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【発明の名称】 運動用ボール供給装置
【発明者】 【氏名】カール・ドウェイン・ビューリー

【要約】 【課題】

【解決手段】
【特許請求の範囲】
【請求項1】 運動用ボール供給装置において、支持構造体と、直線列状の運動用ボールを支持すべく該支持構造体の頂部に取り付けられた細長い傾斜トレーと、前記列状のボールを1回に1つずつ前記トレーの下端から重力に対して周期的に解放するゲートと、その一端縁にてピボットにより前記支持構造体に対して取り付けられたトランポリン状プラットフォームであって、該プラットフォームの中央部分が前記トレーの下端の下方にあり、且つ前記トレーの下端から重力に対して解放されたボールを撥ね返し得るように調節された前記トランポリン状プラットフォームと、前記支持構造体と前記プラットフォームとの間に接続された調節可能なリンケージであって、前記ピボットの枢動軸と該プラットフォームの末端縁とにより画成された該プラットフォームの面の角度位置を設定して、前記プラットフォームから撥ね返ったボールの所望の軌跡を実現する前記調節可能なリンケージと、を備える、運動用ボール供給装置。
【請求項2】 請求項1によるボール供給装置において、前記プラットフォームは、フレームと、該フレームの上で緊張した状態に引き伸ばされた弾性部材とを備える、ボール供給装置。
【請求項3】 請求項2によるボール供給装置において、前記弾性部材は、第一の織地内に配置された複数のラバー・バンドを備える、ボール供給装置。
【請求項4】 請求項3によるボール供給装置において、前記ラバー・バンドは、横方向層として配置される、ボール供給装置。
【請求項5】 請求項4によるボール供給装置において、前記第一の織地は、前記フレームの任意のコーナーから開始する前記ラバー・バンドの連続的に相互に現れるたて糸及びよこ糸組立体により形成されるものである、ボール供給装置。
【請求項6】 請求項5によるボール供給装置において、前記部材は、前記第一の織地の上に層状に形成された第二の織地を更に備え、該第二の織地が、前記フレームの任意のコーナーから開始するたて糸及びよこ糸ラバー・バンドの連続的に相互に現れる組立体により形成されるものである、ボール供給装置。
【請求項7】 請求項1によるボール供給装置において、前記調節可能なリンケージは、アイボルトを備える、ボール供給装置。
【請求項8】 請求項7によるボール供給装置において、前記ボール供給装置は、前記第一の調節可能なリンケージから離間して配置され且つ前記支持構造体と前記プラットフォームとの間に接続された第二の調節可能なリンケージを更に備え、前記第一及び第二のリンケージが、前記プラットフォームから撥ね返ったボールの所望の軌跡を実現し得るように該プラットフォームの前記角度位置を設定すべく協働可能である、ボール供給装置。
【請求項9】 請求項8によるボール供給装置において、前記第一及び第二の調節可能なリンケージの各々は、アイボルトである、ボール供給装置。
【請求項10】 請求項8によるボール供給装置において、前記プラットフォームは、該プラットフォームの前記末端縁を下方に引張って該プラットフォームを前記第一及び第二の調節可能なリンケージからの抵抗力に抗して緊張させるために、前記支持構造体と該末端縁との間にて離間して配置される関係で接続された第三及び第四の調節可能なリンケージを更に有する、ボール供給装置。
【請求項11】 請求項1によるボール供給装置において、前記第三及び第四の調節可能なリンケージの各々は、ターンバックルである、ボール供給装置。
【請求項12】 請求項1によるボール供給装置において、前記列状のボールを1回に1つずつ前記トレーの下端から重力に対して周期的に解放する前記ゲートは、前記細長いトレーを横断してシャフト上で回転し得るように前記トレーの前記下端付近に取り付けられたホィールであって、該ホィールが、該直線列状のボールと整合され且つ該ボールの移動を妨害する外周を有し、該外周が、前記ホィールが回転するとき、該直線列からボールを1回に1つずつ受け取り且つ受け取ったボールを前記トレーの下端にて解放するためのスロットを有するものである前記ホィールと、前記シャフトに接続された駆動モータと、該駆動モータを起動させる電源と、を備える、ボール供給装置。
