| 【発明の名称】 |
油中水型乳化化粧料 |
| 【発明者】 |
【氏名】三▲さき▼ 裕子
【氏名】遠藤 順一郎
|
| 【要約】 |
【課題】肌への密着性に優れながら、化粧膜の柔軟性にも優れ、化粧持続性及び粉体分散性が良好な油中水型乳化を提供する。
【解決手段】成分(a)キャンデリラワックスより分別抽出して得られた樹脂分、成分(b)疎水化処理粉体、成分(c)シリコーン系界面活性剤を含有することを特徴とする油中水型乳化化粧料。また、更に成分(d)としてシリコーン油を含有することを特徴とする前記油中水型乳化化粧料。更に、成分(a)の軟化点が35〜55℃であることを特徴とする前記何れかの油中水型乳化化粧料。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 次の成分(a)〜(c); (a)キャンデリラワックスより分別抽出して得られた樹脂分(b)疎水化処理粉体(c)シリコーン系界面活性剤を含有することを特徴とする油中水型乳化化粧料。 【請求項2】 更に、成分(d)としてシリコーン油を含有することを特徴とする請求項1記載の油中水型乳化化粧料。 【請求項3】 成分(a)の軟化点が35〜55℃であることを特徴とする請求項1又は2記載の油中水型乳化化粧料。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、キャンデリラワックスより分別抽出して得られた樹脂分、疎水化処理粉体及びシリコーン系界面活性剤を含有する油中水型乳化化粧料に関し、更に詳しくは、肌への密着性に優れながら、化粧膜の柔軟性にも優れ、化粧持続性及び粉体分散性が良好な油中水型乳化化粧料に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より、油中水型乳化化粧料は、肌上に疎水性の化粧膜を形成できるため、化粧持続性に優れた化粧料として、ファンデーション、口紅、日焼け止め料等に汎用されていた。また、汗等による化粧崩れや色沈みを防止するために、油中水型乳化化粧料に配合する粉体は、予め疎水化処理された粉体が用いられていた。更に、配合された粉体の肌への密着性を高めるために、キャンデリラワックス等の固形油や、ロジン酸ペンタエリスリット等の油溶性樹脂が配合されていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、粉体を予め疎水化処理して油中水型乳化化粧料に配合する方法では、粉体の分散性はある程度向上するが、肌への密着性が低く、化粧持続性が満足できる水準ではなかった。また、キャンデリラワックス等の固形油や、ロジン酸ペンタエリスリット等の油溶性樹脂を配合する方法では、化粧持続性は向上するものの、多く配合した場合は化粧膜が硬くなり、化粧膜の柔軟性が低下する場合があった。このため、肌への密着性に優れながら、化粧膜の柔軟性にも優れ、化粧持続性及び粉体分散性が良好な油中水型乳化化粧料の開発が望まれていた。 【0004】 【課題を解決するための手段】かかる実情において、本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、キャンデリラワックスより分別抽出して得られた樹脂分、疎水化処理粉体及びシリコーン系界面活性剤を含有する油中水型乳化化粧料が、上記課題を解決することを見出し本発明を完成させた。 【0005】すなわち本発明は、次の成分(a)〜(c); (a)キャンデリラワックスより分別抽出して得られた樹脂分(b)疎水化処理粉体(c)シリコーン系界面活性剤を含有することを特徴とする油中水型乳化化粧料を提供するものである。また、更に成分(d)としてシリコーン油を含有することを特徴とする前記油中水型乳化化粧料を提供するものである。更に、成分(a)の軟化点が35〜55℃であることを特徴とする前記何れかの油中水型乳化化粧料を提供するものである。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に用いられる成分(a)は、キャンデリラワックスから有機溶剤で分別抽出して得られる樹脂分である。キャンデリラワックスは、通常15〜30質量%(以下、単に「%」と略す。)の樹脂分を含有するが、本発明に用いられる成分(a)の樹脂分濃度は65%以上が好ましく、85%以上がより好ましい。このキャンデリラワックスから樹脂分を分別抽出する方法は、例えば、キャンデリラワックスに有機溶剤を添加して水浴上等で加熱し、該キャンデリラワックスを溶解し、次いで、これを常温まで冷却して、ワックスの結晶を析出させ、濾過により結晶を除去し、この濾液から有機溶剤を蒸留除去する方法が挙げられる。尚、ここで用いられる有機溶剤としては、エタノール、イソプロピルアルコール等のアルコール類、ケトン類、エステル類が挙げられる。このようにして得られた樹脂分は、淡黄色〜琥珀色の透明な樹脂分である。