| 【発明の名称】 |
ロール・チップ回収カテーテル |
| 【発明者】 |
【氏名】パトリック ピー.ルッソ
【氏名】ジョン シー.オスランド
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】医療用カテーテルに使用される先端チップ。チップはその内部の管腔を区別する壁を有する構造を備える。壁は先端部に管腔の軸に向かって内側に湾曲部を有する。管腔は装置を受け入れ、管腔内に回収することのできる適合可能な径を備える。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 管腔を区画する壁を有する部材と、前記部材は装置を前記血管内に格納することができるように血管内に配置可能であることと、前記部材の先端部であり、前記装置は前記管腔の方向に引き戻され、前記部材は装置を状況に合わせて管腔内に保持するために適合可能であることとからなる医療用カテーテルの先端チップ。 【請求項2】 前記部材は、先端部に向かい径方向において内側にテーパ状をなす請求項1に記載の先端チップ。 【請求項3】 前記チップがカテーテルの先端部に取り付けられた請求項2に記載の先端チップ。 【請求項4】 前記カテーテルが人体の管腔内に配置された請求項3に記載の先端チップ。 【請求項5】 前記カテーテルが血管内に配置された請求項3に記載の先端チップ。 【請求項6】 前記カテーテルは管腔を有し、前記カテーテルはカテーテル内の管腔内に配置されたガイドワイヤに沿って進む請求項5に記載の先端チップ。 【請求項7】 前記装置は塞栓防御装置である請求項1に記載の先端チップ。 【請求項8】 先端チップを区画する壁と、管腔を区画するチップと、先端部を有する管腔と、前記壁は先端部において管腔の軸に向かって内側に湾曲する湾曲部を有することと、径を有する装置を収納するのに適した径を有する前記管腔を備える先端チップを有するカテーテル。 【請求項9】 先端チップはカテーテルの部材の先端部に取り付けられた請求項8に記載の先端チップ。 【請求項10】 前記カテーテルは血管内を進む請求項9に記載の先端チップ。 【請求項11】 前記カテーテルは管腔を有し、前記カテーテルはカテーテル内に伸びるガイドワイヤ上を進む請求項10に記載の先端チップ。 【請求項12】 前記壁は外壁を有し、前記装置は先端チップに引き込まれ、前記装置の一部は壁の湾曲部の外壁の一部に接触する請求項11に記載の先端チップ。 【請求項13】 前記湾曲部は先端チップの前記管腔に内に前記装置を受け入れる請求項12に記載の先端チップ。 【請求項14】 前記装置はカテーテルの方向に引き戻され、先端チップは装置が引き戻されるのに合わせて装置に適合する請求項13に記載の先端チップ。 【請求項15】 前記装置は防御装置である請求項14に記載の先端チップ。 【請求項16】 先端チップは前記湾曲部に向かって進むにつれて小さくなる径を有する請求項15に記載の先端チップ。 【請求項17】 外周を有する管腔を区画する壁を有する管状部材を備え、前記管状部材は基端部から巻状先端部に向かってテーパを有し、前記先端部において、壁は管腔に向かって内側に湾曲し、より大きい外周を備えた装置は管腔の方向に強く引き戻され、前記管腔は、より大きい外周をスムーズに受け入れるに適するカテーテル。 【請求項18】 先端チップはカテーテルの先端部に取り付けられた請求項17に記載の先端チップ。 【請求項19】 前記カテーテルは患者の体の管腔内にある請求項18に記載の先端チップ。 【請求項20】 前記装置は塞栓防御装置である請求項19に記載の先端チップ。 【請求項21】 前記塞栓防御装置はその内部に粒状物質を有する請求項20に記載の先端チップ。 【請求項22】 先端チップはカテーテルの先端部に取り付けられた請求項21に記載の先端チップ。 【請求項23】 前記塞栓防御装置は先端チップ内に押入され、患者の体の管腔に少量の粒状物質が進入することを防止する請求項22に記載の先端チップ。 【請求項24】 前記塞栓性防御装置は基端方向に強く案内され、先端チップはより大きい外周に適合する請求項23に記載の先端チップ。 【請求項25】 前記防御装置は先端チップに向かって基端方向に強く案内され、前記管腔はほぼ外周に戻る請求項24に記載の先端チップ。 【請求項26】 前記防御装置はカテーテル本体内に配置される請求項25に記載の先端チップ。 