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【発明の名称】 抗CTLA−4抗体の使用
【発明者】 【氏名】ダグラス チャールズ ハンソン

【氏名】エイリーン エリオット ムエラー

【要約】 【課題】

【解決手段】
【特許請求の範囲】
【請求項1】 哺乳動物における癌治療のための医薬組成物であって、その癌の治療に有効な量のヒト抗CTLA−4抗体を含み、その癌が肺癌、骨癌、膵臓癌、皮膚癌、頭部又は首の癌、皮膚の又は眼内の悪性の悪性黒色腫、子宮癌、卵巣癌、直腸癌、肛門領域の癌、胃癌、結腸癌、乳癌、精巣癌、子宮癌、ファローピウス管の癌腫、子宮内膜癌腫、子宮頸部の癌腫、膣癌腫、外陰部の癌腫、ホジキン病、非ホジキンリンパ腫、食道癌、小腸癌、内分泌系の癌、甲状腺癌、副甲状腺癌、副腎癌、柔組織の肉腫、尿道癌、陰茎癌、前立腺癌、慢性又は急性白血病、小児の固形腫瘍、リンパ球性リンパ腫、膀胱癌、腎臓又は尿管の癌、腎細胞癌、腎盂癌、中枢神経系(CNS)の新生物、初期中枢神経系リンパ腫、腫瘍新脈管形成、脊髄腫瘍、脳幹神経せん腫、下垂体腺腫、カポージ肉腫、類表皮癌、扁平上皮細胞癌、T細胞リンパ腫、及び上記癌の組み合わせから成る群から選ばれる、前記医薬組成物。
【請求項2】 化学療法薬、癌ワクチン、免疫調節薬、抗新脈管形成薬、抗血管薬、シグナル伝達阻害薬、抗増殖薬、アポトーシス誘発薬、生存経路の阻害薬から成る群から選ばれる剤と共に前記抗体を含む、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項3】 前記抗体を抗新脈管形成薬と共に含み、前記抗新脈管形成薬がMMP−2(マトリックス−メタロプロテイナーゼ2)阻害薬、MMP−9(マトリックス−メタロプロテイナーゼ9)阻害薬、及びCOX−II(シクロオキシゲナーゼII)阻害薬から成る群から選ばれる、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項4】 前記抗体を化学療法薬と共に含み、前記剤が有糸分裂阻害薬、アルキル化薬、抗代謝産物、インターカレーティング抗生物質、成長因子阻害薬、細胞分裂周期阻害薬、酵素、トポイソメラーゼ阻害薬、生体反応調節薬、抗ホルモン、新脈管形成阻害薬、及び抗男性ホルモンから成る群から選ばれる、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項5】 前記抗体をシグナル伝達阻害薬と共に含み、前記阻害薬がEGFR(上皮成長因子受容体)阻害薬、VEGF(血管内皮成長因子)阻害薬、及びerbB2受容体阻害薬から成る群から選ばれる、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項6】 放射線治療と共に用いる一定量の前記抗体を含み、上記放射線治療と共に用いる上記抗体の量が上記哺乳動物における異常な細胞成長を阻害すること、又は過増殖障害を治療することにおいて有効である、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項7】 前記のCTLA−4に結合する抗体が次の特性:約10−9以上のCTLA−4について結合アフィニティー;約100nM以下のIC50値をもってのCTLA−4とB7−1の間の結合阻害;及び約100nM以下のIC50値をもってのCTLA−4とB7−2の間の結合阻害;を有し、かつ、V3−33遺伝子の配列と一致するヒトFR1、FR2、及びFR3アミノ酸配列を含む重鎖アミノ酸配列、又はその保存的置換若しくは体細胞変異を含み、ここで上記FR配列がCDR1、CDR2、及びCDR3配列と連結されており、かつ、上記抗体がA27又はO12遺伝子からのその軽鎖中にもCDR領域を含む、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項8】 前記FR1、FR2、又はFR3配列が前記V3−33遺伝子の体細胞変異から生じる、請求項7に記載の医薬組成物。
【請求項9】 前記抗体が、CTLA−4との結合について、4.1.1、4.8.1、6.1.1、及び11.2.1から成る群から選ばれる抗体の重鎖アミノ酸配列及び軽鎖アミノ酸配列をもつ抗体と競合する、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項10】 前記抗体が、3.1.1、4.1.1、4.8.1、4.10.2、4.13.1、4.14.3、6.1.1、11.2.1、11.6.1、11.7.1、12.3.1.1、及び12.9.1.1から成る群から選ばれる抗体の、CDR−1、CDR−2、及びCDR−3のアミノ酸配列を含む重鎖、及びCDR−1、CDR−2、及びCDR−3のアミノ酸配列を含む軽鎖、又は保存的変化であって非極性残基の他の非極性残基による置換、極性荷電残基の他の極性非荷電残基による置換、極性荷電残基の他の極性荷電残基による置換、及び構造が類似する残基の置換から成る群から選ばれるもの、及び非保存的置換であって極性荷電残基の極性非荷電残基への置換及び非極性残基の極性残基への置換、付加、及び欠失から成る群から選ばれるものから成る群から選ばれる、前記CDR配列からの変化をもつ配列を含む、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項11】 前記抗体が、3.1.1、4.1.1、4.8.1、4.10.2、4.13.1、4.14.3、6.1.1、11.2.1、11.6.1、11.7.1、12.3.1.1、及び12.9.1.1から成る群から選ばれる抗体の、CDR−1、CDR−2、及びCDR−3のアミノ酸配列を含む重鎖、及びCDR−1、CDR−2、及びCDR−3のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む、請求項10に記載の医薬組成物。
【請求項12】 前記抗体がヒト遺伝子3−33からの重鎖アミノ酸配列、及びヒト遺伝子A27又はO12からの軽鎖アミノ酸配列を含む抗体から成る群から選ばれる、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項13】 癌の治療に有効な量のヒト抗CTLA−4抗体、及び医薬として許容される担体を含む哺乳動物における上記癌の治療用医薬組成物であって、前記癌が肺癌、骨癌、膵臓癌、皮膚癌、頭部又は首の癌、皮膚の又は眼内の悪性の悪性黒色腫、子宮癌、卵巣癌、直腸癌、肛門領域の癌、胃癌、結腸癌、乳癌、精巣癌、子宮癌、ファローピウス管の癌腫、子宮内膜癌腫、子宮頸部の癌腫、膣癌腫、外陰部の癌腫、ホジキン病、非ホジキンリンパ腫、食道癌、小腸癌、内分泌系の癌、甲状腺癌、副甲状腺癌、副腎癌、柔組織の肉腫、尿道癌、陰茎癌、前立腺癌、慢性又は急性白血病、小児の固形腫瘍、リンパ球性リンパ腫、膀胱癌、腎臓又は尿管の癌、腎細胞癌、腎盂癌、中枢神経系(CNS)の新生物、初期中枢神経系リンパ腫、腫瘍新脈管形成、脊髄腫瘍、脳幹神経せん腫、下垂体腺腫、カポージ肉腫、類表皮癌、扁平上皮細胞癌、T細胞リンパ腫、及び前記癌の組み合わせから成る群から選ばれる、医薬組成物。
【請求項14】 前記抗体と組み合わせると前記癌の治療に有効である量の化学療法薬、癌ワクチン、免疫調節薬、抗新脈管形成薬、抗血管薬、シグナル伝達阻害薬、抗増殖薬、アポトーシス誘発薬、生存経路の阻害薬をさらに含む、請求項13に記載の医薬組成物。
【請求項15】 癌の治療に有効である量のヒト抗CTLA−4抗体を含み、前記癌が肺癌、骨癌、膵臓癌、皮膚癌、頭部又は首の癌、皮膚の又は眼内の悪性の悪性黒色腫、子宮癌、卵巣癌、直腸癌、肛門領域の癌、胃癌、結腸癌、乳癌、精巣癌、子宮癌、ファローピウス管の癌腫、子宮内膜癌腫、子宮頸部の癌腫、膣癌腫、外陰部の癌腫、ホジキン病、非ホジキンリンパ腫、食道癌、小腸癌、内分泌系の癌、甲状腺癌、副甲状腺癌、副腎癌、柔組織の肉腫、尿道癌、陰茎癌、前立腺癌、慢性又は急性白血病、小児の固形腫瘍、リンパ球性リンパ腫、膀胱癌、腎臓又は尿管の癌、腎細胞癌、腎盂癌、中枢神経系(CNS)の新生物、初期中枢神経系リンパ腫、腫瘍新脈管形成、脊髄腫瘍、脳幹神経せん腫、下垂体腺腫、カポージ肉腫、類表皮癌、扁平上皮細胞癌、T細胞リンパ腫、及び前記癌の組み合わせから成る群から選ばれる、哺乳動物における癌治療のための組成物。
【発明の詳細な説明】【0001】発明の背景本発明はヒト遺伝子由来のアミノ酸配列をもつ抗CTLA−4抗体の使用、及びそれを含む組成物に関する。
【0002】CTLA−4(細胞傷害性Tリンパ球抗原−4(cytotoxic T lymphocyte antigen−4))は、T細胞活性化のダウンレギュレーションを行い、免疫ホメオスタシスを維持する、免疫グロブリン(Ig)スーパーファミリータンパク質の1員である。特に、CD28及びCTLA−4は、抗原に対する応答の決定においてT細胞により統合された対立するシグナルを伝達すると信じられている。抗原によるT細胞受容体刺激の結果は、CTLA−4由来の阻害シグナルに加えて、CD28の共同刺激シグナルにより制御されている。T細胞受容体刺激の結果は、T細胞上のCD28又はCTLA−4と抗原提示細胞上に発現したB7分子との相互作用によっても決定される。
【0003】Kwon et al. PNAS US 94:8099−103(1997)は、in vivoの抗体が仲介するCTLA−4の遮断は抗前立腺癌免疫応答を高めたことを示した。Yang et al. Cancer Res57:4036−41(1997)は、in vitro及びin vivoの結果に基づいて、癌をもつ動物におけるCTLA−4の遮断はその動物の抗癌T細胞応答を生ずる能力を向上させたこと;このモデルでは、上記の向上作用は癌成長の初期段階に限られたことを見出した。Hurwitz et al.Proc Natl Acad Sci U S A 95:10067−71(1998)は、どちらかの処理のみでは影響がないにもかかわらず、CTLA−4の遮断と(顆粒球−マクロファージのコロニー刺激因子発現SM1細胞から成る)ワクチンの組み合わせを使用して原SM1腫の退行を誘導した。
