| 【発明の名称】 |
安全カテーテル挿入の方法および装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】チャド・ピー・ボウドロークス
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| 【要約】 |
【課題】カテーテルを患者に安全に挿入する装置およびその方法、並びに中実ニードル先端の使用方法を提供する。
【解決手段】安全カテーテル組立体であって、ニードルシャフトと、ニードル先端と、カテーテルと、コネクタとを含み、前記ニードルシャフトと前記ニードル先端とが連結されると、その接合部がステップアップとなり、前記コネクタによって、部分的に体内に挿入されている前記カテーテルと安全コンテナとが連結され、前記安全コンテナが、その中に前記中空ニードル先端が引っ込められると、前記ステップアップによって前記中空ニードルが前記安全コンテナの中に閉じ込めることができるように設計されている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 安全カテーテル組立体であって、中空ニードルシャフトと、中空ニードル先端と、カテーテルと、コネクタとを含み、前記中空ニードルシャフトが第1の端部、第2の端部、および第1の寸法を有しており、前記中空ニードル先端が、尖っている端部と尖っていない端部を有しており、前記尖っていない端部が、前記第1の端部と結合して接合部を形成するべく前記第1の寸法より大きい第2の寸法を有しており、前記接合部が前記第1の端部からのステップアップであり、前記カテーテルが、その端部から前記中空ニードル先端が突き出るように前記中空ニードルシャフトおよび前記中空ニードル先端の周りに配置されており、前記コネクタによって、部分的に体内に挿入されている前記カテーテルと安全コンテナとが連結されており、前記安全コンテナが、その中に前記中空ニードル先端が引っ込められると、前記安全コンテナの中に前記中空ニードル先端が閉じ込められるように設計されていることを特徴とする安全カテーテル組立体。 【請求項2】 安全カテーテル組立体であって、ニードルシャフトと、中実ニードル先端と、カテーテルと、コネクタとを含み、前記ニードルシャフトが第1の端部、第2の端部、および第1の寸法を有しており、前記中実ニードル先端が、尖っている端部、尖っていない端部、および溝を有しており、前記尖っていない端部が、前記第1の端部と結合して接合部を形成するべく前記第1の寸法より大きい第2の寸法を有しており、前記接合部が前記第1の端部からのステップアップであり、前記溝が前記中実ニードル先端の表面に沿って軸方向に、前記尖っている端部から前記尖っていない端部に渡って延在しており、前記カテーテルが、その端部から前記中実ニードル先端が突き出るように前記ニードルシャフトおよび前記中実ニードル先端の周りに配置されており、前記コネクタによって、部分的に体内に挿入されている前記カテーテルと安全コンテナとが連結されており、前記安全コンテナが、その中に前記中実ニードル先端が引っ込められると、前記安全コンテナの中に前記中実ニードル先端が閉じ込められるように設計されていることを特徴とする安全カテーテル組立体。 【請求項3】 カテーテル組立体を安全に挿入する方法であって、中空ニードルシャフトを中空ニードル先端と結合するステップであって、前記中空ニードルシャフトが第1の端部、第2の端部、および第1の寸法を有しており、前記中空ニードル先端が、尖っている端部と、尖っていない端部と、前記第1の端部と結合して前記第1の端部からのステップアップである接合部を形成するべく前記第1の寸法より大きい第2の寸法とを有している、前記ステップと、前記中空ニードル先端が前記カテーテルの端部から突き出るように、前記カテーテルを前記中空ニードルシャフトおよび前記中空ニードル先端の周りに配置するステップと、コネクタを用いて、部分的に体内に挿入されている前記カテーテルと安全コンテナとを連結するステップであって、前記安全コンテナが、その中に前記中空ニードル先端が引っ込められると、前記安全コンテナの中に前記中空ニードル先端が閉じ込められるように設計されている、前記ステップとを含むことを特徴とする方法。 【請求項4】 カテーテル組立体を安全に挿入する方法であって、ニードルシャフトを中実ニードル先端と結合するステップであって、前記ニードルシャフトが第1の端部、第2の端部、および第1の寸法を有しており、前記中実ニードル先端が、尖っている端部、尖っていない端部、溝、および第2の寸法を有しており、前記第2の寸法が、前記結合ステップによって前記第1の端部からのステップアップである接合部が形成されるように前記第1の寸法より大きく、前記溝が、前記中実ニードル先端の表面に沿って軸方向に、前記尖っている端部から前記尖っていない端部に渡って延在している、前記ステップと、前記中実ニードル先端の先端部が前記カテーテルの端部から突き出るように、前記カテーテルを前記ニードルシャフトおよび前記中実ニードル先端の周りに配置するステップと、コネクタを用いて、部分的に体内に挿入されている前記カテーテルと安全コンテナとを連結するステップであって、前記安全コンテナが、その中に前記中実ニードル先端が引っ込められると、前記中実ニードルが前記安全コンテナの中に閉じ込められるように設計されている、前記ステップとを含むことを特徴とする方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はカテーテル挿入装置に関する。 【0002】 【従来の技術】カテーテルは主に、患者の血管系の中に薬剤などの液体を直接投与するために用いられる。一般にカテーテルは、先端が鋭いニードルを含むカテーテル挿入装置を用いて患者の血管に挿入される。一般にニードルは、カテーテル内部の中空部分に配設され、ニードルの鋭い先端部がカテーテルの端部から僅かに突き出ている。ニードルを備えたカテーテルがニードルハブに連結される。次にカテーテルを患者に挿入し易いようにニードルを用い、カテーテルの挿入が完了したらニードルを取り外す。 【0003】問題は、患者の血管からニードルを取り外した後、患者にカテーテルを挿入している臨床医にニードルの先端部が剥き出しであることである。このようにニードルが露出していると、偶発的にニードルが刺さったりして、臨床医等がAIDSや肝炎などの危険な血液感染病原体に感染する恐れがある。 【0004】これまでにいくつかの安全なカテーテル挿入装置が開発された。 【0005】一例は、いくつかの硬質セグメントが複数のヒンジによって互いに直列に連結された保護機構を備えた装置に関連する。これらのセグメントは挿入ニードルの周りに配置されている。これらのセグメントは、ニードルを挿入する時は互いに折りたたまれ、挿入が完了するとニードルを完全に覆うように広がる(米国特許第5,957,892号および同第6,050,976号を参照)。 【0006】別の例は、ハウジング区画の中にニードルを格納するために動力或いはエネルギーを用いる収縮機構を備えた装置に関する(米国特許第6,050,976号を参照)。