【請求項13】 請求項12によるボール供給装置において、前記ホィールは、前記直線列状のボールと整合された面から前記シャフトの上で離隔して対称に配置された一対の円形のディスクを備える、ボール供給装置。
【請求項14】 請求項13によるボール供給装置において、前記ボール供給装置は、前記ディスクの間に接続された複数のピンの上に回転可能に取り付けられ且つ前記外周に沿って角度を付けて配置された複数のベアリングを更に備え、これにより、該ベアリングの少なくとも1つが、前記ホィールの回転中前記スロット内に受け入れられなかった前記列の最下方のボールと接触する、ボール供給装置。
【請求項15】 請求項14によるボール供給装置において、前記ベアリングの各々は、前記ピンの各々に配置された複数のビードを備える、ボール供給装置。
【請求項16】 請求項12によるボール供給装置において、前記トレーは、前記列状のボールをその間に支持し得るように離間して配置された一対のロッドを備える、ボール供給装置。
【請求項17】 請求項16によるボール供給装置において、前記ホィールは、前記ロッドの間に配置される、ボール供給装置。
【請求項18】 請求項17によるボール供給装置において、前記シャフトは、前記ロッドの下方に配置された所定の軸を有し、前記スロットが、該スロット内に受け入れられたボールが該ロッドと接触状態を保つようにする所定の深さを有する、ボール供給装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、概して、運動用装置、特に、野球及びソフトボールのような運動用ボールの供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】打撃練習のためボールを投げるべく多様な練習用装置が開発されている。あるものは、ストライクゾーン内の一定の位置に単にボールを吊り下げ又はボールを支えるものがある。このような状態は、試合にて実際に生じることは稀である。その他のものは、ボールをレバー又はシュートを使用して直接、バッターに向けて投げるものである。このことは、特に、年少の選手にとって反応する時間を殆ど与えない。幾つかのものは、ボールを垂直シュートを通じて板ばねまで案内し、ボールをバッターに向けて間接的に撥ね返すものがある。これはより長い反応時間を与えるが、案内シュート内での下方速度の損失及び板ばねにより与えられる最小の弾性は、撥ね返り軌跡を著しく制限する。その結果、バッターは、反応時間を取るため供給装置に過度に近くに立たなければならない。別の装置は、板ばねに代えてトランポリン型の撥ね返り機構を使用し、より垂直方向への撥ね返りを実現してバッターがボールを追跡しボールが打撃領域に近づくタイミングを計ることを不要にする。この装置は、シュート内でのボールの速度の損失及び制限された撥ね返りという問題点を解決せず、試合状況のときに必要とされる追跡し且つタイミングを計る技術を犠牲にするものである。更に、その何れもが、遅い投球又はフライからゴロまでの範囲に亙る、十分に可変の制御可能な軌跡を提供しないから、これら装置の何れも打撃及び捕球の練習の双方のためボールを投ずるという二重の目的を果たすことができない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、本発明の1つの目的は、ボールをバッター又は野手に投げるボール供給装置を提供することである。本発明の別の目的は、遅い投球のボールの軌跡、ゴロの軌跡、及びその間の色々な軌跡を模擬すべく使用することのできるボール供給装置を提供することである。本発明の更なる目的は、バッター又は野手に対し妥当な反応時間を与えるボール供給装置を提供することである。本発明の更に別の目的は、既知の撥ね返えし装置に比べて比較的長い距離の軌跡を提供するボール供給装置を提供することである。