【0004】Allison et al.の米国特許第5,811,097号は、腫瘍細胞の成長を減少するためのCTLA−4遮断薬の投与に言及する。(2000年6月29日公開の)WO 00/37504はヒト坑CTLA−4抗体、及び癌治療におけるそれらの抗体の使用に言及する。(2001年3月1日公開の)WO 01/14424は、追加のヒト坑CTLA−4抗体、及び癌治療における上記の抗体の使用に言及する。(1993年1月7日公開の)WO 93/00431はCTLA4Ig融合タンパク質と反応するモノクローナル抗体との細胞の相互作用の制御に言及する。(2000年6月8日公開の)WO 00/32231は、CTLA−4遮断薬とT細胞活性化のための腫瘍ワクチンとのの組み合わせに言及する。
発明の要約本発明は、哺乳動物における癌の治療方法であって、前記哺乳動物に前記癌の治療に有効な量のヒト坑CTLA−4抗体を投与することを含むものに関し、ここで前記癌は肺癌、骨癌、膵臓癌、皮膚癌、頭部又は首の癌、皮膚の又は眼内の悪性の悪性黒色腫、子宮癌、卵巣癌、直腸癌、肛門領域の癌、胃癌、結腸癌、乳癌、精巣癌、子宮癌、ファローピウス管の癌腫、子宮内膜癌腫、子宮頸部の癌腫、膣癌腫、外陰部の癌腫、ホジキン病、非ホジキンリンパ腫、食道癌、小腸癌、内分泌系の癌、甲状腺癌、副甲状腺癌、副腎癌、柔組織の肉腫、尿道癌、陰茎癌、前立腺癌、急性骨髄性白血病;慢性骨髄性白血病;急性リンパ芽球性白血病;慢性リンパ性白血病を含む慢性又は急性白血病、小児の固形腫瘍、リンパ球性リンパ腫、膀胱癌、腎臓又は尿管の癌、腎細胞癌、腎盂癌、中枢神経系(CNS)の新生物、初期中枢神経系リンパ腫、腫瘍新脈管形成、脊髄腫瘍、脳幹神経せん腫、下垂体腺腫、カポージ肉腫、類表皮癌、扁平上皮細胞癌、T細胞リンパ腫、アスベストにより誘発される癌を含む環境誘発性癌、及び前記癌の組み合わせから成る群から選ばれる。1の態様においては、上記方法は前記哺乳動物に、化学療法薬、癌ワクチン、免疫調節薬、抗新脈管形成薬、抗血管薬、シグナル伝達阻害薬、抗増殖薬、アポトーシス誘発薬、生存経路の阻害薬から成る群から選ばれた物質と共に前記抗体を投与することをも含む。
【0005】上記抗体を化学療法薬と共に投与する場合、その薬は例えば、有糸分裂阻害薬、アルキル化薬、抗代謝産物、インターカレーティング抗生物質、成長因子阻害薬、細胞周期阻害薬、酵素、トポイソメラーゼ阻害薬、生体反応調節薬、抗ホルモン、新脈管形成阻害薬、及び抗男性ホルモンから成る群から選ばれうる。
【0006】上記抗体をシグナル伝達阻害薬と共に投与する場合、そのシグナル伝達阻害薬は例えば、EGFR(上皮成長因子受容体)阻害薬、VEGF(血管上皮成長因子)阻害薬、及びerbB2受容体阻害薬から成る群から選ばれうる。
【0007】さらに他の態様においては、上記哺乳動物に放射線治療と共に一定量の前記抗体を投与する方法が行われ、その方法では、放射線治療と組み合わせた上記抗体の量が上記哺乳動物における異常な細胞成長の阻害又は過増殖障害の治療に有効である。上記方法は前記癌の放射線治療に対する感受性を誘発するのに有効な量の上記抗体を上記哺乳動物に投与することにより、癌の放射線治療に対する感受性を誘発するためにも行われうる。この方法は好ましくは癌の放射線治療をさらに含む。この方法は、放射線処置によっても、上記抗体を用いた治療に対する上記癌の感受性を誘発するために行われうるということが理解される。
【0008】好ましい態様においては、上記哺乳動物はヒトである。
【0009】ある態様においては、CTLA−4に結合する上記抗体は次のような特性をもつ:約10−9以上のCTLA−4について結合アフィニティー;約100nM以下のIC50値をもってのCTLA−4とB7−1の間の結合阻害;約100nM以下のIC50値をもってのCTLA−4とB7−2の間の結合阻害;500pg/ml以上の強さのヒトT細胞分析におけるIL−2産生の促進;そしてV3−33遺伝子のアミノ酸配列に一致する、ヒトFR1、FR2、及びFR3アミノ酸配列を含む重鎖アミノ酸配列、又はその保存的置換若しくは体細胞変異を含み、そのFR配列がCDR1、CDR2、及びCDR3配列と連結する。上記抗体は上記A27又はO12遺伝子からのその軽鎖中にCDR領域をも含みうる。
【0010】本発明の他の態様においては、上記抗体は約10nM以下、より好ましくは約5nM以下、そして最も好ましくは約1nMのIC50値でCTLA−4とB7−1との結合を阻害する。
【0011】あるいは、上記抗体は、4.1.1、4.8.1、6.1.1、及び11.2.1から成る群から選ばれる抗体の重及び軽鎖のアミノ酸配列をもつ抗体との結合に競合する。例えば、上記抗体は、4.1.1、4.8.1、6.1.1、及び11.2.1から成る群から選ばれる抗体の重及び軽鎖のアミノ酸配列をもつ抗体が結合するエピトープに結合しうる。
【0012】他の態様においては、本発明は、3.1.1、4.1.1、4.8.1、4.10.2、4.13.1、4.14.3、6.1.1、11.2.1、11.6.1、11.7.1、12.3.1.1、及び12.9.1.1から成る群から選ばれる抗体の、CDR−1、CDR−2及びCDR−3のアミノ酸配列を含む重鎖とCDR−1、CDR−2及びCDR−3のアミノ酸配列を含む軽鎖、又は保存的変化であって非極性残基の他の非極性残基による置換、極性荷電残基の他の極性非荷電残基による置換、極性荷電残基の他の極性荷電残基による置換、及び構造が類似する残基の置換から成る群から選ばれるもの、及び非保存的置換であって極性荷電残基の極性非荷電残基への置換及び非極性残基の極性残基への置換、付加、及び欠失から成る群から選ばれるものから成る群から選ばれる前記CDR配列からの変化をもつ配列を含む抗体を使用して行われる。本発明のさらなる態様においては、上記抗体は、上記フレームワーク又はCDR領域内のgermline配列から10、7、5又は3以下のアミノ酸変化しか含まない。他の態様においては、上記抗体は、フレームワーク領域内に5以下のアミノ酸変化、及びCDR領域内に10以下の変化しか含まない。ある好ましい態様においては、上記抗体は、フレームワーク領域内に3以下のアミノ酸変化、及びCDR領域内に7以下の変化しか含まない。好ましい態様においては、フレームワーク領域内の上記変化は保存的であり、CDR領域内の上記変化は体細胞変異である。
【0013】好ましい態様においては、上記抗体は、3.1.1、4.1.1、4.8.1、4.10.2、4.13.1、4.14.3、6.1.1、11.2.1、11.6.1、11.7.1、12.3.1.1、及び12.9.1.1から成る群から選ばれる抗体の、CDR−1、CDR−2及びCDR−3のアミノ酸配列を含む重鎖と、CDR−1、CDR−2及びCDR−3のアミノ酸配列を含む軽鎖とを含む。他の態様においては、上記抗体は、4.1.1、4.8.1、6.1.1、及び11.2.1、11.6.1、11.7.1、12.3.1.1、及び12.9.1.1から成る群から選ばれる抗体の可変領域と同じである、重及び軽鎖の可変領域のアミノ酸配列をもつ。他の態様においては、上記抗体は、ヒト遺伝子3−33の重鎖アミノ酸配列とヒト遺伝子A27又はO12の軽鎖の配列とを含む。
【0014】本発明は、哺乳動物における癌治療のための医薬組成物であって、前記癌の治療に有効な量のヒト抗CTLA−4抗体と医薬として許容される担体とを含むものにも関し、前記癌は肺癌、骨癌、膵臓癌、皮膚癌、頭部又は首の癌、皮膚の又は眼内の悪性の悪性黒色腫、子宮癌、卵巣癌、直腸癌、肛門領域の癌、胃癌、結腸癌、乳癌、精巣癌、子宮癌、ファローピウス管の癌腫、子宮内膜癌腫、子宮頸部の癌腫、膣癌腫、外陰部の癌腫、ホジキン病、非ホジキンリンパ腫、食道癌、小腸癌、内分泌系の癌、甲状腺癌、副甲状腺癌、副腎癌、柔組織の肉腫、尿道癌、陰茎癌、前立腺癌、急性骨髄性白血病;慢性骨髄性白血病;急性リンパ芽球性白血病;慢性リンパ性白血病を含む慢性又は急性白血病、小児の固形腫瘍、リンパ球性リンパ腫、膀胱癌、腎臓又は尿管の癌、腎細胞癌、腎盂癌、中枢神経系(CNS)の新生物、初期中枢神経系リンパ腫、腫瘍新脈管形成、脊髄腫瘍、脳幹神経せん腫、下垂体腺腫、カポージ肉腫、類表皮癌、扁平上皮細胞癌、T細胞リンパ腫、アスベストにより誘発される癌を含む環境誘発性癌、及び前記癌の組み合わせから成る群から選ばれる。ある態様においては、本発明は、前記抗体と組み合わせると前記癌の治療に有効である量の化学療法薬、癌ワクチン、免疫調節薬、抗新脈管形成薬、抗血管薬、シグナル伝達阻害薬、抗増殖薬、アポトーシス誘発薬、生存経路の阻害薬をも含む、併合医薬組成物に関する。
【0015】本発明は、哺乳動物における癌治療のための組成物の調製における、前記癌治療に有効である量のヒト抗CTLA−4抗体の使用にも関し、前記癌は肺癌、骨癌、膵臓癌、皮膚癌、頭部又は首の癌、皮膚の又は眼内の悪性の悪性黒色腫、子宮癌、卵巣癌、直腸癌、肛門領域の癌、胃癌、結腸癌、乳癌、精巣癌、子宮癌、ファローピウス管の癌腫、子宮内膜癌腫、子宮頸部の癌腫、膣癌腫、外陰部の癌腫、ホジキン病、非ホジキンリンパ腫、食道癌、小腸癌、内分泌系の癌、甲状腺癌、副甲状腺癌、副腎癌、柔組織の肉腫、尿道癌、陰茎癌、前立腺癌、急性骨髄性白血病;慢性骨髄性白血病;急性リンパ芽球性白血病;慢性リンパ性白血病を含む慢性又は急性白血病、小児の固形腫瘍、リンパ球性リンパ腫、膀胱癌、腎臓又は尿管の癌、腎細胞癌、腎盂癌、中枢神経系(CNS)の新生物、初期中枢神経系リンパ腫、腫瘍新脈管形成、脊髄腫瘍、脳幹神経せん腫、下垂体腺腫、カポージ肉腫、類表皮癌、扁平上皮細胞癌、T細胞リンパ腫、アスベストにより誘発される癌を含む環境誘発性癌、及び前記癌の組み合わせから成る群から選ばれる。
発明の詳細な説明本明細書中に引用した全ての特許、特許出願、公開公報、及び他の引用文献を、それらを全体として、本明細書中に援用する。
