| 【発明の名称】 |
ワンピースゴルフボール |
| 【発明者】 |
【氏名】藤澤 光一
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| 【要約】 |
【課題】本発明は、経日によって黄ばんだりせず、白色を維持し、かつ、耐久性に優れたワンピースゴルフボールを提供する。
【解決手段】本発明は、ゴム組成物を加硫成形してなるゴルフボール本体をクリアー塗膜で被覆したワンピースゴルフボールであって、前記ゴム組成物中の顔料として作用する成分は、基材ゴム100質量部に対して1〜7質量部の酸化チタンと、0.05〜0.2質量部の青色系顔料であることを特徴とするワンピースゴルフボールである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ゴム組成物を加硫成形してなるゴルフボール本体をクリアー塗膜で被覆したワンピースゴルフボールであって、前記ゴム組成物中の顔料として作用する成分は、基材ゴム100質量部に対して1〜7質量部の酸化チタンと、0.05〜0.2質量部の青色系顔料であることを特徴とするワンピースゴルフボール。 【請求項2】 前記ワンピースゴルフボールの外観色調をLab方式で表わした時の初期b値は、−16≦b≦−8である請求項1に記載のワンピースゴルフボール。 【請求項3】 前記ワンピースゴルフボールについてサンシャインウエザーメーターによる120時間の耐侯試験をした後の外観色調のWcieが75以上である請求項1又は2に記載のワンピースゴルフボール。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ゴム組成物を加硫成形してなるゴルフボール本体をクリアー塗膜で被覆したワンピースゴルフボールに関するものであり、より詳しくは、耐久性に優れ、かつ、経日によって黄ばまず、白色の色調を維持できるワンピースゴルフボールに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、ワンピースゴルフボールは、ボールの表面を鮮やかな白色とするために白色塗料を塗装した後、クリアー塗装をしていた。しかし、ワンピースゴルフボールは、練習場で使用されることが多く、繰返し打撃されて、白色塗膜が剥離を生じたり、クラブフェースに白色塗料が付着する問題が指摘されていた。また、白色塗膜が剥離すると、白色塗膜とゴルフボール本体の色とが異なるので、剥離箇所が目立ち、ゴルフボールの外観を低下する原因になっていた。 【0003】そこで、白色塗料を塗装せずにゴルフボール本体に直接クリアー塗料のみを塗装したワンピースゴルフボールが使用されているが、白色塗料を塗装したワンピースゴルフボールに比べて、白色度が劣るという問題点がある。 【0004】ゴルフボール本体に白さを付与する技術として、特開平7−51403号公報には、ゴム組成物中に酸化チタンを加え、さらに、青色系顔料と紫色系顔料とを適量配合することによって、クリアー塗料のみの塗装でも白色の色調を呈するゴルフボールが開示されている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】練習場で使用されるゴルフボールの使用期間は、数年に及ぶこともあり、ゴルフボールには、その外観が数年に渡って白色の色調を有することや、打撃に対する耐久性が要求される。従来のゴルフボールは、作製した直後は白色の色調を有しているが、長期間使用されている間に、劣化して黄ばんだ色調となる。 【0006】特開平7−51403号公報には、上述したような長期間に渡って白色の色調を有するという観点からの検討がなされていない。また、白色を呈するために酸化チタンを多量に含有させた場合には、ゴルフボール本体の耐久性が低下するという問題がある。 【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、初期は勿論のこと、長期間に渡って白色の色調を有し、かつ、耐久性に優れたワンピースゴルフボールを提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明は、ゴム組成物を加硫成形してなるゴルフボール本体をクリアー塗膜で被覆したワンピースゴルフボールであって、前記ゴム組成物中の顔料として作用する成分は、基材ゴム100質量部に対して1〜7質量部の酸化チタンと、0.05〜0.2質量部の青色系顔料であることを特徴とするワンピースゴルフボールである。