【0004】また、本発明の1つの目的は、ボールが垂直に降下する間、ボールがシュート又はガイドに接触しないことを必要とするボール供給装置を提供することである。本発明の更に別の目的は、広範囲に亙る撥ね返り軌跡を許容し得るように調節可能であるボール供給装置を提供することである。本発明の更なる目的は、バッター、野手又はコーチから更なる合図を必要とせずに、ボールを1回に1つずつ自動的に且つ周期的に解放するボール供給装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、運動用ボール供給装置が提供される。該供給装置の支持構造体は、折り畳み可能な三脚台であることが好ましい。細長い傾斜トレーが構造体の頂部に取り付けられ且つ直線列状のボールを支持する。トレーの下端におけるゲートがボールを1回に1つずつ周期的に、列から重力に対して解放する。トランポリン状プラットフォームの一端縁は、ピボットにより支持構造体に対して取り付けられている。プラットフォームの中央部分は、トレーの下端の下方に位置しており且つ解放されたボールを撥ね返し得るように整合されている。アイボルトであることが好ましい調節可能なリンケージが支持構造体とプラットフォームとの間にて接続されている。このリンケージは、ピボットの枢動軸及びプラットフォームの末端縁により画成された平面の角度位置を変更することを許容する。このリンケージの長さを調節することにより、フライ又は遅い投球軌跡からゴロの軌跡まで撥ね返ったボールの任意の所望の軌跡を実現することができる。
【0006】好ましくは、プラットフォームは、フレーム上で緊張状態に引き伸ばした弾性部材を有するフレームを含んでいる。最も好ましくは、弾性部材は、横断層の2つの織地内に配置された複数のラバー・バンド(rubber bands)であり、第一の織地は、フレームの任意のコーナーにて開始して連続的に且つ交互に現れるラバー・バンドのたて糸及びよこ糸の第一の組立体であり、第二の織地は、フレームの任意のコーナーにて開始し連続的に且つ交互に現れるラバー・バンドのたて糸及びよこ糸の第二の組立体である。ラバー・バンドを使用することは、容易に置換可能な弾性的な構成部品を有する極めて弾性的なプラットフォームを提供することになる。第一の調節可能なリンケージから分離し且つ支持構造体とプラットフォームとの間にて接続された、同様に好ましくはアイボルトである、第二の調節可能なリンケージを使用することにより最良の角度調節が実現される。第一及び第二のリンケージは、協働してプラットフォームの角度位置を設定し、撥ね返ったボールの所望の軌跡を実現する。
【0007】支持構造体とプラットフォームの末端縁との間にて分離した関係で接続された第三及び第四の調節可能なリンケージによりプラットフォームの弾性、即ち撥ね返りを最大にすることができる。第三及び第四のリンケージの長さは、プラットフォームの末端縁を下方に引張り且つ第一及び第二の調節可能なリンケージにより提供される抵抗力に抗してプラットフォームをピンと張るように調節する。第三及び第四の調節可能なリンケージは夫々、ターンバックルでもよい。
【0008】ゲートは、細長いトレーの横方向にあるシャフト上にて回転し得るようにトレーの下端に近接して取り付けられたホィールを具備する。該ホィールは、その外周がトレー内の直線列状のボールと整合されており且つその外周がそのボールの移動を妨害する。この外周は、直線列状のボールからボールを1回に1つずつ受け取り且つホィールが回転するとき、その受け取ったボールをトレーの下端にて解放するためのスロットを有している。駆動モータがシャフトに接続され且つ電源が駆動モータを起動して、ホィールを既知の角速度にて回転させ、毎分当たり所望の数のボールを供給する。好ましくは、ホィールは、直線列状のボールと整合した面からシャフト上で対称に分離させた一対の円形ディスクから形成されたものとする。ディスクの間に接続され且つ外周に沿って斜め方向に変位させた複数の水平ピンの上に複数のベアリングが回転可能に取り付けられている。ベアリングの少なくとも1つは、ホィールが回転する間、スロット内に受け入れられない列の最下方のボールと常に接触している。このことは、ボールによりホィールに加えられる抵抗力を最小にし、これにより、モータ及び電源の寿命を引き延ばし且つ作動中の供給装置の騒音レベルを低下させる。最も好ましくは、ベアリングの各々は、自体がピンの各々に配置された複数のビードであるようにする。
【0009】好ましくは、トレーは、ロッドの間にホィールが配置された状態にてその間に列状のボールを支持し得るように分離した一対のロッドにより形成されるものとする。シャフトは、その枢軸がロッドの下方に配置され、またスロットは、スロット内に受け入れられたボールがスロットの底部ではなくロッドとの接触状態を保ち得るような深さを有している。このように、ホィールは、実際には、搬送体ではなくてゲートとして機能する。このことは、モータにより駆動される重量を軽減し且つボールがスロット内にある間でさえ、ボールがロッドにて自由転がりパターンを続けることを許容し、その結果、より滑らかに作動し且つより長寿命の供給装置が得られる。