【0016】MMP−2(マトリックスメタロプロテイナーゼ2)阻害薬、MMP−9(マトリックスメタロプロテイナーゼ9)阻害薬、及びCOX−II(シクロオキシゲナーゼII)阻害薬のような抗新脈管形成薬は、本発明に係る方法において、上記抗体と共に使用しうる。有用なCOX−II阻害薬の例は、CELEBREX(商標)(セレコキシブ)、バルデコキシブ、及びロフェコキシブを含む。有用なマトリックスメタロプロテイナーゼ阻害薬の例は、(1996年10月24日公開の)WO 96/33172、(1996年3月7日公開の)WO 96/27583、(1997年7月8日出願の)ヨーロッパ特許出願第97304971.1号、(1999年10月29日出願の)ヨーロッパ特許出願第99308617.2号、(1998年2月26日公開の)WO 98/07697、(1998年1月29日公開の)WO 98/03516、(1998年8月13日公開の)WO 98/34918、(1998年8月13日公開の)WO 98/34915、(1998年8月6日公開の)WO 98/33768、(1998年7月16日公開の)WO 98/30566、(1994年7月13日公表の)ヨーロッパ特許公報第606046号、(1999年7月28日公表の)ヨーロッパ特許公報第931788号、(1990年3月31日公開の)WO 90/05719、(1999年10月21日公開の)WO 99/52910、(1999年10月21日公開の)WO 99/52889、(1999年6月17日公開の)WO 99/29667、(1998年7月21日出願の)PCT国際出願PCT/IB98/01113号、(1999年3月25日出願の)ヨーロッパ特許出願第99302232.1号、(1999年6月3日出願の)英国特許出願第9912961.1号、(1999年8月12日出願の)米国仮出願第60/148,464号、(1999年1月26日発行の)米国特許第5,863,949号、(1999年1月19日発行の)米国特許第5,861,510号、及び(1997年6月25日公表の)ヨーロッパ特許公報第780386号中に示される。好ましいMMP−2及びMMP−9阻害薬は、MMP−1阻害活性がほとんど又は全くない阻害薬である。他のマトリックスメタロプロテイナーゼ(すなわち、MMP−1、MMP−3、MMP−4、MMP−5、MMP−6、MMP−7、MMP−8、MMP−10、MMP−11、MMP−12、及びMMP−13)に比較してMMP−2及び/又はMMP−9を選択的に阻害する阻害薬はより好ましい。
【0017】本発明において有用なMMP阻害薬のいくつかの特定の例は、AG−3340、RO 32−3555、RS 13−0830、そして次のリストに再び引用された化合物:3−[[4−(4−フルオロ−フェノキシ)−ベンゼンスルホニル]−(1−ヒドロキシカルバモイル−シクロペンチル)−アミノ]−プロピオン酸;3−エキソ−3−[4−(4−フルオロ−フェノキシ)−ベンゼンスルホニルアミノ]−8−オキサ−バイシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキシル酸ヒドロキシアミド;(2R, 3R) 1−[4−(2−クロロ−4−フルオロ−ベンジルオキシ)−ベンゼンスルホニル]−3−ヒドロキシ−3−メチル−ピペリジン−2−カルボキシル酸ヒドロキシアミド;4−[4−(4−フルオロ−フェノキシ)−ベンゼンスルホニルアミノ]−テトラヒドロ−ピラン−4−カルボキシル酸ヒドロキシアミド;3−[[4−(4−フルオロ−フェノキシ)−ベンゼンスルホニル]−(1−ヒドロキシカルバモイル−シクロブチル)−アミノ]−プロピオン酸;4−[4−(4−クロロ−フェノキシ)−ベンゼンスルホニルアミノ]−テトラヒドロ−ピラン−4−カルボキシル酸ヒドロキシアミド;(R) 3−[4−(4−クロロ−フェノキシ)−ベンゼンスルホニルアミノ]−テトラヒドロ−ピラン−3−カルボキシル酸ヒドロキシアミド;(2R, 3R) 1−[4−(4−フルオロ−2−メチル−ベンジルオキシ)−ベンゼンスルホニル]−3−ヒドロキシ−3−メチル−ピペリジン−2−カルボキシル酸ヒドロキシアミド;3−[[4−(4−フルオロ−フェノキシ)−ベンゼンスルホニル]−(1−ヒドロキシカルバモイル−1−メチル−エチル)−アミノ]−プロピオン酸;3−[[4−(4−フルオロ−フェノキシ)−ベンゼンスルホニル]−(4−ヒドロキシカルバモイル−テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−アミノ]−プロピオン酸;3−エキソ−3−[4−(4−クロロ−フェノキシ)−ベンゼンスルホニルアミノ]−8−オキサ−バイシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキシル酸ヒドロキシアミド;3−エンド−3−[4−(4−フルオロ−フェノキシ)ベンゼンスルホニルアミノ]−8−オキサ−バイシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキシル酸ヒドロキシアミド;及び(R) 3−[4−(4−フルオロ−フェノキシ)ベンゼンスルホニルアミノ]−テトラヒドロ−フラン−3−カルボキシル酸ヒドロキシアミド;並びに前記化合物の医薬として許容される塩及び溶媒和物である。
【0018】他のCOX−II阻害薬及び他のMMP阻害薬を含む、他の抗新脈管形成薬も本発明において使用しうる。
【0019】上記抗体は、例えばヴィンブラスチンのような有糸分裂阻害薬;例えばシスプラチン、カルボプラチン、及びシクロフォスファミドのようなアルキル化薬;例えば5−フルオロウラシル、シトシンアラビノシド、及びヒドロキシウレア、又は例えば、−(5−[−(3,4−ジヒドロ−2−メチル−4−オキソキナゾリン−6−イルメチル)−−メチルアミノ]−2−セノイル−L−グルタミン酸のようなヨーロッパ特許出願第239362号に開示される好ましい抗代謝産物の1つのような抗代謝産物;成長因子阻害薬;細胞周期阻害薬;例えばアドリアマイシン及びブレオマイシンのようなインターカレーティング抗生物質;例えばインターフェロンのような酵素;並びに例えばNolvadex(商標)(タモキシフェン)のような抗エストロゲン、又は例えばCasodex(商標)(4’−シアノ−3−(4−フルオロフェニルスルホニル)−2−ヒドロキシ−2−メチル−3−(トリフルオロメチル)プロピオンアニリド)のような抗男性ホルモンのような、抗ホルモンと共にも投与されうる。
【0020】本明細書中に示す連帯(組み合わせ)治療は、治療の個々の成分の同時の、連続した、又は別々の投与方法により達成されうる。
【0021】上記抗体は、EGFR抗体、EGF抗体、及びEGFR阻害薬である分子のようなEGFR(上皮成長因子受容体)反応を阻害することができるような物質;VEGF受容体及びVEGFを阻害しうる分子のようなVEGF(血管上皮成長因子)阻害薬;及び有機分子又はerbB2受容体に結合する抗体のようなerbB2受容体阻害薬;のようなシグナル伝達阻害薬と共にも使用することができ、例えばHerceptin(商標)(カリフォルニア、南サンフランシスコのGenentech,Inc.)である。
【0022】EGFR阻害薬は、例えば(1995年7月27日公開の)WO 95/19970、(1998年4月9日公開の)WO 98/14451、(1998年1月22日公開の)WO 98/02434、及び(1998年5月5日発行の)米国特許第5,747,498号中に示されており、上記の物質は本明細書中に示すように本発明において使用しうる。EGFR阻害物質は、非限定的に、モノクローナル抗体C225、抗EGFR22Mab(ニューヨーク、ニューヨークのImClone Systems Inc.)、及びABX−EGF(カリフォルニア、フリーモントのAbgenix Inc.)、化合物ZD−1839(AstraZeneca)、BIBX−1382(BoehringerIngelheim)、MDX−447(ニュージャージー、アナンダールのMedarex Inc.)、及びOLX−103(ニュージャージー、ホワイトハウスステーションのMerk & Co.)、VRCTC−310(Ventech Research)及びEGF融合毒素(マサチューセッツ、ホプキントンのSeragen Inc.)を含む。これら及び他のEGFR阻害物質を本発明において使用することができる。
【0023】例えばSU−5416及びSU−6668(カリフォルニア、南サンフランシスコのSugen Inc.)のような、VEGF阻害薬を、上記抗体と共に使用することもできる。VEGF阻害薬は、例えば(1999年5月20日公開の)WO 99/24440、(1999年3月3日出願の)PCT国際出願PCT/IB99/00797号、(1995年8月17日公開の)WO 95/21613、(1999年12月2日公開の)WO 99/61422、(1998年11月10日発行の)米国特許第5,834,504号、(1998年11月12日公開の)WO 98/50356、(1999年3月16日発行の)米国特許第5,883,113号、(1999年3月23日発行の)米国特許第5,886,020号、(1998年8月11日発行の)米国特許第5,792,783号、(1999年3月4日公開の)WO 99/10349、(1997年9月12日公開の)WO 97/32856、(1997年6月26日公開の)WO 97/22596、(1998年12月3日公開の)WO 98/54093、(1998年1月22日公開の)WO 98/02438、(1999年4月8日公開の)WO 99/16755、及び(1998年1月22公開の)WO 98/02437中に示される。本発明において有用な、いくつかの特異的VEGF阻害薬の他の例は、IM862(ワシントン、カークランドのCytran Inc.);カリフォルニア、南サンフランシスコのGenentech Inc.のIMC−1C11 Imclone抗体、抗VEGFモノクローナル抗体;及びRibozyme(コロラド、ボールダー)とChiron(カリフォルニア、エメリーヴィル)からのangiozyme、合成リボザイムである。