また、前記ワンピースゴルフボールの外観色調をLab方式で表わした時の初期b値は、−16≦b≦−8であることが好ましい。 【0009】また、サンシャインウエザーメーターによる120時間の耐侯試験後のワンピースゴルフボールの外観色調のWcieは75以上であることが好ましい。 【0010】 【発明の実施の形態】本発明は、基材ゴム100質量部に対して1〜7質量部の酸化チタンと0.05〜0.2質量部の青色系顔料とからなる顔料として作用する成分を添加したゴム組成物、さらに必要に応じて共架橋剤等を配合したゴム組成物を過酸化物で加硫成形してなるゴルフボール本体をクリアー塗膜で被覆したワンピースゴルフボールである。まず、本発明で用いる各成分について説明する。 【0011】前記ゴム組成物に含有される基材ゴムとしては、ブタジエンゴム(BR)、エチレン・プロピレン・ジエン3元共重合体(EPDM)、イソプレン(IR)、ブチルゴム(IIR)、天然ゴム(NR),アクリロニトリル・ブタジエンゴム(NBR)、スチレン・ブタジエンゴム(SBR)などの1種又は2種以上が用いられる。このうち、ブタジエンを主成分とするゴムが望ましく、具体的には、使用される上記基材ゴムの50質量%以上がブタジエンゴムであることが望ましい。また、ブタジエンゴムとしては、シス−1,4−結合の含有割合が90%以上のハイシスポリブタジエンを用いることが好ましく、例えば、日本合成ゴム社製のハイシスポリブタジエンゴムBR−11が挙げられる。 【0012】前記共架橋剤としては、アクリル酸やメタクリル酸などのα,β−エチレン性不飽和カルボン酸及び/又はその金属塩等が挙げられ、例えば、アクリル酸亜鉛、メタクリル酸亜鉛などがある。また、前記過酸化物としては、ジクミルパーオキサイド、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサンなどが挙げられる。 【0013】本発明では、前記ゴム組成物の顔料として作用する成分として、白色顔料として作用する酸化チタンとゴルフボール本体へ鮮やかさを付与する青色系顔料のみを用いる。白色系顔料として前記酸化チタンを用いるのみでは、鮮やかな白色の色調を有するゴルフボールが得られないのみならず、基材ゴムやクリアー塗膜などが経日劣化して黄ばんできた場合にも、白色の色調を維持することができないからである。そこで、本発明では、経日劣化による黄ばみを防止する観点からも、ゴム組成物の顔料として作用する成分として、青色系顔料を用いる。青色と黄色とは補色の関係にあるので、ゴルフボール本体の青色度を増しておけば、クリアー塗膜や基材ゴムが経日で黄変した場合にも、白色の色調が得られるからである。 【0014】また、本発明で顔料として作用する成分を、酸化チタンと青色系顔料のみとしているのは、他の色の顔料を併用すると、所望のあざやかな白色の色調が得られないからである。 【0015】前記酸化チタンの添加量は、前記基材ゴム100質量部に対して、1質量部以上、好ましくは2質量部以上、7質量部以下、好ましくは5質量部以下である。添加量が、1質量部未満であると、白色度の付与が十分でなく透明感を有するワンピースゴルフボールとなるからである。また、添加量が7質量部を超えると、得られるワンピースゴルフボールの耐久性が低下するからである。本発明では、酸化チタンの含有量を1質量部〜7質量部と比較的低い領域に設定することによって、ワンピースゴルフボールに耐久性を付与することができる。 【0016】前記青色系顔料の添加量は、基材ゴム100質量部に対して、0.05質量部以上、好ましくは0.10質量部以上、0.2質量部以下、好ましくは0.15質量部以下である。前記青色系顔料の添加量が、0.05質量部未満であると、ゴルフボール本体の青色度合いが低すぎて、ゴム組成物やクリアー塗膜が経日黄変した場合に、白色の色調を維持できないからである。また、0.2質量部を超えると、初期の色調の青色度合いが高くなり過ぎるので好ましくない。