本発明の成分(a)の樹脂分は、従来のキャンデリラワックスの融点(約72℃)と比較して非常に低い軟化点を有するものであり、軟化点は35〜55℃が好ましい。(軟化点の測定方法:化粧品原料基準一般試験法、試料0.5g、昇温速度0.2℃/分、12mmφ、10gの鉛球を用いる。) 【0007】成分(a)のキャンデリラワックスから分別抽出して得られる樹脂分は、INCI(International Nomenclature Cosmetic Ingredient)にキャンデリラワックスエキストラクトという名称で登録されているもの等が挙げられ、市販品としては、該樹脂分を油剤やアルコール等に溶解されたものであるキャンデリラレジン(日本ナチュラル社製)等が挙げられる。 【0008】本発明の油中水型乳化化粧料における成分(a)の含有量は、0.1〜15%が好ましい。この範囲で用いると、化粧膜の柔軟性と肌への密着性が特に優れる油中水型乳化化粧料を得ることができる。 【0009】本発明に用いられる成分(b)は、粉体を通常公知の技術により疎水化処理を施したものである。成分(b)に用いられる粉体は、通常化粧料に使用される粉体であればよく、球状,板状,針状等の形状、煙霧状,微粒子,顔料級等の粒子径、多孔質,無孔質等の粒子構造等により特に限定されず、無機粉体類、光輝性粉体類、有機粉体類、色素粉体類、複合粉体類等が挙げられる。具体的には、酸化チタン,低次酸化チタン,コンジョウ,群青,ベンガラ,黄酸化鉄,黒酸化鉄,酸化亜鉛,酸化アルミニウム,二酸化珪素,酸化マグネシウム,酸化ジルコニウム,炭酸マグネシウム,炭酸カルシウム、酸化クロム,水酸化クロム,カーボンブラック,ケイ酸アルミニウム,ケイ酸マグネシウム,ケイ酸アルミニウムマグネシウム,雲母,合成雲母,合成セリサイト,セリサイト,タルク,カオリン,炭化珪素,硫酸バリウム,ベントナイト,スメクタイト,窒化硼素等の無機粉体類、オキシ塩化ビスマス,雲母チタン,酸化鉄コーティング雲母,酸化鉄雲母チタン,有機顔料処理雲母チタン,アルミニウムパウダー等の光輝性粉体類、ナイロンパウダー,ポリメチルメタクリレート,ポリエチレンパウダー,ポリスチレンパウダー,オルガノポリシロキサンエラストマーパウダー,ポリメチルシルセスキオキサンパウダー,ウールパウダー,シルクパウダー,結晶セルロース,N−アシルリジン等の有機粉体類、有機タール系顔料、有機色素のレーキ顔料等の色素粉体類、微粒子酸化チタン被覆雲母チタン,微粒子酸化亜鉛被覆雲母チタン,硫酸バリウム被覆雲母チタン,酸化チタン含有二酸化珪素,酸化亜鉛含有二酸化珪素等の複合粉体等が挙げられ、これらを一種又は二種以上用いることができる。 【0010】成分(b)における、前記粉体を撥水処理する処理剤としては、例えば、ジメチルポリシロキサン,メチルハイドロジェンポリシロキサン,高粘度シリコーン,架橋型シリコーン,フッ素変性シリコーン,アクリル変性シリコーン,シリコーン樹脂等のシリコーン化合物、パーフルオロアルキルシラン、アニオン界面活性剤,カチオン界面活性剤,非イオン界面活性剤等の界面活性剤、ラウリン酸亜鉛,ステアリン酸亜鉛等の金属石鹸、ポリイソブチレン,ワックス,高級脂肪酸,高級アルコール等の油剤、N−アシルアミノ酸、パーフルオロアルキルリン酸及びこの塩,パーフルオロポリエーテル,パーフルオロポリエーテルアルキルリン酸及びこの塩等のフッ素化合物、ポリビニルピロリドン−ヘキサデセンのコポリマー等のポリビニルピロリドン変性ポリマー等が挙げられ、これらを一種又は二種以上用いることができる。 【0011】成分(b)において、前記処理剤を前記粉体に処理する方法は通常公知の方法が用いられ、特に限定されるものではないが、例えば、溶媒を使用する湿式法、気相法、メカノケミカル法等が挙げられる。また、成分(b)における前記処理剤と前記粉体との処理比は、質量比として、0.1〜20:99.9〜80が好ましい。 【0012】本発明の油中水型乳化化粧料における成分(b)の含有量は、0.1〜60%が好ましい。この範囲で用いると、粉体分散性がより優れる油中水型乳化化粧料を得ることができる。 【0013】本発明に用いられる成分(c)は、本発明の油中水型乳化化粧料において、乳化剤として用いられるものであり、例えば、下記一般式(1)で示されるポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン、下記平均組成式(2)又は(3)で示される長鎖アルキル含有ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン等が挙げられ、これらを一種又は二種以上用いることができる。また、成分(c)は、乳化安定性の観点より、HLBが6以下であることが好ましい。 【0014】 【化1】