【0024】GW−282974(Glaxo Wellcome plc)のようなErbB2受容体阻害薬、並びにモノクローナル抗体AR−209(テキサス、ザ・ウッドランズのAronex Pharmaceuticals Inc.)及び2B−1(Chiron)は、例えば(1998年1月22日公開の)WO98/02434、(1999年7月15日公開の)WO 99/35146、(1999年7月15日公開の)WO 99/35132、(1998年1月22日公開の)WO 98/02437、(1997年4月17日公開の)WO97/13760、(1995年7月27日公開の)WO 95/19970、(1996年12月24日発行の)米国特許第5,587,458号、及び(1999年3月2日発行の)米国特許第5,877,305号中に示される抗体のような、抗体とさらに組み合わせることができる。本発明において有用なErbB2受容体阻害薬は、(2000年8月23日公開の)EP第1029853号、及び(2000年8月3日公開の)WO 00/44728中に示されている。erbB2受容体を阻害する他の化合物及び物質に加えて、前記のPCT出願、米国特許及び米国仮出願中に示されたerbB2受容体阻害化合物及び物質は、本発明に従って上記抗体と共に使用することができる。
【0025】上記抗体は、非限定的に、追加の異なるCTLA−4抗体、及びCTLA−4を遮断することができる他の物質のような、抗腫瘍免疫反応を促進することができる他の物質;並びにファルネシルタンパク質トランスフェラーゼ阻害薬、及びavβ3抗体Vitaxinのようなavβ3阻害薬、avβ5阻害薬、p53阻害薬等の抗増殖薬を含む、異常な細胞成長又は癌の治療に有用な他の物質と共に使用することもできる。
【0026】上記抗体が他の免疫調節物質と共に投与される場合、その免疫調節物質は、例えば、抗原提示促進薬、T細胞向性促進薬、TGF−β(トランスホーミング増殖因子β)及びIL−10のような腫瘍関連免疫抑制因子の阻害薬に加えて、CD40リガンド及び抗CD40アゴニスト抗体のような樹状突起細胞活性化薬から成る群から選ぶことができる。
【0027】上記抗体は、IGF−1R(インスリン様成長因子1受容体)に結合することにより腫瘍の成長を阻害する、抗体又は他のリガンドと共に投与することもできる。本発明において使用しうる、特異的な抗IGF−1R抗体は12/20/01出願のPCT出願PCT/US01/51113中に示される抗体を含む。
【0028】上記抗体は、IL−2、IFN−g、GM−CSF、IL−12、IL−18、及びFLT−3Lのようなサイトカインと共に投与することもできる。
【0029】癌関連抗原から成る癌ワクチンに加えて、上記抗体と組み合わせると有用なワクチンは、非限定的に、GM−CSF DNA及び細胞に基づくワクチン、樹状突起細胞ワクチン、組み換え体ウイルス(例えば、ワクシニアウイルス)ワクチン、並びに熱ショックタンパク質(HSP)ワクチンを含む。有用なワクチンは、黒色腫細胞から作られるワクチンのような腫瘍ワクチンをも含み、自系でも異系でもよい。上記ワクチンは、例えばペプチド、DNA又は細胞に基づくものでもよい。
【0030】上記抗体は、抗エストロゲン又は抗男性ホルモン療法のような抗ホルモン療法、又は選択的エストロゲン受容体調節薬(SERMs)と共に投与しうる。
【0031】他の態様においては、上記抗体は、例えば化学療法、透析、手術の結果、又は年齢に関連する免疫病から、免疫抑制状態にある者に投与される。上記抗体は免疫抑制状態の母集団においてワクチンに対する免疫反応を助けるために使用しうる。
【0032】上記抗体は細菌性、寄生虫の、又はウイルス性の疾患を含む、感染性の疾患の治療又は予防の補助として投与しうる。所望の場合、上記抗体は抗感染性ワクチンと共にも投与しうる。
【0033】本発明に係る方法は、異常な細胞成長に関連した症状に加えて、本明細書中に再び引用される上記疾患に関連する症状の軽減において有用な緩和的な新補助/補助療法でありうる。上記の療法は単一療法でも、化学療法及び/又は免疫療法及び/又はワクチン療法との組み合わせでもよい。
【0034】低用量又は高用量の放射線療法の処置技術は本技術分野において知られており、そしてこれらの技術は本明細書中に示した組み合わせ療法において使用しうる。
【0035】上記抗体を用いた治療は、上記細胞を殺すこと及び/又は成長を阻害することを目的とする放射線治療に対する、異常細胞の感受性を誘発するために行われうる。従って、本発明は、異常細胞の放射線治療に対する感受性を誘発するために有効な量の上記抗CTLA−4抗体を上記哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物における異常細胞の放射線治療に対する感受性を誘発するための方法にさらに関する。
【0036】上記抗体は初期疾患を治療若しくは予防するため、又は再発を治療若しくは予防するために投与しうる。上記抗体は初期または進展した疾患の治療に使用しうる。ある態様においては、上記抗体は遺伝性の癌を予防するために投与される。上記抗体はHVP(ヒトパピローマウイルス)、EBV(エプスタイン−バーウイルス)、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)、C型肝炎の感染のために高い危険性にある者の癌を予防するため、又は上記感染に関連した癌を治療するためにも使用しうる。上記抗体は手術後の癌成長、又は毒素暴露に関連する癌成長の危険性を軽減するためにも使用しうる。
【0037】本明細書中に使用される、「治療する」(“treating”)の用語は、別段の定めなき限り、上記の用語が適用される疾患若しくは状態、又は上記疾患若しくは状態の1以上の症状の逆転、緩和、進行の阻害、又は予防を意味する。本明細書中に使用される、「治療」(“treatment”)の用語は、別段の定めなき限り、「治療する」が上記のように定義されたような治療行為をいう。
【0038】「エピトープ」(“epitope”)の用語は、免疫グロブリン又はT細胞受容体に特異的に結合することのできるタンパク質決定基を含む。抗原決定基は通常、アミノ酸又は糖鎖のような分子の化学的に活性な表面群から成り、そして通常、特異的な荷電特性に加えて、特異的な3次元構造特性をもつ。抗体は、解離定数が≦1μM、好ましくは≦100nM、そして最も好ましくは≦10nMであるときに、抗原に特異的に結合すると言われている。
【0039】本発明において使用しうる抗体の調製方法は、(2000年6月29日公開の)PCT出願公開番号WO 00/37504中に示される。
【0040】「ヒト抗体」(“human antibody”)の用語は、トランスジェニックマウス内やその他におけるヒト遺伝子を含む、又はヒト遺伝子由来の抗体配列の世代中に起こる体細胞変異又は他の変化の結果として生じる配列を含む、ヒト遺伝子に由来するアミノ酸配列をもつ抗体をいう。本発明はアミノ酸配列内の下記の型の変化を包含する。
【0041】したがって、本明細書中に例示された特定の抗体とはアミノ酸配列内に相違をもつ抗体を、本発明に係る方法において使用しうる。例えば、上記配列は、デフォルトのギャップの重みを用いてプログラムGAP又はBESTFITによる等の方法で、最適に整列させたときに、上記起源の配列と変化した配列が、抗体全体、上記可変領域、上記フレームワーク領域、又は上記CDR領域の配列内において、少なくとも80%の配列同一性、好ましくは少なくとも90%の配列同一性、より好ましくは少なくとも95%の配列同一性、そして最も好ましくは少なくとも99%の配列同一性を共有することを意味する、「実質の同一性」(“substantial identity”)をもちうる。好ましくは、同一でない残基の位置は保存的アミノ酸置換により異なる。保存的アミノ酸置換は同様の側鎖をもつ残基の互換性をいう。例えば、脂肪族側鎖をもつアミノ酸群はグリシン、アラニン、バリン、ロイシン、及びイソロイシンであり;脂肪−水酸基側鎖をもつアミノ酸群はセリン及びスレオニンであり;アミドを含む側鎖をもつアミノ酸群はアスパラギン及びグルタミンであり;芳香族側鎖をもつアミノ酸群はフェニルアラニン、チロシン、及びトリプトファンであり;塩基性側鎖をもつアミノ酸群はリジン、アルギニン、及びヒスチジンであり;硫黄を含む側鎖をもつアミノ酸群はシステイン及びメチオニンである。好ましい保存的アミノ酸置換群は:バリン‐ロイシン‐イソロイシン、フェニルアラニン‐チロシン、リジン‐アルギニン、アラニン‐バリン、グルタミン酸‐アスパラギン酸、及びアスパラギン‐グルタミンである。例えば、ロイシンをイソロイシン又はバリンで、アスパラギン酸をグルタミン酸で、スレオニンをセリンでその部分のみ置換すること、又はあるアミノ酸の構造的に関係したアミノ酸での同様の置換は、特に上記置換がフレームワーク部位内のアミノ酸に関係していない場合は、結果として生じる分子の結合や特性に主要な影響を与えないであろう、と予測することは妥当である。アミノ酸変化の結果として機能的ペプチドになるかどうかは、ポリペプチド誘導体の特異的活性を分析することにより容易に決定しうる。
【0042】抗体又は免疫グロブリン分子の、断片又はアナログは、当業者により容易に調製されうる。断片又はアナログの好ましいアミノ‐及びカルボキシル‐末端は機能的ドメインの境界近傍に生じる。構造的及び機能的なドメインはヌクレオチド及び/又はアミノ酸配列情報を公共の又は個人所有の配列データベースと比較することにより同定しうる。好ましくは、コンピューターで処理する比較方法は、既知の構造及び/又は機能の他のタンパク質中に起こる、配列モチーフ又は予想されたタンパク質コンフォメーションドメインを同定するために使用される。既知の三次元構造に折りたたまれるタンパク質の配列を同定する方法が知られている。Bowie et al. Science 253:164(1991)。したがって、前記の例は、当業者が、本発明に従った構造的及び機能的なドメインを決定するために使用しうる、配列モチーフ及び構造コンフォメーションを認識しうる、ということを示す。