【請求項27】 少なくとも1つの管状部材を有するカテーテル、先端部まで延伸する前記管状部材、および先端管状部材は、カテーテル先端部と接続および連通しており、前記先端管状部材は管腔との境界を形成する壁を有し、前記壁は先端部に向かって先細になり薄くなる厚さを有し、前記管腔に向かって内側に巻き込まれた前記壁の先端部はロール・チップを形成し、前記医療装置は血管内に配置され、ロール・チップは防御装置を管腔内に格納することが可能であり、前記管腔の対応する部分は防御装置の外周に合致し、前記防御装置は対応する部分に接触する医療装置。 【請求項28】 前記防御装置は外周を有し、前記管腔は防御装置が収納されるに先立ち外周を有し、管腔の外周は防御装置の外周より小さい請求項27に記載の医療装置。 【請求項29】 前記ロール・チップは接触領域においてステントの一部分に接触することが可能であり、前記接触領域は壁の外面上にある請求項27に記載の医療装置。 【請求項30】 前記接触面は先端チップが前記ステント上を通過するために構成された請求項29に記載の先端チップ。 【請求項31】 前記防御装置は塞栓を含み、先端チップは塞栓が血管内に放出されることを防止するために外周に適合可能な請求項27に記載の医療装置。 【請求項32】 先端チップは低いデュロメーターを有する請求項27に記載の医療装置。 【請求項33】 前記防御装置が前記カテーテルに格納された後、先端チップはほぼ元の形状に復帰する請求項27に記載の医療装置。 【請求項34】 先端チップは適合性のある材質からなる請求項27に記載の医療装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】関連出願のクロス・リファレンス本出願は米国特許法第111条(b)のもとに2001年2月14日に出願された仮出願第60/268773号に基づき、米国特許法119条(e)(1)に規定する優先権を主張する米国特許法第111条(a)のもとに出願されるものである。 【0002】 【発明の属する技術分野】(発明の背景) 1. 発明の分野本発明は一般的に医療カテーテルの分野に関するものである。より詳細には、本発明は先端塞栓の防御に使用される回収カテーテルに関するものである。 【0003】 【従来の技術】2. 関連技術の記載一般に、医療カテーテルは患者の体内の管腔内に使用するために使われるものである。カテーテルは進入部位から患者の体内に入り、管腔を通って治療部位まで届けられる。管腔は患者の脈管系、例えば血管の内部にある。治療部位は管腔壁に堆積した組織片により、管腔の1部分が狭まり狭窄した領域である可能性がある。このように狭まった状態を狭窄という。 【0004】カテーテルはガイドワイヤを使用することにより治療部位まで届けられる。一般的にガイドワイヤは先端部および基端部を有する細長い部材である。ガイドワイヤは進入部位から患者の体に入り、管腔を通って治療部位まで進む。ガイドワイヤの先端部は治療部位に最も近接した端部であるのに対し、基端部は進入部位に最も近接した端部である。ガイドワイヤはその先端部を治療部位の近接した側に移行するようにして、治療部位に近接して配置される可能性がある。(即ち、進入部位に最も近接した治療部位の側)。その後、ガイドワイヤの先端部は治療部位を通過する。その結果、ガイドワイヤの先端部が治療部位の末端側に位置される。(即ち、進入部位から最も離れた治療部位の側) 【0005】通常カテーテルは、ガイドワイヤを通すために中心部に管腔を有する細長い管状の本体からなる。カテーテルはガイドワイヤに沿って進み、治療部位に配置される。カテーテルは患者の体を通って治療部位まで進む先端部を有する。 【0006】カテーテルの本体部は径を有する管状であるため、狭窄により管腔が大幅に狭められた場合、カテーテルを進入部位から治療部位に渡って通すことが困難である可能性がある。従来技術は先端に向かって径方向に内側に先細になったカテーテルの先端チップを提供することによってこの問題に対応している。このような先細の先端チップによりカテーテルは管腔の狭まった部分を通過することができる。 【0007】他に起こり得る問題は、カテーテルがステントに引っかかる可能性があるということである。一般的にステントは管状の金属製であり、管腔の径を維持し管状に戻すために狭窄に留置するものである。ステントが留置された領域をカテーテルが通過する際、先端チップがステントの端に係合し、カテーテルの進行を妨げることがある。ステントが屈曲した血管に留置された場合、あるいはステントが十分に拡張されておらず不完全に配置された場合、カテーテルがステント通過するのは特に困難である。従来技術では、カテーテルの先端チップを球状、あるいはガイドワイヤの外径に近接した位置にまで先細にすることにより、先端チップの表面を小さくし、ステントとの係合を防ぐよう、問題に対応している。