【0015】[式中、R1;水素原子又は炭素数1〜5の一価炭化水素基。R2;−(CH2)l−O−(C2H4O)x−(C3H6O)y−R3。R3;水素原子、低級アルキル基。a,b;0,1,2,3から選ばれる数。但し、a+b=3である。m,n;0又は正の整数。l;正の整数。x;0又は正の整数、y;0又は正の整数で示され、x及びyが同時に0では無い。但し、n+bは1以上の整数。] 【0016】このようなポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンは、市販品として、シリコンKF−6011,KF6012,KF−6013,KF−6015,KF−6016,KF−6017,X−22−4991(何れも、信越化学工業社製)、NUCシリコンL7002(日本ユニカー社製)、SH−3772C、SH−3775C(何れも、東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)等が挙げられる。また、成分(c)は、乳化安定性の観点より、HLBが6以下であることが好ましい。 【0017】 R4aR5bR6cSiO(4-a-b-c)/2 …(2) [式中、R4;同一又は異なってもよく、炭素数1〜10のアルキル基、水素原子、アリール基、アラルキル基、フッ素置換アルキル基。R5;−CmH2m−O−(C2H4O)d−(C3H6O)e−R7で示される基(式中、m;1〜5の整数、d、eは0以上の整数、且つ、d+e≧1〜200であり、R7;水素原子若しくは炭素数1〜5の一価炭化水素基又は−(CO)−R8で示される有機基、R8;炭素数1〜5の一価炭化水素基)。R6;炭素数10〜30の一価炭化水素基。a、b、cはそれぞれ1.0≦a≦2.5、0.001≦b≦1.5、0.001≦c≦1.5である。] 【0018】 R9aR10bR11cSiO(4-a-b-c)2 …(3) [式中、R9;同一又は異なってもよく、炭素数1〜10のアルキル基、水素原子、アリール基、アラルキル基、フッ素置換アルキル基。R10;−CmH2m−O−(C2H4O)d−(C3H6O)e−R12で示される基(式中、mは1〜5の整数、d、eは0以上の整数、且つ、d+e≧1〜200であり、R12は水素原子若しくは炭素数1〜5の一価炭化水素基又は−(CO)−R13で示される有機基、R13は炭素数1〜5の一価炭化水素基)。R11;−CnH2n−O−(C2H4O)f−(C3H6O)g−R14(式中、nは1〜5の整数、f、gは0以上の整数、且つ、f+g≧0〜200であり、R14は炭素数10〜30の一価炭化水素基)。a、b、cはそれぞれ1.0≦a≦2.5、0.001≦b≦1.5、0.001≦c≦1.5である。] 【0019】このような長鎖アルキル含有ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンは、市販品として、ABIL EM−90、ABIL B9806(何れも、ゴールドシュミット社製)、シリコンKF−6026(信越化学工業社製)等が挙げられる。 【0020】本発明の油中水型乳化化粧料における成分(c)の含有量は、0.1〜10%が好ましい。この範囲で用いると、乳化安定性に優れる油中水型乳化化粧料を得ることができる。尚、本発明の油中水型乳化化粧料には、乳化助剤として、成分(c)以外の界面活性剤を併用することも可能である。 【0021】本発明の油中水型乳化化粧料には、上記成分の他に水を含有する。本発明の油中水型乳化化粧料における水の含有量は、5〜80%が好ましく、10〜70%が特に好ましい。この範囲で用いると、使用感と乳化安定性がより優れる油中水型乳化化粧料を得ることができる。 【0022】本発明の油中水型乳化化粧料には、更に、成分(d)としてシリコーン油を含有させることができる。本発明に用いられるシリコ−ン油は、通常化粧料に用いられるものであり、例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等の鎖状シリコーン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン等の環状シリコーン、フッ素変性ポリシロキサン、アミノ変性ポリシロキサン、脂肪酸変性ポリシロキサン、高級アルコール変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン等の変性シリコーン等が挙げられ、これらを一種又は二種以上用いることができる。この中でも、成分(d)として、低分子量の鎖状シリコーン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン等の揮発性のシリコーン油を選択すると、化粧持続性が特に優れる油中水型乳化化粧料を得ることができる。本発明の油中水型乳化化粧料に成分(d)を含有する場合の含有量は、油相中の50〜100%が好ましい。 