【0043】好ましいアミノ酸置換は:(1)タンパク質分解に対する感受性を軽減する、(2)酸化されやすさを軽減する、(3)タンパク質複合体を形成するための結合アフィニティーを変える、(4)結合アフィニティーを変える、そして(4)上記アナログの他の物理化学的又は機能的特性を与える又は調節する、置換である。アナログは天然ペプチド配列の他にさまざまなムテイン配列を含みうる。例えば、1又は複数のアミノ酸置換(好ましくは保存的アミノ酸置換)は天然に生じる配列中(好ましくは分子間接触を形成するドメイン外のポリペプチドの一部中)に作りうる。保存的アミノ酸置換は元の配列の構造特性を実質的に変えるべきでない(例えば、置換アミノ酸は元の配列中に生じるヘリックスを壊したり、元の配列を特徴付ける他の型の二次構造を崩壊させたりする傾向があるべきではない)。本分野において認められたポリペプチドの二次及び三次構造の例は、Proteins, Structures and Molecular Principles(Creighton, Ed., W. H. Freeman and Company, New York(1984));Introduction to Protein Structure(C. Branden and J. Tooze, eds., Garland Publishing, New York, N. Y.(1991));及びThornton et al. Nature 354:105(1991)中に示されている。
【0044】本明細書中に使用するとき、「抗体」(“antibody”)の用語は無傷の抗体、又は特異的結合に対して上記の無傷の抗体と競合する無傷の抗体の結合断片をいう。結合断片は組み換えDNA技術により、又は無傷の抗体の酵素的若しくは化学的な切断により作出される。結合断片はFab、Fab’、F(ab’)、F、及び単鎖抗体を含む。「両特異的」(“bispecific”)又は「両機能的」(“bifunctional”)の抗体以外の抗体は、それぞれの同一の結合部位をもつと理解される。抗体は、過剰の抗体が対向する受容体に結合する受容体の量を(n vitroの競合結合分析で測定したとき)少なくとも約20%、40%、60%、又は80%、そしてより通常には約85%以上減らすとき、受容体の対向する受容体への接着性を実質的に阻害する。
【0045】本発明で使用される抗体は、患者への投与に適する医薬組成物に導入されうる。典型的には、上記医薬組成物は、上記抗体及び医薬として許容される担体を含む。本明細書中に使用するとき、「医薬として許容される担体」(“pharmaceutically acceptable carrier”)は、どんなそして全ての溶媒、分散媒体、コーティング、抗菌性及び抗真菌性物質、等張で吸収を遅延させる物質、等の生理的に適合するものを含む。医薬として許容される担体の例は、それらの組み合わせに加えて、1以上の水、食塩水、燐酸緩衝食塩水、ブドウ糖、グリセロール、エタノール等を含む。多くの場合、例えば、マンニトール、ソルビトール、又は塩化ナトリウムのような糖、多価アルコールのような等張物質を上記組成物中に含むことは好ましいであろう。湿潤剤のような医薬として許容される物質、又は湿潤剤、乳化剤、保存剤若しくは緩衝剤のような少量の補助物質は、上記抗体又は抗体の一部の貯蔵寿命及び効果を高める。
【0046】上記抗体はさまざまな形態でありうる。これらは例えば、液体溶液(例えば、注射できる、注入できる溶液)、分散物又は懸濁物、錠剤、丸薬、粉、リポソーム、坐剤のような液体、半固体、及び固体の投与形態を含む。好ましい形態は、意図される投与様式及び治療適用に依存する。典型的に好ましい組成物は、他の抗体でヒトを受動免疫するために使用される組成物と同様の組成物のような、注射できる又は注入できる溶液の形態である。投与の好ましい様式は、(例えば、静脈内の、皮下の、腹腔内の、筋内の)非経口である。好ましい態様においては、上記抗体は静脈内注入又は注射により投与される。他の好ましい態様においては、上記抗体は筋内の又は皮下の注射により投与される。
【0047】治療用組成物は典型的に、製造及び貯蔵の状況下で滅菌状態及び安定でなければならない。上記組成物は溶液、マイクロエマルジョン、分散物、リポソーム、又は高い薬物濃度に適した他の所望の構造として形成しうる。滅菌した注射できる溶液は上記抗体を、1又は組み合わせの上記に列挙された成分と共に、必要とされるときは続いてフィルター滅菌をして、適当な溶媒に必要とされる量導入することにより調製されうる。一般的に、分散物は上記活性化合物を、基本的な分散媒体と上記に列挙された成分のうちの必要とされる他の成分を含む滅菌した媒体に、導入することにより調製される。滅菌した注射できる溶液の調製のための滅菌した粉の場合は、調製の好ましい方法は、予め滅菌フィルター処理したそれらの溶液から上記活性成分と追加の所望の成分の粉末を作出する、真空乾燥及び凍結乾燥である。溶液の適当な流動率は、例えば、レシチンのようなコーティングを使用することにより、分散物の場合は必要とされる粒子の大きさを保つことにより、そして界面活性物質の使用により、保たれうる。注射できる組成物の延長された吸収は、例えば、モノステアリン酸塩及びゼラチンのような、吸収を遅らせる物質をその組成物に含むことによりもたらされうる。
【0048】上記抗体は、非限定的に、経口、非経口、粘膜の、吸入により、局所の、頬の、鼻の、及び直腸の、を含む、本技術分野において知られたさまざまな方法により投与されうる。多くの治療適用には、好ましい投与の経路/様式は、腹腔内、筋内、静脈内、又は注入である。所望の場合、非針注射が使用されうる。当業者により理解されるであろうように、上記投与の経路及び/又は様式は所望される結果に依存して変形しうる。
【0049】ある態様においては、上記抗体は、インプラント、経皮パッチ、及びマイクロカプセルに入れた輸送系を含む、調節された放出形成物のような、上記化合物を速い放出に対して保護する担体と共に調製されうる。エチレンビニル酢酸塩、ポリ無水物、ポリグリコール酸、コラーゲン、ポリオルトエステル、及びポリ乳酸のような、生分解性の、生物適合性の、重合体を使用しうる。上記製剤の調製のための多くの方法は特許されているか、又は当業者に一般的に知られている。例えば、Sustained and Controlled ReleaseDrug Delivery Systems, J. R. Robinson, ed., Marcel Dekker, Inc., New York, 1978を参照のこと。
【0050】ある態様においては、上記抗体は例えば、不活性の希釈剤又は同化性で食用の担体と共に経口投与されうる。上記抗体(所望の場合は、他の成分も共に)は、硬い若しくは軟らかい殻のゼラチンカプセル中に封入されたり、錠剤に圧縮されたり、又は患者の食事に直接導入されたりしうる。経口治療投与のためには、上記抗体は賦形剤に取り込まれ、摂食可能な錠剤、バッカル錠、トローチ、カプセル、エリキシル剤、懸濁品、シロップ、オブラート等の形態を使用しうる。非経口投与以外で上記抗体を投与するために、その不活性化を妨げるための物質でそれをコーティング、又はその物質と共に上記化合物を共投与することが必要であることもある。
【0051】投与プログラムは最適な所望される反応(例えば、治療又は予防の反応)を提供するように調節されうる。例えば、シングルボーラスが投与されたり、時間をかけていくつかの分けられた用量が投与されたり、上記用量が治療状況の緊急性により示されるに比例して減らされたり増やされたりすることもある。投与を容易にするため、及び用量を一定にするために、用量単位形態の非経口組成物を形成することは特に有利である。本明細書中に使用するとき、用量単位形態は、治療される哺乳動物被検体のための単位用量として適した物理的に別々の単位;必要とされる医薬担体と共に所望の治療効果を提供するために計算された、予め決定された量の活性化合物を含むそれぞれの単位をいう。本発明に係る用量単位形態のための詳述は(a)上記抗体の独特の特性及び達成されるべき特定の治療又は予防効果、並びに(b)個体の感受性治療のための上記活性化合物を調合する分野に固有の限界により、規定され、かつこれらに直接依存する。
【0052】本発明に従って投与される、治療的、予防的に有効な抗体量の例示的で、非限定的な範囲は、0.1〜100mg/kg、より好ましくは0.5〜50mg/kg、より好ましくは1〜20mg/kg、そしてさらにより好ましくは1〜10mg/kgである。投与量の値は緩和するべき状態の型と重度に伴って変化しうる、ということに留意すべきである。どんな特定の患者にも、特定の投与プログラムが個人の必要性及びその化合物を投与又は投与を管理する者の専門的な判断に従って、時間をかけて調節されるべきであり、本明細書中の前記の投与量範囲は単に例示であり、請求項の組成物の範囲及び実施を限定するものではない、ということがさらに理解されるべきである。
【0053】ある態様においては、上記抗体は、pH5.5で、20mM酢酸ナトリウム、0.2mg/mlポリソルベート80、及び140mM塩化ナトリウムと共に、5又は10mg/mlの抗体を含む滅菌された水溶性溶液として静脈内製剤で投与される。
【0054】ある態様においては、投与量の一部は静脈内ボーラスにより、残りは抗体製剤の注入により投与される。さらに他の態様においては、上記抗体の0.01mg/kgの静脈内ボーラス注射に続いて、3〜5分間にわたる0.1mg/kgの静脈内注射、それに続いて100ml/時間で100ml食塩水中1及び3mg/kgの注入、それに続いて100ml/時間で250ml食塩水中4〜10mg/kgの注入、それに続いて100ml/時間で500ml食塩水中12.5〜21mg/kgの注入、それに続いて120ml/時間で600ml食塩水(500+100の袋)中28mg/kgの注入が行われる。