【0010】1つの好ましい実施の形態に関して本発明を説明するが、これは本発明をその実施の形態にのみ限定することを意図するものではないことを理解すべきである。これに反して、特許請求の範囲により規定される本発明の精神及び範囲に含まれるであろう全ての代替例、改変例及び等価物を包含することを意図するものである。
【0011】
【発明の実施の形態の説明】先ず、図1を参照すると、選手に対しボールを供給する運動用ボール供給装置が図示されている。図示した供給装置は、ソフトボールBをバッター又は野手に供給するが、供給されるボールの型式の寸法に対応し得るように色々な構成部品の寸法を改変することにより、野球、バレー、バスケット、サッカー用ボール又は実質的に任意の運動用ボールを供給し得るようにすることができる。該供給装置は、通例、列状のボールBを格納するトレー30を支持する構造体10を具備する。ゲート50がボールBをトレー30から1回に1つずつ周期的に解放する。ボールBは、重力の下、トレー30からトランポリン状プラットフォーム80まで自由落下する。プラットフォーム80の方向及び張力は、ボールBを所望の軌跡にて選手に対し撥ね返し又は推進し得るよう調節することができる。
【0012】図1を更に参照すると、好ましい支持構造体10は、折り畳み可能な三脚台11を備えている。三脚台11は、供給装置の前部におけるボールBの落下経路Dを画成し、また、後脚12及び落下経路Dに関して対称に配置された一対の前脚13、14を有している。これらの脚12、13、14の上端は各々U字形リンク16及びピン17を使用してスリーブ15に枢動可能に接続されている。好ましくは1本の管である直立部材18がスリーブ15内に摺動可能に配置されている。垂直列状の穴19は、直立体18の壁に沿って間隔を開けて配置され、スリーブ15の穴と1列に並んだ状態にある。このように、支持構造体10の高さは、直立体18をスリーブ内で摺動させ直立体18の穴19の1つをスリーブ15の穴に対して1列に揃え且つピン21をその揃えられた穴の中へ挿入して直立体18をスリーブ15に対してロックすることにより選ぶことができる。好ましくは、脚12、13又は14の各々がU字形リンク16内の脚12、13、14の回転動作を制限すると共に、開放した三脚台11の最大の安定性を提供し得るように突出部23に係合したチェーン22により他方の2つの脚に接続されるようにする。供給装置の後部から前部にかけて見た方向に且つ僅かに下方に傾斜した方向に細長いプレート24が直立体18の頂部に固定されている。脚13、14、15は、折り畳んだ組立体をよりコンパクトにすることが望まれるならば、入れ子式としてもよい。
【0013】次に、図1及び図2を参照すると、細長いトレー30の好ましい構造体が理解されよう。一対のボール支持ロッド31、32が互いに平行に伸び且つロッド31、32の上に着座したボールBを支持し得るように水平方向に分離させてある。一対の案内ロッド33、34が、供給すべきボールBの直径よりも僅かだけ長い距離だけ水平方向に分離している。案内ロッド33、34は支持ロッド31、32の上方で垂直方向に配置されて、支持ロッド31、32の上に位置するボールBの中心を略平行にする。ロッド31、32、33、34は上端部ブラケット、上方中間ブラケット、下方中間ブラケット及び下端部ブラケット35、36、37、38によりそれぞれ上述した形態に固定されている。図示したブラケット35、36、37、38は略四角の管部分である。支持ロッド31、32はその下方内面に溶接されている。案内ロッド33、34はその直立内面に溶接されている。図示したブラケットは四角形であるが、ロッド31、32、33、34が上述した位置に保持され、またブラケットはボールBの動作を妨害しないならば、円形又は楕円形を含む任意の形状のブラケットを使用することができる。ロッド31、32、33、34及びブラケット35、36、37、38は、案内ロッド33、34の間にて支持ロッド31、32に乗り上げる直線列状のボールBを支持する細長いトレー30を形成する。