【0023】本発明の油中水型乳化化粧料には、上記成分に加え、目的に応じて本発明の効果を損なわない量的、質的範囲において、成分(d)以外の油剤、成分(c)以外の界面活性剤、油ゲル化剤、未処理粉体、水性成分、水溶性高分子、紫外線吸収剤、ベントナイト,ヘクトライト,スメクタイト等の水性ゲル化剤、酸化防止剤、パラオキシ安息香酸誘導体,フェノキシエタノール等の防腐剤、ビタミンA,B6,B12,C,E等のビタミン類、キレート剤、ローズマリーエキス,カミツレエキス,ニンジン抽出物,センブリ抽出物,カテキン,カテキン誘導体,カンゾウ抽出物,ソウハクヒ抽出物,ホップ抽出物,コラーゲン,ヒアルロン酸,ヒアルロン酸誘導体,トレハロース,アロエエキス等の美容成分、メントール,カンファ,ソルビトール等の清涼剤、香料等の通常化粧料に汎用される成分を含有することができる。 【0024】本発明の油中水型乳化化粧料には、上記成分の他に、成分(a)を希釈するためや、粉体の粉っぽさを低減するため、感触調整剤、エモリエント剤等の目的で、通常化粧料に用いられる油剤を含有することができる。ここで用いられる油剤としては、動物油、植物油、合成油等の起源及び、固形油、半固形油、液体油、揮発性油等の性状を問わず、炭化水素類、油脂類、ロウ類、硬化油類、エステル油類、脂肪酸類、高級アルコール類、フッ素系油類、ラノリン誘導体類等の油剤が挙げられる。具体的には、流動パラフィン,スクワラン,ワセリン,パラフィンワックス,セレシンワックス,マイクロクリスタリンワックス,モクロウ,モンタンワックス,フィッシャートロプシュワックス等の炭化水素類、オリーブ油,ヒマシ油,ホホバ油,ミンク油,マカデミアンナッツ油等の油脂類、ミツロウ,カルナウバワックス,キャンデリラワックス,ゲイロウ等のロウ類、セチルイソオクタネート,ミリスチン酸イソプロピル,パルミチン酸イソプロピル,ミリスチン酸オクチルドデシル,トリオクタン酸グリセリル,ジイソステアリン酸ジグリセリル,トリイソステアリン酸ジグリセリル,トリベヘン酸グリセリル,ロジン酸ペンタエリスリットエステル,ジオクタン酸ネオペンチルグリコール,コレステロール脂肪酸エステル,N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・ベヘニル・オクチルドデシル)等のエステル類、ステアリルアルコール,セチルアルコール,ラウリルアルコール,オレイルアルコール,イソステアリルアルコール,ベヘニルアルコール等の高級アルコール類、パーフルオロポリエーテル,パーフルオロデカン,パーフルオロオクタン等のフッ素系油剤類、ラノリン,酢酸ラノリン,ラノリン脂肪酸イソプロピル,ラノリンアルコール等のラノリン誘導体類等が挙げられ、これらを一種又は二種以上用いることができる。本発明の水中油型化粧料における油剤の含有量は、乳化安定性、使用感の観点より、1〜50%が好ましく、5〜40%がより好ましい。 【0025】本発明の油中水型乳化化粧料には、上記成分の他に、乳化助剤及び分散剤として界面活性剤を含有させることができる。このような界面活性剤としては、陰イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン性界面活性剤等が挙げられ、これらを一種又は二種以上用いることができる。具体的には、陰イオン性界面活性剤として、ステアリン酸,ラウリン酸,ミリスチン酸,ベヘン酸,イソステアリン酸,オレイン酸,12−ヒドロキシステアリン酸等の脂肪酸とナトリウム,カリウム,トリエタノールアミン等のアルカリ物質により形成される脂肪酸石鹸類、アシルグルタミン酸塩類、アルキルリン酸塩、ポリオキシアルキレン付加アルキルリン酸塩等が挙げられる。陽イオン性界面活性剤としては、アルキルアミン塩、アルキル四級アンモニウム塩等が挙げられる。両性界面活性剤としては、N,N−ジメチル−N−アルキル−N−カルボキシルメチルアンモニウムベタイン、N,N−ジアルキルアミノアルキレンカルボン酸、N,N,N−トリアルキル−N−スルフォアルキレンアンモニウムベタイン、N,N−ジアルキル−N,N−ビス(ポリオキシエチレン硫酸)アンモニウムベタイン、2−アルキル−1−ヒドロキシエチル−1−カルボキシメチルイミダゾリニウムベタイン、レシチン、リン脂質等が挙げられる。非イオン性界面活性剤としては、グリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、プロピレングリコール脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビタン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビトールの脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリアルキレングリコール脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、グリセリンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ラノリンのアルキレングリコール付加物等が挙げられ、これらを一種又は二種以上用いることができる。