【0055】本発明に係る方法で使用される抗体は標識化しうる。これは、例えば放射性標識アミノ酸の導入、又はマーカーを付けたアビジン(例えば、蛍光マーカー又は、光学的若しくは呈色反応の方法により検出されうる酵素活性を含む、ストレプトアビジン)により検出されうるビオチン成分のポリペプチドへの連結のような、検出可能なマーカーの導入により行われうる。ある状況では、標識又はマーカーも治療的でありうる。ポリペプチド及び糖タンパク質のさまざまな標識方法が本技術分野で知られており、使用されうる。ポリペプチドの標識の例は、非限定的に、次のものを含む:放射性同位元素または放射性核種(例えば、H、14C、15N、35S、90Y、99Tc、111In、125I、131I)、蛍光標識(例えば、FITC、ローダミン、ランタン系燐)、酵素標識(例えば、セイヨウワサビペルオキシダーゼ、β−ガラクトシダーゼ、ルシフェラーゼ、アルカリフォスファターゼ)、化学発光薬、ビオチン基、二次レポーターにより認識される予め決定されたポリペプチドエピトープ(例えば、ロイシンジッパーペア配列、二次抗体の結合部位、金属結合ドメイン、エピトープタグ)。いくつかの態様においては、標識は潜在的な立体妨害を軽減するためにさまざまな長さのスペーサーアームにより連結される。
【0056】基本的な抗体構造単位は4量体を含むということが知られている。それぞれの4量体は2つの同一の一組のポリペプチド鎖から成り、それぞれの組は1の「軽」(“light”)(約25kDa)と1の「重」(“heavy”)鎖(約50〜70kDa)をもつ。それぞれの鎖のアミノ末端部分は、抗原認識に主要な責任をもつ約100から110以上のアミノ酸の可変領域を含む。それぞれの鎖のカルボキシル末端部分はエフェクター機能に主要な責任をもつ定常領域と定義される。ヒト軽鎖はカッパー及びラムダ軽鎖に分類される。重鎖はミュー、デルタ、ガンマ、アルファ、又はイプシロンに分類され、そして、その抗体のアイソタイプはそれぞれIgM、IgD、IgG、IgA、及びIgEとして定義される。軽及び重鎖中で可変及び定常領域が約12以上のアミノ酸の「J」領域により連結されており、重鎖は約10以上のアミノ酸の「D」領域をも含む。一般的にはFundamental Immunology Ch. 7(Paul, W., ed., 2nd ed. Raven Press, N.Y.(1989))を参照のこと。それぞれの軽/重鎖の一組の可変領域は、抗体結合部位を形成する。
【0057】したがって、無傷のIgG抗体は2つの結合部位をもつ。両機能的又は両特異的な抗体中を除いて、2つの結合部位は同じである。その鎖は全て、相補性決定領域又はCDRsとも呼ばれる3つの超可変領域により連結された、比較的保存されたフレームワーク領域(FR)の同じ一般的な構造を示す。それぞれの組の2つの鎖の上記CDRsはフレームワーク領域により整列され、特異的なエピトープに結合することができる。N末端からC末端まで、軽及び重鎖の両方はドメインFR1、CDR1、FR2、CDR2、FR3、CDR3、及びFR4を含む。それぞれのドメインへのアミノ酸の割り当てはKabat Sequences of Proteins of Immunological Interest(National Institutes of Health,Bethesda, Md.(1987 and 1991))、又はChothia & Lesk J. Mol. Biol. 196:901−917(1987);Chothia et al. Nature 342:878−883(1989)の定義に従う。
【0058】本発明において使用される上記抗体は、好ましくはヒト免疫グロブリン遺伝子を発現する細胞に由来する。トランスジェニックマウスの使用は上記「ヒト」抗体を作出するために、本技術分野において知られている。上記方法の一つはMendez et al. Nature Genetics 15:146−156(1997)、Green and Jakobovits J. Exp. Med. 188:483−495(1998)、及び(1996年12月3日出願の)米国特許出願第08/759,620号中に示される。ヒト抗体を得るための上記マウスの使用は、(1990年1月12日出願の)米国特許出願第07/466,008号、(1990年11月8日出願の)同第07/610,515号、(1992年7月24日出願の)同第07/919,297号、(1992年7月30日出願の)同第07/922,649号、(1993年3月15日出願の)同第08/031,801号、(1993年8月27日出願の)同第08/112,848号、(1994年4月28日出願の)同第08/234,145号、(1995年1月20日出願の)同第08/376,279号、(1995年4月27日出願の)同第08/430,938号、(1995年6月5日出願の)同第08/464,584号、(1995年6月5日出願の)同第08/464,582号、(1995年6月5日出願の)同第08/463,191号、(1995年6月5日出願の)同第08/462,837号、(1995年6月5日出願の)同第08/486,853号、(1995年6月5日出願の)同第08/486,857号、(1995年6月5日出願の)同第08/486,859号、(1995年6月5日出願の)同第08/462,513号、(1996年10月2日出願の)同第08/724,752号、及び(1996年12月3日出願の)同第08/759,620号中にも示される。Mendez et al. Nature Genetics 15:146−156(1997)及びGreen and Jakobovits J.Exp.Med. 188:483−495(1998)も参照のこと。(1996年6月12日発行の)ヨーロッパ特許EP 0 463 151、(1994年2月3日公開の)国際特許出願公開第WO 94/02602号、(1996年10月31日公開の)国際特許出願公開第WO 96/34096号、及び(1998年6月11日公開の)第WO 98/24893号も参照のこと。
【0059】ヒト抗体を作出するトランスジェニックマウスを作るためのもうひとつの方法は、外因性のIg座が、上記Ig座の(個々の遺伝子の)断片の含有物にかけて似通っている「ミニローカス」(“minilocus”)法である。1以上のV遺伝子、1以上のD遺伝子、1以上のJ遺伝子、ミュー定常領域、及び二次定常領域(好ましくはガンマ定常領域)が、動物への挿入のための構築物に形成される。Surani et al. の米国特許第5,545,807号、及びそれぞれLonberg and Kayの米国特許第5,545,806号、同第5,625,825号、同第5,625,126号、同第5,633,425号、同第5,661,016号、同第5,770,429号、同第5,789,650号、及び同第5,814,318号、Krimpenfortand Bernsの米国特許第5,591,669号、Berns et al.の米国特許第5,612,205号、同第5,721,367号、同第5,789,215号、及びChoi and Dunnの米国特許第5,643,763号、及びGenPharm Internationalの(1990年8月29日出願の)米国特許出願第07/574,748号、(1990年8月31日出願の)同第07/575,962号、(1991年12月17日出願の)同第07/810,279号、(1992年3月18日出願の)同第07/853,408号、(1992年6月23日出願の)同第07/904,068号、(1992年12月16日出願の)同第07/990,860号、(1993年4月26日出願の)同第08/053,131号、(1993年7月22日出願の)同第08/096,762号、(1993年11月18日出願の)同第08/155,301号、(1993年12月3日出願の)同第08/161,739号、(1993年12月10日出願の)同第08/165,699号、(1994年3月9日出願の)同第08/209,741号を参照のこと。ヨーロッパ特許第546 073 B1号、国際特許出願公開第WO 92/03918号、WO 92/22645、WO 92/22647、WO 92/22670、WO 93/12227、WO 94/00569、WO 94/25585、WO 96/14436、WO 97/13852、及びWO 98/24884も参照のこと。