この方法により、ガイドワイヤの径からカテーテルの外径へと段階的に移行することができ、カテーテルをステントの中心に配置しやすくし、ステントの通過を促す。 【0008】塞栓防御装置などの装置は、カテーテルを含むその他の装置のためにガイドワイヤの役割を果たすホスト・ワイヤを有することがある。塞栓性防御装置は、ガイドワイヤの先端部に取り付けられる折り畳み、あるいは拡張可能なフィルタである。フィルタが折り畳まれた状態では、塞栓防御装置はガイドワイヤの方向に向かって圧縮され、よって装置の径は小さくなり管腔を通過することができる。フィルタが拡張された状態では、塞栓性防御装置はガイドワイヤから外側に向かって開き、管腔壁に係合し、血液などの液体はフィルタに通しながら同時に液体に混入する塞栓あるいは粒状物質は通さずにフィルタの役割をする。狭窄が治療される間も塞栓あるいは粒状物質が液体に混入することがある。狭窄の粒子は、治療装置を使うことにより除去される。これらの治療法には血栓摘出術、アテレクトミー(粥腫切除術)、バルーンによる血管形成術、ステント移植その他同様の除去法がある。 【0009】治療後、塞栓性防御装置に捕獲した塞栓を保持したまま、通常装置は管腔から取り出され折り畳まれる。塞栓が液体に放出されるのを防ぐため、塞栓防御装置をカテーテル内に納めるのが好ましい。折り畳まれた塞栓防御装置の基端側の外周は、ガイドワイヤの外径より大きい。塞栓防御装置を格納する従来技術のカテーテルは、捕獲された塞栓を含む防御装置を収納するため、比較的大きい径を有する。このようなカテーテルを狭まった血管に通すのは困難であり、ステントに引っかかる可能性がある。前記したように、これらカテーテルが先細の先端チップを有すれば、その外径の小ささにより塞栓の詰まった防御装置をカテーテル内に納めるのは困難となる。あるいは、従来技術のカテーテルの径がステントを通過しやすくするために小さく作られていたら、塞栓の詰まった防御装置を径の小さいカテーテルに引き戻す際、捕獲された塞栓物質は防御装置フィルタの末端部から押し出されてしまう可能性がある。 【0010】狭窄された、あるいはステント留置された管腔部を通過することのできる先端チップを有し、同時に塞栓防御装置をカテーテル内に格納することのできるカテーテルを提供することが有利となる。 【0011】 【発明が解決しようとする課題】本発明は塞栓防御装置を回収するために使用される改良型カテーテルに関するものである。血管など、患者の体の管腔内で使用されるものである。カテーテルの先端チップは狭窄した領域などの血管の狭まった部分を容易に通過し、例えば先端チップの内径より大きい径を有する塞栓防御装置を格納する方法においても適合することができる。 【0012】本発明の目的は、ステントあるいは不完全に配置されたステントを通過し、なおかつ先端チップの内径より大きい径を有する塞栓防御装置を格納する方法において適合することのできるカテーテルを提供することである。 【0013】本発明のその他の目的は、ステントあるいは不完全に配置されたステントを通過し、なおかつ塞栓を押し出すことなく塞栓防御装置を格納することのできるカテーテルを提供することである。 【0014】更に本発明のその他の目的は、ステントあるいは不完全に配置されたステントを通過することのできる大量な収容力を備えたカテーテルを提供することである。 【0015】更に本発明のその他の目的は、カテーテルの先端チップの内径より大きい径を有する塞栓防御装置を格納する際、径方向に拡張するカテーテル・チップを提供することである。 【0016】 【課題を解決するための手段】本発明は、塞栓防御装置などの装置を有するガイドワイヤ上に配置可能な内径を有する管状部材から成り、ガイドワイヤの末端部に最も近接して配置される。カテーテルの先端チップはコンプライアンスの高い材質からなり、塞栓防御装置が開いた状態の径より小さい内径を有する。先端チップの材質は、装置が管腔内、先端チップに引き戻されると共に先端チップ内に防御装置をスムーズに格納するために適合していく。 【0017】本発明の好ましい実施例は、主要なカテーテル本体部に取り付けられた先端チップからなる。先端チップはその本体のテーパが末端部に向かって減少していることにより識別される。管状の本体部は、その内部に管腔を形成し、壁によって区別される。先端部では、本体部の壁が管腔に向かって内側に曲がり、これによりロール・チップが形成される。先端チップはコンプライアンスの高い材質からなり、塞栓防御装置などの装置をスムーズに格納するために適合していく。 【0018】 【発明の実施の形態】図1に示される装置は医療用回収カテーテルに使用されるものである。先端チップ10は先細の形状からなる。先細の部分には管腔30を区画する壁34を有する。