図示するように、下方中間ブラケット37と下端部ブラケット38との間の案内ロッド33、34の前端はトレー30の後部から前部にかけて下方に傾斜され案内ロッド33、34が以下に説明するゲート50の機能を妨害する可能性を最小にし得るようにすることが好ましい。好ましくは、上方中間ブラケット36及び下方中間ブラケット37には、支持構造体の取り付けプレート24に形成された穴内に挿入可能な下方に伸びるボルト39が設けられている。蝶ナット41がトレー30を支持構造体10の頂部のプレート24に固着する。図示するように、プレート24、従って該プレートに取り付けられたトレー30は、供給装置の後部から前部にかけて下方に傾斜させてある。約6゜の傾斜角度42が極めて効果的に作用することが分かっている。
【0014】図1、図2、図5及び図6を参照すると、ボールBをトレー30の下端から1回に1つずつ周期的に解放するゲート50の好ましい構造が理解されよう。ゲート50は、シャフト52の一端に同心状に取り付けられたホィール51を有している。好ましくは、該ホィール51は、複数のピン又はスペーサ55により平行に分離した関係に保持された一対のディスク53、54を具備する。ピン55はディスク53、54の外周の周りに等角度に配置されることが好ましい。ピン55の各々は回転するプラスチック製ベアリングすなわち複数のビード56を支持している。1つのディスク53の外面に取り付けられたハブ57は、止めねじ58によってホィール51がシャフト52に係合することを許容する。シャフト52は駆動モータ59によって駆動される。好ましくは、該駆動モータは取り付けバー61の下方に取り付けられるようにする。下方中間ブラケット37及び下端部ブラケット38の各々には、これらのブラケット37、38の一側部にて上方に伸びる突出部62が設けられている。ホィール51は直線列状のボールBと整合させた面上で案内ロッド31、32の間の途中にて垂直方向に整合されている。シャフト52は案内ロッド31、32に交差し且つこれら案内ロッド31、32の下方にて枢軸に沿って伸びている。バー61には、直立体の突出部62を受け入れる穴が供給されている。ゲート50は、ホィール51を支持ロッド31、32の間に挿入し且つ突出部62がバー61の穴内に伸びる状態でバー61をブラケット37、38の上に着座させることにより、トレー30の下端に近接して取り付けられる。一対のリード線63、64が駆動モータ59から12ボルト電池65のような電源まで伸びている。図示するように、電池65は一対の弾性ストラップ66により三脚台11上のスリーブ15に固定されている。供給装置の組立及び分解に便宜であるように、電池65の電極に接続するためリード線63、64の端部にわに口クリップ(図示せず)が提供されてもよい。図2に最も良く図示するように、下端部ブラケット38の底部壁はロッド31、32の間にホィール51を挿入し易くするため除去した支持ロッド31、32の部分を有している。ソフトボールBを受け入れる寸法とされた、図示した供給装置の実施の形態において、ブラケット38のスロットはホィールを受け入れ得るようにする必要がある。これは常にそうであるわけではない。例えば、同一の供給装置をソフトボールではなくて野球のボールを供給するために使用するならば、ホィールの直径を小さくし、ブラケット38がホィール51の経路と交差しないようにすることになろう。
【0015】図5を参照すると、ディスク53、54の各々には、そのディスク53又は54の周囲からその中心に向けて伸びるスロット67が設けられている。図示するように、スロット67は、前縁68と、後縁69と、底部71とを有している。前縁68と後縁69との間の距離は、入れるべきボールBの直径より僅かに大きくし、ボールBがスロット67内で自由に着座することができるようにする。スロット67の深さは、図1に最も良く図示するように、支持ロッド31、32上に着座したボールBがスロット67の底部71に接触しないようなものにする。シャフト52及びホィール51がモータ59により図1に図示するように時計方向に駆動されると仮定するならば、ゲート50の作用は、図7乃至図10を参照することにより理解することができる。図7において、ホィール51が回転するにつれて、ホィール51に最も近いボールB1は、ベアリングすなわちビード56に乗り上げる。