本発明の油中水型乳化化粧料に前記界面活性剤を含有する場合の含有量は、界面活性剤の種類、油剤の量及び質により変動するが、概ね0.01〜20%が好ましい。 【0026】本発明の油中水型乳化化粧料には、上記成分の他に、安定化剤及び感触調整剤として、油ゲル化剤を含有させることができる。このような油ゲル化剤としては、デキストリン脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、デンプン脂肪酸エステル、イソステアリン酸アルミニウム,ステアリン酸カルシウム,部分架橋型オルガノポリシロキサン、有機変性ベントナイト、煙霧状無水ケイ酸等が挙げられ、これらを一種又は二種以上用いることができる。本発明の油中水型乳化化粧料に前記油ゲル化剤を含有する場合の含有量は、概ね0.1〜10%が好ましい。 【0027】本発明の油中水型乳化化粧料には、上記成分の他に、感触調整剤、保湿剤、清涼剤、防腐剤等として、水性成分を含有することができる。このような水性成分としては、プロピレングリコール,1,3−ブチレングリコール,ジプロピレングリコール等の多価アルコール類、グリセリン,ジグリセリン,ポリグリセリン等のグリセロール類、ソルビトール,マルチトール,ショ糖,デンプン糖等の糖類、グアーガム,スクレロチウムガム,ジェランガム,ペクチン,寒天,コンドロイチン硫酸ナトリウム,ヒアルロン酸,アラビアガム,アルギン酸ナトリウム,カラギーナン,キサンタンガム,ローカストビーンガム,メチルセルロース,ヒドロキシエチルセルロース,カルボキシメチルセルロース,カルボキシビニルポリマー,アルキル変性カルボキシビニルポリマー,ポリビニルアルコール,ポリビニルピロリドン,ポリアクリル酸ナトリウム等の水溶性高分子、塩化ナトリウム,塩化マグネシウム,乳酸ナトリウム等の塩類、アロエベラ,ハマメリス,キュウリ,レモン,ラベンダー,ローズ等の植物抽出液等が挙げられ、これらを一種又は二種以上用いることができる。本発明の油中水型乳化化粧料に前記水性成分を含有する場合の含有量は、概ね0.1〜30%が好ましい。 【0028】本発明の油中水型乳化化粧料には、上記成分の他に、紫外線吸収剤を含有することができる。このような紫外線吸収剤としては、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸ナトリウム、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸ナトリウム、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2’4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2,4,6−トリアニリノ−パラ−(カルボ−2’−エチルヘキシル−1’−オキシ)−1、3、5−トリアジン等のベンゾフェノン系、サリチル酸−2−エチルヘキシル、サリチル酸フェニル、サリチル酸ホモメンチル等のサリチル酸系、パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸エチル、パラアミノ安息香酸グリセリル、パラジメチルアミノ安息香酸アミル、パラジメチルアミノ安息香酸アミル−2−エチルヘキシル、パラジヒドロキシプロピル安息香酸エチル等のPABA系、p−メトキシ桂皮酸−2−エチルヘキシル、4−メトキシ桂皮酸−2−エトキシエチル等のシンナメート系、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、4−tert−4’−メトキシジベンゾイルメタン等のジベンゾイルメタン系、オキシベンゾン系、ジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリシンプロピオン酸−2−エチルヘキシル等が挙げられ、これらを一種又は二種以上用いることができる。 【0029】本発明の油中水型乳化化粧料は、スキンケア化粧料、メーキャップ化粧料、頭髪化粧料の何れの化粧料にも応用可能であるが、本発明の効果が顕著に発揮される化粧料は、ファンデーション、下地料、コントロールカラー、コンシーラー、アイカラー、口紅等のメーキャップ化粧料や日焼け止め化粧料である。また、本発明の油中水型乳化化粧料の形態は、液状、乳液状、クリーム状、ゲル状、固形状の何れでも良い。 【0030】 【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明を更に詳細に説明する。尚、これらは本発明を何ら限定するものではない。 【0031】実施例1〜9及び比較例1〜5:クリーム状ファンデーション表1〜3に示す組成のクリーム状ファンデーションを以下に示す製造方法により調製し、「粉体の分散性」、「肌への密着性」、「化粧膜の柔軟性」、「化粧持続性」の各項目について以下に示す評価方法及び判定基準により評価し、結果を併せて表1〜3に示した。 【0032】 【表1】