管腔30は先端チップ10の長手方向に延伸する。管腔30は先端チップ10の基端部20から先端チップ10の先端部24に至るまで伸び、先端チップ10を通じて開口を形成する。先端部24は主要なカテーテル本体部との接着面40から最も離れた端部であり、基端部20はカテーテル本体部40に最も近い端部である。 【0019】本発明において使用に適したカテーテル本体部40は、その内部を通る管腔を有する管状部材である。カテーテルの管腔は先端チップの管腔30と連通している。カテーテルの管腔42は、カテーテルの先端部44が先端チップ10の基端部20に接続される)とき、先端チップ10の管腔30と連通している。任意選択により、カテーテルの本体部は放射線不透過性のマーカバンド50をカテーテルの先端部44のほぼ近傍に含む。放射線不透過性のマーカバンド全体をカテーテル本体部40に内蔵したり、カテーテル本体部40を先端チップの基端部内配置したり、これらの構成を任意に組み合わせることも可能である。 【0020】先端チップ10の壁34には既定の厚みがある。壁の厚さは均一、あるいは徐々に薄くなってもよい。本実施例において壁34は、図2に示されるように先端側ほどその厚さが減少し、先細になっている。 【0021】先端チップ10の管腔30は、先端チップ10の全長に渡って均一の径、あるいは先端ほど小さくなる先細の径を有する。本実施例において先端チップ10の管腔は先端方向に狭まって先細になる。よって、管腔の径は先端方向に進むにつれ減少する。 【0022】先端チップ10の先端部24は、32に示されるようにその先端部を巻き込んだ状態を有するかもしれない。先端チップ10の先端部24にある壁34の部分は、ロール・チップ32を形成するために管腔30の軸52に向かって内側に巻き込まれる。 【0023】先端チップ10の壁34は内面(36および外面38を有する。ロール・チップ32では、端部22は管腔30に向かって内側に向くように図示されている。端部22は一般的に径方向に内側に向いている。先端チップ10のおよそ殆どの長さを覆う外面38は、一般的に径方向に外側に向いている。しかし、ロール・チップ32では、外面38は先端方向に向かって湾曲し、先端接触面26を形成する。 【0024】本発明は血管54などの人体の管腔内において使用することができる。ロール・チップ32は血管内にステント留置された、あるいは血管54の収縮した領域を通過させるために特別に設計されたものである。ステントは通常、血管の境界を定めるワイヤ製の壁を有する管状である。カテーテルはステント留置された領域を通過するために、ステントにより境界を定められた内側の管腔を通過しなければならない。従来技術に基づくカテーテルは血管内を進むものであり、その先端部はステントの軸の端部に対して引っかかる可能性がある。これは、特に血管54内の屈曲において、あるいはステントが十分に拡張されていない場合や不完全に配置された場合において明らかである。より具体的には、カテーテルの端部はステントの軸の端部に係合する可能性がある。これはカテーテルがより深く血管54内に進むのを妨げることになる。同様の問題は血管が収縮あるいは狭窄した領域において起こる。 【0025】本発明に基づくロール・チップ構造はこのような問題を回避することができる。ここに記述されるロール・チップ32を有する先端チップ10を利用したカテーテルは、血管内に挿入される。先端チップ10はステント留置された血管の領域まで進められる。ロール・チップ10は前述のとおり巻き込まれた状態にあり、ロール・チップ32における壁34の外側の部分が接触壁26を形成している。先端チップ10がステント留置された血管領域を進むとき、ロール・チップ32の接触壁26がステントに引っかかる可能性がある。ロール・チップ32は先端チップ10が容易にステントに引っかかることを回避する。先端チップ10がステント留置された領域を通過する際、ロール・チップ32はステントに接触する可能性があるが、接触ポイントから反れ、ステントから離れて進むようになる。従って外壁38がステントに接触する場所では、先端チップ10は継続してステントを通過させることができ、結果としてステントの軸の端部に引っかかることなく先端チップ10を継続して血管54内に進めることができる。 【0026】更に、先端チップ10は一例として管腔30内の防御装置58のように捕獲として機能することもできる。管腔の径はあらかじめ定められている。先端チップ10はカテーテルに接続されており、先端チップの管腔30はカテーテル・管腔42と滑らかに連通している。 【0027】管腔30内に格納される装置58は塞栓防御装置の役割を果たすかもしれない。