さらに別の例は、ばね機構によってニードルの収縮を可能にする自動収縮機構を備えた装置に関する(米国特許第5,573,510号を参照)。 【0007】これらの方法は全て、密閉領域の中にニードルを格納する装置の実現に関する。これらの方法は、多数の部品の複雑な組み立てや複雑な格納機構が必要であるため、安全挿入装置はこれらの安全機構を備えていない従来の挿入装置と比べかなり高価でありかつ使用方法が複雑である。これらの安全挿入装置に関連する別の問題は、ニードルが装置から逃げてしまう可能性があり安全目的が達成できないことである。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】さらに、上記したような安全カテーテル挿入装置と共に用いられる従来のニードルは中空である。中空ニードルは容易に破損する可能性があり、臨床医や患者が傷害を受けたり汚染されるリスクがより高い。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明は、カテーテルを患者に安全に挿入する装置およびその方法を提供する。本発明はさらに、中実ニードルを用いてカテーテルを患者に安全に挿入する装置およびその方法を提供する。 【0010】典型的な一実施の形態では、本発明の装置は中空ニードル先端に結合される中空ニードルシャフトを含む。中空ニードルシャフトは、第1の端部と、第2の端部と、第1の寸法とを有する。中空ニードル先端は、尖っている端部と、尖っていない端部と、第2の寸法とを有する。第2の寸法は、中空ニードルシャフトと中空ニードル先端が結合した時に第1の端部からのステップアップである接合部が形成されるように、第1の寸法より大きい。カテーテルが、その端部から中空ニードル先端が突き出るように、中空ニードルシャフトおよび中空ニードル先端の周りに配設される。コネクタを用いて、体内に一部が配設されているカテーテルと安全コンテナとが連結される。安全コンテナは、その中に中空ニードル先端が引っ込められると、その中にその中空ニードル先端が閉じ込められるように設計されている。 【0011】典型的な別の実施の形態では、本発明の装置は中実ニードル先端に結合されるニードルシャフトを含む。ニードルシャフトは、第1の端部と、第2の端部と、第1の寸法とを有する。中実ニードル先端は、尖っている端部と、尖っていない端部と、溝と、第2の寸法とを有する。第2の寸法は、ニードルシャフトと中実ニードル先端が結合した時に第1の端部からのステップアップである接合部が形成されるように、第1の寸法より大きい。溝が前記中実ニードル先端の表面に沿って軸方向に、前記尖っている端部から前記尖っていない端部に渡って延在する。カテーテルが、その端部から中実ニードル先端が突き出るように、ニードルシャフトおよび中実ニードル先端の周りに配設される。コネクタを用いて、体内に一部が配設されているカテーテルと安全コンテナとが連結される。安全コンテナは、その中に中実ニードル先端が引っ込められると、その中にその中実ニードル先端が閉じ込められるように設計されている。 【0012】本発明の上記した特徴および利点は、後述の好適な実施の形態から明らかになるであろう。図面は必ずしも一定の縮尺で描かれているものではなく、本発明の原理を強調することに重点がおかれている。 【0013】 【発明の実施の形態】全ての図面における同じ参照符号は、特別の記載がない限り同じ要素を示すものとする。 【0014】図1(a)は、一実施の形態に従った安全カテーテル挿入装置100の構成部品の例を示す図である。この安全カテーテル挿入装置100は、ニードルシャフト101および中空のニードル先端103を含む。ニードルシャフト101は、第1の端部102および第2の端部104を有する。ニードルシャフト101および中空ニードル先端103は共に、ステンレス鋼などの金属から形成することが可能である。ニードルシャフト101は中空または中実とすることができる。 【0015】中空ニードル先端103は、臨床医が患者にカテーテルを挿入する時に通常用いられる一般的なニードル先端とすることができる。中空のニードル先端103は約0.635cm(0.25インチ)の長さを有しうる。中空ニードル先端103は尖った端部106および尖っていない端部108を有する。尖った端部106は、ベベル形或いはV字形の形状を有しうる。図1(a)に例が示されているように、中空のニードル先端103の尖っていない端部108は、ニードルシャフト101の第1の端部102に連結しうる。 【0016】安全コンテナと共に移動する従来のニードル先端の問題は、ニードルを引っ込める時にニードルを強い力で引っ張ると、ニードル先端が偶発的に安全コンテナから突き出てしまう可能性があるということである。ニードル先端が安全コンテナから突き出てしまうと、安全コンテナがニードルを閉じ込めておくことができず、傷害を与える可能性や汚染の心配が残る。この問題の原因の1つは、ニードルが平滑であって、ニードルのシャフトからニードルの先端にかけてニードルが安全コンテナを偶発的に突き出るのを防ぐためのこぶ、リップ、または段などが存在しないことである。従って、安全カテーテル挿入装置は、ニードルが安全コンテナ内から出てしまうことなく安全コンテナ内に閉じ込められるように設計されたニードルを有するのが理想的である。 【0017】本発明の一実施の形態に従えば、中空ニードル先端103の尖っていない端部108の寸法は、少なくともニードルシャフト101の第1の端部102の寸法より大きい。図1(b)はニードル組立体100の断面図の例を示しており、中空ニードル先端103の尖っていない端部108がニードルシャフト101の第1の端部102より大きい。このような実施の形態では、中空ニードル先端103がニードルシャフト101に固定或いは結合された時、これら2つの部材間に接合部110が形成される。接合部110は、ニードルシャフト101と中空ニードル先端103との間のステップアップ230である。 【0018】中空ニードル先端103とニードルシャフト101とを結合して、図1(c)に例が示されている矢の形状を有するニードル組立体を有するカテーテル安全装置を形成することができる。この矢の形状を有するカテーテル挿入ニードルはまた、ニードルシャフト101と中空ニードル先端103との間に位置する接合部110であるステップアップを有する。このステップアップは、ニードル先端103の一側にのみ形成されうる。従って、ニードル組立体100の一側は平滑とし、他側はステップアップ接合部110とすることが可能である。このステップアップの特徴は、後述するようにニードル組立体100が偶発的に安全コンテナから出てしまう、すなわち滑って抜けないようにストッパーまたはラッチとして機能する。ステップアップはそれ自体が、ニードル組立体100が引っ込められる時にそのニードル組立体100が通過する安全コンテナの出口開口に対するラッチとなる。 【0019】熱収縮やプレス嵌めなどの方法を用いて中空ニードル先端103をニードルシャフト101に連結しうる。プレス嵌めの場合は、中空ニードル先端103を単にニードルシャフト101に押圧して連結可能である。