【0033】 【表2】
【0034】 【表3】
【0035】(製造方法) A:成分1〜12を混合溶解する。 B:Aに成分13〜24を添加して、混合分散する。 C:成分25〜27を混合溶解する。 D:Bを攪拌しながら、Cを添加し、乳化する。 E:Dを容器に充填し、クリーム状ファンデーションを得た。 【0036】[評価方法:粉体の分散性]上記実施例及び比較例のクリーム状ファンデーションを、ガラス板に厚さ25μmのアプリケーターを用いて薄膜を引き、粉体の凝集性を観察し、下記判定基準より判定した。 (観察結果) :(判定) 粉体の凝集が観察されない : ◎僅かに粉体の凝集が観察される : △明らかに粉体の凝集が観察される: ×【0037】[評価方法:肌への密着性、化粧膜の柔軟性、化粧持続性]上記実施例及び比較例のクリーム状ファンデーションを、化粧品専門パネル20名に使用してもらい、「肌への密着性」、「化粧膜の柔軟性」について、各パネルがファンデーション毎に以下の評価基準により評点を付し、各ファンデーション毎に全パネルの評点の平均点を算出し、以下の判定基準により判定した。尚、「化粧持続性」については、ファンデーション塗布後、5時間後の状態を評価した。 〔評価基準〕 使用感 : 評点非常に良好 : 5点良好 : 4点普通 : 3点やや不良 : 2点不良 : 1点〔判定基準〕 全パネルの評点の平均点 : 判定4.5以上 : ◎3.5以上〜4.5未満 : ○2.0以上〜3.5未満 : △2.0未満 : ×【0038】表1〜3の結果から明らかなように、本発明に係わる実施例1〜9のクリーム状ファンデーションは、「粉体の分散性」、「肌への密着性」、「化粧膜の柔軟性」、「化粧持続性」の全ての項目に優れた油中水型乳化化粧料であった。一方、成分(a)を含有しない比較例1では、粉体の分散性と肌への密着性が劣っていた。また、成分(b)を含有しない比較例2では、粉体の分散性と化粧持続性が劣っていた。更に、成分(c)を含有しない比較例3では、粉体の分散性と肌への密着性、化粧持続性が劣っていた。そして、成分(a)の代わりにロジン酸ペンタエリスリットを含有した比較例4では、化粧膜の柔軟性に、成分(a)の代わりにキャンデリラワックスを含有した比較例5では、粉体の分散性、化粧膜の柔軟性等が劣っていた。 【0039】 実施例10:乳液状ファンデーション(成分) (質量%) 1.トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 5 2.デカメチルシクロペンタシロキサン 25 3.セスキオレイン酸ソルビタン 0.5 4.ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン(注6) 2.5 5.架橋型ポリエーテル変性 オルガノポリシロキサン混合物(注7) 3 6.本発明の成分(a)の樹脂分(注8) 3 7.フッ素化合物処理酸化チタン(注9) 10 8.フッ素化合物処理タルク(注9) 2 9.フッ素化合物処理ベンガラ(注9) 0.110.フッ素化合物処理黒酸化鉄(注9) 0.511.フッ素化合物処理黄酸化鉄(注9) 1.512.パラオキシ安息香酸メチル 0.113.エタノール 614.ジプロピレングリコール 115.精製水 残量※注6:X−22−4991(信越化学工業社製) 注7:シリコンKSG−21(信越化学工業社製) 注8:樹脂分65%、遊離アルコール18%、遊離脂肪酸9%、エステル5%、炭化水素3%、軟化点:35〜40℃。 注9:パーフルオロアルキルリン酸エステルジエタノールアミン塩5%処理【0040】(製造方法) A:成分1〜6を混合する。 B:Aに成分7〜11を添加して、混合分散する。 C:成分12〜15を混合溶解する。 D:Bを攪拌しながら、Cを添加し、乳化する。 E:Dを容器に充填し、乳液状ファンデーションを得た。 実施例10の乳液状ファンデーションは、「粉体の分散性」、「肌への密着性」、「化粧膜の柔軟性」、「化粧持続性」の全ての項目に優れた油中水型乳化化粧料であった。 【0041】 実施例11:振とう分散タイプ液状日焼け止め料(成分) (質量%) 1.ジ−2−エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール 8 2.リンゴ酸ジイソステアリル 4 3.パラメトキシケイヒ酸2−エチルヘキシル 3 4.本発明の成分(a)の樹脂分(注5) 2 5.オクタメチルシクロテトラシロキサン 8 6.デカメチルシクロペンタシロキサン 9 7.セスキオレイン酸ソルビタン 0.1 8.ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン(注2) 1.7 9.カルナウバワックス処理酸化チタン(注10) 510.ナイロン末(注11) 211.ラウリン酸亜鉛処理タルク(注12) 312.パラオキシ安息香酸メチル 0.113.1,3−ブチレングリコール 414.