また、本発明の様に、従来ゴルフボールに使用されている青色系顔料の使用量よりも比較的多量の青色系顔料を使用すれば、耐久性を向上するために酸化チタン量を低目に設定した場合にも、ゴルフボールに透明感が出てくるのを防止することができる。 【0017】前記青色系顔料は、特に制限されないが、例えば、群青(ウルトラマリンブルー)、コバルトブルー、ファストスカイブルー、フタロシアニンブルー、紺青(プルシアンブルー)などがある。 【0018】本発明のワンピースゴルフボールの初期における外観色調は、Lab方式で表わした時に、−16≦b≦−8とすることが好ましい。本発明で「初期」とは、ゴルフボール作製直後の状態を意味する。初期外観色調のb値が−16未満であると青色度合が強すぎ、−8超であると経日変化によって黄変した際に、白色が損なわれるからである。 【0019】ここで、色調のLab表示とは、JIS−Z−8701又はJIS−Z−8728に規定されており、測定されるLab色差は、三刺激値X,Y,Zを用いて次のように換算される。尚、測定には、刺激値直読方法を採用しているミノルタ製のCR−221の色差計を用いている。 L=116(Y/YN)1/3−16a=500[(X/XN)1/3−(Y/YN)1/3} b=200[(Y/YN)1/3−(Z/ZN)1/3} XN,YN,ZN:完全拡散反射面のX,Y,Z系における三刺激値L値は明度の指標となるもので、L値が大きいほど明るい。a値とb値は、色相の指標となるもので、a値が大きくなると赤方向の色となり、小さくなると緑方向の色となる。またb値は大きくなると黄方向の色となり、小さくなると青方向の色となる。 【0020】本発明ではさらに、前記ワンピースゴルフボールのサンシャインウエザーメーターによる120時間の耐侯試験後のb値は、−14≦b≦0であることが好ましい。b値が0を超えると黄色の度合が強くなり、白色の色調が損なわれるからである。また耐侯試験後のb値を−14未満とするためには、初期b値を少なくとも−16未満とする必要があり、ゴルフボールの初期色調の青色度が強くなり過ぎるからである。 【0021】前記耐侯試験は、長期の耐侯性を促進する試験であって、JIS D 0205に準じて、サンシャインウエザーメーターを用いて実施することができる。 【0022】前記ワンピースゴルフボールの初期および耐候試験後のa値は、特に限定されるものではないが、初期および耐侯試験後のa値は、−3.5以上、より好ましくは−3.0以上、1.0以下、より好ましくは0.0以下であることが望ましい。a値が−3.5未満では、緑色度が高くなり、1.0超では、赤色度が高くなり、いずれの場合もゴルフボールに暗く重い印象を与えることになるからである。 【0023】本発明では、上述したように基材ゴム100質量部に対して1〜7質量部の酸化チタンと0.05〜0.2質量部の青色系顔料とを用いることによって、ゴルフボール作製直後は勿論のこと、耐侯試験後においても鮮やかな白色の外観色調を維持することができる。ゴルフボールの白色の色調は、「ISO 105−J02」に定められる「白さを表わす指数」であるWcieによって表わすことができ、数値が小さくなるほど白さに欠けることを示す。 【0024】ここで、Wcieは、ミノルタ製のCR−221(2度視野、3mmφ、光源D65)の色差計を用いたY x y測定にて、以下の様に求められる。 CIE・ISOの白色度式Wcie=Y+800(X0−X)+1700(Y0−Y) X0、Y0はD65照明の完全拡散面の色度座標X0=0.3127、Y0=0.3291【0025】本発明のワンピースゴルフボールは、サンシャインウエザーメーターによる120時間の耐侯試験をした後の外観色調のWcieが75以上、好ましくは80以上、より好ましくは90以上、さらに好ましくは93以上であることが望ましい。Wcieが75未満ではくすんだ白さとなってしまい外観を損なうからである。尚、このWcieの上限については、特に限定されるものではないが、ゴルフボールの材質等の制限上、145以下、好ましくは135以下、より好ましくは125以下としても良い。また、前記ワンピースゴルフボールの初期Wcieは、108以上、より好ましくは115以上、145以下、より好ましくは142以下、さらに好ましくは133以下とすることが望ましい。