熱収縮を利用する場合は、金属から形成されている中空ニードル先端103に熱を加えて金属を膨張させ、膨張した中空ニードル先端103をニードルシャフト101に結合することが可能である。冷却して収縮すると2つの部品間が締り嵌め嵌合する。別法では、ニードルシャフト101を中空ニードル先端103に接着して、これらの2つの部材をしっかりと結合することが可能である。 【0020】別の例では、ニードルシャフト101を上記したように中空ではなく中実とすることも可能である。図1(d)はニードルシャフト101が中実である例を示す図である。ニードルシャフト101は、その表面の一端、例えば第1の端部102に短いスリット112を有しうる。スリット112によって体液や血液が、中空ニードル先端103からカテーテル挿入装置のフラッシュチャンバー(詳細は後述)内に移動できるようになる。別法では、図1(e)に示されているようにニードルシャフト101は、その表面に沿ってスリット114が延在するように設計することが可能である。スリット114によって体液や血液が、中空ニードル先端103からカテーテル挿入装置のフラッシュチャンバー(詳細は後述)内に移動できるようになる。 【0021】中実ニードルシャフトは中空ニードルシャフトより丈夫であるため、ニードル組立体100の応力、ひずみ、または曲げによる破損や損傷のリスクを最小にすることが可能である。従って、中実ニードルが理想的であろう。中実ニードルシャフトを用いることによって、臨床医が病原体に曝されるリスクや傷害を受けるリスクが抑えられると共にカテーテル挿入装置も損傷を受けにくくなる。また、カテーテルが透明な場合、臨床医が中実シャフトによって血液が逆流するのをいち早く確認することが可能となる。 【0022】図2(a)乃至図2(d)には本発明の別の実施の形態の例が示されている。これらの図面には、安全カテーテル挿入装置に用いることが可能な異なったニードル組立体200の例が示されている。ニードル組立体200は、ニードルシャフト202および中実ニードル先端204を含む。図2(a)は中実ニードル先端204の側面図である。図2(b)は中実ニードル先端204の正面図である。図2(c)および図2(d)はそれぞれ、中実ニードル先端204の二次元斜視図および三次元斜視図を示す。ニードルシャフト202もまた、第1の端部214および第2の端部216を有する中実ニードルシャフトである。ニードルシャフト202およびニードル先端204の両方は、ステンレス鋼などの金属から形成することが可能である。カテーテル挿入装置の部品として、中実ニードル先端204は尖った端部206および尖っていない端部208を有する。尖った端部206はベベル形あるいはV字形の形状としうる。 【0023】図2(b)および図2(c)には、溝212を有する中実ニードル先端204の例が示されている。溝212は、ニードル先端204からフラッシュチャンバーの中に血液や体液が流入できるように設計されている。患者にカテーテルを挿入する臨床医は、ニードル先端の進入を止めて血管にカテーテルを挿入するために、ニードル先端が患者の血管に到達したか否かを確認する必要がある。従って、ニードル先端からフラッシュチャンバー内への血液の流入によって、臨床医にニードル先端が患者の血管に到達したことを示すのが好ましい。 【0024】溝212は、体液や血液がニードル先端204からカテーテル220を経て、カテーテル挿入装置のフラッシュチャンバー(詳細は後述)内に流入可能となるように設計されている。流路を形成するべく溝212はニードル先端204の表面に刻まれたV字形のノッチとする必要がある。従って、溝212によって、中空ニードルシャフトの中空部分が流路を形成するのと同様の結果が得られる。 【0025】溝212に類似の溝またはスリットもまた、中実のニードルシャフト202の表面に設けることが可能である。この構造によって、カテーテルおよびフラッシュチャンバー内への血液の流入速度が格段に速くなる。 【0026】図2(c)に例が示されているように、ニードル先端204の尖っていない端部208をニードルシャフト202の第1の端部214と結合することが可能である。この実施の形態の1つの重要な特徴は、ニードル先端204の尖っていない端部208の寸法が、少なくとも第1の端部214の寸法より大きいことである。このような場合、ニードル先端204がニードルシャフト202に固定或いは結合されると、これら2つの部品間に接合部210が形成される。 【0027】接合部210は本質的に、ニードルシャフト202とニードル先端204との間のステップアップ230すなわちリップである。図2(c)および図2(d)には、第1の端部214が尖っていない端部208に結合した時に形成される接合部210の例が示されている。接合部210は、第2の端部216から尖っていない端部208にかけて見られるニードルシャフト202からニードル先端204にかけてのステップアップ230すなわちリップを形成する。典型的な一実施の形態では、ステップアップ230はニードルシャフト202の両側にある必要ない。換言すれば、図2(c)および図2(d)に示されているようにニードル組立体200は、平坦な底面および頂部に位置するステップアップ230を有する。このステップアップ230は、ニードル先端204が安全コンテナから抜けないようにする目的のためだけに利用される。従って、必ずしもニードル先端204の両側にステップアップ構造が必要というわけではない。 【0028】ニードル先端204とニードルシャフト202を結合すると、図2(c)および図2(d)に例が示されているようなショベル形のカテーテル挿入装置が形成されうる。このショベル形カテーテル挿入装置は、ニードルシャフト202とニードル先端204との間に位置する接合部210であるステップアップ230を有する。このステップアップ230の構造は、後述するようにニードル組立体200が安全コンテナから偶発的に安全コンテナから出てしまう、すなわち滑って抜けないようにストッパーまたはラッチとして機能する。ステップアップ230はそれ自体が、ニードル組立体200が引っ込められる時にそのニードル組立体200が通過する安全コンテナの出口開口に対するラッチとなる。 【0029】ニードル先端204は、当分野で周知の超音波溶接を用いてニードルシャフト202に溶接しうる。別法では、ニードル先端204とシードルシャフト202は一片のステンレス鋼から形成されうる。このような実施の形態では、一片のステンレス鋼の一端から材料を削り取ってニードルシャフト202を形成し、残った方の端部から材料を削り取ってニードル先端204を形成する。例えば、図2(c)に例が示されているように、一片のステンレス鋼の一端から材料を削り取ってニードル組立体200のニードルシャフト部分を形成する。そして、他端から材料を削り取ってニードル組立体200のニードル先端部分を形成する。ニードルシャフト202は、上記したニードル組立体200のためのステップアップ230構造を形成するべく、少なくとも尖っていない端部208より十分に細くする。この実施の形態では、体液および血液がニードル先端204からニードルシャフト202に沿った溝212を通ってカテーテル220内に流れ込み、後述するフラッシュチャンバーに到達する。 