エタノール 1215.精製水 残量※注10:カルナウバワックス2%処理 注11:ナイロン12 SP−500(東レ社製) 注12:ラウリン酸亜鉛6%処理【0042】(製造方法) A:成分1〜8を混合する。 B:Aに成分9〜11を添加して、混合分散する。 C:成分12〜15を混合溶解する。 D:Bを攪拌しながら、Cを添加し、乳化する。 E:Dを容器に充填し、振とう分散タイプ液状日焼け止め料を得た。 実施例11の振とう分散タイプ液状日焼け止め料は、「粉体の分散性」、「肌への密着性」、「化粧膜の柔軟性」、「化粧持続性」の全ての項目に優れた油中水型乳化化粧料であった。 【0043】 実施例12:固形状ファンデーション(成分) (質量%) 1.ポリエチレンワックス(注4) 2 2.セレシンワックス 3 3.スクワラン 5 4.マカデミアンナッツ油 2 5.2−エチルヘキサン酸セチル 5 6.本発明の成分(a)の樹脂分(注5) 3 7.セスキオレイン酸ソルビタン 0.5 8.ジメチルポリシロキサン 10 9.デカメチルシクロペンタシロキサン 510.長鎖アルキル含有ポリオキシアルキレン 変性オルガノポリシロキサン(注3) 311.シリコーン処理酸化チタン(注13) 1012.シリコーン処理タルク(注13) 213.シリコーン処理ベンガラ(注13) 0.514.シリコーン処理黄酸化鉄(注13) 215.シリコーン処理黒酸化鉄(注13) 0.316.パラオキシ安息香酸メチル 0.217.塩化ナトリウム 0.218.精製水 残量※注13:メチルポリシロキサン2%処理【0044】(製造方法) A:成分1〜10を混合溶解する。 B:Aに成分11〜15を添加して、混合分散する。 C:成分16〜18を混合溶解する。 D:Bを攪拌しながら、Cを添加し、乳化する。 E:Dを容器に溶融充填し、固形状ファンデーションを得た。 実施例12の固形状ファンデーションは、「粉体分散性」、「肌への密着性」、「化粧膜の柔軟性」、「化粧持続性」の全ての項目に優れた油中水型乳化化粧料であった。 【0045】 実施例13:スティック状コンシーラー(成分) (質量%) 1.キャンデリラワックス 4 2.パラフィンワックス 1 3.N−アシル−L−グルタミン酸 (コレステリル・ベヘニル・オクチルドデシル) 5 4.スクワラン 残量 5.トリイソステアリン酸ジグリセリル 10 6.本発明の成分(a)の樹脂分(注5) 4 7.ジメチルポリシロキサン 10 8.セスキオレイン酸ソルビタン 1.5 9.ポリオキシアルキレン変性 オルガノポリシロキサン(注14) 310.フッ素化合物処理酸化チタン(注9) 1511.フッ素化合物処理タルク(注9) 512.フッ素化合物処理ベンガラ(注9) 0.513.フッ素化合物処理黄酸化鉄(注9) 214.フッ素化合物処理黒酸化鉄(注9) 115.アルキル変性カルボキシビニルポリマー(注15) 0.116.パラオキシ安息香酸メチル 0.117.塩化ナトリウム 0.118.精製水 15※注14:SH3775C(東レ・ダウコーニング社製) 注15:カーボポール1342(BFグッドリッチ社製) 【0046】(製造方法) A:成分1〜9を混合溶解する。 B:Aに成分10〜14を添加して、混合分散する。 C:成分15〜18を混合溶解する。 D:Bを攪拌しながら、Cを添加し、乳化する。 E:Dを容器に溶融充填し、スティック状コンシーラーを得た。 実施例13のスティック状コンシーラーは、「粉体の分散性」、「肌への密着性」、「化粧膜の柔軟性」、「化粧持続性」の全ての項目に優れた油中水型乳化化粧料であった。 【0047】 実施例14:乳液状コントロールカラー(成分) (質量%) 1.ジカプリン酸プロピレングリコール 5 2.硬化油 0.3 3.ジ−2−エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール 10 4.デキストリン脂肪酸エステル(注16) 1.5 5.流動パラフィン 5 6.有機変性粘土鉱物(注17) 0.7 8.ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン(注2) 2 9.セスキオレイン酸ソルビタン 0.510.モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン 0.311.本発明の成分(a)の樹脂分(注8) 112.シリコーン処理ベンガラ被覆雲母チタン(注18) 513.シリコーン処理タルク(注11) 214.シリコーン処理ベンガラ(注11) 0.115.フェノキシエタノール 0.316.エタノール 1017.精製水 残量※注16:レオパールTL(千葉製粉社製) 注17:ベントン38(NLインダストリー社製) 注18:SA−ジェムトーンタンオパール(三好化成社製) 【0048】(製造方法) A:成分1〜11を混合する。 B:Aに成分12〜14を添加して、混合分散する。 