【0060】他の態様においては、本明細書に係る方法において使用される上記抗体は完全にヒトのものではないが、「ヒト化」(“humanized”)されている。特に、マウスの抗体又は他の種からの抗体は本技術分野において周知の技術を用いてヒト化又は霊長類化されうる。例えば、Winter and Harris Immunol Today 14:43−46(1993)及びWright et al. Crit. Reviews in Immunol.12125−168(1992)を参照のこと。上記抗体はCH1、CH2、CH3、ヒンジドメイン、及び/又はフレームワークドメインを対応するヒト配列に置換するために、組み換えDNA技術により作り変えることもできる(WO 92/02190及び米国特許第5,530,101号、同第5,585,089号、同第5,693,761号、同第5,693,792号、同第5,714,350号、及び同第5,777,085号を参照のこと)。また、キメラ免疫グロブリン遺伝子の構築のためのIg cDNAの使用は、本技術分野において知られており(Liu et al. P.N.A.S. 84:3439(1987)及びJ.Immunol.139:3521(1987))、mRNAがハイブリドーマ又は他の抗体産生細胞から単離され、cDNAを作出するために使用される。目的のcDNAは特異的なプライマーを用いてポリメラーゼ連鎖反応により増幅されうる(米国特許第4,683,195号及び同第4,683,202号)。あるいは、目的の配列を単離するために、ライブラリーが作られ、ふるいにかけられる。上記抗体の上記可変領域をコードするDNA配列は、それからヒト定常領域配列に融合される。ヒト定常領域遺伝子の配列はKabatet al.(1991)Sequences of Proteins ofImmunological Interest, N.I.H. publication no. 91−3242中で見ることができる。ヒトC領域遺伝子は既知のクローンから容易に入手できる。アイソタイプの選択は、補完的な固定、又は抗体依存性の細胞毒性における活性のような、所望のエフェクター機能により左右されであろう。好ましいアイソタイプはIgG1、IgG2、IgG3、及びIgG4である。本発明に係る抗体に特に好ましいアイソタイプはIgG2及びIgG4である。ヒト軽鎖の定常領域、カッパー又はラムダのいずれも使用されうる。それからキメラヒト化抗体は慣用の方法により発現されうる。
【0061】上記のように、本発明は(本明細書中で「抗体」(“antibody”)の定義に含まれる)抗体断片の使用を含む。F、F(ab’)及びFabのような抗体断片は、例えば、プロテアーゼ又は化学的切断による、無傷のタンパク質の切断により調製されうる。あるいは、切断された遺伝子が設計される。例えば、上記F(ab’)断片の一部をコードするキメラ遺伝子は、切断された分子を産出するための翻訳停止コドンが後に続く、H鎖のCH1ドメインとヒンジ領域をコードするDNA配列を含むであろう。
【0062】ある取り組みでは、上記重及び軽鎖のJ領域をコードするコンセンサス配列は、V領域セグメントのヒトC領域セグメントへの連続した連結に有用な制限酵素サイトを上記J領域に導入するためにプライマーとして使用するためのオリゴヌクレオチドを設計するために使用しうる。C領域のcDNAはヒト配列中と類似の位置に制限酵素部位を作るための位置特異的突然変異により調節されうる。
【0063】本発明において使用される抗体の取得に使用するための発現ベクターはプラスミド、レトロウイルス、コスミド、YACs、エピソーム由来のEBV等を含む。都合の良いベクターは通常、どんなVH又はVL配列でも容易に挿入及び発現することができるように作り変えられた適当な制限酵素部位をもつ、機能的に完全なヒトCH又はCL免疫グロブリン配列をコードするベクターである。上記ベクターでは、スプライシングは通常挿入されたJ領域中のスプライスドナー部位と上記のヒトC領域のスプライスアクセプター部位との間、及びヒトCHエクソン中に生じるスプライス領域で起こる。ポリアデニル化及び翻訳停止は上記コード領域の下流の天然の染色体部位で起こる。結果として生じるキメラ抗体は、例えば、SV−40初期プロモーター(Okayama et al. Mol.Cell. Bio. 3:280(1983))のようなレトロウイルスLTRs、ラウス肉腫ウイルスLTR(Gorman et al. P.N.A.S. 79:6777(1982))、及びモロニーマウス白血病ウイルスLTR(Grosschedi et al. Cell 41:885(1985));天然Igプロモーター等を含む、強力なプロモーターに連結されうる。
【0064】本発明の実施において有用なヒト抗体又は他の種からの抗体は、非限定的に、ファージディスプレイ、レトロウイルスディスプレイ、リボソーマルディスプレイ、及び本技術分野において周知の他の技術を含む、ディスプレイ型技術を通しても作出されうる。結果として生じる分子は、上記技術は本技術分野で周知なので、アフィニティー成熟のような追加の成熟にかけられうる。Wright and Harris, Immunol Today 14:43−46(1993)、Hanes and Plucthau PNAS USA 94:4937−4942(1997)(リボソーマルディスプレイ)、Parmleyand Smith Gene 73:305−318(1988)(ファージディスプレイ)、Scott TIB 17:241−245(1992)、Cwirla et al. PNAS USA 87:6378−6382(1990)、Russel et al. Nucl. Acids Research 21:1081−1085(1993)、Hoganboom et al. Immunol. Reviews 130:43−68(1992)、Chiswell and McCafferty TIBTECH 10:80−84(1992)、及び米国特許第5,733,743号。ディスプレイ技術がヒト以外の抗体を作出するために利用される場合、上記抗体は上記のようにヒト化されうる。
【0065】これらの技術を用いて、抗体はCTLA−4発現細胞、CTLA−4それ自体、CTLA−4の形態、そのエピトープ又はペプチド、及び上記のような活性についてあとでふるいにかけることができるその発現ライブラリー(例えば、米国特許第5,703,057号を参照のこと)を生じうる。
【0066】本発明において使用するために作出される抗体は、特定の所望のアイソタイプをはじめから所有する必要はない。むしろ、作出される抗体はどんなアイソタイプを所有することもでき、そしてその後で慣用の技術を用いてアイソタイプを変換することができる。これらは直接組み換え技術(例えば、米国特許第4,816,397号を参照のこと)、及び細胞−細胞融合技術(例えば、(1996年10月11日出願の)米国特許出願第08/730,693号を参照のこと)を含む。
【0067】上記のように、本発明に係る抗体のエフェクター機能はアイソタイプ変換によりさまざまな治療用途のためのIgG1、IgG2、IgG3、IgG4、IgD、IgA、IgE、又はIgMに変えられうる。さらに、細胞を破壊する補体への依存性は、例えば、両特異的物質、免疫毒、又は放射性標識の利用を通じて回避されうる。
【0068】(i)1つはCTLA−4に特異性をもち、他方は二次分子に特異性をもつ2つの抗体、(ii)CTLA−4に特異的な1の鎖と二次分子に特異的な2つめの鎖とをもつ1の抗体、又は(iii )CTLA−4と他の分子に特異性をもつ単鎖抗体を含む、両特異的抗体が作出されうる。上記両特異的抗体は、例えば、Fanger et al. Immunol Methods 4:72−81(1994)、Wright and Harris、 supra、 andTraunecker et al. Int. J. Cancer (Suppl.)7:51−52(1992)のような、周知の技術を用いて作出されうる。
【0069】本発明において使用されるための抗体は、「カッパーボディー」(“kappabodies”)(Ill et al. “Design and construction of a hybrid immunoglobulindomain with properties of both heavy and light chain variable regions”Protein Eng 10:949−57(1997))、「ミニボディー」(“minibodies”)(Martin et al. “The affinity−selection of a minibody polypeptide inhibitor of human interleukin−6” EMBO J 13:5303−9(1994))、「ダイアボディー」(“diabodies”)(Holliger et al. “‘Diabodies’:small bivalent and bispecific antibody fragments” PNAS USA 90:6444−6448(1993))、及び「ヤーヌシン」(“janusins”)(Traunecker et al. “Bispecific single chain molecules (Janusins) target cytotoxic lymphocytes on HIV infected cells” EMBO J 10:3655−3659(1991)及びTraunecker et al. “Janusin:new molecular design for bispecific reagents” Int J Cancer Suppl 7:51−52(1992))をも含む。
【0070】使用される抗体は、慣用の方法により免疫毒として作用するように調節されうる。例えば、Vitetta Immunol Today 14:252(1993)を参照のこと。また、米国特許第5,194,594号も参照のこと。放射性標識抗体も周知の技術を用いて調製されうる。例えば、Junghanset al. in Cancer Chemotherapy and Biotherapy 655−686(2d edition, Chafner and Longo, eds., Lippincott Raven(1996))を参照のこと。また、米国特許第4,681,581号、同第4,735,210号、同第5,101,827号、同第5,102,990号(RE 35,500)、同第5,648,471号、及び同第5,697,902号も参照のこと。
【0071】本発明の実施において有用な特定の抗体は、WO 00/37504中に示される抗体、及び指定された3.1.1、4.1.1、4.8.1、4.10.2、4.13.1、4.14.3、6.1.1、11.2.1、11.6.1、11.7.1、12.3.1.1、及び12.9.1.1を含む。配列上の情報は本明細書中に提供されているが、さらなる情報はWO 00/37504中に見ることができる。これらの抗体は、ヒトカッパー軽鎖を伴う全長ヒトIgG2、又はIgG4重鎖のどちらかである。特に、本発明はこれらの抗体のアミノ酸配列をもつ抗体の使用に関する。本発明は、上記のようなCDR領域中に変化をもつ抗体に加えて、これらの抗体の重及び軽鎖のCDRsのアミノ酸配列をもつ抗体にも関する。