【0030】図3は、本発明に従った安全カテーテル組立体300の一例を示す図である。組立体300は、本体308と、フラッシュプラグ310と、カテーテル304と、コネクタとして作用しうるハブ306と、ニードルシャフトおよびそれに固定されたニードル先端302を有するニードル組立体とを含む。組立体300はさらに、本体308とハブ306の内部に配設された安全コンテナを含む(図3では視認できないが、以降の図面を参照)。 【0031】図4および図5には、より詳細なカテーテル組立体300の例が示されている。本体308、フラッシュプラグ310、および安全コンテナ320は、プラスチック材料から形成されうる。好適な実施の形態では、フラッシュプラグ310は通気性である。カテーテル304は、可撓性であって曲げ易く、柔らかい生体適合材料から形成される。例えば、医療グレードのポリウレタン、シラスティック、シリコーンゴム等の材料である。二ドール組立体100やニードル組立体200などのニードル組立体は、ステンレス鋼などの金属から形成される(上述)。 【0032】図4に詳細が示されているように、本体308は末端部324および近接端部326を有する。図4はカテーテル組立体300の断面図の例を示す。一例では本体308は、フラッシュプラグ310が本体308の末端部324の中に配設されうるように設計されている。本体308はまた、安全コンテナ320と、ニードル組立体100やニードル組立体200などのニードル組立体とを収容するように設計されている。 【0033】図4に例が示されているように本体308はまた、中空であって幾つかの溝を有しうる。安全コンテナ320は、本体308の近接端部326の中空部分内に部分的に配設されうる。安全コンテナ320の本体308の中に配設されていない部分は、安全コンテナ突出部322または単に突出部322と呼びうる。 【0034】図4および図5に例が示されているニードル組立体は、カテーテル304、ハブ306、および安全コンテナ320内を経て最終的に本体308の中に配設されうる。好適なニードル組立体は、上記したニードル組立体100やニードル組立体200が可能である。一例では、ニードル組立体200が用いられる場合、このニードル組立体200は、カテーテル304、ハブ306、および安全コンテナ320内を経て最終的に本体308の中に配設されうる。ニードル組立体200が上述のように正しく組立てられると、ニードル先端204はカテーテルの端部304から僅かながら突き出ることになる。 【0035】本体308はまた、上記したフラッシュチャンバーとして機能するように設計されている。換言すれば、本体308は、ニードル先端およびカテーテルを挿入している臨床医に、それらの両方が患者の血管に到達したことを示唆する血液の逆流を示すように設計されている。フラッシュチャンバーとして機能するために、本体308は血液の逆流を示すべく通常は透明な材料から形成される。別法では本体308を、血液の逆流を示すべく本体308の表面に沿った小さな透明の窓或いはスリットを単に備えるように設計することも可能である。 【0036】中空ニードル先端103とニードルシャフト101の両方が中空である一実施の形態では、中空ニードル先端103が血管に到達すると、血液が中空ニードル先端103およびニードルシャフト101を流れる。本体308の中に血液が流入し、血液の逆流が起こる。この時、臨床医が、中空ニードル先端103が血管に到達したことに気づき、中空ニードル先端103の挿入を止め、カテーテル304を血管の中に挿入し始めるのが理想的である。 【0037】上述のように本体308は溝を有しうる。挿入ニードルが上記したようにニードル組立体200のように中実ニードルの場合、図4に示されているように本体308が2つ或いは3つのチャネルを有するように設計しうる。1つのチャネルは、ニードルシャフト202を収容するためだけに用いうる。この実施の形態では、血液は溝212を流れる。ニードルシャフト202は中実ニードルシャフトとすることが可能であるが、そうすると血液はその中を流れない。その代わり血液は、溝212から本体308の別のチャネルに流れ、臨床医に血液の逆流が示される。別法では、ニードルシャフト202を収容するチャネルを、血液がニードルシャフト202に沿って同じチャネルの中を移動できるほど大きくすることも可能である。 【0038】本発明の一例に従えば、フラッシュプラグ310は本体308から血液が噴出するのを防止するように設計されている。これは、臨床医が有害な病原体に曝されないため、および汚染を最小に抑えるために必要である。フラッシュプラグ310はまた、組立体内の圧力が上昇しないように空気が通過できるように設計されている。 【0039】図5に例が示されているように、本体308は砂時計形の形状を有しうる。この形状によって安全カテーテル組立体300の操作が容易になり、掴み易くなりうる。砂時計形本体308は、一般的な円柱状の本体308よりも魅力的な外観となりうる。 【0040】カテーテル304は患者への薬剤注入に用いられる一般的な静脈カテーテルが可能である。このようなカテーテルは一般に短い。典型的な一実施の形態では、カテーテル304は、中空ニードル先端103がカテーテル304の端部から僅かに突出するように中空ニードル先端103の周囲に配設されている(図4および図5を参照)。中空ニードル先端103は約0.635cm(0.25インチ)の長さとすることが可能であり、カテーテル304は約0.635cmよりやや短くするのが好ましい。内部に中空ニードル先端103が配設されたカテーテル304は、ハブ306などの一般的なカテーテルコネクタの中に挿入される。 【0041】図4および図5では、ハブ306が突出部分322に結合されており、それによってニードルシャフト101、中空ニードル先端103、およびカテーテル304が安全コンテナ320に固定されている。安全コンテナ320は本体308に連結されている。安全コンテナ320は、本体308に結合した後、その本体308からはスライドさせるなどして取り外せるが、ハブ306からは外れないように設計されるのが好ましい。このような設計では、安全コンテナは常に中空ニードル先端103に近接して、カテーテル304の挿入が達成された後に容易にかつ素早く中空ニードル先端103を閉じ込めることできるようになっている。 【0042】別の典型的な一実施の形態では、カテーテル304は、ニードル先端204がカテーテル304の端部から僅かに突出するように中空ニードル先端204の周囲に配設されている(図4および図5を参照)。ニードル先端204は約0.635cm(0.25インチ)の長さとすることが可能であり、カテーテル304は約0.635cm(0.25インチ)よりやや短くするのが好ましい。内部にニードル先端204が配設されたカテーテル304は、ハブ306などの一般的なカテーテルハブの中に挿入される。 【0043】図4および図5では、ハブ306が突出部分322に結合されており、それによってニードルシャフト202、ニードル先端204、およびカテーテル304が安全コンテナ320に固定されている。安全コンテナ320は本体308に結合されている。