C:成分15〜17を混合溶解する。 D:Bを攪拌しながら、Cを添加し、乳化する。 E:Dを容器に充填し、乳液状コントロールカラーを得た。 実施例14の乳液状コントロールカラーは、「粉体の分散性」、「肌への密着性」、「化粧膜の柔軟性」、「化粧持続性」の全ての項目に優れた油中水型乳化化粧料であった。 【0049】 実施例15:乳液状下地料(成分) (質量%) 1.パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 5 2.デカメチルシクロペンタシロキサン 6 3.スクワラン 5 4.ジメチルポリシロキサン 1 5.有機変性粘土鉱物(注17) 0.8 6.本発明の成分(a)の樹脂分(注5) 0.5 7.セスキオレイン酸ソルビタン 0.5 8.ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン(注2) 2.5 9.シリコーン処理雲母チタン(注19) 310.シリコーン処理ベンガラ(注13) 0.0211.シリコーン処理黒酸化鉄(注13) 0.0112.シリコーン処理黄酸化鉄(注13) 0.213.シリコーン処理タルク(注13) 314.プロピレングリコール 115.エタノール 616.塩化ナトリウム 0.517.精製水 残量※注19:SA−チミロンスーパーレッド(三好化成社製) 【0050】(製造方法) A:成分1〜8を混合する。 B:Aに成分9〜13を添加して、混合分散する。 C:成分14〜17を混合溶解する。 D:Bを攪拌しながら、Cを添加し、乳化する。 E:Dを容器に充填し、乳液状下地料を得た。 実施例15の乳液状下地料は、「粉体の分散性」、「肌への密着性」、「化粧膜の柔軟性」、「化粧持続性」の全ての項目に優れた油中水型乳化化粧料であった。 【0051】 実施例16:固形状アイカラー(成分) (質量%) 1.スクワラン 10 2.デカメチルシクロペンタシロキサン 15 3.ジメチルポリシロキサン 5 4.2−エチルヘキサン酸セチル 7 5.本発明の成分(a)の樹脂分(注5) 1 6.長鎖アルキル含有ポリオキシアルキレン変性 オルガノポリシロキサン(注3) 3 7.セスキオレイン酸ソルビタン 1 8.ポリエチレンワックス 3 9.フッ素化合物処理雲母チタン(注9) 510.シリコーン処理赤色226号(注20) 111.無水ケイ酸 312.1,3−ブチレングリコール 313.エタノール 214.精製水 残量※注20:メチルハイドロジェン5%処理【0052】(製造方法) A:成分1〜8を混合する。 B:Aに成分9〜11を添加して、混合分散する。 C:成分12〜14を混合溶解する。 D:Bを攪拌しながら、Cを添加し、乳化する。 E:Dを容器に溶融充填し、固形状アイカラーを得た。 実施例16の固形状アイカラーは、「粉体分散性」、「肌への密着性」、「化粧膜の柔軟性」、「化粧持続性」の全ての項目に優れた油中水型乳化化粧料であった。 【0053】 実施例17:スキンクリーム(成分) (質量%) 1.トリメチルシロキシシリケート 3 2.ジメチルポリシロキサン 10 3.セチルイソオクタネート 10 4.スクワラン 10 5.マイクロクリスタリンワックス 9 6.セレシンワックス 5 7.本発明の成分(a)の樹脂分(注5) 1 8.ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン(注21)2.5 9.フッ素化合物処理ナイロン末(注22) 310.精製水 残量11.尿素 312.ジグリセリン 113.プロピレングリコール 514.パラオキシ安息香酸メチル 0.3※注21:シリコンKF6017 注22:FKD−ナイロンSP−500(大東化成工業社製) 【0054】(製造方法) A:成分1〜8を混合する。 B:Aに成分9を添加して、混合分散する。 C:成分10〜14を混合溶解する。 D:Bを攪拌しながら、Cを添加し、乳化する。 E:Dを容器に充填し、スキンクリームを得た。 実施例17のスキンクリームは、「粉体の分散性」、「肌への密着性」、「化粧膜の柔軟性」、「潤い感の持続性」の全ての項目に優れた油中水型乳化化粧料であった。 【0055】 【発明の効果】以上詳述したように、本発明の油中水型乳化化粧料は、肌への密着性に優れながら、化粧膜の柔軟性にも優れ、化粧持続性及び粉体分散性が良好な油中水型乳化であった。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000145862 【氏名又は名称】株式会社コーセー
|
| 【出願日】 |
平成13年5月31日(2001.5.31) |
| 【代理人】 |
|
| 【公開番号】 |
特開2002−363029(P2002−363029A) |
| 【公開日】 |
平成14年12月18日(2002.12.18) |
| 【出願番号】 |
特願2001−163883(P2001−163883) |
|