防御装置58に関して、基端方向に向かって伸びるガイドワイヤは先端チップ10およびカテーテル40の管腔30を通って伸びている。一般的に装置は先端チップ10に対して先端方向に配置され、ガイドワイヤにより固定されている。防御装置58の径は通常、先端チップの先端部24より大きい径を有する。 【0028】再び、先端チップ10は合目的的な材質からなり、防御装置58を容易に管腔30の先端チップに格納することができる。防御装置58は先端チップ10に向かって案内されるため、接触壁26で最初にロール・チップ32に接触することになる。ロール・チップ32は、装置が管腔30に入るとき強く弾性を持って案内されるようにしてもよい(図3参照)。装置58が先端チップ10に対し基端方向に完全に引き戻されると、ロール・チップ32は装置と係合することを防止する位置に達し、歪まない形状に戻る(図5)。装置58は管腔30に引き戻され、また一方、管腔30内に装置58を合致させ保持させるために管腔30自身も適合し、ロール・チップ32は装置の外周に合わせて径方向に拡張する(図4)。最終的に装置58はカテーテルの管腔内に完全に収納されるようになり、先端チップ10は前記したように一気に元の構造に戻る。 【0029】先端チップ10を形成する弾性素材は塞栓防御装置が格納される際、塞栓が押し出され、放出するのを防ぐということが分かる。少なくとも先端チップ10の壁の1部分が近づいて防御装置58の外周を取り囲み、外周の形状を受け入れる。その結果、塞栓は防御装置58の外周と先端チップ10の壁間を通過するのを防ぐ。防御装置58内に捕獲された塞栓は、血管内に戻されることはない。一度防御装置58がカテーテルの管腔内に格納されると、先端チップ10は寸法、形状、および寸法においてほぼ元の形状に復帰する。 【0030】先端チップ10は弾性の、コンプライアンスの高い材質からなる柔らかい変形可能なチップである。先端チップを作るのに最適な材質は、熱化塑性ポリマーおよびポリマー・ブレンド、あるいは低いデュロメーターを有するシリコン、シリコン・ブレンドなどの熱硬化性のポリマーである。これら1つの材質が35/40Dぺバックス・ブレンドである。その他、有効なコンプライアンスの高い材質を使用しても同じ割合である。 【0031】ポリマー・チップは硫酸バリウム、次炭酸ビスマス、タングステン粉末その他同様の放射線不透過性の材質に含まれている可能性がある。チップ10は鋳造、あるいは加熱ダイやその他同様の方法により形成される。高周波誘導加熱、電気抵抗加熱、通電加熱などの方法が利用される。形成されたチップ10の好ましい容積は、当然ながらカテーテルの容積による。一例として、カテーテルの寸法範囲は4.2F(フィート、インチをメートル法に換算すること)から6.0Fまであり、それぞれの内径は0.042インチおよび0.062インチの両方がある。これらカテーテルは先端チップを備え、先端が内側に丸められた径はそれぞれ0.025インチから0.050インチまでの大きさがある。先端チップの管腔30の径は一定、あるいは先端部に向かって先細になる。チップ10はカテーテルと繋がった単一の形状であったり、加熱、接着あるいは成形などの適切な方法により、カテーテルに取り付けられている。 【0032】本発明の開示は例証であり、網羅するものではない。これら実施例および説明は、具体的には形状、寸法、材質、パーツの組み合わせに関するものは、本発明の範囲内において変更される可能性がある。従って、本発明の範囲は添付されている請求項によって定義される。
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| 【出願人】 |
【識別番号】501168939 【氏名又は名称】マイクロヴィーナ コーポレイション 【氏名又は名称原語表記】Microvena Corporation
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| 【出願日】 |
平成14年2月14日(2002.2.14) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100068755 【弁理士】 【氏名又は名称】恩田 博宣 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−325846(P2002−325846A) |
| 【公開日】 |
平成14年11月12日(2002.11.12) |
| 【出願番号】 |
特願2002−36326(P2002−36326) |
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