安全コンテナ320は、本体308に結合した後、その本体308からはスライドさせるなどして取り外せるが、ハブ306からは外れないように設計されるのが好ましい。このような設計では、安全コンテナは常にニードル先端204に近接して、カテーテル304の挿入が達成された後に容易にかつ素早くニードル先端204を閉じ込めることできるようになっている。 【0044】図6(a)および図6(b)には、安全コンテナ320の一例が示されている。この実施の形態では、安全コンテナ320は、少なくとも1つの内腔410と、ゲート412と、全部開口414と、後部開口416とを有する。内腔410は安全コンテナ320の壁部によって囲まれうる。上記したように、安全コンテナ320は、突出部分322以外は本体308の内部に配設されている(図5を参照)。安全コンテナ320の壁部から材料を削り取って、突出部分322が形成されうる。突出部分322は、ハブ306の中に好適に嵌合するようなルア端部のような形状とすることが可能である(図4および図5を参照)。 【0045】図6(a)に示されている一例では、ゲート412は内腔402内に配設されており、前部開口414にスイング可能に固定されている。ニードルシャフト101および中空ニードル先端103を有するニードル組立体100などのニードル組立体は、前部開口414からゲート412を経て、安全コンテナ320内に配設されうる。ニードル組立体100が安全コンテナ320の内部に配設される場合、ニードル組立体100は前部開口414を貫通して、ゲート412を介して内腔410内に至っている。ニードル組立体100がゲート412を通過する時、ゲート412は前部開口414から遠ざかる方向に押される。従って安全コンテナ320は、図6(a)に示されているように開の位置になる。 【0046】図6(b)には、閉の位置にある安全コンテナ320が示されている。臨床医が本体308内に血液が逆流するのを確認した後、臨床医はニードル組立体100を引っ込めて安全コンテナ320内に入れる。中空ニードル先端103がゲート412を過ぎて内腔410内に引っ込められるため、ゲート412が閉の位置にスイングする。このような構造によって、ニードル組立体100の少なくともニードル先端部分106が安全コンテナ320内に閉じ込められる。 【0047】図6(a)および図6(b)に例が示されているように、ニードル組立体100の代わりにニードル組立体200を用いうる。ここで、図6(a)に示されている例では、ニードルシャフト202およびニードル先端204を有するニードル組立体200などのニードル組立体は、前部開口414を通って安全コンテナ320内に配設されうる。ゲート412が内腔402内に配置され、前部開口414にスイング可能に固定されている。ニードル組立体200が安全コンテナ320の内部に配設される場合、ニードル組立体200は前部開口414を貫通して、ゲート412を介して内腔410内に至っている。ニードル組立体200がゲート412を通過する時、ゲート412は前部開口414から遠ざかる方向に押される。従って安全コンテナ320は、図6(a)に示されているように開の位置になる。 【0048】図6(b)には、閉の位置にある安全コンテナ320が示されている。臨床医が本体308内に血液が逆流するのを確認した後、臨床医はニードル組立体200を引っ込めて安全コンテナ320内に入れる。ニードル先端204がゲート412を過ぎて内腔410内に引っ込められるため、ゲート412が閉の位置にスイングする。このような構造によって、ニードル組立体200の少なくともニードル先端部分206が安全コンテナ320内に閉じ込められる。 【0049】上記したスイング可能なゲート構造によって、安全コンテナ320は清潔に保たれ、血液の残滓が存在しない。ニードルシャフトがゲート412を通過する時に、ニードルシャフトの外側の血液がゲート412によってふき取られるため、血液が安全コンテナ320内に留められる。従って、臨床医が有害な病原体に曝されることなくニードルが内部に閉じ込められている安全コンテナ320を操作することが可能となる。 【0050】ニードル組立体100またはニードル組立体200の1つの利点は、ニードルシャフトからニードル先端に渡るステップアップ230などのステップアップ接合部である。安全カテーテル挿入装置の主な目的の1つは、カテーテルの患者への挿入が完了した後、ニードル先端を封入することである。本発明に従ったニードル先端は、引き抜くときに外れることなく安全コンテナ内にニードル先端が閉じ込められるように設計されている。 【0051】図6(a)および図6(b)に例が示されているように、典型的な一実施の形態では、中空ニードル先端103を内腔410内に効果的に閉じ込めるために、安全コンテナの後部開口416はニードルシャフト101のみが滑り嵌めされるように設計されている。中空ニードル先端103の尖っていない端部の寸法がニードルシャフト101の端部より大きいため、ニードルシャフトとニードル先端が互いに結合した場合、接合部110の寸法は後部開口416より大きい。従って、ニードル組立体100が引っ込められる時に接合部110は後部開口416を通過できない。従って、中空ニードル先端103が安全コンテナ320内に安全に閉じ込められる。 【0052】ニードル組立体200が用いられる例では、ニードル先端204を内腔410内に効果的に閉じ込めるために、安全コンテナの後部開口416はニードルシャフト202のみが滑り嵌めされるように設計されている。ニードル先端204の尖っていない端部の寸法がニードルシャフト202の端部より大きいため、ニードルシャフトとニードル先端が互いに結合した場合、接合部210の寸法は後部開口416より大きい。従って、ニードル組立体200が引っ込められる時に接合部210は後部開口416を通過できない。従って、ニードル先端204が安全コンテナ320内に安全に閉じ込められる。 【0053】図7(a)乃至図7(d)のそれぞれには、別の例の安全コンテナ320の断面図が示されている。この実施の形態では、安全コンテナ320は、ノーズ400と、ノーズキャップ430と、クリップ406と、前部開口404と、後部開口408とを含む。ノーズ400およびノーズキャップ430はプラスチック材料から形成されうる。クリップ406は、プラスチック、マイラー、金属、平滑金属、またはステンレス鋼から形成されうる。 【0054】一実施の形態では、ノーズ400は、その壁部403によって囲まれている第1の内腔402を含む。ノーズ400はまた、カテーテルハブに結合する安全コンテナ320の一部である第1のルア端部420を含む。ノーズ400はさらに、本体308にスライド式に結合する安全コンテナ320の一部である第2のルア端部421を含む。安全コンテナ320をスライド式に本体308に結合させる目的は、ニードルおよびカテーテルを患者に挿入する時に安全コンテナ320がニードルに近接しているようにして、ニードル先端が素早く且つ容易に安全コンテナ320内に閉じ込められるようにするためである。ニードル先端を患者から引き抜く場合、臨床医は本体308を引っ張って、本体308の内部に部分的にスライド可能に配設された安全コンテナ320に配設されたニードルシャフトを引っ込める。