【0072】本発明において使用される抗体は非常に高いアフィニティーをもつことが好ましく、固相又は液相で測定したとき典型的には約10−9〜約10−11MのKdをもつ。
【0073】本発明において使用される抗体はハイブリドーマ細胞系以外の細胞系において発現しうる。特定の抗体のcDNA又はゲノムクローンをエンコードする配列は適当な哺乳動物又は非哺乳動物の宿主細胞の形質転換のために使用されうる。形質転換は、米国特許第4,399,216号、同第4,912,040号、同第4,740,461号、及び同第4,959,455号により例示されるように、例えば、ウイルス中(又はウイルスベクター中)にポリヌクレオチドを包含し、そのウイルス(又はベクター)で宿主細胞を形質転換することを含む、ポリヌクレオチドを宿主細胞に導入するためのいずれの知られた方法により、又は本技術分野において知られたトランスフェクション法により、行われうる。異種ポリヌクレオチドを哺乳動物細胞に導入するための方法は本技術分野において周知であり、非限定的に、デキストラン仲介トランスフェクション法、燐酸カルシウム沈降法、ポリブレン仲介トランスフェクション法、プロトプラスト融合法、エレクトロポーレーション法、粒子ボンバードメント法、リポソーム、ペプチド複合物、デンドリマー中にポリヌクレオチドを詰めること、及び核へのそのDNAの直接のマイクロインジェクションを含む。
【0074】発現のための宿主として入手可能な哺乳動物細胞系は本技術分野において周知であり、そして、非限定的に、チャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞、NSO、HeLa細胞、仔ハムスター腎臓(BHK)細胞、サル腎臓細胞(COS)、及びヒト肝細胞癌細胞(例えば、Hep G2)を含む、American Type Culture Collection(ATCC)から入手可能な多くの不死化細胞系を含む。菌、酵母、昆虫、及び植物細胞を含む、非哺乳動物細胞も使用しうる。糖化を排除するための抗体CH2ドメインの位置特異的突然変異は、免疫原性、薬物速度論、及び/又は非ヒト糖化の結果として生じるエフェクター機能のいずれかにおける変化を回避するために好ましいこともある。発現のグルタミン合成酵素系は、ヨーロッパ特許第216,846号、同第256,055号、及び同第323,997号並びにヨーロッパ特許出願第89303964.4号に関係して、全体として又は部分的に考察されている。
【0075】本発明において使用するための抗体は、目的の免疫グロブリン重及び軽鎖配列及びその配列からの回収されうる形態でその抗体を産生することにおいてトランスジェニックである、哺乳動物又は植物の世代を通じて遺伝子導入で作出することもできる。トランスジェニック抗体はヤギ、ウシ、又は他の哺乳動物の乳中に産生されるか、そこから回収されうる。例えば、米国特許第5,827,690号、同第5,756,687号、同第5,750,172号、及び同第5,741,957号を参照のこと。
【0076】図1は次の抗CTLA−4抗体の全長ヌクレオチド及びアミノ酸配列を示す:4.1.1:全長4.1.1重鎖(cDNA 22(a)、ゲノム 22(b)、及びアミノ酸22(c));全長無糖化4.1.1重鎖(cDNA 22(d)及びアミノ酸 22(e));4.1.1軽鎖(cDNA 22(f)及びアミノ酸 22(g));
4.8.1:全長4.8.1重鎖(cDNA 22(h)及びアミノ酸 22(i));4.8.1軽鎖(cDNA 22(j)及びアミノ酸 22(k));
6.1.1:全長6.1.1重鎖(cDNA 22(l)及びアミノ酸 22(m));6.1.1軽鎖(cDNA 22(n)及びアミノ酸22(o));
11.2.1:全長11.2.1重鎖(cDNA 22(p)及びアミノ酸 22(q));及び11.2.1軽鎖(cDNA 22(r)及びアミノ鎖 22(s))。
【0077】シグナルペプチド配列は太大文字で示す。全長4.1.1ゲノムDNA配列(図1(b))中のオープンリーディングフレームは下線で示す。無糖化4.1.1重鎖を作出するために導入された変異と結果として生じる変化(N294Q)は二重下線及び太字(cDNA(図1(b)及びアミノ酸(図1(c))で示す。
【0078】図2は、クローン4.1.1、4.8.1、4.14.3、6.1.1、3.1.1、4.10.2、4.13.1、11.2.1、11.6.1、11.7.1、12.3.1.1、及び12.9.1.1の予想される重鎖アミノ鎖配列と、germline DP−50(3−33)アミノ酸配列との配列比較を示す。DP−50 germline配列と上記クローン中のその配列との相違は太字で示す。この図は抗体のCDR1、CDR2及びCDR3配列の位置をも示す。CDR1及びCDR2の配列の位置は示された表の余白中に矢印で示す。CDR3のアミノ末端も余白中に示すが、カルボキシ末端は可変で、配列のちょうどN末端のアミノ酸で終わる。
【0079】図3はクローン2.1.3の予想される重鎖アミノ酸配列と、germline DP−65(4−31)アミノ酸配列との配列比較を示す。DP−65 germline配列と上記クローン中のその配列との相違は太字で示す。この図は、抗体のCDR1、CDR2、及びCDR3配列の位置を下線で示す。
【0080】図4はクローン4.1.1、4.8.1、4.14.3、6.1.1、4.10.2、及び4.13.1の予想されるカッパー軽鎖アミノ酸配列と、germline A27アミノ酸配列との配列比較を示す。A27 germline配列と上記クローン中のその配列との相違は太字で示す。この図は、抗体のCDR1、CDR2、及びCDR3配列の位置を下線で示す。クローン4.8.1、4.14.3、及び6.1.1のCDR1中の見かけの欠失は「0s」で示す。
【0081】図5はクローン3.1.1、11.2.1、11.6.1、及び11.7.1の予想されるカッパー軽鎖のアミノ酸配列とgermline O12アミノ酸配列との配列比較を示す。O12 germline配列と上記クローン中のその配列との相違は太字で示す。この図は抗体のCDR1、CDR2、及びCDR3配列の位置を下線で示す。
【0082】図6はクローン2.1.3の予想されるカッパー軽鎖アミノ酸配列と、germline A10/A26アミノ酸配列との配列比較を示す。A10/A26germline配列と上記クローン中のその配列との相違は太字で示す。この図は、抗体のCDR1、CDR2、及びCDR3配列の位置を下線で示す。
【0083】図7はクローン12.3.1の予想されるカッパー軽鎖アミノ酸配列と、germline A17アミノ酸配列との配列比較を示す。A17 germline配列と上記クローン中のその配列との相違は太字で示す。この図は、抗体のCDR1、CDR2、及びCDR3配列の位置を下線で示す。
【0084】図8はクローン12.9.1の予想されるカッパー軽鎖アミノ酸配列とgermline A3/A19アミノ酸配列との配列比較を示す。A3/A19 germline配列と上記クローン中のその配列との相違は太字で示す。この図は、抗体のCDR1、CDR2、及びCDR3配列の位置を下線で示す。
【0085】次の表は本発明に係る抗体のためのH及びL鎖のFR及びCDR領域のgermlineからのアミノ酸変化の数を示す:【0086】
【表1】

【0087】
【配列表】
SEQUENCE LISTING<110> PFIZER PRODUCTS INC.<120> USES OF ANTI-CTLA-4 ANTIBODIES<130> PC23019A<140> B025851<141> 2002-5-23<150> 60/293042<151> 2001-05-23<160> 39<170> PatentIn Ver. 2.1<210> 1<211> 1392<212> DNA<213> Homo sapiens<400> 1atggagtttg ggctgagctg ggttttcctc gttgctcttt taagaggtgt ccagtgtcag 60gtgcagctgg tggagtctgg gggaggcgtg gtccagcctg ggaggtccct gagactctcc 120tgtgtagcgt ctggattcac cttcagtagc catggcatgc actgggtccg ccaggctcca 180ggcaaggggc tggagtgggt ggcagttata tggtatgatg gaagaaataa atactatgca 240gactccgtga agggccgatt caccatctcc agagacaatt ccaagaacac gctgtttctg 300caaatgaaca gcctgagagc cgaggacacg gctgtgtatt actgtgcgag aggaggtcac 360ttcggtcctt ttgactactg gggccaggga accctggtca ccgtctcctc agcctccacc 420aagggcccat cggtcttccc cctggcgccc tgctccagga gcacctccga gagcacagcg 480gccctgggct gcctggtcaa ggactacttc cccgaaccgg tgacggtgtc gtggaactca 540ggcgctctga ccagcggcgt gcacaccttc ccagctgtcc tacagtcctc aggactctac 600tccctcagca gcgtggtgac cgtgccctcc agcaacttcg gcacccagac ctacacctgc 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