初期Wcieが108未満であると、初期の白色色調が低下するばかりでなく、耐侯試験後においても良好な白色色調を維持できないからである。 【0026】前記ゴム組成物は、上記酸化チタン、青色系顔料の他に、さらに硫酸バリウム、炭酸カルシウム、酸化亜鉛等の通常の充填剤や、軟化剤や老化防止剤等を含むことができ、基材ゴム、顔料、充填剤、共架橋剤等をロール・ニーダで配合し、加熱加圧成形することによりワンピースゴルフボール本体を得ることができる。 【0027】本発明のワンピースゴルフボールは、前記ゴルフボール本体にクリアーペイントを塗装して、ボール本体をクリアー塗膜で被覆したワンピースゴルフボールである。 【0028】前記クリアーペイントは、実質上顔料成分を含まないペイントであれば、限定されず、例えば、ウレタン樹脂系、エポキシ樹脂系、アクリル樹脂系等の溶剤型、水溶型、水分散型等のペイント等を使用することができ、特に打撃による変形や衝撃に対して、高い耐久性を有し、塗装作業性にも優れるという点から、溶剤型ウレタン樹脂が好ましい。 【0029】前記クリア塗膜は、視認性を高める目的や、耐候性をさらに高めるために、蛍光増白剤、紫外線吸収剤、光安定剤等を含むことができる。 【0030】前記蛍光増白剤とは、布、紙、プラスチックス等に添加して、その白さを増大させる物質をいい、日光スペクトルの内、紫外線領域(330nm〜380nm)の光を吸収し、可視部の青紫色光(400nm〜450nm)を蛍光として発する性質を有するものであれば、特に限定されない。 【0031】前記蛍光増白剤としては、例えば、スチルベン誘導体系、ベンゼン及びビフェニルのスチリル誘導体、ビス(ベンザゾール−2−イル)誘導体、クマリン、カルボスチリル、ナフタルイミド、ジベンゾチオフェン−5,5−ジオキシドの誘導体、ピレン誘導体、ピリドトリアゾールなどが挙げられ、より好ましくは、4,4'−ジアミノスチルベン−2,2'−ジスルホニックアシッドの誘導体、4−メチル−7−ジエチルアミノクマリン、2,5−ビス(5−tert−ブチル−2−ベンズオキサオゾリル)チオフェン等が挙げられる。前記紫外線吸収剤としては、例えば、サリチル酸誘導体、ベンゾフェノン類、ベンゾトリアゾール類、置換アクリロニトリル類及びニッケル錯体などが挙げられ、前記光安定剤としては、ヒンダードアミン系のものが挙げられる。 【0032】前記クリアーペイントを塗布する方法は、特に限定されず、例えば、溶剤型のクリアーペイントをスプレーガンで塗装する方法が挙げられる。塗布されたクリアーペイントの塗膜厚は、特に限定されないが、好ましくは3μm以上、好ましくは25μm以下である。前記クリアーペイントの塗膜厚が3μmより小さいと、ゴルフボールの光沢が低下する。また、膜厚が25μmより大きくなると、ディンプルの効果がなくなり、ゴルフボールの飛行性能の低下を招くからである。 【0033】 【実施例】以下、本発明を実施例によって詳細に説明するが、本発明は、下記実施例によって限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲の変更、実施の態様は、いずれも本発明の範囲内に含まれる。 【0034】[評価方法]■初期外観100人のゴルファーによって、ワンピースゴルフボールの初期(製造後、耐候試験前)外観の評価を行なった。 評価基準:◎:外観が良いと感じた人が80人以上○:外観が良いと感じた人が51人から79人×:外観が良いと感じた人が50人以下■耐侯性試験後外観ワンピースゴルフボールについてスガ試験機(株)製サンシャインスーパーロングライフウェザーメーターを用いてJIS D 0205に基づき、下記の条件で耐侯テストを行なった。100人のゴルファーによって、耐侯試験後のゴルフボールの外観評価を行なった。 耐侯試験の条件:槽内温度63℃、湿度50%、60分中12分間降雨の条件で120時間照射評価基準:◎:外観が良いと感じた人が80人以上◎:外観が良いと感じた人が51人から79人×:外観が良いと感じた人が50人以下【0035】[耐久試験]ワンピースゴルフボールをエアーガンを用いて、45m/秒の速度で金属板に衝突させ、ゴルフボールが割れるまでの回数を測定した。各ゴルフボールについて得られた値を、実施例1の測定回数を100として、指数化した値で示した(数値が大きい程、耐久性が良い)。 【0036】[ワンピースゴルフボールの製造及び評価]表1の配合組成に基づき、ゴム組成物を混練し、160℃30分加圧成形し、実施例1〜11及び比較例1〜5のワンピースゴルフボール本体を得た。前記ゴルフボール本体にクリアーペイントを塗布して乾燥し、クリアー塗膜で被覆されたワンピースゴルフボールを得た。得られたワンピースゴルフボールの初期外観、耐侯試験後外観、耐久性等について測定し、結果を表1に示した。 【0037】 【表1】