僅かな力で本体308が安全コンテナ320からスライドして外れ、ニードルシャフトが引っ込むが、ニードル先端を保持している安全コンテナ320はハブとカテーテルに連結したままである。 【0055】ノーズキャップ430は第1の内腔402内に配設されている。また、ノーズキャップ430は、その壁部434に囲まれた第2の内腔432を有する。クリップ406は第1の内腔402内の壁部434の表面に配設されている。ノーズキャップ430の1つの機能は、クリップ406を保持して内腔402に配置することである。ノーズキャップ430はまた、後部開口408の大きさを小さくして、組立体100のニードルシャフト101や組立体200のニードルシャフト202などのニードルシャフトの出口として丁度よい大きさにしている。 【0056】図7(a)乃至図7(d)に例が示されているように、クリップ436は内腔402内に配置可能であり、ノーズキャップ壁434に保持されている。図7(c)の例では、クリップ436は第1の脚部438と第2の脚部440を有しうる。クリップ436はまた、第1の脚部438と第2の脚部440を形成するべく膝部分で曲がるように、プラスチック、マイラー、またはステンレス鋼などの金属の一片から形成されうる。別法では、クリップ436は一点で金属が接合した2部分から形成されうる。 【0057】一例では、クリップ436は、開位置であるか閉位置であるかによってL形或いはJ形の形状を有しうる。クリップ436は、ニードル組立体が前部開口404を通って配置される時に、第1の脚部438が元の位置Lから後方にスイングするように設計されうる。例えば、クリップ436は、ニードル組立体がグリップを介して配置される時に曲がる。従って、クリップ436はL形からJ形に変わる。 【0058】図7(a)には、ニードルシャフト330が安全コンテナ320内に挿入されている開位置のクリップ436の例が示されている。この時のクリップ436の形状はJ形である。図7(b)および図7(c)には、中空ニードル先端103またはニードル先端204が安全コンテナ320内に閉じ込められている閉位置のクリップ436の例が示されている。この時のクリップ436の形状はL形である。この構造によって、中空ニードル先端103やニードル先端204などのニードル先端が安全コンテナ320内に閉じ込められるようになっている。 【0059】また、この構造によって、安全コンテナ320は清潔に保たれ、血液の残滓が存在しない。ニードルシャフト101またはニードルシャフト202などのニードルシャフトがゲート412を通過する時に、ニードルシャフトの外側の血液がゲート412によってふき取られるため、血液が安全コンテナ320内に留められる。従って、臨床医が有害な病原体に曝されることなくニードルが内部に閉じ込められている安全コンテナ320を操作することが可能となる。 【0060】上記したように、ニードル組立体100またはニードル組立体200の1つの利点は、ニードルシャフトからニードル先端に渡るステップアップ230が設けられていることである。安全カテーテル挿入装置の主な目的の1つは、カテーテルの患者への挿入が完了した後、ニードル先端を封入することである。本発明に従ったニードル先端は、引き抜くときに外れることなく安全コンテナ内にニードルが閉じ込められように設計されている。 【0061】図7(a)乃至図7(d)に例が示されているように、典型的な一実施の形態では、中空ニードル先端103またはニードル先端204を第1の内腔402内に効果的に閉じ込めるべく、安全コンテナの後部開口408が、ニードルシャフト101またはニードルシャフト202などのニードルシャフトのみが滑り嵌めされるように設計されている。すなわち、ノーズキャップ430が、ニードルシャフトのみが滑動して通過可能な大きさの出口を有する。 【0062】このような実施の形態では、中空ニードル先端103やニードル先端204などのニードル先端の尖っていない端部の寸法が、ニードルシャフト101やニードルシャフト202の寸法より大きい。従って、ニードルシャフトとニードル先端が互いに結合した場合、形成された接合部の寸法は後部開口408より大きい。従って、ニードル組立体が引っ込められる時、中空ニードル先端103またはニードル先端204は、後部開口408を通過できず安全コンテナ320内に安全に閉じ込められる。 【0063】これらの実施の形態に従ったニードル組立体100(図1(a)乃至図1(e)を参照)は、ニードルシャフト101に引っ張る即ち引っ込める強い力が加わった場合、中空ニードル先端103がニードルシャフト101から外れて分離する。従って、ニードルシャフト101のみが安全コンテナ320から引き抜かれる。 【0064】同様に、これらの実施の形態に従ったニードル組立体200(図2(a)乃至図2(d))は、ニードルシャフト202に引っ張る即ち引っ込める強い力が加わった場合、ニードル先端204がニードルシャフト202から外れて分離する。従って、ニードルシャフト202のみが安全コンテナ320から引き抜かれる。 【0065】図8(a)乃至図8(g)に、本発明に従ったカテーテルを安全に患者に挿入する具体的な方法の例が示されている。この方法は、ニードル先端を有する挿入装置を利用する。安全カテーテル挿入装置500は、上記した実施の形態に従って完全に組み立てられた状態で供給されうる。装置500は、本体308と、安全コンテナ320と、ハブ306と、カテーテル304と、ニードル先端502と、ニードルシャフト504とを含む(図8(a)を参照)。ニードル先端502は、上述の中空ニードル先端103またはニードル先端204とすることが可能であることに留意されたい。また、ニードルシャフト504は、ニードルシャフト101またはニードルシャフト202とすることが可能である。 【0066】ニードル先端502がカテーテル304の内部の中空部分に配設された場合、臨床医がニードル先端502およびカテーテル304を患者に挿入することが可能となるように、ニードル先端502の先端部がカテーテル304の端部から僅かに突出しうる。本体308は、臨床医がニードル先端502およびカテーテル304を患者の血管に挿入するのを補助するハンドルとして機能しうる。 【0067】ニードル先端502が血管を穿孔すると、血液が本体308に勢いよく逆流する。本体308は透明であるか窓を有しているため、ニードル先端502が患者の血管に到達したことが臨床医に示される。この時点で、臨床医は指を使ってカテーテル304を患者の血管内に挿入しうる。 【0068】カテーテルの挿入が完了したら、臨床医はハブ306およびカテーテル304を押さえて、ニードルシャフト504を収容する本体308を引っ張って患者からニードル先端502を手動で引き抜き、患者からニードルシャフト504を引き離す。ニードル先端502を安全コンテナ320内に引っ込めてその中に閉じ込める。臨床医は本体308を続けて引っ張り、ニードルシャフト504を安全コンテナ320から取り外しうる。しかしながら、上述のようにステップアップ230がニードル先端502およびニードルシャフト504に形成されているため、ニードル先端502は安全コンテナ320の中に留められる。 