ボールBがビード56に乗り上げることは、図6に最も良く例示されている。ベアリング56、特に、ビードを使用する結果、モータ59に対する抗力は最小になる。ボールBがディスク52、53に乗り上げることを許容されるならば、電源65はより急速に消費され、モータ59はより急速に磨耗し、システムは作動時、より大きい騒音を発生し且つより低効率となる。このため、ピン55の変位角度はボールBの直径、及びディスク53、54の間の分離距離に対して調和するようにされており、このため、ホィール51に最も近く且つスロット67内に存在しないボールBは、常に、少なくとも1つのベアリングすなわち一組みのビード56との接触状態を保つ。図7を再度、参照すると、ホィール51が回転し且つボールBがベアリングすなわちビード56に乗り上げるとき、スロット67の前縁68は、ボールB1の直径中心を経て最終的に接触し、このため、図8に図示するように、ボールB1は、転がってスロット67内へ入り始める。この動作の間、ボールB1は、トレー30の下方への傾斜の影響下にて支持ロッド31、32に乗り上げることを続ける。図9に図示するように、ボールB1がスロット67内に受け入れられたとき、スロット67の後縁69は、ボールB1の後から従う。ホィール51の外周は、次のボールB2がスロット67に入るのを阻止する。次のボールB2は、スロット67の前縁68が次のボールB2を受け入れ得るように回転し終える迄、ベアリングすなわちビード56に乗り上げる。図9に図示するように、スロット67内に受け入れられたボールB1がトレー30の傾斜の影響の下でロッド31、32上で転がり続ける。ホィール51とボールBとの間の唯一の接点は、スロット67の前縁68にある。図10に図示するように、ホィール51の外周にてスロット67の前縁68が支持ロッド31、32を経て回転するとき、重力に対して解放されて、図1に図示した経路D内で垂直に落下し始める迄、ボールB1はロッド31、32上でその傾斜した状態にて下降を続ける。
【0016】ボールBが経路D上に落下すると、そのボールは、図1、図3及び図4に図示したトランポリン状プラットフォーム80により捕捉される。好ましくは、プラットフォーム80は、ボールBの落下経路Dがその中央部分にてプラットフォーム80に交差するように配置されるようにする。アングル材81、又は好ましくは、矩形の管は、三脚台11の前脚13、14を差し渡して、取り外し可能にボルト止めされる。図示するように、アングル材81は、脚13、14の略中間点を差し渡して、配置されている。プラットフォーム80は、溝形材にて、又は好ましくは、図示するように、四角の形態のアングル材にて出来たフレーム83を有しており、基端縁84が三脚台11の前脚13、14にボルト止めされたアングル材81に最も近く、末端縁85が基端縁84の向かい側にある。フレーム83は、基端縁84及び末端縁85を接続する側端縁86、87をも有している。枢軸ヒンジ88、89は、フレーム83の基端縁84をアングル材81に接続し且つ基端縁84がアングル材81に対し平行な軸の周りを回転することによりフレーム83の角度を調節することを許容する。フレーム83の基端縁84及び末端縁85は、その長さに沿って等間隔且つ対向状態に配置された列状の直立止め具91を有している。同様に、側端縁86、87は、その長さに沿って等間隔且つ対向状態に配置された列状の直立止め具92を有している。好ましくは、止め具91、92は、フレーム83の穴内に押し付けて嵌め込む。トランポリン状プラットフォーム80の表面は、弾性部材、好ましくは、ラバー・バンド93、94を、対向状態に配置された止め具91、92間で差し渡して緊張状態に延伸させることにより形成されるようにする。図示するように、プラットフォーム80の1つのコーナーから開始して、対向するピン91を接続するラバー・バンド93は、図4に最も良く図示するように、対向するピン92を接続する横ラバー・バンド94と共に、順次交互に入れ替わるたて糸及びよこ糸組立体の状態に、交互に取り付けられる。図3に最も良く図示するように、同様に織ったラバー・バンド95、96の第二の織地が、上述の如く、上に載ったラバー・バンド93、94の第一の織地が優れた発射パッドであることが分かった。ラバー・バンドを有するように形成したプラットフォーム80は、弾性的な薄板よりも、所望の軌跡を形成するのにより効果的であることが分かった。更に、ラバー・バンドは、弾性的な薄板よりも取り扱い及び操作がより容易であり、また、個々のラバー・バンドは、薄板の全体よりも容易に置換可能である。ゴム含有率がより大きいラバー・バンドは、ゴム含有率がより小さいものよりも良好に機能する。