【0038】表1より、本発明のゴルフボールは、初期b値が−15.5〜−8.1であり、初期Wcieが115〜142のあざやかな白色を有するゴルフボールが得られ、初期外観も優れていた。また、耐侯試験後のb値及びWcieはそれぞれ−10.7〜−2.0、80〜106であり、黄色味のない白色のゴルフボールが得られ、本発明のゴルフボールは長期の耐侯性に優れていることが分かった。 【0039】比較例1は、酸化チタンの含有量が1質量部であり、青色系顔料の含有量が0.03質量部と少ない場合である。比較例1のゴルフボールは、酸化チタンの含有量が少なく、かつ、青色系顔料の含有量が少ないので透明感のあるゴルフボールが得られ、初期外観が低下した。また、初期b値が−6.5と大きいために、耐侯試験後のb値が0.9である黄色味を帯びたゴルフボールが得られた。さらに、初期Wcieが105であり、初期白色色調が低下していることに加えて、耐侯試験後のWcieの値が68となり、白色の外観色調が一層低下した。 【0040】比較例2は、酸化チタンの含有量が1質量部であり、青色系顔料の含有量が0.22質量部と多い場合である。比較例2のゴルフボールは、初期b値が−18.3と小さすぎるので、青味を帯びたゴルフボールとなり、白色の色調が損なわれた。比較例3のゴルフボールは、青色系顔料の含有量が少ないので、初期b値が−5.1と大きく、耐侯試験後のb値が1.2である黄色味の帯びたゴルフボールとなった。さらに、耐侯試験後のWcieの値が70であることより、白色の外観色調も損なわれている。また、酸化チタンの含有量が9質量部と多いために、ゴルフボールの耐久性が低下している。比較例4のゴルフボールは、ゴルフボールの外観色調には問題がないものの、酸化チタンの含有量が9質量部と多いために、ゴルフボールの耐久性が低下した。 【0041】比較例5のゴルフボールは、顔料として作用する成分として酸化チタンと青色系顔料に加えて紫色系顔料を用いた場合である。紫色系顔料を併用した場合には、初期Wcieが107であり、初期白色色調が低下していることに加えて、耐侯試験後のWcieの値が69となり、白色の外観色調が一層低下し、本願発明が目的とする様な鮮やかな白色の色調を有するゴルフボールが得られないことが明らかとなった。 【0042】 【発明の効果】本発明のワンピースゴルフボールは、酸化チタンを基材ゴム100質量部に対して1〜7質量部しか用いていないので、耐久性に優れる。また、青色系顔料を0.05〜0.2質量部併用することによって、ゴルフボールの外観に鮮やかな白さを付与するのみならず、ゴルフボール本体を構成するゴム組成物や、クリアー塗膜が劣化黄変した場合にも、白色の外観を維持したゴルフボールが得られる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000183233 【氏名又は名称】住友ゴム工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年5月7日(2001.5.7) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100067828 【弁理士】 【氏名又は名称】小谷 悦司 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−325864(P2002−325864A) |
| 【公開日】 |
平成14年11月12日(2002.11.12) |
| 【出願番号】 |
特願2001−136519(P2001−136519) |
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