【0069】次に、臨床医は、十分な力で本体308およびニードルシャフト504を引っ張ってハブ306から安全コンテナ320を取り外す。安全コンテナ320がハブ306およびカテーテル304から外れ、カテーテル304とハブ306が患者に残される。ニードル先端502は安全コンテナ320内に安全に閉じ込められている(図8(d)乃至図8(g))。また、臨床医は、本体308および/またはニードルシャフト504にさらに力を加えて、ニードル先端502からニードルシャフト504を取り外しうる。別法では、物理的に破壊してニードルシャフト504をニードル先端502から分離しうる。従って、安全コンテナ320はニードル先端502のみを留める。 【0070】次に臨床医は、安全コンテナ320をニードル先端502と共に廃棄しうる。次に臨床医は、点滴静脈注射をハブ306に取り付けて、カテーテル304から液体や薬剤を患者に注入しうる。 【0071】本発明の実施態様は以下の通りである。 (1)第1の内腔と、前部開口と、少なくとも1つのゲートと、後部開口とをさらに含み、前記前部開口を通って前記中空ニードルシャフトおよび前記中空ニードル先端が配設されており、前記少なくとも1つのゲートが前記第1の内腔内に配設され、前記前部開口に連結されており、前記ゲートが、前記中空ニードルシャフトおよび前記前記中空ニードル先端が前記前部開口を介して配設される時に前記ゲートが元の閉位置から遠ざかる方向にスイングし、少なくとも前記中空ニードル先端が前記第1の内腔内に十分に引っ込められると、元の閉位置に戻って前記中空ニードル先端が前記第1の内腔内に閉じ込められるように設計されており、前記後部開口が、前記接合部および前記中空ニードル先端が前記後部開口から出てしまわないように前記接合部より小さい開口寸法を有することを特徴とする請求項1に記載のニードル組立体。 (2)前記第1の内腔が前記コネクタに連結するためのルア端部を有するノーズであり、前記ノーズがさらにその内部に配設されたノーズキャップを含み、前記ノーズキャップが第2の内腔を含み、前記中空ニードルシャフトおよび前記中空ニードル先端を受容すると共に、前記第2の内腔から前記接合部および前記中空ニードル先端が前記後部開口から出てしまわないように前記後部開口を画定していることを特徴とする実施態様(1)に記載の安全カテーテル組立体。 (3)前記ゲートが2つの脚部を有するクリップであり、前記2つの脚部の内の一方が、前記クリップを固定するべく前記ノーズと前記ノーズキャップとの間の前記第1の内腔内に配設されており、前記2つの脚部の内の他方の脚部が前記元の閉位置の付近に配設されていることを特徴とする実施態様(2)に記載のニードル組立体。 (4)前記中空ニードルシャフトが、表面にスリットを有する中実ニードルシャフトであることを特徴とする実施態様(3)に記載のニードル組立体。 (5)前記本体が、末端部と、近接端部と、少なくとも1つの透明な部分を有し、前記近接端部を通って前記安全コンテナが部分的に配設されていることを特徴とする実施態様(4)に記載のニードル組立体。 【0072】(6)前記末端部の中に配設されたプラグをさらに含み、前記プラグが通気性であることを特徴とする実施態様(5)に記載のニードル組立体。 (7)前記本体が砂時計形の形状であることを特徴とする実施態様(6)に記載のニードル組立体。 (8)第1の内腔と、前部開口と、少なくとも1つのゲートと、後部開口とをさらに含み、前記前部開口を通って前記ニードルシャフトおよび前記中実ニードル先端が配設されており、前記少なくとも1つのゲートが前記第1の内腔内に配設され、前記前部開口に連結されており、前記ゲートが、前記ニードルシャフトおよび前記前記中実ニードル先端が前記前部開口を介して配設される時に前記ゲートが元の閉位置から遠ざかる方向にスイングし、前記中実ニードル先端が前記第1の内腔内に十分に引っ込められると、元の閉位置に戻って前記中実ニードル先端が前記内腔内に閉じ込められるように設計されており、前記後部開口が、前記接合部および前記中実ニードル先端が前記後部開口から出てしまわないように前記接合部より小さい開口寸法を有することを特徴とする請求項2に記載のニードル組立体。 (9)前記第1の内腔が前記コネクタに連結するためのルア端部を有するノーズであり、前記ノーズがさらにその内部に配設されたノーズキャップを含み、前記ノーズキャップが第2の内腔を含み、前記ニードルシャフトおよび前記中実ニードル先端を受容すると共に、前記第2の内腔から前記接合部および前記中実ニードル先端が前記後部開口から出てしまわないように前記後部開口を画定していることを特徴とする実施態様(8)に記載の安全カテーテル組立体。 (10)前記ゲートが2つの脚部を有するクリップであり、前記2つの脚部の内の一方が、前記クリップを固定するべく前記ノーズと前記ノーズキャップとの間の前記第1の内腔内に配設されており、前記2つの脚部の内の他方の脚部が前記元の閉位置の付近に配設されていることを特徴とする実施態様(9)に記載のニードル組立体。 【0073】(11)前記ニードルシャフトが、表面にスリットを有する中実ニードルシャフトであることを特徴とする実施態様(10)に記載のニードル組立体。 (12)前記本体が、末端部と、近接端部と、少なくとも1つの透明な部分とを有し、前記近接端部を介して前記安全コンテナが部分的に配設されていることを特徴とする実施態様(11)に記載のニードル組立体。 (13)前記末端部の中に配設されたプラグをさらに含み、前記プラグが通気性であることを特徴とする実施態様(12)に記載のニードル組立体。 (14)前記本体が砂時計形の形状であることを特徴とする実施態様(13)に記載のニードル組立体。 (15)前記カテーテルと前記安全コンテナとを結合するステップがさらに、前記安全コンテナが、第1の内腔と、前部開口と、ゲートと、後部開口とを含むように設計するステップを含み、前記前部開口を介して前記中空ニードルシャフトおよび前記中空ニードル先端が配置され、前記ゲートが前記安全コンテナ内に配置されて前記前部開口に連結され、前記ゲートが、前記中空ニードルシャフトおよび前記中空ニードル先端が前記前部開口を介して引っ込められる時に前記ゲートが元の閉位置から遠ざかる方向にスイングし、少なくとも前記中空ニードル先端が前記第1の内腔内に十分に引っ込められると、前記ゲートが前記元の閉位置に戻って前記中空ニードル先端が前記第1の内腔内に閉じ込められるように設計され、前記後部開口が、前記接合部および前記中空ニードル先端が前記後部開口から出てしまわないように前記接合部より小さい開口寸法を有することを特徴とする請求項3に記載のカテーテル組立体を安全に挿入する方法。 【0074】(16)前記安全コンテナを設計する前記ステップが、前記第1の内腔が前記コネクタに連結されるルア端部を有するノーズとなるように設計するステップと、前記ノーズ内にノーズキャップを配設するステップであって、前記ノーズキャップが第2の内腔を含み、前記中空ニードルシャフトおよび前記中空ニードル先端を受容すると共に、前記第2の内腔から前記接合部および前記中空ニードル先端が前記後部開口を介して出てしまわないように前記後部開口を画定する、前記配設するステップとを含むことを特徴とする実施態様(15)に記載のカテーテル組立体を安全に挿入する方法。 (17)前記ゲートが2つの脚部を有するクリップとなるように形成するステップであって、前記2つの脚部の内の一方が、前記クリップを固定するべく前記ノーズと前記ノーズキャップとの間の前記第1の内腔内に配設され、前記2つの脚部の内の他方の脚部が前記元の閉位置の付近に配設されるようにする、前記形成するステップをさらに含むことを特徴とする実施態様(16)に記載のカテーテル組立体を安全に挿入する方法。 (18)前記中空ニードルシャフトが、その表面にスリットを有する中実ニードルシャフトとなるように形成するステップをさらに含むことを特徴とする実施態様(17)に記載のカテーテル組立体を安全に挿入する方法。 (19)前記本体が、末端部と、近接端部と、少なくとも1つの透明な部分とを有するように形成するステップであって、前記近接端部を介して前記安全コンテナが部分的に配設される、前記形成するステップをさらに含むことを特徴とする実施態様(18)に記載のカテーテル組立体を安全に挿入する方法。 (20)プラグを前記末端部内に配設するステップをさらに含み、前記プラグが通気性であることを特徴とする実施態様(19)に記載のカテーテル組立体を安全に挿入する方法。 【0075】(21)前記本体を砂時計形の形状となるように設計するステップをさらに含むことを特徴とする実施態様(20)に記載のカテーテル組立体を安全に挿入する方法。 (22)前記中空ニードル先端を表面に挿入して入口を形成するステップと、前記カテーテルを前記入口から中に進めるステップと、前記カテーテルを前記入口の中に挿入した後に、前記入口から遠ざかる方向に前記中空ニードルシャフトを引っ張って前記入口から前記中空ニードル先端を引っ込めるステップと、前記接合部および前記中空ニードル先端が前記安全コンテナ内に閉じ込められるように、前記中空ニードルシャフトおよび前記中空ニードル先端を前記前部開口を介して安全コンテナの中に引っ込めるステップと、前記安全コンテナを前記コネクタから取り外すステップとを含むことを特徴とする実施態様(21)に記載のカテーテル組立体を安全に挿入する方法。 (23)前記カテーテルと前記安全コンテナとを結合するステップがさらに、前記安全コンテナが、第1の内腔と、前部開口と、ゲートと、後部開口とを含むように設計するステップを含み、前記前部開口を介して前記ニードルシャフトおよび前記中実ニードル先端が配置され、前記ゲートが前記安全コンテナ内に配設されて前記前部開口に連結され、前記ゲートが、前記ニードルシャフトおよび前記中実ニードル先端が前記前部開口を通って引っ込められる時に前記ゲートが元の閉位置から遠ざかる方向にスイングし、少なくとも前記中実ニードル先端が前記第1の内腔内に十分に引っ込められると、前記ゲートが前記元の閉位置に戻って前記中実ニードル先端が前記第1の内腔内に閉じ込められるように設計され、前記後部開口が、前記接合部および前記中実ニードル先端が前記後部開口から出てしまわないように前記接合部より小さい開口寸法を有することを特徴とする請求項4に記載のカテーテル組立体を安全に挿入する方法。 (24)前記安全コンテナを設計する前記ステップが、前記第1の内腔が前記コネクタに連結されるルア端部を有するノーズとなるように設計するステップと、前記ノーズ内にノーズキャップを配設するステップであって、前記ノーズキャップが第2の内腔を含み、前記ニードルシャフトおよび前記中実ニードル先端を受容すると共に、前記第2の内腔から前記接合部および前記中実ニードル先端が前記後部開口を介して出てしまわないように前記後部開口を画定する、前記配設ステップとを含むことを特徴とする実施態様(23)に記載のカテーテル組立体を安全に挿入する方法。 (25)前記ゲートを2つの脚部を有するクリップとなるように形成するステップであって、前記2つの脚部の内の一方が、前記クリップを固定するべく前記ノーズと前記ノーズキャップとの間の前記第1の内腔内に配設され、前記2つの脚部の内の他方の脚部が前記元の閉位置の付近に配設されるようにする、前記ステップをさらに含むことを特徴とする実施態様(24)に記載のカテーテル組立体を安全に挿入する方法。 【0076】(26)前記ニードルシャフトが、その表面にスリットを有する中実ニードルシャフトとなるように形成するステップをさらに含むことを特徴とする実施態様(25)に記載のカテーテル組立体を安全に挿入する方法。 (27)前記本体が、末端部と、近接端部と、少なくとも1つの透明な部分とを有するように形成するステップであって、前記近接端部を介して前記安全コンテナが部分的に配設される、前記ステップをさらに含むことを特徴とする実施態様(26)に記載のカテーテル組立体を安全に挿入する方法。 (28)プラグを前記末端部内に配設するステップをさらに含み、前記プラグが通気性であることを特徴とする実施態様(27)に記載のカテーテル組立体を安全に挿入する方法。 (29)前記本体が砂時計形の形状となるように設計するステップをさらに含むことを特徴とする実施態様(28)に記載のカテーテル組立体を安全に挿入する方法。 (30)前記中実ニードル先端を表面に挿入して入口を形成するステップと、前記カテーテルを前記入口から中に進めるステップと、前記カテーテルを前記入口の中に挿入した後に、前記入口から遠ざかる方向に前記ニードルシャフトを引っ張って前記入口から前記中実ニードル先端を引っ込めるステップと、前記接合部および前記中実ニードル先端が前記安全コンテナ内に閉じ込められるように、前記ニードルシャフトおよび前記中実ニードル先端を前記前部開口を介して安全コンテナ内に引っ込めるステップと、前記安全コンテナを前記コネクタから取り外すステップとを含むことを特徴とする実施態様(29)に記載のカテーテル組立体を安全に挿入する方法。 【0077】 【発明の効果】従って、本発明によれば、患者にカテーテルを挿入する装置および方法を提供することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】595057890 【氏名又は名称】エシコン・エンド−サージェリィ・インコーポレイテッド 【氏名又は名称原語表記】Ethicon Endo−Surgery,Inc.
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| 【出願日】 |
平成14年2月15日(2002.2.15) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100066474 【弁理士】 【氏名又は名称】田澤 博昭 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−320674(P2002−320674A) |
| 【公開日】 |
平成14年11月5日(2002.11.5) |
| 【出願番号】 |
特願2002−38876(P2002−38876) |
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