により、その両回転端では、前記発光部4は、図11(イ)及び同(ハ)に示されるように、それぞれ認識されて、前記発光部4の形状は、異なって認識される。これにより、多数の発光部4は、直線上に点在的に配置された点在発光であるのに加えて、その形状が変化して認識されるために、電飾効果が一層高められる。なお、導光棒R1 と一対の発光体Bとを一体のユニット状に構成して、このユニットを前後動或いは上下動させる構成にしても、静止状態の場合に比較して、その電飾効果が高められる。 【0033】また、図12及び図13には、本発明の第4実施形態の電飾装置A4 が示されている。図12は、この電飾装置A4 の正面図であり、図13は、図12のX−X線断面図である。即ち、導光棒R1 の背面側には、断面半円弧状の反射板31が、該導光棒R1 の全体を覆うようにして、その内周面の反射面32を正面側に向けて配置され、該反射板31を基準にすると、前記導光棒R1 は、前記反射板31の横断面の中心位置よりも、その反射面32の側に大きく入り込んで、配置されている。 【0034】そして、上記した導光棒R1 の発光原理の部分で説明したように、発光体Bから導光棒R1 の端面2に入射して、該導光棒R1 の内部に入った光のうちの一部は、そのカット溝1の部分で反射された後に、該カット溝1以外の部分から外部に屈折する屈折光(図4でL’で示される光線)が存在し、この屈折光は、導光棒R1 の後方に配置された前記反射板31の反射面32で反射される。そして、導光棒R1 からは、四方八方に屈折光が出ており、この屈折光が前記反射板31により反射されて、その前面の遊技者の側に向けて照射される。これにより、導光棒R1 のカット溝1の部分の屈折光による発光と、前記反射板31による反射光とが相乗して、全体としての電飾効果が高められる。 【0035】また、図14及び図15には、本発明の第5実施形態の電飾装置A5 が示されている。図14は、この電飾装置A5 の右側面図であり、図15は、この電飾装置A5 を構成する導光棒R3 の部分拡大斜視図である。この電飾装置A5 は、その外周面に、両端から中央部に向けて、深さで徐々に深くなるような螺旋溝41が形成された導光棒R3 と、該導光棒R3 を連続回転させるための駆動装置K2と、前記導光棒R3 の両端面2に、これに対向して配置された一対の発光体Bとで構成される。駆動装置K2 の構成は、第3実施形態の電飾装置A3 のそれと同一であるので、同一部分には、同一符号を付して、図示のみ行う。なお、前記電飾装置A3 においては、駆動装置K2 のモータM2 は、正逆回転させていたが、本電飾装置A5 では、導光棒R3 を連続回転させるために、モータM2 は、同一方向に連続回転させており、駆動装置K2 の使用方法のみは、多少異なるが、その構成は、同一である。 【0036】そして、駆動装置K2 によって、導光棒R3 を正逆回転させると、その外周面に成形された螺旋溝41が、その両端から中央部に向けて徐々に深くなっているために、上記した多数のカット溝1の深さが、導光棒R1 の両端から中央部に向けて徐々に深くなっていることに起因して、全てのカット溝1が発光するのと同一の原理によって、導光棒R3 の両端の各発光体Bからの光は、全ての螺旋溝41の部分に達して、発光する(螺旋溝41の全ての部分が連続して発光する)。そして、導光棒R3 は、駆動装置K2 によって、同一方向に連続回転させられているので、導光棒R3 の正面の遊技者の側から見ると、螺旋溝41の発光部が上下方向に順次移動して認識される。これにより、導光棒R3 は、その外周面に形成された螺旋溝41に起因する独自の形状(螺旋の一部を構成する形状)に発光するために、電飾効果が大幅に高められる。 【0037】また、上記各実施形態においては導光棒R1 の外周面に形成されるカット溝1、或いは導光棒R3 の外周面に形成される螺旋溝41は、いずれも、その両端から中央部に向けて、深さが深くなっていて、導光棒R1,R3 の両端には、その端面に対向してそれぞれ一対の発光体Bが配置された構成であって、導光棒R1,R3 の両端から光を照射させるために、光の減衰が少なくなって、発光部の全体に亘って、ほぼ均一な照度となる利点がある。しかし、本発明においては、導光棒に形成する多数のカット溝、或いは螺旋溝の深さは、その一端から他端に向けて徐々に深くして、深さが浅い側の端面と対向して単に一つの発光体を設ける構成にすることも可能である。 【0038】また、導光棒に設けられる多数のカット溝の形状に関しても、上記各実施形態のように、断面V字状の場合に限定されず、開口に向けて幅が徐々に広くなった断面が変則U字状のものであってもよい。 【0039】また、導光棒の材質に関しては、光透過性を有すれば、いかなる材質であってもよく、上記アクリル樹脂の他に、ポリカーボネイト樹脂、ガラスなどが挙げられると共に、導光棒に多数のカット溝を形成する方法に関しても、切削加工による方法、導光棒の成形時にカット溝も同時に成形する方法などがあって、容易に成形可能である。 【0040】また、第3実施形態の電飾装置A3 のように、本発明に係る導光体を備えた電飾装置と、反射板とを併用する場合には、この反射板を移動させる構成にして、その電飾効果を高めてもよい。 【0041】更に、上記各実施形態は、いずれも導光棒を垂直配置して使用する例であるが、遊技機の装置部位に応じて、水平配置、或いは斜め配置して使用することも可能である。また、実施可能な遊技機としては、上記実施形態のようにパチンコ機に限られず、スロットマシン等の他の遊技機に対しても実施可能である。 【0042】 【発明の効果】本発明に係る遊技機の電飾装置は、発光体の数は、1又は2個であっても、導光体の各カット溝の部分には、他の部分よりも照度が高いために、点在的に発光する多数の発光部が発生すると共に、構成部材は、導光体と、1又は2個の発光体のみであるにもかかわらず(即ち、光の屈折原理を巧みに利用することにより、極めて簡単な構成でもって)、遊技機に実施した場合には、電飾効果が大幅に高められる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000148922 【氏名又は名称】株式会社大一商会
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| 【出願日】 |
平成13年5月31日(2001.5.31) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100083655 【弁理士】 【氏名又は名称】内藤 哲寛
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| 【公開番号】 |
特開2002−355374(P2002−355374A) |
| 【公開日】 |
平成14年12月10日(2002.12.10) |
| 【出願番号】 |
特願2001−164003(P2001−164003) |
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