【0017】プラットフォームからのボールBの軌跡Tを選択することを許容し得るようにするため、フレーム83の基端縁84には、一対のフック97、98が設けられている。アングル材81に取り付けられたアイボルト99、101は、フック97、98に係合する。このように、アイボルト99、101の長さを調節することにより、プラットフォーム80の角度位置、及びヒンジ88、89の軸を変更することができる。プラットフォーム80の撥ね返りを更に制御し且つ最大にするため、プラットフォーム80の末端コーナー及び三脚台の脚13、14の下端には、それぞれ目付き部材102、103、及び104、105が設けられている。相応する末端の目付き部材102、104及び三脚台の脚の目付き部材103、105の間にそれぞれ接続された一対のターンバックル106、107は、プラットフォーム80の張力を調節することを許容する。すなわち、ターンバックル106、107の長さが短くなると、プラットフォーム80の末端縁85に加わる応力は、末端縁85を下方に引張って、角度設定アイボルト99、101からの抵抗力に抗してプラットフォーム80を緊張させ、また、トランポリンの弾性を増加させ、最大の発射距離が得られるようにする。
【0018】男子ソフトボール10個又は女子ソフトボール12個又は野球用ボール14個用の供給装置の試作品は、長さ約121.92cm(48インチ)のトレー30と、2.54cm(1インチ)だけ分離させたディスク53、54の間に42本の支持ピン55を有する、直径約19.05cm(7・1/2インチ)のホィール50と、各端縁に23本のピンを有する、約35.56cm(14インチ)×35.56cm(14インチ)のプラットフォーム80とを使用した。支持構造体10は、トレー30の下端を地上から11.43cm(4・1/2インチ)乃至19.05cm(7・1/2インチ)の範囲に設定することが可能であるように調節可能とした。スロット67は、使用されるボールに合うような寸法とした。例えば、ソフトボールから野球のボールに切り換えるためには、止めねじ58を使用してホィール51を交換した。男子又は女子ソフトボールの何れにも同一のホィール51を使用した。6ボルト電池を有する、12ボルト12rpmの単一速度モータにより1分間6個のボールを供給した。モータ及び電源を適宜に調和させることにより、任意の所望の供給速度を実現することができる。
【0019】組立体の全体を輸送のため迅速に分解することができる。わに口クリップ付きリード線63、64を電池65から外す。バー51を突出部62から非係合状態にすることによりモータ59及びホィール51をトレー30から取り外す。蝶ナット41を取り外し、トレー30を支持プレート24から取り外す。ボルト82を取り外して、プラットフォーム80を三脚台11から非係合状態にする。ピン21を支持構造体10を短くし得るように配置し、三脚台11を折り畳む。分解した供給装置の全体を約152.4cm(60インチ)×40.64cm(16インチ)×30.48cm(12インチ)のバッグ又はケースに入れて運ぶことができる。
【0020】このように、本発明に従って、上述した目的、目標及び有利な点を完全に満足させる運動用ボール供給装置が提供されることが明らかである。その特定の実施の形態に関して本発明を説明したが、当該技術分野の当業者には、上記の説明を参照することにより、多くの変更例、改変例及びバリエーションが明らかであることは明白である。従って、特許請求の範囲に属する、かかる代替例、改変例及びバリエーションの全てを包含することを意図するものである。
【出願人】 【識別番号】502129391
【氏名又は名称】カール・ドウェイン・ビューリー
【出願日】 平成14年4月11日(2002.4.11)
【代理人】 【識別番号】100089705
【弁理士】
【氏名又は名称】社本 一夫 (外5名)
【公開番号】 特開2002−325876(P2002−325876A)
【公開日】 平成14年11月12日(2002.11.12)
【出願番号】 特願2002−108821(P2002−108821)